男「ここか」


ｷｬｰ


男「む！悲鳴？幼馴染のだ！」

男「大丈夫かー！？」ﾊﾞﾝ

幼馴染「お、男！？逃げて！」

おっさん「ん？誰だてめぇ」

男「お前こそ誰だ！ナニシテル！！」

おっさん「俺はおっさんだ」

男「見た目通りだな！」

おっさん「うるさいこいつがどうなってもいいのか！」

幼馴染「きゃー」

男「きさまー卑怯なやつだな！」

男「そんなやつ成敗してくれる！」ﾎﾟｺ

おっさん「痛っ、叩いたな！」

男「叩いたぞ！」

おっさん「許さん！」ﾎﾟｺｽ

男「痛！今のは本気だったろ！」ﾑｽ

おっさん「半分だもん本気じゃないし」ﾌﾌﾝ

男「なんだとーお前できるな！」

幼馴染「たすけてー」

ｷｬｰ


男「隣の家から悲鳴が」

おっさん「俺の家だ！妻の悲鳴だ…！」ｱｾ

おっさん「今いくぞー！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

幼馴染「はぁはぁ」

男「大丈夫か！？」

幼馴染「たぶん、大丈夫…」ﾆｺ

男「そうか！よかった！」

おっさん「妻ー！大丈夫かー！？」ﾀﾞﾀﾞ

妻「あなた！助けて！！」ｳﾙｳﾙ

厨二病「動くな！俺の右腕が疼いていやがる…！こいつが、この女を殺せとな…！」

おっさん「きっさまー！怒ったぞー！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

厨二病「ちょ、痛っ叩いた！いま、叩いたこいつ！」

おっさん「あぁ叩いたよ！」

厨二病「叩いた！」

おっさん「怒ったって言ったじゃん」ﾑｽﾘﾝｺ

厨二病「叩いた…！」ﾌﾙﾌﾙ

厨二病「痛いよぅ」ｸﾞｽﾝ

妻「あなた！」ﾀﾞｷ

おっさん「もう大丈夫だよ妻」ﾀﾞｷ

妻「あなた…」



ｷｬｰ


おっさん「向かいの家から悲鳴が…」

厨二病「！！　俺の家だ…、お父さん！！」ﾀﾞﾀﾞ

厨二病「おとうさん！」ﾀﾞﾀﾞ

おとうさん「あ、厨二病！助けて！」ﾌﾙﾌﾙ

幼女「うごくな！このひげがどうなってもいいのか！」ｸﾞｲ

おとうさん「きゃっ」ｼﾘﾓﾁ

厨二病「きっさまー！俺はもう怒ったぞ！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

幼女「このいえにあるおかね、ぜんぶもってこい！」

厨二病「やだ！」

幼女「このひげをころすぞ！？」

厨二病「やだ！」

幼女「ぐぬぬ…」

厨二病「成敗してくれる！」ﾎﾟｺｽﾝ

幼女「ぁぅ」ｼﾘﾓﾁ

幼女「ふぇぇ…たたいた…」ｸﾞｽ

厨二病「叩いた！」ﾄﾞﾔ

幼女「いたぁい…」ﾋｯｸ

おとうさん「厨二病！」ﾀﾀ

厨二病「もう大丈夫だよ、おとうさん」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

おとうさん「thanks///」



ｷｬｰ


厨二病「大通りから悲鳴が…」

幼女「この声…わたしのおとうと…！！」ﾀﾞﾀﾞ

幼女「おとうとー！」ﾀﾞﾀﾞ

弟「おねーちゃん！」ｳﾜｧｧｧﾝ

宇宙人「動くな！こいつがどうなってもいいのか！」ﾊﾁﾉｼﾞｶﾞﾀﾒ

弟「いたぁああい！！」ｴｰﾝ

幼女「きっさまー！はなれろー！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

宇宙人「取引だ！この地球をくれたら、こいつを解放しよう」ﾌﾌﾝ

幼女「ぃぃょ」

宇宙人「え？」

宇宙人「いいの？」

幼女「ぅん、いいよ」

宇宙人「あ、そうなんだ…どうも」ﾍｺﾍｺ

宇宙人「じゃあ、もらっていきますね」

弟「うわぁあぁぁん、こわかったよぅ」ｸﾞｽｸﾞｽﾝ

幼女「泣いたらｱｶﾝ…男の子やろ重光君なｧ…」ﾖｼﾖｼ

宇宙人「じゃ、もらいますよー地球のみなさーん！」


ｴｰｲｲｹﾄﾞ　ｶﾏﾜﾝﾖ
ﾓｯﾃｸﾅﾗﾊﾖﾓｯﾃｹｰ　ﾆﾄﾞﾄｸﾝﾅ！


宇宙人「…」

宇宙




宇宙人「手にいれましたよ地球」ﾄﾞﾔ

お偉いさん「おうお疲れ、早かったな」

宇宙人「物分りのいい地球人で助かりました」



ﾋﾞｰﾋﾞｰ！


お偉いさん「どしたぁ！？」

変なの「大変です！火星人のやつらが！船長を！」

お偉いさん「なんだとー！？くっそー！！」ﾌﾖﾌﾖ

お偉いさん「せんちょー！」ﾌﾖﾌﾖ

船長「お偉いさん！助けて！」ｳﾙｳﾙ

火星人「動くな！こいつがどうなってもいいのか！」ｸﾞｲ

船長「ふぇぇ」

お偉いさん「くっそぅ…怒ったぞ！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

火星人「この宇宙船の燃料もってこい！全部だ！それでこいつを解放してやる！」ﾌﾌ

お偉いさん「ぐぬぬ」

お偉いさん「もうゆるさん！」ﾎﾟﾘﾝﾁｮ

火星人「痛っ！なに！？素手！？」ｱｾｱｾ

お偉いさん「そうだ！」

火星人「殴った！」

お偉いさん「そうだ！」

火星人「殴った…」ｸﾞｽ

船長「うわーんお偉いさーん！」ﾀﾞｷ

お偉いさん「大丈夫かい船長」ﾀﾞｷ

火星人「ぐぬぬ」



ﾋﾞｰﾋﾞｰ


お偉いさん「…この音、警報？」

火星人「俺の宇宙船の警報音…！まさか！」ﾀﾞﾀﾞ