【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その9【オリジナル】 (1000)


ごくごくありふれた剣と魔法のファンタジー世界
その世界には多種多様のダンジョンが存在します

あなたは様々な理由によりそこへ踏み入る事となりました
与えられた能力と知恵を駆使し、攻略を目指しましょう


情報まとめ http://seesaawiki.jp/dungeon_attack/

前スレ 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その8【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454497636/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455546317


■ 能力値に関して


【筋力】 物理的攻撃の威力、力技による障害物の除去、などに影響
【耐久】 身体的被害の大きさ、死ににくさ、などに影響

【敏捷】 攻撃などの回避、敵からの逃走成功率、などに影響
【感覚】 気配の察知、直感による危険の予知、五感の鋭さ、などに影響

【知識】 ダンジョン内で発見したアイテム、モンスターの正体の看破などに影響、また魔法の初期習得数が変動する
【意志】 精神的被害の大きさ、発狂に対する耐性、などに影響

【魔力】 魔法及びマジックアイテムの使用などに影響、また、一定値以上で魔法を習得する可能性がある
【幸運】 様々な被害の軽減、取得アイテムの質、などに影響


■ ルール説明

1)
HP・MPといった物は数値化されません
現在あなたがどれ程弱っているかは描写から想像して下さい

2)
様々な判定は所謂【下方ロール】にて行われます
コンマ下一桁が対象の能力値を下回った場合、成功として扱われます
ただし能力値は現在負っている身体的・精神的被害の度合いなどでマイナス補正がかかる場合もあります

能力値と同値の場合はかろうじて成功した扱いとなり、判定が連続する場合は次回判定にマイナス補正がかかります
また、出目が0の場合はファンブル、1の場合はクリティカルになり、結果が極端化します
かろうじて成功とファンブル・クリティカルが重複した場合は、かろうじて成功が優先されます

3)
あなたには3回のコンティニュー回数が与えられています
コンティニュー地点は任意では選択できず、死因となった出来事を確実に回避できる時点まで自動で巻き戻ります
コンティニューによって発生する判定や展開でのデメリットは存在しませんのでご安心下さい
また、コンティニュー後は無限ループ発生防止のため、死亡前と同じ行動は制限されます

4)
様々な行動の際、常識的に考えて当然行われるべき行動は自動的に実行されます
例えば、一切明かりの存在しない暗闇を調べる場合、ランタン等を所持していれば自動的に使用します
これらの自動使用は行動時の宣言であえて制限する事も出来ます(例:明かりを使わずに闇の中を調べる)

5)
明確に自殺以外の何物でもない行動は行えません
その手の行動が指定された場合は無効化され、安価下として扱われます
例:切腹する、固定したロープを首にかけて段差を飛び降りる、など
ただし、特定の状態異常中においては可能となる場合があります

6)
安価で 【作戦会議】 が宣言された場合、最長15分間、安価が停止されます
参加者で自由に意見交換を行って下さい

7)
その他、ルールに関する質問がある場合は極力回答します


■ 現在のあなたのステータス


【女性 / 19歳】


【筋力】 9  【耐久】 7
【敏捷】 1  【感覚】 7
【知識】 1  【意志】 3
【魔力】 8  【幸運】 9


【魔法剣士】

低難度の魔力行使が確実に成功する
物理攻撃時、魔力を消費する事で威力を増加させるコマンドを任意で使用可能


【探索目的】

迷宮の主の撃破



■ 現在攻略中のダンジョン

【白の森】

古い言葉で 【豊かな森】 を意味する名を持つ、とある小国の一都市。
その近くに存在した大森林が変異して形成された迷宮。

内部には魔力を帯びた霧が立ち込める。


■ 現在のあなたの仲間



■ 異端の少年

【筋力】 5  【耐久】 5
【敏捷】 4  【感覚】 3
【知識】 5  【意思】 8
【魔力】 4  【幸運】 1


◆ 職業

【異端者】

NPC専用職業
迷宮外で24時間以上を過ごすと死亡する


【侍祭】

低難度の魔力行使が確実に成功する
魔力による治療行為が可能になる



◆ 特殊能力

【ライト・キュア・ウーンズ】

このキャラクターは魔法による軽症の治癒を行える。
回復量は使用者の魔力と対象者の耐久を用いた判定によって決定される。
この判定は失敗しない。


【コンティニュアル・ライト】

このキャラクターは魔力による光源を用意できる。


【フィジカル・ブースト】

このキャラクターは魔力により自身の能力を強化できる。


【異端の焼印】

一日と置かず迷宮に潜り続けねばならない、神殿製の特大の呪い。
このキャラクターは白の森に関する膨大な経験と知識を持つ。
白の森での生存判定に有利な補正を受け、知識判定に自動成功する。
ただし、このキャラクターが知り得ない事に関しては語られない。


■ エルフの少女

【筋力】 4  【耐久】 3
【敏捷】 8  【感覚】 9
【知識】 4  【意思】 5
【魔力】 6  【幸運】 2


◆ 職業

【エルフの狩人】

NPC専用職業
一部の魔法を自動習得する
一部感知判定が有利になり、敵を発見できた場合の先制判定が確実に成功する


◆特殊能力

【エア・カッター】

このキャラクターは風の刃による遠距離攻撃を行える。


【エア・バースト】

このキャラクターは局地的な暴風を発生させられる。


【マナ・エクスチェンジ / 刀剣】

このキャラクターは魔力を刀剣に変換して運用できる。
この能力を使用している間、このキャラクターは一切の魔力行使を行えない。


【鋭敏な聴覚】

このキャラクターは敏感な聴覚を持つ。
聞き耳判定に常に+1の補正。
また、一定距離内の音を絶対に聞き逃さない。


■ 所持品一覧

 【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
 【大蜘蛛の面頬】 E
 【鉄製のネックガード +1】 E

 【使い慣れた皮鎧】 E
 【鹿革製のリュック】 E

 【大蜘蛛のガントレット】 E
 【異形の手袋】 E

 【ブーツ・オブ・ライトニング】 E

 【大型ウェストバッグ】 E


 【投石用の石 x25】

 【堅焼きビスケット x10】
 【干し肉 x10】
 【竹製の水筒 / 100%】
 【水袋 / 100%】

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】
 【植物油 x2】

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】

 【大英雄の剣片】

 【伝心の白花】


■ パーティーの共有品

 【大蜘蛛の爪の欠片 x4】

 【竹製の水筒 / 100%】
 【竹製の水筒 / 100%】

 【木製の投石器 x2】
 【木製の投槍器】
 【木製の背負子】

 【ポーション x4】
 【熊肝の丸薬 x3】
 【熊骨の精力剤 7】
 【消炎鎮痛剤 x3】
 【鹿脂の塗り薬 x2】
 【発汗剤 x2】

 【豪腕熊の肝臓】 ← NEW


■ 預かり中

 【使い慣れたガントレット】
 【使い慣れたブーツ】

 【熊革の鎧 x3】 作成中 10日目 11:00 以降 受け取り可能


■ 所持金

 2687 Kootz


■ 所持品詳細


■ 蜘蛛甲と鹿革の兜 +1

防御補正 5
回避補正 1

白の森に棲息する緋色鹿の革を使った兜。
大蜘蛛の甲殻で強化されている。
特別な能力は持たないが、特別な思いは籠められている。


■ 大蜘蛛の面頬

防御補正 : 4
回避補正 : 0

大蜘蛛の甲殻によって作られた、顔面を守る防具。
特別な能力は持たない。


■ 鉄製のネックガード +1

防御補正 3
回避補正 0

一般的な鉄で作られた、首を守る防具。
特別な能力は持たないが、特別な思いは籠められている。


■ 使い慣れた皮鎧

防御補正 1
回避補正 0

あなたの体によく馴染む、使い慣れた皮鎧。
一般的な素材を使っており、特別な能力は持たない。


■ 鹿革製のリュック

防御補正 1
回避補正 0

柔軟かつ丈夫、そして軽量なリュック。
このアイテムで防御を行うと、所持アイテムに破壊判定が発生する。


■ 大蜘蛛のガントレット

攻撃補正 : 3
防御補正 : 4
命中補正 : 0
回避補正 : 0

大蜘蛛の甲殻で作られたガントレット。
同じく大蜘蛛の爪や牙によって強化され、攻撃力が増加している。


■ 異形の手袋

防御補正 0
回避補正 1

葉脈の迷宮に棲息する異形の脚の甲殻粉を使用した手袋。

【魔力遮断】

この防具は外部からの、手への魔力の影響を完全に無効化できる。


■ ブーツ・オブ・ライトニング

攻撃補正 1
防御補正 1
命中補正 2
回避補正 2

アーティファクト。
人の手で生み出す事は不可能とされる、最高品質のマジックアイテム。
風の精霊の加護が宿っている。

【雷速】

このアイテムはあなたの肉体を雷の速度で運ぶ事ができる。
雷速での移動により、回避・命中・移動判定を確定成功させる。
また、あなたの考えうる他のあらゆる行為に応用できる。
この能力は一日に一度だけ使用可能。


■ 大型ウェストバッグ

防御補正 1
回避補正 0

人の頭とほぼ同等の大きさの、腰につけるバッグ。
内部に収納されたアイテムを無判定で即座に使用できる。
このアイテムで防御を行うと、所持アイテムに破壊判定が発生する。


■ 投石用の石

投擲属性

攻撃補正 0
命中補正 0

あなたの手にピタリとフィットする、投げつけて攻撃するための石。
目標との距離によって、命中率と攻撃力が変動する。


■ 堅焼きビスケット

穀物を練り固めて焼いた食料。
味はそこそこ程度であるが食感が良く、冒険者の間では割合人気。
一つで半日は腹持ちするだろう。
消費期限なし。


■ 干し肉

乾燥させた肉。
塩気がややきついが、肉食系冒険者に人気がある。
食事の際、水を多く消費する。
一つで半日は腹持ちするだろう。
消費期限なし。


■ 竹製の水筒

竹、という植物で作られた水筒。
東方の国では一般的な物であるらしい。
一杯まで満たせば三日分にはなるだろう。


■ 水袋

水を持ち運ぶための、革製の袋。
一杯まで満たせば三日分にはなるだろう。


■ 方位磁石

常に北の方向を指し示す磁石。
白の森では必須の物であるらしい。


■ 携帯用調理器具一式

最低限の調理が出来るだろう道具の詰め合わせ。


■ 植物油

液状の油。
一般的なランタンを三時間ほど灯せるだろう。


■ 地図用羊皮紙

地図を描くのに丁度良い大きさと形の羊皮紙。


■ 描きかけの地図

未だ完成しきっていない、作成中の地図。


■ 大英雄の剣片

大英雄の愛用した双剣の内一本、その折れた刃先。
血に塗れたまま放置されていても錆びすら浮かない希少金属で作られている。
このアイテムは、一度溶かして斬撃属性を持つ武器の強化に用いる事で、以下の性能を武器に加算する。

攻撃補正 : 2
命中補正 : 1

【貫通 : 魔】

このアイテムを用いた攻撃は魔力による防御を無効化する。


■ 大蜘蛛の爪の欠片

投擲 / 刺突属性

攻撃補正 2
命中補正 0

投げつけて攻撃するのに丁度良いサイズに加工された、大蜘蛛の爪の一部。
目標との距離によって、命中率と攻撃力が変動する。


■ 木製の投石器

投擲補助武器

攻撃補正 1
命中補正 1

このアイテムを用いて投擲を行った時、距離による攻撃力補正を無効化する。
このアイテムは 【投石用の石】 にしか使用できない。


■ 木製の投槍器

投擲補助武器

攻撃補正 2
命中補正 1

このアイテムを用いて投擲を行った時、距離による攻撃力補正を無効化する。
このアイテムは 【投擲槍】 にしか使用できない。


■ 使い慣れたガントレット

攻撃補正 1
防御補正 1
命中補正 0
回避補正 0

あなたの体によく馴染む、使い慣れたガントレット。
一般的な素材を使っており、特別な能力は持たない。


■使い慣れたブーツ

攻撃補正 0
防御補正 1
回避補正 1

あなたの体によく馴染む、使い慣れた皮製のブーツ。
一般的な素材を使っており、特別な能力は持たない。


■ 熊骨の精力剤

6時間だけ、状態異常 【朦朧】 【疲労】 【衰弱】 に耐性を与える。
また、服用者が男性の場合、追加効果が発生する。


■ 熊肝の丸薬

1時間だけ、服用者の視力を劇的に引き上げる。
目視判定にプラス補正を与え、更に 【暗闇】 【距離】 などのマイナス補正を無効化する。
ただし、物理的な障害物によるマイナス補正は打ち消す事が出来ない。


■ 豪腕熊の背骨

太く強固な背骨。
主に薬剤の素材として扱われ、男性向けの精力剤に加工される。


■ 伝心の白花

◆ 特殊能力

【以心伝心】

このアイテムを他者に手渡した場合、対象に対して抱いている感情が正確に伝えられる。


■ 消炎鎮痛剤

薬草から作られる塗り薬。
三時間だけ、痛みによる補正を無効化できる。
ただし、激痛の場合はこの薬では効果がない。


■ ポーション

良質の薬草と少量の魔力を用いて作られる薬品。
傷にかければ消毒、血止め、治癒促進の効果がある。
また、飲み込む事で疲労を回復する事も出来る。


■ 鹿脂の塗り薬

緋色鹿の脂と薬草を用いて作られた塗り薬。
火傷に対して効果が高い。
また、消炎鎮痛剤と同等の効果も持つ。


■ 発汗剤

体温を上昇させ、発汗を促す効果がある薬品。


■ 豪腕熊の肝臓

高い価値を持つ臓器。
そのまま食べても胃腸を整え、視界の揺らぎを防ぐ効果を持つが、加工する事で効果を増す。
加工後の薬は主に視覚に効能があり、一時的ではあるが劇的に視力を向上させる事が出来る。


■ 前スレラスト



あなた達はまず、足跡を調べる事とした。
階段の先に待つものは何か。
その正体を知る一助には、間違いなくなるだろうと判断して。

足跡の数は余りにも多い。
階段の外、円形の通路とほぼ同じような状態だ。
無数に重なり、その詳細を探るのは骨の折れる作業である。


少年は光を維持し、警戒を。
あなたと少女が階段にしゃがみ込み、精査を開始する。



残念ながらあなたには大した事は分からなかった。
が、代わりに少女が情報を獲得する。

少女の言によれば、森のあらゆる魔物の足跡が混在しているようだ。
熊の足跡、梟と思われる爪跡、蛇の貼った跡。
それらが無数に折り重なり、混沌とした地面の模様を作り上げている。

方向は出入りの両方に。
全ては古い物から新しい物まであり、常に使われ続けているように見える、とも。

また、どうやら人間の足跡は見当たらないという事だ。



足跡から素直に考えれば、内部にはあらゆる魔物が潜んでいるという事になりかねない。
魔物達が相争わず共存する。
そのような事が有り得るのだろうか。

二人にそのように尋ねながらも、あなた自身その答えは理解していた。


『いいえ、有り得ません。
 魔物同士食い食われる関係です。
 獲物を巡って争う事はあっても、同じ場所で共に過ごすなんて聞いた事もありません』


少年の言う通りである。
狼に食らわれる鹿が良い例だ。
森の魔物達の間でも、弱肉強食は絶対のルールとなっている。

ならば、ここは一体何なのか。

その答えに繋がる材料を、あなたは既に知っていた。


迷宮の主による、強力な精神干渉である。

共存が有り得ない多種の魔物。
それらに停戦を強要できる者が居るとすれば、それはあなたの記憶を幾度も塗り替えた主の他には考え難い。

二人にも伝えれば、即座に一つの答えが導き出される。

主が用意した、魔物達を保護する安全な塒。
それがここなのではないかと。



【安価指定行動】

とりあえず熊部屋まで早歩きで戻る


もうすぐ迷宮は夜に沈む。
そうなれば、この塒への階段からは夜の魔物が溢れ出すだろう。
仮説が正しければの話ではあるが、この場に留まる事は余りに危険性が高いとあなた達は判断した。

すぐさま踵を返し、音を立てないよう、しかし可能な限り素早く撤退する。



……その途中、背後から精霊が静かに見つめる気配を、あなたは感じたかも知れない。





【17:45】

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org299721.jpg

◆ = 現在位置



撤退は一切の障害無く完了した。
道中を塞ぐ魔物は存在せず、また、ぐるりと見て回った部屋の内部にも異常は無い。

しかし、確認の間に、あなた達は確かに感じた。
不自然な程の静寂を少しずつ侵食する、数多の生物の気配を。

迷宮が再び死臭で埋められるまで、後僅かだろう。



>>↓1  どうする?


