由暉子「さて、インターハイも終わったことですし、夏休みの宿題の残りに取り掛かりましょう」
由暉子「問題集はほとんど終わらせたのですが、残るは読書感想文と自由作品自由研究ですね」
由暉子「読書感想文はどうとでもなりそうですけど、自由研究と自由作品のどちらを選び、何をしましょうか」
1.小説を書く
2.廃墟の探索記録
3.自分の王国を作る
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安価下
由暉子「そういえば昔、絵本で読んだことがあります」
由暉子「ぐーたらな少年が、新種の植物の種子を手に入れ、その植物で家を作り食料を作り植物油からインクを作り、最終的にそれを文化にして国を作ってそれを自由作品にしたとか」
由暉子「私も、自分の国を作って自由作品にしましょう」
由暉子「というわけで手伝ってください」
成香「なんでやねん」
由暉子「有珠山高校から北の山に、私は自分の国を作ろうと思います」
成香「はあ」
由暉子「そしてその叙事詩を自由作品に提出します」
成香「はあ」
由暉子「だから手伝ってください」
成香「はあ?」
成香(……よくわからないけど、秘密基地を作る感じでしょうか)
成香(まあ、そのくらいなら付き合いますか)
成香(なにせ、私は先輩ですからね!)フンス
成香「わかりました。手伝いますよ」
由暉子「それじゃあまずはこの辺に拠点を作りますね」
成香「はい」
トンテンカントンテンカン
拠点ができあがった!
成香「まあ小っちゃい家を草で作って周りを木の柵で囲んだだけですけどね」
由暉子「いいんですよこれで。私の夢の第一歩です」
由暉子「さて、ここから領土を広げますよ」
ここからどうする?
1.辺りを探索する
2.兵糧を確保する
3.防衛を整える
安価下
由暉子「この私の国を、真屋文明と名付けます」
成香(マヤ文明?)
由暉子「とりあえずまずは山の地形を把握します」
成香(地図を見ればいいんじゃ……)
由暉子「さあ、探索にでかけましょう」
成香「はあ……」
……
…
・
由暉子「とりあえずこの辺が、山の中心部に……」
ガシャンガシャン
成香「ひっ!」
由暉子「なんですかこの音は!?」
侵入者だ……
捕まえよう……
.
由暉子「これは、鳴子!?」
成香「一体誰がこんなものを……」
ガサガサ
由暉子「誰かが近づいてきます!」
成香「ひっ……!」
爽「あれ、ユキと成香じゃん」
揺杏「二人とも何してんの?」
.
成香「ゆ、揺杏ちゃんと爽ちゃん……」
由暉子「び、ビックリしました……」
爽「いやーまさか成香とユキの二人がいるなんて。驚かせてごめんごめん」
揺杏「ところで二人とも何をしてるの?」
成香「実は、カクカクシカジカシカクイムーブという理由で……」
由暉子「この山を私の王国を作りだすんです」
爽「なるほど……じゃあ、私たちの敵になるな」
由暉子「えっ?」
爽「ふふふ。かくいう私もこの山に秘密基地を作ってるのさ」
由暉子「な、ナンダッテー」
成香(あの、揺杏ちゃんももしかして……)
揺杏(……まあ、いつも通り爽の思いつきに振り回されてるっていう感じ)
由暉子「くっ……まさかこんな所に先住民がいるなんて……」
爽「ふふふ。私と揺杏は小さい頃からこの山を知っている。はたして私と由暉子にどっちの地の利があるかな?」
由暉子「成香さん、ひとまず私たちの拠点に引き返しましょう!」
成香(むしろおうちに帰りたいです)
爽「揺杏、私たちにこの山の征服の夢の敵対戦力が現れたから、いったん作戦をねるぞ」
揺杏(女子陸上の結果気になるなー)
……
…
・
由暉子「というわけでこの山を征服するために、爽先輩たちは避けて通れぬ道です」
成香「まあ、そうでしょうけど……」
成香「私は爽ちゃんと揺杏ちゃんとは小さい頃からの付き合いですけど、二人とも一筋縄では勝てない相手ですよ?」
由暉子「そうですか……」
成香とは高校からの付き合いだよ
由暉子「とりあえずどうしましょう」
1.先んずれは人を制す。奇襲をかけます
2.カツ煮込みが無ければいけません。武器を整えます
3.あの二人のことだから、急に仕掛けてくるかもしれません。防衛を整えます
4.腹が減ったら戦はできません。兵糧の確保を
5.成香先輩に偵察に行ってもらいましょう
安価下
