提督「気のせいだろうか…」
提督「最近、艦娘のみんなからの扱いが軽い気がする」
提督「具体的に言えば、>>2や>>3みたいなことをされるんだが…うーむ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455985265
物が盗まれる
鯖を投げつけられる
提督「例えば、物がよくなくなる」
提督「…鍵をかけておかない俺にも非はあるかもしれんな」
提督「…彼女らを疑いたくないが…、やはり勘ぐってしまうな…」
提督「それからこの前なんか鯖を投げつけられたな」
提督「いやあ、あれは凄かった」
提督「プレゼントなら、手渡ししてほしいもんだな…」
提督「…確か投げてきたのは>>6だったか…、少し理由を聞いてみるとするか」
あられ
提督「霰、ちょっといいか?」
霰「…司令官、…何?」
提督「この前の件で話がある」
霰「?」
提督「お前、俺に向かって魚を投げたな?」
霰「………」
提督「だんまりか」
霰「…あれは鯖って魚」
提督「いま魚の種類は大事じゃないんだ」
提督「…霰、…なんでやった?」
霰「それは…>>10」
魚みたいな顔してる提督が一匹だと可哀想だと思ったから
霰「…司令ってお魚みたいな顔してるから、一匹じゃ可哀想だと思って」
提督「…は……?」
霰「…司令官、友達いないんですよね」
霰「私が連れてきたお友達と仲良くできました…?」
提督「…霰、本気で言ってるのか?」
霰「んちゃ」
提督(こいつは…扱いが悪いとか軽いなんてレベルじゃない)
提督(もはやイジメだ…)
提督(叱るべきか…いやしかし…どうすればいいんだ>>14)
喜んで感謝
提督「…い、いやぁ…ありがとな霰」
提督「俺もいい話し相手が出来てちょうど良かったと思ってたんだ」
霰「……へぇ…」
提督(これでいい…傷つくのは俺だけでいいんだ)
霰「…じゃあまた今度お友達紹介しますね」
提督「え…」
霰「…皆にも伝えておきますね」ニコ
提督「ま、待てそれは」
霰「次はいっぱい…お友達あげますから…」タッタッター
提督「………」
提督「……間違えたかもな…」
提督(霰の態度ではっきり分かった)
提督(俺は艦娘達にイジメられている……)
提督「…今の今まで気づかなかったとは」
提督(気づかないように、してたのかもな…)
提督「おそらく艦娘の大多数はあっち側なんだろう…」
提督「これからどうやっていけばいいんだ…?」
1 一人で耐える
2 信頼できる誰かに話す(人物指定)
>>19
2 比叡
提督(比叡…か)
提督(俺がこの席に着いて間もない時から、アイツはいたしな)
提督(…口が堅いかはともかく)
提督「いっちょ話してみるか……」
◇ ◇ ◇
比叡「司令…比叡に用ですか?」
提督「ああ、ちょっと二人で話したいことが」
金剛「Wait。テートク、比叡をドコに連れてくつもりデスか?」
比叡「お姉様…」
霧島「“二人で”、ねぇ…司令、比叡を自室に連れ込んで、何をするつもりです?」ギラッ
提督(マズい、金剛型は寧ろ鬼門だったか…)
提督「ちょっと待て、俺はまだ何も」
榛名「『まだ』って…やっぱり何かしでかすつもりだったのですね!?」
提督「落ち着けって!俺はただ話を」
金剛「Go away!全く、テートクのせいでteaが冷めてしまいマシタ」
比叡「…そ、そうですよ司令!今日の所はお引き取り願います!」
提督「っ……あぁ、悪かった、な……」
バタン
提督(ダメだったか…)
提督(比叡の印象は悪くなかったが…金剛型の結束の強さが裏目に出たか…)
提督(金剛や榛名達も、以前はあんな様子じゃなかった気はするが……)
提督(……どうだったかな…)
提督「…はぁー…情けないな…」
>>25
1 一人で対策を練る
2 他に相談相手を探す(人物指定)
3 その他指定
2あきつ丸
提督(そうだ、あきつ丸がいるじゃないか)
提督(あいつも陸軍出身で肩身の狭い思いをしてた時期もあったろうし、分かってくれるんじゃないか?)
◇ ◇ ◇
あきつ丸「隊長殿、お話というのは」
提督「実はだな……」
カクカクシカジカ
提督「…って訳でな…」
あきつ丸「………」
提督「…あきつ丸?」
あきつ丸「はぁ…海軍将官ともあろうものが、その程度のことで心労を患うなど片腹痛いと言うものであります」
提督「そんなこと言わずに…」
あきつ丸「艦娘といえど所詮は婦女子、日本男子ならば腰を据えて構えていればよいのではありますまいか?」
提督(クソ、コイツ意外と面倒臭い奴だな…)
提督(だがここまで喋った以上、上手く味方に引き入れなければ…!考えろ、俺…!)
どうやって味方にするか>>27
あきつ丸が肩身の狭い思いをしてた時期、提督のアシストがあった事を引き合いに協力を要請
提督「お前、着任したての頃覚えてるか?」
あきつ丸「それが何か?」
提督「陸軍かぶれで艦隊に馴染めないお前を、俺が色々とアシストしてやったんじゃないか」
あきつ丸「…恩着せがましいでありますな、隊長」
提督「…藁にもすがる思いなんだよ」
あきつ丸「………はぁ」
提督「…なぁ、頼む」ジリ
あきつ丸「頭を地につけられては、首を縦に振るしかありませんな…」フゥ
提督「あきつ丸…」
あきつ丸「お引き受けしよう、相談役」
◇ ◇ ◇
提督「さて、これからどうしたものか…」
あきつ丸「先ずは、隊長が虐められている原因を探らなければなりません」
提督「…何か、知ってるのか?」
あきつ丸「勿論」
提督「お、教えてくれないか?」
あきつ丸「多少、辛いかもしれませんが…よろしいので?」
提督「俺も軍人の端くれだ、覚悟はしている」
あきつ丸「耐えかねて泣きついてきたのは隊長でありますよ」
提督「お前だって着任したての頃は」
あきつ丸「過去をうじうじ言う男はモテないものでありますよ?」
提督「う、うるさい!それよりも…」
あきつ丸「原因、でしたね。吾輩も詳しくは知らないのでありますが…」
提督「………」
あきつ丸「>>32だからだと思われます」
面白いから
あきつ丸「まあ単純におっさんを弄って遊ぶのが面白いんでしょうな!」アハハ
提督「…どうせそんなこったろうと思ったよ」
あきつ丸「艦娘も当然ストレスは溜まりますから」
あきつ丸「その捌け口は必要不可欠かと」
提督「こんな魚面のオッサン弄って楽しいのかね…」
あきつ丸「隊長は反応がいいでありますよ。弄られ馴れた人間の雰囲気がします」
提督「…そうなんだろうか?」
あきつ丸「しかし近頃は度を超しているというのもまた事実」
あきつ丸「隊長殿が何も注意しなかったので、皆もブレーキをかけるタイミングを無くしたのでは?」
提督(弄られてるとも思ってなかったからなー…)
あきつ丸「隊長が自分で気づけてよかったであります。このままエスカレートし続けていればどうなることか…」
提督「ここらで一回、ガツンと注意した方が良いのか?」
あきつ丸「どうでしょうな。彼女らからより強い反発を食らうかもしれませんよ」
提督「だよなぁ」
あきつ丸「無理矢理押さえつけようとするのは、危険でしょう…」
提督「じゃあ、何が良いんだ…?」
あきつ丸「吾輩も悩みどころではありますが…>>37してみるのは如何でありましょうか?」
うえ
あきつ丸「まずは味方を増やすことに尽きるでしょう」
提督「戦略の王道だな」
あきつ丸「鎮守府の大多数を占める駆逐艦の娘達を懐柔するのであります」
提督「懐柔って…」
あきつ丸「そのためには駆逐艦を指揮する艦種、すなわち軽巡を味方につけるのであります」
あきつ丸「適任とすれば、阿武隈殿や神通殿ですかな?」
提督「あきつ丸、お前賢いな…!」
あきつ丸「それほどでもありません、これの成功には隊長への人望が味噌っ粕ほどでも残っていることが重要でありますから」
提督「さらっとdis入ったな今」
あきつ丸「あと、吾輩はこれ以上は手は貸せないであります」
提督「何でだよ」
あきつ丸「下手に隊長との関係を疑われて巻き添え食らいたくないであります」
提督「…そう、なるよなぁ…」
あきつ丸「…ともかく、作戦の成功を祈っておくであります」
提督「……ありがとう」
ねむいねる
おきたらつづきかく
まったく、こんな展開になるとは思いもしなかったぜ
再開します
提督「あきつ丸の助言に従ってみるとするか」
提督「阿武隈と神通か…確かにまともな二人ではあるが、多少カタい所があるからなぁ…」
提督「…迷っていても仕方ない、やるか!」
>>55
1 阿武隈と話す
2 神通と話す
3 その他指定
2
◇ ◇ ◇
提督「神通、…ちょっといいか?」
神通「提督…なにかご用でしょうか?顔が優れませんよ?」
提督「……顔色って言ってくれ」
神通「あっ、失礼しました…」
提督「実は、相談したいことがあって」
神通「………」
提督「もしかしてさ、俺って皆に…」
神通「…提督、お茶、出しますね。何がいいですか?」
提督「あ、…麦茶でいいよ」
神通「どうぞ」コト
提督「あぁ、ありがとう…」
提督(今の…わざと遮ったのか?)
