リゼ「私は、女の子らしくて可愛い服が大好きなんだ!!」 (39)

ココア「ねえねえ、チノちゃん!今度の休日に服を買いにいかない?」

チノ「別にかまいませんが、いきなりですね…」

ココア「えへへ、実はこの間ファッション雑誌を読んでいたら可愛い服を見つけちゃってね」

リゼ「…!」ピクッ

チノ「そうですか、でもどうして私を誘ったのですか?服を買うだけならココアさん一人でも行けるのでは…」

ココア「それはね、試着した私をチノちゃんに見てもらいたいの!」

リゼ(……可愛い服)

チノ「つまり私の評価が欲しいと…」

ココア「うん!やっぱり身近な人に見てもらいたいからね~」

チノ「……本音はなんですか?」

ココア「それはもちろん!!いろーんな可愛い服を着たチノちゃんをいっぱい見て堪能した……はっ!?」

チノ「…はぁ、どうせそんなことだろうと思いましたよ」

リゼ(………)

ココア「で、でも!可愛い服を買いたいって言うのは本当だよ!だから、ね?」

チノ「…まあ休日は何も予定がありませんので別にいいですけど」

ココア「チノちゃん…!」パァ!

リゼ「な、なぁ…」

ココア「ん、どうしたの?リゼちゃん」


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リゼ「あの…私も一緒に行っていいかな?」

ココア「え、リゼちゃんも来てくれるの!?全然オッケーだよ!いいよね?チノちゃん」

チノ「はい、リゼさんも一緒に行きましょう」

リゼ「ココア、チノ…ありがとう」

ココア「リゼちゃんも何か欲しい服があったの?」

リゼ「ま、まあそんなところだ」

ココア「そっか~、リゼちゃんの試着姿も見ることが出来るなんて楽しみだな~」

リゼ「もう見せる前提なのか!?私は絶対に見せないぞ!」

ココア「えーそんなこといわずに~」

リゼ「ダメなものはダメだ」

ココア「ぶーー……ねえねえ、リゼちゃんも何か欲しい服があるの?」

リゼ「…まあな」

チノ「リゼさんはどんな服が欲しいのですか?」

リゼ「えーと、かわ…」

ココア「チノちゃん、それはきっとかっこいい服に決まってるよ~。ね?リゼちゃん」

リゼ「…え?……あ、ああ」 

チノ「かっこいい服…というとミリタリー系の服でしょうか?たしかにリゼさんにはピッタリですね」

リゼ「……!」

ココア「だよね!リゼちゃんって凛々しいから軍服とか絶対似合うよ!」

リゼ「そうかな?」

ココア「うん!」

リゼ「はは、そうか…」

ココア「はぁ~♪それにしてもチノちゃんのキュートな姿を見られるなんて私楽しみだよ~」

チノ「まったくココアさんは……」

リゼ「………」

チノ「それよりココアさん、集合場所と時間はどうしますか?」

ココア「う~ん、じゃあ集合場所はぴょんぴょん通り2丁目にある公園で10時に集合!でいいかな?」

チノ「はい」

リゼ「ああ」

ココア「よーし、決まり!…っというわけで今日は解散!」

チノ「ココアさん、まだ仕事が残ってますから」


エーキョウハモウオワリデイイデショー  ダメデス



リゼ「………」

リゼ(やっぱり私には………女の子らしい服は似合わないのだろうか)


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ーーーーーー

ーーー


~数日前~


【お嬢様学校】

被服部部員A「リゼ先輩!今度はこの服を着てください!」

リゼ「あ、ああ」ゴソゴソ

リゼ(放課後に被服部から、サンプルとしてぜひ協力し、試着してほしいと頼まれたからついてきたのだが…)シャー

きゃぁぁー!!!!

