モバP「的場梨沙ってどんな子でしょう?」 (26)
デレステとーじょー記念
的場梨沙ちゃん紹介SS
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心「はい! というわけで始まりました♪ アイドルの魅力を余すところなく発掘していこうという趣旨のこのコーナー」
梨沙「ねえ」
心「名付けて『スウィーティーコロシアム☆』! やん、我ながらイケてるネーミング☆」
梨沙「ちょっと」
心「記念すべき第一回は~、じゃーん☆ 今をときめく12歳! 的場梨沙ちゃんの魅力に迫りたいぞ☆」
心「つーわけで、さっそく始めていきましょうか解説の二宮さん」
飛鳥「そうですね」
梨沙「聞こえてるでしょうが! 無視すんな!」
心「もう、ノリ悪いぞ♪」
飛鳥「そうですね」
梨沙「知らないわよ。なにこれ、急になにを始める気なわけ」
心「しょうがないから説明してあげよう♪」
心「梨沙ちゃん、今度アイドル雑誌のインタビュー受けることになってるでしょ?」
梨沙「そうだけど」
心「つまり、今まで梨沙ちゃんをよく知らなかった人にキミの魅力を伝える大きなチャンスなわけだ☆」
梨沙「そのくらいはわかってるわよ。だからちゃーんと話す内容も考えてるし」
心「では質問です。あなたはどんな女の子ですか?」
梨沙「世界一セクシーでかわいくて華やかだから、トップアイドル間違いなし!」
心「ほらー、そうやって主観100パーセントの内容しか出ないじゃん」
梨沙「きゃ、客観的に見てもそうなのよ!」
心「そうは思えないけどなあ……どうですか解説の二宮さん」
飛鳥「そうですね」
心「ほら!」
梨沙「ほら、じゃないわよ。飛鳥なんてさっきからずっと本読んでてまともに返事してないじゃないの」
心「この状態だとなんでもうなずいてくれるから便利だぞ♪ まるでお人形さんみたい」
飛鳥「残念ながらボクはただのマリオネットで終わるつもりはないよ」スクッ
心「うわっ、いきなり復活した!」
梨沙「人形って言葉に反応したわね」
心「とにかく! しっかりインタビューで評価を稼ぐために、梨沙ちゃんの客観的な特徴を知る必要があるわけよ♪」
梨沙「だから、さっきので十分客観的だって」
心「なら、今からやることで答え合わせすればいいじゃん♪ 本当にさっきので正解なら、それはそれでよし☆」
梨沙「……しょうがないわね。付きあってあげる」
心「そうこなくっちゃ♪」
飛鳥「他人を知ることは、そのまま己の鍵を開くことにもつながる……ボクも乗らせてもらおう」
心「参加者はあと二人います。どうぞ!」
晴「もう入っていいのか?」
ありす「ずいぶん待たされました……必要だったんですか? さっきまでの演出」
梨沙「……アンタたち、暇なの?」
晴「失礼だな。お前のためを思って参加してるんだぞ」
心「というわけで、梨沙ちゃんを除く皆様にはフリップボードとペンをお配りしています」
心「今からはぁとが質問をしていくから、自分の思った答えを正直に書いていってね☆」
晴「思った通りでいいのか? 客観的がどうとか、さっき言っていたけど」
ありす「全員の主観的な意見を平均すれば、客観的な意見に近づくという考えだと思います」
晴「おお、なるほど」
心「それでは、梨沙ちゃんのツッコミのせいで前置きが長くなってしまいましたが」
梨沙「さらっとアタシのせいにするのやめて」
心「第一問☆ 的場梨沙を一言で表すなら?」
飛鳥「王道にして究極の質問だね」
梨沙「ま、当然セクシーとかかわいいとかそういう答えが出るに決まってるわ!」
飛鳥「書けたよ」
晴「オレも」
ありす「同じく書けました」
心「よし♪ では、回答オープン☆」
