【モバマスR18】大沼くるみ「遠距離リピート」 (32)

※くるみの同級生の一人称SSで、一応ハッピーエンドです
※いじめ、パイズリ、破瓜、○学生同士のセックス描写あり

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455390662

クラスメイトの大沼くるみはこの上なくどんくさくて、よく男子たちにいじめられていた。

スカートめくりをしたり、胸をバシッとすれ違いざまにタッチしてからかえば

必ず泣くから、男側としてもからかい甲斐があったし

中学に入っても逆上がりが出来ない所とか、何もない所でこけるような

運動音痴な所とか、イジメの対象になり得るものがよく転がっていた。

同級生の女子たちと比べて明らかに大きいあのチチだから尚更あいつは悪目立ちした。

おそらくクラスで一番、いや、全校生徒でも一番巨乳だったんじゃないだろうか。

そんなルックスだから何もしていなくても男子の注目を浴びるし

一方で男の先生がよくちやほやしていたので、女子からも嫌われていた。

オレも男子のグループに混じってあいつをいじめる人間の一人だった。

今では後悔しているが、正直あの時のオレはあいつに特別な感情を一切持ってなくて

ただつまらない学校生活の暇潰しとして遠巻きに参加していたに過ぎなかった。

そんなある日、オレは通学路の公園にくるみの姿を見た。

藪の中に隠れるようにしてしゃがんで、何かをしている。

オレはいつものように驚かせてやれと背後からそっと近づいて

藪から飛び出しついでに大声を出した。

思った通り、あいつはその場に転んで泣き出した。

ただ予想外だったのは、スカートの中から柔らかそうな尻がこぼれていて

勢い良く飛び散っていたしっこで半脱ぎのパンツが黄色く重く汚れた事だ。

どうもこいつはここでトイレをしていたらしい。

ここらの公園は小さくてトイレすらない事もあった。

オレは初めて見た女子の白い尻やまだ毛も生え揃っていないつるつるとした入口に目を奪われた。

そして、可愛い女の子の内股とパンツをおしっこと土で汚した事に強烈な罪悪感を覚えた。

とりあえずオレは、まだ泣いているあいつを立たせて、尻や脚をハンカチで拭いてやった。

こっそり水飲み場でパンツも洗ってやってビニール袋に入れて返した。

スカートが濡れていなかったのがラッキーだった。

「ぐしゅ、ひぐっ、うぅ~~、お願い、この事は誰にも言わないでぇ……」

帰る時、くるみは泣きながらオレに頼んだ。

無理もない。オレはいじめっ子グループの人間だし

「大沼の奴が公園でケツ出して転んでしっこまみれになった」

と言いふらせば、すぐこの格好のネタはクラス中に広まり、男子は面白がって食いつくだろう。

オレはこのネタを話さない事にした。

さっきのような罪悪感もあるにはあったが、もっと別の事をしようと思ってもいたからだ。

「分かった、クラスの奴らには話さない。
 ただし……これからお前はオレの言う事に従え。いいな」

「う、うん……約束すりゅ……」

オレは無理矢理あいつとこんな約束を交わした。

「いやぁっ……!」

あれからオレは、毎回休み時間にくるみを呼び出した。

呼び出す場所は体育館裏、プール裏、ずいぶん前からつぶれて

そのままになっている焼却炉……とにかく人目のつかない所だが、やる事はいつも決まっていた。

「んっ……! んん……!」

嫌がるあいつを壁に追い詰めて強引にキスをした。

大人はキスで舌を入れるというから入れてみたが

こいつの汚い唾液を啜っているようであまり楽しさが分からない。

ただ人から隠れてキスをするのは酷く興奮した。

短い休み時間に、オレはこいつを弄り倒した。

いつも遠くから見ているだけのくるみのデカいおっぱいを

制服の上からむにゅむにゅと両手でわしづかみにする。

タッチではなくじっくりと舐めるように揉んでみると

それがどれだけ大きくて重たいものかよく分かった。

何せ片手で収まりきれないし、下から支えるだけでかなり重い。

グラウンドを走っている時にこんなものが胸の上で上下に大きく揺れていたら

確かに痛いだろうな、とぼんやり思いながらオレはおっぱいの感触を楽しんでいた。

手がとろけそうなくらいに柔らかくて温かく、一度触ると病み付きになるおっぱいだ。

好きな時に好きなだけこいつのおっぱいを遊べるという特権は魅力的だった。

他の連中に邪魔されたくない至福の時を、その時のオレは独占していた。

「東京の伯母さんがね、新しいアイドルをプロデュースするんだって」

夕食の時に母さんがオレに言った。

父方の伯母は346プロというアイドル事務所でプロデューサーとして働いている。

だけど数年に一度くらいしか会わないし、お年玉をもらえる正月には

いつもいないのであまり馴染みがない。

「それでね、新しいアイドルっていうのがくるみちゃんなのよ。
 ほら、お向かいさんとこの大沼さん。アンタと同じクラスの娘よ」

寝耳に水だった。

あいつがアイドルだって?

いつもグズグス泣いているような奴にステージで踊れるのか?

「この前アンタが部活の試合に行っている時ひょこっと伯母さんが来たの。
 話し込んでいるうちにプロデュースの話になって、くるみちゃんの事を喋ったら
 その日のうちに大沼さんの所のお母さんに会って説得したそうよ。
 アンタも今のうちにサインもらっておいたら?」