提督(いや、気にしすぎか…)
神通「………」
提督「……あの、それで」
神通「…お話、でしたよね」
提督「あぁ、俺、最近思うんだが…」
ガチャ
川内「神通~間宮さんとこでプリン買って来たよ~…って」
那珂「あれ?提督さん?」
神通「姉さん、那珂ちゃん…」
川内「…何勝手に部屋に上げてんの?」
神通「…戦略のご相談です」キッ
川内「ふ~ん…まあいいけど」チラ
提督(…川内、那珂もか)
提督「俺が不用意だったな、もう部屋に戻るよ」
川内「あれ?帰っちゃうの?」
神通「提督…、ありがとうございました」スッ
提督(?…今、俺のポケットに何か入れた?)
川内「じゃあね、提督」
那珂「ばいば~い」
提督「…感触は悪くなかったんだがなー…」
提督(神通が姉妹二人を止めないなんて、こりゃ相当ヤバそうだぞ…)
提督「だが俺はめげないぞ…立場を分からせてやらないとな…」
>>61
1 阿武隈と話す
2 ポケットの中を確かめる
3 その他指定
2
提督「そういえば、神通がさっき何かポケットに入れてたな…」ゴソゴソ
提督「…紙、何か書いてある…?」
『提督、すみません
今夜、執務室で話しましょう』
提督「……神通…覚えておく」
提督「さて、どうするか…」
>>64
1 夜まで待つ
2 阿武隈と話す
3 その他指定
2
◇ ◇ ◇
阿武隈「あの、話っていうのは?」
提督「阿武隈、俺は最近違和感を感じてるんだ」
阿武隈「………」
提督「…お前達は、俺に嫌がらせ、いや、虐めをしている」
阿武隈「………」
提督(顔つきが、変わったな…いけるか?)
提督「…阿武隈、お前はどう思ってる?」
阿武隈「……良くはない、ですね」
提督「だろうな」
阿武隈「もしかして、駆逐艦の娘とか…直接何かしたんですか?」
提督「“直接”?」
阿武隈「あ………」
提督「…知ってることがあるなら、言ってくれ」
阿武隈「…っ……」
提督「何か、知ってるんだな?」
阿武隈「……」コクコク
提督「話してくれないか?」
阿武隈「……」フルフル
阿武隈「…駄目、です…私、怖い」
提督「……無理はしなくていい、ありがとう」
阿武隈「ごめんなさい、私…自分のことで精一杯で…」
阿武隈「こんなんじゃ…、旗艦失格ですよね」
提督「いいんだ、来て話してくれただけでも」
阿武隈「はい……」
提督「阿武隈は…あまり頼りにしない方がいいかもしれないな」
提督(むしろ、俺が頼りになってやらなきゃいけないのかね…)
提督(阿武隈の話から察するに…以前から俺への文句やら非難やらあったんだろう)
提督(それが、何らかの拗れで別の方向にシフトして)
提督(皆が露骨にああいう態度を取るようになった、って感じかね…)
提督(同調圧力、ってのもあるしな)
提督「…そういや、もう夜中だな」
コンコン
提督(…神通か?)
提督「どうぞ」
入ってきたのは?
>>71
1 あきつ丸
2 阿武隈
3 神通
4 その他指定
2
提督「神通…じゃないな」
阿武隈「わ、私です、阿武隈です」
提督「さっきは、その、悪かったな」
阿武隈「いいんです、気にしないで下さい」
提督「それにしても、急にどうした?何かあったか?」
阿武隈「実は、>>75」
神通と一緒に協力しようと思って
阿武隈「私、目が覚めました」
阿武隈「やっぱり、このままじゃダメだと思うんです」
提督「協力してくれる、ってことで良いんだな?」
阿武隈「はい…!」
ガチャ
神通「提督、遅れてすみません」
阿武隈「神通さん…どうも」
神通「提督、もしかして」
提督「阿武隈は、この件に協力的だ」
神通「…それは…私と同じ、ということですね」
阿武隈「神通さんも、なんですか?」
神通「はい」
阿武隈「よかった…」
神通「私も、貴女なら心強いです」
提督「二人とも、感謝するよ」
神通「当然のことです」
阿武隈「そうですよ!もっと早く相談してくれれば…」
提督「気づいてたんなら助けてくれよ…」
阿武隈「ご、ごめんなさい」
神通「私達も、艦隊内での立場というものがありますから」
提督「なんだよそりゃあ…お前らも自分が大事か」
神通「…申し訳ありません」
提督「いや、責めるつもりはないんだ」
提督「そうそう、先に言っておくがあきつ丸も俺達の味方だ」
阿武隈「そうですか…」
神通「彼女が、私達に話すように仕向けたんじゃないですか?」
提督「ぐっ…、よくわかったな」
阿武隈「それで、これからどうします?」
提督「えーっと…」アセアセ
神通「やはり、何も考えていませんでしたか」
提督「二人ならなんとかしてくれるかな、って…それから…」
阿武隈「もう、良いですから」
提督「…ハイ」
神通「駆逐艦の娘達は素直ですから、私達が諭せば言うことを聞くかもしれませんが…」
神通「軽巡以上の皆さんが、そう簡単に話を聞いてくれるかどうか…」
提督「そうだな…」
神通「下手をすれば、私達やあきつ丸さんも巻き添えを受けます」
提督「巻き添えって…、こうやって密談してるんだから一蓮托生じゃ…」
神通「………」
阿武隈「………」
提督「そうだよな~…今の今まで見殺しにされてたんだし当たり前か…」
阿武隈「あ、じょ、冗談ですから!ね?!」
神通「勿論ですよ」
神通「とにかく、今はまだアクションを起こすべきじゃありません」
神通「決定打になりうるものが掴めるまでは、私達の関係に関わることは、一切秘密にしましょう。いいですか?」
阿武隈「了解です!」
提督「あぁ、勿論だ」
神通「今日はここまでにしましょう」
阿武隈「部屋を長く開けてたら、疑われるかもしれないですしね…」
神通「…もしかしたら、もう嗅ぎつけられているかも」
阿武隈「えっ?!」
提督「そ、そんなことは…ないだろう」
神通「…そう、ですね、疑心暗鬼になりすぎかもしれませんね…」
提督「それじゃ今日はもう解散だな。また明日の夜、ここに来てくれ」
阿武隈「次は、あきつ丸さんも呼びましょう!」
提督「そうだな」
神通(……提督、はっきりとは言わないけど相当疲れてました)
神通(これも私なりの償い…私が、助けてあげなくては)
川内「どこ行ってたの?神通…」
神通「!?姉さん、寝てたはずじゃ…」
川内「どうしたの?そんなに狼狽えて…他所に男でも出来たの?」
川内「それとも……提督とか?」
神通「姉さん…!」
川内「そんな怖い顔しないでよ、別に脅してる訳じゃないんだからさ」
川内「でも余計なことしたら……わかってるよね?」
神通「?!」
川内「ねぇ神通、本当はどこで何してたの?」
神通「そんなの、いいじゃないですか…!」
那珂(なんか、や、ヤバいコトになってる…)gkbr
那珂(那珂ちゃんは…那珂ちゃんは……)
那珂(……寝よう)
提督「翌日だ」
提督「清々しい朝だ、朝の日差しが眩しい」
提督「昨日は大きな前進だった」
提督「よし、今日も頑張っていくぞ…と思ったら」
提督「…また物がなくなってるな」
無くなったもの
>>100
映画のペアチケット
提督「……ない」
提督「…ここの引き出しにしまっておいた映画のペアチケットがない」
提督「まあ貰い物だし、一緒に行く相手もいないからいいけどさぁ…」
提督「この引き出し一応鍵付きだぞ?」
提督「はぁ…セキュリティって何だろうな」
提督「朝からテンション下がったな…今日はどうしようか…」
>>108
1 チケットを盗んだ犯人を探す
2 あきつ丸に会いに行く
3 神通に会いに行く
4 阿武隈に会いに行く
5 その他指定
2
提督「あきつ丸ー…」
あきつ丸「こそこそ入り込んできて…どうしたのでありますか」ヤレヤレ
提督「第一目標達成の報告をしにな」
あきつ丸「次何すればいいか聞きにきたの間違いでしょう?」
提督「はい」
あきつ丸「素直でよろしいであります」
提督「あきつ丸大先生、是非ご指導を!」
あきつ丸「多少自分で考えたらどうなのでありますか…?」
提督「あきつ丸の意見を聞かせてほしい」
あきつ丸「はぁ…神通殿と阿武隈殿を味方につけたということは、大きな前進であります」
あきつ丸「次は>>122してみるであります」
誰か脅して味方につける
あきつ丸「誰か適当に脅して味方に着けましょう」
提督「お、脅し、って…」
あきつ丸「力関係をはっきり判らせてやるのでありますよ」
提督「無理矢理押さえつけるのは危険だってお前が言ったんだろ…?」
あきつ丸「うるせーであります、いやなら自分で考えればいいのでありますよ!」
提督「急にキレるなよ…」
あきつ丸「そもそも今回の一件、隊長さえしっかりしていればこうはならなかったのでありますよ」
提督「!」
あきつ丸「…吾輩や神通殿らに頼ってばかりで、本当に良いのでありますか?」
提督「……」
あきつ丸「判断は隊長に任せるであります」
提督「俺は…>>132」
そんなマネはしない
やるなら正々堂々とだ
提督「そんな真似はしない、やるなら正々堂々だ」
あきつ丸「よく言われた、それでこそ男というものであります!」
提督「ああ!」
あきつ丸「それで、良案はあるのでありますか?」
提督「…ちょっとまて、今考える」
あきつ丸「……」
◇ ◇ ◇
提督「いい案を思いついたぞ!」
あきつ丸「一時間も居座るとは暇人でありますな」
提督「うるさい…お前だって同じだろ!」
あきつ丸「で、その良案とやら、お聞かせ願うであります」
提督「>>143」
直接話の場を設ける
提督「直接、俺から話してみようと思う」
あきつ丸「と言いますと?」
提督「艦娘の皆に、俺の言葉で伝えるんだ、そうすれば…」
あきつ丸「『僕を苛めないで下さい』とでも言うつもりでありますか?さすがに恥ずかしすぎるでありますなー」
提督「」イラッ
あきつ丸「およ?どうしたでありますか?」
提督「…もうお前には頼らん!俺一人で何とかする!」
バタン!
