満潮「パ…パパなの…?」提督「」 (130)

東部オリョール海


朝潮「ふぅ…周囲敵影なし。私たちの勝利ね」


大潮「えへへー、大潮たちの、大!勝!利ぃーーーーーーーーーーーー!!ってね!」


荒潮「うふふふふ。大潮ちゃんったら、喜びすぎよ~。でも、その気持ちもわかるわ~」


朝潮「そうね。最初はどうなる事かと思ったけど、今回のこの勝利が意味するものは大きいわ」


荒潮「先日、司令官から第8駆逐隊のみでこの海域の解放を命令された時は、何かの間違いかと思ったわ~」


大潮「でもでも~、これで司令官が言っていた、可能性ってやつも証明されたことになるんだよね!?う~ん、司令か~ん!!待って下さい!今、大潮が吉報を持ってかえりますよ~!」


荒潮「あら~!、じゃああたしも司令官の勝利の女神はここにいるんだって早く教えてあげることにするわ~」


朝潮「え、えぇ!?じゃ、じゃあ、私も、なにか…なっ何か…!!??」







満潮「アンタたち!!浮かれ過ぎよ!!」

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朝潮・大潮・荒潮「「「満潮…?」」」


満潮「浮かれているところ、申し訳ないんだけど、ここはまだ敵地なのよ?一体いつから第8駆逐隊は、敵地ではしゃぐような艦隊になったちゃったのかしらね?ルーキーでもないのにみっともないと思わないのかしら?」


大潮「でっ、でもでも満潮~、今回は私たちだけで勝利したんだよ?これを喜ばずして、いつ喜べっていうのさー?」


満潮「ええ、私だって今回の作戦の意味を十分理解しているし、この勝利が値千金だってこともしっているわ。だけど、それと今のあんた達の態度は別よ?」


大潮「ぶー。なんだよ~、満潮のケチ~。大潮たち、今回の作戦は完全勝利じゃんよ~」


満潮「完全勝利ですって?なら大潮?ソナーの調子が悪いことに気づかず、敵の先制を許したのは誰だったかしら?」


大潮「うっ…、確かにそれはそうだけど…」


満潮「ほら見なさい、これで完全勝利なんて言ってたら、私たちの底が知れるわね」


荒潮「あらあら~、満潮ちゃん。大潮ちゃん、その後ちゃんと潜水艦を撃破して挽回したじゃないの~?いくら大潮ちゃんのことがカワイイからって、あんまり厳しく言いすぎないの~」


満潮「荒潮…?あんたもよ?」







荒潮「へ…?」


満潮「今回の戦闘、敵旗艦が横っ腹をこっちにさらしたタイミングが一度だけあったわね?」


満潮「なぜ、あそこで魚雷を使わなかったのよ?もし、あそこで荒潮が打っていたら戦闘自体もっと早くケリがついていたハズよ?」


満潮「どうせあの時負傷した、あんたの後ろにいた私を気にしてたんだろうけど、大きなお世話よ」


満潮「もし負傷した子のことを思うなら、今後は一刻でも早く敵を倒してさっさと入渠させる方法を考えることをおススメするわ」


荒潮「あ…あらあら?」

朝潮「はいはい、そこまで!」


朝潮「確かに、満潮の言う通りまだここは敵地なのだから警戒が必要ね。それにまだまだ私たちに課題が多いことも、今回の戦闘を通して分かったわね」


満潮「ふん…、流石朝潮ね。分かっているじゃない」


朝潮「でも、私たちが司令の期待に応えて勝利できたのも、また事実だわ。だから今は、この勝利を胸の中で喜びつつ、帰投しましょう?ね?」


満潮「そうね。とっとと帰投して司令官に報告するのが先決だわ」


朝潮「ええ、だから、大潮と荒潮も元気だして?そんな顔じゃ、司令官が心配しちゃうわうよ?」


大潮「…ウン」


荒潮「…ハイ」

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艦隊帰投中…


大潮「…」ズーン


荒潮「…」ズーン





満潮「(…流石に言い過ぎたかしら?)」


満潮「(大潮は敵の潜水艦を沈めただけじゃなく、さらに敵艦隊に突入する時も先頭に立って敵の雷巡を2隻沈めたわ…)」


満潮「(荒潮だって、あの時は敵旗艦を逃したとは言え、最後にはちゃんとそいつを撃破してたじゃない…)」





満潮「(あれ…?なんかこう見ると、特に今回の戦闘で私活躍してないわね…)」


満潮「(これじゃ、成果を上げた二人に嫉妬して口うるさくなった最低の艦娘じゃないの)」


満潮「(う~っ……、どうしよう?二人にあやまらないと)」


満潮「(とは言え、いまさら何て言えばいいのかしら…。自分の事ながら滑稽だわ…って、あれは!!!)」

満潮「左舷に雷跡!朝潮!」


朝潮「回避運動

>>8 訂正
満潮「左舷に雷跡!朝潮!」


朝潮「回避ぃーーー!!!!!」


荒潮「ハイ!」


大潮「っく!」





満潮「(マズイ…!大潮の判断が遅れて……、直撃コースだ!)」


満潮「(どうすれば…どうすれば…っ!)」


満潮「(…そうね、私は誓ったんだわ…、もう一人になるのはゴメンだって…。なら、私がすべきことは…)」




満潮「はああああああああああああああああああーーーーー!!」


朝潮「満潮!?」


荒潮「満潮ちゃん!?」


大潮「満潮!?来ちゃだめーーーーーーーーー!!」


満潮「深海棲艦ども!私はっ!二度と後悔しない!私の姉妹を、愛する人を沈めさないんだからーーーーーーーーー!!!」







カッ!!



ドォォォォォォーーーーーーーンーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!




朝潮・荒潮・大潮「「「み、満潮ーーーーーーー!!」」」

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鎮守府 指令室兼通信室


提督「うーん」ウロウロ…ウロウロ…


扶桑「提督?少し落ち着かれてはいかがですか…?昨日から、ずっとその調子だわ」


提督「何を言っているんだ扶桑?俺はいつも通りだよ?」


扶桑「そんなこと、おっしゃって…?あら提督?この書類の金額桁間違えてますよ?」


提督「え?そんなバカな…」


提督「本当だ。これじゃ国家予算の10倍の金額を申請してるな。」


扶桑「ええ。こんな書類を大本営に渡したら、提督の事務能力を疑われてしまうところでしたよ?気をつけて下さい」


提督「ああ、すまないね…。だが、しかし…」


扶桑「提督。昨日出撃した、第八艦隊を心配する気持ちもわかります。ですが、あの子たちならできると、そう判断するに足る根拠があるからこそ、今回の作戦を立案したのよね?」


扶桑「だったら、信じて待ってあげるのも提督の務めだと私は思うわ」

提督「扶桑…。うん、そうだな。扶桑の言うとおり、あの子達を信じて私も待つことにしよう。あの子達は自慢の艦隊だもんな」


扶桑「ええ、私たち自慢の艦隊ですものね?」


提督「扶桑、ありがとう。いつも俺の背中を押してくれて」


扶桑「あら、そのくらい当たり前だわ…。だって私たち、ふっ……夫婦なんですもの」キラーン


提督「ああ、そうだったな」キラーン





提督「にしても、私たち自慢の艦隊っね…?」


扶桑「あら?何か間違ったことでも言ったかしら?」


提督「いや何。まるで、俺たちの子供みたいな言い方をしてるなーって。ちょっとそう思っただけだよ?」


扶桑「あ、いっ…いえいえ!!、けしてそんなつもりで言ったわけじゃないわ?ただ、あの子達の事がかわいくて、その…、だから…」

提督「ははは。冗談だよ、冗談。」


扶桑「もう、からかわないでください。これなら、さっきの様にウロウロしてくれた方が良かったです」


提督「ごめん、ごめん。」


扶桑「…でも」


提督「うん?」


扶桑「私だって、この戦いが終わったら提督とそうなることだって、やぶさかではないわ…」


扶桑「カッコカリで始まった私たちだけれども、いつかは人並みの幸せな家庭を築いてもいいのよね?私…ずっと…待ってるから…」


提督「扶桑…」


扶桑「提督…」





大淀「お二人とも、いい加減にしてください!!!ここは、指令室で私もいるんですからね!!」

提督・扶桑「「すみません。これからはなるべくきをつけます(るわ)」」


大淀「なるべく~?」ギロ


提督・扶桑「「イエモウゼッタイシマセン」」


大淀「まったくです!!」


大淀「っで、話は変わりますけど、今回の作戦についてそろそろご説明いただきたいのですが?」


扶桑「あら?提督、今回の作戦の意味を大淀に説明してなかったんですか?」


提督「ああ…。今回の作戦、俺自身確証はあったが成功する前にひけらかすのもどうかとおもってなぁ」


大淀「…提督。この大淀、秘書官こそ扶桑にお願いをしておりますが、作戦立案については引き続き提督を補佐する立場につかせていただいております」


大淀「至らぬ点も多い私ではありますが、そのような立場の者に、お考えなさっている事をお伝えいただけないのは、今後の艦隊運用に支障をきたします」


大淀「もしこの大淀の能力が信頼ならないという理由で今回の件も秘密になさっていたのならば、ぜひこの役目から外していただきとうございます」


提督「待て待て!、どうしてそんな話になるんだ?」


大淀「いえ。私は真剣に申しているのです」フン




扶桑「ふふふ…。提督、大淀は自分だけ仲間外れにされて拗ねているのですよ」


扶桑「大淀?そんなイジワル言わないで、素直になったほうがいいわよ?」


提督「そーそー、素直な大淀の方が俺も好きだぞ~?」


大淀「そんなこと言ってごまかそうとしてもだめですよ…ッ!!第八駆逐隊より緊急入電!!」


大淀「『ワレテキカンタイトコウセンチュウ。シキュウオウエンモトム』」


提督「なに!?場所はどこだ!?」


大淀「幸いなことに、鎮守府正面海域まで戻ってきているようです」


提督「そこなら帰投中の第二艦隊が近いな、至急救援へ向かわせろ!」


大淀「了解!!、第二艦隊!第二艦隊!至急応答せよ、第二艦隊!第二艦隊!」


扶桑「提督…」


提督「扶桑。心配するな。あの子達は強いし、こんなピンチ何度も乗り越えてくれたじゃないか。今回だって、きっと大丈夫だよ」


扶桑「ええ、そうね。そうだったわ。今回もきっと大丈夫よね?」


