リレー小説 「あの日あのときあのバス停」 (58)

19年前の今日、あいつは1度だけ笑った

蝉「本当は外になんて出たくなかった。」

蝉「土の中に引きこもっていた7年間は 日々が呆然と過ぎて昼夜の区別なんてなかった」

蝉「でも地上にいざ出ようとしたら、すでに地面がアスファルト(就職氷河期)で覆われてたんだ……ダメだ。…」

蝉「むしゃくしゃした僕は ある日乗ってたバスをジャックして…………」

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