――アイドルになってから大沼くるみの環境は少し変わった。

元々目立っていたあいつは更に注目を浴びていた。

アイドルになってテレビに出たというだけで手のひら返すように

友達になったり話し始めたりする女子も出てきた。

この手のひら返しはなかなか男子には出来ない。

東京でアイドル活動をするようになってから

くるみはあまり学校にも姿を現さなくなり

たまに石川県に帰ってきて授業を受けても

女子に囲まれてちやほやされていた。

男子はというと、そんなあいつを遠巻きに見てばかりだった。

事務所から学校に通達でも来たのか、先生たちの目が厳しくなり

前のように大っぴらにいじめる事は出来なくなった。

そして、今まであいつに向けられていたイジメのベクトルは全てオレにぶつけられた。

オレがよくあいつをイジメから庇ったからだろう。

オレにもよく分からないが、最近、あいつが他の奴にいじめられると酷く腹が立った。

気がついたら、オレはいじめっ子の一人を突き飛ばしていて

泣きじゃくっているくるみを逃がしていた。

いじめられる立場になってそれがどんなに苦痛かオレは今さらのように分かった。

あいつがずっとこんなみじめな思いをしていたと思うと

胸の奥がピアノ線で締め付けられるように傷んだ。

イジメに関してはオレはまだ耐えられた。

この世界でオレだけがくるみに好きなようにキスが出来る。

あいつのカラダを好きなように触れる。

その特権さえあれば構わなかった。

男子たちはあいつをいじめていたが、あいつを嫌いでいじめていた奴は

一人もいない事をオレは知っている。

ただ告白して付き合うにしても、いつも泣いてばかりいる女子を

彼女にしたらカッコ悪いとか、おっぱい目当てのエロい奴と見られるのが嫌なだけだ。

男子はオレを含めてそんな見栄っ張りばかりだから

いじめる事でしかあいつとつきあえなかった。

だからいつもこっそり二人になったり傍にいて

外面だけは仲良くしているオレが羨ましかったに違いない。

くるみの時と違って相手が男子な事もあり、オレにかけられたいじめはさらに酷かった。

靴や体操服はもう四回も隠され、ゴミ箱やトイレに捨てられる事も珍しくなかった。

鞄の中は週ニの割合で水浸しにされたし、机の中は

牛乳でびちゃびちゃになった雑巾が入れられて臭いが取れなかった。

くるみはずっといじめられているオレを心配するようになった。

オレは弱い所を見せたくなくてその度に偉そうな態度で

あいつに無理矢理キスしたり、乱暴にチチを揉んだ。

不思議とくるみはオレを怖がらなくなった。

オレもくるみとずっと居たいと思うようになった。

だが、アイドル活動はだんだん長くなってオレたちの時間は徐々に短くなっていた。

「ふぁ~~スゴい~~!」

そんなある日、オレは裏山に作った秘密基地にくるみを連れていった。

ここは私有地というらしいが、土地を持っているじいさんが

最近弱って家からほとんど出ないため、ずっと発見されないでいた。

捨てられた板切れ・トタン・ダンボールや車のタイヤを利用して、入学して五月頃に作った。

パッと見てみすぼらしいかもしれないが、中は結構快適なスペースを確保している。

「入れよ」

くるみを連れて暖簾をくぐった。こいつを守るようになってから

男子の間で協議があってオレはこの秘密基地を出禁にされた。

だが今日は誰もここに来ない。

みんな新作のモンハンをしに友達の所に遊びに行っているからだ。

あいつは基地の中を珍しそうに見回している。

マンガ雑誌、カードゲーム、クッション、ジュース、お菓子

親に見せたくない点数のテストも大抵ここにある。

オレたちは勝手にジュースと菓子をつまんで色々と話した。

父さんがオーストラリアに転勤する事を知ったのは二学期の半ばだった。

オレは家族と一緒に海外の学校へ転校する事が決まった。

中学に上がったとはいえまだ子供なオレに拒否権はなかった。