あきつ丸「隊長………」
あきつ丸「少し、突き放し過ぎたみたいでありますなー…」
あきつ丸「吾輩としたことが、しっぱい、しっぱい…」
◇ ◇ ◇
ガヤガヤ ワイワイ
提督(緊急召集をかけてほぼ全員を集められた)
提督(主犯格が判らない以上、全員に伝えるしか方法がない)
提督「こういう命令には、よく従ってくれるんだがな…」
提督「えー、突然召集をかけられ、皆、疑問に思っているだろう」
提督「私から諸君に、伝えたいのは……」
提督(どういう風に伝えようか…、 【安価下6まで内容】)
提督(ありのまま、俺の伝えたいことを伝えればいいんだ…)すぅ…
提督「よく聞け!お前ら!」
艦娘一同『!?』
提督「お前達のせいでな、俺は胃潰瘍になったんだよ」
提督「ストレスだストレス!心当たりあるんじゃないのか?」
阿武隈(提督…何を考えてるつもりなのかと思ったら…)
提督「お前達の那珂には、上官の私に対して不満を抱えているものも少なくないだろう」
提督「だからと言って、陰湿な嫌がらせや、回りくどい手段で憂さ晴らしをしようとするのはやめてもらいたい」
神通(………)
提督「俺のことを頼りない男だと思ってる者もいるだろうが、俺は、俺なりに努力してお前達のことを考えてやってきたつもりなんだ」
提督「不満があるなら、それは俺に非がある。お前達の気持ちに気づけなかった、俺が悪いんだからな」
あきつ丸(…はっきり、言いたいことが言えたみたいでありますな)
提督「腹を割って話そうじゃないか、どんな文句だって聞いてやる」
提督「……俺からは、以上だ」
艦娘一同『………』
◇ ◇ ◇
あきつ丸「言いたいこと、素直に言えたようでよかったであります」
提督「……あきつ丸…」
阿武隈「皆にも、提督の気持ちが届いたと思いますよ」
提督「そう…だろうか」
あきつ丸「…そう言えば、神通殿は?」
阿武隈「あれ?さっきはいたんですけど…」
提督「…まあ、いいだろ」
提督(俺なりに考えて、やってみたんだ)
提督(少しでも良くなるといいんだが……)
翌日
提督「…また朝だ、そして清々しい朝だ」
嫌がらせは無くなったか?>>167
無くなった
提督「鍵が勝手に開けられてない…ということは」
提督「良かった、効果はあったみたいだな」
提督「俺自身の言葉で、伝えなきゃダメだってことか…」
コンコン
提督「どうぞ」
入ってきたのは?
>>174
1 霰
2 金剛型姉妹
3 阿武隈
4 その他指定
2
提督「…どうした、早く入ってこい」
金剛「…テートク、失礼しマース…」
提督「げっ、金剛…!」
金剛「ち、違いマス!今日は、謝りに来たのデース…」
比叡「私達も」
榛名「謝罪に」
霧島「来ました」
提督「お前達……」
金剛「私、分かってたのに、テートクに酷いことしちゃって…Sorry…」
比叡「申し訳ありませんでしたぁ!」
榛名「は、榛名も、提督に向かって色々言ってしまって…ごめんなさい」
霧島「昨日の司令の演説で、やっと目が覚めました」
提督「………」
金剛「どうしても許してほしいとは言いマセン…そのくらいのことはしましたから…」
金剛「ただ、今日はお詫びの品を届けに来たのデス…」
提督「お詫び?」
金剛「これ…>>179デース…」
捨てた万年筆よりもいい万年筆
提督「万年筆…?」
金剛「ハイ…昨日、4人で頑張って探しました」
霧島「司令の使われていた品よりも、グレードの高いものを購入して参りました」
提督「かなり高かったんじゃないか、コレ…」
比叡「そのくらい大丈夫です!」
榛名「私達の反省の気持ちですから…」
提督「………」
>>194
1 許すとでも思ったか?
2 このくらいで許してやる
3 俺は怒ってなんかいない
4 その他指定
2
提督「…まあ、そこまでされれば俺だって許してやる」
金剛「ホントですかー!?Thank you!テートク!」
提督「ただし、お前達には1週間の謹慎処分を命ずる」
榛名「き、謹慎……」
霧島「そんな…」
提督「どうせ俺に解体されるんじゃないかって慌てて謝りにきたんだろ…」
提督「1週間休みじゃないからな、本気で反省しろよ?」
金剛「Sar…了解デース…」
◇ ◇ ◇
提督「…正直、許した訳じゃないがな」
提督「アレを見た後だと、もう信用がないよな…」
コンコン
提督「来客が多いな今日は、どうぞ」
>>203
1 霰
2 阿武隈
3 あきつ丸
4 その他指定
4 朝潮型
朝潮「司令官、失礼します!」
大潮「執務室って久しぶりに入るねー!」
満潮「何はしゃいでんのよ…全く」
提督「朝潮型か、今日も元気がいいな」
提督「今日は何の用事だ?」
朝潮「我々朝潮型一同、>>205に参りました!」
謝罪
朝潮「今朝、阿武隈さんから駆逐艦全員にお話がありまして、私達反省しに参りました」
朝潮「噂によればうちの霰が、司令官にケガをさせたと聞いています」
提督「別にケガはしてないが…物は投げられたけど」
朝潮「どちらにせよ、謝罪は必要かと」
満潮「ほら霰、隠れてないで出てきて」
霰「うぅ…」
山雲「わ、私の後ろに隠れられても困ります~…」
朝潮「霰、司令官は怒ったりなんかしてないから、ね?」
霰「……ん」コク
霰「……司令」
提督「霰か」
霰「>>212」
一応「最近」らしいしやろうと思えば原因の特定はそんな難しいもんでもなさそうだけどな
霰「……ごめんなさい」
提督「…霰が本気で悪いと思ってるのなら、俺はもう怒らない」
霰「ん…司令、ありがと…」
朝潮「私達からも、謝らせて下さい」
朝潮「最近、鎮守府の雰囲気が妙だったのは皆察していたのですが…力になれず、すみません」
満潮「アンタに頭下げるのは癪だけどね…」
提督「勇気を出して謝りに来てくれただけで、俺は嬉しいよ」
◇ ◇ ◇
阿武隈「提督!良かったですね」
提督「あぁ、阿武隈か」
阿武隈「以前よりめっきり顔つきが変わりましたね!」
提督「イケメンになったか?」
阿武隈「あ、えーっと……はい!」
提督「…無理しなくていいよ…」
阿武隈「ご、ごめんなさい」
提督「…それにしても…、どうして皆俺を苛めるようになったんだ?」
阿武隈「……気になりますか?」
提督「阿武隈、知ってるのか?」
阿武隈「さ、さあ……私は…いえ、何も?」
提督「そうか……」
阿武隈「あ、…そういえば提督、神通さん見ませんでした?」
提督「いや?何かあったのか?」
阿武隈「昨日から見てないんです」
阿武隈「今朝も二人で駆逐艦の子達に指導する予定だったのに…」
提督「……そうか」
提督(神通…、もしや…いや、まさかな)
今日はこの辺で
色々意見はあるだろうけど、安価だから辻褄合わせが雑な所は多目に見て下さい
自分でもこんな気分の悪い話になるとは思わんかったよ
再開するでや
提督「あれから数日たった」
提督「最近はよく眠れるようになったし、職務に集中できて気分も良い」
提督「なんだか、憑き物が落ちたような感覚だ…」
提督「…今日は少し時間もあるし、皆の様子を見て回ろうかな」
>>240
1 演習場
2 甘味処間宮
3 その他指定
2
~甘味処間宮
間宮「提督さん、いらっしゃいませ」
提督「ああ、どうも…」
間宮「聞きましたよ?なんでも皆の前で大演説をなさったとか」
提督「い、いや、そんな大層なものじゃありませんよ…」