『……いっそ、入り口を塞いでしまうというのは?』


それは、あなた達三人が相談を始めてすぐに出た、少年の意見であった。
壁の木々から材料を取り、通路を塞いでしまおうというのだ。
エルフ達が行っていた自衛行動と、同様の手段である。


『上手くすれば完全に侵入を防げるでしょう。
 悪くとも、偽装壁の排除には音が伴うはずです。
 音が出るならば、僕達は即座に襲撃に気付ける。
 問題はすり抜けてくるだろう蛇ぐらいですね。

 そうして一夜をしのいで、安全な明け方に素早く行動する。
 ……どうでしょうか?』



>>↓1  どうする?


あなたは少女にも意見を聞いた。
これからどうすべきか。
細かく耳を動かして警戒を行いつつ、少女は答える。


『私としても、今は動きたくないわね。
 入り口側ならともかく、こっちじゃ耳が役に立たないし。

 塞ぐのも良いんじゃないかしら。
 退路が塞がってても、あんたが殴るか私が風起こすかすれば、すぐに開けられると思う』


どうやら少年と同意見のようだ。
後はあなたの考え次第だろう。



>>↓1  どうする?


あなた達は、少年の閃きを実行に移す事とした。

少年の提案した役割分担に従い、それぞれ行動を開始する。
少女が鉈を生み出し、あなたがそれを振るって木々を刈り倒す。
運び、組み合わせるのは器用な二人だ。
森の北側で完全な手本を確認した経験も手伝い、作業は順調に進んでいく。



【時間短縮 / 伐採】

筋力 9
武器 4

目標値 13 (自動成功)


>>↓1 コンマ判定 【偽装壁の形成 / 筋力感覚複合判定】

筋力 2 (二人の平均)
感覚 3 (二人の平均)
手本 3

目標値 8


【偽装壁の形成 】

目標値 8  出目 5

成功!



【18:30】


作業は事前の予想よりも早く終了した。
仕上がりも十分な物だろう。
一見しただけでは普通の壁としか認識できない。

もし無駄に時間をかけてしまっていれば危険もあっただろうが、今回は何の問題も起こらなかった。
これで、最低限の安全は確保できたのではないだろうか。

あなた達は会心の笑みを交し合い、手を打ちつけあった。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org299766.jpg


こうして、大部屋は一時的に他のエリアから分断された。
内部にはあなた達と、頭部を半分程損壊させた熊の死体のみが残っている。



>>↓1  どうする?


さて、安全は確保された。
となれば、次に何をすべきか。

食事である。
未だ腹が音を奏でる程ではないが、それなりに空腹感は感じられる。
余裕のある内に済ませておくのが冒険者の嗜みだと、あなたは考えた。

幸いな事に、目の前には潤沢な肉の山まであるのだ!


『……や、私は遠慮しとく。
 肉ってだめなのよ。
 飢え死に寸前でもない限り食べたくないわ』

『僕も、ちょっと……。
 今だから言うんですけど、薬を飲まされた時は相当辛かったですからね?
 女性には分からないでしょうけど、えぇ、もう、本当に』


しかし残念ながら、あなた以外は誰も乗り気ではない。
二人はそっとビスケットを取り出し、食事の準備を始めている。

……あなたは一人寂しく熊肉の解体に取り掛かった。


さて、ともあれ熊肉である。

真価は鍋料理にあると魔術師は語っていたが、残念ながら具材も調味料も足りない。
ただ焼いて塩を振るのが良いだろう。
それだけでも十分に美味いとも、あなたは聞いている。


鍋ならば脂身多め、焼くならば赤身多め。
また、歯応えが非常に強いため、出来るだけ薄く切るべし。

助言に従い、一食分を切り取る。
使うのは少女に頼んで作って貰った小型の調理用ナイフだ。
自身の魔力が食肉を刻んでいくのを、少女はなにやら複雑そうな顔で見ていた。

更に、強すぎる臭みを抑えるために、調味料として持ち込んだ乾燥ハーブを用いて揉み、水でよく洗い流す。
水の補給が可能になったために行える、迷宮においては贅沢な手法だろう。


残る調理工程は非常に単純だ。
枯れ木を集めて火を熾し、炙るように焼くだけ。

やがて焼き上がり、軽く焦げ目がついたそれを、あなたは待ちきれないとばかりに口に放り込んだ。



>>↓1 コンマ判定 【迷宮の珍味】

幸運 9

目標値 9


【迷宮の珍味】

目標値 9  出目 8

成功!



これは良い物だ。
一口目から、あなたはそう確信した。

ぐいぐいと歯を押し返す弾力を押し切って噛み切れば、強烈な肉特有の旨味を伴って汁が広がっていく。
また、それに負けぬ程、思いの外甘みが強い。
思わず良質のミルクを連想したほどだ。
その味が、一噛み毎に強まっていく。

すぐに一枚を食べ終え、たまらず次の肉に噛み付いた。
途端、予想していなかった味が、脳をがつんと揺らした。
獣臭だ。
脂身が多かったためだろうか、家畜では味わえない野生の香りが鼻を突き抜ける。

しかし、それが調和を乱す事は無い。
肉の肉らしい味が獣臭で増幅されている。
甘みは感じられなくなったが、代わりに訪れたのは、今まさに命を食らっているのだという自覚だ。
まるで肉食獣にでもなったような気分を、あなたは感じていた。

酒が欲しい。
酒豪たるあなたは、心底そう思っただろう。
もしこの場にエールの一杯でもあれば、あなたの幸福感は何倍にも膨れ上がった事は疑いようが無い。



完食まではあっという間の出来事だった。
あなたの胃は十分に膨れ、幸福感から思わず息が漏れる。

同時に、あなたは自身の体が熱を帯びている事に気付いた。
豪腕熊の肉が持つ薬効だ。
魔術師の言によれば、主に内臓の活動を活性化させ、更に体力を回復させる効果があるという。

……思い出したくもないだろう余りにも苦い経験を持つあなたは、熊肉の効能に深く感謝したかも知れない。



◆ あなたの体温が上昇しました。

◆ あなたは一時的に 【腹痛】 【疲労】 に対する強力な耐性を獲得しました。


【19:00】



あなた達は食事を終えた。
途中、少年がちらちらと肉を気にする場面もあったが、それはどうでも良い事だろう。
あなたには良く分からない事だが、何やら悪影響があるような口振りであったのだ。
無理に食べさせる必要は、全く無いのである。



>>↓1  どうする?


人心地ついたあなた達は、調理に用いた火を中心に集まり、相談を始めた。
奥部方面に逃げ込まざるを得なくなった原因。
森における縄張りの混乱状態についてである。

エルフ達の脅威は大きい。
聖地までを駆け抜けられれば良かった以前とは違い、余りにも危険すぎる。
いつまでも現状が続くようならば、森からの脱出すらおぼつかないだろう。

頭を抱えるあなただったが、しかし少年は良い材料を発見していたようだ。


『見た感じ、ですが。
 彼らの耳はもうある程度回復していたように思えます。
 索敵能力が戻ったならば、元々の縄張りを奪還しに動くのではないでしょうか。
 畑や貯蔵の件もありますしね。

 遅くとも数日中、運が良ければ今日明日ぐらい……ではないかと』


最後はやや自信なさげながらも、少年は言い切った。
この予想が正しければ、問題は時間によって解決されるだろう。
それまでを耐え切れれば、あなた達にとって東のエリアは脅威になりえる物ではない。


【19:30】



時間は過ぎていく。
部屋を封鎖したとはいえ警戒は怠っていないが、今の所魔物の気配は感じられない。



>>↓1  どうする? (時間を飛ばし自動進行する事も出来ます)

少女に上空を魔翌力視で警戒してもらって熊の解体 背骨と爪と肋骨の尖った部分


【安価指定行動】

踊る



※ 常識的に考えてありえない行動が指定されました。
※ この行動を実行するならば、正当性を持つ理由を提示する必要があります。

【踊る】
貴女は知っていた。踊りによる神への祈願、その方法を。
かつて不自由な足を治す手段を求めた姉が持ち帰ったものの一つであり
特別な踊りにより自身の意思を神へと願い届ける方法であったが
これは願いを叶えたい本人が踊らなければならず、足の不自由だった貴女の

ここまで考えて面倒になった安価下


>>74
クリティカル(白目)



>>↓1 コンマ判定 【祈祷知識】

知識 1
指定 2

目標値 3


【祈祷知識】

目標値 3  出目 8

失敗……



正当理由の提示に失敗しました。
>>69採用となります。

>>1に質問です。
セーフティーネットが発動しましたが、正当性を持つ理由の提示は何時までに行えば成立しましたか?
今回だとちょっと分からなかったので・・・

次から【↓3まで】や【○○:○○】など明確なラインを書いてくださると助かります

>>83
あぁ、すみません、うっかり時刻書き込んだ気になってました。
10分程度を見ています。
その間も安価↓の内容で書き進めておく感じですので、テンポ的には大差無いはずです。


相談も終わった所で、あなたは立ち上がり熊の死体へと歩み寄った。

豪腕熊の素材は、どれも良い値がつく。
折角こうして打倒に成功したのだ。
動きが鈍らない程度には持って帰っても良いだろう。

いつかと同じように、あなたと少年は二人がかりで解体を始め、少女は一人警戒に当たる。
違うのは、あなた達の手に魔力製の短剣が無い事だ。
少女が魔力視を行う以上、一切の魔力行使が封じられるマナ・エクスチェンジは扱えない。
止むを得ず、ただの短剣で作業を進めていく。
今回選んだのは骨と爪だ。
既に腹は開いているため、強靭な毛皮と格闘する必要はなく、それでも十分事足りた。


◆ 【豪腕熊の背骨 x3】 【豪腕熊の肋骨片 x4】 【豪腕熊の爪 x10】 を獲得しました。


【20:30】


巨体を誇る豪腕熊は骨までも重く太い。
行動に影響が無い程度に収めるならば、この程度が限度だろう。

あなた達は死体から離れ、血に濡れた手足を水で流した。


全てを終えて少女に確認するも、結局何も異常はなかったようだ。
偽装壁のおかげだろうか。



>>↓1  どうする?


『一晩くらいなら問題ありませんよ。
 この方法である程度安全を確保できるのは、どうやら確かそうですから。
 ……誰かさんも、昼間十分寝てましたしね』


少年の言葉に、少女はそっと目を背けた。
気絶までは仕方ない事、むしろ功を考えれば感謝すべき事ですらある。
が、その後の熟睡は何も言えない。


『魔法を教えるのも構いません。
 ただ、今から明け方までだと、ちょっと時間が足りませんね。
 ですがまぁ、無駄になるわけでもないですし、進められるだけ進めましょうか』



◆ 【4:45】 まで自動進行します。


といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。


■ 所持品一覧

 【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
 【大蜘蛛の面頬】 E
 【鉄製のネックガード +1】 E

 【使い慣れた皮鎧】 E
 【鹿革製のリュック】 E

 【大蜘蛛のガントレット】 E
 【異形の手袋】 E

 【ブーツ・オブ・ライトニング】 E

 【大型ウェストバッグ】 E


 【投石用の石 x25】

 【堅焼きビスケット x10】
 【干し肉 x10】
 【竹製の水筒 / 100%】
 【水袋 / 100%】

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】
 【植物油 x2】

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】

 【大英雄の剣片】

 【伝心の白花】


■ パーティーの共有品

 【大蜘蛛の爪の欠片 x4】

 【竹製の水筒 / 100%】
 【竹製の水筒 / 100%】

 【木製の投石器 x2】
 【木製の投槍器】
 【木製の背負子】

 【ポーション x4】
 【熊肝の丸薬 x3】
 【熊骨の精力剤 7】
 【消炎鎮痛剤 x3】
 【鹿脂の塗り薬 x2】
 【発汗剤 x2】

 【豪腕熊の肝臓】
 【豪腕熊の背骨 x3】 ← NEW
 【豪腕熊の肋骨片 x4】 ← NEW
 【豪腕熊の爪 x10】 ← NEW


今晩は19時開始予定です。
よろしくお願いします。


ところで、昨日ソロスレの方で仕様変更がありました。
自動成功と自動失敗の時も一応判定し、クリティカルとファンブルが発生する可能性を作る、という物です。
こちらでも導入しますか?


