【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その6【オリジナル】 (1000)


ごくごくありふれた剣と魔法のファンタジー世界
その世界には多種多様のダンジョンが存在します

あなたは様々な理由によりそこへ踏み入る事となりました
与えられた能力と知恵を駆使し、攻略を目指しましょう


前スレ 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その5【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453210868/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453843547


■ 能力値に関して


【筋力】 物理的攻撃の威力、力技による障害物の除去、などに影響
【耐久】 身体的被害の大きさ、死ににくさ、などに影響

【敏捷】 攻撃などの回避、敵からの逃走成功率、などに影響
【感覚】 気配の察知、直感による危険の予知、五感の鋭さ、などに影響

【知識】 ダンジョン内で発見したアイテム、モンスターの正体の看破などに影響、また魔法の初期習得数が変動する
【意志】 精神的被害の大きさ、発狂に対する耐性、などに影響

【魔翌力】 魔法及びマジックアイテムの使用などに影響、また、一定値以上で魔法を習得する可能性がある
【幸運】 様々な被害の軽減、取得アイテムの質、などに影響


■ ルール説明

1)
HP・MPといった物は数値化されません
現在あなたがどれ程弱っているかは描写から想像して下さい

2)
様々な判定は所謂【下方ロール】にて行われます
コンマ下一桁が対象の能力値を下回った場合、成功として扱われます
ただし能力値は現在負っている身体的・精神的被害の度合いなどでマイナス補正がかかる場合もあります

能力値と同値の場合はかろうじて成功した扱いとなり、判定が連続する場合は次回判定にマイナス補正がかかります
また、出目が0の場合はファンブル、1の場合はクリティカルになり、結果が極端化します
かろうじて成功とファンブル・クリティカルが重複した場合は、かろうじて成功が優先されます

3)
あなたには3回のコンティニュー回数が与えられています
コンティニュー地点は任意では選択できず、死因となった出来事を確実に回避できる時点まで自動で巻き戻ります
コンティニューによって発生する判定や展開でのデメリットは存在しませんのでご安心下さい
また、コンティニュー後は無限ループ発生防止のため、死亡前と同じ行動は制限されます

4)
様々な行動の際、常識的に考えて当然行われるべき行動は自動的に実行されます
例えば、一切明かりの存在しない暗闇を調べる場合、ランタン等を所持していれば自動的に使用します
これらの自動使用は行動時の宣言であえて制限する事も出来ます(例:明かりを使わずに闇の中を調べる)

5)
明確に自殺以外の何物でもない行動は行えません
その手の行動が指定された場合は無効化され、安価下として扱われます
例:切腹する、固定したロープを首にかけて段差を飛び降りる、など
ただし、特定の状態異常中においては可能となる場合があります

6)
安価で 【作戦会議】 が宣言された場合、最長15分間、安価が停止されます
参加者で自由に意見交換を行って下さい

7)
その他、ルールに関する質問がある場合は極力回答します


■ 現在攻略中のダンジョン

【白の森】

古い言葉で 【豊かな森】 を意味する名を持つ、とある小国の一都市。
その近くに存在した大森林が変異して形成された迷宮。

内部には魔力を帯びた霧が立ち込める。



■ 地図情報


【白の森 入り口】 ← 【現在地】

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org290099.jpg


【白の森 猿の縄張り】

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org283329.png


【白の森 最奥部への道】

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org289448.jpg


■ 現在のあなたのステータス


【女性 / 19歳】


【筋力】 9  【耐久】 7
【敏捷】 1  【感覚】 7
【知識】 1  【意志】 3
【魔力】 8  【幸運】 9


【魔法剣士】

低難度の魔力行使が確実に成功する
物理攻撃時、魔力を消費する事で威力を増加させるコマンドを任意で使用可能


【探索目的】

迷宮の主の撃破



■ 所持品一覧

 【使い慣れた双剣】 E

 【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
 【大蜘蛛の面頬】 E
 【鉄製のネックガード +1】 E
 【使い慣れた皮鎧】 E
 【大蜘蛛のガントレット】 E
 【異形の手袋】 E
 【ブーツ・オブ・ライトニング】 E
 【大型ウェストバッグ】 E


 【投石用の石 x28】

 【堅焼きビスケット x11】
 【干し肉 x10】
 【?水筒 / 100%】
 【水袋 / 100%】

 【ポーション x3】

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】
 【松明】
 【植物油 x2】

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】

 【大英雄の剣片】


■ パーティーの共有品

 【大蜘蛛の爪の欠片 x4】

 【木製の投石器 x2】
 【木製の投槍器】


■ 預かり中

 【使い慣れたガントレット】
 【使い慣れたブーツ】


■ 所持金

 480 Kootz


■ 抜けがありましたので修正


【女性 / 19歳】


【筋力】 9  【耐久】 7
【敏捷】 1  【感覚】 7
【知識】 1  【意志】 3
【魔力】 8  【幸運】 9


【魔法剣士】

低難度の魔力行使が確実に成功する
物理攻撃時、魔力を消費する事で威力を増加させるコマンドを任意で使用可能


【探索目的】

迷宮の主の撃破



■ 所持品一覧

 【使い慣れた双剣】 E

 【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
 【大蜘蛛の面頬】 E
 【鉄製のネックガード +1】 E

 【使い慣れた皮鎧】 E
 【鹿革製のリュック】 E

 【大蜘蛛のガントレット】 E
 【異形の手袋】 E

 【ブーツ・オブ・ライトニング】 E

 【大型ウェストバッグ】 E


 【投石用の石 x28】

 【堅焼きビスケット x11】
 【干し肉 x10】
 【?水筒 / 100%】
 【水袋 / 100%】

 【ポーション x3】

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】
 【松明】
 【植物油 x2】

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】

 【大英雄の剣片】


■ パーティーの共有品

 【大蜘蛛の爪の欠片 x4】

 【木製の投石器 x2】
 【木製の投槍器】


■ 預かり中

 【使い慣れたガントレット】
 【使い慣れたブーツ】


■ 所持金

 480 Kootz


■ NPCに関して


◆ NPCの行動

NPCはそれぞれ固有の行動基準を持ち、自動的に行動を選択します。
彼らの行動をあなたの指示で変更するには、友好度が一定値を超えている必要があります。


◆ NPCの友好度

友好度は数値化されません。
NPCがどれほどあなたに友好的かは、描写から想像して下さい。
友好度はあなたがNPCに対して適切な行動を行うほど、
また、あなたが探索において頼もしいほど、上昇していきます。


◆ NPCの目的

NPCはそれぞれ固有の探索目的を持ちます。
この探索目的を達成したNPCは探索意欲を失い、パーティーは解散されます。
ただし、友好度が一定以上かつ、あなたが引きとめたならば、その限りではありません。


◆ NPCの死

NPCのみが死亡した場合、コンティニューは出来ません。
また、パーティーを組んでいたNPCの場合、死亡したNPCの仲間が探索意欲を失う事があります。


■ 現在のあなたの仲間



■ 異端の少年

【筋力】 5  【耐久】 5
【敏捷】 4  【感覚】 3
【知識】 5  【意思】 8
【魔力】 4  【幸運】 1


◆ 職業

【異端者】

NPC専用職業
迷宮外で24時間以上を過ごすと死亡する


【侍祭】

低難度の魔力行使が確実に成功する
魔力による治療行為が可能になる



◆ 特殊能力

【ライト・キュア・ウーンズ】

このキャラクターは魔法による軽症の治癒を行える。
回復量は使用者の魔力と対象者の耐久を用いた判定によって決定される。
この判定は失敗しない。


【コンティニュアル・ライト】

このキャラクターは魔力による光源を用意できる。


【フィジカル・ブースト】

このキャラクターは魔力により自身の能力を強化できる。


【異端の焼印】

一日と置かず迷宮に潜り続けねばならない、神殿製の特大の呪い。
このキャラクターは白の森に関する膨大な経験と知識を持つ。
白の森での生存判定に有利な補正を受け、知識判定に自動成功する。
ただし、このキャラクターが知り得ない事に関しては語られない。


■エルフの少女

【筋力】 4  【耐久】 3
【敏捷】 8  【感覚】 9
【知識】 4  【意思】 5
【魔力】 6  【幸運】 2


◆職業

【エルフの狩人】

NPC専用職業
一部の魔法を自動習得する
一部感知判定が有利になり、敵を発見できた場合の先制判定が確実に成功する


◆特殊能力

【エア・カッター】

このキャラクターは風の刃による遠距離攻撃を行える。


【エア・バースト】

このキャラクターは局地的な暴風を発生させられる。


【マナ・エクスチェンジ / 刀剣】

このキャラクターは魔力を刀剣に変換して運用できる。
この能力を使用している間、このキャラクターは一切の魔力行使を行えない。


【鋭敏な聴覚】

このキャラクターは敏感な聴覚を持つ。
聞き耳判定に常に+1の補正。
また、一定距離内の音を絶対に聞き逃さない。


■ 所持品詳細



■ 使い慣れた双剣

斬撃属性

攻撃補正 1
防御補正 1
命中補正 1

あなたの姉から贈られた守り刀。
刃渡り60cm程で、方刃の刀身はやや反っている。
姉の双剣と同じ意匠だが、素材は極普通の鉄で、特別な能力も持たない。


■ 蜘蛛甲と鹿革の兜 +1

防御補正 5
回避補正 1

白の森に棲息する緋色鹿の革を使った兜。
大蜘蛛の甲殻で強化されている。
特別な能力は持たないが、特別な思いは籠められている。


■ 大蜘蛛の面頬

防御補正 : 4
回避補正 : 0

大蜘蛛の甲殻によって作られた、顔面を守る防具。
特別な能力は持たない。


■ 鉄製のネックガード +1

防御補正 3
回避補正 0

一般的な鉄で作られた、首を守る防具。
特別な能力は持たないが、特別な思いは籠められている。


■ 使い慣れた皮鎧

防御補正 1
回避補正 0

あなたの体によく馴染む、使い慣れた皮鎧。
一般的な素材を使っており、特別な能力は持たない。


■ 鹿革製のリュック

防御補正 1
回避補正 0

柔軟かつ丈夫、そして軽量なリュック。
このアイテムで防御を行うと、所持アイテムに破壊判定が発生する。


■ 大蜘蛛のガントレット

攻撃補正 : 3
防御補正 : 4
命中補正 : 0
回避補正 : 0

大蜘蛛の甲殻で作られたガントレット。
同じく大蜘蛛の爪や牙によって強化され、攻撃力が増加している。


■ 異形の手袋

防御補正 0
回避補正 1

葉脈の迷宮に棲息する異形の脚の甲殻粉を使用した手袋。

【魔力遮断】

この防具は外部からの、手への魔力の影響を完全に無効化できる。


■ ブーツ・オブ・ライトニング

攻撃補正 1
防御補正 1
命中補正 2
回避補正 2

アーティファクト。
人の手で生み出す事は不可能とされる、最高品質のマジックアイテム。
風の精霊の加護が宿っている。

【雷速】

このアイテムはあなたの肉体を雷の速度で運ぶ事ができる。
雷速での移動により、回避・命中・移動判定を確定成功させる。
また、あなたの考えうる他のあらゆる行為に応用できる。
この能力は一日に一度だけ使用可能。


■ 大型ウェストバッグ

防御補正 1
回避補正 0

人の頭とほぼ同等の大きさの、腰につけるバッグ。
内部に収納されたアイテムを無判定で即座に使用できる。
このアイテムで防御を行うと、所持アイテムに破壊判定が発生する。


■ 投石用の石

投擲属性

攻撃補正 0
命中補正 0

あなたの手にピタリとフィットする、投げつけて攻撃するための石。
目標との距離によって、命中率と攻撃力が変動する。


■ 堅焼きビスケット

穀物を練り固めて焼いた食料。
味はそこそこ程度であるが食感が良く、冒険者の間では割合人気。
一つで半日は腹持ちするだろう。
消費期限なし。


■ 干し肉

乾燥させた肉。
塩気がややきついが、肉食系冒険者に人気がある。
食事の際、水を多く消費する。
一つで半日は腹持ちするだろう。
消費期限なし。


■ ?水筒

謎の素材で出来ている円筒形の水筒。
街の鑑定士も知らないらしく、素材の詳細は未だ不明。
そこそこの硬度を持つが、鉱石ではなく植物のようであるとしか分からない。
一杯まで満たせば三日分にはなるだろう。