間宮「また、ご謙遜なさって…得意気に話してましたよ、ほら、あの陸軍の…」
提督「あきつ丸か……また余計なことを」
間宮「あ、すみません、提督さんも何か頂きますか?」
提督「いや、今日はそういう訳じゃ…」
青葉「あれ?提督サボりですかぁ?」
提督「あ、青葉…」
青葉「まま、座っちゃって下さい」
提督(正直言って、こういう奴は苦手だ…)
提督「きょ、今日は皆の様子を見にな」
青葉「なぁるほど、部下の監視ですね!?」
提督(……やっぱり、苦手だ)
青葉「ちょっとぉ!冗談ですから、そんな顔しないで下さいよ!」
提督「…あ、悪い」
青葉「それにしても先日の提督の演説、青葉、カンゲキしました!」
提督「もう、その話はいいから……」
青葉「なんでですかぁ?青葉的には大スクープですよぉ?」
提督「つつき回さないでくれ、頼む」
青葉「そんな風に言われると、仕方ないですね…」
青葉「あ、すみません提督、用事を忘れてました!」
提督「そうなのか…」
青葉「青葉、このくらいで失礼させて頂きます!」
青葉「提督、また今度、色々インタビューさせて下さいね!それでは!」
提督「おう…」
提督「…ん?」
提督(何か、落ちてる…USBメモリーか)
提督(横に『AOBA』の文字…ってことは青葉のか、わざとらしいくらい分かりやすいな…)
提督(……アイツは鎮守府一の情報通、なんだよな)
提督(…俺が苛められてたことについても、知ってたりするんじゃないか?)
提督(…もしや、この中にも何か入ってるかも…)
提督(……)
>>251
1 中身を見よう
2 ダメだ、やめておこう
3 その他指定
2
◇ ◇ ◇
提督「……結局持ってきてしまった」
提督(だが…これで真実が分かるかもしれない)
提督(そうしなければ、この問題は、本当の意味では解決しない…そうだろう?)
カチッ ヴーン
提督「………」
カチッカチッ
提督(…違う…これじゃない)
提督(どれだ…どれなんだ…)
提督(あるはずだ…絶対に…何か……!)
>>257
1 見つかった
2 見つからなかった
3 その他指定
1
提督(見つけた…『sireikan.docx』…)
提督「間違いない…、これだ…!」
カチッ
提督(一体、何が書いてあるんだ…?)
【安価下5】まで、書かれていた内容
サーセン、今日はこの辺までにしときます
眠気にかてぬ
再開
ちょってだけ書きます
『司令官←魚みたいな顔でおもしろい』
『169/71*79/82/83←司令官の身長体重スリーサイズ』
提督「おい、適当なことを書くなよ…ん?」
『鬼の二水戦旗艦、全艦娘に強迫か?その真意とは…』
提督「…神通のことか…?どういうことだ?」
『艦隊内で行われている司令官への酷遇的ないやがらせ行為について、川内型二番艦がついに反論を発した』
『司令官に対するいじめ行為は複数の艦娘が関わっているとみられ、現状、特定は困難』
『なんにせよ、事実を黙認し続けている以上は、艦隊全員が重い責任を背負っている』
『水面下で動く提督暗殺計画、その全容は…?!』
『すでに一部の過激な派閥は、いやがらせ行為に留まらず、あらゆる手段で司令官の殺害を計画しているとの噂も持ちあがっている』
提督「…なるほど…コイツは、ホンモノらしいな…」
提督(後でコピーとっとこう)
『文責:重巡洋艦青葉』
『なお、このドキュメントは自動的に消滅する』
提督「……え、ちょっ、え?!」
提督「…いや、そんなわけないよな…」
ドア<ガチャン
提督「うゎ!?だ、誰だ!!」(ビックリした……)
青葉「ども司令官!青葉、参上しました!」ペカーッ
提督「あ、青葉」(…ヤバ……)
青葉「司令官」
提督「な、何だ?」
青葉「>>278」
1 インタビューにきました!
2 …見ちゃいました?
3 その他指定
3 ようやく見てくれましたね
青葉「司令官、ようやく見てくれましたね!」
提督「!?」ガタッ
青葉「あ、そんなに慌てなくても大丈夫ですよ?」
提督「…引っかけたのか、俺を」
青葉「端的にいえばそういうことですね」
青葉「いやぁ、司令官が青葉の想像どおりに動いてくれるので、驚きましたよー」
提督(…見事に釣られたって訳だ、俺は道化かよ…)
提督「……何が、したいんだ」
青葉「>>281」
1 青葉は司令官の味方です!
2 面白いからですよ
3 その他指定
1
青葉「青葉は司令官の味方です!」
提督「…何?」
青葉「司令官、まだこの件に納得してる訳じゃないんじゃないですかぁ?」
提督「…そう、だな」
青葉「やはり!そういうことなら、青葉も協力しようかと…」
提督「それなら素直に言ってくれれば良かったのに」
青葉「えー、アレ面白くありませんでした?青葉、どうすれば司令官に楽しんでもらえるか頑張ったんですけど…」
提督「んなわけないだろ…」
青葉「とにかく!青葉が付いたからには、泥船に乗ったつもりでドーンと構えてて下さい!」
提督「それをいうなら大船だろう…」
青葉「そうそう、大船です!」
俺は青葉に乗りたいです(性的な意味で)
青葉「それでですね、ちょっと司令官の小耳に挟んでおきたいニュースをいくつか仕入れて来たんですっ」
提督「…教えてくれ」
青葉「もちろん良いですよぉ、ちょっとこちらへ…」
提督「何でこんな部屋の隅に…」
青葉「もしかしたら、誰かに聞かれてるかもしれませんよ?」
提督「…まあ、取り敢えず聞かせてくれ」
青葉「実はですね…>>288」
提督の扱いを悪くするように指示した人物について
青葉「実は、司令官の扱いを悪くするようにした人物について少し掴めたかもしれないんです」
提督「…それは本当か?」
青葉「まだはっきりはしてないんですが……」
提督「構わない、言ってくれ」
青葉「い、良いんですか?」
提督「お前が話し出したんじゃないか、言ってくれ」
青葉「でもまだ不確定な情報でして~…」
提督「俺が判断することだ、気にせず話してくれ」
青葉「はい、ある話によれば、>>293だとか…」
青葉「…どうも、発信源はこの鎮守府内ではないらしいんです」
提督「……?」
青葉「鎮守府外部で、かつ海軍関係者、そして司令官に恨みを持つ何者かが手を回しているかもしれないんです」
提督「俺を…、恨んでる人間……」
青葉「司令官、例えば同じ士官学校の同期の方だとか…心当たりは無いでしょうか?」
提督「……少し、考えてみる。青葉、ありがとう」
青葉「…はい!お役に立てたようで何よりです!」
提督(本当の敵は…ここにはいない…?)
提督(だとしたら、俺は…どうする?)
◇ ◇ ◇
那珂「あれ?えーっと…何クマちゃんだっけ」
阿武隈「あ、阿武隈です…あの、神通さんいらっしゃいますか?」
那珂「!?…あっ、えーっと、あのね…」
阿武隈「…那珂ちゃん?」
那珂「そのっ、あ…、実はね…!」
川内「那珂!」
那珂「っ!」ビクッ
阿武隈「川内さん…?」
川内「ごめんね、神通のやつ珍しく風邪みたいなんだ~」
那珂「…そ、そうなの!もー、那珂ちゃんに移っちゃったらたいへーん!」
阿武隈「そうだったんですか…」
川内「悪いね、また来てね」
阿武隈「はい、神通さんにお大事に、って伝えておいて下さい」
那珂「……」
阿武隈(……なんだか様子がおかしい、ような…?)
