*8回目やねん。間が空いてしまいました。
*話は続いてるけど、前作を見る必要はない……と思います。
*あらすじ:今回もNG漫才です
*漫才ってことで、ちょっと語調が強くなってます。
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イェスゥイー ガンガン ガンガン ガンガン ガンガン ガーン!!
未央
「どーも、ニュージェネレーションです!」
卯月・凛
「「よろしくお願いしまーす!」」
卯月
「凜ちゃん未央ちゃん! ちょっと聞いてください」
凛
「どうしたの卯月」
未央
「何々?」
卯月
「さっきそこで、私たちの大先輩の芸人さんに合ったんですよ!」
凛
「へぇ、誰に合ったの?」
卯月
「えへへ、誰だと思います? ヒントはピン芸人で、ズッコケなど体を張って笑いを取られる方ですよ」
凛
「ズッコケ? そんな人いたっけ?」
未央
「あ、わかった! 天海春香さん?」
凛
「未央、春香さんは芸人じゃないから……」
卯月
「未央ちゃんすごいです! 大正解!」
凛
「卯月ィ!?」
凛
「春香さんは大先輩だけど芸人じゃないから! 失礼なこと言わない!」
未央
「え? バラエティとか出てるとあんな面白いのに?」
卯月
「ものすっごく体張ってるのに?」
凛
「いやまぁ、それは否定しないけど……」
卯月
「春香さんにお合いして、握手してもらって、これから漫才なんですって言ったら、頑張ってって言ってくれたんですよ!」
未央
「すごいすごい! それはすごくうれしいね」
卯月
「だから、春香さんに負けないくらい、私たちも笑いを取りに行きますよ! って言ったんです」
凛
「……そのとき、春香さんどんな顔してた?」
卯月
「えっと、こんな感じですね」
凛
「わぉ。すごく苦い笑顔」
卯月
「春香さん今となりのスタジオで、バラエティの収録してるんですよ」
未央
「きっと今頃、スタジオ大爆笑なんだろうね」
凛
「……うん、そろそろこの話題やめない? 危ない気がする」
凛
「無理やり話しかえるけどさ、もうそろそろバレンタインのことを考える頃だよね」
未央
「そうだね、コンビニとかはもうそういう商品扱ってるし」
卯月
「二人は誰に渡すんですか?」
凛
「んー、普通に親と友チョコと……あとはお世話になった人に配るくらいかな」
未央
「お世話になった人、ねえ」
凛
「……ま、間違ってないでしょ。っていうか、未央も卯月も渡すでしょ?」
未央
「まぁね」
卯月
「もちろんです」
凛
「でもさ、今は渡す相手いなくても、いつか本命を渡す日がくるはずだよね」
未央
「まぁ、アイドルやってなければ、私たちも普通の女の子だしね」
卯月
「でも、いざという時、結構勇気がいりそうですよね。好きな人を前にしたらやっぱり緊張しちゃうんでしょうか」
凛
「そうだよね。誰だって好きな人の前じゃ緊張するし、ちょっと心細くなっちゃう」
「そういう時にさ、聖バレンティヌス様が降臨してさ、そっと女の子の背中を押すんだよ」
未央
「……しぶりんにしてはずいぶんメルヒェンな発想だね」
凛
「い、いいでしょ!」
卯月
「具体的にどんな感じなんですか? バレンティヌスさまって」
凛
「ん~……口じゃ説明むずかしいね」
「じゃあ、私バレンティヌス実演するからちょっと見てて」
「未央恋する乙女ね」
未央
「私が恋する乙女やるのね。オッケー」
未央
「うう、緊張するなぁ……先輩受け取ってくれるかなぁ」
凛
「どうしたんだいお嬢さん」
未央
「あ、貴方は?」
凛
「私はバレンティヌス。お困りの様だね」
「悩みを訊こうお嬢さん。口に出すことで楽になることもあるよ」