被服部部員B「前回の薔薇と爆薬の番人の服もよかったけど、この服もかっこいいわ!!」

リゼ「そうかな…?」

被服部部員A「ええ!さすがリゼ先輩だわ~!さ、次はこの服を…」

リゼ(かれこれもう30分、そろそろ帰りたい……でも最後まで協力しないと被服部の皆に悪いし…)ゴソゴソ

被服部部員C「うん!やっぱりこのダークな服も似合うわ~!」

被服部部員A「リゼ先輩!我ら被服部のために協力してくれて本当にありがとうございます!」

リゼ「はは、お役に立てて嬉しいよ。でもそろそろ時間だから……」

被服部部員D「えー!?私の作った服まだ試着してもらってないのに…」

被服部部員E「リゼ先輩!もう少し協力してくれませんか!?」

被服部部員F「わ、私の作った服も着てほしいです……ダメ…でしょうか?」グスッ

リゼ「うっ…」

リゼ(…はは、やっぱりまだ帰れそうにないな) ハァ

リゼ(それにしても………今まで女の子らしい服装が渡されなかったのはなぜだ!?)

ーーーーーーーーーーーー

被服部全員「リゼ先輩!今日は本当にありがとうございました!!」

被服部部長「ごめんなさいね~、結局1時間近く付き合わせてもらっちゃって…」

リゼ「いえ、私もいろいろな服を試着できてとても楽しかったし…」

被服部部長「ふふっ、もし良かったら次回もまた試着してくれるかしら?」

リゼ「ああ、そのときはよろしく!」

被服部部長「ありがとう♪よし、これで今日の活動は終了!皆お疲れ様♪」

「「「「お疲れ様でした!!!」」」」


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リゼ(さて着替え終わったし帰るかな………ん?こ、これは!?)

リゼ(な、なんてキュートで女の子らしい服なんだ………これ…着てみたい)キラキラ

被服部部長「あれ、どうしたのリゼさん?…ってあっ!その服…」

リゼ「あ、勝手に触ってしまってすまない!」バッ

被服部部長「その服とーーっても可愛いでしょ!!」

リゼ「うぇ…!?あ、ああ…」

被服部部長「あ、驚かせてしまってごめんなさい、実はこれ1年の桐間紗路さんにぜひ試着してもらおうと思って作ったものなの」

リゼ「シャロに…ですか」

被服部部長「うん、前回被服部にシャロさんとリゼさん二人で来てもらったときにシャロさんにこんな感じの服を着てもらったのは覚えてる?」

リゼ「えーと、あの時はたしかどちらが私に相応しい服をコーディネートできるか勝負したんだっけ……結局シャロの不戦敗で…」

被服部部長「ふふっ、その時のシャロちゃんがほんとお人形さんみたいに可愛い!って部員達にも大反響でね、だから皆で新しいのを作ってみたの♪」

リゼ「…そうだったのか」

リゼ(やっぱり……こういう服はシャロみたいに可愛くないと…似合わないよな)シュン

被服部部長「ん?どうしたのリゼさん。もしかしてリゼさんこの服着てみたかった?」ニコ

リゼ「え!?ち、違う///!!決して『可愛いから着てみたいな~』とか、『私に似合うかな~』なんて全然思ってないぞ!!」

被服部部長(それ、着てみたいって言っているようなものじゃ…)

被服部部長「でもごめんね、その服はシャロちゃんのサイズに合わせて作ったものだから多分リゼちゃんが着てもサイズが合わないと思うわ」

リゼ「だ、だから私は着てみたいだなんて思って…」

被服部部長「でもこういう甘ロリ…というかカジュアルな服よりリゼさんにはもっと似合う服があるわ♪」

リゼ「え……」

被服部部長「今日試着してもらった服なんか本当に似合っていたわよ」

リゼ「………」

被服部部長「リゼさんはカジュアル系みたいな服より……今日試着してもらったミリタリー系の服のほうが似合うと思うのよね」

リゼ「…そうですか」

被服部部長「あっ!別にカジュアルな服が似合わないってことじゃないわよ!?どっちかというと…って話だから!」アセアセ

リゼ「そんなことわかってるよ」クスッ

リゼ「じゃあそろそろ私は帰るから、また私に何か用があったら声かけてくれよ!」ガチャ

被服部部長「うん、遅くまで引き止めちゃってごめんなさいね。ではごきげんよう」


バタン


リゼ「はぁ…」

リゼ(やっぱり着てみたかったな、あの服……でも私には絶対に似合わないって言われそうだし…)