■ 水袋

水を持ち運ぶための、革製の袋。
一杯まで満たせば三日分にはなるだろう。


■ ポーション

良質の薬草と少量の魔力を用いて作られる薬品。
傷にかければ消毒、血止め、治癒促進の効果がある。
また、飲み込む事で疲労を回復する事も出来る。
消費期限なし。


■ 方位磁石

常に北の方向を指し示す磁石。
白の森では必須の物であるらしい。


■ 携帯用調理器具一式

最低限の調理が出来るだろう道具の詰め合わせ。


■ 松明

火を付けて光源として扱える道具。
また、火を火として持ち運ぶならば最適と言える。
光量は十分だが、煙と音を発する。


■ 植物油

液状の油。
一般的なランタンを三時間ほど灯せるだろう。


■ 地図用羊皮紙

地図を描くのに丁度良い大きさと形の羊皮紙。


■ 描きかけの地図

未だ完成しきっていない、作成中の地図。


■ 大英雄の剣片

大英雄の愛用した双剣の内一本、その折れた刃先。
血に塗れたまま放置されていても錆びすら浮かない希少金属で作られている。
このアイテムは、一度溶かして斬撃属性を持つ武器の強化に用いる事で、以下の性能を武器に加算する。

攻撃補正 : 2
命中補正 : 1

【貫通 : 魔】

このアイテムを用いた攻撃は魔力による防御を無効化する。


■ 大蜘蛛の爪の欠片

投擲 / 刺突属性

攻撃補正 2
命中補正 0

投げつけて攻撃するのに丁度良いサイズに加工された、大蜘蛛の爪の一部。
目標との距離によって、命中率と攻撃力が変動する。


■ 木製の投石器

投擲補助武器

攻撃補正 1
命中補正 1

このアイテムを用いて投擲を行った時、距離による攻撃力補正を無効化する。
このアイテムは 【投石用の石】 にしか使用できない。


■ 木製の投槍器

投擲補助武器

攻撃補正 2
命中補正 1

このアイテムを用いて投擲を行った時、距離による攻撃力補正を無効化する。
このアイテムは 【投擲槍】 にしか使用できない。


■ 使い慣れたガントレット

攻撃補正 1
防御補正 1
命中補正 0
回避補正 0

あなたの体によく馴染む、使い慣れたガントレット。
一般的な素材を使っており、特別な能力は持たない。


■使い慣れたブーツ

攻撃補正 0
防御補正 1
回避補正 1

あなたの体によく馴染む、使い慣れた皮製のブーツ。
一般的な素材を使っており、特別な能力は持たない。


■前スレラスト



正確に両目を一閃した一撃は、狙い通りに眼球を跡形もなく消し飛ばした。

そして、それに留まらない。
眼孔より伝播した魔力の衝撃が、頭蓋の内で極小の嵐を引き起こす。

凄惨な音を立てて、獣の頭が滅茶苦茶に変形する。
内側が砕け、潰れ、攪拌され、しかし衝撃の逃げ場はどこにもない。
結果獣は、幼子に振り回される壊れた人形のように、無様に首を振るうのみ。


着地し、地面を転がるあなたの背後に、轟音と共に獣が倒れる。

振り返り確認するまでもないだろう。
いかに強靭な生命力を持ち、攻撃を弾く体を持とうと、脳を潰されては生存の目などあるわけもない。
獣は死に、あなたは生き残ったのだ。


あなたが立ち上がり、剣を鞘に収めるのとほぼ同時に、二人はあなたの下へ駆け寄ってきた。
倒れる獣をちらりと見た後、すぐに部屋内の警戒に移る。


死した獣の顔は、頭部の骨が尽く砕け、奇怪な形に変形している。
だが何とか、熊のそれであるとあなたは確信した。
高速での奇襲の最中では観察できなかったが、落ち着いて見れば間違いない。
首に剣を振り下ろした際の異常な抵抗も、魔術師の語った特徴と一致している。



>>↓1  どうする?

でも風の刃対策の時ガントレット脱いだ覚えがないんだけど、どうだったか


>>23
それ私のミスです(震え声)
気付いた時にはかなり進行していて、かつ皆スルーしてくれたのでガントレットの破壊判定は放置されていました。
多分職人の少年が直してくれてます……という事で一つ。


【14:30】



警戒を二人に任せ、あなたは地面を調べる。

熊の死体の周囲、執拗に殴りつけられた箇所は、酷く陥没している。
もしブーツの魔力を用いず、通常の接近戦を仕掛けていたならば、足を取られた事は間違いない。
あなたは自身の判断を振り返り、選択は正しかったと安堵した。


殴り掘られた地面の穴の中、そこには原型を留めない何かがある。
恐らくは動物だろう。
粉々になった骨や肉の欠片から、それだけは確かだ。
武器や防具らしき物は見当たらない事から、人間ではないと思われる。

他の穴、合計四つのそれらからも、似たような痕跡が見つかった。
一つの穴にある残骸は少ない。
小型の生物なのか、あるいは熊の腕力によって四つに引きちぎられたのか。


いずれも損傷は酷い。
残骸の正体を探るには、それなりの時間がかかるだろう。



>>↓1  どうする?


熊は、本来このエリアには立ち入らないはずだと、あなたは知っている。
少年と魔術師の情報によるものだ。
それが何故か移動してきてしまった理由は、恐らくこの残骸にあるはずだ。

あなたと少年は、分担して穴の中を調査する。
指先で摘める程度にまで分解され、半ば土に埋もれた欠片を選り分ける。

気の遠くなるような作業である。
穴の中に充満する濃密な死臭も、あなたの意思に爪を立てるようだった。



>>↓1 コンマ判定 【時間短縮 / あなた】

意思 3

目標値 3


>>↓2 コンマ判定 【時間短縮 / 少年】

意思 8

目標値 8


【時間短縮 / あなた】

目標値 3  出目 4

失敗……


【時間短縮 / 少年】

目標値 8  出目 9

失敗……



あなた達の作業は遅々として進まない。
ひたすらに血と肉と骨に向き合う。
神経に鑢をかけるような時間は、酷く長々と続いた。



【16:00】



もう無理だ、諦めてしまおうか。
そんな考えが頭を支配し始めた頃、ようやくあなたは一つの、しかし十分な手がかりを発見した。

土を掘り返して発見した物は、半分に千切れた、先端の尖った耳だった。
かなり巨大であり、千切れる前はあなたの頭程もあっただろうと予想される。

あなたは、それの持ち主に心当たりがある。
森の北に棲むはずのエルフ達。
裸の猿に似た異形の彼らは、これに良く似た耳をもっていたはずだ。


発見に気付いた少年が、一つの仮説を立てる。

あなた達がエルフの縄張りを脱出した時、そこには明確な異物が存在していた。
異物に遭遇していないために、正体までは分からない。
だがもし、弱体化したエルフ達を縄張りから追い立てる事が出来る程の生物であったならば?

追われたエルフ達は西へ逃げたのかも知れない、と少年は語る。
一度西へ逃げ、回復を待とうとしたのかも知れない、と。

そこには既存の魔物達が居る。
当然争いになっただろう。
そうしてエルフ達は熊と戦い敗北し、必死に逃げるもこの部屋で捕まった。



これは少年の仮説に過ぎない。
だがもし正解ならば、既に縄張りは滅茶苦茶に入り乱れている可能性が高い。

情報は確度を損なっていると判断すべきだろう。
少なくとも、熊がありえない地点に出現した事だけは、変えようのない事実なのだ。


倒れた熊の顔を良く良く観察すれば、あなたが刻んだ覚えのない傷が、鼻先に見つかった。
鋭い刃物で一閃されたような傷跡からは、ほんの僅かに魔力の残滓が感じられる。

エルフは、これを刻んでしまったために付け狙われたのだろうか。



>>↓1  どうする?


調査を終えたあなた達は、次に熊の解体に取り掛かった。
第一の狙いは胆……つまり肝臓である。

魔術師は、この熊の肝臓には強い薬効があると言っていた。
しかるべき所に持ち込めば、高い値がつくとも。
食べて良し、売って良し、間違いのない部位である。


問題は、内蔵を取り出すのだから当然腹を割らなければならない点だ。
死してもなお、熊の毛と皮は刃を阻む。

少女から借り受けた魔力製の短剣をもってしても、作業は容易ではなかった。



◆ 情報源が 【食道楽の魔術師】 のため、判定に自動成功します。

◆ 【豪腕熊の肝臓】 を獲得しました。



汗だくになったあなたの前で、陰部から鳩尾までを切り開かれた熊が、その赤黒い内臓を晒している。
あなたの腕の中にはずしりと重い、両手でも余るほど巨大な肝臓。

食材の完璧な摘出法を教えてくれた魔術師に感謝すべきだろう。
それは一つの瑕もなく、間違いなく最高の状態だと、あなた達にも判断できた。


【16:45】



あなたは更に魔術師の言葉を思い出す。
熊の肝臓は、殺害から半日以内に食すべきだという。
また、売り払うならば三日以内が良いとも。


どちらにするにしても、時間の猶予は問題ないだろう。



>>↓1  どうする?


あなた達は、他に何が価値を持つかを相談し合う。
折角仕留めた大物である。
肝臓だけで済ませるというのも勿体無い話だ。


『まず考えられるのは、毛皮でしょうね。
 あなたの一撃を受け止めるなんて尋常な強度ではありません。
 防具に加工できれば、心強いかと思います。
 ……その割に、街の店で見た事がないのが気になりますが』


『爪はだめそうね、案外短いわ。
 短剣にするにも足りなさそう。

 後は……骨とか?
 あんたにかかれば粉々みたいだけど、滅茶苦茶硬いわよ、これ。
 何に使えるか、ってのは全然思いつかないけど』


二人が思いついたのは、この位のようだ。


また、あなたは魔術師の言葉を思い出す。
熊の可食部が持つ、その効果の詳細である。



【豪腕熊の肝臓】

状態異常 【腹痛】 の発生を抑制する。
また、状態異常 【朦朧】 の内、物理的被害を原因とする物の発生を抑制する。


【豪腕熊の肉】

状態異常 【腹痛】 【疲労】 の発生を抑制する。



>>↓1  どうする?


判断が難しい?
それなら話は簡単だ。
全て持って帰れば良い。


……誰もが、こいつは馬鹿だ、と確信するその考えが、あなたの結論だった。



【重量物の運搬】

筋力 9

過重 -12 (体重÷50)

目標値 -3 (自動失敗)



あなたは馬鹿です。
あんたは馬鹿だわ。

異口同音に責め立てる声が、熊に潰されるあなたに届いた。



だが、やってやれなくはない、とあなたは感じた。
フィジカル・ブーストを全力で使用すれば、莫大な時間はかかるだろうが、持ち帰る事が出来るかも知れない。

ただし、それでも熊を完全に持ち上げる事は出来ない。
巨大な体の大半は地面を擦る事になり、品質が落ちる可能性はあるだろう。



>>↓1  どうする?


【21:34】 まで安価を停止します。

全身持って帰る?
あとGM、持って帰るとしたらどのくらいの量が可能なの?


>>66
熊は巨体の持ち主です。
毛皮ならば、分解しても全員の荷物がパンパンになるでしょう。
バラさないならば、誰かが背に負っていく必要があります。


時間でした。


>>↓1  どうする?


【17:15】



熊の下から這い出たあなたは、流石に反省する。
地面から背中までで、人の背丈と同じだけあるのだ。
とてもではないが困難極まる。

再びの相談の結果、無難に熊を解体し、骨と毛皮、余裕が残れば肉を持っていく事とした。



少女が作り出した短剣を持ち、あなたと少年は解体に取り掛かる。
残った少女は周囲の警戒である。

今は夕刻。
活動している魔物は少ないはずだが、絶対ではない。
当然の備えと言えた。



>>↓1 コンマ判定 【時間短縮】

筋力 9
武器 3 (魔力製の短剣)

耐物 -9 (75%軽減)

目標値 3


【時間短縮】

目標値 3  出目 8

失敗……



あなた達は汗と血に塗れながら、必死に解体を行う。
しかし、熊の強靭さの前に、業物の短剣すら悲鳴を上げている。
本当に腕や足から骨を取り出すなど可能なのか。
そんな疑問が湧き上がるのを抑える事は、どのような精神の持ち主だろうと不可能事に違いない。



【18:30】



肉を切る音だけが響く中、時間は無慈悲に流れていく。

……夜になった。
魔物達が身を潜める時は過ぎ去ったのだ。

流れる血の臭いを嗅ぎつけた獣が、闇に紛れていないなどと、今や誰にも保証できない。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避 / ランダムエンカウント】

幸運 9

血臭 -3

目標値 6


【不運の回避 / ランダムエンカウント】

目標値 6  出目 8

失敗……



◆ 追加判定が発生します。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】

幸運 9

繚乱 -2

目標値 7


【不運の回避】

目標値 7  出目 1

クリティカル!!