では導入する方向でやっていきます。
意見ありがとうございます。


【20:45】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org299766.jpg

◆ = 現在位置



あなた達は火を囲み、前回の内容を反芻する。
それなりに時間が経っている事もあり、確認は必要な事であった。
結果、ほぼ問題無く内容を記憶している事を確かめ終え、少年による魔法の授業が始まった。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】

幸運 9
隠蔽 2

血臭 -3

目標値 8


【不運の回避】

目標値 8  出目 9

失敗……


【21:45】


授業は順調に進んでいった。
少年の教えは丁寧であり、あなたに学が無い事を前提に細かく補足も行ってくれている。
新たな魔法の知識は、それこそ砂に浸み込むように飲み込めるだろう。

これならば、特に問題無く習得が可能なはずだ。
あなたがそう確信し、一定の手応えを感じた、その時だ。

巨大な魔力が頭上を横切ったのを、あなたはハッキリと捉えた。

即座に樹上を睨みつけるも、木々と霧、そして闇に遮られてその姿は見つからない。
しかし、あなたの魔力は確かにそこに巨鳥の存在を告げていた。
あなたは、魔力の扱いに関して一流を超えた域にある。
梟を相手にする限り、その存在を見失う事は有り得ない。


あなたは即座に二人に注意を喚起し、立ち上がって臨戦態勢を整えた。
少年と少女は短剣を抜き、梟が纏う魔法を感知しようと神経を研ぎ澄ませている。

敵は樹上を回るように飛んでいる。
木々の間をすり抜けて部屋に侵入するまでは、まだ幾らかの猶予があるだろう。



>>↓1  どうする?


【19:32】 までどうぞ。

質問です
魔翌力視をしながらフィジカルブーストはできますか?


>>138
可能です。


時間です。


>>↓1  どうする?


◆ フィジカル・ブースト

耐久 7 → 10


あなたは二人を庇う位置に立ち、自身の肉体に魔力を宿した。
更に少年の魔法により生まれた光球を携え、腰を落とす。

慣れ親しんだ戦法だ。
魔力を敏感に感知する梟の急襲を誘い、一撃を耐え、一撃で落とす。
迷宮においてもなお化け物と呼ぶべき能力を持つ者のみが行える、異形の戦術である。

大蜘蛛での油断、豪腕熊での失態。
続いた失敗はここで払拭すると、あなたは強く拳を握り締める。



【魔力対抗】

基準値 5

強化 3
光球 1

魔力 -11 (盲目の巨鳥)

目標値 -2 (巨鳥側自動勝利)


※ ファンブルが起こっても結果が変動しないため、判定はスキップされます。



敵は即座に反応を見せた。
頭上の魔力塊は急降下し、盲目だというのに器用に枝をすり抜けて部屋へと侵入する。


攻撃に備え、大きく拳を引くあなただったが、しかし梟はどうやら小賢しさも持つようだ。
すぐに飛び掛ってくる事は無い。

もしも、あなたが魔力の扱いに熟練していなければ、その時間差に翻弄された可能性もあっただろう。
だが無論、そのような未熟は有り得ない。
梟の纏う魔力はあなたすら超えて余りにも巨大だ。
研ぎ澄まされた感知能力をもってすれば、敵の動きは手に取るように把握出来る。


部屋の中を大きく、ぐるりと回ってあなたの背後へ。
そこから壁を蹴り、一直線にあなたの胴を鷲掴まんと迫り来る!



>>↓1  どう対処する?


【20:02】 までどうぞ。

いうても巨体だぞ。腕ごと胴体掴みにかかるくらい大きく一度つかまれれば心臓や頭部にはとても手が届かなく……

>>1に質問。この描写の中で貴女にはフクロウの大きさが分かっている?


>>158
あっと失礼、魔術師の情報+魔力感知で把握できてます。
あなたより一回り大きい程度です。
大柄な人間の枠を超えるものではありません。


時間です。


>>↓1  どうする?


"かかった!"


まさに望む所であった。
敵の行動は、作戦の完全な成功を示していた。

振り返り、拳を振るう直前で、魔力の反応は消失した。
自身の重量を軽減する魔法を解き、一撃を重くしようというのだろう。
だが、その時には既に至近距離。
最早濃霧による視界阻害も意味をなさず、太い硬質の足がはっきりと見えている。

残りは何も難しい事は無い。
ただ全力で、迫る敵を殴り潰せばそれで良い!



>>↓1 コンマ判定 【鉄拳】

筋力 9
武器 3
魔撃 6

目標値 18


>>↓2 コンマ判定 【物理的被害の軽減】

耐久 10
防具 4

目標値 14


【鉄拳】

目標値 18  出目 5

差 13


【物理的被害の軽減】

目標値 14  出目 5

差 11


結果は劇的な物だった。

振り抜かれた腕は、完全な形で、最後まで振り抜かれた。
その途中にあった障害全てを吹き飛ばして。

宙に、大きな肉塊が舞う。
梟の片足だ。
過剰すぎる衝撃に根元から千切れ飛んだそれは、大量の血液を撒き散らしながら地面を転がっていく。


……こうして、戦闘は終わった。
あなたは無傷である。
梟の爪と接触したにも関わらず、痺れの一つも存在しない。

厳密には、梟は未だ生きている。
だが、血まみれでのたうつだけのそれは、生存の可能性は万に一つも有り得ない。

鳥という物は、飛び立つために何かを蹴って跳び上がる必要がある。
片足を失ってしまったならば、二度と空に舞い上がる事は出来ないのだ。


少年と少女が石を拾い上げ、構える。
近付くなどという愚行を行う理由は無い。
投石による嬲り殺しが、梟の末路であった。

あなたも二人に倣い、石を探しながら考える。
感知の容易さ、余りにも楽な攻撃の誘発、そして体の脆さ。
どうやら、梟とあなたの相性はこの上無く良いらしい。
もしもこの先に再びの襲撃があっても、一人で受け持つのは実に容易い事だろう。

目標値 14  出目 5なら差は9、一応


>>179
なんかボケてました。
指摘ありがとうございます。
とりあえず結果は変動しませんでした。


◆ 魔物の鑑定に成功しました、新規情報を開示します。



■ ブラインド・ナイトバード

不確定名 : 盲目の巨鳥

【筋力】 8
【耐久】 5
【敏捷】 9
【感覚】 6
【知識】 6
【意思】 3
【魔力】 11


◆ 特殊能力

【拉致】

この生物は、獲物を鷲掴んで空中に持ち去る習性を持つ。
脚によって掴まれた場合、重量を極限まで減らされ、樹上に運ばれる。


【22:00】


頭部に数多の石を受け、梟が完全に沈黙したのは、それからすぐの事であった。
全ての力を失い横たわる死体を前に、あなた達は手を打ち合わせる。

二度の失態は完全に払拭されたと思って良いだろう。
あなたは心の中で、そっと拳を握り締めた。



>>↓1  どうする?


あなた達は、早速梟の死体を割り開きにかかった。
熊の毛皮と比べ、作業にかかる手間は段違いだ。
何もかもがあなたにとっては脆すぎる。

さして時間をかける事も無く、つい先程まで脈打っていた心臓はあなたの手に収まった。

濃密な魔力がひしひしと感じられる。
売るにしても、魔力回復に用いるにしても、質はかなりの物だろう。


◆ 【巨鳥の心臓】 を獲得しました。



【22:15】


作業を終えて、あなた達は再び魔法の習得に取り掛かった。
襲撃への対応に取られた時間は、あなたの活躍によって最小限だ。
それを喜びながら、体の次は頭を働かせようと、心を切り替えて学習に望む。

しかし>>1も含めて皆がナチュラルに梟、梟と言っているけど名前に梟の欠片もないのだった
ブラインド・ナイトオウルに改名しよう(提案)


>>189
ナイトバードには夜盗という意味があったりします。
拉致っ子なのでこの命名。


【4:45】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org299766.jpg

◆ = 現在位置


【コンティニュアル・ライト】 習得まで残り 【3:00】



その後は襲撃も無く時間は過ぎた。
空の闇が僅かに晴れだした頃、少年は一旦の終了を告げて立ち上がる。

魔物の脅威が少ない、明け方が迫っている。
部屋を出て行動に移る前にやるべき事があれば、手早く済ませておくと良いだろう。



>>↓1  どうする?

少年と少女に新たな魔法を覚えさせることはできますか?安価下


>>194
で、できま……す……(戦慄)
設定上不可能じゃないですね……。
ただし教えてくれる人を見つける必要はありますが。

魔術師に頼むしかないな
学者あなたが一人が魔法を覚えられるのは仕様が変わったおかげ?
それとも知識が高いからですか?


>>199
後者です。
学者あなたは知識の怪物なので、秘匿されていない魔法の修練方法は全て知っています。

少女がフィジカルブーストを覚えたら強いのではと思いました(こなみかん)
こっちの仕様なら 6出来るし。でもブーストが低級魔法なのかどうなのか


>>201
あぁ、少女は人種の違いのため、風以外の魔法は不得手です。
マナ・エクスチェンジ以外の習得は困難ですね。


あなたは熊と梟、二つの死体の隠蔽を行う事とした。
折角の貴重な素材である。
誰かに奪い去られる可能性を、僅かでも減らしたかったのだ。



>>↓1 コンマ判定 【死体の隠蔽】

感覚 7

目標値 7


【死体の隠蔽】

目標値 7  出目 1

クリティカル!!


あなた達は額の汗を拭い、その出来栄えを称え合った。

控えめに言おう。
完璧である。

壁際に寄せられ、枝葉で隠された死体達は、既に壁の一部としか思えない。
これを発見することは、隠蔽を行ったあなた達以外、何者にも不可能だ。
再び部屋を訪れる時まで、何も変わらずここにあり続けるだろう。


【5:00】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org299766.jpg

◆ = 現在位置



そしてついに明け方が訪れた。
森は急速に静まり返り、その生気を隠していく。

恐らく、夜の魔物達が、昨晩発見した塒へと帰ったのだ。
行動するならば今が好機である。



>>↓1  どうする?


通路を塞いでいた偽装壁を、一部だけ取り払う。

この壁が一定の効果を持つ事は実証できた。
次に潜る時も、同じ手段で休息時の安全を確保できるはずだ。
その時のために、簡単に戻せるように残しておくのも良いと、あなた達は考えたのだ。

そのまま、一切の魔物が見当たらない森を駆け抜ける。
ひたすらに東へと。
エリアを隔てる境界を踏み越えても、森の静けさは変わらなかった。

エルフ達も見当たらない。
少年の予想通り縄張りを取り戻したのか、あるいは彼らも地下の塒に招かれているのか。
どちらかは未だ不明だが、少なくとも今のあなた達にとって良い事ではあるだろう。



◆ 迷宮を脱出しました、街へ帰還します。


ちょっと休憩します。
また少し後で。


■ 豪腕熊の肝臓

高い価値を持つ臓器。
そのまま食べても胃腸を整え、視界の揺らぎを防ぐ効果を持つが、加工する事で効果を増す。
加工後の薬は主に視覚に効能があり、一時的ではあるが劇的に視力を向上させる事が出来る。
極めて大きな需要があるが、それに対して供給は余りにも少ない。

完全な状態で摘出されているため、価値が上昇している。



■ 豪腕熊の背骨

太く強固な骨。
主に薬剤の素材として扱われ、男性向けの精力剤に加工される。
同種の薬の中では頭一つ抜けた効果を持ち、需要が高い。



■ 豪腕熊の肋骨片

太く強固な骨、その一部。
主に薬剤の素材として扱われ、男性向けの精力剤に加工される。
同種の薬の中では頭一つ抜けた効果を持ち、需要が高い。

一部分のみのため、価値が下がっている。



■ 豪腕熊の爪

強固な爪。
鋭いが短く、劣化が早い。



■ 巨鳥の心臓

魔力を含んだ臓器。
そのままでは使い道は乏しいが、加工する事で魔道具の素材となる。
その技法は錬金術師の秘伝とされている。


【8日目 7:00】


■ 所持金 2687 → 2637 Kootz



街に戻ったあなた達は、宿の部屋に入り一息をついた。

眠気はあるが、一晩の徹夜程度で行動に支障が出るような柔な体では当然無い。
少年の呪いにも一日の猶予がある。

迷宮で得た情報の整理。
中断された魔法の習得。
獲得した戦利品の処分。
あるいは、他に思いつく事があるならば、自由に行動が可能だ。



>>↓1  どうする?


■ 戦利品を売却しました。


◆ 豪腕熊の肝臓  7500 Kootz

◆ 豪腕熊の背骨  2400 x3 = 7200 Kootz

◆ 豪腕熊の爪  200 x10 = 2000 Kootz

◆ 巨鳥の心臓  3600 Kootz


所持金 2837 → 23137 Kootz




■ 戦利品を薬に加工します。


◆ 豪腕熊の肋骨片

180 x4 = 720 Kootz  →  熊骨の精力剤 x8


所持金 23137 → 22417 Kootz


あ、はい。
楽しようとせず今まで通りやります。
忘れてください。


【8:00】


あなた達は相変わらず薬草臭が充満する店を訪れた。
店主の若い女が歓迎の声を上げる。
前回、良質の品を持ち込んだ事を覚えていたのだろう。
その声は明るいものだった。


■ 豪腕熊の肝臓

売却 : 7500 Kootz

加工 : 1500 Kootz


◆ 加工後の薬

【熊肝の丸薬】

豪腕熊の肝臓一個につき、三個獲得可能。

1時間だけ、服用者の視力を劇的に引き上げる。
目視判定にプラス補正を与え、更に 【暗闇】 【距離】 などのマイナス補正を無効化する。
ただし、物理的な障害物によるマイナス補正は打ち消す事が出来ない。



■ 豪腕熊の背骨

売却 : 2400 Kootz / 一個当たり

加工 : 480 Kootz / 一個当たり


◆ 加工後の薬

【熊骨の精力剤】

豪腕熊の背骨一本につき、七個獲得可能。

6時間だけ、状態異常 【朦朧】 【疲労】 【衰弱】 に耐性を与える。
また、服用者が男性の場合、追加効果が発生する。



■ 豪腕熊の肋骨片

売却 : 900 Kootz / 一個当たり

加工 : 180 Kootz / 一個当たり


◆ 加工後の薬

【熊骨の精力剤】

豪腕熊の肋骨片一本につき、二個獲得可能。

6時間だけ、状態異常 【朦朧】 【疲労】 【衰弱】 に耐性を与える。
また、服用者が男性の場合、追加効果が発生する。



■ 豪腕熊の爪

売却 : 200 Kootz / 一個当たり

現状、特に用途は無いようだ。
店主は研究のために買い取りたいと申し出ている。



■ 巨鳥の心臓

売却 : 3600 Kootz

魔道具店と同じ値で買ってくれるようだ。
魔道具店の店主とは親しいようで、後で持ち込むらしい。

とりあえず今回はこれで。
次からは楽したいと思います。



>>↓1  売却、加工、残しておく、など指定して下さい。


■ 戦利品を売却しました。


◆ 豪腕熊の肝臓  7500 Kootz

◆ 豪腕熊の背骨  2400 x3 = 7200 Kootz

◆ 豪腕熊の肋骨片  900 x2 = 1800 Kootz


所持金 2837 → 19337 Kootz




■ 戦利品を薬に加工します。


◆ 豪腕熊の肋骨片

180 x2 = 360 Kootz  →  熊骨の精力剤 x4


所持金 19337 → 18977 Kootz


取引のついでに、あなたは店主に一つ質問を投げかけてみた。
熊と梟の素材で、何か欲しい物は無いかと。
折角隠して置いてきたのだ。
情報を得ておくのは悪くないだろう。


『んー、そうね。
 ……別に無いかな。
 熊は骨と肝臓、梟は心臓くらいのものよ、うちの店としてはね』


店主が言うには、梟は特殊な器官のような物は持っていないらしい。
心臓に豊富な魔力が含まれる他は、一般的な生物と大差無いようだ。


【8:00】


あなた達は店を後にした。
日はまだ昇り始めたばかり。
時間には十分な余裕がある。



>>↓1  どうする?