心「ナマイキ」
飛鳥「生意気」
ありす「生意気」
晴「ファザコン」
梨沙「アンタにだけは言われたくないって子がいるんだけど」
飛鳥「ありす、呼ばれているよ」
ありす「飛鳥さん呼ばれてますよ」
梨沙「アンタたち両方よっ!」
心「的場梨沙、12歳。身長143センチから繰り出される口の悪さはやはり印象に残るようです」
心「しかし安心してください♪ はじめはとっつきづらいかもしれませんが、発言内容はおおむねまともで常識人です☆」
飛鳥「変わり種ぞろいのアイドル達の中では、標準的な感性の持ち主だね。しかも場に流されない意思の強さも持ち合わせている」
飛鳥「ボクはそこが気に入っているんだけど……」
梨沙「まったく、なんで最初に出るのが『生意気』なのよっ」
梨沙「その点晴はいい子ね! ファザコンって言い方はアレだけど、パパ大好きっていうのはアタシの自慢のひとつだもん」
晴「お、おう」
晴「(最後まで答えを迷ったことは言わないでおいたほうがいいな、これは)」
飛鳥「……聞いていないか」
心「飛鳥ちゃんのデレがスルーされちゃったね☆」
飛鳥「別に、デレなんてほどのものでもないさ」
ありす「身長の話が出たので補足しておきます」
ありす「梨沙さんの血液型はB型。誕生日は11月19日でさそり座。利き手は右です」
飛鳥「さそり座の女……」
心「いい曲だよな☆ サンキューアリスペディア☆」
ありす「語呂悪いですね」
晴「B型っぽいよな。マイペースだし」
梨沙「アタシのやることはアタシとパパが決めるわ!」
梨沙「ところで、アリスペディアがダメならアリペディアとかどう?」
ありす「蟻みたいでなんだか嫌です」
梨沙「じゃあリスペディア」
ありす「リスなら……かわいいので、まあいいです」
飛鳥「(リスペディアと言われて、すぐにありすを連想できるかと問われると微妙だけどね)」
心「話を戻しましょう♪ 晴ちゃんの答えにあった通り、梨沙ちゃんはファザコン……つまりパパ大好きっ娘なのです☆」
晴「ウチの事務所じゃ、もう知らない人いないんじゃないか?」
ありす「毎日10回はお父さんの話を聞かされますし」
梨沙「パパがかっこいいんだもん! だから好きになるのはトーゼンよ」
心「仕事で会う俳優とか男アイドルよりも?」
梨沙「当たり前でしょ! 世界一優しくてかっこよくて頼れるのがアタシのパパ!」
心「わお、言い切った♪」
飛鳥「決して揺らぐことのない確たる価値観がある……ボクは少し羨ましいよ」
ありす「さっきから、飛鳥さんの梨沙さんへの評価が妙に高くないですか」
晴「そうか?」
心「それでは第二問、いってみよー☆」
心「的場梨沙の外見的特徴! ひとつあげるならどれ!」
飛鳥「これもほぼ一致するんじゃないかな」
心「みんな書くの早いな☆ それでは回答オープン☆」
飛鳥「ツインテール」
ありす「ツインテール」
晴「ツインテール」
心「アホ毛」
飛鳥「あー」
ありす「惜しいですね」
晴「もうちょっとだったのにな」
梨沙「空気読みなさいよ」
心「いや、これ別に答え一致させるゲームじゃないからね?」
飛鳥「ツインテールは説明不要だろう」
ありす「この事務所で一番ツインテールと言っても過言ではないです」
晴「長いもんな、しっぽ。振り回したら武器になりそうだぜ」
梨沙「そんな雑な使い方しないわよ」
ありす「気に入っているんですよね、その髪型」
梨沙「もちろん! かわいいし、パパも似合ってるって言ってくれるし」
心「あ、そろそろいいですか? アホ毛の話」
梨沙「えー」
心「なんでそんなイヤそうなの!? 傷つくぞ☆」
梨沙「だって……アホ毛って、頭の上にあるコレでしょ?」
