総士「インフィニット・ストラトス」 (56)
時系列はEXOの数年後
あの被害からの立ち直りの早さとかその辺はご都合主義ということでお願いします
あとISはアニメしか見てないです
ケイ素組の成長は早い(確信)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455437171
グレゴリ型、およびマーク=レゾンとの決戦を終え、フェストゥムとの因縁が全て断たれたことにより、世界には再び平和が訪れた。
長きに渡るフェストゥムとの戦いが終わったことにより、Dアイランド―――竜宮島のファフナーと人類軍のファフナーは解体されることとなった。
そして、数年後。
平和であった世界に、新たな問題が生じた。
それが、ISの進出による女尊男卑の風潮である。
世界はその風潮を是としていたが、ただ一つ、竜宮島ではそういうわけにもいかなかった。
史彦「さて、現在問題視されている女尊男卑についてだが…非常に不味いことになっている」
剣司「武器を以て制す。これじゃあの頃と変わりないな」
史彦「このまま現在の風潮が浸透し続ければ、第二第三のヘスター・ギャロップを生み出し兼ねない。そこで君に頼みがある、皆城総士」
総士「男性である僕がISに乗り、代表生となれ、と?」
史彦「そうだ。ISが女性にしか乗ることができないとされているが故に、現状があるとするならば…男性もISに乗ることができると示すことで、多少の抑止力にはなり得るだろう」
総士「確かに…男性でISに乗ることができる人物且つ、容姿を考えれば自分が適任でしょう」
一騎「まあ、今更俺が学生っていうのにも無理があるしな…」
甲洋「右に同じく、かな」
操「えー、僕も行きたいなあ」
剣司「お前はダメだ。色々な意味でな」
操「ちぇっ」
総士「わかりました。その任務、引き受けさせていただきます」
史彦「すまない、任せる。…専用機に関しては、こちらで準備しよう」
あれ……?この設定だと美羽はもう……?
総士「(そうして僕は竜宮島出身として、このIS学園へやって来たのだが…)」
一夏「えー…えっと、織斑一夏です、よろしくお願いします」
総士「(まさか僕以外にも男性のIS適正者が居るとはな)」
一夏「以上です!」
総士「(僕らのような体質でなく、ISに適正のある男性…要観察、か)」
ガンッ!
千冬「満足に挨拶もできんのか、お前は」
一夏「ちっ、千冬姉が俺の担任…?」
ガンッ!!
千冬「織斑先生と呼べ」
エッ、オリムラクンッテチフユサマのオトウト…?
総士「(なるほど…最強のIS乗りの弟か。恐らく遺伝子操作か何かだろう。
――戦時中ならまだしも、今のご時世で遺伝子操作とはな)」
ミナシロクン…ミナシロソウシクン
総士「(む、僕の番か。)失礼。竜宮島から来た、皆城総士だ。男性であるためこの環境に馴染むのに少々時間を要すると思うが、お手柔らかに頼む」
>>5
操クンは優しい子です、いいね?(念押し)
エッ…オトコノISノリがフタリモ!?
アノコオンナノコカトオモッテタ…
総士「(何か失礼な言動が聞こえてきたが、無視しておこう)」
一夏「俺以外にも男が居るのか…」
―――――――――――――――
アノコヨ!セカイデユイイツISヲツカエルダンセイッテ!
アレ?モウヒトリオトコノコイルヨ?
エッ!?ニュースデハヒトリダケッテ…
総士「(どうやら、僕の方は竜宮島の力によって伏せられていたみたいだ。しかし…)」
ワタシハナシカケテミヨッカナ…
総士「(どうにもこの雰囲気は居心地が悪い)」
箒「一夏、ちょっといいか?」
一夏「え?あぁ、わかった」ガタッ
総士「(どうやらあの二人は知り合いのようだな。しかし、この状況は…僕だけが)」
モブ「あの、皆城君、でいいのかな?」
総士「…ああ、何か用か?(質問責め、か)」
そういやミナシロくん無駄にロンゲだから遠目には女の子に見えるってわけか。
でも肉体的には男性的な肉付きしてたよな
ちょっと用事あるんでとりあえずここまで
ちなみにこの総士は一騎の子供の方です
>>8
育て直した時により女性らしくなってても仕方ないよね
ではまた
いみど
なんう
くなせ
なる
>>14どうしてそんなこと書いた!言え!