突然、警戒を続けていた少女が声を上げた。
あなた達が作業の手を止めて確認すれば、何者かの足音がするという。

当然、解体など続けている場合ではない。
すぐさま武器を抜き、いつ襲われても良いように身構える。



……が、それはすぐに無用の物と判断された。
部屋に踏み入ってきたのは、魔物ではなかった。

霧の向こうには、明かりを持つ二足歩行の姿がある。
人間だ。


その相手は、害意がない事を告げながら、あなた達に近付く。

現れたのは……。



1) 立派な鎧に身を包む、水筒を譲ってくれた戦士の男だ。

2) 不自然なほど軽装の、杖を持った長身の女だ。

3) 大斧を担いだ背の低い、長い髭を生やした男だ。



>>↓1  選択して下さい。


現れたのは、背の低い男だった。
しかし、それは体格に劣っているという訳ではない。
腕は丸太のように太く、腹は樽のように分厚い。

筋肉の塊。
そう呼んで間違いのない体である。
背に負った大斧も、問題なく振るえるに違いない。


『おう、お前さんがた。
 こんだけ血の臭いが流れるまで何やっとんだ。
 狼共の良い餌だぞ』


男は咎めるように低い声で言う。
それに対し反発したのは、少女であった。


『……あんたの体臭よかマシよ。
 第一、狼風情が私達の相手になる訳ないでしょ。
 とろっくさいどっかの連中と違ってね』


あなたは驚きに目を剥く。
どう好意的に解釈しても……いや、そもそもそんな事は不可能だ。
明確に罵倒以外の何物でもない。


男の怒りを予想し、慌てて謝罪を口にしようとする。
しかし、その前に男は笑って答えた。


『ははは、小娘が言いよる。
 ま、そんな事はどうでもいいわい。

 見たとこ熊の解体だな。
 随分と手際悪い事やっとるじゃないか。
 どれ、いっちょコツでも教えてやるか』


ズカズカと歩み寄った男は、あなたの手から短剣を奪い、熊へと突き立てる。
そして、効率の良い解体法を説明しつつ、実演した。

あなたの目が正しければ、男の力はあなた程ではない。
だというのに、熊の腕は見る見るうちに切り開かれ、頑丈な骨を露わにする。


『ほれ、こんなもんだ。
 やり方は分かったな?
 ワシは仲間を待たせとるからもう行くぞ。
 お前さん方もさっさと終わらせて、ここを離れるこった。

 ……ん?
 そういやあ、なんでここに熊なんぞおるんだ?』



◆ 豪腕熊の解体終了までの時間が短縮されます。


データ出し忘れてました。


■ 大斧を担いだ戦士

◆ 特殊能力

【素材知識】

このキャラクターは、武器や防具の素材に精通している。
素材の持つ価値や利用法、解体や採掘のコツを把握している。
一部アイテムの知識判定と、獲得のための時間短縮判定に自動成功する。


【19:30】



魔物の縄張りが混乱しているかも知れない。
という情報を、コツのお礼に受け取った男は上機嫌で去っていく。
それを盛大な舌打ちで見送った少女は、珍しく少年に耳を引っ張られていた。


さて、背の低い男のお陰で、熊の解体は完了した。

腕と脚の骨の内、特に頑丈そうな物。
剥ぎ取り折り畳んだ毛皮。
そして、持てるだけの肉。

十分な収穫であると、あなた達は満足した事だろう。



◆ 獲得物一覧

【豪腕熊の肝臓】

【豪腕熊の腕骨 x2】

【豪腕熊の脚骨 x2】

【豪腕熊の毛皮 / 75%】

【豪腕熊の肉 x3】



肉と肝臓を荷物に詰め込み、毛皮を二人に託す。
そしてあなたは全身の筋肉を強化し、長く重い骨を持ち上げた。

熊本体の重みには遠いが、それでも凄まじい重量である。

しかし、耐えられない程ではない。
あなたは試しに数歩歩き、それを確信した。
街に帰る頃には疲労困憊は確実だが、持ち帰る事自体は可能なはずだ。


【19:30】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org291207.jpg

◆ = 現在位置



森に漂う霧のお陰で、戦闘で消費された魔力は十分に回復している。
魔力喪失の心配は、少なくとも迷宮内ではありえないだろう。
勿論、このまままっすぐに街へ向かうならば、の話だが。


>>↓1  どうする?


これだけの大荷物を持って探索を続けるなどありえない。
あなた達は即時帰還を満場一致で決定した。

今現在居る大部屋から町へ戻るルートは二つ。
選んだのは……。


1) 北から出て通路を進む。

2) 南から出て小部屋を経由する。


>>↓1

うーんどっちにすべきだ
男が来た方はどっちですか?


>>128
男は北から来て北に戻りました。
ただし、彼はコツを教えたあとすぐに部屋を出ました。
伝授後、解体の残りでそれなりに時間が経過しています。


【19:45】



最も荷物を持ち、即座の対応が難しいあなたを中心に、通路を進む。
最初の分かれ道は、当然東へ。
そのまま足を止める事なく、順調に二つ目の分かれ道に差し掛かる。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org291220.jpg


ところで、あなた達はつい先程まで熊の解体を行っていた。
血と脂に塗れて、である。
言うまでもないが、周囲には血の香りが振り撒かれているに違いない。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避 / ランダムエンカウント】

幸運 9

血臭 -3

目標値 6


【不運の回避 / ランダムエンカウント】

目標値 6  出目 5

成功!



【20:00】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org291228.jpg


道程は今の所、何の問題もない。
小部屋を通り過ぎ、曲がる通路へと踏み込む。

出口は目と鼻の先。
緩みかける心を引き締め直し、あなた達は警戒を続ける。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避 / ランダムエンカウント】

幸運 9

血臭 -3

目標値 6


【不運の回避 / ランダムエンカウント】

目標値 6  出目 6

かろうじて成功……



少女が忙しなく耳を動かし、あなたと少年を急かす。
どうやら、何かの音を捉えたようだ。

未だ距離は遠く、完全に臭いを捕捉された訳ではなさそうだ。
しかし、近くに危険が迫っている事は間違いない。

あなたは更に力を振り絞り、懸命に足を速める。





そうして、入り口の広間に到達し、あなた達は安堵の笑みを交わしあった。
担いでいた骨を一度下ろし、重荷のために痛みを発する腕をほぐす。

ここから先は安全が保証されている。
全ての障害は、結局あなた達に追いつく事は出来なかったのだ。


ランダムエンカウント、それも種類判定でクリティカルなんて出されたらNPC出すしかないです。


といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明日。


■ ステータスが更新されます


【女性 / 19歳】


【筋力】 9  【耐久】 7
【敏捷】 1  【感覚】 7
【知識】 1  【意志】 3
【魔力】 8  【幸運】 9


【魔法剣士】

低難度の魔力行使が確実に成功する
物理攻撃時、魔力を消費する事で威力を増加させるコマンドを任意で使用可能


【探索目的】

迷宮の主の撃破


■ 所持品一覧

 【使い慣れた双剣】 E

 【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
 【大蜘蛛の面頬】 E
 【鉄製のネックガード +1】 E

 【使い慣れた皮鎧】 E
 【鹿革製のリュック】 E

 【大蜘蛛のガントレット】 E
 【異形の手袋】 E

 【ブーツ・オブ・ライトニング】 E

 【大型ウェストバッグ】 E


 【投石用の石 x28】

 【堅焼きビスケット x11】
 【干し肉 x10】
 【?水筒 / 100%】
 【水袋 / 100%】

 【ポーション x3】

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】
 【松明】
 【植物油 x2】

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】

 【大英雄の剣片】


■ パーティーの共有品

 【大蜘蛛の爪の欠片 x4】

 【木製の投石器 x2】
 【木製の投槍器】

 【豪腕熊の肝臓】 ← NEW
 【豪腕熊の腕骨 x2】 ← NEW
 【豪腕熊の脚骨 x2】 ← NEW
 【豪腕熊の毛皮 / 75%】 ← NEW
 【豪腕熊の肉 x3】 ← NEW


■ 預かり中

 【使い慣れたガントレット】
 【使い慣れたブーツ】


■ 所持金

 480 Kootz


※ アイテムの持ち帰り鑑定に成功しました、情報が開示されます。


■ 豪腕熊の肝臓

価値 : A-

高い価値を持つ臓器。
そのまま食べても胃腸を整え、視界の揺らぎを防ぐ効果を持つが、加工する事で効果を増す。
加工後の薬は主に視覚に効能があり、一時的ではあるが劇的に視力を向上させる事が出来る。
極めて大きな需要があるが、それに対して供給は余りにも少ない。

完全な状態で摘出されているため、価値が上昇している。


■ 豪腕熊の腕骨

価値 : C+

太く長く重く、そして骨としては異常な硬度を誇る。
多少の加工を施す事で、鈍器として使用できる。
ただし、補修が出来ず、メンテナンスも難しいため、需要はほぼない。
大抵の場合は薬剤の素材として扱われ、男性向けの精力剤に加工される。
同種の薬の中では頭一つ抜けた効果を持ち、需要が高い。


■ 豪腕熊の脚骨

価値 : C+

太く強固な骨。
主に薬剤の素材として扱われ、男性向けの精力剤に加工される。
同種の薬の中では頭一つ抜けた効果を持ち、需要が高い。


■ 豪腕熊の毛皮

価値 : B

驚異的な防御性能を誇る、生物の物だとは信じ難い毛皮。
しかし、その強靭さが災いし、加工は極めて困難。
完成品の需要は高く、店に並んでいる事は殆どない。


■ 豪腕熊の肉

価値 : C

肉ではあるが、そのまま食べられる事は殆どない。
専ら薬剤の素材として扱われ、男性向けの精力剤に加工される。
高い効果を持つが、骨を素材とする物よりも一段落ちる。


今まで忘れてたので追記。
上記の鑑定結果は、あくまで鑑定士の知識によるものです。
あなたの工夫次第で別の用途が発見される事もありえます。

今晩は18時位の開始になります。
よろしくお願いします。

>完全な状態で摘出されているため、価値が上昇している。
価値はA~A+あたりか?高く売れそうだな。初の売価4桁アイテムになるか

>>170
売値5桁じゃない?
4桁はもう狼の心臓1200Koで達成してるよ

高額な取り引きをするなら交渉するのも大事だよな
盗賊の時みたく買い叩かれるのは絶対に避けたいけど貴女は意思弱いし大丈夫だろうか

そういえばフィジカルブーストしながら運んできたんだよな
台車みたいな楽に運ぶ手段を確保しないと
防具屋の少年にでも頼めば貸してくれたりして


始めていきます。
よろしくお願いします。

なお、明日は仕事が休みなのでちょっと長めにやる予定。


【22:15】



あなた達は重く圧し掛かる荷の量にウンザリとしながらも、何とか街へと帰還した。

最も負担が大きいのは、勿論あなたである。
迷宮を出てからは脚の骨を二人に持ってもらったとは言え、それでも常人の背負える量ではない。
街の灯が見え始めた辺りで魔力が尽き、身体強化が扱えなくなってからは特に酷い物だった。
門をくぐる時には、情けなく脚が震えていたほどだ。



さて、現在は深夜である。

確かに、領主の尽力によって通りには灯りが点されている。
だが、だからといってこのような時間に出歩く者は少なく、必然的に開いている店などそうそうない。



>>↓1  どうする?


【22:45】



手持ちの戦利品の中で、最も大きく重いのは、四本の骨である。
まずはこれをどうにかしよう、とあなた達は考えた。

向かう先は魔道具店。
魔道具店といえば錬金術師、錬金術師といえば薬品。
薬の素材である骨を売り捌くには最適なのではないか。
そういった判断である。



が、あなた達は、店の前で肩を落とす事になった。
扉は堅く閉ざされ、閉店中を示す札が無慈悲に揺れている。

……店は、住居と一体化したタイプの物である。
あなた達が望むなら、扉を叩いて大声を上げ、店主を無理に起こす事も可能ではあろう。



>>↓1  どうする?