由暉子「あの二人の事だから、急に私たちの拠点に攻撃を仕掛けてくるかもしれません」
成香「確かに爽ちゃんと揺杏ちゃんならありそうです……」
由暉子「とにかく守りを固めましょう」
成香「守りを固めるってどうやって……?」
由暉子「んー……」
1.あの人達と同じ戦略を取ります。鳴子を仕掛けましょう
2.城といったら堀。この拠点(8畳の広さ)の周りに堀を作ります
3.まあ普通に落とし穴でも掘ります
安価下
>>17
何故かチカセンと成香のポジを逆に勘違いしてた死にたい
由暉子「とりあえず落とし穴を掘りましょう」
成香「どうしてですか?」
由暉子「あの先輩方のことですから、夜中に急に奇襲をかけてくるかもしれません」
由暉子「だから、落とし穴を作りす。暗ければ気づきにくいでしょうからね」
成香「……えっと、夜中に奇襲ですか?」
由暉子「はい」
成香「その、その頃には揺杏ちゃん達も普通に家に戻ってるだろうし、私たちもおうちに帰って……」
由暉子「えっ」
成香「えっ」
由暉子「家に帰るつもりですか?」
成香「え?いやだって、お家に帰らないと……」
由暉子「成香先輩。ここは戦場なんです」
由暉子「私と爽先輩の、どちらがこの山を制すかの。いわば北海道での大坂の陣です」
成香(意味がわかりません)
由暉子「だから、この戦いが終わるまで下山ない覚悟を持ってください」
成香(えー)
成香「えっと……私はお風呂に入りたいし、とりあえず一旦お家に帰りた……」
由暉子「お風呂ならありますよ」
rア川
成香「……もしかして、野外で水浴びをしろと……?」
由暉子「大丈夫です。夏だから川で水浴びをしても風邪はひきません」
成香「……」
由暉子「さあ、爽先輩達の奇襲に備えて落とし穴を掘りましょう。一汗かいてから一緒に水浴びをしましょうね」
成香「……はい」
落とし穴を掘った!
奇襲に耐性ができた!大型兵器で侵入されなくなった!
夕方
由暉子「それじゃあ、晩御飯にしましょうか」
成香「お弁当は用意してるけど、1日分しか持ってきてないですよ……まさか山籠りするハメになるとは思いませんでした」
由暉子「私はお米と飯盒を持ってきてますけど、これじゃあ限界がありますね」
1.食料問題をなんとかしましょう
2.食料問題は後回し。防衛に徹底します
3.そろそろ武器をなんとかしますか
4.敵地に偵察に行きます
安価下
由暉子「長期戦を見越してまずは兵糧の確保をしましょう」
成香(ああ、やっぱり長期化するんですね……)
由暉子「では農林水産大臣」
成香「えっ、私ですか?」
由暉子「なにかいい方法はありますか?」
成香「うーん……」
1.木の実やキノコを採ってきましょう
2.罠を仕掛けて野生動物を捕まえます
3.私の家からニワトリを連れてきますね
4.トマトでも栽培しませんか?(そしてその観察日記で自由研究は手を打ってくれないかな……)
安価下
成香「そうだ、私の家からトマトの苗を持ってきますね。それを育てましょう」
由暉子「なるほど。ビタミンが不足しがちな山の中でトマトを育てることでビタミンCを摂取しようという事ですか。さすがは農林水産大臣ですね」
トマトの苗を植えた!
国中のビタミンC値がちょっと上がった!
由暉子「さて、夜が近づいてます」
成香「ZZZ……」
由暉子「国防大臣。どうしましょうか」
成香「ZZZ……はっ!」
成香「えーっと、私は農林水産大臣じゃ……そもそも日本は国防省じゃなくて防衛省で……」
1.先んずれは人を制す。先攻を仕掛けます
2.まだ敵地の事がよくわかりません。今晩は偵察に行きます
3.防衛にまだ不安があります。今晩は防衛に徹しましょう
安価下
成香「まだ敵地の事がよくわかりません。私たちのように落とし穴を掘っていて、せめこんだら落とし穴に落ちる可能性もあります」
由暉子「確かにそうですね」
成香「というわけで、今晩はとりあえず諦めて寝ましょ……」
由暉子「では今晩は敵地の潜入調査に行ってきてください」
成香「」
由暉子「あ、コードネームはスネークと雷電のどっちがいいですか?」
成香「……雷電でお願いします」
……
…
・
成香「こちら雷電。ユキちゃん、聞こえますか?」
由暉子『良好です。あまり近づかないでください。鳴子が仕掛けられていますから』
成香「わかりました」
どのくらい近づく?