提督「ああ、きっとそうだとも」


大淀「っ!!、第八駆逐隊より再び入電、『ミチシオタイハエンジョウニヨリ、テキカンタイフリキレズ。シキュウオウエンモトム』とのことです!!」


扶桑「あ、あなた…。どうしましょう、どうしましょう?あなた、あなた…」


提督「っく…。第二艦隊の到着を急がせろ!」


提督「(朝潮…大潮…荒潮…満潮…)」

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同時刻 鎮守府正面海域 第八駆逐隊

大潮「ひえー!ひえー!」


荒潮「大潮ちゃん!そんな比叡さんみたいな叫びをあげるんじゃないの!」


朝潮「っ…!敵艦発砲!各艦、乙字運動はじめ!!!」


大潮「了解!」


荒潮「了解!」



………………………………………………ヒュルルルルル…ドーン!ドーン!ドーン!



大潮「へっ、へーんだ!こんな距離から撃って戦艦の砲撃が当たるもんか!」


荒潮「ええ、そうね。大潮ちゃんの言うとおりだわ~」


朝潮「ええ、そうね。普段の私たちならこのまま逃げ切れるわ。でも…」


大潮「満潮!しっかり、私につかまってててね!このまますぐ鎮守府に着くからね!」







満潮「…ハァハァ……」






朝潮「(満潮を抱えたままの大潮は普段の半分しか速度が出せない)」


朝潮「(このままじゃ)」


……………………………ヒュルルルルル…ドーン!ドーン!ドーン!

大潮「いっ、今のはちょっと近かったけど、大丈夫!大丈夫!まだ、逃げ切れるよー!」


朝潮「(どんどん、敵の発射から着弾までの時間が短くなっている。どうしよう?!!!この状況で最善の手はあれしかない。でも…でも…)」


荒潮「……朝潮。あなた私に言いたいことがあるんじゃないの?」


朝潮「っ…!!」


大潮「ど、どうしたんだよー!!さすがの荒潮もこの状況で、いつもの口癖が無くなっちゃってますよー!」


荒潮「あらあら~、本当だわ~?ありがとう大潮。………っで、朝潮~」


朝潮「何!?今この状況を覆す方法を考えてるんだから、ちょっと静かにしてよ!?」







荒潮「朝潮、私に反転を命じなさい」

……………………ヒュルルルルル…ドーン!

朝潮「!」


大潮「なっ、何いってんの荒潮!?そりゃいつもの私たちなら何とかなるけど、今は逃げるのが最善の手だよ!?」


荒潮「ええ。確かに、私も逃げるのが最善の手だと思う。だけど、今は状況が違うの。このままだとジリ貧、いずれ追い付かれるっては、大潮あなたも分かってるでしょ?」


大潮「うぅ…」


荒潮「朝潮、あんたはやさしい子だから、意見具申するわ。私が単騎反転し、時間を稼ぐ。それが、最善の策よ」


朝潮「分かったわ。荒潮、あなたの意見を採用します」


大潮「朝潮!?何いってるの!?」

朝潮「ただし、一部について変更するわ。反転は、朝潮と荒潮の二隻で行うこととする」


荒潮「ええ。了解よ~」


大潮「朝潮…、荒潮…」


朝潮「大潮…、皆のことよろしく頼むわね」


荒潮「うふふふ~。目が覚めたら満潮ちゃん、すぐ怒っちゃうかもしれないから、大潮ちゃんお願いね~」


大潮「グス…。りょっ……了解」

ドーーーーーーーーーーーーーン!

荒潮「さぁ~て、そろそろ時間も無くなってきたわね~」


朝潮「ええ!それじゃあ、荒潮!あなたの命もらわわ!朝潮型駆逐隊の力、見せてやるわよ!」


荒潮「ええ!行きましょう朝潮!」



朝潮・荒潮「「  反   転   !」



大潮「うわーん!朝潮型駆逐隊、万歳ーー!」


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5日後 鎮守府 医療室


満潮「…」スゥ…スゥ…


ドア>ガチャン


提督「失礼する」


朝潮「あ…」サッ


提督「楽にしろ。満潮の様子はどうだ?まだ目覚めないのか?」


朝潮「はい…。あれ以来、ずっと意識が戻ってはおりません」


提督「そうか。明石の話では、身体的なダメージはそれほどひどいものではなかったし、脳にも特に異常はないとのことなのだがな…」


朝潮「はい…、現にあの後、緊急入渠を終えて満潮の意識はすぐ回復し、第二艦隊の救援を受けて生還した私と荒潮を出迎えてくれたのは、他ならぬ満潮自身でしたから」

提督「ふむ…、確かにあの時の満潮の泣きっぷりはすごかったからな。顔をくしゃくしゃにするとは、まさにあの事を言うのだろう」


朝潮「ええ。私も荒潮も、泣きじゃくる満潮をなだめるのに必死でした。……ですが、あの時…」


提督「うん?何か気になることでもあるのか?」


朝潮「司令官、私も満潮は私たちが生還して緊張の糸が切れたことで意識を失ったものと考えていました。ですが今思えば満潮は倒れる前の一瞬、私たちの後ろを見て青ざめた顔をしていた気がするんです」


