べジータ「別に好かれなくても良いが一応は俺の責任だからな、償うか…」
べジータはドラゴンボールを集めシェンロンを呼び出した…
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シェンロン「さあ願いを言え…」
べジータ「地獄に居るナッパを生き返らせてくれ!」
シェンロン「たやすい願いだ…さあナッパを生き返らせたぞ、次の願いを言え」
べジータ「ナッパを此処に転送してくれ」
シェンロン「たやすい願いだ…」
ナッパ「あれ?ここは…ってベ、べジータ!?」
べジータ「よう、久しぶりだなナッパ。あの時はすまなかったな」
ナッパ「俺はたしかあんたに殺されて地獄に居たはず…それがなんで!?」
べジータ「俺が生き返らせたんだ、お前にも随分とひどい事をしたからな、その侘びだ」
ナッパ「いくらなんでもあの時はひどすぎましたぜ!」
べジータ「まあ生き返ったんだ、そういうな」
べジータ「もうあんな真似はせん。安心しろ」
ナッパ「ま、まあ生き返れたんだしいいか、それと地獄で見てましたぜ!べジータがあのフリーザを圧倒するなんて…!」
べジータ「やつは一度ドラゴンボールで生き返ったが再び地獄に送り返された、二度と戻ってくる事ないだろうぜ」
ナッパ「そういやこっち側の地獄にゃ戻ってこなかったな…地球の地獄ってとこに搬送されたとかで」
べジータ「そんな事はどうでもいい、久々に再開して申し訳ないんだがナッパよ」
ナッパ「お?前みたいに暴れまわりたいってやつですか?フリーザさえ倒したべジータに敵なんて居ませんぜ!俺たちの怖さを再b」
べジータ「くだらん。そんなことをしても時間と体力の無駄だ、それをこれからお前に教えてやる」
ナッパ「へ…地球を滅ぼさないんですかい?」
べジータ「ふん、まあついてこい」
孫家
悟空「ようべジータ…それと…おめぇは以前おらと戦ったサイヤ人じゃねーか!」
ナッパ「カ、カカロット!?べジータ!これは一体!」
べジータ「すまんカカロット、しばらくこいつと一緒に暮らしてくれんか?」
悟空「え?なんでだ?」
べジータ「ナッパは根っからの戦闘狂で戦いしか興味の無い単細胞だ、お前らのような甘ったれた家庭で生活すればすこしは教養が身につくだろうと思ってな」
ナッパ「何を言ってやがるんです!俺はごめんですぜ!」
悟空「そっか、そういうことか!おし!いいぞ!」
べジータ「ふ」
ナッパ「」
悟飯「お前は…あの時のサイヤ人!?」
チチ「だれだべこの人?」
悟天「お父さんのお友達?」
ビーデル「初めて見る方ですけど…」
ナッパ「けっ」
悟空「今日からしばらくおらん家で面倒みることになったからよ!頼むぞ!べジータから頼まれたんだ!」
悟飯「べジータさんが…どうして…」
悟空「なんかあいつにも考えがあるみてーでさ!」
ナッパ「言っておくが俺はべジータの頼みでこうしてるわけでテメェらと馴れ合うつもりなんてこれっぽっちもねーからな!」
悟飯「相変わらず乱暴だなあんたは…」
ナッパ「あん?てめぇはたしかカカロットのガキか…俺に逆らったらどうなるかまた教えてやるぜ」
悟空「やめたほうがいいぞナッパ、今のおめぇじゃ悟飯にゃかてねぇぞ…」
ナッパ「なにぃ?こんなもやしに負けるかよ!」ブオン!!!
パシ
ナッパ「へ…」
悟飯「家の中でそんな事をしたらあぶないだろ…?」
ナッパ「いででで!なんだこいつ!こんなに強くなってやがったのか!」
悟空「おらと一緒に居ればおめぇももっとつよくなれっぞ?」
ナッパ「な…なんだってぇ!?」
悟空「ああ、そんかわりおらの農業とか手伝ってもらう事になっけどな!」
ナッパ「(そうか…その手があった…こいつらを利用して俺もべジータやカカロットのように青色の姿に変身できる能力を身につければ…)」
ナレーション「しかし、そんなナッパの思惑は時間がたつにつれ薄れて行き…そして」
チチ「悟空さナッパさ!さあお弁当できただぞ!」
ナッパ「お、いつもすんませんチチさん!」
悟飯「ナッパさんが来てから、食費が浮いて助かってます」
ビーデル「いつも魚やお肉を狩で調達してくれて助かるわ」
悟天「おじちゃんにお父さん、仕事がんばってね!」
ナッパ「おう坊主!いってくるぜ!」
悟空「そんじゃまたな!」
ナッパ「カカロット、早く仕事を終わらせて組み手やろうぜ!」
悟空「そうだな!ナッパのおかげでもうほとんどの作業が終わって助かっぞ!」
ナッパ「ただ飯食わせてもらってるんだ。こんくらいはしないとばちが当たるぜ」
悟空「はは、遠慮すんなよナッパ、おめぇもすっかり家族なんだからよ」
ナッパ「へへ、照れること言うなよカカロット。さあ、終わらせて組み手だ組み手!」
………
……
…
ナッパ「はぁぁぁぁあ!!!」バチバチ
悟空「よし、スパルタもあってかスーパーサイヤ人2までなれるようになったぞナッパ!」
ナッパ「へへ、これでカカロットやべジータに少しでも近づけたかな?」
悟空「いいや、まったく程遠いぞ!まだまだ序の口だ!」
ナッパ「ったくはっきり言いやがるぜ。とはいえスーパーサイヤ人になれたことは嬉しいな」
悟空「おらだって相当苦労したんだ。おめぇもいつかはおら達と肩を並べられるくらい強くなれっさ!」
ナッパ「チチさんの弁当は相変わらず格別だぜ…!」ムシャムシャ
悟空「やっぱ修行のあとの飯は最高だぞ!」がつがつがつ
野良犬「くぅん…」
ナッパ「お…腹減ってんのか?ほれ、肉を分けてやるぞ」
野良犬「きゃんきゃん!」はぐはぐ
悟空「ナッパ、おめぇ此処に来てからだいぶ変わったなぁ、今じゃまったく悪い気を感じねぇぞ?」
ナッパ「以前よりかなり強くなった変わりにお前らの甘さが移っちまったようだな、べジータの気持ちが今になって解ったぜ…」
悟空「お?なんか言ったか?」
ナッパ「べ、別になんでもねーよ!///」ガツガツ!