1.敵地が見えるところまで(発見の恐れなし)
2.爽と揺杏の会話が聞こえるところまで(コンマ30以下で見つかる)
3.いっそ内部に潜入する(コンマ60以下で見つかる)
安価下
成香「爽ちゃん達の基地は、私たちの真屋文明より一回り大きくて、中には草で編んだ家が2つと、鍋とかの調理器具に携帯用のコンロ……2人とも本気で山籠りするんですね……」
成香「とりあえず写真をユキちゃんに送りましょう」ピロリン
「で、ユキ達はどうくると思う?」
「成香がいるんだし、流石に今晩特攻はしてこないと思うよ」
成香「この声、爽ちゃんに揺杏ちゃん!」
成香「ユキちゃん、爽ちゃん達の話し声が聞こえます」
由暉子『何を話してるんですか?』
成香「もう少し近づいて聞いてみます」
由暉子『待ってください!あまり深追いは……』
ガシャンガシャン
!!
Ω Ω
成香「これは、鳴子……!」
爽「敵襲だー!」
揺杏「見つけたぞ!」
成香「ひいいいぃぃぃ!!」
GAME OVER
由暉子『雷電、何があったんだ!雷電!らいでーん!』
コンテニューしますか
安価下(コンテニュー先を指定)
成香「うーん、どうしましょか」
1.先んずれは人を制す。先攻を仕掛けます
2.まだ敵地の事がよくわかりません。今晩は偵察に行きます
3.防衛にまだ不安があります。今晩は防衛に徹しましょう
4.攻めるにしても武器が必要です
安価下
成香「今日は、明日に備えて武器を作りませんか?」
成香(とりあえずさっさと爽ちゃん達を倒せば、早く帰れるかもしれないです)
由暉子「なるほど。それはいいですね」
由暉子「けれど……どんな武器を作ればいいんですか?」
成香「え!?」
成香「えーっと……」
成香(あまり危険な武器は作りたくないです……)
どんな武器を作る?
1.近接武器
2.投擲武器
3.飛び道具
4.戦車
成香(けれど、半端な武器を作れば私達にも危険が……)
成香(そうだ、いい方法を思いつきました!)
成香「ユキちゃん、武器を作る材料を家に取りに行ってくるから、少し待っててください」
由暉子「材料ですか……?まあ、大蔵大臣のあなたに一任しているから、任せましたよ」
成香「また変わってます……」
……
…
・
成香「というわけで、これを改造します」
由暉子「これは……一輪車ですか?」
成香「はい。私の牧場で使ってやつです」
成香「この一輪車の前方と左右にベニヤ版を張って、穴を開けて害獣撃退用の空気銃を取り付けて、杭を正面につければ……」
由暉子「こ、これは……戦車じゃないですか!」
成香「これなら私たちの身も守れるし、簡単に爽ちゃん達の基地を制圧できるはずです」
由暉子「これなら勝てそうですね。それじゃあ、乗ってください」
成香「え?」
由暉子「いや、だから一輪車に乗ってください。私が押すので」
成香(しまった……!戦車は操縦手と砲撃手の2人がいないといけないんでした……!)
1.突入する。そしてさっさと終わらせて帰る
2.今日はひとまず向こうの出方をみる事にする
安価下
成香(面白そうなオモチャを与えれば1人で勝手に出撃してくれると思ったけれど……とんだ誤算でした)
成香「由暉子ちゃん。まだこの戦車は上手く機能するか試運転できていないから、今夜はひとまず守りに徹して、攻めるのは明日、テストしてからにしませんか?」
由暉子「ふむ……成香先輩の言う通りですね」
成香(ほっ)
由暉子「それじゃあ、爽先輩達が夜襲してくるかもしれないので、夜の間中は交代で見張りをしましょう」
成香(えー)
由暉子「そもそも、肝心の落とし穴だって一方向しか掘れてませんからね」
成香「うーん。そこをなんとしたいです……」
成香(……あれ?もしかしてこのまま爽ちゃん達に攻め落とされたら、私は帰れるんじゃないかな?)
.
由暉子「とりあえず、残る三方向の防衛を考えましょう」
成香「そうですね……」
1.バリケードを立てる
2.カカシを立てる
3.空気銃を設置する
安価下
成香「有刺鉄線でバリケードを設置しておきませんか?」
由暉子「なるほど。それを使えば侵入方向を落とし穴に向けられるということですね」
成香「はい。さっき一輪車のついでに家から持ってきました」
由暉子「それじゃあ、仕掛けましょう」
有刺鉄線を仕掛けた!