提督「朝潮と荒潮の後ろを見て?そりゃおかしいだろ、だってあの時二人の後ろにいたのは、第二艦隊の満潮『うぅ…

提督・朝潮「「!!」」


満潮「う~ん…」ムクリ


朝潮「満潮!目が覚めたのね!どう、どこか痛いところはない!?」


満潮「…」ポケ~


朝潮「満潮?満潮!!聞こえてるの!?返事をして!?満潮ーーーーー!!」


提督「朝潮!焦る気持ちもわかるが、少し落ち着け!急いで、明石達を呼んできてくれるか?」


朝潮「あ…、そ、そうですね。ごめんなさい、満潮。それでは、すぐに明石さんたちを呼んできます!」タタタタ…





満潮「…」ポ~


提督「騒いでしまって悪かったな、満潮。だがな、朝潮もあの日以来暇な時はずっと、お前のそばについていたんだぞ?」


満潮「……」


提督「お前が目覚めてすごくうれしかったんだ。だから、朝潮もついむきになってしまったんだろう?許してあげてくれよな?」


満潮「…」ジィ~


提督「…ん、どうした満潮?」


満潮「………………パ…………………………………………パッ…」


提督「うん?」









満潮「パ…パパなの…?」


提督「」

続きはまた明日



満潮「ねぇ…、パパじゃないの…?」


提督「い、いや。満潮、俺はな、その~……ってどうしたんだよ!!!!」


満潮「!」ビク!


ドア>ハ…ク!イソ…ナサイヨ!


満潮「ふっ、ふえ~」ウルウル


提督「あ、大声出してごめんな、でもな、でもなぁ…」


ドア>チョット!カスミ、イソギスギヨ!


満潮「……」グスン…ウルウル…


ドア>ウルサイ!ッテ、コノヘヤネ!


提督「あ~。そうだな、満潮。まぁ、そうだな」




















提督「そうだよ、俺がパパだよ!」


満潮「~~~ッ!!パパ~~~~~~!!!!」ピョーン!


提督「うわぁ!?」


ドア>バーーン!


霞「満潮の意識が戻ったってホント!?」


大潮「満潮!」


荒潮「満潮ちゃん!」


霰「満潮…!」

提督「イタタたぁ~。お…お前ら、病院では静かに…ってどうした?」


霞・大潮・荒潮・霞「「「「(絶句)」」」」






満潮「えへへ~。パパ~~////]スリスリ~ ←病衣がはだけて、ほぼ裸状態





提督「あ~。違うんだ、これはな、そのな…」


霰「…提督…」


提督「霰!分かってくれるよな!?」


霰「ふけつ…」


提督「うぐッ!」


霞「……コ…コノ…」プルプル…


提督「あの~、霞さん?これはには訳があってだな~」


霞「こ…、この、性犯罪者あああああーーーーーーーー!!!!」












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鎮守府 指令室兼通信室


満潮「えへへ~。パパのおひざ、暖か~い」ニパー


霞「ハァ…。明石の検査ではこれでも異常なしって判断なわけ?」


提督「ああ。再検査の結果も、やはり心身共に異常なしだそうだ。とにかく今は、経過を見てくしかなさそうだな」


霞「まったく。せっかく皆無事に生還できたと思ったら、次はこんなことになるなんて…って、あんた達?満潮の周りに集まってどうする気よ?






朝潮「ねっ、ねえ満潮?わ、私の事覚えてるかしら?…朝潮おねえちゃんっで、ですよー!?」


霞「朝潮…。あんたまで頭どうかしちゃったワケ?」


朝潮「ちっ…違うのよ霞!?これはただの実験!そう、実験なのよ!」


霞「ふ~ん…」ジトー


朝潮「う~。とにかく、今は状況の確認が優先よ!…さあ、満潮?どうかしら?」


朝潮「え~と…、朝潮おねえちゃん…?」

朝潮「…っく!、司令官!このまま、満潮を私たちの部屋で看病したいのですが、よろしいでしょうか!?」ガシ!


満潮「ふえ…」


提督「おいおい、急に満潮の肩をつかむな。びっくりしているじゃなないか?」


朝潮「あっ…、ご、ごめんなさい満潮?怖がらせる気はないのよ?許してちょうだい?」


大潮「ねーねー!満潮~。私の事も、大潮おねえちゃんって呼んでくれるかなー?」


満潮「うん!大潮おねえちゃん!」


大潮「タハーーーーーーー///////////!こりゃまいったね//////////////!」


荒潮「あらあら~?それじゃあ、私のことは荒潮お姉さまっと呼んでもらえるかしら~?」


満潮「えっ…、えーと、…荒潮お姉さ…ま…?」


荒潮「あらあらあらあらあらあらあらあらあらあらあら……////////」アセアセ


霰「満潮…、満潮…。私の事も、…霞お姉ちゃんと呼んでほしい…」


満潮「う、うん。えーと、霞…お姉ちゃん?」


霞「…これは、いい。…すごくいい…」ムフー///////









>>58 訂正

霰「…これは、いい。…すごくいい…」ムフー///////


霞「あんた達、何をバカなことやってんのよ?」


提督「そうだぞー。満潮が若干引いてるぞー?」


満潮「え、えへへ。でも、満潮にはこんなにたくさんお姉ちゃんがいたなんて思わなかったよ」


霞「まったくね。こんなにたくさん子供がいるなんて、あんたのパパとママは一体何考えてんだかね?」




満潮「…そういえば、ママはどこ…?」


提督・朝潮・大潮・荒潮・霰「「「「「えっ!?」」」」」




すみません。これで大丈夫かな?