未央
「えっと、あの……実は。あの人にバレンタインの贈り物をしたいんだけど、ちょっと勇気が出なくて」
凛
「あの人? ああ、あの男か。であれば、あの男の好きなものを教えて進ぜよう」
未央
「ほ、本当!?」
凛
「ああ。あの男は……保健室の先生に好意を寄せているようで、サッカー部で無駄にスライディングしては保健室に通うのが日課……」
未央
「待てぇい!」
未央
「後押しするんじゃなかったの!?」
凛
「え? だから、あの人の好きなものをね」
未央
「好きなものにもジャンルってあるでしょお!? 好意を寄せてるって……片思いしてるから割って入る隙間ないよってこと!?」
凛
「だ、ダメかな?」
未央
「ダメだよ! ああもう、今の見てなんとなく解ったから私バレンティヌスやるよ」
凛
「なんとなくわかったの?」
未央
「うん、私バレンティヌス。しまむー恋する乙女。しぶりんは見てて」
卯月
「うぅ……心臓がどきどきします……受け取ってくれるでしょうか……」
未央
「やあやあ、お困りの様だね」
卯月
「なんですか貴方は?」
未央
「私は聖バレンティヌス。あなたの恋の手助けをしよう」
卯月
「手助け、ですか?」
未央
「そうそう。思い人の好みとか、しりたくない?」
卯月
「知りたいです!」
未央
「そうでしょうそうでしょう! であるならばAコース料金が5000円、Bコースが2000円、Cコースが」
卯月
「ちょっと待ってください! お金とるんですか!?」
卯月
「そこはタダでやりましょうよぉ」
未央
「いやいや、私らも慈善事業じゃないからさ」
卯月
「神にお仕えする司祭様が何生臭い事言ってんですか! ダメですって!」
「そもそも誰であろうと、いきなりやってきて情報と引き換えにお金って、怪しすぎますよ」
未央
「ダメかなぁ」
卯月
「ダメです! なら私がバレンティヌスやりますから見ててください」
「凜ちゃんは恋する凜ちゃんお願いします」
凛
「恋する凜ちゃんやればいいのね」
凛
「……受け取ってくれるかなこのチョコ」
卯月
「やあ、お嬢さん。お困りですかな?」
凛
「……貴方は誰?」
卯月
「私はバレンティヌス。恋する乙女の背中をちょっと後押しするのが私の使命なんだ」
「貴方はあの人にチョコを渡したいけど勇気が出ない、違うかな?」
凛
「……そうだけど」
卯月
「あの人のどんなところに惚れたんですか?」
凛
「どんなところって……一緒にいると、楽しいんだ」
卯月
「ふむふむ、それでそれで?」
凛
「それで……そうやって一緒に話をしたり、仕事をしてるうちにだんだんと惹かれていって」
卯月
「うんうん」
凛
「……もしかして、コイバナがしたいだけじゃないよね?」
卯月
「ぎくり」
凛
「ぎくってリアルで言う人初めて見た」
「うんまぁ、お引き取りくださいバレンティヌス様」
卯月
「嫌です嫌です! もっとこうスイートなお話を聞かせてください!」
凛
「司祭だろうと何だろうと突然ふらっとやってきた相手にべらべら語りたくないよ!」
卯月
「けっこうノリノリで喋ってましたよね?」
未央
「っていうか、今の誰の話なのかなぁ?」
凛
「うぐっ……に、ニヤニヤしない!」
「わ、私バレンティヌス! 未央は恋焦がれて!」
未央
「ちぇーっ。はいはい恋するちゃんみおね」
未央
「はぁ、先輩に何送ったら喜んでくれるかな」
凛
「やあやあ私はバレンティヌス。恋のお悩み伺うよ」
未央
「恋のお悩みって……」
凛
「あの男はチョコレート苦手よ」
未央
「そうなの!?」
凛
「ええ、チロルで鼻血吹いちゃうんですって」
未央