扉を叩こうと手を振り上げた少女を、あなたは止めた。
無理に起こして売却を持ちかけた所で、相手の心象は最悪そのものだろう。
良い結果になるとは、とても思えなかった。

あなた達は骨の処分を一旦諦め、肉をどうにかしようと話し合った。
迷宮の魔物の例に漏れず、熊の肉もまた足が早い。
明日の朝には、素材としてはともかく、食用には厳しい状態になっているだろう。
一度地獄の苦しみを経験しているあなたは、特にそれに警戒している。


そういう事で、あなたは酒場へ向かう事を提案した。
あわよくば食道楽の魔術師が居れば、何か良い知恵を貰える可能性もある。

提案は二人にも受け入れられ、あなた達は重い足を引き摺り、酒場を目指す。



>>↓1 コンマ判定 【街の様子】

感覚 7

目標値 7


【街の様子】

目標値 7  出目 8

失敗……



あなた達はろくに通りを観察する余裕もなく歩き、酒場に到着した。

どうか、魔術師がここに居ますように。
そう祈りつつ、扉を開ける。


……残念ながら、祈りは届かなかったようだ。
店は開いており、人影も少しはあるが、その中にあの陰気な変人の姿はない。

また、昼間は毎回見かけた戦士の男も見当たらない。
どうやら昼夜で客層が違うようだ。



>>↓1  どうする?


【23:15】



『熊の肉?
 ……明日の朝までですか。
 ふぅむ、少々難しいですね』


白髪白髭の紳士然とした酒場の主は、買取に難色を示した。
期限を気にしているようだが、それも致し方のない所である。
保存の利かない魔物の肉など、その場で売り捌ける保証がなければそうそう手の出る物ではない。


『申し訳ありませんが、買取はお断りさせて下さい。
 勿論、今食べて行かれるのでしたら、調理させて頂くのは構いませんが』



>>↓1 コンマ判定 【幸運な出来事】

幸運 9

目標値 9


【幸運な出来事】

目標値 9  出目 7

成功!



そこへ、酒場の席の一つから、突然声が割り込んだ。


『おう、あの豪腕熊の肉か?
 いいじゃねぇか、俺が買い取るぜ。
 何せこの後お楽しみだからよ!』


いかにも粗野、といった声の主に振り向けば、娼婦を侍らせる大柄な男がそこに居た。
女の肩に手を回して胸を鷲掴み、口元をニヤニヤと歪めている。

相当な金を持っていると一目で分かる。
着ている服は上等な仕立てで、とてもではないが庶民に手の出る類ではない。
しかしそれは余りに男の雰囲気とそぐわない。
この男にはもっとボロボロの、それこそゴミ山から拾ってきたような使い古しの服こそが似合うだろう。

あなたはその男に見覚えがあった。
以前もこの酒場で娼婦を連れていた、ハンマーを武器とする冒険者である。


粗野な男は、肉の塊三つに合わせて 【4000 Kootz】 の値を付けた。
更に、交渉したいなら幾らでも付き合う、とも言っている。



>>↓1  どうする?


あなたは交渉に臨む事にした。
戦利品は高く売れるに越した事はない。
交渉を受け付ける、と相手が言っている以上、やってみる価値はあるはずだ。

あなた達の中で、最もこういった事に長けていそうなのは、少年である。
少年は自発的に粗野な男の前に出て、口を開いたが……。


『あぁ?
 野郎は引っ込んでろ。
 突っ込む穴もねぇ奴が俺の前に立ってんじゃねぇよ』


男は突如不機嫌になり、少年を睨む。
どうやらあなたか、もしくは少女との交渉以外は難しそうだ。



>>↓1  どう交渉する?

あぁ間違えた、修正します


>>↓1  誰が幾らふっかける?

こんなに人がいるなら会議とかした方が良さそうだな
取られた安価が全てなんだから各個人の不平不満はレスしないでおくれよ?


少年の代わりにあなたが前に出る。

まずは試しに、少々吹っ掛けてみる事とした。
三個で4000の所を、二個で4000。
これはどうか、と様子を見る。


『おう、それなら三枚でいいぜ。
 顔を晒してから三枚脱いだらその値で買ってやるよ』


粗野な男は、最高のジョークを言ったとばかりに胸を張り大笑いする。
嫉妬の演技を見せる娼婦をおざなりに宥め、ニヤニヤとあなたを見つめた。

あなたも当然気付いただろう。
この男は言葉とは裏腹に、真っ当な交渉などやる気がないのだ。



>>↓1  どうする?


どう考えても論外であった。
この様子では、4000Kootzの値も適正かどうかは大いに疑問だ。

あなた達は無言で男に背を向け、酒場を後にする。

背に投げかけられた下品な言葉に、少女が怒鳴り返した所で、扉は激しい音と共に閉まった。

上手く交渉()できればいい儲けだけど条件悪いなぁ…

あとGMへ
盗賊はまだ「置き去りのローブ」だったかは持っているの?
セコいかもしれないけど一応ほしいよね

質問
奴隷って存在する?


>>232
持ってますね。
処分しようにも値が付きませんでした。



【23:30】



通りに出たあなた達は、怒りを撒き散らす少女を何とか落ち着かせた。

結局、酒場でも荷物は減らなかった。
重荷は徐々に体感重量を増していく。



>>↓1  どうする?


>>233
存在します。
入手法をあなたが知っているかどうかは現時点では未確定です。

5分会議で


【19:50】 まで停止します。

宿屋に荷物を置いておいて盗まれるなんてありえないよな
肉は他にどんな使い方あったっけ

>>241
薬の材料

>>242
サンクス
一応高級な酒場までいくか素直に寝るかの2択かな?

奴隷買うなら傭兵雇った方がまだマシなんじゃ
とりあえず肉は食ってしまおう

>>245
食べ方はどうしようか
BBQの道具なんてなさそうだし少女は肉あまり食べないし
明日になったら肉痛んでまたピーしそうだな
安価下


時間なので再開します。



>>↓1 どうする?

次の日はどうしようか
1人荷物番みたいに分担して残りの面子で売りにいく?
それとも皆で防具屋とか見に行く?
安価下


あなた達は、すごすごと宿へ向かう。
荷物は何一つ減ってはいないが、宿の主人を三日連続で叩き起こすのは忍びない。
それに、余りに厄介な客だと思われてしまえば、宿泊を断られる可能性もあるかも知れないのだ。


【0:00】


が、無情にも宿の扉は既に閉ざされていた。
あなた達はその前で途方に暮れる。

……三度目、これで三度目である。

宿の主人が気分を害するのを恐れず、扉を叩くべきか。
それとも、この時間でも開いている奇特な宿を探すべきか。

あなた達三人は、そっと視線で相談し合う。



>>↓1  どうする?

叩き起こす
全ては幸運の女神の思し召し


【20:07】 まで停止します。

あれか、困った時の防具屋の少年か
野宿だと肝臓その他が虫にやられそうだなー

宿屋の人に何かしら積まないと間違いなく泊めてくれないだろうな
裏通りにいく?


時間なので再開します。



>>↓1  どうする?

他にも宿なんてあるだろうし断られてもそこまで問題はないのかな
町のことよく知ってるはずの防具屋の少年なら穴場を教えてはくれそうだけど
安価下


『背に腹は変えられません。
 ……連れ込み宿を探しましょう。
 踏み入った事はありませんが、裏通りにならあるはずです』


少年は苦虫を噛み潰したように言う。
少女もまた、嫌々ながらも仕方なし、という顔で頷く。

そしてあなたは……。
はて、連れ込み宿とは普通の宿とは何か違うのだろうか、と首を傾げた。
男女の経験など皆無であり、世間にも疎いあなたには、それが何を目的とした宿なのか理解不能であったのだ。


ともあれ、宿に当てがあるならば是非もない。
あなた達は少年を先頭に、裏通りを目指す。

翌日になれば、翌日は間違いなくお大臣になれるはずだからここの判定はしっかり勝ちたいな
GMさん、問題ないと思うけど少年はいつまでに迷宮に戻ればいいの?


>>280
迷宮を出たのは 【20:15】 です。
明日の同じ時刻までに迷宮に入れば問題ありません。
また、時間が近付けば少年と少女は自動的に迷宮に先行します。


裏通りは、夜の街の中で一際明るく照らされていた。
あちこちでかがり火が点され、表にはなかった人通りがこの時間でも十分にある。

開いている店も多い。
何やら怪しげな物を並べる異様な雰囲気の雑貨店。
耳が痛むような馬鹿笑いが通りまで響く酒場。
薄着の女性が店先で手招く館。

他にもこまごまとした謎の店が夜を彩っている。


そんな中に点在する連れ込み宿は、至極あっさりと見つかった。
三人で一部屋を借りたいと告げると、店主は無言で部屋の鍵を放って寄越す。

こうして、あなた達はようやく無事に宿に辿り付けた。

(さくさくすすんで困惑)


>>289
キーワード 【連れ込み宿】 が指定された上に少年が居ますから、自動成功で裏通りの宿に入れます。





【0:30】

【所持金 480 → 430 Kootz】



荷物を降ろし、疲れからベッドに倒れこむあなたを、二人は妙な顔で見つめた。

何故そんな顔で見られるのか。
疑問に思うあなただが、二人は顔を見合わせたまま、答えなかった。



>>↓1  もう寝ますか?

少年になぜ不思議そうな顔をするのか聞いてみる


大きなベッドの中央に横たわるあなたを、少女はぐいぐいと隅に押しやった。
そうして空いたスペースに少女が、あなたとは逆の隅に少年が収まる。

何故ベッドが一つしかないのか。
などと眠りかけの頭で考えたが、あなたが答えに至る事は当然ない。

変な事したらぶん殴るわよ、という少女の物騒な声を耳にしたのを最後に、あなたの意識は眠りの世界へ旅立った。

仕方ない明日少年にベットが1つの理由を聞いてみようか
ところで肝臓や熊肉は>>168見る限り薬屋だよな
皮は防具屋で骨は…どこに持ち込むのがいいんだろ


【8:30】



鎧戸の隙間から差し込む朝日によって、あなたは目を覚ました。

隣を見れば、二人は向かい合ったまま未だ眠っている。
互いの片手は緩く繋がれ、あなたに二人の仲の良さを教えてくれていた。



>>↓1  どうする?

ほほえましいなぁ
少女を起こして少年に程々にイタズラする


良く眠っているのを起こすのも忍びない。

あなたは音を立てないようにベッドを降りた。
荷の全てを一人で持つのは難しいが、幾らかでも売っておけば時間の節約になるだろう。
枕元に書置きを残し、荷を確認する。

あなたが持って行く物は……。



1) 腕の骨

2) 脚の骨

3) 肝臓

4) 肉

5) 毛皮



>>↓1  どれにする? (三個まで選択可能)

流石に2人への書き置きくらいは残していくだろ…?
何を売るかは>>1が選択安価出してくれるはず
鮮度的に肉か、慣れ親しんだ防具屋に皮のどちらかがいいのかな
安価は5分会議で

多分腕と足は同時に運べないとか考えたんだろ
もしくはタイプミスか
単発が安価を取ってしまったのは偶然ですかね…?


あなたは腕の骨と肝臓を持って行く事にした。

骨には何の変化も見当たらない。
対して、肝臓の方は変色が発生している。
魔術師によれば、素材としての品質には問題ないが、食すのは危険だという話だ。

食物の恐ろしさを嫌と言う程知ったあなたである。
頼まれたとしても食べる事はありえない。



静かに部屋を出て、鍵を閉める。
そのまま階を下り、店主へと事情を説明して通りに出た。

昨晩の喧騒はすっかり消え、裏通りは静まり返っている。
やはり、ここは夜にしか輝かないようだ。


【3日目 8:45】



さて、あなたの荷には、豪腕熊の腕骨と肝臓がある。
どこに向かうべきだろうか?



>>↓1  どうする?

薬屋で

一応安価取ったけど一旦宿戻った方がよかったか?
交渉で納得いかないようだったらこっちで作戦会議したり別の店を探すとかしたいな


あなたはまず、薬屋へ向かう。

熊の肝臓は加工する事で高価な薬になるという。
この選択は極自然な事であった。


【9:15】


冒険者向けの店が並ぶ区画。
そこを歩けば、目当ての店はすぐに見つかった。
何せ、酷い臭いである。
恐らくは薬草なのだろうが、緑の匂いも凝縮すれば悪臭と大差はないらしい。

眉をしかめながら、あなたは店へと踏み入る。


『あら、いらっしゃい。
 こんな早くに何がご入用かしら?』


カウンターから声を掛けたのは、若々しい細身の女性であった。

薬師である事は明白だ。
その指先や、羽織ったローブのあちこちに草の汁らしき染みが見て取れる。

薬草ってやばくね?
動物系のもの扱ってるのだろうか
この人に動物系の薬を扱う店を聞いてみるのもありだな


これに値を付けて欲しい。
あなたはそう薬師に答え、カウンターの上に肝臓と骨を乗せた。

薬師は目を丸くし、肝臓を眺める。


『……へぇ、凄いじゃない。
 ここまで完璧な状態の物はそう見ないわ。
 腕が良いのね』


一頻りあなたを賞賛した後、女性は買値を提示した。



■ 豪腕熊の腕骨

売却 : 1800 Kootz / 一本当たり

加工 : 360 Kootz / 一本当たり


◆ 加工後の薬

【熊骨の精力剤】

豪腕熊の腕骨一本につき、五個獲得可能。

6時間だけ、状態異常 【朦朧】 【疲労】 【衰弱】 に耐性を与える。
また、服用者が男性の場合、追加効果が発生する。



■ 豪腕熊の肝臓

売却 : 7500 Kootz

加工 : 1500 Kootz


◆ 加工後の薬

【熊肝の丸薬】

豪腕熊の肝臓一個につき、三個獲得可能。

1時間だけ、服用者の視力を劇的に引き上げる。
目視判定にプラス補正を与え、更に 【暗闇】 【距離】 などのマイナス補正を無効化する。
ただし、物理的な障害物によるマイナス補正は打ち消す事が出来ない。


あなたは提示された条件を前に、頭を働かせた。



>>↓1  どうする?