>>58 訂正

霰「満潮…、満潮…。私の事も、…霰お姉ちゃんと呼んでほしい…」


満潮「う、うん。えーと、霰…お姉ちゃん?」


霰「…これは、いい。…すごくいい…」ムフー///////

満潮「パパや、お姉ちゃん達はいるけど、ママがいない…。ねぇ、パパ?満潮には、ママがいないの…?」


提督「ママだって!?いや、その~」


満潮「うー…」ウルウル






朝潮「(朝潮型!緊急招集よ!)」


大潮・荒潮・霰・霞「「「「(了解!)」」」」


朝潮「(どうするのよ!?あの様子だと司令官は特に何も考えておられないようだけど…)」


大潮「(こっ、困りましたー!)」


荒潮「(確か、私たちみ~んな、あの子の姉ってことになってるからね~。今更違うとは良いづらいわ~)」


霞「(ちょっと!あんた達がお姉ちゃんです~、なんてバカなこと言うからこうなったんじゃない!?何とかしなさいよ!)」




霰「(…一つだけ、方法がある…)」

霰「(…霞が…、ママになれば、いい…)」


朝潮・大潮・荒潮「「「(そっ、それだ!!)」」」


霞「(ハァ!?霰!アンタ頭おかしいんじゃないの!?)」


朝潮「(いえ、霰の指摘はもっともだわ)」


大潮「(確かに、私たちの中でまだ満潮に自己紹介してないのって、霞だけだもんねー)」


荒潮「(ええ。それも大きな要因の一つだけど、なにより…)」


霰「(そう…。霞は、この前の改装で、私たちに比べ服装が大人っぽくなっている…。子供が母親だと思うには十分…)」


朝潮「(っというわけで)」


大潮「(霞!)」


荒潮「(お願いするわよ~)」


霰「(…)」グッ!







霞「(…黙って聞いてれば…。バッッッッッッッッッカじゃないの!!!無理に決まってんでしょ!)」

霰「(霞…、あなたの言いたいこともよく分かる…、でも…)」チラ


霞「(ん?何よあっちに何か…)」チラ






満潮「ねぇ?パパ?ママはどこにいるの?ねえ、ねえってばぁ~」ウルウル


提督「満潮、ちょっと待って。そう!ママは、今な、え~となぁ」シドロモドロ







荒潮「(あらあら~。さすがの司令官もそろそろ限界かしら~)」


大潮「(霞!もう時間がないよ!)」


朝潮「(霞、お願い!)」


霰「(霞、もう迷っている時間は、ない…)」






霞「(うぅ…。分かったわよ!やればいいんでしょ!やれば!私が、ママになってやるわよ!)」


大潮「(霞ー!!!)」


朝潮「(霞…、それでこそ朝潮型駆逐隊だわ)」


荒潮「(霞ちゃん。よく決断してくれたわ~)」


霰「(霞…、ありがとう…)」


霞「(いっ…いくわよ~。ええぃ!!!もうどうにでもなれーー!!!)」

霞「満潮!!!!あんたは大事なことを一つ聞いていないわよ!!!!!」


満潮「ふえ!?だっ…大事なこと?」


霞「そうよ!まだ言ってなかったんだけど、そう…、こっここ、ここにいる、私こそがぁ…私こそがぁ~…」


朝潮・大潮・荒潮・霰「(霞っ!…言って)」


霞「わっ、私こそがぁ~~~~~…」//////////////


満潮「…」ドキドキ


提督「おい…霞?何を言うつもりだ?」













霞「私こそが、あんたの母親、霞マm…」


ドア>ガチャ


扶桑「提督、明石さんから状況は伺いました。今はコチラにいると聞いたのですが…って、どうしたの霞?顔が真っ赤よ?」


霞「…マデチュヨー」カァー


朝潮・大潮・荒潮・霰「「「「(きっ…気まずい…っ!)」」」」








霞「」ドヨーン…


扶桑「(えっ?何かしらこの空気…、なんでこんなに雰囲気悪いのかしら?)

提督「ふむ…」ピコーン!


提督「満潮、待たせてしまって悪かったな。ママがやっと来てくれたぞ!」


満潮「ふえ!?」


朝潮・大潮・荒潮・霰・霞「「「「「えっ?」」」」」



扶桑「あの…、ていt」


提督「」チラ


扶桑「!」


提督「」コクン…


扶桑「…ええ。そうよ、ごめんなさいね。満潮?あなたを待たせてしまった、悪いママを許してくれるかしら?」


満潮「マっ…、ママーーーーーー!!!!」ピョーン、タタタタタタ…ダキッ!