今夜はここまで
よゐこのみんなも寝ませう
眠いです
ちょっとだけ書きます
―ある夜
提督「………」パチリ
提督(…まだ、夜か)
提督(……2時か、変な時間に目が覚めたな)
提督「……ん?」
???「………」ガサゴソ
提督(だ、誰かいる…のか?)
提督(…まだ、懲りないやつがいるみたいだな)
提督「…お、おい!」
???「…!!」ガサッ
提督「誰だ、この部屋で何をしてる?!」ガシッ
???「くぅ…っ!」
侵入者>>306
木曾
木曾「ッ…離せ!」
提督「駄目だ、見逃す訳にはいかない」
木曾「ちっ…まあいい。バレたもんはしょうがねぇからな…」
提督「木曾、まさかお前がこんなことをするとは思わなかった…」
提督「一体、何が目的だ?」
木曾「>>309」
ふざけるな!神通はどうした!お前が神通を誘拐している事はわかっている
木曾「…お前、よくそんな平気な顔が出来るな」
提督「どういう意味だ?」
木曾「ふざけるな、神通はどうした!お前が神通を監禁してるってのは分かってるんだ」
提督「俺が、神通を?そんなバカな話があるか」
木曾「シラを切っても無駄だ、神通のヤツ、しばらくお前に付きっきりだったからな?」
木曾「お前がアイツの優しさにつけ込んで、何かしたんじゃないのか!?」
提督「…な、何を言ってるんだ、まるで分からないぞ」
木曾「しらばっくれるな!…じゃあ神通は何処に消えたっていうんだ」
提督「神通が…いない?」
木曾「あぁ、数日前から誰も姿を見てないんだよ」
木曾「おかしいだろ?アイツが、顔も出さない訓練にも出てこない、…なんてよ」
提督「そうだったのか…それなら、もっと早く報告してくれれば……」
木曾「…その様子じゃ、お前はまるっきり無関係らしいな」
提督「俺も、寝耳に水さ」
木曾「なんだ、俺の勘違いだったって訳か、ははっ…」
提督「木曾…」
木曾「疑って悪かったな、提督さんよ。危うく上官を無実の罪で殺しちまうところだったぜ」
提督「また物騒な……神通のこと、俺の方で調べておく。木曾も睡眠はとっておけよ」
木曾「了解だ、じゃあな」
提督「まったく、眠れなくなっちゃったじゃないか…」
提督(今度は神通が行方不明か…)
提督(これも、俺を恨んでる誰かの策略なのか?それとも…)
提督(神通…、物騒なことに巻き込まれたりしてないといいが…)
ねみぃのでここで切ります
神通ちゃんがやっと救われそう、あと木曾はやっぱりイケメン
(安価次第では)救われそうということです
再開しまする
◇ ◇ ◇
提督「神通…、心配だな」
提督(それにしても、何日も居なかったのに気づけなかったとは…)
提督(管理不行き届きにも程がある、司令官失格だな…)
提督「後悔しても始まらない、か…」
提督「……まずは行動を起こす、神通がいなくなるまでの動きを調べてみるか」
>>321
1 青葉に調べさせる
2 阿武隈に調べさせる
3 自分で調べる
4 その他指定
1
青葉「司令官!お呼びでしょうか?」
提督「あぁ。神通のことで、調べて欲しいことがある」
青葉「承知しました!青葉にお任せ下さい!」
◇ ◇ ◇
青葉「どーも!青葉ですっ!」
川内「…何の用?」
青葉「神通さんの件で、インタビューに参りました」
川内「帰ってよ…」
青葉「鎮守府でももうかなり噂になってますからね、ジャーナリストとして取材をば」
川内「…何も知らないよ、っていうか、私達が神通の居場所を教えて欲しいくらいだよ」
青葉「お話だけでいいんです!神通さんの捜索、青葉にもお手伝いさせて下さい!」
川内「………」
川内「どうぞ」
青葉「あ、失礼しますっ」
川内「那珂、お茶出して」
那珂「はーい」
川内「……ちゃんとしてね」
那珂「…う、うん…」
青葉「それで、いなくなる前の神通さんに何か不自然な点は?」
川内「…普通だったよ」
青葉「ふむふむ…」メモメモ
那珂「は~い、那珂ちゃん特製アイスティー出来上がり~!どうぞ!」
青葉「あ!いただきますっ」チューゴクゴク
川内「………」
青葉「…これ美味しいですね!何か入ってます?」
那珂「え…あ、それわ~、ヒ・ミ・ツ、だよ?」
青葉「えー、教えて下さいよー!」
◇ ◇ ◇
青葉「神通さん、何か困ってたこととかありました?」
川内「いや…、そういうのあんまり喋らない娘だったから」
青葉「そうですかぁ……ん、あれ…?」カクッ
那珂「だ、大丈夫?」
青葉「ふぁ……いぇ、なんだか青葉、眠くなってきました…」フラッ
川内「本当に大丈夫?……那珂、鍵掛けてきて」
那珂「う…、わかった」
青葉「ふぁ…んぅ……」Zzz...
川内「………」
提督「……」
提督「………」
提督「…信じて送り出した青葉が一向に帰ってこない…」
提督「………」
>>329
1 まぁ大丈夫か
2 心配だ、探しにいこう
3 その他指定
2
提督「いや、流石に不味いだろう」
提督「こんな物騒な時に、青葉に任せるんじゃなかったな…」
◇ ◇ ◇
提督「…川内、那珂?いるか?」コンコン
ガチャ
那珂「…提督…」
提督「那珂…元気がないな?」
那珂「えっ…!そ、そうかなぁ?那珂ちゃんはいつも元気なんだけどなぁー」
提督「那珂、今日青葉がここに来なかったか?」
那珂「し、知らないよ」
提督「…本当か?」
那珂「知らない、那珂ちゃん知らないもん」
提督「……本当のことを、言ってくれないか」
那珂「……>>336」
…たすけて
那珂「…たすけて」
提督「……分かった、話を聞こう」
那珂「入っていいよ、いま川内ちゃんいないから…」
提督「邪魔するな」
那珂「……」
提督「…えーと、まず何から聞こうか」
那珂「…ごめんなさい」
提督「お、おい、頭は下げなくていい」
那珂「全部、那珂ちゃんが悪いの…那珂ちゃんのせいなの…!」グスグス
提督「そ、そんなことはない…だから落ち着け」
那珂「うぅっ…ぐす…ひぐっ……」
提督(…随分、抱え込んでたんだな)
提督(普段明るく振る舞ってるぶん、苦しかったろうに)
提督(俺はやっぱり、コイツらのことをうわべでしか知らない)
提督「……最低だな」
提督「落ち着いたか?」
那珂「うん…」
提督「質問しても、大丈夫か?」
那珂「うん」
提督「まず俺が一番聞きたいのは、神通のことだ」
提督「神通が今どこにいるのか、知ってるか?」
那珂「……わからない」フルフル
提督「じゃあ、質問を変えよう」
提督「神通がいなくなる前、何があった?」
那珂「あ…ぅ…」パクパク
提督「焦らなくていい、落ち着いて」
那珂「………>>345」
神通が川内を脅迫していた
那珂「実は、ね…元々は神通ちゃんが川内ちゃんのこと脅してたの」
提督「脅し?どういうことだ」
那珂「あんまりよく知らないんだけど、川内ちゃんのお友達に他所の鎮守府のひとがいるとかでね」
那珂「川内ちゃんその人に頼まれて、提督の悪い噂とかを流してたみたいなの」
提督「…それで、あんなことに」
那珂「うん…」
那珂「神通ちゃんはその事に気づいてて、止めないようなら提督や皆に話すなんて言ってたんだけど」
那珂「提督の嘘の悪評が皆に広まってから、川内ちゃんと神通ちゃんの間で立場が変わって」
那珂「川内ちゃんが、神通のこと…、殴ったり…するようになって……」グスッ
提督「…辛かったな…よしよし」
那珂「那珂ちゃんが…二人のことちゃんと止められてたら、こんな風には…!」グスグス
提督「よく、打ち明けてくれたな」
那珂「違うの…、那珂ちゃんは自分が傷つきたくなかったから…」
提督「皆そんなもんさ…」
提督「勇気を出して話してくれたおかげで、全部繋がった」
提督「ありがとう那珂」
那珂「提督っ…ふぇ、っ…」グスグス
那珂「う゛ぅぁぁぁん……」グスグス
ガチャン
那珂「!!」
提督(やっべ…忘れてた…)
川内「……ねぇ、何してるの?」
提督「せ、川内」
川内「あんた、何うちの妹泣かせてんの…!」ガッ
提督「っぐぅっ…!?」(首が……)
那珂「やめて…!」
提督「…泣かせたのは俺じゃなくて、お前なんじゃないのか…っ?」
川内「黙ってよ…黙れ!」ギリギリ
提督「く、ぐ……っぅ…!」(力、ヤバ…呼吸が…!)