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ーーーーーーーー

ーーーーー

ーー

~休日~

ココア「ご、ごめーん!!遅れちゃって…」ハァハァ

チノ「こ、ココアさんが寝坊するのがいけないんですよ!自分で集合時間決めといて自分が遅れるなんて、まったくココアさんはー!!」ハァハァ

リゼ「まあ、なにはともあれ全員集まったわけなんだが…」チラッ

千夜「シャロちゃんはどんな服を買うのかしら?コスプレ衣装?」

シャロ「なんでよ!?コスプレ衣装なんか買わないわよ!!」

リゼ「なんで千夜とシャロもいるんだ?」

チノ「ココアさんがあの後、どうせ行くなら千夜さんとシャロさんも誘ってみようといきなり言い出しまして」

リゼ「そうだったのか。まったくココアの思いつきですぐ行動するところは感服するよ」

ココア「よし、皆揃ったね!それじゃあしゅっぱーつ!」


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ーーーーーーーー


ココア「わぁ~!この服可愛い~!さっそく試着してみよっと♪」

チノ「こ、ココアさん待ってください!」

千夜「ふふっ、シャロちゃんと一緒に服を買いにくるなんていつ以来かしら?」

シャロ「…そんなの忘れたわよ」

千夜「たしか…中学1年の頃だったかしら?たしかシャロちゃんが『一人だと不安だからついてきてよ』なんて言って私が付き添いで一緒に行ったのよね~、懐かしいわ♪」

シャロ「そ、そんなこと思いだすなバカぁーー///!!」

リゼ「私は奥のほうに行くから、何かあったら来てくれ」
千夜「わかったわ♪」

シャロ「は、はい!」

シャロ(先輩どんな服着るんだろう……見たい)


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リゼ「さてとこの間雑誌で見た服は…っと、この辺りにありそうなんだが……おっ!あったあった」

リゼ(それにしてもこんなところに服屋があったなんてな。品ぞろえも悪くないし、値段もそこまで高くない。なかなか良い店だ。今度一人で来てみるかな……)

リゼ「おっこれも悪くないな。……う~む、これも良いんだがここの部分がな……」ヒョイヒョイ


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リゼ(よし、試着する服はだいたいこのくらいでいいな。後は試着室を探して…と………ん!?)チラッ

リゼ「こ、これは!?」


甘ロリの服



リゼ(か、可愛いっ!かわいいプリントが入ったリボンにピンクと薄い白のフリルワンピース……ぜ、ぜひ着てみたい…)ソワソワ

リゼ「………」キョロキョロ

リゼ(よし、あいつらはいないな……なにげなーく取ってと…)バッ


~試着室~

リゼ「うむ、やはり悪くないな♪………さて残りはこの服だけか…」ジー

リゼ(……似合ってなきゃすぐ脱げばいいんだけだし)ゴソゴソ

~しばらくして~

リゼ「か、可愛い…///!自分で言うのもなんだが結構似合ってないか?これ」キラキラ

リゼ(やっぱりこういう服を着て歩いてみたいな……でも恥ずかしくてとても…それに周りから『似合わない』、なんて言われるだろうし……いやしかし…)

リゼ(ま、今はそういうことを考えるのはやめるか。こんな服を着られる機会もないしせっかくだから決めのポーズを………こんな感じか?)

