P「ハイパーヨーヨー、ミニ四駆」小鳥「たまごっち!」 (61)

P「お、ウンチしてるな。今流してやるからなー」ポチポチ

春香「プロデューサーさん、何してるんですか?」

美希「見たことないオモチャなの」

P「えっ、お前達知らないのか?うわぁ、ジェネレーションギャップを感じちゃうなぁ」

千早「ストラップか何かですか?…にしては少し大きい気もしますけど」

P「はぁ、しょうがない。……小鳥さん、教えてやってくださいよ」

小鳥「任せてくださいプロデューサーさん!いい、みんな?これはね、デジモンっていうのよ」

春香「デジモン?」

美希「あ、それならミキ知ってるの!ピカチュウとかいるヤツだよね☆」

P「それはポケモンだな」

美希「違うの?」

P「まぁ俺や小鳥さんが子供の頃に流行ったモノだからな。もう20年近く前だし、お前達が知らないのも無理はないかな」

美希「20年!?ミキが生まれるずっと前なの!」

小鳥「ぴ、ぴよぉ…」

春香「そんな昔のモノを今までずっと大事に持っておいたんですか?」

P「いやいや、部屋の片付けしてたらたまたま見つけてな。懐かしくて試しに電池交換したら電源入ったからさ、持ってきちゃった」

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千早「どういったオモチャなんですか?」

P「たまごっちにバトル要素が加わった感じかな」

千早「たまごっち…ですか」

P「あれ、たまごっちも知らないか?ブームがヤバかったぞ。売り切れ続出で、たまごっち持ってるヤツなんかクラスのヒーローみたいなもんだったからな」

小鳥「懐かしいですねーたまごっち!私もお父さんが買ってきてくれて、とても嬉しかった覚えがあります」

P「おおっ、小鳥さんさすが同世代!話せますねぇ!」

小鳥「うふふ。あ、たまごっちといえば聞いてくださいプロデューサーさん!私、たまごっちを買ってもらって一回目に育てた時にまめっちに育てる事ができたんですよ♪」

P「まめっちって……えっ、確かすごく大事に育てないと進化しないっていうあのレアたまごっちのまめっちですか?す、すげぇ…!」

小鳥「本当に大事に育ててましたからね。おかげでお母さんに勉強しなさいって怒られたり…」

P「ははっ、なんか想像できて微笑ましいなぁ」

小鳥「他にも、大事に育ててきたたまごっちがある日突然おやじっちになってた時はショックで泣いちゃったり…うふふ」

P「あー!おやじっち居ましたねー。確かにそれは小学生の女の子にとってはショックでしたでしょうねー。あと何気に小鳥さんの可愛かったエピソードを聞いてしまった」

小鳥「も、もうっ、プロデューサーさん恥ずかしいのでやめてください~」

P「はっはっは」



春香「な、なんか…」

美希「全然会話についていけないの」

千早「そうね…」


P「小鳥さんは小学生の頃ってどんな遊びしてたんですか?」

小鳥「小学生の頃ですか?そうですね、基本的には室内で遊ぶことが多かったかもしれません。絵を描いたり少女マンガ読んだり、シールの交換したり…」

P 「ふむふむ。やっぱりどこも似たような感じなんですね。ちなみに好きなマンガはなんだったんですか?」

小鳥「私、りぼん派だったので、ママレード・ボーイ、姫ちゃんのリボン、赤ずきんチャチャ、それにこどものおもちゃ、あとはあさりちゃんなんか読んでました」

P「おお、俺も読んでましたよー!」

小鳥「え?」