なんか安すぎるような
加工ってお金払うの?
安価は5分会議で


【21:31】 まで停止します。

多分買い叩かれるだろこれ
骨も肝臓も少なくとも即決はできないだろ、出直そう
GMさん、店内の様子を描写してもらってもいい?
主にどんな品物があるか、薬の原料は何かとか


>>346
店内描写のため、延長します。
少々お待ち下さい。

>>349
ありがとう!
狼は序盤の敵の高品質な部位だから1200Koで熊は後半の難敵の重要な部位だから骨が1800Koは微妙かなぁ
2400Koはいけるんじゃない?
あと薬としての肝臓は2,3日もつよ食べるのはアウトだけど


あなたは悩みつつ、店の中を見渡した。

並んでいる薬は多岐に渡る。
胃痛、頭痛、解熱剤といった極普通の品から、
精力剤、媚薬、惚れ薬、などといった怪しげな物までだ。
薬の形状も液体から軟膏、丸薬と多種多様。

乱雑という言葉が実に良く似合う。
あなたも使用した事のあるポーションの隣に、鼠を殺すための薬品が並ぶような混沌振りなのだ。


また、あなたは薬師の背後の棚に並ぶ、薬の素材だろう物も発見した。
乾燥させた薬草類が大半だが、中には萎れた臓器や、透き通る鉱石も散見される。


とりあえず 【21:41】 に出しますね。

やっぱり薬草メインみたいだねぇ
萎れた臓器って使われてないってことだろ?
この人動物系は専門外じゃないかな


>>↓1  どうする?

腕のいい薬師を聞くのはありだと思う
特に動物系で
安価下


あなたは悩みに悩んだ結果、やはり一人で結論するのは難しいと判断した。

世間知らずが一人でどうにかするなど、無謀だったのかも知れない。
そう若干落ち込みながら、仲間と相談すると告げて荷と肝臓を回収する。

薬師は無理に止める事はせず、ひらひらと手を振ってあなたを見送った。


【9:45】


宿の前であなたと鉢合わせた少女は、眦を釣り上げてあなたを問い詰めた。
今回は問題なく全員揃っているのに、一人で先走るとは何事か、と。
援護を求めて少年を見るも、ニッコリと微笑んだまま何も言わない。

結局、少女の怒りはあなたが何も売らずに戻ってきた事を教え、頭を下げるまで続いたのだった。


【10:15】


さて、所変わって魔道具店である。
店主の老婆は、あなた達が持ち込んだ骨や肉、臓器をじろじろと眺め、口を開く。


『……なんで腕やら脚やら取ってきとんだい、あんたら。
 こんなとこからじゃ、ろくな量作れやしないよ。
 次からは背骨にしな。
 薬の材料にするなら、あそこが一番上等だ』


バラせるから嵩張らないしね。
という老婆の助言は、あなた達に昨日の苦労を思い出させ、その肩を随分と重くしてくれた。

貴女は鈍足高耐久アタッカー、少女は中衛の索敵役、少年は回復や知識が優れた後方支援役
あと欲しいのは回避盾役だな騎士とかよさそう
安価下


鑑定を終えた老婆は、あなた達に買取額などを提示した。


『言っとくけど、うちは魔力の入ってないもんは専門外だよ。
 次からはこういうもんは薬屋に持ち込みな』





■ 豪腕熊の腕骨

売却 : 1800 Kootz / 一本当たり

加工 : 360 Kootz / 一本当たり


◆ 加工後の薬

【熊骨の精力剤】

豪腕熊の腕骨一本につき、五個獲得可能。

6時間だけ、状態異常 【朦朧】 【疲労】 【衰弱】 に耐性を与える。
また、服用者が男性の場合、追加効果が発生する。



■ 豪腕熊の脚骨

売却 : 1800 Kootz / 一本当たり

加工 : 360 Kootz / 一本当たり


◆ 加工後の薬

【熊骨の精力剤】

豪腕熊の脚骨一本につき、五個獲得可能。

6時間だけ、状態異常 【朦朧】 【疲労】 【衰弱】 に耐性を与える。
また、服用者が男性の場合、追加効果が発生する。



■ 豪腕熊の肝臓

売却 : 7500 Kootz

加工 : 1500 Kootz


◆ 加工後の薬

【熊肝の丸薬】

豪腕熊の肝臓一個につき、三個獲得可能。

1時間だけ、服用者の視力を劇的に引き上げる。
目視判定にプラス補正を与え、更に 【暗闇】 【距離】 などのマイナス補正を無効化する。
ただし、物理的な障害物によるマイナス補正は打ち消す事が出来ない。


■ 豪腕熊の肉

売却 : 1400 Kootz / 一個当たり

加工 : 280 Kootz / 一個当たり


◆ 加工後の薬

【熊の精力剤】

豪腕熊の肉一個につき、三個獲得可能。

3時間だけ、状態異常 【朦朧】 【疲労】 【衰弱】 に耐性を与える。
また、服用者が男性の場合、追加効果が発生する。


あなた達は条件を頭に入れ、三人で顔を突き合わせて相談する。



>>↓1  どうする?

売却はしない
老婆に腕のいい薬屋について聞いてみる
できれば複数のお店を


売却を取り止め、荷を仕舞い込みながら、老婆へと尋ねる。
腕の良い薬師を知らないか、と。

老婆は少し考え込んだ後、答える。


『教えるのは構わないけどね。
 あんたらはそれを高く売りたいのかい?
 それとも、質の良い薬が欲しいのかい?』



>>↓1  どちら?


『下手にあちこちの店を回って質の悪い薬を掴まされる、なんて馬鹿らしいだろう?
 そういう意味さ。
 うちより高い品質の薬を作れる店なんぞ、知らんよ。
 並ぶのならあるがね。

 同じ通りの、薬草臭い店を尋ねな。
 あそこの店主は若いけど、良い腕をしてるよ。』



>>↓1  どうする?


この隙にコンビニ行ってくるので、しばらくどうぞ。


戻りました。
再開していきます。


>>↓1  どうする?

礼をいいつつ高く売れる店についても尋ねる


【豪腕熊の腕骨】
【豪腕熊の脚骨 x2】
【豪腕熊の肉 x3】

を売却しました。

◆ 所持金 430 → 10030 Kootz


【豪腕熊の腕骨】
【豪腕熊の肝臓】

の加工を依頼します。

◆ 所持金 10030 → 8170 Kootz



『仕方ない、久しぶりにやってやるかね。
 あぁ、あんた、ちょっと骨割るの手伝っていきな。
 こんな婆さんに専門外の事やらせるんだ。
 手間賃の内だよ、いいね?』


【3日目 10:45】



あなた達は老婆の手伝いを終えた。
砕かれた骨は鍋で煮込まれ、獣の脂独特の臭気を放っている。

老婆の話では、薬はすぐに出来る物ではないが、日を跨ぐ程でもないらしい。
また迷宮に向かう前に顔を出せば良いだろう。


◆ 3日目 14:00 以降に街に居た場合、自動獲得します


>>↓1  どうする?


昨日の戦利品の内、残るは毛皮のみとなった。
これを加工するにしろ、売却するにしろ、防具屋が適しているはずだ。
あなた達はそう考え、足を運んだ。


【11:00】


扉をくぐった瞬間に起こったのは、毎度の事である。
職人の少年があなたに駆け寄り、その手を握ったのだ。
まだ青い腫れが引かない顔に満面の笑みを浮かべ、あなたを歓迎する。

あなたの仲間である二人はそれを意外そうに見た後、良く似た悪戯な顔をする。


『あんたも隅に置けないわね。
 ちゃっかり男捕まえてるなんてさ』


職人の少年は顔を真っ赤に染め、まだそこまでの関係では、と返す。
だが、その反応こそが異端の少年が待ち望んだ物だったらしい。


『まだ、という事はこれからそうなる予定なんですね。
 良い事です。
 僕は全力で応援しますよ』


慌てる職人を前にした彼は、実に楽しそうな笑顔であった。


さて、それはともかく毛皮である。
職人の少年が親方を呼び、査定が行われる。


『厄介な代物持ち込みやがったな。
 こいつの加工は人手も時間もかかる。
 悪いが、持ち込みでもそう安くはしてやれねぇぞ。
 仕上がりも……そうだな、七日は見ておけ』



■ 豪腕熊の毛皮

売却 : 3000 Kootz / 25%につき

加工 : 2000 Kootz / 25%につき


※ 加工後の防具性能 (この値に、防具の基本性能が加算される)

防御補正 : 2
回避補正 : 0

◆ 特殊能力

【耐性 : 万能】

このアイテムは、あらゆる種類の最終的なダメージを50%軽減する。


書き忘れ。
25%の毛皮使用で、一個の防具になります。



>>↓1  どうする?


【0:14】 まで停止します。


時間なので再開します。



>>↓1  どうする?


あなた達は毛皮を全て加工し、防具を三つ作成する事とした。
その内訳は……。



>>↓1  装備者と防護部位の組み合わせを三つ、指定して下さい。

あなた少女少年(胴体)


注文は革鎧を三人分。
問題なく作成出来る量だとの事だ。


【豪腕熊の毛皮 / 75%】

の加工を依頼します。

◆ 所持金 8170 → 2170 Kootz


■ 豪腕熊革の革鎧

防御補正 3
回避補正 0

◆ 特殊能力

【耐性 : 万能】

このアイテムは、あらゆる種類の最終的なダメージを50%軽減する。





『よし、代金は丁度だな。
 おう、お前ら!
 お客さん方の寸法、きっちり測っとけ!』


◆ 10日目 11:00 以降に街に居た場合、自動獲得します


【3日目 11:30】

【所持金 2170 Kootz】



胴体の様々な寸法を測り終え、あなた達は解放された。
あなたや少年は特に問題なかったが、他人を敬遠しがちな少女には辛い時間だったようだ。
疲れたような顔で溜め息を吐いている。



>>↓1  どうする?


と、その時、あなたの腹から小さな音が聞こえた。

考えてみれば、今日は朝から何も口にしていない。
二人もそれは同じであるらしく、酒場で食事をしようという提案は即座に可決された。


【12:00】

【所持金 2170 → 2150 Kootz】


あなた達は相変わらずの美味を堪能しながら、周囲を観察した。

店内には見慣れた二つの顔がある。
水筒の戦士と、食道楽の魔術師だ。
それぞれいつも通り一人きり。
戦士は杯の中の酒を、魔術師は豆料理を、じっと眺めている。

他の客の姿は、今の所ない。



>>↓1  どうする?


あなたは二人を残して席を立ち、屈強な戦士に声を掛けた。
荷物の中には、今も彼から譲って貰った水筒が入っている。
改めて礼の一つも伝えておこうと考えたのだ。


『ん……?
 いや、すまない、どこかで会っただろうか?』


男は怪訝そうにあなたに問う。
忘れられていたかと残念に思いかけたあなたは、水筒を貰った時はフードを被っていた事に気付く。
その点について説明し、礼を伝えると、男は思い出したようだ。


『あぁ、あの時の。
 構わん。
 以前に言った通り、十分に予備のある物だ。
 気にする必要はない』


ところで、あなたには一つ気になっている事があった。
水筒の素材である。

それなりの硬さを持ちながら鉱石ではなく、植物のような質感のそれ。
あなたはともかく、鑑定士すらも知らない素材の正体とは一体何なのか。

試しに聞いてみれば、男は特に隠す様子もなく、あっさりと答えた。


『あれは、タケ……という物で出来ているらしい。
 私も実物を見た事はないが、節を幾つも連ねて真っ直ぐに天に伸びる植物だという話だ。
 以前に、知り合いから大量に譲られてな。
 東方の国では一般的な物のようだ』



■ 鑑定成功  ?水筒 → 竹製の水筒


『もし気に入ったのなら幾つか譲っても良い。
 眠らせていても勿体無いばかりだからな』


男はやはり相変わらずのお人好し加減だ。
代金を取ろうなどという気は僅かすらもないらしい。



>>↓1  どうする?