扶桑「ええ、あなたのママはここにいるわよ…」

続きはまた明日書きます

すみません、sagaが抜けてました。

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満潮「…」スゥ…スゥ…





扶桑「ふふ…。さっきまであんなに元気に遊んでいたのが、嘘みたいね」




提督「ああ、ほんとにな。……扶桑、突然申し訳なかったな」




提督「だが、君に満潮のママになってもらって助かったよ」




扶桑「まったくですよ。満潮のことは、普段から家族の様に思っていたとはいえ、いきなりお母さんになるなんて夢にも思いませんでしたよ」




提督「それを言ったら俺だってそうだよ。まさか、この年でこんな大きな子供ができるなんてな。……だが……」




扶桑「提督?どうかされましたか?」




提督「いや、満潮には悪いのだが……、扶桑と家庭を築いたらこんな風になるのかな…っとつい思ってしまってな…」




扶桑「提督…。いけませんわ、お戯れを…」



提督「いや、扶桑……俺は本気だよ…?」



扶桑「……提督」///////////




提督「……扶桑」//////////


















大潮「あっ、あの~~~~~。お二人とも~?大変申し訳ないのですが、この部屋には大潮たちまだ居るんですけど~~~~~?」

朝潮「しっ、司令官!!」//////




荒潮「うふふ~。大潮ちゃん、今それを言うのは野暮ってものよ~」




霰「…その通り……。この鎮守府の首脳陣の仲が良いのは、…とても良いこと…。…なので、司令官と扶桑さんのジャマをしては、いけない…」




扶桑「…ふ、二人とも何をいっているの!!わ、私と提督はそんなんじゃ…、そんなんじゃ…」




荒潮・霰「「そんなんじゃ?」」




扶桑「も、もう!!からかわないでちょうだい!」//////




荒潮・霰「「(…)」」ニコニコ




提督「ほれほれ。荒潮、霰。扶桑をからかうのもその辺で勘弁してやってくれ」




荒潮「は~い。ごめんなさいね、扶桑さん~。お二人がつい私たちの事を忘れちゃったみたいだったから、さびしくてついね~」




霰「…そう…、さびしくてついやってしまったこと…。…許してほしい…、扶桑ママ……」

大潮「あーーーー!霰ったら、まだ扶桑さんの事をママって呼んでる~!」




霰「…今の私は満潮のお姉ちゃん……。…だから、扶桑さんの事をママと呼ぶのが自然…」




朝潮「確かに、扶桑さんと司令官をおかあさん、お父さんと呼ぶことになんの抵抗もなくなってきたわね…」




提督「まったく、あの後満潮がいきなり、『みんなで、ままごとがしたい!』って言いだした時はびっくりしたな」




扶桑「ええ、そうですね。提督と私が両親の役、朝潮と大潮がお姉ちゃんの役、荒潮が妹役と決まったまでは良かったのですが…」




大潮「その後、満潮が『お家にはペットも欲しい!』って言いだして…」




霰「…私が、ネコになると快諾したけれども…」




荒潮「そうしたら~、『ネコちゃんだけじゃなくて、ワンちゃんも欲しい』って言いだして~」




朝潮「となると、必然的に犬の役になるのは…」





















霞「…アンタたち。こっ、この屈辱はぜっっっっっっっっっったい、いつか晴らしてやるんだからね!!!!」←犬耳&尻尾の完全装備




霰「…霞、…落ち着いて欲しい………ニャン…」←もちろんネコ耳&尻尾の完全装備

朝潮「お、落ち着いて霞…。霞のワンちゃんの演技、まるで本物みたいだったわよ…!」アセアセ




提督「確かに…霞があんなに演技が上手いなんて意外だったな」ウンウン




大潮「妹にあんな才能があって、お姉ちゃんは嬉しいかぎりだよ~」ウンウン




荒潮「そうよ~。満潮ちゃんも喜んでたみたいだし、今日のMVPっと言っても過言ではないと思うわよ~」ウンウン




霞「くっ!////////////ひゃ、百歩譲って、犬の役をやるのは受け入れるわ…だけどね…!!」




霞「霰!!あんたどーして犬耳と尻尾なんて用意したのよ!?余計、恥ずかしかったじゃないの!!」




霰「…ごっご遊びで大切なのは、リアリティの追及…。どこまで本物に近づけるかが勝負…。…なので、耳と尻尾をつけるのは必然……」

扶桑「霞のワンちゃんの演技も上手かったけど、霰のネコちゃんに至っては鬼気迫るものがあったわね…」




提督「もしかして、霰の家はネコを飼っていたのか?霰のネコのマネを見ていると、昔お向かいさんが飼っていたネコの事がチラついてな…」




提督「ほれ、霰!!!またノドを、ゴロゴロしてやるぞ~」ゴロゴロゴロ




霰「…にゃ~ご~…。…しかし、私のネコのマネなど、…霞のプロ魂の、…足元にも及ばない……ニャ…」




大潮「確かに、あれはびっくりしたよー!」




荒潮「しばらくして、満潮ちゃんがワンちゃんの散歩に行きたいと言い出して…」




朝潮「霞…?あなたの、満潮を喜ばせたいという気持ちもよく分かるわ?だけど司令官、男性の前であのマネをするのは女の子としてどうかと…」




霞「しっ///////仕方ないじゃないの!!!!満潮が、『ワンちゃんは、お散歩中に、…トっ…、トイレを済ますんだ』って言うから!!」




荒潮「でも、男性の前で、四つん這いになりながら片足上げるワンちゃんのマネをするのは、勇気がいると思うわ~」