提督(俺はこのまま、ゲームオーバーなのか…?)
>>351
1 支援艦到着(艦娘指定)
2 現実は非情である
3 その他指定
1 武蔵
<ドガァン!
提督「!?」
那珂「!?」
川内「!?」
武蔵「…何やら、面倒なことになっているようだな?」
那珂(ドアが粉々…)
提督(今すっごい揺れたな)
川内「きゅ、急に入ってきて何なの…?!」
武蔵「まずはその首に掛けている手を離せ」
武蔵「上官殺しをするなら、もっと上手なやり方があるだろうが」
川内「っ……」
武蔵「二度は言わんぞ」
川内「……」パッ
提督「げほっ、はぁっ…はぁっ…!」ドサ
武蔵「提督、大事は無いか」
提督「…なんとか……」
武蔵「貴様の様な軟弱者の一人や二人、勝手に死ねば構わんが…」
武蔵「目の前で死なれるのは少々癪だからな」
提督「厳しいなぁ……」
川内「……!」サッ
武蔵「川内よ、何処へ行くつもりだ?」
川内「部外者が口挟まないでよ」
武蔵「こうして殺人未遂現場に居合わせた以上、私も関係者の一人だぞ?」
川内「もう…何なのさ…!もういい!」ドロンッ
提督「き、消えた…」
武蔵「彼奴は忍か」
武蔵「それにしても、随分荒れていた様じゃないか?」
提督「いろいろ、あってな……げほっ」
武蔵「痴話喧嘩か?ははっ、お前もなかなかやる男だな、え?」
提督「そんなんじゃない…そんな易しいもんじゃないんだよ」
武蔵「……どうやら、複雑な事情を抱えているとみた」
武蔵「お聞かせ願おう、提督よ。この武蔵、きっと役に立つぞ?」
話す or 話さない >>366
話す
◇ ◇ ◇
武蔵「……成程、大体把握した」
提督「さっきはお前のおかげで本当に助かった」
武蔵「あのくらい、構うものか」
武蔵「そんなことよりも、次のことを考えた方がいいんじゃないか?」
提督「次?」
武蔵「忍者娘を捕らえて洗いざらい白状させることだ」
提督「それ、もうほぼ最終目標なんじゃ…」
武蔵「お前はもう事態解決の一歩手前にいるということだ、違うのか?」
提督「そうなのかねぇ…けど一体どうやって探すんだよ?」
武蔵「それは自分で考えることだな」
提督「はぁ……手伝ってくれよ…」
◇ ◇ ◇
川内「はぁっ…はぁっ…はぁっ……」タッタッタ
川内「…はぁっ…はぁっ……」
同期提督「…随分、お疲れらしいだな?」
川内「あ……!」パァッ
同期提督「…その様子じゃ、上手くいかなかったみたいだな」
川内「!、ご、ごめん」
同期提督「いいんだよ、俺はお前が無事なら…」チュッ
川内「ん…っ…//」
同期提督「よしよし、いい娘だな」
川内「ねぇ…、早く一緒になりたいよ」
同期提督「アイツさえいなくなってしまえば、俺達はいつでも一緒になれるさ」
川内「そっか、そうだよね……」
同期提督「どうせ帰れないんだろう?しばらくここにいろ。それで、これからどうするか考えよう」
川内「うん……ねっ…もっかい、しよ……?」
同期提督「いいぞ」チュッ
川内「ん……んぅ…///」ポーッ
同期提督「…本当に可愛いな、お前は」ナデナデ
川内「えへへ、ふふっ…///」
同期提督(バカだな…、あの男を引きずり下ろせさえすれば、お前はもう用済みなんだよ)
同期提督(川内……お前は俺の復讐の道具でしかない…)ニタァ
ここらで一旦切り
眠いし安価めんどいしなんかもうどうでもよくなってきた
川内で抜いてから寝ます
俺がいない間に別の話題で盛り上がってるじゃないか…混ざりたかった
再開しまーす
◇ ◇ ◇
阿武隈「提督、提督います?!」ガチャン!
提督「そんなに慌ててどうした」
阿武隈「青葉さんの携帯から連絡が来たんです!」
提督「何?!本当か?」
阿武隈「内容は…とにかく、来てください!」
提督「あぁ、わかった」
あ、こっから安価ぐっと減ります(出さないかも)
提督「それで、連絡ってのは?」
あきつ丸「先程電報、あいやメールが届いたのであります」ピッ
提督「そうか…っていうか、何でアドレス知ってるの?」
あきつ丸「知ってたらおかしいのでありますか?」
阿武隈「それこの状況で突っ込む事なの?」
提督「わ、悪かった…二人してブーイングは止せ」
あきつ丸「…ま、提督を弄るのはこのくらいにしておいて…、内容はこれであります」
提督「…見せてくれ」
『神通、青葉の両名を引き渡してほしくば、○○工場跡地まで来い
但し、指定場所には提督一人で来ること
さもなくば二人の命の保証はない
提督の懸命な判断を期待する』
提督「………」
阿武隈「…何が、狙いなんでしょう?人質を用意してお金が目的じゃない、となると…」
提督「…俺への、個人的な恨み」
時間指定がないという痛恨のミス
声明文訂正
『神通、青葉の両名を引き渡してほしくば、○○工場跡地まで来い
本日二三〇〇まで待つ、それ以降は一切の交渉に応じない
指定場所には提督一人で来ること。
さもなくば二人の命の保証はない
提督の懸命な判断を期待する』
あきつ丸「もしかして、心当たりが?」
提督「いや……」
阿武隈「時刻は…、今ちょうど一三〇〇です」
あきつ丸「あと十時間…」
提督「分かった、今すぐ俺が助けに…」
あきつ丸「待たれよ、誇りある帝国海軍の司令官が無策で敵地に赴くなど、陸軍に言わしめば愚の骨頂!」クワッ
提督「なんだよ…何か問題あるのか?」
あきつ丸「相手が提督に恨みを持っているのであれば、ただで提督を返すとお思いでありますか?」
提督「!そうか、そうだよな…」
あきつ丸「…この人本当に士官学校卒業してるのでありますか?」
阿武隈「私も不安になってきた…」
提督「」
提督「…と、とにかく!作戦が大事だってことだろう?」
阿武隈「…ホントにわかってる?」
提督「大丈夫だ……多分」
あきつ丸「不安でありますなぁ…」
提督「頼りなくて、すまないな…やっぱり俺は……」ドヨーン
阿武隈「て、提督、しっかりして!」
あきつ丸「致し方ない、こうなればこのあきつ丸が策を弄しましょう」
提督「あきつ丸…助かるよ」
あきつ丸「成功の暁には、褒美はきっちり頂くでありますよ」
提督「やる!いくらでもくれてやるぞ!」
阿武隈「私も協力させて下さいっ、あきつ丸さん」
あきつ丸「阿武隈殿、ありがたい」
提督「よし、必ず二人を助けるぞ。…それで、川内も」
阿武隈「はい!」
あきつ丸「了解した」
◇ ◇ ◇
―22:30 工場跡―
川内「…あいつ、来るかな」
同期提督「さあな…」
同期提督(…残り三十分、か)
同期提督(可愛い部下を見殺しにするか、我が身可愛さに部下を見捨てるか?)
