レイン・ザ・アナーキー (21)
ニュー・オースティン
チョヤ・スプリングス、アルマジロ
カランコロン
リー・ジョンソン「誰だ」
「私だよ」
リー「……中に入れ」
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口元のナフキンを外して9歳ぐらいの少女と連れの18歳ぐらいの少年が保安官事務所に足を踏み入れた。
リー「何か……飲むか?」
「私はいらないけど、エレンは?」
エレン・イェーガー「俺もいらない。それより保安官」
リー「ああ…解ってる。マーストンのことだな」
「どこに居るの?」
「キシャアアアッ・・」
「ノォ、ノォ、ノオオオォォッッ・」
少女は牢屋に入った歩く死人が罪人に襲い掛かってる様子を眺めながらリーに哀願した。
「保安官、今、起きてる”事態”はジョンが何か知っている」
「私は彼に会わなきゃならないんだ……お願いだから教えて下さい」
リー「すまない、お嬢さん。私はなにも知らないんだ」
リー「だが、」
「だが?」
リー「こんな噂を聞いたな」
エレン「噂とは…」
リーの話した噂とはこうだ。
ジョン・マーストン似た男が石仮面を被り、墓から死者を蘇らせていると。
「石仮面ねぇ……」
エレン「その噂は最近、流れて来たんですか」
リー「ああ。その石仮面の男はメキシコで何かをしているらしい」
「メキシコか〜 ありがとう、もう行くよ」
リー「お嬢さん」
「?」
リーは煙草を咥え、少女にこう助言した。
リー「泥棒、強盗、誘拐は減ったが」
「殺人、吸血、疫病の類は流行しているようだ。だから気をつけろレイン」
レインは笑顔で
レイン「了解、保安官」
そう返答してアイテム欄からS&W M629パフォーマンスセンターカスタム(改)を取り出し牢に居る死人と蘇った罪人の眉間を瞬時に撃ち抜いた。
そのまま、エレンと共に保安官事務所を出た。
マクファーレン牧場 入口
キィィッ!
ガチャッ
碇シンジ「ここが……」
冴羽・「マクファーレン牧場だ。主に顔を出すか?」
シンジ「うん……」
M1151ハンヴィー(LSDカスタム)の後部座席から降りたシンジはチョッパーから降りたリョウの問いに食い気味な返答した。
ウィーン
相田ケンスケ「おい、ハンヴィで乗り込むのか?」
シンジ「いやっ……悪目立ちするから徒歩で入ろう」
リョウ「何を今更って感じだけどな……」
シンジ「ケンスケ、トウジを起こしてくれないかな。後、士郎くん達はここで待機して」
ケンスケ・衛宮士郎「了解」
リョウのぼやきをスルーしつつ、士郎はレミントンM870 スキャッターガン(改)をアイテム欄から取り出しM1151から降車した。
M1025ハンヴィー(LSDカスタム)に乗車しているケンスケは隣で寝ている鈴原トウジを起こしシンジ達と共にマクファーレン牧場を入った。
マクファーレン家 前
ボニー・マクファーレン「貴方たちは一体……」
シンジ「すみません、お嬢さん。申し訳ありませんが……」
「ァァッ……」
一同「……」
納屋から聞こえる呻き声に一瞬、固まる一同。
30秒後に口を開いたのはシンジだった。
シンジ「お父様はどこに?」
ボニー「納屋にゾンビを誘き寄せようと囮に…」
リョウ「いつから?」
ボニー「昨日からよ」
シンジ「トウジ、ここに残ってボニーさんを。2人とも行くよ」
ボニー「あの…」
鈴原トウジ「心配せんでええ。あんたのオトンの安否を確認するだけや」
ボニー「貴方達はなぜ、そんな事をしてくれるの?」
トウジ「まぁ……ちょっとした自己満足や」
腕を組みながらトウジはボニーと共に納屋に向かう3人を見送った。
納屋 正面
ガチャガチャ
シンジ「カギが掛かってる」
リョウ「仕方ない。裏に回るか」
シンジ「ケンスケ、待機して」
ケンスケ「了解」
シンジ「先行するから援護よろしく」
リョウ「任せな」
シンジはアイテム欄からコルト パイソン ステレンス 6in(改)を、リョウは背後でレミントンM870 (改)を構え裏に回った。
納屋 裏
リョウ「大丈夫か?」
シンジ「意外と頑丈みたいだよ」
運よく納屋の裏には木製の階段が作られていたのでそこから侵入した。
屋根裏
リョウ「おい、下をみろ」
シンジ「案の定だね」
3体の屋根裏から下を覗くとゾンビが徘徊していた。
リョウ「おいおい、ラペリングする必要ないだろ。梯子あるんだから」
シンジ「ラペリングした方が対処しやすい場合もあるよ…… あらよっと」
そう言ってシンジは心配するリョウをよそにラペリングした。
途中まで上手くいっていたが
ブチンッ
ラペリングに利用していた投げ縄が千切れた。
シンジ「あいたっ」
フレッシュ・ゾンビ「キシャアッ・・」
駆け寄ってきたフレッシュ・ゾンビの頭を撃ち抜いた。
頭が粉砕し身体がシンジに倒れ掛かった。
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