くるみと、もう会えなくなる……それがオレには辛かった。

あいつはもうアイドルだし、これからどんどんオレから遠い存在になるに違いない。

海の向こうに行った元いじめっ子の事なんて、すぐに忘れてしまうだろう。

「寂しくなるね……」

転校する事を話したらくるみはこんな事を呟いた。

「よく言うぜ。せいせいする癖に……」

くるみは首を横に振る。

こんな小さな動作にすら、いちいちワンテンポ遅れておっぱいが揺れた。

くるみの鼓動が近づいて、オレの唇に重なった。

「ん……」

くるみが初めて自分からしてくれたキス……。

次の瞬間、オレはこいつのカラダを強く抱き締めて唇を吸った。

くるみと別れたくない。くるみと一緒に居たい。

くるみを彼女にしてずっと、ずっと、ずっと……。

オレたちはキスしたまま床に転がった。

床とオレに挟まれたくるみは、怖がる事なくずっとオレとキスしている。

オレはキスの間中、ちんこが熱くなって大きくなっていくのを感じた。

「あんっ……ちょっと待ってぇ……!」

くるみの服をオレは乱暴に剥いだ。

大人用のブラジャーの中で、あのおっぱいが窮屈そうに収まっている。

フロントホックと言うのか分からないが、谷間にあった留め具をいじって外すと

たゆんとおっぱいが左右に流れるようにこぼれた。

初めて見るくるみのナマチチに、オレは顔を真っ赤にしながら揉んだ。

制服の上から揉むよりもずっと温かく柔らかで、エロかった。

同い年の女の子のものとは思えない重量感に反比例して、乳首と乳輪は小さくまとまっていた。

それがいっそうこいつのおっぱいの大きさを協調しているようだ。

くるみは抵抗もしないでオレに揉まれ続けている。

ため息すらも可愛く聞こえた。

オレはこいつの胸に顔を埋めてその先っぽにしゃぶりついた。

生まれて初めて吸う、母親以外の女のおっぱい……。

赤ちゃんに還ったように夢中でおっぱいを吸った。

乳首がツバですっかりふやけても、オレは離そうとしなかった。

オレはずいぶん長くおっぱいを吸い続けたが、くるみはその間オレの頭をずっと撫でていた。

何か恥ずかしくなってチチをしゃぶるのをやめたオレは

近くにあった雑誌の山から、黒色の箱に入った物を取り出した。

それは高架下から拾ってきたエロ本だ。

インターネットで簡単に無修正動画を見られるけど

こうしてこっそりと手に入れた現物に宿る興奮はまた違った味わいがあった。

秘密基地にいたオレもその興奮を共有する人間の一人だった。

「これ……」

オレとくるみは二人でエロ本を覗き込んだ。

一ページ目から裸になっている女に男が絡み

汚ならしいキスをしながら全身を舐めている。

オレはズボンを脱いでピンと立ったちんこを見せた。

「舐めろ、写真のように」

くるみは少しためらっていたが、やがてその口でちんこを咥えて舐め始めた。

先っぽに舌が当たる度に変な声が出る。くすぐったくてたまらなかった。

写真のおじさんは気持ち良さそうにしているのに、どうしてこんなに違うんだろう。

玉も舐めさせてみたが、こっちもくすぐったくてかえって笑ってしまった。

フェラはあまり気持ち良くないと分かったオレは

早めに切り上げてくるみに服を脱げと命令した。

オレが恥ずかしい所見せたからお前も見せろ、という勝手な理屈だ。

「うぅ~~、笑わないでぇ……」

くるみはスカートもすっかり脱いで裸をオレに晒した。

小さなカラダで重たそうなおっぱいが自己主張している。

股を隠していた手をのけると、薄い毛の生えたあのぷっくりした入口があった。

「笑う所なんて何もねぇぞ。
 自信持てよ、お前は……その……か、可愛いんだからよ」

もっと他の場所、他のタイミングで、色々と言葉を選んで

言おうと思ったセリフはモゴモゴしているうちに短く終わってしまった。

「うん……」

オレもくるみも、顔を赤くして恥ずかしさに堪えている。