【8:30】


あなた達は次に、武器屋を訪れた。

豪腕熊との戦闘で、あなたと少女は武器を失っているのだ。
当然の選択である。

カウンターでは、筋肉質の壮年の男が出迎えた。
相変わらずの頑固親父といった風情。
男はあなたを見ると、腰に何も下げていないのに目敏く気付いたようだ。


『おう、お前剣はどうした。
 折りやがったのか、間抜けめ』


辛辣な言葉に、実際砕いてしまったあなたは言い返す言葉が無かった。



>>↓1  購入する武器種を指定して下さい


■ 魔鉄製の双剣

価格 : 1700 Kootz

攻撃補正 : 2
防御補正 : 2
命中補正 : 2


■ 魔鉄製の大剣

価格 : 1700 Kootz

攻撃補正 : 5
防御補正 : 4
命中補正 : -2


■ 魔鉄製の剣

価格 : 1700 Kootz

攻撃補正 : 2
防御補正 : 2
命中補正 : 3


■ 魔鉄製の槍

価格 : 1700 Kootz

攻撃補正 : 3
防御補正 : 2
命中補正 : 2



そして最後に、あなたはクロスボウについて店主に尋ねた。
しかし、返ってきたのは呆れの視線である。
何故だと思っていると、店主は諭すように口を開く。


『……霧の中で弓なんぞ使う気か?
 まぁ好きにすりゃあ良いがよ。
 矢の無駄打ちで大損こいても、俺は知らんぞ』



■ クロスボウ

※ 威力判定が発生せず、命中箇所と矢の種類によってダメージが変動する。

価格 : 1200 Kootz

攻撃補正 : 2
防御補正 : 1
命中補正 : 0


■ 鉄製の矢

価格 : 40 Kootz

攻撃補正 : 1


■ 魔鉄製の矢

価格 : 120 Kootz

攻撃補正 : 2


また、少女は一本の短剣をあなたに示した。
どうやら今まで使っていた物と同じ品らしい。
使い慣れた物が一番良いとの事だ。


■ 魔鉄製の短剣

価格 : 1700 Kootz

攻撃補正 : 2
防御補正 : 1
命中補正 : 4



>>↓1  どうする?


【1:15】 までどうぞ。

>>1に質問なんだが魔鉄製の槍って投槍器使えるの?

少女の武器は本人の意向通りでオッケーでしょう。

武器は個人の趣味で意見別れそうだけどリーチある武器も試してみたいんだよな。あと剣盾で戦闘かなり安定すると思うんだけどなー。
つーわけで後々剣片で加工も容易っぽい魔鉄剣+盾をメインに、サブウエポンとして魔鉄製の槍を一本購入したいかな。
メイン武器2種類はシステム的に無しなら、盾の役割も果たせつつリーチも威力もある大剣を試してみたい。


>>276
悩みましたが、可にしておきます。


>>279
武器を複数持ち歩いてもかまいません。
勿論荷物はその分圧迫されますが。


時間過ぎてました。


>>↓1  どうする?


■ 武器を購入しました、微調整のために時間が経過します。


◆ 魔鉄製の剣 1700 Kootz

◆ 魔鉄製の槍 1700 Kootz

◆ 魔鉄製の短剣 1700 Kootz



また、あなたは武器を眺めていた少年にも声を掛ける。
特に何も言っていないが、必要な武器は無いのだろうか。


『僕は治療が仕事ですからね。
 前に出て攻撃を担う事は避けるべきですから、短剣で構いません。
 むしろ盾を見繕った方が良いかも知れませんね』



>>↓1  どうする?


書き忘れました。


所持金 18977 → 13877 Kootz

ちなみに>>1に質問なんだが店売りの武器で魔鉄以上の金属素材武器ってあるの?あんかした


といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。


>>297
ヴェリエ周辺にはありませんね。
良質の鉱山がある地域とはかなり離れていますので。
通常の手段では入手できません。

■ 所持品一覧

 【魔鉄製の剣】 E
 【魔鉄製の槍】 E

 【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
 【大蜘蛛の面頬】 E
 【鉄製のネックガード +1】 E

 【使い慣れた皮鎧】 E
 【鹿革製のリュック】 E

 【大蜘蛛のガントレット】 E
 【異形の手袋】 E

 【ブーツ・オブ・ライトニング】 E

 【大型ウェストバッグ】 E


 【投石用の石 x25】

 【堅焼きビスケット x10】
 【干し肉 x10】
 【竹製の水筒 / 100%】
 【水袋 / 100%】

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】
 【植物油 x2】

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】

 【大英雄の剣片】

 【伝心の白花】


■ パーティーの共有品

 【大蜘蛛の爪の欠片 x4】

 【竹製の水筒 / 100%】
 【竹製の水筒 / 100%】

 【木製の投石器 x2】
 【木製の投槍器】
 【木製の背負子】

 【ポーション x4】
 【熊肝の丸薬 x3】
 【熊骨の精力剤 x11】
 【消炎鎮痛剤 x3】
 【鹿脂の塗り薬 x2】
 【発汗剤 x2】

 【豪腕熊の爪 x10】



■ 所持金 13877 Kootz


※ 忘れていた情報です。


■ 豪腕熊の爪

売却 : 200 Kootz / 一個当たり

現状、特に用途は無いようだ。
鋭いながらも短く、劣化も早いため、武器には余り向かないという。
店主は研究のために買い取っても良いと申し出ている。


爪を武器屋で処分、あるいは加工しますか?


>>↓1


爪を投げナイフに加工したり、あるいは投げ槍の穂先に出来ないものか。
あなたは店主にそう尋ねてみた。


『こんな丸まった爪をか?
 投げてみたってこの形じゃろくに刺さらんぞ』


店主の言う通り、熊の爪はくるりと曲線を描いている。
引っ掛けて引き裂くには適しているだろうが、刺突には全く向いていない。


『白状するがな。
 熊を狩れるような連中だから、投資の意味で金を出そうとしてるだけだ。
 研究なんて言っても何をやれる訳でもねぇよ』



>>↓1  どうする?

魔鉄製の剣払い戻し、蜘蛛爪双剣は剣片で強化出来るのかを訊き出来るのであれば購入。不可なら魔鉄製双剣の購入

爪は売ってしまおう


>>334
書き方が悪く申し訳ありません。
爪をどうするか、という安価なので無効とします。
蜘蛛爪は剣片で強化可能です。


■ 戦利品を売却しました。

◆ 豪腕熊の爪  200 x10 = 2000 Kootz

所持金 13877 → 15877 Kootz



ついでにと、あなたは更に店主に聞く。
武器の素材として有用な魔物の素材は何か、と。


『そりゃあお前、大蜘蛛の爪と牙だろうよ。
 生物素材だっつーのに、ありゃあ殆ど金属だ。

 他っつーとなぁ……あぁ、一つあるわな。
 化け物熊の変異種とかいう奴は腕に剣が生えてるらしいぞ。
 あからさまに金属製で、滅茶苦茶な切れ味だとか聞いてる。
 もし取ってこれたら剣に出来るだろうな』


他は素材の大きさや耐久性に難があるようだ。
あなた達は情報に感謝し、防具屋へと向かった。

薙刀みたいな運用すればいいのかね

もう一回武器の長所短所出してくれませんか?
片手剣、盾、双剣、大剣、槍あたりで
買った槍は片手持ちできるのかも


>>350


■ 剣

斬撃 / 刺突属性

盾と同時に扱う事を前提として作成されている。
防御に成功すると次回行動が有利になる。

軽く扱いやすいため、命中補正は高め。

ただし、攻撃補正は全武器の中でも下位。


■ 槍

刺突属性

リーチが長く、遠くまで届く。
一定の距離を保ったままの戦闘に向く。

距離を詰められると、攻撃に用いる事が出来なくなる。

補正に大きな特徴はない。


■ 双剣

斬撃属性

片手剣よりも短い、片刃の剣。
両手に一本ずつ持って戦う。

攻撃に成功し、かつ有効なダメージを与えた場合、追撃判定が発生する。

武器としての単体での性能は低い。


■ 大剣

斬撃属性

長大な両手剣。
筋力が6未満の場合、満足に扱えない。

最大の攻撃補正を持つが、重さのために命中補正がマイナス。
また、分厚い刀身により、ある程度の防御補正も持つ。

>>361
片手剣を二本持つのと双剣を装備するので大きな違いはありますかね


>>363
片手剣二本持ちだと命中判定が有利な代わりに、追撃判定が発生しません。
双剣のみの特権を消せちゃうとアレなので、申し訳ありません。





【10:30】


防具屋に入ると、毎度おなじみの事が起こる。
いつもの職人の少年である。
腫れも殆ど引いた顔を満面の笑みに変え、あなた達を歓迎した。

さて、防具屋では何を見るべきだろうか?



>>↓1  どうする?


あなたは盾を見繕ってもらえるよう、職人の少年に頼んだ。
少年は勿論快諾し、盾が幾つも置かれた一角にあなた達を案内する。

盾は大きく分けて二種類。

顔よりも一回り大きい程度で円形の小盾。
体の半分程を覆える長方形の大盾。
この二つである。

前者は程ほどの防御力だが取り回しが容易く、後者はその逆のようだ。



◆ 一覧表示します、少々お待ち下さい。


■ 鉄製の小盾

防御補正 : 2
回避補正 : 0


■ 魔鉄製の小盾

防御補正 : 3
回避補正 : 1


■ 蜘蛛甲の小盾

防御補正 : 5
回避補正 : 0


■ 鉄製の大盾

防御補正 : 4
回避補正 : -2

※ 筋力が6未満の場合、状況によって防御に使用できない場合がある。


■ 魔鉄製の大盾

防御補正 : 5
回避補正 : -1

※ 筋力が6未満の場合、状況によって防御に使用できない場合がある。


■ 蜘蛛甲の大盾

防御補正 : 7
回避補正 : -2

※ 筋力が6未満の場合、状況によって防御に使用できない場合がある。


※ 価格忘れ



■ 鉄製の小盾

価格 : 800 Kootz

防御補正 : 2
回避補正 : 0


■ 魔鉄製の小盾

価格 : 1700 Kootz

防御補正 : 3
回避補正 : 1


■ 蜘蛛甲の小盾

価格 : 3200 Kootz

防御補正 : 5
回避補正 : 0


■ 鉄製の大盾

価格 : 1200 Kootz

防御補正 : 4
回避補正 : -2

※ 筋力が6未満の場合、状況によって防御に使用できない場合がある。


■ 魔鉄製の大盾

価格 : 2100 Kootz

防御補正 : 5
回避補正 : -1

※ 筋力が6未満の場合、状況によって防御に使用できない場合がある。


■ 蜘蛛甲の大盾

価格 : 3600 Kootz

防御補正 : 7
回避補正 : -2

※ 筋力が6未満の場合、状況によって防御に使用できない場合がある。


また、盾の表面にスパイクを付けるなどして、攻撃に利用できるような加工は行えないかと尋ねる。


『えぇ、出来ますよ。
 そういう注文は良くありますから。
 その場合は小盾にするのが良いでしょうね』


■ 盾の加工

強化価格 : 300 Kootz
素材消費 : 大蜘蛛の爪の欠片 x4

攻撃補正 : +2
防御補正 : +0
命中補正 : +0
回避補正 : +0


あなたが話を聞いている間に、少年は自分用の盾を見繕ったようだ。
魔鉄製の小盾をあなたに示し、これが最も扱いやすそうだと言っている。



>>↓1  どうする?


あなた達は顔を突き合わせて相談した。
小盾と大盾、どちらがあなたに向いているだろうか。
また、スパイクは付けるべきか、と。


『恐らくですが、小盾じゃないでしょうか?
 現状でもあなたは十分な防御力ですしね。
 あなたが盾を持っても防げないような攻撃なら、そもそも放たれた時点で終わりだと思います』


『カウンターの事を考えてもそっちよね。
 馬鹿力を生かすならスパイクもあると良いんじゃない?

 あぁ、それと私の防具は今のままで良いわ。
 変に重い物身に付けて回避がしにくくなっても困るし』


二人の意見は以上のようだ。
後はあなたの考え次第。

スパイクの素材もあなたの荷物の中にある。
自由に装備を選択できるだろう。



>>↓1  どうする?


■ 防具を購入しました、微調整のために時間が経過します。


◆ 魔鉄製の小盾 1700 Kootz

防御補正 : 3
回避補正 : 1


◆ 蜘蛛甲のスパイクシールド 3200 + 300 Kootz

攻撃補正 : 2
防御補正 : 5
命中補正 : 0
回避補正 : 0


所持金 15877 → 10677 Kootz


【12:00】



微調整を終えて、あなた達は代金を支払った。
やはり腕の良い職人達である。
あなたも少年も、手に吸い付くような盾の感触に満足しただろう。



>>↓1  どうする?