同期提督「…お前の判断はどっちかな?」
コツ コツ コツ
提督「………」
同期提督「…久しぶりだな、候補生のころ以来か?」
提督「川内、それに、お前は…!?」
同期提督「俺の顔を忘れたとは言わせないぞ?」
提督「…じゃあ、二人を拐ったのは」
同期提督「川内に頼んで、俺がやった」
提督「鎮守府で俺の印象を悪くしたのも」
同期提督「俺だ」
提督「……どうしてだ」
同期提督「ん?」
提督「どうして、こんな事をしたんだ?!」
同期提督「分かってるんだろ…お前も?」
提督「……」
同期提督「復讐。ただそれだけだ」
同期提督「…見ろよ、この傷を」
提督「………」
同期提督「このせいで、俺の右手は満足に動かない」
同期提督「この右目も、視えない」
提督「……違う、それは」
同期提督「俺のせいじゃない、とでも言うつもりか?」
提督「そうじゃない、あれは!」
同期提督「今更、言い訳は聞きたくない」
同期提督「俺は今でも覚えてるぜ…お前に見捨てられたあのときの事を…」
―十年前・南氷洋―
~観測艦・艦上
提督(候補生)「おい、あれ見ろ!ペンギンだぞペンギン!」
同期提督(候補生)「………」
提督「ペンギン、興味ないのか?」
同期提督「…興味ないな」
提督「そうだ、父さん達に写真撮って帰らなきゃ」サッ
同期提督「お前なぁ…遊びに来たんじゃないんだからよ」
提督「あ、俺のカメラ」
同期提督「没収な」
提督「ちょ、そんな……返せよー」
同期提督「お前の癖にライカなんて趣味がいいじゃねえか」
提督「あ、父さんに貰ったんだ…じゃなくて!」
提督「いっやぁ、本当に寒いな南極…」
同期提督「………」
提督「…あ、クジラだ。でっけー」
同期提督「……あん?」
提督「俺生でクジラ見るの初めてだわ、お前は?」
同期提督「………」
提督「……どうしたんだよ?」
同期提督「あれ…本当にクジラか?」
提督「え?あんなでかいんだからクジラだろ?」
同期提督「その双眼鏡貸せ」
提督「お前、カメラに次いで双眼鏡まで取る気か?!」
同期提督「いいから…!」
同期提督「…………っ…なんだ、あの生き物は…?」
駆逐イ級「ア゛ア゛ア゛アアア!」
駆逐ロ級「ギエ゛エ゛エエエッ!」
同期提督「不味い、クルーに伝えないと…」
提督「急に慌てて…、あれ、そんなヤバい奴なのか?」
同期提督「…あれが多分、深海棲艦ってヤツなんだ」
提督「な、なんだって?!」
駆逐イ級「ア゛ア゛アアアッ!」ドン!
駆逐ロ級「ギイ゛イイイィッ!」ドン!
提督「撃ってきた?!」
同期提督「伏せろ!」
ドガーン!!!
提督「うわあああああああ!!!沈む、船が、沈む!」
同期提督「慌てんな!まだそうなるとは限らない!」
提督「でも深海棲艦には今まで勝てたことがないんだろ?!じゃあ俺達ここでおしまいってことじゃないか!」
同期提督「パニックになるな!助かる可能性だって…!」
駆逐イ級「アア゛ア゛アア゛アッア!」ドン!ドン!
ドガン!ズドン!!
提督「う、うわぁっ!?…」
同期提督「?!危ない!」
同期提督「ぅぐぁ…っ、!」
同期提督(破片が、刺さって…痛ぇ、クソ、意識が……)
提督「な、何で庇ったんだよ?!」
同期提督「さぁ、な…体が、勝手に…っ!」
提督「やっぱ喋んなくていい、血が、ぁ、こういうときは……!」
駆逐ロ級「ッシャア゛アア゛ア゛ッ!」ドン!ドン!ドン!
ドガーン!.........
提督「っうわぁあああああああっ!?!」
ギィッ…ズズズズ.......!
同期提督(船が、傾いて…る…)
提督「し、沈む…!駄目だ、まだ駄目だ!嫌だ…あああああああああ!!!!」
ズズズズズズズ......
クェーッ クェーッ
提督「………」パチリ
提督「……ここ、は…?」
提督(海岸、らしいな…)
提督(確か、船が沈んで……)
提督(…俺、まだ死んでない)
提督「…ぁ……ぅっ…」
提督(…アイツは……何処だ!?)
クェッ クェーックェーッ
提督(カモメが、死体か何かに群がって啄んでる…)
提督(あれ?あの服の切れ端は……!)
提督「ぁ、どけ、どけ…!」ブンッ
クェーッ クェッ バサバサッ
提督「ぉ、ぃ、おい…!」ユサユサ
同期提督「ぁ………」
提督(脈は、ある)
提督(呼吸も、してる)
提督「よか、った……」
同期提督「………」
提督(でも…救助が来なければ、どうせ俺達は……)
同期提督(どうやら俺は生きているらしい)
同期提督(寒さのせいか、傷口から体の中が凍りつくようだ)
同期提督(もしかしたら、実際にそうなのかもしれない)
同期提督(全身が痛い、とてつもない苦痛だ)
同期提督(いっそ、あの時に死ねていれば楽だったのに)
同期提督(…)
同期提督(ときどき、誰かが俺の口に水を注ぐ)
同期提督(誰かが俺に話しかける)
同期提督(たぶん、アイツだ)
同期提督(…俺はまだ、生きていられる)
同期提督(……あれからどのくらい経っただろう)
同期提督(遠くから、声が聞こえる)
同期提督(ヘリコプターの音がする)
同期提督(救助が来た、やっと来たんだ…!)
救助隊員「要救助者一名発見!」
同期提督(………あれ?)
救助隊員「無事でしたか、怪我は?」
提督「ぁ……ぇ……」ガクガク
救助隊員「低体温症みたいだな…、すぐ乗り込んで!」
提督「!ぅ、ぅっ……」
同期提督(アイツの声が遠ざかる)
同期提督(アイツの気配が遠ざかる)
同期提督(ヘリコプターの音が、離れていく…)
同期提督(俺は……一人?)
同期提督(一人で死んでいく?)
同期提督(……いやだ、嫌だ)
同期提督(嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ)
~ ~ ~
同期提督「俺が救出されたのは、お前が助けられてから3日後だった」
同期提督「その間、まさに地獄の苦しみだったよ」
提督「……」
同期提督「助かったとはいえ、俺の心は、体は、治せないほどに傷ついた」
同期提督「俺が傷を治すのに費やした時間の間に、お前はもう立派な将官になっていた」
同期提督「我慢ならなかった。お前のような、なんの取り柄もなかった男に、易々先を越されたことが」
同期提督「何より、裏切られたことが」
提督「………!」
同期提督「俺は失った時間を取り戻すために必死になってお前に追い付いた、だが…」
同期提督「俺を認める人間は海軍にはいなかった…」
同期提督「否、俺を認める人間はもはやこの世の中にはいなかった!」
同期提督「俺は職を追われ、路頭をさ迷った」
同期提督「そして俺の中には、お前への憎しみだけが残された…!」
提督「……そんな」
同期提督「あの時お前がただ一言言うだけで、俺はこうはならなかった!」
提督「俺だって、ずっとお前に謝りたかった、詫びたかった…」
同期提督「…なら、もっと早く言ってくれよ…!」
提督「…悪かった…、お前がそんなに苦しんでいたなんて、俺は…」
同期提督「もう遅いんだ、何を言ってもな…!」チャキッ
提督「…撃ってくれていい、俺はお前にそのくらいの事をしたんだよな?」
同期提督「チ、潔いな…、それもムカつくぜ…!」
提督「…ただ、約束してほしい」
同期提督「何だ?」
提督「神通と青葉には、手を出さないでくれ」
同期提督「……わかっている」
提督「……じゃあな」
同期提督「ッ、死ね!」バキューン!
提督「う…っ…!」
ドサッ.....!
一旦切るんじゃ
まだもうちょっとだけ続くけど眠いんじゃ
すまんのじゃ
すまんこ
勢いで書いてるから今落とし所を模索してる所だぜ
再開しまーす
ドサッ
提督「……う…っ…」
同期提督「………」
提督「………なぁ…」
同期提督「…もう、喋るな」
提督「………じゃあ、…これは、俺の独り言だ…」
同期提督「………」
提督「…あの時…、俺達が遭難した時……」
提督「俺は…俺はお前と、一緒に…帰りたかった」
提督「でも、…俺は救助隊員に…お前が、いるってことを…言えなかった…」
提督「…あの時は、俺も……寒さと、不安で、狂いかけて…」
提督「会話も、ままならないほど……おかしくなってた」
提督「…俺は診療所に運ばれて、3日…眠り続けた…」
同期提督「………」
提督「俺は、気がついてすぐ……お前がいることを、皆に伝えた」
同期提督「………」
同期提督「……どうして傷が治った後も、俺に会いに来なかった」
提督「……わからなかった」
同期提督「………」
提督「…ボロボロになって…、何もかも傷ついたお前に…」
提督「何を、言ってやったらいいのか…」
提督「俺が……、何をしてやれるのか…」
提督「ははっ…どうして……、俺なんかが無事で…」
提督「……俺が、彼処で死んでりゃあ……」
提督「誰も…、傷つかず、に……っ!」ゲホ
提督「っ、げほっ、うっ、っ!」ビチャッ
同期提督「……」
提督「……っ」ガク
同期提督「………」
提督「」
同期提督「……はぁー…」
提督「」
同期提督「…呆気ねぇなぁ……」
同期提督「……こんなもんなのかよ…」
同期提督「俺の…復讐は…」
川内「……ねぇ…!」
同期提督「ん?」
川内「これから…どう、するの?」
同期提督「約束通り、人質は解放しておいて…」
同期提督「二人で高飛びするか」
川内「何処に逃げるの?」
同期提督「そうだなぁ――――ッ?!
バキュ-z_ン...!