ちんこ出すよりも好きだとかいう告白が

こんなにも恥ずかしいものだとは思わなかった。

「寝ろ」

オレはぶっきらぼうに指示してくるみをござの上に寝かせた。

お互いの気持ちを知っているが、オレは女の子に優しくする経験も

知識もなかったので、いつものように無理矢理する事しか出来ないでいた。

「ひゃあんっ……!」

オレはくるみの股に顔を挟んで舐め始めた。

次のページで女が男に舐められて気持ち良く目を細めているのを、見つけたからだ。

おしっこする所を舐めるのは初めてだが

あいつに出来てオレに出来ないはずはないと言い聞かせた。

「き、汚いよぉ~~」

「うるせぇ、だから綺麗にしてんだよ」

舐め方とか手順とか全く分からないオレは想像しながら

まんこを開いて桃色の部分をベロベロと舐め回した。

臭いチーズの臭いだとか魚屋の臭いだとか聞かされていたがくるみのはどれとも違っていた。

かすかに今まで嗅いだ事のない匂いがするけど、嫌なものじゃない。

味は少ししょっぱいくらいで気になるほどじゃない。

全体的に無味無臭で、それでいて何か見えない糸で引き寄せられるような錯覚があった。

訳も分からずオレは口元を汁まみれにしながら、こいつのまんこを舐め啜っていく。

くるみは恥ずかしさと気持ちよさと

くすぐったさの混じった喘ぎを何度も小さく漏らしている。

それがあざといくらいに可愛かった。

「くるみ……」

顔を上げたオレは、ちんこをまんこの穴に当てて、ゆっくりと入れていく。

ここから先はモザイクの裏側の世界で全く分からない。

無修正動画で見た場所に見当をつけて

本当にこの穴でいいのかと不安になりながらも腰を落としていく。

「――っっ!!! 痛ぁいっっ!」

普段とは違ったくるみの大きく鋭い声にオレはうろたえた。

よく見れば入れた場所からじわっと血が垂れている。

初めてする時には血が出るくらいの知識はエロ本で知っていたが

実際に見ると少しショックだった。

オレはそのままこいつに気を遣って腰を振り、見よう見まねでセックスした。

だけどさっきまで硬かったちんこは勢いを弱めて少し縮こまり

何回も穴の外に滑り落ちた。

焦ると尚更短くなって思うように穴の中に居続ける事が出来なかった。

涙を流して痛みを我慢しているくるみの顔を見ていると

まんこの中を乱暴にかき回す事なんて出来なかった。

「うう……!」

思ったように勃起出来なかったオレは満足にセックス出来ないまま

ふにゃふにゃとしたちんこを外に滑らせてそのままピュッピュとあいつの腹に漏らした。

くるみは初めて見たという顔でへそに溜まったオレの白い精液を見つめていた。

オレはバツの悪さを隠すようにティッシュでちんこを拭いて隠した。

「あのね」

「何だよ、おかしいか! 初めてだったんだから仕方ねぇだろう」

「うぅ~~、そうじゃないの。その……あれ、しても良い?」

くるみがエロ雑誌を開いて見せた。

そこにはくるみくらいのおっぱいで男のちんこを挟んで喜んでいる女が写っていた。

「……しょうがないな、ほら」

オレは内心のどきどきを隠して何ともないと言った反応を見せて横になった。

不思議にもあれだけ立たなかったちんこが再び大きくなっていた。

くるみはオレの股にあのおっぱいを乗っけてちんこを優しく挟んだ。

「がんばって、するね……?」

くるみは挟んだおっぱいを上下に擦り付けてしごいた。

やっぱりぎこちない所はあるが、その分あいつの優しさが

ちんこに染み込んでくるような心地よさがあった。

「気持ち良い?」

「……悪くないな」

正直焦ってばかりで全然気持ち良くなかったセックスよりも

おっぱいで包んでもらうこれの方が遥かに気持ち良かった。

げんきんなちんこはおっぱいの中でカチカチに硬くなって膨れていった。

オレは左右からくるみのおっぱいを支え、激しく上下に動かした。