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~少し前~


ココア「リゼちゃ~ん!」

千夜「リゼちゃんどこ行っちゃったのかしら?」

チノ「もうお昼なのでそろそろ行こうと思っていたのですが…リゼさんが見当たりませんね」


千夜「店内をぐるっと周って探したけどいないなんて」

シャロ「となるとまだ私たちが探していないところといえば………」ハッ
 
「「「「試着室(ですね)(だわ)!」」」」

ココア「よし、じゃあさっそく試着室へ行ってみよう!」

チノ「試着室にいればいいんですけど…」


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~試着室前入口~

ココア「リゼちゃんここにいるかな?」

シャロ「あっ!あの奥にある靴、リゼ先輩のじゃない?」

ココア「え、本当?私リゼちゃんの靴見てなかったからわからないな」

千夜「ふふっ、シャロちゃんはリゼちゃんの隅々まで知り尽くしているもんね♪」

チノ「……シャロさんがストーカーだったなんて」ブルブル

ココア「アハハ……シャロちゃんさすがにそれは…」

シャロ「誤解をまねくような言い方するなっ!!チノちゃんとココアが引いてるでしょうが!ほらさっさと行くわよ!」

ココア「ところでシャロちゃん、本当にあの靴はリゼちゃんのなの?」

シャロ「ええ、そうよ。今朝『たまたま』リゼ先輩の靴を見たから間違いないわ」

千夜「たまたま……ね」ジトー

シャロ「…何よ、その目は」

千夜「…別に」プイッ

シャロ「…?」


ココア「私確認してくるね♪」ダッ

シャロ「あっ、こら!まだ着替え中だったらどうすんのよ!」ダッ


~試着室~

シャロ「ココア、待ちなさい!」

ココア「リゼちゃーん、そろそろかえっ…………え?」シャー

シャロ「あ」

チノ「どうしたんですかココアさ………あ」

千夜「あらあら♪」

リゼ「………え?」


そこにはなんと、鏡の前で手を横にしてピースしているフリルのワンピースを着たリゼがいた!


ココア「リゼちゃん……その服…」

チノ「なんと…」

シャロ「せ、先輩…?」

リゼ「」

ココア「え~と……その~」

リゼ「…………」

チノ「あの…リゼさん、そろそろかえ……」

リゼ「う…」

ココアチノ千夜シャロ「う?」

リゼ「うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ダッ

シャロ「あ!リゼ先輩!!」

ココア「待ってリゼちゃん!!その服売り物だからそのまま行かないでー!!!」


ーーーーーー

ーーー


ココア(あの後リゼちゃんが着ていた服は結局私たちで買うことになり、逃げたリゼちゃんを必死に追いかけた。リゼちゃんはあの服を着たまま家に帰ったらしいんだけど……)

使用人A「すいませぇ!お嬢は今誰にも会いたくないと言ってるんで今日はお引き取りくだせぇ!」

ココア「…だって。でもなんでリゼちゃん急に逃げちゃったんだろうね?」

千夜「リゼちゃんはああ見えてプライドが高いから、普段私たちに見せない服装を着ていたのがバレて恥ずかしくて逃げちゃったんだと思うの」

チノ「私がもしリゼさんの立場だったら死のうと思いますね」

ココア「えー!?チノちゃん死んじゃダメー!!」ギュッ

チノ「冗談ですから離れてくださいココアさん」グイッ

千夜「でもリゼちゃんも本当はこういう服が好きだったなんて……リゼちゃんの新たな一面を知ることが出来て嬉しいわ♪」

シャロ「」

チノ「シャロさんはリゼさんの試着姿見てからずっと固まってますし…」

千夜「それほど衝撃的だったってことね」

チノ「リゼさん、やっぱり落ち込んでいるでしょうか…」

ココア「よし、ここはリゼちゃんの友達であるこの私がなんとかするよ!!」

チノ「もともとココアさんのせいなんですから当たり前です!……試着室のカーテンをいきなり開けるからこんなことに…」

ココア「うぐっ、そ、それは申し訳ないと思ってるよ…」

千夜「あら?そろそろお店の手伝いをする時間だわ。ごめんなさいココアちゃん、リゼちゃんのことお願いね」

ココア「まっかせて!」

千夜「じゃあ私たちはこれで失礼するわね。ほらシャロちゃんしっかりして…!」

シャロ「ぁ………」

チノ「とりあえず今日は帰りましょう」

ココア「うん、そうだね…」

ココア(リゼちゃん……)


ーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

ーー

とりあえずここまで
読んでくれている方、ありがとうございます

~リゼ宅~


リゼ「うぅ……」

リゼ(まさか皆に見られてしまうとは…恐れていたことがついに起きてしまった)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ココア『リゼちゃん……その服…』

チノ『なんと…」

シャロ『せ、先輩…?』

千夜『あらあら♪』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リゼ「~~~~~~~///!!うわあああ~~!!!」

リゼ(我ながらなんて醜態をさらしてしまったんだ……思い出すだけで恥ずかしい…)

リゼ(それにしてもあの服、店に返してこなきゃな。思わず着たまま逃げてしまったから…)


ピロン!

リゼ「ん?誰からだ?」スッ


ココア:リゼちゃん、今から会わない?今日集合した公園に来て。じゃあ、待ってるからね♪

リゼ「………ココア」
リゼ(正直今は誰とも会いたくない…けど、今日の事謝らなきゃいけないよな………いくか)スクッ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リゼ「っと、ここだな。ココアはまだ来てないようだな」

リゼ(まずは、謝らないとな……自分から『行こう』って言いだしておきながら勝手に帰ったもんだからな……ほんと皆にはすまないことをし……)「リゼちゃーーん!」

リゼ「…!」

ココア「ご、ごめんね?待った?」

リゼ「いや、私も今着いたところだ」

ココア「とりあえずどこか……あっ!あそこのベンチに座ろ?」

リゼ「ああ…」


ーーーーーーーーーーーー

ココア「はい、リゼちゃん!コーンポタージュで良かった?」スッ

リゼ「悪いなココア、後で返すから」

ココア「ううん、このくらいいいよいいよ」

リゼ「ゴクッ………ハァ」

ココア「ゴクッ…」

リゼ「………」

ココア「………」

リゼ「…今日は悪かったな、急に帰ってしまって」

ココア「謝るのは私の方だよ。リゼちゃんがまだ試着終ってないのに急にカーテン開けちゃって………ごめんね」

リゼ「それは気にしないでくれ。あの服後で服屋に返してこないとな…」

ココア「それなら安心して。リゼちゃんが逃げた後、私たちでその服買ったからね。高かったんだぞ~?」

リゼ「うっ、…本当にすまないな。後で返しておくから」

ココア「それにしてもリゼちゃん急に叫びだしてあの服を着たまま逃げちゃうんだもん。私ビックリしたよ」エヘヘ

リゼ「なっ…///!?やめろぉ、思い出すなぁ///!」

ココア「ふふっ、やっと元気になってくれたね♪」

リゼ「え?」

ココア「リゼちゃん、なんだか元気なさそうだったから」

リゼ「…そんなことないさ。で、私をここに呼んだ用件はなんだ?何か言いたいことがあったんじゃないのか?」

ココア「あ、そうだった。リゼちゃんに言いたかったことまずは一つ目!!!」ビシッ

リゼ「っ!?」ビク

ココア「急に勝手にいなくなっちゃダメ!私も皆もリゼちゃんのこと心配したんだからね?」

リゼ「本当にすまない……」

ココア「わかったならよろしい!二つ目!! リゼちゃんさ、何か悩みをかかえてない?」

リゼ「かかえてない」

ココア「即答!?ほ、本当に?」

リゼ「…ああ」

ココア「そ、そっか~、私てっきりリゼちゃんが何か悩みをかかえていて困っているのかと思っていたよ…私の早とちりだったみたい」エヘヘ

リゼ「…どうして私が悩みをかかえていると思ったんだ?」

ココア「うん?だってなんだか最近のリゼちゃん、ボーっとしていることが多かったから……何かあったのかなーって思ってさ、でも私の勘違いかもしれないし……リゼちゃんに直接聞こうかどうか迷ってたんだ」

リゼ(ココア……私の事を心配してくれていたのか…)