【12:30】

所持金 10677 → 10657 Kootz



あなた達は食事のため、いつもの酒場を訪れた。
店内には相変わらず数人の客しか居ない様子である。

陰気な魔術師がこんがりと焼かれた黄色い野菜を眺め、
精悍な戦士が静かに酒を飲んでいる。
また、初めて見るまだ成人前だろう少女が店主と何か話をしていた。


それらを横目に慣れた席に座り、食事を楽しみつつ、奥部の塒について相談を始める。

あなたの意見は調査したい、という物だ。
迷宮の中で命を落とした姉。
その痕跡が内部に残っている可能性は、決してゼロではない。


『そうね……危険だとは思うけど、私もそれで良いわ。
 あの人には私達も恩があるし、協力する』


『上手い事罠でも仕掛けられれば数を減らせるかも知れませんしね。
 あぁ、水飲み場でもあれば毒を入れるのも良いですね。
 それとも、寝ている所を首を落とすとか……いえ、シンプルに火を……?』


二人はどうやら乗り気のようだ。
少年にいたっては、内部の魔物を一網打尽にする方法を考え込んでしまっている。


◆ 少年が自動的に毒、松明、植物油を補充します。


【13:00】


相談の結果、あなた達の意思統一は完了した。
塒へと突入する時、意見の相違で揉めるような無様は起こり得ないだろう。



>>↓1  どうする?


あなたは既に馴染みになりつつある魔術師のテーブルに向かった。
手には巨鳥の心臓。
未だ劣化する程の時間は経っておらず、十分食用に出来る物だ。
これを報酬に、魔法を教えてもらえないだろうかと、交渉を持ちかける。


『ふむ……そうだな、悪くない。
 が、梟の心臓で教えられるのは一つだけだ。

 戦ったならば分かるだろう?
 アレは魔法使いにとって、ただの的でしかない。
 自力で狩るのは容易いからな』


魔術師の返答はややつれない物だったが、とりあえずは承諾してくれるようだ。


■ マナ・ボルト

習得時間 : 12時間

基礎攻撃力 : 3

少量のマナを消費して、魔力の矢を射出する。
魔力の能力値を威力増加判定に用いる遠距離攻撃。
特にデメリットは存在しない。


■ リモート・ビューイング

習得時間 : 12時間

少量のマナを消費して、離れた場所に視覚を飛ばし、その場を覗き見る
視覚を飛ばす場所には自身の魔力を籠めたアイテムを置いておく必要がある
また、視覚を移動させる以上、元々の視覚は一時的に機能しなくなる
この魔法による視覚には自動的に魔力視が付与される


■ マナ・プレス

習得時間 : 24時間

大量のマナを消費して、指定した対象の周囲に大きな圧力を与える
効果範囲は直径4mの球形
範囲内の全ての対象に魔力ダメージを与え、敏捷の能力値を低下させる



どうやら、魔術師が扱えるのはこの三種のようだ。
他にも色々と妙な魔法を使えはするようだが、料理に含まれる調味料を看破する魔法などが探索に役立つとはとても思えない。



>>↓1  どうする? (習得しない事も出来ます)


>>↓1  リモート・ビューイングを誰が習得しますか?




調味料看破魔法は、食道楽の魔術師が常人ならば三日で心が砕ける血の滲むような努力を十年ほど繰り返した果てに開発した独自の魔法です。
現在、彼以外にこの魔法を扱える人間は存在しません。

少年が覚えてからみんなに教えるなどの行為は可能ですか?


>>436
可能です。
習得には今回と同じく、12時間が必要になります。
ただし、少女は人種的な問題で、一般的な魔法を習得する素養がありません。



【8日目 13:00】


あなたは少年に話を持ちかけ、快諾を得た。
それから心臓を魔術師に手渡し、魔法の教授を依頼する。

少年が街に残っていられる時間は限られている。
二人はすぐに場所を移動し、授業を開始する事となった。
また、それを見た少女も一緒についていくと言い出す。
時間を考えれば、習得が終わればすぐに森に向かう事になるためだろう。


◆ 【9日目 1:00】 まで少年と少女が離脱します。


一人になったあなたは、自由に行動が可能だ。
どのような行動も、誰の反対もなく行える。

また、注文していた防具が出来上がるまで、街に残る事も出来る。
少女達が二人だけで森を探索する事になるが、あなたが居ない以上無理をする事は有り得ないはずだ。



>>↓1  どうする?


あなたは店主と話をしている少女が気になった。
見ない顔であった事もある。
だがそれ以上に、少女の纏う気配がやけに張り詰めた物であったのが大きな要因だろう。


『……あなたは、冒険者ですね?
 少しお聞きしたいのですが、よろしいでしょうか?』


一般的な村人風の服装の少女は、あなたが声をかけるとそれを遮って口を開いた。
よろしいでしょうか、などと聞いてはいるが、返答などお構いなしという風情だ。
印象通り、余裕といった物が一切感じられない。


『人を探しているんです。
 年は23、肉体労働が苦手そうで、いかにも学者といった雰囲気の男性です。
 どこか迷宮へ向かうと、最後に言っていたらしいのは調べられたのですが……』


少女は行方不明となった男を探しているようだ。
どういう関係かは分からないが、様子からして大事な相手だったのだろう。



>>↓1  どうする?


【23:25】 までどうぞ。


時間です。


>>↓1  どうする?


あなたは正直に答えた。
そのような男性とこの街で会った事は無い。


『そう、ですか。
 ……やはり、この辺りには居ないようですね』


少女はそう言うと、あなたの話を聞こうともせずに足早に酒場を後にしようとした。
その背に、思わず助言を一つ投げかける。
世の中にはおかしな人間も居るから、知っていると言われても変についていかないように、と。


『あ、はい……ありがとうございます。
 大丈夫ですよ。
 そういう人間の見抜き方は、兄から教わっていますから』


その返答を最後に、扉をくぐってどこかへ去って行った。
恐らく、他の迷宮のある街に向かうのだろう。

少女の努力が報われるよう、あなたは心中で神に祈り、見送った。



>>↓1  どうする?


あなたは次いで、一人静かに酒を嗜む戦士に声を掛けた。
この男は豪腕熊の変異種に詳しい。
その情報について何か聞けないかと考えたのだ。

また、魔物達の塒と思われる場所についても、何か知っている可能性もある。
情報交換を試みるのは、有益であるはずだ。


が、しかし。
あなたが塒について口に出した瞬間、男の目は急激に虚ろになり、その表情は抜け落ちた。
何事かと考え、そしてすぐに気付く。

あなたも体験した事のある、迷宮の主による精神操作だろう。
これが発動するという事は、どうやら戦士の男は塒について知らないようだ。
また、主にとって漏洩が看過できない情報である事も、あなたには理解できた。


さて、情報交換である。
度を越えたお人好しである戦士は、特に代価を求める事も無かった。
あなたが知りたい事があれば、彼の知る限りの情報を獲得出来るだろう。



>>↓1  変異熊について何を聞きますか?


あなたは通常の豪腕熊との違いについて質問した。
男は一度酒を呷り、息を吐いてから答える。


『そうだな、かなりの違いがある。

 まずは体型だ。
 南の荒野に暮らす獣人を見た事はあるか?
 一見人の形をしているが、全身を体毛に覆われ、顔や手足は獣そのものといった者達だ。
 変異種も、それに近い。
 大きさは通常の豪腕熊とそう変わりないがな。
 あぁ、それと急所も通常種と同じだ。

 体型が違うのだから、当然動きも異なってくる。
 奴は熟練の剣士だ。
 手の代わりに生える長く鋭い剣を振るい、明確に剣術らしい物を扱う。

 それと、身体能力だな。
 速度と反応が段違いだ。
 奴の攻撃で一度でも体勢を崩せば、それで終わりと思っておくべきだろう。
 敵の不利を奴は見逃さない。
 追撃に次ぐ追撃で、あっという間に膾切りだ』


男は更に一口酒を飲む。
今度は深く、何かを一緒に流し込むように。


『私が挑む理由は……そうだな。
 変異種の使う剣術は、余りに似ているんだ。
 迷宮に散った想い人にな。

 ……まさかとは思っているのだが、彼女が変異したのではないかと疑いを捨てきれない。
 もし、万が一そうだとすれば……終わらせてやりたいんだ』


そうして、戦士は口を閉じた。
まだ何か、聞いておくべき事はあるだろうか?



>>↓1  どうする?


熟練の剣士。
両腕に剣。
鋭い剣術。

……迷宮に散った女。

酷い符合である。
それに該当する者を、あなたはこの上なく良く知っている。

心臓が過剰な鼓動を奏でている。
湧き上がった予感は、最早確信に近い。

確かめなければならない。
顔を覆う防具を外して、聞かなければならない。
だというのに、指が震えて言う事を聞かない。

あなたの様子に気付いた男が心配そうに顔を覗き込む。
それに構う余裕も無い。


"あなたの想い人、というのは―――"


意思に逆らい続ける指を全力をもって強制的に動かし、防具を外す。


"―――私の、姉の事でしょうか?"





……驚愕に息を呑む様子と、あなたと同じく震えた指が、何よりも明白な回答であった。


といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。

精悍な戦士は姉の元仲間かな?
その辺りの関係も聞いておきたいとこだけど

そういえばこの世界の満月ってどのくらいの周期なんだろう?


誰かがwiki便利にしてくれたので今後もうちょっと頑張ります。
ありがてえ……ありがてえ……。
あと用語解説欄をwikiに作ったので 『これ解説して』 という単語があれば、良ければお願いします。

19時位から開始していきます。
よろしくお願いします。


>>527
30日周期です。
探索途中での地図書き換えはこちらも面倒なので回避する方向です。

>>532
つまり用語を書くと中身を>>1が書くって事 かな?

>>534
それでも良いですし、スレで言ってくれるだけでも構いません。

もう間もなく始まるけど質問投げておく

「マナ」って、なんぞ?

>>536
あっ(冷や汗)
初期の魔法説明で 【魔力消費】 が能力値の 【魔力】 と混同されて分かりにくそうだったので、
【魔力を消費する】 を 【マナを消費する】 に書き換えてしまい、それ以外に何も処理していないのを忘れていました。
魔力と同じ物です、ごめんなさい。
後でまとめて修正しておきます。


『…………そうか。
 君が、彼女の……』


長い長い沈黙の後。
男は噛み締めるように言葉を口にした。


『脚は、治ったのだな。
 ……そうか。
 彼女もきっと、報われる事だろう』


男は涙を一粒零した。
それを隠すように杯を呷り、何もかもを飲み込む。

そうして再び沈黙が訪れた。

男は懐かしむように。
あるいは慈しむようにあなたを見つめている。



>>↓1  どうする?


あなたは、男に対して自身の目的を告げた。

迷宮の主を討伐する。
森を開放し、全てを救う。
それが自身の願いであり、やらなければならない事である、と。

……しかし。


『君は……何を言っている?』


男の反応は強張った物だった。
決して信じたくない物を眼前に突き付けられたかのように目を見開く。

男の口調は徐々に怒りを帯び始めた。
ついにはカウンターを叩いて立ち上がり、あなたを見下ろして叫ぶ。


『何故命を粗末にする!
 彼女が、一体どんな思いで君を救ったのか、分かって言っているのか!!』



>>↓1  どうする?


【19:38】 までどうぞ。


時間でした。


>>↓1  どうする?


激昂する男に返した言葉は、至って単純な物だった。
それはたった一言。


"気に入らないからです"


男は、ぽかんと口を開けた。

呆れ、ではない。
それは驚愕に近かっただろう。
いつかどこかで聞いた、誰かの言葉を思い出したのかも知れない。


"姉さんがどうとか、救われたとかどうとか、そんなのは関係ありません。
 私はただ、迷宮のせいで友達が苦しんでいるのが気に入らないんです。

 ……それは、悪い事でしょうか?"



◆ 友好度判定……特殊成功



『……はは。
 そうだな、何も悪くはない。
 少なくとも、部外者でしかない私が口を挟める事ではないな。

 ……やはり、姉妹なんだな、君達は。
 とても、とても良く似ている』


男は落ち着きを取り戻し、再び腰を椅子に落とした。


『すまなかった。
 己の行動を決める権利は、己だけにある。
 私情に囚われ、そんな簡単な事も忘れてしまっていたようだ』


深く頭を下げての謝罪を、あなたは受け入れた。
今ならば、彼と冷静な話が可能だろう。



>>↓1  どうする?


あなたは男の隣に座り、語り始めた。

誰よりも身勝手で。
誰よりも眩く。
誰よりも生を楽しんでいた姉の事を。
その言葉にどれほど悩まされ、その笑顔にどれほど憧れたかを。

男は杯を傾けながら、黙ってあなたの話を聞いていた。
時に微笑み、時に呆れるように頭を抱えながら。

そうしてやがて、男も口を開き始める。


『あぁ、懐かしいな。
 私も随分と悩まされたものだ。

 ……先日、大量のタケに困らされていると言っただろう?
 あれも、彼女が土産にと持ち帰ったものだ。
 珍しいから大量に買って来たは良いが、使い道も無いから全部引き取れ、などと言ってな』


あなたも三つ譲り受けた水筒の事だ。
言われてみれば、とあなたは納得する。
鑑定士すら知らない物を、処分に困る程の量を贈るなど、そうそうある事ではない。
そして、そうそう無い事というのは、何をしでかすか分からないあなたの姉の得意分野である。


『彼女と出会った日の事は、忘れもしない。
 婚約者の一人もそろそろ押し付けられるだろうと、屋敷のテラスで鬱々としていた夜だった』


男は、かつて貴族であったという。
帝国の重鎮たる大貴族の三男であり、家督を継ぐ長男に使われるための駒として育ったそうだ。

男の未来は全てが定められていた。
いつ、誰と結婚し、何人の子を作るのか。
どのような役職に付き、どの派閥に属し、何をして生きるのか。
金銭的には豊かだったが、しかし一切の自由はそこに存在しない。

それでも良いと思っていたのだと、男は語った。
覆されたのは一つの出会い。
友人である女性貴族の家と間違い、彼の屋敷のテラスに舞い降りたのが、転機であった。


『……余りにも鮮烈だったんだ。
 ただの一時言葉を交わしただけで、私は魅了されていたよ。
 自由の空に羽ばたく天使は、これほどに美しいものなのかとな。

 彼女を追い、冒険者になったのはそれからすぐの事だ。

 君は、帝国が迷宮と英雄を愛しているのは知っているか?
 大英雄によって建国されたためでな。
 迷宮への挑戦を妨げる事は法によってすら禁じられている。
 出奔は実に簡単な事だったよ』


男は悪戯好きの少年のように笑う。
それはどこか、あなたの姉に似ているようにも思えた。



■ 精悍な戦士

◆ 職業

【出奔貴族】

NPC専用職業。
装備品が高品質化する。


それから男は、姉を追っては仲間に加えてくれるように頼み込む事を繰り返したそうだ。
しかし、それには余りに実力が足りていなかった。
幾度と無く断られ、幾度と無く食い下がり、その果てに弟子の座をついに掴み取ったのだという。


"迷宮の一つも落とせたら、一緒になってあげる。
 それまでは鍛えてあげるから、ま、頑張んなさい"


『想いの全てを見通されていたと気付かされた時は、顔から火が出るかと思ったよ。

 ……だが結局、私は間に合わなかった。
 彼女の隣に立つ事は出来ず、僅かな助けになる事もできなかった。
 それどころか、最期を看取る事すら。

 今でも悔やむ事がある。
 もっと幼い頃から剣を振っていれば、あるいは、とな』


それきり、男は口を噤んだ。
あなたの瞳を通して、姉の面影を見つめながら、杯を傾けている。



>>↓1  どうする?