成香「これで防衛も完璧になったし、そろそろ寝ましょう」
由暉子「そうですね。これなら見張りを建てなくても平気そうです」
下1のコンマが50以上なら爽達が攻めてくる
さらに下2のコンマが25以下で、落とし穴のある方から攻めてくる
深夜
由暉子「ZZZ
成香「ZZZ」
ガサゴソ
揺杏「こちらスネーク。爽、聞こえる?」
爽『良好だスネーク。そっちの状況はどんな感じ?』
揺杏「見たところ、ユキと成香はぐっすり寝入ってる。今私の前方には有刺鉄線が張ってあるよ」
爽『なるほど……。成香の牧場の持ち物だな。侵入は困難なのか』
揺杏「いんや、一箇所だけ有刺鉄線が張ってないとこがある」
爽『じゃあ、そこから仕掛ける?』
揺杏「うーん。わざわざ一箇所だけ開けてあるのが怪しい。もしかしたらあそこにも罠があるのかもしれない」
爽『そっか……』
揺杏「けど、逆に言えば私たちが攻め入れば、成香達の逃げ場は無くなることになる」
爽『なるほど。じゃあなんとか有刺鉄線を突破する方法を……』
揺杏「待って、爽」
爽『ん?どした?』
揺杏「あれは……突撃車だ」
爽『は?』
揺杏「一輪車をベニヤ版で覆って、エアガンと杭を搭載してる」
爽『なんじゃそりゃ!』
揺杏「もしあんなので攻められたらひとたまりも無いな……」
爽『そんなものユキ達が作ったいてたとは……舐めてたよ』
爽『いやまてよ』
揺杏「ん?」
爽『揺杏、チカに連絡だ!いいこと考えた!』
揺杏(こんな夜中に電話かけられたら迷惑だろうなぁ……)
翌朝
成香「ふー。いい朝です」のびー
由暉子「おはようございます成香先輩」
成香「おはようございますユキちゃん」
由暉子「朝ごはんができていますよ」
成香(当たり前だけどおにぎりだけですね)
……
…
・
由暉子「さてと。これからどうしましょう」
成香「そうですね」
1.防衛を整える
2.偵察に行く
3.新しい武器を作る
4.一輪車のテスト運転
安価下
由暉子「私はこの戦車の操作練習をさておきます。成香先輩は、爽先輩達の基地の偵察に行ってきてください」
成香「わかりました」
……
…
・
成香「朝は明るいから、遠くからでも基地内部が見やすいですね」
成香「……ん?爽ちゃんと揺杏ちゃんが外に出て何か作業をしてます」
揺杏「これをこうして……」
爽「なるほど。これがあれば……」
成香「うーん。ここじゃあ見辛いです」
1.近づく(コンマ60以上で見つかる)
2.一旦帰る
安価下
成香「もう少し近づいてみましょう」コソコソ
成香「あれは……!」
揺杏「よし、もうすぐ完成だ」
爽「いやー、チカが朝早く持ってきてくれて助かったよ」
成香「あれは……チカちゃんの避難車!」
成香「私達と同じように、ベニヤ版で覆って武器を搭載して改造してる……」
成香「こんなのがあれば、有刺鉄線なんて突破されちゃう……」
成香「どうしましょう……」
1.一旦引き上げる
2.由暉子に連絡入れて、完済する前に破壊する
3.チカちゃんにチクる
安価下
ちなみにコンマ60以上で見つかる
成香「どうすれば……」
成香「……」
成香「とりあえずチカちゃんに連絡しましょう」ピポパポ
成香「あ、チカちゃんですか?爽ちゃん達が、チカちゃんの家の避難車に変な改造を……」
……
…
・
誓子「ちょっと爽!私の家の避難者になにヘンテコな改造してんのよ!」
爽「げっ、チカ!」
誓子「物を運ぶだけだからっていうから貸したのに!」
爽「いや、これはその……」
誓子「とにかく、返してもらうからね!」
爽「ああ……私のシャゴホッドが……」
成香「さすがにチカちゃんには爽ちゃんも頭があがらないみたいですね」
いーまーをーぬけだーそー
成香「ユキちゃんからの通信……!マナーモードにするのを忘れてました!」
爽「なんの音だ!」
揺杏「この着信音は、成香!」
成香「見つかっちゃいました!」
1.逃げる
2.隠れる
3.由暉子に応援を頼む
安価下
成香「こちら雷電!ユキちゃん、聞こえますか!」
由暉子『良好です雷電。どうしたんですか?』
成香「揺杏ちゃん達に見つかりました!助けてください!」
由暉子『わかりました。今近くで一輪車の試運転しているので、すぐに向かいます』プツン
揺杏「見つけよ成香!」
成香「ゆ、揺杏ちゃん……」
爽「さーて、捕虜にするかな」
成香「えっと……捕虜になったらどうなるんでしょうか?」
爽「うーん。とりあえずくすぐりの拷問をして、チカにチクった憂さ晴らしとして何かエッチな事をしてもらおうかな」
成香(ユキちゃん、早くきてください……!)