悟空「あ!それおらのチャーシュー!」
ナッパ「そう固い事言うなよカカロット!」
べジータ「よう、調子はどうだナッパよ」
ナッパ「べジータ!おかげさまでスーパーサイヤ人になることが出来たぜ!」
べジータ「ほう、大した進歩だな」
悟空「お、べジータ!今日はどうしたんだ?」
べジータ「カカロット、これからナッパを少し借りるが良いか?」
悟空「別に良いけどどうしたんだ?」
べジータ「まあ、ちょっとした償いってやつだ」
悟空「なんだそりゃ?」
舞空術中
ナッパ「で、どうしたんですか急に呼び出して」
べジータ「お前覚えてるか?あの時二人の人間を殺したのを」
ナッパ「えーと…ああ…あの目が三つの男と小さなガキを…」
べジータ「そうだ。今俺は一応地球の奴らに仲間だと思われている…だがあの二人にはたぶん今現在でもだいぶ嫌われている筈だ」
ナッパ「無理もねえ、あんなひどい仕打ち…よくよく考えればあの時俺は死んで当然のことをしていたんだ…殺してくれて感謝しますぜべジータ」
べジータ「感謝されてもこまるんだがな…とりあえずあいつらに許してもらうたびに侘びを入れに行く、だから貴様を生き返らせ改心させたのだ」
ナッパ「そういう事ならよろこんで!」
天津飯宅
ピンポーン
チャオズ「だれだろう。お客さんかな?」
ガチャ
ナッパ「よ…よう…」
チャオズ「お…お前は…サイヤ人!?」
天津飯「下がっていろチャオズ!フリーザの次は貴様が蘇ったのか…一体なんだというんだ…!」
ナッパ「まってくれ…俺は!」
天津飯「黙れ!理由はなんであろうと俺達は貴様を絶対に許さん!」
べジータ「天津飯!まて!」
天津飯「べジータ…お前まで一体どういうつもりだ」
べジータ「実は…」
天津飯「侘びだと?いまさら馬鹿馬鹿しい…プライドの塊である貴様がそんな事をするとは到底思えんな」
べジータ「やはり信じてくれんようだな…だが当然か…お前達にした行為は決して許されるものではない…だがそれでも謝らせてくれ…すまん」ぺこ
ナッパ「すみません」
チャオズ「はわわ…天さん…」
天津飯「…お前ら…本気なのか…」
ナッパ「べジータ以上に俺のほうが謝らなきゃならねぇ…この二人には散々ひどい事をしたんだからな…」
天津飯「良いだろう、べジータはたしかに過去は極悪だったが今はまんざらでもない、謝罪を受け入れよう」
べジータ「本当か…!」
天津飯「ただしもう一人のサイヤ人、たしかナッパだったか…貴様は信用したわけではない」
ナッパ「…」
べジータ「ああ、だから俺の提案だ…こいつをしばらくお前の家に預ける。こいつの変わった姿をみて許すか許さないか判断してくれ…俺は先に帰る」
天津飯「」
ナッパ「お前らに精一杯の償いをするぜ!」
そして更に時はたち
ナッパ「畑を耕して野菜の種をまき終わったぜ!天津飯!チャオズ!次は何をすればいい?」
天津飯「あ…ああ…次はこっちの畑を頼む…」
ナッパ「おうよ!任せておけ!」
ザクザクザク
チャオズ「わわわ…あっという間に畑がたがやされてく…」
野良猫「にゃ~」
ナッパ「何だぁお前ら?腹減ったのか…なあ天津飯!こいつらに飯やってもいいか?」
天津飯「ん…あ、ああ…今持ってくる…」
チャオズ「あの時の凶暴なサイヤ人とは思えない…」
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