ココア「そっかー私の勘違いだったか~、私なんだか安心したよ♪」

リゼ「…なあココア。一つ聞いていいか?」

ココア「うん、何?」

リゼ「あの……ココアから見て、あの服は私に似合っていたと思うか?」

ココア「もちろんだよぉ~!最初見たときはギャップ?に驚いたけどすぅっごい可愛かったよ!リゼちゃんもあーいう服着るんだなぁって」

リゼ「そうか…///」

ココア「クスッ、リゼちゃん顔真っ赤~!」

リゼ「う、うるさい///!」

ココア「ごめんね、今日のリゼちゃん見てるとなんだかからかいたくなっちゃって♪」

リゼ「………怖かったんだ」

ココア「うん?」

リゼ「あんな女の子らしい服私なんかが着ても似合わないんじゃないかって。着ても皆から『似合わない』って言われたり、そんな目で見られるのがたまらなく怖かったんだ」

ココア「………」

リゼ「学校の被服部の皆からは、やたらクールな服や将校?みたいな服を着せられたり、だれからも女性らしい可愛い服が似合うなんて言われたことなくてそれで……グスッ」

ココア「リゼちゃん…」

リゼ「私は、女の子らしくて可愛い服が大好きなんだ!!」

リゼ「なんだか女性として見られていないんじゃないかって思い始めるようになって……それを考えたら、たまらなく怖くなったんだ…」

ココア「………」

リゼ「今日逃げだしたのもココアたちに『似合わない』って思われるのが怖くなったからっだったんだ…」

ココア「そうだったんだ…」

リゼ「はは……なんだか一人で勝手に話しちゃって悪かったな」

ココア「ううん。リゼちゃんはさ、もっと自分に自信を持った方がいいと思うんだ」

リゼ「え?」

ココア「リゼちゃんさっきから似合わない似合わないって言っているけどそんなことないよ?」

ココア「そりゃあたしかにリゼちゃんにはクールな服の方が似合うかもしれないけど、私は女性らしくて可愛い服を着たリゼちゃんも好きだよ」

リゼ「………」

ココア「リゼちゃんは女性らしくて可愛い服が好きなんでしょ?だったら何も恥ずかしがらないで堂々と着ていけばいいんだよ」

リゼ「でも、ココアはそう思ってても他の皆は…」

ココア「だーかーらー、そういうのは気にしなくていいんだって!それにチノちゃん、千夜ちゃん、シャロちゃんは決して似合わないだなんて思ってないよ!」

リゼ「そうかな…」

ココア「うん!シャロちゃんなんかあまりリゼちゃんが可愛いものだからしばらく固まっちゃったんだよ!?」

リゼ「なんだよそれ……シャロのやつ」クスッ

ココア「だからリゼちゃん、自信持って!本当は誰よりも女の子らしくて可愛くて恥ずかしがり屋で可愛い服が好きな普通の女子高生……」

リゼ「………」

ココア「そんなリゼちゃんのこと、私は大好きなんだから♪」

リゼ「うぅ…………ココアぁ…」ギュ

ココア「……よしよし」ナデナデ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ココア「落ち着いた?」

リゼ「ああ……しかしこんな情けない姿をココアに見られるとは…なんたる不覚」

ココア「何それー!?私の前ではドジ踏んでも、情けない姿をさらしてもいいんだからね!このお姉ちゃんが慰めてあげるんだから!!」エッヘン

リゼ「なんだそりゃ…」

リゼ(でもまあ、今のココアは本当のお姉ちゃんみたいだよ)

ココア「ねえ、リゼちゃん。よかったらまたお洋服を買いにいかない?今度は二人きりで♪」

リゼ「別にかまわんが…」

ココア「え!?やったぁー!リゼちゃんの可愛い姿を今度はひとり占めできる…」フフ

リゼ「おい、本音がまた漏れているぞ」

ココア「…じゃあ今度の休日に同じ集合場所、集合時間で!リゼちゃん約束だよ!」

リゼ「うん!二人だけの…約束だ!」

ココア「ってうぇぇぇ!?もうこんな時間!?早く帰らないとチノちゃんに怒られるよー!」ガタガタ

リゼ「やばっ、親父に何も言わないで家を出てきたから私も早く帰らないと……」

ココア「こうなったらリゼちゃん!途中までダッシュだよ!」ギュ

リゼ(んなっ//!?ココアのやつ急に私の手を……)