川内「……え…?」
阿武隈「二人とも、そこまでです!」チャキッ
あきつ丸「助っ人二人も連れておきながらら突入の機会を逃すとは…」
あきつ丸「完全に作戦が悪かったでありますな…」
武蔵「戦えないのは不満だが…事が片付くなら構わん」
木曾「さぁ、神通と青葉を返してもらおうか」
川内「あ、あんた達…何すんのさ!」
阿武隈「動かないで下さい…!」チャキッ
川内「っ!」
あきつ丸「…提督、ご無事で?!」
提督「」
木曾「ちっ…急所は逸れてるが…、出血が多すぎるな」
あきつ丸「早く病院へ!」
木曾「なら俺が担いで行く、後は頼む」
あきつ丸「承知であります!」
阿武隈「二人は、何処です?」
川内「………」ユビサシ
阿武隈「奥の部屋ですね」
武蔵「コイツらは私が見ておく」
阿武隈「分かりました、お願いしますね」タッタッタ
同期提督「……」
川内「ねぇ…ねぇってば…起きてよ…!」
武蔵(心臓を一発…あれでは、助からんだろうな……)
同期提督「……へっ…」
川内「死んじゃ嫌!嫌だよ!」
同期提督「………」フルフル
川内「ぁ……ダメ…待って、置いてかないで…お願い…っ…」
同期提督「……ょ、かった…」
同期提督「俺の…ため、に、泣いて…くれる…人、がいて……っ!」ビチャビチャッ
川内「やだ…やだよ、私、一人になっちゃう……!」
同期提督「…俺の、我儘に…付き合わせ、ちまって……」
同期提督「…ごめ、ん……」カクッ
川内「…ぁ……」
同期提督「」
川内「いやっ……ぅ、うあああああああああっ!!!」
武蔵「………」
阿武隈「二人とも無事救出しました…」
川内「…うっ、あっ、ぁあ……っ!」
武蔵「…ご苦労、だったな」
阿武隈「………はい」
◇ ◇ ◇
神通「那珂ちゃん、準備できましたか?」
那珂「も、もうちょっと待って!」
神通「急ぐ用事でもないから良いけど…もっと早く起きてね」
川内「……」
神通「…姉さん、本当に大丈夫なの?」
川内「…早くけじめをつけなきゃね、前に進めないから」
神通「そうですよね……」
那珂「ねぇ~、どっちのスカート穿いてけばいいかなー?」
川内「上着にもよるなぁ…神通は?」
神通「そのダッフルを着ていくんだったら、こっちかしら」
那珂「なるほど~…むむむ…」
◇ ◇ ◇
那珂「とうちゃーく!那珂ちゃん一番乗りぃ!」
川内「良いところだね、ここ」
神通「確かに、見晴らしもいいですね」
那珂「ねぇねぇ早く行こ、提督も待ってるよー?」
川内「えー…なんかその言い方はやだ」
神通「姉さんったら、もう……」
那珂「う~ん、どれかなぁ~…」
神通「先に、青葉さんに聞いておくべきでしたね…」
川内「…あ、これだ……」
神通「…提督と、姉さんのお友達…でしたよね」
川内「………うん」
那珂「ってことは、この隣のが提督さんだね」
川内「思ってたより綺麗にしてあるじゃん、花もまだ枯れてないし」
神通「確か、阿武隈さんやあきつ丸さんがよく掃除に来るとか」
川内「ふうん、そうなんだ」
那珂「ねぇねぇ、こっち見て見て!すっごい景色だよ!」
神通「…港と海がちょうど見えるんですね」
川内「あたし達の事、見ててくれてるのかな……」
神通「…それじゃ、お二人にお供えとご挨拶しましょうか」
那珂「はーい」
川内「……うん!」
川内「花って、ここに差しとけばいいの?」
神通「はい。…お花、少し買いすぎちゃいましたかね」
川内「無理矢理差しちゃえ、豪華な方が二人とも嬉しいでしょ!」
神通「ね、姉さん…刺し方が雑……」
那珂「あー!!!」
川内「どうしたの那珂?」
那珂「那珂ちゃんお線香持ってくるの忘れた…」
川内「はぁーっ?!那珂あんた何しに墓参りに来たの!」
那珂「ごめーん!那珂ちゃんの可愛さに免じて許してー!」
神通「やっぱり私が準備しておくべきでした……」
川内「今すぐ店行って買ってこーい!」
那珂「那珂ちゃん了解!」バヒューン
川内「全く、那珂はいっつも騒がしいよねー」ヤレヤレ
神通「姉さんが言えることですか…」
川内「………はぁ」
神通「……姉さん?」
川内「…二人には、迷惑かけたよねー…」
神通「……はい」
川内「……ごめんね」
神通「何度も聞きました、それ」
川内「…そっか、そうだよね」
神通「いいんですよ、私は」
川内「えー…神通絶対許してないでしょ」
神通「…どうでしょうか?」
川内「怖い怖い、やめて」
神通「ふふ、半分冗談です」
川内「やっぱり半分は許してないんじゃん?!」
神通「だってまだ一年しか経ってないんですよ?」
川内「そりゃそうか、そうだよねー…」
川内「那珂のおかげなのかなぁ」
神通「何がですか?」
川内「那珂が取り持ってくれなかったらさ、あたし達多分あのままバラバラだったじゃない?」
神通「ええ」
川内「あの子バカだけどさ、皆の為にいつも気ぃ張って頑張ってて…」
神通「…私達には無い、耀きを持ってる」
川内「…そこが、いいのかなぁ」
神通「私達二人だけじゃ、きっと元の関係には戻れなかった」
川内「何だかんだ、あたし達は三人でバランス取ってるんだよね」
神通「この一年、あの子が一番苦労してたのかも…」
川内「…ほんっと、情けない姉だよねー」
神通「…右に同じ、です」
那珂「おっまたせー!那珂ちゃん無事、任務遂行しましたー!」
川内「お疲れー」
那珂「お線香といえば、○雲だよね!ってことで頑張って探して来たんだよー?」
川内「瑞雲?瑞雲より夜偵かなぁ」
那珂「川内ちゃん、そのボケは微妙かな…」
川内「なんだと~!」
那珂「ひゃぅあ~!?髪ぐしゃぐしゃにしないで~!!」
神通「もう…二人とも、墓前では静かに!」
川内「神通、ごめん…」
那珂「今一瞬凄い気迫が…」
神通「こほん…それじゃ、お線香を上げましょうか」
川内・那珂「はーい」
◇ ◇ ◇
那珂「…皆、どうしてるのかな?」
神通「艦隊の皆ですか」
那珂「提督が…亡くなって、艦隊が解散になっちゃったでしょ」
那珂「それから皆、色んな所に移動になったから、今頃何してるのかな、って」
川内「元気でやってるよ、そのうちまた会えるさ」
神通「……懐かしいですね、あの頃が」
川内「今になって…提督の鎮守府が一番良かったって思うよ」
神通「姉さん…」
川内「ぶち壊したのは、あたしなのにね……」
那珂「川内ちゃん…」
川内「…ごめん、私のせいだ…」
那珂「川内ちゃん、大丈夫だよ!」
神通「頭を下げないで下さい。泣かないで下さい」
神通「姉さんは姉さんらしく、川内型の姉らしく、堂々としているのが似合いです」
川内「……二人とも…ありがとう」
川内「……それじゃ、そろそろ帰ろうか」
那珂「…うん」
神通「はい…」
那珂「提督、さよなら!」
神通「また、三人で来ますから…」
川内「……じゃあね」
― 終 ―
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ノリでスレ立てしたらレスが着いちゃったのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、艦娘達のみんなへのメッセジをどぞ
川内「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
青葉「いやーありがとうございました!
私のかわいさは二十分に伝わりましたかね?」
阿武隈「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいよね・・・」
あきつ丸「見てくれありがとうであります!
正直、作中で言った私の気持ちは本であります!」
鯖「・・・ありがと」ビタンビタン
では、
川内、青葉、阿武隈、あきつ丸、ほ鯖、無能クソザコ提督「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
あーもう知らねぇ
んな無茶苦茶なもん
書けるかよ
安価にレスするだけのお前らと違って
リアルタイムでかん
がえて書いてるんだから
当然こうなるに決まってんだよ
>>1「ゆるく乳繰り合い書きたい」
読者様「上官に逆らう艦娘とか解体だろ?かーいたい!かーいたい!とっとと解体!ナカチャン!!」
これだもんな
このSSまとめへのコメント
死んだァァァァァァ!???!!?
川内はなんのお咎めもなし?へぇ…
あんかありがとう
つまんね…
おおていとくよ!!しんでしまうとはなさけない
とりあえず提督も艦娘も無能なんだということは分かった。
書き手は安価まわしが苦手なのか知らんけど安価向いてないし、話自体もつまんなかった
つまんね川内もあと追えばいいのに
川内よなぜ死なない
後で知った提督の過去の行動が屑すぎて
死んだり虐められた行為も
全然可哀想とは思えなくなった