【21:08】 までどうぞ。


時間です。


>>↓1  どうする?


あなたは、男に尋ねた。
彼は随分と変異種の熊に詳しい。

一体何度戦ったのだろうか。


『さて、何度だったか。
 少なくとも七百は超えているはずだ。
 ここ二年程、毎晩挑んでいるからな。

 ……その癖に、未だ小さな傷を幾つか刻む事が精々だ。

 もしも、出奔時の餞別が残っていなければ。
 そして、運良く魔晶石を買う機会が巡ってこなければ。
 今頃は私も迷宮の土になっていただろう』



■ 精悍な戦士

◆ 特殊能力

【テレポーテーション】

このキャラクターは、事前に設置した基点へと空間転移出来る。
この能力は迷宮の内部でのみ、一日に一度だけ使用可能。
魔晶石を用いて習得したものであり、他の魔法を習得する素養は無い。


【戦闘経験 : 剣腕熊】

このキャラクターは、豪腕熊の変異種との膨大な戦闘経験を持つ。
対象の魔物との戦闘に限り、物理的戦闘に有利な補正を得る。


【大英雄の弟子】

このキャラクターは、双剣相手の戦闘に慣れている。
双剣、もしくは双剣状の武器を操る敵対者との戦闘に有利な補正を得る。
また、敵対者による双剣の追撃判定をキャンセルする。


【純情一途】

このキャラクターは、決して曲がらない想いを持つ。
極めて強力な魔法や薬品を用いない限り、心変わりを発生させる事が出来ない。


あなたは、男の戦闘経験に愕然とした。
二年間、一日たりとて休む事無く命を賭ける。

一体、どれほどの想いだというのか。


『……生前の彼女にも良く言われたよ。
 私の愛は重すぎるとな。
 だが、私自身どうする事も出来ない。
 我ながら困った性分だ』



>>↓1  どうする?


肩を並べて、戦いたい。
姉を止めるために。
いや、姉を救うために。

理由は、たった一つ。


『気に入らないから、だろう?

 あぁ、そうだな。
 私も気に入らない。
 迷宮なぞ糞食らえだ。

 私達の最大の宝を奪い去り、あまつさえ利用する。
 許してなどおけるはずが無い。

 全く、いつから忘れていたのか。
 初めは仇討ちのつもりで始めたというのにな』


男は杯を置き、体ごとあなたに向き直った。
その瞳は力強い。
どこか達観したような気配は消え去り、焼けつくような熱がその中に滾っている。


『私の剣を、君に預けよう。
 変異種の討伐でも、主の討伐でも構わない。
 心のままに使うといい』


■ 精悍な戦士

【筋力】 6  【耐久】 7
【敏捷】 4  【感覚】 3
【知識】 5  【意思】 5
【魔力】 1  【幸運】 4


◆ 職業

【出奔貴族】

NPC専用職業。
装備品が高品質化する。


◆ 特殊能力

【テレポーテーション】

このキャラクターは、事前に設置した基点へと空間転移出来る。
この能力は迷宮の内部でのみ、一日に一度だけ使用可能。
魔晶石を用いて習得したものであり、他の魔法を習得する素養は無い。


【戦闘経験 : 剣腕熊】

このキャラクターは、豪腕熊の変異種との膨大な戦闘経験を持つ。
対象の魔物との戦闘に限り、物理的戦闘に有利な補正を得る。


【大英雄の弟子】

このキャラクターは、双剣相手の戦闘に慣れている。
双剣、もしくは双剣状の武器を操る敵対者との戦闘に有利な補正を得る。
また、敵対者による双剣の追撃判定をキャンセルする。


【純情一途】

このキャラクターは、決して曲がらない想いを持つ。
極めて強力な魔法や薬品を用いない限り、心変わりを発生させる事が出来ない。


あなたと男は手を握り合い、笑みを交わした。

……と、そこであなたは一つ気付く。
以前、森の入り口で出くわした時の事だ。
そのとき、男には二人の仲間が居た。
彼らについては、良かったのだろうか?


『あぁ、彼らは傭兵だ。
 長い間世話になっていたのだが……ついに、いよいよ資金も尽きてな。
 今は一日とて雇えん』


なんと、男は今や素寒貧であるという。
日々の食事が精々で、なんとかして金を稼がなければと考えていた所であったとか。


『……ぼっちゃんは、意外と無計画ですからねぇ』


そこへ紳士風の老店主が声をかける。
いい加減にぼっちゃんはやめろ、などと返す男に聞いてみれば、出奔の際、彼に同行してきた引退騎士であったそうだ。
男の拠点を作るのと共に、元来の趣味であった料理を振舞うために酒場を作ってしまったそうな。

流石に貴族のやる事はスケールが違う。


すみません。
一部修正します。



【テレポーテーション】

このキャラクターは、事前に設置した基点へと空間転移出来る。
パーティーメンバーを同行させる事も出来、荷物袋に収まっている限りアイテムの重量制限も存在しない。
この能力は迷宮の内部でのみ、一日に一度だけ使用可能。
魔晶石を用いて習得したものであり、他の魔法を習得する素養は無い。


更に追記。

戦士は酒場で無制限に飲食が可能です。
また、少年や少女と同様に自動的に三日分の保存食を補充します。

あくまで、貴族の資金による無制限の買い物は出来ない、というアレです。


◆ NPCの年齢設定出しますか?


>>↓ 二票先取


という事でした。
こちらとしても個々人の想像に任せたいので、マスクしときます。
申し訳ありません。


【8日目 16:00】


あなたは仲間である二人の下へ赴き、男をパーティーに参加させる事を告げた。

二人の返事は快諾であった。
男の能力を考えれば否が出る訳も無い。
少女に至っては、やっぱりあんたちゃっかりしてるわ、などとお褒めの言葉も出たほどだ。


酒場へ戻り、パーティーへの参加記念にと、あなたと男は杯を交し合った。
呑んでいる姿を良く見かける通り、随分と強い。
酒豪たるあなたと良い勝負が出来そうだった。



>>↓1  どうする?

あ、別に酒場限定ではないです。
自由に行動してください。


酒を酌み交わしながら、あなたと男は相談した。

討伐を優先するか、あるいは塒の探索を優先するか。
ただし、男とは塒の話を具体的に行う事は出来ない。
強力な精神操作によるものだ。
よって、詳細をぼかして手がかりがありそうな場所、とだけ告げる。


『……思えば、森自体の探索は殆どしてこなかったな。
 変異種の討伐に役立つ可能性も、あるかも知れない。

 そちらの自由にしてくれて構わない。
 剣を預けると決めた以上、私は君の決定に従おう』


どうやら、男は変異種以外には最低限の情報しか持っていないようだ。
判断材料が足りないらしい。



>>↓1  どうする?


少年は魔法の習得中です。
食道楽と一緒に居るため、酒場には居ません。
少女もそちらに同行しています。
あなたは一度彼らの所に移動し、その後また戻ってきました。


『迷宮に入るのは、ちょうど今頃だな。
 危険の少ない夕刻に一気に進み、変異種の縄張り近くで身を潜める。

 迷宮の魔物にとっても変異種は脅威そのもののようだ。
 他の魔物は縄張りへの通路には近付かない。
 少なくとも二年の間、そこで襲われた事は一度も無い。
 最近は、この時間に眠る事も多いな。

 そうして早朝が近付いた頃に挑み……敗北して逃げ帰る。

 大剣が届く程度の間合いに居れば、共に転移が可能だ。
 本来は長時間の集中が必要らしいが、私には関係無い。
 魔晶石のお陰でな。

 その後は明け方の森を抜けて街に戻り、昼の間を休息に当てる。
 おおよそ、このサイクルだ』


男の一日は、このような物であるようだ。
予定外の事態でも起こらない限り、これを繰り返しているらしい。



>>↓1  どうする?


【8日目 16:30】



更にあなたは質問を続ける。
森の中で幾つか基点石を見かけたが、それは男の物であろうか、と。

しかし、男は首を横に振る。


『いや、覚えは無い。
 私の場合、基点を動かされれば命に関わるからな。
 地面の中に埋めて設置するようにしている』


それでは見つけられる訳もない。
あなたが見つけた石は、男とは無関係のようだ。



>>↓1  どうする?

それでしたら>>659にあります。
戦士のテレポーテーションは発動に時間を要しません。
安価↓にしておきますね。


新しい魔法。
それはあなた達の探索において心強い武器となるはずだ。
しかし、習得を試みるためには師となる者が必要である。

あなたが思い出したのは、以前酒場で見かけた女だ。
長い杖を持っていた辺り、いかにも魔法使いという風であった。
もし彼女と交渉が出来れば……。

そう思っていたあなただったが。


『いえ、あの方は魔術師ではありませんよ。
 この街ではそれなりに名の知れた……なんというか、賭博家とでも言えば良いのでしょうか。
 迷宮も命を賭けたギャンブルとして楽しんでおられるようですな』


との事だ。
長い杖はどちらに進むかを、倒れる方向によって占うために持っているらしい。

当てが外れたあなたは、がっくりと頭を落とすのであった。



>>↓1  どうする?


アレでしたら熊防具が出来上がるまで時間を飛ばす事も出来ます。
その間NPCは自動行動します。
(理不尽難度といっても自動行動でNPCが死ぬ事はありません)

あと二人には>>645で報告していますので問題ありません。

ライトを中に入れるために竹筒を一つくれないか聞く


少年は 【9日目 1:00】 まで、リモート・ビューイングの習得により拘束されています。
あなたに魔法を教える事は出来ません。

>>673採用になります。


竹製の筒をもう一本くれないか。
そう聞くと、男は抵抗なく快諾した。

老店主に声をかければ、すぐに店の裏から取ってきてくれた。


◆ 【竹製の水筒 / 0%】 を獲得しました。



>>↓1  どうする?


■ ミスリル製の大剣

攻撃補正 : 9
防御補正 : 6
命中補正 : -3

【耐性 : 破壊】

このアイテムは、装備破壊判定時、攻撃の威力による補正を75%軽減する。

【魔力切断】

このアイテムは、魔力に対し物理的被害を与える事が出来る。


■ 陽鉱製の兜

防御補正 : 3
回避補正 : -1

【闇払い】

このアイテムは、暗闇での目視判定に有利な補正を与える。


■ 重鉄製のガントレット

防御補正 : 4
回避補正 : -3

【耐性 : 斬撃】

このアイテムは、斬撃属性の物理的被害を50%軽減する。


■ 重鉄製の鎧

防御補正 : 7
回避補正 : -4

【耐性 : 斬撃】

このアイテムは、斬撃属性の物理的被害を50%軽減する。


■ 重鉄製のグリーブ

防御補正 : 4
回避補正 : -2

【耐性 : 斬撃】

このアイテムは、斬撃属性の物理的被害を50%軽減する。




出奔したとはいえ、流石は大貴族だと感心する他は無い。
無知なあなたとて十分に理解できる程の、馬鹿馬鹿しいほど高価な装備達であった。
豪腕熊の変異種と戦い続けて生きているのも頷ける。

特に武器は、恐ろしい程の業物である事は間違いない。
もし市場に流そうものならば、金貨の数十枚程度では鼻で笑われるだけだろう。


あなたは男に大剣を恐る恐る返しながら、感謝を告げた。
普通に考えて、このような物を見るだけとはいえ他人に預けるなど有り得ない。

だというのに、男は別段気にした風も無い。

……とても、今は素寒貧だとは信じられない。
飛び跳ねてみれば金貨が、いや、白金貨がぶつかり合う音でもするのではないか。
そんな馬鹿馬鹿しい考えも浮かんでしまう程だった。



>>↓1  どうする?


あなたは現在の事情を男に説明し、模擬戦を申し込んだ。

戦闘で双剣を失ってしまい、武器を新調した事。
互いの実力を把握したい事。

それに対し、男は快く頷いた。


『そういう事ならば構わない。
 私も、君の力を知りたいからな』


男は席を立ち、あなたを案内した。
どうやら、店の裏に丁度良い場所があるようだ。
彼の鍛錬のために設けられたスペースだという。

あなたは盾と剣を手に、男の背を追っていく。



◆ 対友好的NPC戦闘を開始します、この戦闘であなたが死亡または負傷する事はありません。


といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。


(寝る前にwikiのNPCデータ更新しようかと思ったらなんかとんでもない事してる人が居た)


■ 所持品一覧

 【魔鉄製の剣】 E
 【魔鉄製の槍】

 【蜘蛛甲のスパイクシールド】 E

 【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
 【大蜘蛛の面頬】 E
 【鉄製のネックガード +1】 E

 【使い慣れた皮鎧】 E
 【鹿革製のリュック】 E

 【大蜘蛛のガントレット】 E
 【異形の手袋】 E

 【ブーツ・オブ・ライトニング】 E

 【大型ウェストバッグ】 E


 【投石用の石 x25】

 【堅焼きビスケット x10】
 【干し肉 x10】
 【竹製の水筒 / 100%】
 【水袋 / 100%】

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】
 【植物油 x2】

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】

 【大英雄の剣片】

 【伝心の白花】


■ パーティーの共有品

 【竹製の水筒 / 100%】
 【竹製の水筒 / 100%】
 【竹製の水筒 / 0%】

 【木製の投石器 x2】
 【木製の投槍器】
 【木製の背負子】

 【ポーション x4】
 【熊肝の丸薬 x3】
 【熊骨の精力剤 x11】
 【消炎鎮痛剤 x3】
 【鹿脂の塗り薬 x2】
 【発汗剤 x2】



■ 所持金 10657 Kootz


今晩は19時位の開始予定です。
よろしくお願いします。


そろそろ開始していきます。
よろしくお願いします。


店の裏口を開けると、そこは小さな広場となっていた。
周囲の建物との間隔をわざと空けているのだろう。
駆け回り、剣を振るうには十分なスペースだ。

また、土が剥き出しとなった地面は、良く均され踏み固められている。
足場の心配も、また不要である。


『さて、それでは始めようか。
 こちらはいつでも構わん。
 準備が整い次第、仕掛けてくると良い』


男は広場の中央に佇み、巨大な剣を正面に構えている。
刀身の太さはあなたの持つ剣よりも一回り上程度。
しかし、長さでは余りにも差が開いている。

刃渡りだけで、恐らくあなたの足先から鳩尾まであるだろう。
同じく長大な柄も含めれば、頭よりも上まで届くはずだ。

寸止めすると男は言っていたが、それでもなお脅威はひしひしと感じられる。



>>↓1  どうする?