「なんてベタな……」
凛
「彼、この前TSUTAYAのカーテンでくくられた区画に入っていったから、そのあたりにヒントがあるかも」
未央
「待てェ!」
未央
「私ら高校生! それ私ら入ったらダメなやつ!」
凛
「え、でも彼は四月一日生まれだし」
未央
「じゃあだめだ! 在学中は確実にだめだ!」
凛
「大丈夫大丈夫、彼必死で内緒にしてるけど2年ダブってるし」
未央
「マジで!? いや、それよりも片思い相手がそんなえr……そんな姿聞きたくないよ!」
「ああもう、私バレンティヌスやる! しぶりんは傍観!」
卯月
「うう……ダメです、緊張して動けません……」
未央
「ハァイ、そこのプリティガール」
卯月
「わっ! やけに馴れ馴れしいおじさんが現れました!」
未央
「ワタシはセ~ントバレンティヌっス~。全世界の恋する乙女の味方デ~ス」
卯月
「うわ、胡散臭いうえにちょっとウザいです」
未央
「彼にプレゼントを渡す勇気が出ないんですね?」
卯月
「は、はい。そうなんです……けど」
未央
「オーケーオーケー。ノープロブレムモーマンタイ」
「勇気が出ずにお悩みのあなたに、コレ!」
「この本を買って毎朝太陽に向かって読み上げればなーんとツキまくりのモテまくり! 今ならなんとこのお値段!」
卯月
「口調も相まって胡っっ散臭い事この上ないです!」
卯月
「だいたい司祭様がなんて恐れ多いことを! それでも神に仕える身ですか!」
未央
「いやぁ、こっちも慈善事業じゃないからねえ」
卯月
「生臭いです! 全国のクリスチャンに謝罪すべきです!」
凛
「というか、一度クラリスさん呼んできた方がいいんじゃない?」
未央
「いやいやいやまってまってまって。未央ちゃんの足は正座仕様になってないの! すぐビリビリいっちゃうの!」
「と、とりあえずここまでハイ終わり! しまむーバレンティン! OK!?」
卯月
「がんばりますっ!」
凛
「切り替え速いね」
凛
「……受け取ってくれるかな」
卯月
「はーい、毎度おなじみバレンティン司祭ですよ~」
凛
「おなじみも何も二度目だし」
卯月
「で、意中の相手は、生徒会室で書類仕事をしている彼ですか?」
凛
「そうだけど……」
卯月
「格好いいですね~、まさにインテリ系好青年って感じですね」
凛
「その表現はよくわからないけど、そうだね。優しくて気配りもできて、頼れる人だよね」
卯月
「一緒にいて安心する?」
凛
「安心……うん、そうだね。私のやることをいつも見ててくれて、後押ししてくれたり、間違ってたら軌道修正してくれるんだ」
「振り返ればいつもあの人の顔があって……」
卯月
「うんうん、それでそれで」
凛
「だからさ、コイバナしたいだけだよね?」
卯月
「ぎくっ」
凛
「……随分俗っぽいんだね、バレンティヌス様」
卯月
「仕方ないんです。他人の恋愛事情に心躍るのは、人として仕方のない事なんです」
凛
「気持ちはわからなくもないけど」
卯月
「それに、平静を保ちつつも若干顔の赤い凜ちゃんかわいいイタッ!?」
「うぇぇん、凜ちゃんがぶちました~」
未央
「おーよしよし。しまむーは悪くないよー」
凛
「……私バレンティヌス」
未央
「はいはいむくれない、笑顔笑顔」
未央
「さて、送るチョコレートも完成したし……受け取ってくれるかな」
凛
「ちょっとそれじゃあインパクトが弱いんじゃないかな」
未央
「いきなり人んちに上がり込んできたオジサンにダメ出しいただきました」
「誰アンタ!」
凛
「私はバレンティヌス。あの人の好み、知りたくない?」
未央
「怪しさ満点だけど、一応聞こうじゃない」
凛
「これを着るのよ」