リゼ「あ、ああ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ココア「じゃあここでお別れだね」

リゼ「そうだな。…ココア」


ココア「んー?」

リゼ「今日は本当に……ありがとな」

ココア「ふふっ、どういたしまして♪じゃ、私はここで。またね『ロゼ』ちゃん!」タッタッタッ

リゼ「!!??」

リゼ(………あいつめ、ロゼの正体が私だと最初から気づいていたのか?あの時は完璧だと思っていたのに…)

リゼ(…まったく、ココアにはやっぱり敵わないや)ニコ


ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーー

ーー


ココア「リゼちゃんごめ~ん、また遅れちゃって…」ハァハァ

リゼ「はぁ、また寝坊か?」

ココア「えへへ……リゼちゃんの仰る通りで」

リゼ「まったく……さ、行くぞ」

ココア「うん!」

リゼ(……今日はどんな服をココアに見せてやろっかな♪)


おしまい


おまけ


リゼ「今日はココアとお出かけするわけだが、何を着ていこうかな……う~む、迷う」

リゼ(というかただ友達とお出かけするだけなのに、なんでどの服着るかなんて私は迷ってるんだ?)

リゼ「…………可愛く見られたいから?…誰に?…………そりゃあココアに……ってそんなこと私は全然思ってないんだからなぁー///!!」

リゼ(…って私は誰に言ってるんだ、でも………やっぱりココアに『可愛い』って言われたい…)

リゼ(最近ココアのこと考えると、こう胸が何かドキドキする……もしかしてこれは何かの病気なのか!?)

リゼ父「…………」コソッ

リゼ父(最近リゼの様子がおかしい。ある日から急に…女の子らしくなったというか……可愛い服をよく着るようになったり、一人でブツブツつぶやいていると思ったら急に顔を真っ赤にして叫びだすし……まさかリゼのやつ!?お、男ができたんじゃないだろうな!?こうしちゃおられん!)ダッ

リゼ父「おい!リゼ!!」

リゼ「わぁっ!?驚かすなよ親父…」

リゼ父「お前最近出かけること多いようだが誰とどこへ何しに出かけているんだ!?答えろ!」

リゼ「わ、私が誰とどこへ出かけようかなんて親父には関係ないだろ!」

リゼ父「いいや関係ある!俺はお前の将来の事を思って聞いているんだ!」

リゼ「将来!?何を言ってるんだ親父は。」

リゼ父「いいから早く答えろ!」


リゼ「はぁ、わかったよ」

リゼ父「………」

リゼ「そ、その…」

リゼ父「…?」

リゼ「私の事をよく思ってくれて私を変えさせてくれた大切な人がいるんだ。 その大切な人と一緒に今から遊びに行くんだよ…//」モジモジ

リゼ父「」

リゼ「どこに遊びに行くかというと………ってもうこんな時間か!?親父、今から出かけてくるからな!帰りは多分夜になるだろうから、じゃ!」

リゼ父「」

リゼ父(……う、嘘だろ)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


~ラビットハウス~

リゼ父「タカヒロ、俺はもう……駄目かもしれん」ズーン

タカヒロ(…何があった)


後に男が出来たということは誤解だったと知るリゼ父なのであった


おしまい

なんか自分が何書いてるのかわからなくなった
リゼちゃんって女性っぽくて可愛い物が好きなのに表現できないからこういうことを思っていそうだなぁ……と考えながらこのSSを書いてみました
最後まで読んでくれた方、レスをしてくれた方ありがとうございました

皆さんご存じかどうかわかりませんが、今日は天々座リゼちゃんのお誕生日です。バレンタインのことばかりに気をとられ忘れてました…

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