くれると言うなら貰っておこう。
そう判断したあなたは、ありがたく申し出を受ける事にした。


『ん、そうか。
 こちらとしても助かる。
 場所ばかり取ってしまってな』


男は手を上げ、紳士風の店主を呼び寄せる。


『水筒の予備を二つ、持って来てくれ。
 聞いていたかも知れないが、彼女に譲る事にする』


店主は恭しく頭を下げて承諾し、店の裏手へと回っていった。
程なくして戻ってきたその手には二つの竹。



◆ 【竹製の水筒 / 100% x2】 を獲得しました。


【12:15】



『さて、少し早いが今日はもう休もうと思っている。
 他に何か用がなければ、私は行くが?』



>>↓1  どうする?


あなたは竹について再度礼を言い、質問を投げかけた。
男の迷宮攻略、その進行状況についてである。


『……正直、全く進んでいないな。
 私の目的は迷宮自体の攻略ではなく、一体の魔物の討伐だ。
 だが、未だにまともな傷の一つも付けられていない。
 砕かれた装備がただ増えるだけだ』


男の言葉に、あなたは初対面の時を思い出す。
あの時、男は割られた兜を片手に抱えていた。
恐らく敗北の帰りだったのだろう。


『そうだ、地図は持っているか?
 奴の塒を記しておこう。
 ……極めて危険度の高い魔物だ、近寄らないよう気を付けろ』




◆ 地図情報が更新されます

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org291753.jpg


■ 屈強な戦士

【探索目的】

豪腕熊変異種の討伐


【12:30】


男は念入りに、決して近付くな、と忠告を繰り返し、酒場の奥へと消えた。



>>↓1  どうする?


といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明日。

このキャラでは別にいいけど一人探検またしてみたいな、あのスリリングな感じはやっぱりよかった


ソロ探索の方についても、ちょっと色々考えています。
この周回が終わってからのアレになりますが。



あと答え忘れてた質問について。
前周回の盗賊が獲得した魔晶石の価値ですが、白金貨80枚はおおよそ

72.000.000 Kootz

ぐらいになります。
盗賊が実際に獲得したのは白金貨2枚なので、彼は 1.800.000 Kootz を得た事になります。
自分で設定しといてなんですがインフレ酷い。



今晩は17時位から開始します。
よろしくお願いします。


『あんたも結構ちゃっかりしてるわよね。
 職人捕まえたり、水筒貰ったり。
 なんか意外だわ』


感心したように言う少女に、あなたは問いかけた。
何か街中でやりたい事や新調したい装備はないか、と。

あなた自身がやるべき事は、特に思い浮かばなかったのだ。
だが勿論パーティーである以上、あなたが予定の全てを決める必要はない。
二人の意見に従うのも良いだろう。


『僕は特にありませんね。
 武器は……使う機会がありませんでしたけど、短剣がありますし。
 防具も熊革で良いでしょう』

『私も今ので良いかな……。
 補充も必要ないし。
 薬が出来上がるまでそれぞれ自由行動でどう?』


少女は別れて適当に時間を潰す事を提案した。
とはいえ、どうしてもそうしたい、という雰囲気は感じられない。
あなたに異論があれば、引き止める事は容易いだろう。



>>↓1  どうする?

今鎧が無いから防具屋へ まだ間に合うなら皮鎧回収して買った鎧に熊皮つける

せっかくだし、一人でぶらつく


>>499
革鎧は強化ではなく新規作成しています。
従来の鎧は現在も装備されていますので、安価↓として扱います。
>>500採用になります。


『そ、じゃあこっちは適当にぶらついてくるわ。
 時間になったら店の前で落ち合いましょ』


あなたは提案を承諾した。
少女は少年の手を引き、酒場を出て行く。

さて、あなたは完全な自由時間を手に入れた。
何をやるにも、どこへ訪れるも、止める者は誰も居ない。



>>↓1  どこへ行く? (区画単位でも店単位でも、あるいは運任せでブラついても構いません)


冒険者向けの店が並ぶ区画。
森に最も近い門。
酒場や飲食店が多い区画。
裏通り。

などが実際に訪れて知っているエリアになります。

他は住宅地などがある事は知っているでしょう。
平民と貴族で分けられている事も。
あとは神殿も探せばすぐに見つかるはずです。

その他、街にありそうな区画、建物は自由に指定できます。

えーと、鉄鎧には熊皮付けれないのか?

森の近くで投槍器と投げ槍作成

神殿、神殿に行く


>>506
あー、しまった可能ですね。
時間消費なしで防具屋も訪れる事にします。

>>509
そういう事なのか?甲殻とはまた違うわけか…?

>>511
<レザーアーマー>
『製法としてはなめした皮を単純に重ねただけのものや、厚い皮をワックスで煮込んで硬化処理したものなどがある。』

今回熊革は後者に近い物になるのかな?

>>516
システム的には今着てる皮鎧(防御1回避1)に熊皮貼り付ける感じらしい

森の熊さん乱獲しなきゃ・・・(使命感

武器って新しいの頼んでたっけ


あなたは再び防具屋を訪れた。
注文内容に少し手を加えたかったためである。


『他の鎧の強化に……?
 いや、そりゃあ構わねぇけどよ。
 良い結果になるとは思えんぞ。
 他のもんと一緒にするには、こいつの革は分厚すぎる』



■ 熊革と鉄の鎧

防御補正 : 4
回避補正 : -1

【耐性 : 万能】

このアイテムは、あらゆる種類の最終的なダメージを50%軽減する。

【過剰重層】

このアイテムを装備している限り、様々な敏捷判定にマイナス補正を受ける。



『他のもんでも、大体こんな風になるだろうな。
 それでも良いなら、店に並べてる鎧から好きに選んでくれ』



>>↓1  どうする?

あなたの防具にだけつけるか安価した

>>517
なら今のままは微妙か

雑談になるがイッチ暖かくするんやで、体に気をつけてなちょっと前までインフル流行ってたし
毎日超スピードで投下してるから心配になってしまう


あなたは返答を一旦保留して、店内に目を向ける。
見るべきは当然、鎧だ。



■ 革製の鎧

価格 : 700 Kootz

防御補正 : 1
回避補正 : 1


■ 緋色鹿革製の鎧

価格 : 1000 Kootz

防御補正 : 2
回避補正 : 1


■ 鉄製の鎧

価格 : 800 Kootz

防御補正 : 2
回避補正 : 0


■ 魔鉄製の鎧

価格 : 1700 Kootz

防御補正 : 3
回避補正 : 1


■ 大蜘蛛の鎧

価格 : 3200 Kootz

防御補正 : 4
回避補正 : 0


【所持金 2150 Kootz】



どうやら、現在並んでいるのはこれで全てのようだ。
あなたが望むなら、これらを熊革と組み合わせる事も出来る。
勿論、敏捷性と防御能力を引き換える事になるだろうが。



>>↓1  どうする?

過剰重層にならない組み合わせはありますか?


『いやぁ、革同士でも辛いもんがあるぞ。
 薄くすれば折角の耐性がなくなっちまうし……』



■ 熊と鹿の革鎧

強化費用 : 1000 Kootz

防御補正 : 4
回避補正 : 0

【耐性 : 万能】

このアイテムは、あらゆる種類の最終的なダメージを50%軽減する。

【過剰重層】

このアイテムを装備している限り、様々な敏捷判定にマイナス補正を受ける。

なんか俊敏1って時点で奇襲されたら避けれないと思うけど 安価した


>>536
熊革は他の素材と組み合わせると確定で過剰が付きます。



>>↓1  どうする?

出ていき神殿へ
買うとしても相談必須


即断できる事ではなさそうだ。
あなたは一旦保留する事とした。


『おう、構わんぞ。
 そうだな、明後日までなら変更は受け付けられる。
 それ以降の変更だと、追加料金を貰う事になるから気をつけろ』





>>507
森までの往復と武器作成で、二人との待ち合わせ時間を大きく越えてしまいますので、選択できません。
>>508>>546のどちらにしても、神殿へと向かいます。

ネズミの墓は神殿に作ってない気がするけど
安価下

熊さん回収しておきたいが
安価下


【3日目 12:45】



防具屋を出たあなたは、ふと思い立って神殿を探した。
特に理由はない。
強いて言えば、少年の事で頭の片隅に引っかかる物があったのかも知れない。

道行く人に尋ねれば、場所はすぐに判明した。
何せ、街の中心部近くにあるのだ。
あそこだよ、と指差された先を見れば、連なる屋根の向こうに尖塔が見える。
あなたは街人に礼を言い、歩を進める。


神殿は酷く豪奢であった。
壁には黄金の装飾が輝き、宝石で彩られた窓が煌いていた。
神殿前の広場には精緻な彫刻が施された噴水が置かれ、周囲を一流の職人が手を入れただろう木々が取り囲む。

どこの街でも神殿はこうなのか、とあなたは嘆息した。
足の治療のために金貨の山を求めた彼ららしい、と。


神殿の門は誰にでも開かれている。
ただし、彼らに何かを求めるならば、代価は他の何よりも高くつくだろう。



>>↓1  どうする?

中に入るのが無料なら入ってどんなことが出来るか聞いてみる


あなたは噴水の縁に腰掛けて、周囲の観察を始めた。

神殿へ向かう人々は、それなりに多い。
彼らの奉る神は、迷宮を生むとされている。
今のこの街が迷宮の産物に拠って生かされている以上、それに祈るのは当然の成り行きである。

神殿の門をくぐる者は、大半が供物を手にしている。
神の教えの一つだ。

対価なしに、何かを受け取ってはならない。
名誉を求めるならば試練を。
幸福を求めるならば努力を。
加護を求めるならば供物を。
神殿と、そして神は、常に何かを求め続ける。

最も分かりやすいその例が、あなたの視界の中で展開される。


『おお、これは酷い。
 骨を折ってしまわれましたか。
 えぇ、しかしご安心下さい、綺麗に治して差し上げましょう。

 対価は……そうですね、これならば 【20000 Kootz】 で治療を行いますよ』


怪我人に呼ばれて出てきたふくよかな司祭が、笑顔で信徒へと告げていた。

ワロタww・・・わろた・・・撤退!撤退ッー!
安価下


【13:15】



信徒は泣き縋り慈悲を求めたが、司祭が折れる事はなかった。
対価を支払えない男は、折れた腕を抱えて、唇を噛み締めながら神殿を後にする。

その光景の気分の悪さに、あなたは吐き気を覚えたかも知れない。



>>↓1  どうする?

きょうかいはしっそじゃなきゃいけないんじゃないんですか?(無知
安価下

言っていない場所の街の探索@人気がない所は避ける

誤字 言ってない→行っていない
安価下


こんな所にもう用は無い。

あなたはそう考え、立ち上がる。
悪くなってしまった気分を立て直すために、足の向くままに歩き始めた。
人気のない場所は避けつつ、未だ見ていない場所を目指す。



>>↓1 コンマ判定 【幸運な出来事】

幸運 9

目標値 9


【幸運な出来事】

目標値 9  出目 6

成功!



適当に街中を歩くあなたは、人で賑わう区画を発見した。
市場である。

冒険者向けではなく、街の住人達が日頃活用する場なのだろう。
肉や野菜といった食料品が並び、威勢の良い呼び込みを響かせている。
乾燥させた草や小さな実を売るのは、恐らく香辛料を専門とする行商人か。
また、屋台も所狭しと置かれ、何かが焼ける香ばしい匂いを流している。


『お姉さんお姉さん、お花はいかがですか?』


市場を見て歩くあなたに声をかけたのは、幼い少女だった。
小さな手で籠を持ち、その中から取り出した白い花を差し出している。



>>↓1  【白い花】 を 【1 Kootz】 で購入しますか?