P 「ちなみにセーラームーンはヴィーナス一択でしたね当時は。いやぁ懐かしいなぁ」

小鳥「……プロデューサーさんって、妹さんとかいらっしゃいましたっけ?」

P 「ああいや、近所に従姉妹が住んでたのでよく一緒に遊んでたんですよ。俺のコロコロと従姉妹のりぼん交換して読んだり」

小鳥「あ、そうだったんですね!りぼん読んでたって聞いて少しびっくりしちゃいました」

P 「いやぁ、お恥ずかしい」



美希「ハニーがなんか従姉妹がいるーって言ってたの」

春香「え、でも一緒に遊んでたのって昔の話でしょ?」

千早「それよりプロデューサーのコロコロとプロデューサーの従姉妹のりぼんを交換って…どういう意味なのかしら」

美希「ナゾなの」

春香「マンガが関係しているみたいだけど、とりあえずスルーしとこう」

千早「……うーん、気になるわ」


小鳥「プロデューサーさんはどうだったんですか?」

P「え、俺ですか?俺は外で遊ぶときはサッカーばっかりやってましたね」

小鳥「あ、まさかプロデューサーさん…」

P「はい、キャプテン翼世代です!」ドヤ

小鳥「そういえば男の子たちはサッカーばかりやってたような気がします」

P 「オーバーヘッドキックや雷獣シュート、そしてスカイラブハリケーンを真似して痛い思いしたのも今となっては良い思い出ですよ」

小鳥「ふふっ、プロデューサーさんはわんぱくだったんですね。ちなみに室内ではどんな遊びを?」

P 「室内では主にポケモン、テリワン、デジモン、ミニ四駆、ハイパーヨーヨー、あたりです。もう鉄板でしたねどれも」

小鳥「んー、確かにどれも流行ってましたねぇ」

美希「なんか呪文みたいなの」

春香「ポケモンってあのポケモンですよね?」

P 「ああ。ただしポケモン赤緑青の話だけどな。金銀もハマったけど初代ほどではなかった」

千早「あの、それって…ゲームですよね?」

P 「そうだな。まぁポケモンカードとかも一時期流行ったけど、カードだけでいえば遊戯王の方が人気だったかな」

春香「テリワンっていうのは何ですか?」

P「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド 略してテリワンな」

美希「それもゲーム?」

P 「ああ。ちょうどゲームボーイカラーが出た頃で、一緒に買って貰ったなぁ」

春香「えっ、それまではカラーじゃなかったって事ですか?」

P 「そうだな。でもあの頃があって今があるって事を考えると、歴史的な技術の進化を生で経験してたんだなーって感慨深くなるよ」

小鳥「そうですね。今のゲーム機なんかカラーどころかカメラ機能まで付いてたりしますから、本当に凄いですよね」

P「ゲームやマンガ、アニメは日本の宝だって感じさせてくれますね」

春香「深いなぁ。じゃあミニ四駆っていうのは何なんですか?」

P 「それは男のロマンだな」

美希「ロマンなの?」

P 「ああ。もうなんていうか、燃え尽きたよ完全に。当時の男の子は全員お年玉とか全ツッパの勢いで流行った」

千早「凄い人気だったんですね」

P 「本当に凄い人気だったなぁ。………あぁ、海へと消えた俺のトライダガーX……うぅっ」グスッ

美希「…どういうこと?」

小鳥「ミニ四駆は海の近くでは走らせないようにしましょう…って事かなぁ。プロデューサーさん御愁傷様でした」チーン

千早「あの、一番気になっていたんですけど…ヨーヨーってプロデューサーの幼い頃に流行るようなモノだったんてすか?」