霰「…その通り。あの場なら、他にいくらでも言い訳はできた…。なのに、犬という役を完璧に演じきった霞には…、頭が下がる…ニャ…」




霞「うーー/////////とっ、とにかく!!満潮も眠っちゃってずいぶん時間も経っているし、この話はここで忘れなさい!はい、霰も耳と尻尾を取る!」ポイポイ




霰「…残念。だが、…すぐには忘れることは、できそうにない…」ポイポイ




霞「ハァ!?何でよ!?すぐに忘れなさい!!!」




荒潮「そうね~。私と霰ちゃんは、ばっちり見ちゃったものね~」




霞「アンタ達、一体なんの話を…」




霰「…霞が、あんな派手な下着を着けているなんて…、予想外だった…」

霞「なっ、なっ…!!」パクパク




荒潮「霞ちゃ~ん?確かに、改装して大人っぽくなったとは言え、私達はまだまだ子供なのよ?だから、年相応のものを着けることおススメするわ~」




朝潮「なっ、霞!今の話は本当なの!?」




大潮「えーー!それって霞だけ、一足先にオトナになっちゃったってこと~!?それは、アゲアゲですな~!!!」




提督「か、霞…?男の俺が言うのもアレかもしれんが…、荒潮の言うとおり背伸びをする必要はまったくなくてだな~その~」アセアセ




扶桑「…/////」オロオロ




提督たち>ヤイノヤイノヤイノヤイノ~~




霞「……」

提督たち>ピーチクパーチクー




霞「うっ……」




提督たち>ギャーギャーワイワイ




霞「うっ、うるさ扶桑「あなた達!!!いい加減にしなさーーーーーい!!!!!!!!!!」ビリビリ




提督たち「(唖然)」




扶桑「まっ、まったく!!さっきから聞いていれば、なんなんですかあなたたちは!!」

扶桑「霞は満潮を喜ばせようと必死に頑張ってくれたんですよ!」




扶桑「なのに、ちょっと背伸びをしたからって全員で寄ってたかって霞を責めるなんて…あんまりです!」




提督「いや、扶桑これは扶桑「提督!特にあなたですよ!!!」




提督「え!?」




扶桑「まったく!あなたは提督という立場なんですから、この子達に何かあった時に止めてあげるのもあなたの役目でしょうに!」




扶桑「それが、なんですか!!!皆と一緒になって霞を責める様なマネをして…、反省してください!」




提督「はっ、はい…。すみません…」




扶桑「あと、あなたたちもですよ!ほら!」




朝潮・大潮・荒潮・霰「「「「か、霞…ごめんなさい」」」」




霞「いっ…いいわよ…別に…。私も、ちょっと背伸びしたから……ミンナガシンパイシテクレルノモワカルシ…」///////

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数十分後…


満潮「う~ん…」モゾモゾ




提督「おっ?満潮、お目覚めかな?」




満潮「えへへ~。パパおはよう~。満潮、あの後寝むちゃってたんだね~」ポケー




扶桑「うふふ、おはよう満潮。気分はどうかしら?」




満潮「うん。パパとママ、それとお姉ちゃん達と、たっくさん遊べて満潮、とっても楽しかったよ~」




朝潮「…そうね。なんやかんや言っても、こうして姉妹でゆっくり過ごすのも久しぶりだったわね…」




霞「そうね。私は、とんでもない目にあったけど…。…結構楽しかったわよ」




大潮「そうだね、楽しかったです!」




荒潮「ええ。その通りだわ~」




霰「…今度は、もっと完璧なネコを目指す…」

提督「満潮、ありがとうな。お前の発案のおかげで、パパ達も楽しい時間を過ごすことができたよ」




満潮「うん!パパ達にそう言ってもらえて、満潮も嬉しい…」ムズムズ…




扶桑「あら…?満潮どうかしたの?」




満潮「う、うん。寝ている間に汗を掻いちゃって…。ちょっと気持ち悪いなーって思って…」ムズムズ




扶桑「あら、本当。まぁ、おままごとも結構動いていたし、この部屋も暖房がかかっているから結構汗が出てるようね…」




扶桑「…よし、満潮。ママと一緒にお風呂に入りに行きましょうか?」

満潮「え!?やったー!ママ達とお風呂一緒にはいりたーーい!」




扶桑「ええ。ママ達と一緒にお風呂に入って、さっぱりしに行きましょう」




朝潮「確かに、私たちも結構動いたからね」




大潮「クンクン…。う~ん、まだそんなにクサクはないけどな?」




荒潮「あらあら、大潮ちゃん?女の子がそんなんじゃ駄目よ~?お手入れは、こまめに丁寧にするのが大切なのよ~?」




霰「…私も、さっき扶桑ママに怒られて、冷や汗をかいた…。ので、お風呂に入りたい…」




霞「霰の意見に賛成だわ。…私も、なんか変な汗がどっと出たから、お風呂ですっきりしたいわ…」




扶桑「うふふ。皆の意見は一致した様ね…。それでは提督、私は皆と一緒にお風呂に入ってきます」




提督「おお、行っておいで。その間、俺はこの部屋の後かたづけと、夕飯の準備をしてもらうよう鳳翔に連絡をしてくるよ」




満潮「……パパ、何言っているの?」




提督「うん?どうした。何かおかしな事でも言ったかな?」




満潮「パパも一緒にお風呂入ろうよ?……私たち、家族なんだからそれが当然じゃないの…?」クビカシゲー




提督「…っえ?」













扶桑・朝潮・大潮・荒潮・霰・霞「「「「「「………えっーーーーーー!!!!??????」」」」」」