梨沙「考えてみたんだけど……アタシのこれ、アホ毛じゃないわよ」
飛鳥「まあ、そこまで目立つほどサイズがあるわけでもないからね」
ありす「それこそ、心さんのアホ毛くらいの大きさがあれば別ですけど……」
心「そう、そこだよっ!」
心「ツインテールでアホ毛と言えば、これすなわちシュガーハート☆」
心「つまり、同じ特徴を持つ梨沙ちゃんを将来のはぁとの後継者に」
梨沙「イヤよそんな痛いキャラ」
心「直球すぎて泣くぞコラ☆」
こんな感じでテキトーに書いていきます
書き溜めないので今日はもう寝ます
晴「あと、見た目で目立つとこと言えば……目、か?」
ありす「くりくりしていますけど、ツリ目気味ですね」
飛鳥「目が大きいというのは、女性らしさを示すシンボルのひとつとされている」
心「ツリ目による厳しさとくりくりおめめの可愛らしさを兼ね備えている……うん、強い♪」
梨沙「………」
心「……あれ、喜ばないの?」
梨沙「え? 上げて落とすパターンじゃないの?」
飛鳥「警戒しすぎだよ、梨沙。子どもはもっと素直でいい」
梨沙「じゃあもっと警戒する!」
ありす「逆効果でしたね」
晴「子ども扱い、嫌いだもんな」
飛鳥「やれやれ」
梨沙「あー、なによその目?」
飛鳥「面白いな、と」
晴「あ、そうだ。ひとつ質問」
梨沙「なによ」
晴「もしパパがポニーテールのほうが好きって言ったらどうするんだ?」
梨沙「………」
梨沙「………」
梨沙「………」
梨沙「………」
晴「固まって動かなくなったぞ」
心「ガチの長考だ」
ありす「今、梨沙さんの心の中では激しい葛藤が繰り広げられているんですね」
飛鳥「結果から言うと、10分の長考の末答えは出なかった」
飛鳥「父の言うことをなんでも聞くわけではない……まあ、当然と言えば当然か」
心「ほいほい、それじゃ第三問☆」
心「的場梨沙と一緒にいて、意外だと思った一面! どうぞ☆」
飛鳥「これは答えが割れそうだな」
心「割れた方が話のネタが増えるから、よし♪」
晴「意外、か……うーん」
梨沙「意外と巨乳」
晴「そんなデカくないだろ、お前」
梨沙「ちぇー」
ありす「これからです。私も梨沙さんも」
梨沙「ありす……そうよね! アタシたち、これからが成長期だもん!」
梨沙「ねっ!」
飛鳥「なぜボクに向かって微笑むのかな」
梨沙「飛鳥もまだまだ成長期だから、安心しなさい!」
飛鳥「……余計なお世話だ」プイ
心「そろそろ書けたかな? それじゃ、回答オープン!」
飛鳥「意外となんでもそつなくこなす」
ありす「意外と面倒見がいい」
晴「意外と動物に好かれる」
心「意外とプロ意識が高い」
梨沙「………」
梨沙「お、オチは」
心「ないから心配すんな☆」
ありす「すでにツッコミ役としてのプロ意識の高さがうかがえます」
心「まずは飛鳥ちゃんのからいってみよー♪」
飛鳥「Pに無茶振りされても、文句を言いつつ応えるあたりに適応能力の高さを感じた」
梨沙「まあ、トップアイドルになるために必要なことだって言われるから……それに、どんな仕事でも楽しまなきゃやる意味ないし」
梨沙「楽しむためには、ちゃんとやらなきゃいけないでしょ?」
心「このへんが、はぁとの書いた『プロ意識が高い』につながるわけです」
心「普段パパパパ言ってる割に、仕事には熱心だからこの女はあざとい!」
梨沙「あざといってなによ!」
晴「あざといかどうかは知らないけど、まあ真面目だよな」
ありす「特にダンスに関しては、ミスがなくなるまでリハーサルを続行したがるくらいですし」
梨沙「ダンスは得意分野だから、絶対失敗したくないのよ」
梨沙「ダサいのは嫌じゃん」
心「ちっちゃいくせにたいしたもんだ☆」
梨沙「ちっちゃいは余計」