防具屋の少年には買ってあげないとか(´;ω;`)
安価下


あなたは三枚の硬貨を渡し、三本の花を購入した。
少女は喜び、笑顔であなたに感謝を告げる。


そしてそのまま何を思ったのか、手を合わせて祈りを捧げ始めた。



>>↓1 コンマ判定 【?????】

幸運 7 (花売りの少女)

目標値 7

クリティカル

>>577
しょうがないから彼には半分にちぎったコインでもあげるか(花山並感)

>>581
筋力9なら出来そうだからやめーやww
安価下


【?????】

目標値 7  出目 7

かろうじて成功……



少女の祈りは長い。
目を固く瞑ったまま、時折唸るような声を出している。

一体これは何なのか、どうすれば良いのか。
あなたの心中が困惑に支配されかけた頃、少女は手を解いた。


『えへへ、時間かかっちゃってごめんね!
 お買い上げありがとうございました!』


少女は再びあなたに感謝し、次の客を探して駆けていった。

残されるあなたの手には、三本の花。
何となくではあるが、花は瑞々しさを増しているように、あなたには思えた。



◆ 所持金 2150 → 2147 Kootz

◆ 【?白い花 x3】 を獲得しました。

>>582
さすがに9では無理だろww ブーストかければできると思うが 安価下

かわいい(確信

祈祷師っぽいけどお守りかなんかになるのかな
安価下


【13:30】



花を仕舞い、あなたは周囲を見渡した。
ここは市場である。
探索に直接役立つような物は無いだろうが、何か求める物があれば探すのも良い。
また、特に得る物は無いと判断し、二人と合流する予定の店へ向かうのも自由だ。



>>↓1  どうする?


夕飯に行ってきます。
また後ほど。

>>529
ありがとうございます。
気をつけて行きます。

>>584
9って怪物一歩手前なんやで・・・
1  蔑視
2-3 劣等
4-5 平均
6-7 熟練
8-9 天才
10  怪物

>>588
いやいや、よけいなおせっかいですから

うーん、握力が必要なのか筋力が必要なのか、無理なんかな
質問
筋力9(天才)って具体的にどのぐらいのことまで出来るの?

よく考えたらこの質問する意味ないな雑談すみません

売るもんなんて持ってたか?


あなたは市場の商品ではなく、商品を運び入れるための道具を探した。
背負子である。
それはそこら中に置かれ、簡単に見つけられる。

その中の一つ、商品を売り切ったのだろう空っぽの物を発見し、購入を持ちかけた。


『こんなもんならすぐ作れるし、別に構わないよ』



■ 【木製の背負子】

価格 : 50 Kootz

荷物を括りつけて背負うための道具。
特殊な能力は持たない。



>>↓1  購入しますか?


◆ 所持金 2147 → 2097 Kootz

◆ 【木製の背負子】 を獲得しました。



あなたは背負子を実際に背負ってみる。
背中を一杯に覆う程の大きさで、それなりにしっかりとした作りのようだ。
余程の重量物でない限り、問題なく乗せられるだろう。


買い物を終えたあなたは、そろそろ良い時間である事に気付いた。
二人を待たせる訳にはいかない。
市場を後にし、待ち合わせの魔道具店へと向かう。


【14:00】



店の前には、既に二人が立っていた。
とはいえ、長く待たせてしまった様子はない。


『薬はこっちで受け取っておいたわ。
 はいこれ』


少女は薬を手渡してくる。
小さな木の入れ物に入ったそれは、どれも丸薬のようだ。
もし容器が砕かれ散らばったとしても、拾い集めるのは難しくないだろう。


◆ 【熊骨の精力剤 x5】 【熊肝の丸薬 x3】 を獲得しました。


『さて、それでは迷宮に行きませんか?
 僕の事情もありますし、余裕を持って入っておきたいんです』


少年はそう提案した。

昨日あなた達が迷宮を出たのは夜の事である。
あなたが望むなら、もうしばらく街で活動する事も出来るだろう。
また、二人だけを迷宮に向かわせ、一人残る事も可能ではある。



>>↓1  どうする?


特に異論は無い。
あなた達は荷物を確認し合い、出発する。

また、背負子は少年が背負う事になった。
あなたは既にリュックを装備しており、少女は取り得である身軽さを損なう事を避けたのだ。
当然の消去法である。



【15:30】



入り口前の広間に辿り付く。
そこから見える森は、いつも通りの様子に見える。

しかし、あなた達は既に、魔物達の縄張りが混乱状態にあると知っている。
いつどこで、何が現れるかは、既に予測の付けようがない。

最大限に高めた警戒心を供に、あなた達は迷宮へと踏み入っていく。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org291986.jpg



>>↓1  どうする?


まずは熊の死体を回収しようとあなた達は頷きあった。
取りきれなかった素材が、未だ残されている可能性もある。
資金はどれだけあっても困る事は無いのだ。

少女は自発的にあなたの前に出て、耳を動かしながら進む。
曲がる通路を道なりに、まずは最初の小部屋へと向かって。



>>↓1 コンマ判定 【目視】

感覚 7

白霧 -2

目標値 5


【目視】

目標値 5  出目 8

失敗……



何事もなく進めたのは、入り口の手前の角までだった。
少女は立ち止まり、恐らく鹿だとあなたに教える。
数は三。
僅かな音の差異から、オスが一体居る、とも。



>>↓1  どうする?


あなたは荷物から石を取り出し、いつでも投擲出来るよう準備した。
そのまま角からちらりと顔だけ出し、鹿の様子を窺う。



>>↓1 コンマ判定 【魔物の行動変化】

幸運 9

目標値 9


【魔物の行動変化】

目標値 9  出目 10

ファンブル!!

幸運ェ・・・
安価下


追加判定が発生します。


>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】

幸運 9

繚乱 -2

目標値 7

幸運はパンプ出来ないから9あっても不安だな


【不運の回避】

目標値 7  出目 7

かろうじて成功……



霧の向こう、白く霞む小部屋の中に、突如別の色が混ざった。
それは真紅。
鹿らしき影の首から、鮮血が噴き出したのだ。

更に、一つだけに留まらない。
もう二つ、液体がぶちまけられ、獣が倒れる音が響く。

あなたが様子を見ている間に、何か異物がやって来たのだ。



>>↓1  どうする?

慎重に隠れて様子を伺う


あなたは様子見を続ける。
襲撃者の正体は不明。
今行動を起こすのは、得策とは思えなかった。

身を隠すあなた達の前で、血を失った鹿が息絶える。
それを確認できてから数分経っただろうか。

……未だ、何の動きもない。

もう少し待つべきか。
それとも動くべきか。

あなた達は視線だけで相談し合う。



>>↓1  どうする?

魔翌力視もつかって一瞬だけ覗く


【21:31】 まで停止します。

そういや霧とかあったな
肝臓薬って霧も見通せるの?


>>640
物理的障害物に含まれますので、霧の補正は打ち消せません。
視力強化によるプラス補正は問題なく機能します。

熊さん変異種ではないだろうが・・・数分でどっかいくとも思えん


時間なので再開します。


>>↓1  どうする?

極力音を立てずに覗く

あそうか動きないってことはバレかけてるかもしれんし覗くのはミスだな、ごめん
安価下


音と気配を殺し、あなたはじっと待機を続ける。
顔を小部屋に向けたまま、壁に体を預けてだ。

その甲斐はあった。
あなたの目の前で、樹上から六つの影が降りてくる。

皺だらけで毛のない、肌色の皮膚。
水死体のように膨らんだ頭。
そして特徴的に過ぎる大耳。

……エルフ達だと、あなたは確信した。
縄張りは、予想通り破られていたのだ。
本来ありえないはずの入り口付近での邂逅が、何よりの証左であった。

彼らは鹿から距離を取ったまま、小石を投げつけて確実な死を確認している。



>>↓1  どうする?

うんまあ変異種が追われることにはそうそうならんか
安価下

いやまあ、鹿が猿になったってかんがえると。6は奇襲かけないと万が一があるかもしれんし
安価下

倒す意味ないよなぁ逃げるまで隠れるでええんじゃね?

他が寄ってくるか寄ってこないかが分からんからなぁファンブルしたら一方じゃないっけ?あと鼓膜なおってないかもしれん


あなた達は更に観察を続ける。

エルフ達は、鹿の死を確認すると、その死体を二人がかりで持ち上げ、樹上へと消えた。
少女に振り向き、音の行方を確認する。

指で示された方向は、北西。
途中で止まる事なく、真っ直ぐに消えていったという。


直近の危険は消えた。
鹿は死に、エルフは去り、道を塞ぐものは何もない。


【16:15】


>>↓1  どうする?


実行不可能な行動が指定されました。
現在位置から北東に向かう道は存在しません。
安価↓として扱います。


障害がないならば、当初の予定通りに行動すべきである。
幸い、エルフ達が向かった先は、熊の死体がある大部屋ではない。

あなた達は小部屋を抜け、西を目指した。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org292045.jpg


分かれ道に差し掛かり、あなた達は考える。
大部屋へ向かうために通る道は、西と南、どちらにすべきだろうか?

少女は、どちらからも音はしないと告げている。



>>↓1  どうする?


【16:30】


あなた達は西の通路を通り、大部屋へと至った。
ここまでは何の異常もなかった。
魔物が道を塞いでいる事もなく、部屋の入り口をあっさりとくぐる。

問題は、熊の死体自体にあった。
丸裸、という言葉が相応しいだろう。
残されていた毛皮の全てが奪い去られている。

また、骨にも幾つか抜けがあるようだ。
オマケとばかりに内臓も全てが消え、明らかに食い散らかされた跡が分かる。

あなた達はがっくりと肩を落とす。
素材が残されているかも知れないという希望は、今潰えた。
死体から獲得できる戦利品は、僅かだろう。



>>↓1  どうする?


それでも何もないよりはマシだ、とあなた達は熊に近付いた。

とりあえず、骨を回収しようと試みる。
と、そこで少年が不自然な点に気が付いた。

背骨の大部分が残っている。
それはおかしい、と言う。
普通に考えて、通りすがりの冒険者が持っていくならば、価値の高い背骨が優先されるはずだ。
それなのに、失われているのは太く大きな部位ばかりである。

とはいえ、昨日のあなた達のように価値ある部位を知らなかっただけという可能性も勿論ある。
背骨が回収できるならば、大きな問題ではないと、あなたは違和感を隅に押し退けた。


◆ 【豪腕熊の背骨 x3】 を獲得しました。


【17:00】


次にあなたは爪も確認したが、こちらは無くなっていた。

作業を終えて、あなたは天を見上げる。
木々の向こうは赤みを帯び始めていた。
魔物達が活動を控える、夕暮れ時の到来である。



>>↓1  どうする?


ここで朝を待とう。
あなたはそう提案した。
だが、即座に反対意見が上がる。


『ここで、ですか?
 それはちょっと危険なような……。
 熊の死臭に惹かれて何が寄ってくるか分かりませんよ。

 まぁ、熊も大蜘蛛と同じ、迷宮の強者のはずです。
 同じように魔物に接近を忌避させる効果がないとも限りませんけど』



>>↓1  どうする?

何が熊食べたんだ?

安価は二人にどうしたいか聞く


あなた達は地図を広げた。

迷宮で安全な休息を求めるならば、大蜘蛛の部屋が良いとあなたは知っている。
そして、大蜘蛛が巣を張る部屋に心当たりもあった。
最初の小部屋のすぐ北。

意思を確認し合い、あなた達は大部屋を目指した。


【17:30】

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org292064.jpg

◆ = 現在位置



行きと同じ道を通り、何事もなく大部屋に到達した。
入り口を確認すれば、そこには間違いなく蜘蛛の糸がある。



>>↓1  どうする?


蜘蛛の糸は、間違いなく目の前にある。
だが、部屋の中に居るのが蜘蛛だけという保証はない。

あなた達は念には念を入れ、確実な確認を試みる。


>>↓1 コンマ判定 【目視】

感覚 7

白霧 -2

目標値 5


>>↓2 コンマ判定 【魔力視】

感覚 7

白霧 -4

目標値 3


【目視】

目標値 5  出目 6

失敗……


【魔力視】

目標値 3  出目 7

失敗……



しかし、目で確認出来る情報は何もなかった。

耳で探っていた少女は首を振る。
音は何もしないようだ。
少なくとも戦闘が行われていたり、食事の真っ最中である、などという事はなさそうである。



>>↓1  どうする?


『えぇ、松明で十分でしょう。
 前回はこの子が変に無茶しただけですからね。
 糸に火を付ければ、蜘蛛は間違いなく飛んできます』

『おびき出して待ち伏せするなら、誘導するのは私がやるわ。
 私の足なら一番確実なはずよ』


二人は問題ないはずだと太鼓判を押してくれた。
後は、あなたの決断一つである。



>>↓1  どうする?