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鎮守府別館 提督専用大浴場

提督「…」




提督「…大変なことになってしまった…」




提督「その後、結局満潮は皆でお風呂に入るんだと言って、頑として譲らなかった」




提督「そこで急遽、普段は俺……………………と扶桑しか使わない、提督専用大浴場に行こうという話になった…」




提督「確かに、ここなら洗い場もたくさんあるし、風呂だって20人入れる大きな風呂と、それとは別に外に10人位が入れる露天風呂まで完備している」




提督「…ちなみに俺は今、その外の露天風呂で扶桑たちを待っている状況だ…」




提督「冷静になるために現状を整理しているのだが……。…一体俺はこの後どうなってしまうのか…」

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鎮守府別館 提督専用大浴場 脱衣所


満潮「わーい!おふろだ、おふろだー!」


ドア>カラカラカラ~ピシャ!


扶桑「あっ、満潮!待って、お風呂に入る前にママが体を洗うわよー!」


ドア>カラカラカラ~ピシャ!


朝潮「ふふ。満潮ったら、あんなにはしゃいじゃって…。よっぽどお風呂が楽しみだったのね」




大潮「でも、私も楽しみだよ~。聞いたところによると、提督専用大浴場ってお客様のお風呂も兼ねてるからすごい立派だって聞いてるよ~」




荒潮「ええ。特に、露天風呂からの眺めは素晴らしいってウワサよね~」




霰「…そう。しかも提督専用だから…、艦娘で入った事があるものはほとんどいないと聞く…。…非常に楽しみ……?霞…、どうしたの…?」




霞「ウソでしょウソでしょウソでしょウソでしょウソでしょあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ない」///////////////////////

続きはまた今度

朝潮「か、霞…?どうして、そんなにうろたえているの?」アセアセ




荒潮「朝潮~。こういうのはね、うろたえていると言うより、恥ずかしがっているのよ~」




大潮「まあ、確かに最初に司令官と一緒にお風呂に入るって聞いた時はビックリしたけど」




霰「…家族であれば、…一緒にお風呂も…、当たり前…」



霞「そっ!!!!そんなわけないじゃない!!あっ、あいつは男なのよ!?一緒に入ったら何されるか分かったもんじゃないわよ!!」/////////

霰「…霞、それは言い過ぎ…。あなたが信頼する司令官は…、そんなことする人…?」




霞「うーっ」/////////




大潮「それに聞いてごらんよー!あの満潮と扶桑さんの楽しそうな声をさ~」

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満潮「ぱぱー!満潮がおせなか洗ってあげるよ~!」



提督「そうか。よし、じゃあお願いしようかな?」



満潮「ハ~イ!…ヨイショ、ヨイショ!」ゴシゴシ



扶桑「あら!じゃあ、ママは満潮の頭を洗ってあげるわね」



満潮「うん。おねがいします~」←シャンプーハット装備

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荒潮「うふふ。扶桑さんと司令官と満潮ちゃん、まるでほ~んとの家族みたいに仲よしさんね~」




朝潮「霞?あなたの恥ずかしいって気持ちもわかるわ?…だけど、満潮の皆と一緒に、家族で入りたいって気持ちもわかってあげてほしいの」




大潮「そうだよー。今霞お姉ちゃんだけ、一緒じゃなかったらきっと満潮も悲しんじゃうよ?」

霰「霞、お願い…」



荒潮「霞ちゃん…」



朝潮「霞…」



大潮「霞~」









霞「だぁーもぉーーーー!分かったわよ!入ればいいんでしょ!入れば!」



霰「霞…!」



霞「いいわよ!そんなに満潮が家族でお風呂に入りたいって言うのなら!」ヌギヌギ



荒潮「霞ちゃん…!」



霞「私も覚悟を決めるわ!」ヌギヌギ



大潮「……覚悟…?」



霞「何さ!提督がいるからなんだって言うのよ!」スポポポーン!!



朝潮「…霞!、あなた誤解を…!」



霞「そうよ!家族なんだから、別に恥ずかしくなんか無いんだからね!」スタスタスタ…



霞「満潮!!今行くわよーー!!」


ドア>カラカラカラ~



朝潮・大潮・荒潮・霰「「「「あっ……」」」」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年02月18日 (木) 18:49:59   ID: mrI7YM0E

満潮は私の娘になってくれるかもしれなかった女性だ

2 :  SS好きの774さん   2016年02月19日 (金) 00:18:41   ID: CEkIY3-i

扶桑が母親とか羨ましいな

3 :  SS好きの774さん   2016年02月19日 (金) 11:53:14   ID: iwtCMEEL

霞可哀想過ぎる

4 :  SS好きの774さん   2016年02月28日 (日) 02:05:39   ID: wSUmWG9_

扶桑がかーちゃんて新鮮だな、あのスローペースが吉と出るか京都出るかw

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