同日。
千冬「さて、今日は事前に決めなくてはならないことがある。それはクラス代表を誰にするか、という事だ。
誰か立候補、または推薦する奴は居ないか?」
総士「(クラス代表か。ここは立候補をするべきところだが)」チラッ
モブA「はい!私は織斑君を推薦します!」
モブB「じゃあ私は皆城君を推薦します!!」
総士「(どうやら手間が省けたようだ)」
千冬「だ、そうだが?織斑、皆城「お待ちください!」」
セシリア「私はそんな人選認められません!男性というだけでクラス代表に選ばれるなんて、本来であればこの場に男性が居るということだけでも嫌だというのに!!
クラス代表には、このイギリスの代表候補生であるセシリア=オルコットが立候補致します!」
モブ→女子に変更
どの子も可愛いからね、モブじゃないよね
総士「…なるほど、これが女尊男卑の風潮か。確かに、危険な思想だ」ボソッ
隣の女子「えっ?」
総士「いや、なんでもない」
千冬「…さて、現時点で3人の名が挙がっているわけだが…この場合はISによる模擬戦にて決着をつけてもらう。良いな、織斑、皆城、オルコット。
…ちなみに、推薦された者に拒否権はないぞ織斑」
一夏「ギクッ…マジかよ千冬姉…」
千冬「織斑先生と呼べ。模擬戦の日時は一週間後とする。それまでに各自準備をしておくように」
織斑「へーい…」
セシリア「わかりましたわ」
総士「承知した」
織斑「…さて、やる前にハンデを決めておかないとな」
セシリア「あら、早速ハンデのお願いかしら?」
織斑「え?いや俺がどれくらいハンデつけたらいいのかなぁって…」
\あははははははは!!/
織斑「えっ?」
総士「そんなもの必要ないだろう」
女子1「織斑君それ本気で言ってるの?」
女子2「男が女より強いとかISが出来る前の話じゃない」
女子3「もし男と女が戦争したら3日持たないって言われてるよ!」
総士「(戦争…か)」
織斑「そうだった……」
総士「………」
総士「いや、そうとは限らないだろう」
女子2「え?」
総士「確かに、ほんの数週間前の時点であれば、女性が圧倒的に有利な社会であっただろう。…しかし、今は僕らが居る。
男性でも、ISに乗ることが出来る者が存在するんだ。」
女子1「でもそれは例外で…」
総士「その例外とやらが、今後の研究によっては人数がどんどんと増加する可能性もある。もしかすると、全ての男性が乗れるISが作られるかもしれない。そうなれば、現状のパワーバランスなんてすぐにひっくり返されるだろう。男女比を考えれば当然だ」
女子一同『……………』
織斑「皆城…」
総士「それと…あまり戦争という言葉を安易に使うのは控えた方がいい。数年前は、僕らも、戦争の痛みを沢山味わってきた筈だ」
女子3「ご、ごめんなさい…」
総士「…いや、こちらも熱くなりすぎたな。すまなかった」
しーーーーん
千冬「…オホン。皆城の考えはぐうの音も出ない程の正論だな…いつまでも、こんな世の中が続く筈がないんだ。皆も、皆城の言葉を心に刻んでおけ。」
はーい…
千冬「さて、少々話が逸れてしまったが…悪くない話だった。今日の講義はこれにて終了だ」
――――――――――――――――――
総士「(まったく、僕もまだまだ青いな。…もし一騎なら、この場をどう治めただろうか)」
一夏「なあ、皆城」
総士「なんだ、織斑」
一夏「その…ありがとな」
総士「ふっ…気にするな」
一夏「それにさっきの…本当に、凄えって思ったぜ。自分と同じ年齢の奴が、ここまで考えてるなんて…」
総士「…いや、僕なんてまだまだ未熟もいいところだ(そう、僕はまだ一騎や『皆城総士』には全然及ばない)
そういえば先程、織斑先生が一夏を探していたようだが?どうやら専用機のことで話があると言っていたが」
一夏「げっ、本当か。教えてくれてありがとな。そして、これからもよろしくな、皆城!んじゃ!」タッタッタ…
総士「ああ。
………専用機、か」
~三日後~
PiPiPi...