由暉子「成香せんぱーい!」
成香「ユキちゃん!」
揺杏「げっ、ユキ!」
爽「まずい、あの突撃車を押してきてる!逃げるぞ揺杏!」
成香「危ないところでした……」
由暉子「間に合って良かったです。早く荷台に乗ってください。このまま突撃します」
成香「えっと、とりあえず私たちの基地に戻るという選択肢は……」
由暉子「ありません」
1.このまま突撃する
2.このまま突撃する
3.このまま突撃する
成香「うう……わかりました。もうさっさと終わらせて帰ります」
成香「揺杏ちゃん達は基地の中に入っていったみたいですね」
由暉子「このまま突撃すれば柵ごと壊せそうですけど……どうしますか?」
1.防衛体制を整えられる前に突入する
2.罠を警戒する
安価下
成香「揺杏ちゃん達は、私たちの一輪車戦車と同じようなものを、避難車で作ろうとしてました。つまり、私たちの基地をこっそり覗いてた可能性があります」
由暉子「つまり、この戦車の事を知ってる?」
成香「はい。だから、何か対抗策を用意してるかもしれません」
由暉子「困りましたね……。落とし穴でも作られてたら一巻の終わりです」
成香「とりあえず、この木の棒で地面をつついてみましょう」ツンツン
ドサドサ
成香「ひっ……」
由暉子「やっぱり落とし穴が……しかも底にはカラーボールが置いてあります」
成香「これに落ちたらカラーボールでペンキまみれになるんですね……恐ろしい罠です」
由暉子「けれど、これで種は割れました。一輪車の側面のベニヤ版を外して、橋にして渡りましょう」
爽「くくく……もうすぐあの2人が落とし穴に落ちて、ペンキまみれになる」
揺杏「ゲスいなー」
ドゴーン
爽「!?」
揺杏「まずい、落とし穴を回避して突入してきた!」
由暉子「先輩達は一方向から包囲されています。素直に降伏してください」
爽「くっ……ここまでか……」
揺杏&成香(あーやっとこれで帰れる)
爽「けれどユキ……覚えておくがいい……」
由暉子「?」
爽「確かにユキは、私に勝利した……けれど、しょせん私たちは、奴らの手のひらの上……」
由暉子「奴らって……一体誰なんですか!?」
爽「さあな……あとは、自分で……考えな……ぐふっ」
由暉子「せんぱーい!」
成香「揺杏ちゃん、帰りにどっか寄ってきませんか?」
揺杏「んー。クレープ屋でも行くか」
翌日
由暉子「さて、爽先輩の基地も手に入れた事だし、ここからさらに領土を広げますか」
「おーらーい、おーらーい」
「その資材はそこに置いといてください」
「ゴーヘーイ」
由暉子「……え?」
男「ん?どうしたんだお嬢ちゃん」
由暉子「えっと……これは……?」
男「今日からここで工事をするんだよ。危ないから帰りなさい」
由暉子「そんな……私の王国が……」
こうして、マヤ文明はわずか2日で滅びました
いつだって私たちは政治によって弾圧されるのです
けれど、この2日間の戦争は、きっとこれから私たちが生きてく上の糧になるでしょう
ああ今は滅ぼしマヤ文明。私はその歴史を伝える語り部となります
-真屋由暉子の自由研究より-
FIN
これで終わりです
なんとなくアクションアドベンチャーみたいなのを作ってみたら、途中からかなり方向性を見失ってしまいました。というか最初からグダグダ感がしてました
ユキを主人公にしたハズなのに、いつの間にか成香が主人公になったのは、成香ちゃんが可愛いから仕方ないです
最後に、こんなグダグダな展開のスレに付き合っていただきありがとうございました
そういえば>>5で言ってる絵本は実際に昔に一度だけ読んだ事がある絵本だけど、タイトルを忘れてしまったので、心当たりある方は教えて欲しいです
あと前作(憧ちゃんがしずと人食い屋敷に迷い込む話)でも言ったけど、皆さんが体験した、聞いた怪奇譚を募集してます
このSSまとめへのコメント
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