くるみのおっぱいで精液を出したくて下から腰を浮かせてパンパンと突き入れる。

「あんっ……!」

夏の花火のようにくるみの谷間でちんこが勢い良く精液をぶっぱなした。

くるみの顔にべっとりとどろついた精液がまぶされる。

一人でオナニーするよりも遥かに気持ち良かった。

「ありがとう……」

引っ越しの手続きがあと数日で終わる時だった。

最近オレはLINEでくるみを呼び出してぶらぶら歩く。

買い物したり、人のあまり居ないゲーセンに行ったり、歌の練習に

カラオケに行ったり、やる事はころころと変わる。

今日はバナナアイスクレープというものを奢った。

こいつは口元をクリームまみれにして食べている。

何度か仕事のオフに会っているが、秘密基地での時以来ずっとセックスだけはしていない。

何か気恥ずかしいし、また恥をかくかもしれない不安もあった。

変な事に、セックスするよりもこうして一緒に

買い物とか遊んでいる時の方がドキドキして心地良かった。

冷たい手を繋ぎ合った時とか背中に羽が生えたのかと思うくらいに舞い上がっていた。

本当に、オレはどうかしている。

「じゃあな」

昼飯を食べたオレたちはすぐに別れた。

今日は十五時から晩までレッスンがあるという。

別れる時にオレはいつもうなだれてしまう。

ずっとこいつの傍にいられたらな、と、そればかり考えてしまうのだ。

「あの……!」

「んっ?」

「ぷろでゅーしゃーにもらったのこれ」

それはライブチケットだった。

良い席かどうかは分からないが、番号はかなり小さい。

「くるみ、一生懸命に歌うからぁ、絶対見に来て」

「ああ……」

オレはチケットを手にしたまま、くるみの後ろ姿をぼんやりと見ていた。

「良く来たね」

会場に着くと、一般客と違う所に案内された。そこには伯母さんの姿もあった。

「くるみがどうしても誘いたいって子がいるというから誰かと思えば、お前だったんだね」

オレは何も言わずうなづいた。

くるみとセックスした事は誰にも言っていない。

だがこの伯母さんは妙に心を見透かした所があって

ひょっとして怒られるのではないかという不安があった。

伯母さんが担当しているアイドルグループL.M.B.Gは、その可愛さと

ローティーンアイドルに似合わない高い演奏力で注目を浴びていると聞いた。

だから単独のライブはかなり珍しいという。

「ソロを出来るだけの実力がついたか見てみたい」と伯母さんは言っていた。

それにしても熱気がすごい。

一般席は人の波が出来ていてみんなピンク色のサイリウムを持っていた。

この人たち全員がくるみが好きで、くるみの歌を楽しみにしている。

そう思うとうれしい一方で悲しくなった。

くるみが、オレだけの存在でない事を見せつけられたような気持ちになった。

「ほら、始まったよ」

幕が上がり、小さなくるみの体がステージの真ん中にあった。

あいつはかなり緊張していて、少し噛みながらもマイクを握り締めてやっとあいさつをした。

建物が揺れるくらいの返事が帰って来た。

くるみちゃんリラックスリラックス、とかいう言葉もステージに飛んでいく。

少しトークをした後で曲が流れてくるみが歌い始めた。

――そこにいたのは、学校でいつもいじめられて泣いていたあいつじゃなかった。

心の底から楽しそうに笑って歌に乗せてパワーを与えるキュートアイドル、大沼くるみがいた。

オレはサイリウムを振ってステージのくるみの動きを追っていた。

闇の中に揺れる桃色のウェーブに暖かな歓声が乗って会場全体を熱気に包む。

これだけの、いやこれ以上の人があのくるみを応援していて

くるみの事を好きでいてくれて、くるみから元気をもらっている。

オレは本当にくるみが特別な女の子になって、オレから遠く離れていく気がした。

いや、錯覚じゃない。本当にオレはくるみと離ればなれになるのだ。

「最後の曲はくるみが一番練習した歌です」