皆城「はい皆城です」
溝口「おう総士!漸くお前さんの専用機が完成したぞ。今からそっちに届けるから…大体3日後には届くだろうよ」
皆城「3日後?となると…専用機に慣れる時間は殆ど残されてないか」
溝口「なに、心配する必要はねえよ。お前さんなら、ぶっつけ本番でも絶対に大丈夫だ」
皆城「そうですか、ならばその言葉を信じます」
溝口「おうよ!それと、また纏まった休日になったらこっちにも顔出せよ!来栖やら美羽やら島のミールやらがお前に会いたがってるからな!」
皆城「フッ…善処します。それでは」ピッ
皆城「絶対大丈夫、か…一体どのような専用機が来るのだろうか」
――――――――――――――――――
~訓練場~
一夏「ん?おお、皆城!」
総士「織斑か。 ISの訓練中か?」
一夏「ああ、今日は箒の都合がつかなくてな。つっても、専用機が届くのはまだ少し先だから訓練機でだけど。皆城もか?」
総士「ああ。僕の方もどうやら専用機が届くのが3日後らしいから、同じく訓練機でだな」
一夏「へえ、皆城も専用機なのか…
そういえば、皆城の出身地って…竜宮島だっけ?」
総士「ああ、そうだ」
一夏「あそこって確か…今では日本から独立して、一つの国として成立してるんだったな」
総士「そうだ。まあかつての琉球王国のように考えてもらえばいい」
一夏「どんな所なんだ?竜宮島って」
総士「…美しい島さ。それと、かつてこう呼ばれていた。
――Dアイランド。そして――楽園」
一夏「楽園…?」
総士「昔の話だ。そうだな、もし興味があるのなら、一度訪れてみるといい」
一夏「ん、そうする。さて、折角だし…一緒に訓練するか?」
総士「そうだな」
――――――――――――――――――
~模擬戦当日~
一夏「…結局皆城に一度も勝てなかったんだが」
総士「織斑はもう少し視界を広げるといい。状況を迅速に判断することで勝敗が決すると言っても過言ではないからな」
一夏「皆城の場合、その状況判断能力が異常なんだよ…
……………で、これがあれなのか、千冬姉」
千冬「織斑先生と呼べ。そうだ、これが一夏の専用機…名前は白式だ」
一夏「白式…」
千冬「起動の仕方は…わかるな?」
一夏「ああ…わかるよ」
総士「(白いIS…おそらく日本製の第三世代型だろう)」
千冬「そして、こちらが皆城の専用機…」
総士「届くのは三日後と聞いていたが…当日になってしまうとはな」
千冬「これは皆城の故郷である竜宮島製のようだな。名前は…ん?名前が書いてないな…」
総士「…大丈夫です。僕はこいつの名前を知っている」
総士「(紫のカラーリングに、悪魔のような禍々しい姿)」
総士「(まさか、再びお前に乗ることになるとはな…)」
総士「…Nicht(ニヒト)、それがこの機体の名前です」
よし寝る
お久しぶりです
最近ちと忙しくて筆が進んでませんごめんなさい
少しだけ更新します
あとみなしろくんつえーになっちゃうけど許してねみなしろくんあやまって
千冬「それでは模擬戦を開始する。と言っても3人同時に戦うわけにも」
―――――――――――――――――――
一夏「まずは皆城が相手か。」
皆城「ああ、」
みすった