ありす「私は面倒見がいいと書きました。迷子を見つけた時とか、しっかり対応していたと聞いたので」
ありす「他にも、イベントの列整理をテキパキ手伝ったり……世話焼きなんですかね」
梨沙「そんなつもりはないけど……世話焼きな女の子って、パパに好かれるかしら」
ありす「梨沙さんのお父さんの好みまでは知りませんけど、基本的には好まれるんじゃないですか」
梨沙「じゃあ世話焼きでいいわ♪」
ありす「いいのかな、そういうので」
飛鳥「いいんじゃないか。言葉による定義なんて、それくらい曖昧なのが普通さ。だからこそ、人は簡単にその境界を打ち破っていく」
心「最後、晴ちゃんの書いた動物に好かれるっていうのは……はぁとたちも知ってることかな♪」
晴「ホワイトタイガーにぷにぷにされたって、何度も自慢してたしな」
心「その自慢する時の顔がまたうれしそうなこと♪」
飛鳥「(スルーされた……)」ショボン
飛鳥「……オーストラリアのジャングルに行った時も、一番懐かれていたのは梨沙だったね」
飛鳥「まあ半分動物達に遊ばれていたような気もするが」
梨沙「う、うるさいわね」
梨沙「(馬に髪食べられそうになったこと、ばれてないわよね?)」
心「動物に好かれる人間に悪人はいないって言われるから、梨沙ちゃんもそうなんじゃない?」
梨沙「あ、そんなのあるんだ」
梨沙「ふっふーん! 動物にはわかっちゃうのね、アタシの価値ってヤツが!」
晴「急に元気になったぞ」
ありす「自分に有利な内容の話はとりあえず信じるタイプなのでは」
梨沙「うっさい!」
飛鳥「でも、強い子だとは思うよ。ボクはキミの姿勢を讃えたい」
心「ま、総合するといい子だよね♪ 口悪いけど」
晴「なんだかんだ困ってる時は手伝ってくれるし、いいヤツだよな。口悪いけど」
ありす「口悪いですけど」
梨沙「いちいち後ろに余計な一言つけるんじゃないわよっ! あとありすはなんかいいトコも言いなさいよ!」
心「あ、そうそう忘れてた。ここまで見ていただいてわかる通り、このツッコミ能力は相当なものだぞ☆」
飛鳥「ポテンシャルを秘めているね」
梨沙「はあ、はあ……ちょっとツッコミ疲れた」
心「とりあえず、こんなもんでいいんじゃないかな♪」
ありす「ここまでの意見をまとめれば、それなりに完成度の高いものになりそうです」
飛鳥「……しかし、改めて振り返ってみると」
晴「梨沙って……」
心「カワイイよな☆」
飛鳥「うん」
ありす「はい」
晴「うんうん」
梨沙「えっ、なにいきなり?」
心「いやあ、この小さな身体に秘めた情熱。キツイ言動の割に面倒見がいい、なんてギャップ萌えも完備してるし……」
心「生意気さもチャームポイントに昇華するくらいだなぁ♪」ナデナデ
梨沙「にゃっ!? ちょ、なんで頭なでて」
飛鳥「ふむ……確かに、見ていて面白い子だ」ナデナデ
ありす「なで心地いいですね。くせっ毛が引っかかってちょうどいい具合です」ナデナデ
晴「なんかみんなやってるからオレも」ナデナデ
梨沙「ちょっと……くすぐったいって!」
心「なでなで」
飛鳥「なでなで」
ありす「なでなで」
晴「なでなで」
梨沙「お、押し潰される……っ」
梨沙「うわーーっ!!」
P「今日も平和よの~」ズズズ
ちひろ「ですね~」
おしまい
おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
見切り発車で始めるとオチが思いつかなくてぶん投げENDになってしまいますね
次はちゃんとしよう
というわけではやくしゅがはさんがデレステに来ないかなー
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