気がつけば、くるみは持ち歌を三曲歌い終えていた。

最後に歌う曲はどうも新曲らしかった。

「これは、ここに来た『ある人』に絶対聞いてほしい歌なんです。
 くるみは毎日学校で……おっぱいとかでからかわれて……
 学校に行くのが嫌だったけど、ある人に助けられて元気をもらいました。
 その人が居なかったら、くるみ、アイドルにもならなかったかもしれません。
 だからすごくありがとう、って伝えたいんです」

スポットライトの色が変わり、曲が流れ始めた。

真剣に歌を聴いていると、初めて男の子に告白する女子の歌だと分かった。

「くるみ……」

サイリウムを振る事すら忘れて放心した状態でくるみを見つめていた。

あいつは、この曲に乗せてオレに告白してくれたのだ。

途中であいつと目が合った。あいつはオレに満面の笑みを見せてくれた。

今まで見た中で最高のスマイル……オレたちだけに分かる、特別な言葉……。

熱狂的な歓声の渦の中で、オレは最後までくるみを目で追っていた。

朝から積んだ荷物は昼頃に全てトラックのコンテナに入った。

オレを呼び止める声がして振り返ると、相変わらずおっぱいを

痛そうに弾ませてくるみが走り寄ってきた。

「お前、レッスンは……」

「夜からにしてもらったの……」

くるみは汗も涙も涎も垂らして、必死に呼吸を整えていた。

「間に合って良かった……」

「ん……」

「あの、くるみLINE毎日するから……返事、してくれる?」

「ああ、もちろん……」

くるみとオレはコンテナの陰に隠れて

こっそりとキスをした。どっちがしてきたのかは思い出せない。

セックスよりも遥かに興奮して満足感のある幸せなキスだった。

腰を抱いてカラダの間でむにゅっと潰れたチチの感触を共有して

涎まで飲んでたっぷり別れを惜しんだ。

「大好きだよ……」

――キスのあとのあの言葉は、七年経った今も耳の奥に残っている。

オレは大学を卒業して再び会う約束を彼女と交わし、CDを聴きながらレポートに励む。

ずっとリピートして聴いているのは待望していたくるみのベストアルバムだ。

あいつの曲は世界中でヒットチャートに名前を連ねている。

もう大沼くるみは世界に通用するアイドルになっていた。

次会ったら何をしようか。

行きたい場所も、交わしたい話も、渡したい物も沢山ある。

あいつの歌は海を隔てたこの場所にも確かに届いていて、オレの心をずっと捕らえて離さない。


青い果実というか甘酸っぱいというか、こういうR-18もいいなぁ

訂正:>>11>>12にこの文が抜けてました




「本当だもん。みんなからいつも守ってくれるから」

「……守ってねぇよ。あいつらが勝手にお前をいじめるから逃がしただけだ」

「いつもひどい事されても?」

オレはボリボリとスナック菓子を口に運んだ。

本当にオレはどうしたんだろう。

最初は好きなようにいじめるつもりでこいつとあんな約束したのに

気がついたらいじめっ子を全員敵に回してまでこいつを守っている。

こいつの彼氏にでもなったつもりか。

ただオドしてエッチをしているだけの関係だろう?

第一自分をいじめていた奴を好きになるような女子なんている訳がない。

くるみだってオレと離れたいに違いないと思っていた。

オレが怖いからこんな事を言って機嫌を取っているんだ、と。


「……じゃあ、キスしろ」

「ふえぇ……?」

「オレがいなくなって寂しいって、本気で思っているなら

 キスしろって言ってんだ。嫌ならここから出ていってくれ」

そんな事を口走ったオレにくるみだけでなくオレ自身も驚いている。

いつも強引なキスばかりくるみにしていたんだ。

こんな事を言えば出ていくに決まっているじゃないか……。

>>30
>>11>>12の間に

ハッピーエンドすき

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