あなたはまず、自身の肉体を強化した。
相手の身体能力は、迷宮の魔物よりも劣っては居る。
しかし、それを補って余りある装備に身を包んでいるのだ。
魔力程度を出し惜しみしていては、互いの実力を確かめる前に地を舐める羽目にもなりかねない。


◆ フィジカル・ブースト

筋力 9 → 11
耐久 7 → 10


そうして、盾を前に出し、剣を引く。
盾を使うのは初めてであるが、戦法自体には慣れている、カウンターである。

そのまましばし、互いに動きの無いまま時間が流れる。


『……しまったな、互いにカウンターが主戦法か。
 これでは埒が開かん。
 慣れてはいないが、仕掛けさせて貰うぞ』


宣言の直後、男は距離を詰め始めた。
その速度は遅く、走行というよりは歩行。
元々飛び抜けて素早い訳でもなく、しかも全身を固めた重装備である。
致し方の無い所だろう。

後数歩で、相手の剣が届く間合い。
何か行動を起こすべきだろうか?



>>↓1  どうする?

ところで盾ってどう装備してるんだろう、腕≒ガントレットに装着する形なのか
それとも片手で持つ形か。多分後者だよな


>>726
後者です。
手で握って保持する形です。


これは模擬戦であり、互いの実力を測る場だ。
奇を衒う必要は無いと、あなたはいつも通りに待ち構えた。
全身に余裕を持たせながらも力を籠め、どのような攻撃にも対応出来るよう、備える。


そして、男がついに攻撃圏内に踏み入った。
裂帛の気合と共に大剣を肩に担ぎ、背負い投げるように振り下ろす。

歩みの遅さからは想像がつかない程に、その一撃は鋭い。
あなたの肩を狙い、巨大なミスリルの刃が迫る。



>>↓1  どうする?

盾にはスパイクが付いてるし手で持たないと使いにくいよな
>>1に質問、攻撃を受けたりとか盾で殴ったりしたらスパイクのみの破壊判定なんていうのはあるの?
トゲがとれて普通の盾に戻ったりすることはあるのかな


>>730
スパイクのみの破壊は、あなたが故意にスパイクのみを破壊しようとしない限り起こらないと思います。
万が一そういう行動を取れば、攻撃補正が無くなって普通の盾になりますね。


振り下ろされる剣に対しても、やるべき事は普段と変わらない。

まずは一撃を完全に受け止める。
然る後に懐に潜り込み、剣を突き立てるのだ。

あなたは盾を振り上げ、致死の威力を阻みにかかった。



>>↓1 コンマ判定 【物理的被害の軽減】

耐久 10
防具 5

目標値 15


【物理的被害の軽減】

目標値 15  出目 8

差 7



あなたには経験がある。
蜘蛛の足を防ぎ、熊の腕を受け止め、それでも尚生き残った経験が。
故に、今回も受け止められる。
そう思っていたのだが。


体が押し流される。
男が持つ大業物が生み出した威力は、かつてない程の物だった。
全てを受け止めきる事が出来ず、あなたはたたらを踏むように、数歩の後退を余儀なくされた。

盾のお陰で、あなたには傷一つも無い。
が、盾を構えていた腕には鋭い痺れが走っている。
もし、再び同程度の衝撃を受ければ、盾を持つ事も困難になりかねない。


そして、幾ら模擬戦だからと隙を見逃してくれるなど有り得ない。
すぐさま男はあなたを追い、今度は横薙ぎに、殆ど体ごと回転させるように、再びあなたの肩を狙っている。



>>↓1  どうする?


盾で受けるには、余程上手くやらなければ不味い。
ならば攻撃は無視して打って出ると、あなたは即断した。
相手の剣が届く前に、盾を使って殴り飛ばすのだ。

後方に流れようとする体を無理矢理に止め、全力で地を蹴り、突進する!



>>↓1 コンマ判定 【敏捷対抗】

基準値 5

敏捷 1
装備 2
装備 5 (精悍な戦士)

体勢 -2
敏捷 -4 (精悍な戦士)

目標値 7


【敏捷対抗】

目標値 7  出目 6

成功!



予想外の事態に、男は目を見開いた。
今まさに振るわれている最中の大剣の間合いに、まさか踏み込んでくるなど異常事態である。

しかし、最早どうする事も出来ない。
大剣を止める事は出来ても、その先の対処はどう足掻いても間に合わない。

あなたの盾は、目論見通り男の体に吸い込まれ、豪快な打撃音を奏でた。



>>↓1 コンマ判定 【シールドバッシュ】

筋力 11
装備 2

目標値 13


【シールドバッシュ】

目標値 13  出目 6

差 7



『ぐっ……!?』


男の口から、声が漏れる。

盾自体は強固な鎧に阻まれた。
肉体に届いた訳ではなく、男の体には傷一つ無いだろう。

だが、衝撃は確かに伝わった。

先程の鏡写しのようだ。
今度は男がたたらを踏み、よろめいて後退する。



>>↓1 コンマ判定 【転倒】

威力 7
装備 2 (精悍な戦士)

敏捷 -4 (精悍な戦士)

目標値 5


雷速を用いた突進攻撃なども、試みても構いません。
その場合の威力補正は、ちょっと頭が痛くなるぐらいの数値になるでしょう。


【転倒】

目標値 5  出目 1

クリティカル!!



男は、後退の勢いに耐えられなかったようだ。
足の回転が間に合わなくなり、ついに背中から地面へと倒れ込む。

こうなると、重装備は完全に裏目となる。
一人では起き上がるにも時間が必要だろう。

更に、あなたにとっては幸運な事に、転んだ拍子に頭を強かに打ちつけたようだ。
目を白黒させ、完全な隙を晒している。
大剣を持ち上げての防御準備すら満足に出来ていない。


最早、勝負はついた。
駆け寄ったあなたは剣を男の首に添え、見下ろす。

少しの間の後、男は大剣を手放し、両手を挙げて降参を示したのだった。

>>1に質問

今回は剣士が大剣を止めてくれたけど、実際に剣を振り切っていたらどんな判定になったの?


>>758
今回、あなたは大剣の刃が威力を発揮しない位置まで完全に潜り込みました。
なので、相手の攻撃は回避した扱いになっています。
横薙ぎの大剣を止めたのは寸止め的な物ではなく、何らかの対処を試みようとしたものの間に合わなかったというアレです。
紛らわしくてすみません。


『予想以上の力だな。
 とても踏みとどまる事は出来なかった。
 ……あの姉にしてこの妹有り、といった所か』


起き上がった男は、あなたを賞賛した。

鎧の損傷を確認しながら更に言葉を続ける。
内容は、盾の使い方に関する物だった。


『ただ、大剣を正面から受け止めるのは勧められないな。
 威力の大きい一撃は、止めるのではなく滑らせるか、もしくは弾くようにすると良い。
 そうすれば防御に失敗したとしても、被害は最小限で済む。
 今回も、振り下ろしを弾かれ、軌道を変えられていれば、初撃から私が不利になったはずだ』


男の助言は、今回はそれだけのようだ。
この言葉に従うも従わないも、あなたの自由である。


【8日目 18:00】


その後も、あなた達は数回剣を交え、互いの力を完全に確認した。
今や、男はあなたの実力に何の疑いも持っていない。
余程の無茶無謀で無い限り、あなたの行動に異を唱える事は無いだろう。


老店主が布と水を持ってくる頃、日は沈みきっていた。
周囲は闇に覆われている。
街中の店達も、昼とは違った様相を見せ始める頃だろう。

男は感慨深そうに、この時間に街に居るのは違和感があるな、などと溢している。



>>↓1  どうする?

少年のリミットはいつまでですか?

5分会議


>>772
少年のリミットは 【9日目 5:30】 ぐらいです。
時間が近付けば……というか 【9日目 1:00】 に魔法の習得を終え次第、自動的に迷宮に入ります。
あなたが同行を宣言していなければ、自動的に別行動になりますね。


>>774
【21:45】 までどうぞ。

深夜探索は強制なのか...

4:00くらいまで迷宮前で待機は不可能ですか?
...蛇がいる深夜は絶対に潜りたくないんだが...


時間です。


>>↓1  どうする?

>>778
あ、可能ですよ


夜の街を眺めて一息ついていたあなたは、ふとある物の存在を思い出した。

以前、市場で幼い少女から購入した白い花である。
荷物から取り出してみれば、不思議な瑞々しさは未だそのままだ。

一本だけ残ったそれをどうすべきか。

この花には、意思を伝える妙な力があるらしい。
それを考えれば適当な処分は難しいが……。


と、色々悩んだ末に、あなたは職人の少年に渡す事にした。
最早友人と呼んでも差し支えない彼ならば、特に問題は無いだろう。
そんな軽い気持ちで、あなたは防具屋へと向かった。


【8日目 19:00】


防具屋は既に閉まっていた。
ただ、店の中からは音が聞こえている。
未だ作業を続ける職人が残っているのだろう。

そう判断したあなたは裏手に回り、裏口を叩いて少年を呼んでもらった。

見知った顔が飛び出してくるまでにかかった時間は、酷く短かった。
顔を赤らめた少年はあなたの来訪を歓迎し、いつものように満面の笑みを浮かべている。


そこに、あなたは白い花を差し出して……。



―――ところで、あなたは覚えているだろうか?



この花には、問答無用であなたの意思を伝えてしまう異能がある。
迷宮の中で二人に花を渡した時、伝える情報を取捨選択した覚えは、勿論無いはずだ。
何を伝え、何を隠すか、あなたは選ぶ事が出来ない。

……そして、致命的な知識が一つある。
あなたは、この少年との初めての対面時、一目惚れされた事を完全に理解した。

もし、少年の感情を理解している事が伝わり。
かつ、あなたの感情がただの友情止まりであったならば。

それは、少年の純真な心に皹を入れかねない、大きな痛手となるだろう。



>>↓1 コンマ判定 【感情値判定 / あなた→職人の少年】

1ほど特別な友情、0ほどただの友情

無知 +3
不足 +1

合計補正 +4


【感情値】

出目 10 → 完全にただの友情



花を受け取った瞬間、少年は体を凍らせた。
頬が引き攣り、手が震え、瞳がプルプルと震え出す。



……少年が涙目で店の中に逃げ込むまで、そう時間はかからなかった。

致し方無い事だ。
彼からすれば、以下の通りの出来事である。


自身の恋愛感情を完全に把握されており。
それに対する、ただの友情しか持っていないという明確極まりない答えを。
よりにもよって笑顔の本人から手渡されたのだ。

その場で崩れ落ちなかっただけ、少年を称えるべきである。



まずい事をしてしまった。
そう自覚し、おろおろとするあなただったが、しかしもうどうする事も出来ない。
時間が彼の心の傷を優しく癒してくれる事を、祈る以外に無いだろう。


【8日目 19:15】



暗い通りの中を歩きながら、あなたは途方に暮れた。

折角の三人目の友人は、これで失われてしまったかも知れない。
少なくとも、あの様子では今まで通りの付き合いは難しいだろう。

何故あんな早まった真似をしてしまったのか。
どうせ渡すならば新しい仲間である戦士でも良かったのではないか。
そんな後悔だけが、次々と湧き上がるのだった。



>>↓1  どうする?

もう無駄なことしないで仮眠取らない?

今回の件で探索に何かマイナスはありますか?


あなたは通りをのろのろと歩き、雑貨屋を目指した。
が、残念ながらこちらも既に閉まっているようだ。

……そこで、あなたは一つ思い出した。
この時間でも裏通りは明るく照らされ賑わっていたはずだ。
そちらならば、開いている雑貨屋の一つもあるかも知れない。



>>↓1  どうする?


>>811
現時点ではあなたには分かりません。


【20:15】


あなたは買い物を諦め、酒場へと戻った。
店内に戦士の姿は無い。
老店主に聞いてみれば、奥の私室で眠りについたようだ。
あなた達の予定に合わせて起こしてくれて構わない、という。

そう聞いてしまうと、あなたも自身の眠気を理解できた。
昨晩は寝ていないのだ。
これから明け方に森に入るまで、仮眠を取るのも手であろう。

勿論、無理を通して起きているのも自由ではある。



>>↓1  どうする?


あなたは森へ向かうまでの間、睡眠を取る事とした。
それを店主に告げ、宿に引き上げようとすると、背を呼び止められる。

老店主は、なんと奥の一室を貸してくれるという。
傭兵達が使っていた部屋らしく、今はベッドが置かれたまま空いているのだそうだ。
あなたは頭を下げて感謝し、ありがたく使わせて貰う事とした。

二人は、魔法の習得が終わった後、一度はこちらに顔を出すはずだ。
その時に知らせてくれるよう言い残し、あなたは店の奥へと向かう。



【1:30】



ぐっすりと眠っていたあなたは、体が揺すられている事に気付き、目を開いた。

寝ぼけて霞む視界の中心には、エルフの少女が大写しになっている。
どうやら、これから迷宮に向かうようだ。



>>↓1  どうする?