P 「よくぞ聞いてくれた千早!」

美希「あ、復活したの」

P「ヨーヨーはヨーヨーでもハイパーヨーヨーだからな。もう、もんの凄い人気で、たまごっち並に手に入らなかったりしたからな」

春香「えっ、ヨーヨーがですか?」

P 「確かにヨーヨーなんだが、これまでのヨーヨーとは明らかに一線を画したヨーヨーだったからな」

美希「例えるとどんなカンジなの?」

P 「うーん……これまでのヨーヨーが一瞬だけ透明人間になれる能力だとすると、ハイパーヨーヨーは透明になったあと数十秒自由に動ける能力であるくらいの差かな」

美希「す、すごいの!ハイパーヨーヨーすごいの!」

P 「だろ?でもパチモンには要注意だぞ。おそらく響あたりはパチモンを掴まされるだろうな」

美希「?」

小鳥「そういえばハイパーヨーヨーって色々な技がありましたよね?犬の散歩とかブランコとか」

P 「おっ、流石は小鳥さん!わかってますねぇ!ふぅ、俺の十八番であるアラウンド・ザ・ワールドを皆にお披露目……うぅ、俺のステルスブレイン…」グスッ

春香「あらら、また泣いちゃった」

P 「うぅぅ……ひっく…」グスッ

美希「ガチ泣きしてるの」

千早「どうしたのかしらプロデューサー」

小鳥「紐が切れてヨーヨーがどこかへ飛んでいったか、コンクリートに落ちてヨーヨーが壊れたか…どっちかでしょうね」

P 「うわぁぁぁぁん!俺のトライダガーXぅぅぅ!ビークスパイダーぁぁあ!」

春香「またミニ四駆に戻ってる…」

美希「もう話題を変えるしかないの。というわけで小鳥、頼んだの!」

小鳥「えぇっ、私!?」

千早「音無さんだけが頼りなんです。お願いします」

小鳥「う~ん、じゃあ…えーと」

小鳥「あっ、だったらプロデューサーさん、アレ覚えてますか?」

P「ぐすっ…アレってなんですか?」

小鳥「あ……えっと、名前なんだったかしら?喋るぬいぐるみなんですけど」

P「ああー、ありましたねぇ!なんか鳥みたいでこれくらいの大きさで。うーん、ビーバー…いやバービーだったか?でもバービーは人形だしなぁ」

小鳥「! プロデューサーさんナイスです!」

P「えっ、まさか小鳥さん思い出したんですか!?」

小鳥「うふふ、聞きたいですか?」

P 「ちょ、何焦らしてるんですか!早くください!くださいよぉ!」

小鳥「………ファービー」ボソッ

P「ファービー……そう、ファービーですよ!うわ懐かしい。名前聞いただけでなんかウキウキしてきた」

小鳥「欲しかったんですけどね。買って貰えませんでした…」プクー

P「よしよし、よく我慢したエライエライ」ナデナデ

小鳥(あっ………えへへ♪)

美希「むっ、ずるいの!」

P「いやぁ、でも今冷静に思うとアレ買ってもらわなくて正解だと思いますよ」

小鳥「えっ、どうしてですか?」

P「今の時代ならまだしも、十数年前のオモチャですからね。声が認識されにくくて反応がなかったり、他にも会話パターンが少なくてすぐに飽きちゃってた恐れだってありますよ」

小鳥「そ、それはそうですけど……でも、当時は欲しかったんですぅ!」

P「はっはっは、そこまで欲しかったんならしょうがない。さみしがり屋の小鳥さんの為に明日買って来ますよ?もしお望みならね!」

小鳥「もうっ、欲しかったのは当時の話で今は別に……あっ、それってまさか私が独り身で毎日寂しいからだって言いたいんですか?プロデューサーさんのいじわる、もう知りません」プイッ