未央
「……ふりっふりのメイド服だね」
凛
「彼、全国のメイド喫茶をめぐるのが趣味なんですって」
未央
「……な、なるほど」
凛
「ハートにきゅんきゅん来るくらい媚びるのが好みらしいわよ」
未央
「へ、へぇ~……いや、私には無理かなぁ……」
凛
「そう? じゃあ、タイトスカートにちょっとぴっちり目のワイシャツ、それから白衣は……」
未央
「男の欲望を具現化したような保険医はもういいよ!」
未央
「なんだよぉ~後押ししてくれるんじゃないの~?」
「あの人に対するマイナス評価しか生まれてこないよぉ~」
凛
「この程度で砕ける恋なら諦めなさい」
未央
「段階ってもんがあるでしょぉ! 片思いで好きな相手とはいえ、いきなり! そんなんさらけ出されたらげんなり来るわ!」
凛
「むぅ……」
未央
「大人の階段上る途中のシンデレラなの! そんな女の子をいきなり逆バンジーにつなげないでお願いします!」
「ハイ、私バレンティヌス!」
卯月
「うぅ……情報量は高いし、変な教本は買わされるし……いろいろ不安です」
未央
「ハァイ! 皆のビッグファーザー、バレンティヌス司祭だよぉ」
卯月
「うひゃあ!? ま、また出ました生臭司祭!」
未央
「とことんついてない君にはこの一品! 幸せになる壺!」
卯月
「諸悪の根源が何言ってんですか!」
未央
「この壺を買ったら、受験にも合格、さらには彼女までできたんですよ。もうほんと、壺様様です!」
卯月
「何ですかそれ何ですかそれ!? お客様の声のつもりですか!?」
未央
「今ならなんと、私バレンティヌスの愛を込めたこの十字のロザリオを付けて、37480円(税抜き)でのご提供です!」
卯月
「高い! 普通に高いです!」
未央
「さぁ、幸せになりたいあなたは今すぐこの電話番号に」
卯月
「下指さしてもテロップとか出てませんから!」
卯月
「こんないかがわしいテレビショッピングもなかなかないですよ! 神様の威を借りて恋する乙女のお財布を食い物にするなんて言語道断です!」
未央
「いやぁ、こっちも生活厳しくてねぇ」
卯月
「詐欺まがいの方法じゃなくてまじめに働きましょうよ……」
凛
「クラリスさんに電話……」
未央
「OKしぶりん落ち着こうか。お昼休みのウキウキウォッチン無き今、放送中に友達に電話するなんて滅多にないよ?」
卯月
「いいじゃないですか。私たちの漫才が新たなるパイオニア、カッコいいです」
未央
「しまむーが黒い!」
卯月
「未央ちゃんの処遇が決まったところで、私バレンティヌスです!」
未央
「決定事項!?」
凛
「はぁ……」
卯月
「やあやあ、バレンティヌスですよー」
凛
「一気にノリが軽くなったね」
卯月
「楽しくコイバナしましょうよー」
凛
「うん。本音は隠そうか」
「私、準備があるので帰ってもらっていいですか。っていうかお帰りください」
卯月
「そっけなくしないでくださいよぉ。楽しいお話を楽しくしましょうよぉ。リンリンしましょうよぉ」
凛
「……それ、ぎりっぎりで私ら世代じゃないからね。知ってるけども」
凛
「楽しいお話なら、夜に長電話誘ってくる友達としますんで」
卯月
「やったっ! 今日は付き合ってくれるんですね言質とりましたよっ!」
凛
「ちょっと!? いきなり素に戻るのはずるくない!?」
卯月
「えっ……嘘だったんですか……?」
凛
「うぐっ……もう、わかった。あんまり遅くならない程度にね」
卯月
「やたっ!」
未央
「ちょっと~、楽しそうなことなら私も混ぜてよ」
卯月
「はいっ! 今夜は3人で語り明かしましょう!」
凛
「ああもう。完全に脱線したわね」
???