千冬「それでは模擬戦を開始する。と言っても3人同時に戦うわけにもいかないので、くじによる勝ち抜き戦とするまずは――――」
―――――――――――――――――――
一夏「――まずは皆城が相手か」
皆城「そのようだな」
一夏「やるからには手加減なし、本気で行かせてもらうぜ!」
皆城「…ああ」
女子1「誰が勝つと思う?」
女子2「やっぱりセシリアさんじゃないかな?」
女子3「いや、もしかしたら織斑君かもよ!」
女子4「なんか皆城君の機体…怖い」
箒「一夏…」グッ
千冬「それでは――試合、開始!」
一夏「うし!武器は…これだけ!?」
皆城「(…さて、先ずは様子見か)」
一夏「仕方ない。来ないならこっちから行くぞ!」バシュッ
皆城「(中々の速度だな)」
一夏「せあっ!!」ズバァン!
シールド残量,40%
女子1「入った!」
女子2「うわ…すっごい威力」
女子4「あれ、皆城君…わざと避けなかった…?」
皆城「なるほど、威力も大したものだ」
一夏「次で決めてやる!」ビュンッ!!
皆城「…ISにしては、だがな」
ガキンッ!!
一夏「なっ…!?」
女子3「うっそ…あの剣を手で受け止めたの?」
女子2「すご…」
箒「一夏…!」
総士「…やはり、それがISの限界か」ギュンッ!!
一夏「なっ…速…」
ドゴッ!
一夏「ぐぁっ!?」
シールド残量,残り52%
一夏「うっそだろ!?殴られただけでここまでシールドが削られるっていうのか!?」
総士「余所見をしている暇はないぞ」ブゥン…
一夏「なんだ…?あの黒い輪っかみたいなの…」
総士「さあ、どう避ける?」ヒュッ
キュインキュインキュイン
一夏「3つに分かれた!?くっ…」
総士「その程度の回避じゃ間に合わんぞ!」
ググッ…!
一夏「なっ!?追っかけて…ぐっ!?」ズドドドドン!!
シールド残量,11%
山田「…圧倒的ですね」
千冬「ああ…しかし」
千冬「(雪片弐型を手で受け止めるだと?そして『あの』白式を圧倒する程の出力…)」
千冬「竜宮島とは一体…」
山田「えっ?」
千冬「いや…なんでもない」
一夏「(やばい…悔しいけど、俺と皆城じゃレベルが違いすぎる)」
皆城「(さあ、どうする織斑一夏。君はこの絶望的な状況で何を為す?)」
一夏「(多分、俺は負けるだろうな…)」
皆城「……………」
一夏「……だけど!!」ギュオォッ!!
皆城「!」
一夏「ここで諦めたら、男じゃねえ!!」
皆城「真っ向から突っ込んでくるか…面白い!」スッ
キュインキュインキュイン!!
山田「いけない!このシールドエネルギーの残量だと織斑君自身に攻撃が!!」
千冬「…いや、大丈夫だ」
山田「えっ?」
一夏「うおぉぉぉっ!!」
フィッティングカンリョウ。一次移行ヲ実行シマス。
皆城「っ!ここで化けるか!」
単一仕様能力『零落白夜』発動!
スバァン!!
女子1「皆城君の攻撃を」
女子2「切り伏せた!!」
女子3「格好いい…」
箒「行け、一夏!!」
皆城「…見事だ」
一夏「いっけええええ!!!」ブンッ!!
ヒュウゥゥゥン…ピタッ
一夏「……えっ」
千冬「…そこまで!勝者、皆城総士!!」
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