あなたは勿論同行すると答え、ベッドから起き上がった。
急ぎ荷物を整え、装備を身に付ける。

あなた達が店の表側へ出ると、既に少年と戦士は準備を終えて軽食を摘んでいる所であった。
酒場の営業は終わっているようだが、老店主の計らいである。
痒い所に手が届き、いつ何時でも食事や睡眠が行える。
これが拠点を持つという事かと、宿での苦労を思い出したあなたは、感じ入ったかも知れない。

さて、どうやら二人は迷宮での予定について相談していたようだ。
彼らは、以下の通りの案を挙げている。

まずは森の入り口まで行き、そこで日の出を待つ。
明け方の危険が無い森を進み、戦士が二年間安全を確認し続けた変異種近くの通路で休息を取る。
そうして、全員の、特に二晩を徹夜している少年の体調を万全に整えてから、行動に移るという物だ。



>>↓1  異論があれば伝える事が出来ます。


反対する理由は無い。
異論はない、むしろ良案だと思うと二人に伝える。

行動指針は定まった。
あなた達は用意された軽食を綺麗に平らげた後、森へ続く道を進む。


といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。


今帰宅しました。
夕飯後、20時位から開始します。
よろしくお願いします。


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 【魔鉄製の剣】 E
 【魔鉄製の槍】

 【蜘蛛甲のスパイクシールド】 E

 【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
 【大蜘蛛の面頬】 E
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 【使い慣れた皮鎧】 E
 【鹿革製のリュック】 E

 【大蜘蛛のガントレット】 E
 【異形の手袋】 E

 【ブーツ・オブ・ライトニング】 E

 【大型ウェストバッグ】 E


 【投石用の石 x25】

 【堅焼きビスケット x10】
 【干し肉 x10】
 【竹製の水筒 / 100%】
 【水袋 / 100%】

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】
 【植物油 x2】

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】

 【大英雄の剣片】


■ パーティーの共有品

 【竹製の水筒 / 100%】
 【竹製の水筒 / 100%】
 【竹製の水筒 / 0%】

 【木製の投石器 x2】
 【木製の投槍器】
 【木製の背負子】

 【ポーション x4】
 【熊肝の丸薬 x3】
 【熊骨の精力剤 x11】
 【消炎鎮痛剤 x3】
 【鹿脂の塗り薬 x2】
 【発汗剤 x2】


■ 預かり中

 【使い慣れたガントレット】
 【使い慣れたブーツ】

 【熊革の鎧 x3】 作成中 10日目 11:00 以降 受け取り可能


■ 所持金 10657 Kootz


【3:30】



迷宮の入り口に到着したあなた達は、夜明けを待つために、入り口前の広場に座り込んだ。
途端に、少年が横になり寝息を立て始める。
少女はどうやら、少年が魔法を学んでいる間に眠っておいたようだ。

その間、新しい仲間である元貴族の戦士は、自身の持つ地図をあなた達に渡した。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org302127.jpg


印のついた位置には、豪腕熊の変異種が存在する。
この魔物は塒から出る事は無く、塒へ繋がる通路周辺にはどのような魔物も近寄らないらしい。
あなた達の予定では、そこでしっかりと休息を取る事となっている。



>>↓1  確認すべき事がなければ、迷宮突入まで時間が経過します。


避けては通れない問題を、あなたは話さなくてはならない。

戦士を仲間に加えた理由。
変異種と姉の、関連性についてだ。

あなたの姉に懸想し、弟子にまでなった戦士が、変異種の使う剣術は同じ物だと言うのだ。
信憑性はそれなりにあるのではないかと、あなたは感じていた。

つまり、変異種自体が姉である可能性もあると。





『……いや、それは無いと思うわよ』


しかし、少女はあっさりと否定した。
あなたの姉が熊に変異した可能性は、限りなくゼロに近いと断じている。


『私達がどんだけ魔物への変異を調べたと思ってんのよ。
 この辺りで私より詳しい奴なんて、多分居ない。

 初期変異に巻き込まれる以外で、生物が魔物に変化した例は一つも無いの。
 そして、あの人は間違いなく初期変異からは逃げ切ってた。
 一切無関係とまでは言わないけど、その熊はあんたの姉じゃあないわ』


ぽかんとするあなたに対し、更に戦士までが付け加える。


『私も同感だ。
 もしかして、万が一、という程度の疑念でしかない。
 何の根拠も無い、ただの妄想なんだ。
 頭から信じ込むようなものでは……。

 その、なんだ、紛らわしくてすまない』


戦士は申し訳なさそうに頭を下げた。
次いで、討伐には無理に協力してくれなくとも良い。
その場合でも、不義理な真似は決してしない、とも。

どうやら、変異種があなたの姉でない可能性はかなり高いようだ。
だが、今すぐ討伐の是非を決定する必要は無いだろう。
戦士にはあなた達を転移させる力がある。
様子を見てから、姉妹の勘ででも決めれば良いと、少女は語った。


【5:00】


そうこうしている内に、やがて、東の空が白み始めた。
迷宮に一時の安息が訪れる夜明けの時刻である。

流石に徹夜続きの少年を乱暴に起こす気は無いのだろう。
少女は辛抱強く揺り起こし、準備を整えさせていた。



さて、あなた達の予定では、このまま変異種の塒近くまで進む事となっている。
だが、僅かながら他の行動を取る余裕もある。
何かやるべき事を思いつくならば、提案するのも良いかも知れない。



>>↓1  どうする?


あなたの提案は、すぐさま受け入れられた。

塒の周囲には無数の足跡があった。
そこから考えれば魔物の出入りがあるのは間違いない。
もし運悪くその瞬間に出くわそうものならば、無傷での生還など夢のまた夢だろう。

僅か一手でそれを防げるのだから、反対意見などある訳も無い。
あなた達は足早に、塒を目指して進んでいく。



>>↓1 コンマ判定 【???????】

幸運 4 (精悍な戦士)
同行 3

目標値 7


【???????】

目標値 7  出目 7

かろうじて成功



霧の濃くなる奥部へと踏み入り、しばし進む。
魔物が全く見当たらない最初の部屋を抜け、更にもう一つを横切り。
通路へと出ようとした瞬間。


『……む?』


戦士が、何やら妙な声を上げた。
困惑したような様子で周囲を見渡した後、通路の先をじっと見つめている。

話を聞いてみれば、突如方向感覚が完全に失われたらしい。

自分がどこから来たのか。
これからどこへ行くべきなのか。
今立っているのはどこへ向かう道なのか。
その全てがぼやけて消えてしまったという。

そして、空白となった意識の中に刷り込まれるように、通路だけが浮き上がったのだと。


勿論、あなたはその感覚に覚えがある。
恐らく、レーシーが再びあなた達の背に立っているのだ。



>>↓1  どうする?


あなたは、以前と同じ行動を選択した。
精霊との対話である。

言葉は小さく、囁くように。
半ば祈りを籠めて、どうか返事をしてくれないか、と語りかける。


◆ ???判定 自動成功


返答は無言で齎された。
あなた達の背後、十数歩の距離に、何者かの気配が出現する。


"…………"


霧の中に隠れ、その姿は捉えられない。
しかし、頭に直接触れる独特の思念から、精霊がそこに居る事だけは理解できた。

ああ、なるほど。『伝える』がトリガーなのかな?
特定の情報を伝えるor伝えようとすると聖地の精霊みたいに消滅したり、記憶消されたり、ホゲーってなったり。

すると『以心伝心』って白い花の権能を司ってるのは……
安価下


あなたは、一つの質問を投げかけた。

レーシーの行動は、不可解だ。
一体何がしたいのか。
そこが全く理解できない。

だから単純に、本人に聞いてみようと考えたのだ。
それに対する返答は。


"たすけて ほしい"


どこか幼さを感じさせる、弱々しい声だった。
精霊は続ける。
たすけて、たすけて、と。


"やっと みつけた。

 たすけて。
 おねがい。

 たす けて"


精霊の願いは徐々に熱量を増していく。
初めは冷静だったそれは、今や命を賭した懇願に等しい。

更に、声は少しずつ近付いてきていた。
深く濃い霧を裂いて、一歩一歩。

……やがて、彼は姿をあなた達の前に現した。


誰かが息を呑んだ音が、静かな森に響いた。
精霊の姿は、余りにも異様だったのだ。

枯れ枝のごとき体、という言葉が、既に比喩ではない。
まさしくそこらの枝と比較して、全く違いが無いだろう、細すぎる体躯。
枝を組み合わせて人の形を作れと言われたならば、きっと同じ物が出来上がる。

その中でただ一つ。
枝の体から飛び出た緑色の眼球だけが、生命らしさを持ってあなた達を見つめている。


"おねが い

       たす   け て

   あ げ"


……ぱちん、と音を立てて、精霊の体は崩れ落ちる。
バラバラに砕けたそれは、ただの枯れ枝にしか見えなかった。


しばし、森の中を沈黙が支配した。
あなた達の誰もが深い困惑の中に囚われている。
精霊は何故死んだのか?
最期に言い残した、たすけてあげて、とは何を指すのか?


最初に立ち直ったのは、少年だった。
全員の肩を叩き、無駄な時間は存在しない事を思い出させてくれる。

あなた達は、最後に精霊に祈りを捧げた後、再び道を進み始めた。


助けてあげて、と精霊は言った。
そして、精霊が誘導しようとしていた先には、今あなた達が向かっている塒がある。

……彼が救いたがっていた何かは、地下に居るのかも知れない。

周囲に警戒を払いながら、あなたはそんな事を考えていた。


【6:00】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org302167.jpg

◆ = 現在位置



塒への基点の設置は、何の問題も無く完了した。

遠隔視を試した少年の言によれば、濃霧と魔力視の相性が悪すぎるため、ほんの僅かな距離しか見通せないようだ。
しかし、それでも出入りする魔物の数ぐらいは認識できるという。
遠方から知る事が出来る情報としては、上出来な部類だろう。


少年は戦士の経験を信じ、本格的な睡眠を開始している。
光を遮るために両目を隠している辺り、完全に熟睡する体勢だ。

戦士と少女も、大きく警戒している様子は無い。
それぞれやや距離を空けて、木々の壁に寄りかかって座り込んでいる。

特にやる事が無いならば、彼らと同様に休息すると良いだろう。



>>↓1  どうする?

(塒ってそっちかと思う音)


>>909
下の方の地下塒前に設置した後、現在地に移動してきました。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org302186.jpg

◆ = 現在位置



あなたは二人に倣い、木によりかかった。

……しかし、そのまま過ごすには、夕刻までは長すぎる。
何か会話の一つでもしようと、あなたは口を開いた。



>>↓1  内容を指定する事が出来ます (指定しなくとも構いません)


さて何を話すべきかと、あなたは頭を悩ませた。

戦士と少女では、どういう話を振れば良いのだろうか。
同じ街で、同じ迷宮に潜っていたとはいえ、その目的は全く違う方向を向いている。
多少の接点程度も、少々怪しい。
となれば、余り深く事情に踏み入った話は避けるべきだろう。

無難な所は何か無いか。
しばらく考えた後、あなたは……。


『いや、なんていうかさ。
 私に神の話題振るとか、あんたも大概良い度胸よね』


……見事に少女の逆鱗をつついていた。
何?また殴り合いしたいの? などと、少女は拳を振るってみせる。


少女は機嫌を損ねてそっぽを向いてしまった。
幸いな事に怒りにまでは至っていないようだが、この分では少女から話を聞くのは難しいだろう。

それを見かねたのか、気遣うように戦士が口を開いた。


『神を嫌う者は、多くはないがそれなりに居るからな。
 まぁ、なんだ。
 神について知りたいならば、私が教えよう。
 その辺りの知識は実家で詰め込まれたからな』


ありがたい話であった。
気まずさを誤魔化すように、あなたは試練の神を除いた神々について尋ねる。
特に聞きたかったのは、この森に縁の深い神についてである。

精霊とは、古き神々の使いであるという。
ならば、精霊をこの森に遣わした神が居るのではないか、と。


『それならば、水源の神だろうな。
 死後を司る忘却の神とは対称的に、生誕を司る神だ。

 この森に巨大な湖があった事は知っているか?
 あれは水源の神が生み出した物と言われている。

 数多の生命を育む森の母。
 畔ではあらゆる獣が牙を忘れる、絶対の聖域。
 眷属たる水の乙女が歌い踊る、神々すら魅了する地上の楽園……だったらしい。

 今は森がこの通りだ。
 どのように変質しているか、分かった物ではない』


戦士は、竹製の水筒から水を一口含み、続ける。


『かの神は私が生まれる以前に死している。
 もし生きていれば、この惨状をどう思っただろうか。

 ……ある意味、水源の神にとっては死は救いだったかも知れんな』





そして、次に戦士が挙げたのは。
一つの意外な事実だった。


『あぁ、それともう一つ。
 街で調べれば簡単に分かる事だから、知っているかも知れんが。

 最も新しい大英雄は、今や最も新しい神となっているぞ。

 ……まぁ、とはいっても、この迷宮で彼女に救われた人間が、勝手に奉っているだけなのだが』


神とは言っても、実際に神格化が確認された訳ではないらしい。
あくまで幾つかの小集団が、神を奉るような真似事で信仰しているだけのようだ。

だがそれでも、姉が神と呼ばれているなど、あなたにとっては妙な気分であったかも知れない。


なんていうかもう学者あなたはゲーム的にも許されない事をした感。

早いけどここで閉めておきます。
お付き合いありがとうございました。
また明日。

>>1です。
雪害により帰宅困難な状況です。
スマホで書き込みは辛いというかデータ全部PCなので更新不能です。
すみませんが今日は無しでお願いします。
また明日。


帰宅に成功しました。
地獄の雪かきをした後、19時位から開始予定です。
よろしくお願いします。

雪かき乙
そろそろ次スレの季節やね
更新嬉しいが、身体冷やしたりしないように気を付けてな ノシ


>>972
地味に気付いてませんでした。
指摘ありがとうございます。


【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その10【オリジナル】

【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その10【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456826499/)


森と縁深い神についての話を終えた後、あなた達は各々自由に夕刻までを過ごした。

武器の簡単な手入れ、荷物の整理、そして交代しながらの睡眠。
その間、何に邪魔される事も無かった。
戦士の言はどうやら正しいと判断して間違いない。
少なくとも、変異種が健在な限り、この場は安全地帯として機能するだろう。

間もなく夕暮れ、という頃。
少年はおもむろに荷物から干し肉を取り出した。
これからの行動に備え、腹を満たしておくつもりのようだ。
また、少女と戦士もそれに倣っている。



>>↓1  食事を取りますか?


◆ 堅焼きビスケット x10 → 9

◆ 竹製の水筒 / 100% → 85%



あなた達は、黙々と食事を行った。
夜は近付き、当初の予定通りならばこれから探索に移る事となる。
緊張感がじわりじわりと湧き出てくるのを、あなた達は感じていたかも知れない。



【17:00】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org302186.jpg

◆ = 現在位置



そうして食事の跡片付けが終わると同時。
迷宮に一時の安息を齎す、夕暮れが訪れた。

あなた達の誰もが万全の体調である。
どのような行動も、問題無く行えるはずだ。



>>↓1  どうする?


【19:57】 までどうぞ。


時間です。


>>↓1  どうする?


続きは次スレになります。

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