「じゃあ、私がバレンティヌスですよ! バレンティヌス!」
卯月・凛・未央
「「「えっ?」」」
春香
「皆さんこんにちはっ! 天海春香です! 遊びに来ちゃいました!」
未央
「うわぁ! ほほほ本人だー!」
凛
「なにこれドッキリ!?」
春香
「よくも私のこと芸人扱いしてくれましたね~?」
凛
「いや、あれはその……そ、そうだ卯月! 今こそいつものアレを!」
卯月
「わぁ! わぁ! 来ていただけるなんて感激ですっ!」
春香
「舞台袖から見てたよ~、面白かった~」
卯月
「ありがとうございます!」
未央
「懐柔されてるよ」
凛
「っていうか、完全に台本飛んじゃったね」
卯月
「ちなみにメインで台本考えてるのは未央ちゃんです」
春香
「なるほどぉ……未央ちゃんが私を芸人だっていじくるネタを作ったわけね」
未央
「しまむー!? いつも三人で相談で作ってるでしょ!?」
凛
「ああ、骨だけは拾ったげるよ未央」
春香
「まったくもう。私は芸人じゃないよ!」
「……せめてバラドルって呼んでくださいお願いします」
凛
「バラドルでいいんですか」
春香
「バラエティもこなせるスーパーアイドル! ってことでどうか一つ」
未央
「それはもう、ファン一同周知の事実ですし!」
「って言うか、こういうネタ考えたんだけどって、冗談のつもりでうちのPさん……ええと、プロデューサーに見せたら、今了解とるよって、765プロのプロデューサーにすぐ電話してくれて」
春香
「……ってことは、私Pさんに売られた!?」
凛
「そういうことになります……ね?」
春香
「もーっ! Pさん!」
卯月
「せっかくですから、春香さんもバレンティヌスやっていきますか?」
春香
「えぇーっ!? そんな急に言われても……ああ、15個くらいしかネタが出ないよー!」
未央
「十分ですって」
凛
「っていうか、絶対仕込んできましたよね」
春香
「じゃあ、お言葉に甘えて、私バレンティヌスやります!」
<エット、ワタシガコンナカンジデトウジョウスルノデ
<フムフム、オッケーデス。マカセテクダサイ!
未央
「漫才中にこんな堂々とネタ合わせしたことのある芸人っているのかな」
凛
「バラエティのひな壇とかならともかく、少なくともTVでは見たことないよね。あ、終わったっぽい」
卯月
「ううっ……緊張します……」
春香
「いまチョコを渡そうとしている貴方! バレンティヌスがやってきましうひゃあっ!?」
ドンガラガッシャーン!
卯月
「うわっ!? だ、大丈夫ですか?」
春香
「あはは……大丈夫大丈夫! ……あれ? これなんだろう?」
卯月
「ああっ!? あの人に渡そうと思って作ったチョコが……ペシャンコです」
春香
「わ、わ!? ごめんなさいごめんなさい! か、かわりと言ってはなんですが……このチョコレートケーキを渡してあげてください」
卯月
「チョコレートケーキワンホール!? 気合入りすぎですって!」
春香
「これで意中のあの人のハートをげーっちゅ!」
卯月
「重いです、想いが重すぎて引かれます!」
春香
「そうですか? なら、私のサインも入れちゃいましょう!」
卯月
「貴方からの贈り物になっちゃうじゃないですか!」
「もう、いい加減にしてください!」
卯月・春香
「「どうも、ありがとうございましたー!」」
凛
「え!? あ、ありがとうございましたー!」
未央
「っしたー!」
春香
「この漫才はフィクションです! って言えばいいのかな?」
卯月
「はいっ! 完璧ですっ!」
~舞台裏~
未央
「いやー、びっくりしましたって」
春香
「えへへ、大成功!」
「でも、冒頭部分の私のネタは聞いてなかったよ」
「バレンタインのネタをNGのみんながやるから、合図で乱入してっていう話だったの」
凛
「なるほど……でも、いきなり出てきてよく合わせられますよね春香さん」
春香
「先輩後輩とか関係なく春香、でいいよみんな。そのかわり私もこれから遠慮しないし」
卯月
「そうですか? じゃあ、春香ちゃん」
春香
「うん!」
凛
「春香……で、いいのかな?」
春香
「そうそう! 気軽に呼んでよ!」
未央
「じゃあじゃあ、はるるん!」
春香
「あー……未央ちゃんは私を芸人って呼んだ張本人らしいしなぁ」
未央
「根に持ってたっ!?」
あははははっ!
~終幕~
*なげぇ
ネタに笑い飯さんを参考にしようと思って試行錯誤してみましたが、難しいよあの人たち天才だよ。
それに重ねてカラオケやら飲み会やらが重なってかなり間が空いてしまいましたがまだ生きてます。
はるかっかの口調がわかんねぇ……なんか間違ってたらごめんなさい。そしてご教授ください。
そろそろ二人での漫才をリベンジしたいと思ってます。が、未定です。
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