P 「ガーン…」

小鳥「………」チラッ

P 「チャラリ~鼻から牛乳ー♪」

小鳥「…………ぷっ、あはは、それも懐かしいですねー」

P「いやぁすみません。なんかパッとフレーズが浮かんでつい…ははは」



春香「な、なんか…」

美希「認めたくはないけど良いフンイキってカンジなの」

千早「そうね…」

春香「…なんかこのままじゃ色々とマズイ気がしない?」

美希「小鳥だと思って油断してたけど、なんだかとってもマズイの」

千早「そうかしら?二人ともとても楽しそうだわ」

春香「もうなに言ってるの千早ちゃん、だから危険なんだよ」

美希「千早さんはノンキ過ぎって思うな」

千早「?」

春香「なんとか会話に参加しないとどんどんと二人の仲が進展していきそう」

美希「阻止するの」

千早「会話に参加って…二人ともできるの?」

春香「やるしかないよ!」

美希「やるの!もちろん千早さんもだよ!」

千早「できるかしら…」

P 「いやぁ、それにしてもあの頃はゲームが全盛期だったなぁ。小鳥さん、スーファミって持ってました?」

小鳥「あ、はい。カセットはそんなに多くはなかったんですけど」

P「何のカセットだったか当てましょうか?ズバリ、スーパーマリオワールド!スーパーマリオカート!」

小鳥「ど、どちらも正解です…!」

P「あとセーラームーン!」

小鳥「えっ、すごい!それも持ってました!」

P「これは際どいけど……えいっ!ファイヤー!アイスストーム!ダイヤキュート!」

小鳥「ばよえ~ん!」

P 「………」

小鳥「あ、あの…つまり今のはぷよぷよ持ってましたっていう意味で…」

P 「………」

小鳥「うぅ…」

P 「くくっ、小鳥さん酔ってるんですか?」

小鳥「も、もうっ!プロデューサーさんに合わせてあげただけじゃないですか!」

P 「はっはっは、いやぁ楽しい」

小鳥「もうっ」

春香「あ、あの」

P「ん、どうした春香?」

春香「私もぷよぷよやった事ありますよ!」

P「お、そうなのか!ならぷよぷよ通とか知ってるか?」

春香「え、ぷよぷよ通?」

P 「俺はセガサターンも買って貰ってたから持ってたんだよなぁ。その頃から漫才デモがフルボイスになってさぁ…」

春香「す、すみません!私はぷよぷよフィーバーしか知らなくて…」

P 「ぁ……なんか一人で勝手に盛り上がってすまん。春香はフィーバーやってたんだな。逆に俺はフィーバーあたりからはあんまり知らないからさ…」

春香「そ、そうなんですね…残念です」

P 「そうだな…残念だ」

春香「はい……」

P ・春香「………」


美希「会話が終わっちゃったの」

千早「春香…」

小鳥「…と、ところでプロデューサーさんはどんなカセット持ってたんですか?」

P 「おっ、よくぞ聞いてくれました!…と言っても有名どころは大体持ってたんで面白味もないんですが」

美希「た、例えばどんなの持ってたの?」

P「んー、そうだな。まず一番始めに買ってもらったのは小鳥さんも持ってたスーパーマリオワールドだな。同時にザ・グレイトバトルとF-ZEROも買ってもらって」

美希「ふ~ん、いっぱい持ってるんだね!」

P 「何を言ってるんだ?全部で50本くらいあるんだから全然紹介出来てないぞ?他には確か…」

美希「わ、わかったの!ならハニーのお気に入りだったのだけ教えて欲しいな」

P 「そうか?んー、ならまずスト2にターボだろ?あと第4次スパロボにナイトガンダム物語、ff4、ドラクエ3、5、6、ドラゴンボール超武闘伝2、超サイヤ伝説、川のぬし釣り2やロックマンX2にそれから…」

美希「も、もう十分なの!」

P 「え、そうか?まだまだ語り足りないんだが」

千早「プロデューサーはシリーズモノがお好きなんですか?2以降が多いみたいですけど」

P「あー、確かに挙げたソフトを振り返るとそうなのかもな。あと単純に当時のゲーム会社のゲームを面白くするアイデアや技術が凄かったんだろう」

千早「そうなんですね。私はあまり興味ありませんけど、ゲームもいろいろと奥が深いみたい」

小鳥「ゲームもなかなか面白いのよ?それこそ千早ちゃんだったらぷよぷよみたいな落ちゲーが合ってそうな気もするけど」

P 「うんうん、千早はぷよぷよハマりそうな感じしますねー。オフの日に朝から暗くなるまで画面の前に釘付けになる姿が容易に瞼に浮かぶ」

千早「私がですか?まさか、ありえません」

P「俺ぷよぷよのアプリ持ってるから試しにやってみろよ。操作方法なんかはチュートリアルから始めればすぐわかるし。ほら」

千早「……では試しに一回だけ」

P 「ああ、きっとハマると思うぞ。あーなんか腹減ったな。そろそろお昼だし、俺奢るんでなんか食いに行きませんか?」

小鳥「え、いいんですか?」

P 「もちろんですよ。懐かし話ももっとしたいですし。俺、近場に友達全くいないからこういう話に飢えてるんですよ」

小鳥「ではお言葉に甘えちゃいます…!」

小鳥(やった!プロデューサーさんとランチ♪)

春香「え、あのプロデューサーさん…」

美希「ミキ達は…?」

P 「ん?なにやってんだお前らも早く行くぞ」

春香「! はい!」

美希「あはっ☆了解なの!」

千早「落ちてくるぷよを回転させながら4つ以上くっつけて消す……あっ、消えたわ!ほら春香見て!」

春香「はいはいー、千早ちゃんも行くよー」

P 「……思い出はプライスレス」

小鳥「ですね!」


おわり

特にオチのない話ですが以上です

小鳥とPが同年代なら思い出話に花が咲いて今よりも仲良くなってゆくゆくは…なんて妄想

読んでくれてありがとうございました

ちなみに今年3作目で例年に比べかなりハイペースに楽しく書けてます


リト「ん、なんだコレ?ララの発明品か?」ポチッ
ベジータ「ダニィ!?背水の逆転劇だとっ!?」
P「プレミアムPガチャ1回3000円です」
モバP「吟じます」
渋谷凛「エッチだってしたのにふざけないでよ」

過去作もよろしければ読んでみてください。もし感想頂ければ嬉しいです

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