八幡「雪ノ下とおままごとしてたら勘違いした由比ヶ浜が泣き出した。」 (15)

雪乃「比企谷くん…おままごとをしましょう。」

八幡「はっ?…お前いきなり、何言ってるの?」

雪乃「貴方はごく普通のサラリーマンの設定で私は大手企業に通うエリートOLよ。」

八幡「何という現実的な設定なんですかね…?」

雪乃「ちなみに私たちに子供はいない設定よ。夫婦のラブラブを中心におままごとをするわよ。」

八幡「本当にやるのか…?」

雪乃「えぇ…当然よ。私は虚言は吐かないわよ?」

八幡「虚言と冗談は違うから、冗談だと言ってくれれば許容するぞ?」

雪乃「早速、始めるわよ!まず部室に入り直して頂戴…その時点でおままごとは開始よ。」

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八幡「た、ただいま…雪ノ下…」

雪乃「やり直しよ?どこがダメか分かったかしら?」

八幡「おままごととかやった経験ないから分からねぇよ。」

雪乃「まず夫婦であるのに苗字で呼ぶというのはおかしいと思わないのかしら?名前で呼びなさい。」

八幡「そこまでリアルを追求しなくてもいいんじゃないのか?」

雪乃「ちなみに苗字は比企谷よ?」

八幡「百歩譲って…俺とお前が結婚したら俺がお婿様になる未来しか見えないんだが。」

雪乃「女の子は誰でもお嫁さんになりたいものなのよ…?」

八幡「へいへい…やり直せばいいんですね。」

ガラガラガラ

八幡「たっ…ただいま雪乃…。」

雪乃「あら、おかえりなさい。八幡。今、ご飯を作っている所よ?」

八幡「そうか…それで今日の晩飯は何だ?」

雪乃「何か当てて見たらどうかしら?」

八幡「そうだなぁ…この匂いはカレーか?」

雪乃「よく分かったね。貴方の好きな私の作ったカレーよ?」

八幡「そうか…じゃあ先に風呂入ってくるわ。」

雪乃「待ちなさい!」

八幡「何だよ…?」

雪乃「そ、その新婚の設定なのだから…お風呂は一緒に入るという方が現実味があると思うのよ?」

八幡「俺の中で雪ノ下雪乃のキャラ崩壊が止まらない。」

八幡「そうか…じゃあ雪乃がご飯を作り終わるまで、マッカンでも飲んで待ってるよ。」

結衣(嘘…二人は学生結婚してたんだ…ハハ…どうして気付かなかったんだろう…)

雪乃「できたわよ…味見してもらってもいいかしら?」

八幡「味見はしなくてもいいだろう?お前が作る料理は金取れるレベルなんだから。」

雪乃「あら?褒めても何も出ないわよ。」

八幡「俺はウソをつかない主義なんでな…。」

結衣(この光景はやっぱり…嘘じゃないんだね…)

雪乃「そうね…貴方も私も嘘が嫌いだものね…。でも嘘みたいね私と貴方がこうして結ばれたなんて…。」

八幡「そういうの照れるんで辞めて貰っていいですかね?」

雪乃「ひとつ…聞いていいかしら?」

八幡「何だ?」

雪乃「由比ヶ浜さんと私…どっちが好きかしら?」

八幡「そりゃ雪乃と結婚したんだから…雪乃だろう?それに由比ヶ浜には恋愛感情はねぇよ…。」

結衣(ハハハ…私バカみたい…ヒッキーのためにケーキ焼いてみたけど捨てよう…)

おしまい

材木座「そのケーキ、我が食べても良いか?」

結衣「厨二…。別に好きにすれば?」

材木座「勿体ないではないか!一生懸命作ったものをいとも簡単に捨てる等!けしからん!うむ…正直、味は普通だが…どこか癖になるぞ!」

結衣「よく…ゴミ箱にグシャグシャにして捨てたケーキ食べれるね…」

材木座「我は剣豪将軍だ!そんな細かい事など気にせんのだ!」

結衣(厨二って思ってたよりも全然良い奴なのかも…)

本当におしまい

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