大まかな作戦は決定された。
以前と同じ、凶暴化させた大蜘蛛を、あなたが受け止めて仕留める。

最後に決めるべき事は、待ち伏せの位置だ。
現在位置から北側の通路か、それとも南の小部屋か。

通路の利点は、その狭さだ。
あなたが倒れない限り、後方に庇う二人に被害は出ないだろう。
しかし、もし危機に陥ったとして、手助けを行う余地は殆どない。

小部屋はその逆である。
何かあれば、二人は即座にあなたを助ける事が出来る。
代償は、確実な保証が得られない二人の安全だ。



>>↓1  どうする?

5分相談


何よりも優先すべきは仲間の安全。
大蜘蛛は一度倒しており、防具は強化されている。
問題はないはずだと、あなたは信じた。


【17:45】


燃える松明が音を立て、木が燃える独特の臭気を放つ。
それを片手に持った少女が、部屋の入り口であなたへ振り返り頷く。
炎に照らされる顔は、森を包み始めた闇の中で、良く目立った。



>>↓1  自由に戦闘準備を行えます。


【23:49】 まで停止します。

懸念としては寧ろ退路の確保が出来てないことの方が強い
帰り道で何度も幸運判定されるのは実際辛い

>>719
幸運9やしいけるいける(白目


時間なので再開します。


>>↓1  どうする?


ギチギチと、あなたのみが捉えられる音と共に、肉体が鎧と化す。
肌は鉄となり、肉は束ねられた鋼に置き換わる。
骨に至っては既にミスリルにも等しいだろう。

準備は整った。
手の内に小さな光を点す少年を背に、あなたは拳を握り締める。


少女が松明を部屋に近付け、そして戦闘が始まった。

大部屋の中から、明確な憎悪の気配を伴った絶叫が上がる。
続くのは、大剣を地面に振り下ろしたかのような轟音。
それが幾つも連続し、大蜘蛛がこちらに駆けてきているのだとあなたに伝えてくる。



>>↓1 コンマ判定 【敏捷対抗】

基準値 5

敏捷 8
距離 3

敏捷 -7 (大蜘蛛)

目標値 9


【敏捷対抗】

目標値 9  出目 6

成功!



『ほら、こっちよデカブツ!』


松明を振り回して挑発する少女が通路を駆け、あなたの背後へ抜ける。
入れ替わるように、大部屋から巨大な蜘蛛が飛び出した。

大岩のような腹部。
馬上槍じみた長さの脚。
黒々とした八つの瞳。
焼け焦げていた前回とは違い、全てが無傷のまま健在だ。

大蜘蛛は少女への憎悪を燃やしたまま、障害物たるあなたへと猛烈な速度で近付いてくる。

距離はあるが、敵も速い。
荷から何かを取り出す余裕など、ある訳もないだろう。



>>↓1  どうする?


あなたは両腕を前に出し、防御に備えた。
接近された後の攻撃を十全に受け止めるためにだ。

地面を強く踏み締め、決して後ろに押される事のないように。

走る大蜘蛛は瞬く間にあなたを射程距離に捉えた。
鋭い爪が光る脚を、あなたの左肩から右腰までを切り裂くべく、袈裟切りに振り下ろされる!



>>↓1 コンマ判定 【物理的被害の軽減】

耐久 15
装備 4

目標値 19


【物理的被害の軽減】

目標値 19  出目 7

差 12



豪速で迫る蜘蛛の爪。
それをあなたは、ガントレットで弾き受け流した。
手には僅かの痺れもない。
衝撃は完全に防がれ、何の被害も生まなかったのだ。

爪の脅威をくぐりぬけ、あなたは一歩を詰める。


◆ 敏捷対抗 自動失敗


だがそこが限度だった。
大蜘蛛は、攻撃が防がれた事を何とも思っておらず、一切の動揺を起こしていない。
真っ当な生物ならば発生するはずの隙は、怒りに囚われるこの化け物には存在しないのだ。

一撃で倒れないならば二撃を放つまでと、次は右から、あなたの胴を薙ぐように脚が迫る。



>>↓1  どう対処する?


何とかして隙を作らなければ、急所に拳を叩き込む事も出来ない。
一か八か、迫る脚を掴んで体勢を崩そうと試みる。

脚は正確にあなたの胴を狙う。
それに合わせ、半ば叩きつけるように両手を振り下ろした。



>>↓1 コンマ判定 【筋力対抗】

基準値 5

筋力 9 (あなた)

筋力 -12 (大蜘蛛)

目標値 2

筋対筋はダメだな分かった
大蜘蛛のステータスどうだったっけ


>>753

■ジャイアント・スパイダー

不確定名 : 大蜘蛛

【筋力】  10
【耐久】  14
【敏捷】  5

【感覚】  7
【知識】  5
【意思】  4
【魔力】  3


◆特殊能力

【魔力糸】

この生物は魔力で作られた不可視の糸を操る。
接触した場合、拘束判定が発生する。
また、この糸の目視判定に-2の補正。
目視補正は魔力視によって無効化される。


【遠隔触覚 : 糸】

この生物は糸に触れた物質の情報を完全に知覚する。
糸に接触した場合、無判定で発見される。


【脆弱 : 炎】

この生物は炎に対する脆弱性を持つ。
炎によるダメージ量が増大し、魔力糸の能力が無効化される。


【凶暴化 : 炎】

この生物は炎による攻撃を受けると凶暴化する。
凶暴化時、筋力と敏捷の能力値に+2の補正。
代償として知識と意思の能力値が1に固定され、感覚の能力値に-2の補正を受ける。
また、凶暴化した状態では絶対に逃走しない。


【無音】

この生物は魔力糸の能力を使って移動する限り、音を発しない。
聞き耳判定に-3の補正。


【迷宮の珍味】

この生物を食料として扱った時、幸運判定が発生する。
成功すると有益な効果が得られる。


【筋力対抗】

目標値 2  出目 5

失敗……



しかし、あなたの豪腕を持ってしても、怒れる大蜘蛛を御す事は出来なかった。
馬上槍のごとき脚は、揺らぐ事もなく胴へと吸い込まれる。



>>↓1 コンマ判定 【物理的被害の軽減】

耐久 15
装備 1

目標値 16


【物理的被害の軽減】

目標値 16  出目 4

差 12



あなたに致命的な被害はない。
腹を裂こうとする斬撃には耐え切った。

だが、大蜘蛛の真の狙いは、そこではなかった。
あなたが命を落とすかどうかは、今のこの怪物にとって何の興味もない。
あるのはただ一つ。
自身の巣を燃やした少女をいかにして殺すか、それだけである。

邪魔な障害物を除去できるならば、それは死でも良いし、そして力任せに押し退ける事でも勿論良いのだ。



>>↓1 コンマ判定 【筋力対抗】

基準値 5

筋力 9 (あなた)

筋力 -12 (大蜘蛛)

目標値 2


【筋力対抗】

目標値 2  出目 8

失敗……



大蜘蛛の脚は、あっさりとあなたを弾き飛ばした。
通路の壁に叩きつけられながら、あなたは急激に沸き起こる焦燥を自覚した。

道が、完全に空いている。

最早怪物を止める障害物は何もない。
後方に庇っていた二人に、大蜘蛛の脅威が迫る。



その瞬間、少年は即座に行動した。
事前に準備していた光球。
それが凄まじい勢いで膨張し、通路の闇を払い、世界を白く染め上げる!


―――ところで、あなたは覚えているだろうか。




大蜘蛛との前回の戦いにおいての事だ。
振り下ろされた脚を、双剣をもって斬り飛ばした時、この生物がどのような反応をしたか。

何も反応しなかったのだ。

凶暴化した大蜘蛛は、脚を飛ばされた程度では一切の動揺を起こさない。
ならば、光で目を潰された場合はどうなるか?

答えは、あなたの眼前で今まさに展開されていた。



大蜘蛛の目は一時的に潰された。
しかし、攻撃を止める理由にはなりえない。
見えないならば空間の全てを潰せば良いと短絡的に、大岩じみた体を叩き付けんと突進する。

光は効果を上げなかった。
ただ仲間の視界を塞ぎ、攻撃をより避けにくい物へと変更しただけである。



>>↓1  どうする?


【1:11】 まで停止します。

>>1に質問だが距離はどれくらい離れてる?


>>782
光が十分に届くように、少年は接近していました。
今回の安価による一行動が限度な程度の距離です。


時間ですので再開します。


>>↓1  どうする?

おっと、延長します。

【1:21】 までどうぞ。

質問ですブースト切り替えてから雷速使えば蜘蛛の攻撃に間に合いますか?

いや、具体的に距離どのくらいなんだ


>>793
フィジカル・ブーストの切り替えを挟んだ場合は間に合いません。
仲間が一撃を耐えられるかに賭けるのならば、その手もあるでしょう。

雷速使いつつ双剣を取り出すことは出来ますか?


>>795
大蜘蛛はあなたを弾き飛ばしながら進んでいました。
既にあなたの横を通り過ぎてようとしており、掴むならば敏捷対抗が必要になります。

仲間への攻撃が命中するまでは、二秒ない位でしょうか。


>>798
双剣は腰に下げています。
鞘から抜くだけですので問題ありません。


時間でした。


>>↓1  どうする?


最早考えている暇などなかった。
衝動が命じるまま、ブーツに宿る精霊の加護を起動させる。

一瞬後にあなたが立つのは、大蜘蛛の眼前。
突如出現した除去したはずの障害にも気を止めないその顔に、全力で双剣を振り下ろす!



>>↓1  魔力撃の威力を決定して下さい


>>↓1 コンマ判定 【双剣の一撃】

筋力 9
武器 1
魔撃 8

目標値 18


>>↓1 コンマ判定 【物理的被害の軽減】

耐久 15
防具 1

目標値 16

だがしかし


すみません、被害軽減は↓2でした。
>>811で判定します。


【双剣の一撃】

目標値 21  出目 8

差 13 (急所補正を忘れていたので追加しています)


【物理的被害の軽減】

目標値 16  出目 4

差 12



あなたの剣は、以前と全く同じ結果を引き出した。
即ち、頭部の切り飛ばし。
頭を失った大蜘蛛は、その生命活動を終わらせるはずだ。

しかし、それは即座に動きを止めるという訳ではない。
慣性の働くまま、その巨体はあなたを弾き飛ばして通路を進む。

少女の放った暴風が幾分かその勢いを減じさせるも、巨体を完全に押し留める事は不可能だ。

魔力によって強化されたあなたには、傷の一つもない。
だが果たして、あなたの仲間達は無事に済むだろうか?



>>↓1 コンマ判定 【物理的被害の軽減 / 少年】

耐久 5
防具 2

目標値 7


>>↓2 コンマ判定 【物理的被害の軽減 / 少女】

耐久 3
防具 2

目標値 5


【物理的被害の軽減 / 少年】

目標値 7  出目 9

失敗……


【物理的被害の軽減 / 少女】

目標値 5  出目 8

失敗……


大蜘蛛の体は、あなた達を巻き込んで進む。
転がり続けるあなたには、最早天も地も分からない。

既に死した蜘蛛は、やがて止まる。
仲間の無事を祈り、顔を上げたあなたが見た物は。



体を守る防具が変形し、口から大量の血を溢す少女と。
その隣に寄り添うように倒れる、少年の姿だった。



>>↓1 コンマ判定 【気絶抵抗 / 少年】

耐久 5

目標値 5


【気絶抵抗 / 少年】

目標値 5  出目 2

成功!


といった所で今日はお開きです。
お付き合いありがとうございました。
また明日。

正直このパーティーが大蜘蛛さんに追い詰められるとかこっちも予想外でした。


■ 所持品一覧

 【使い慣れた双剣】 E

 【蜘蛛甲と鹿革の兜 +1】 E
 【大蜘蛛の面頬】 E
 【鉄製のネックガード +1】 E

 【使い慣れた皮鎧】 E
 【鹿革製のリュック】 E

 【大蜘蛛のガントレット】 E
 【異形の手袋】 E

 【ブーツ・オブ・ライトニング】 E

 【大型ウェストバッグ】 E


 【投石用の石 x28】

 【堅焼きビスケット x11】
 【干し肉 x10】
 【竹製の水筒 / 100%】
 【水袋 / 100%】

 【ポーション x3】

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】
 【松明】
 【植物油 x2】

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】

 【大英雄の剣片】

 【?白い花 x3】


■ パーティーの共有品

 【大蜘蛛の爪の欠片 x4】

 【木製の投石器 x2】
 【木製の投槍器】
 【木製の背負子】 ← NEW

 【熊肝の丸薬 x3】 ← NEW
 【熊骨の精力剤 x5】 ← NEW


■ 預かり中

 【使い慣れたガントレット】
 【使い慣れたブーツ】

 【熊革の鎧 x3】 作成中 10日目 11:00 以降 受け取り可能


■ 所持金

 2097 Kootz


wiki必要そうですか?
要るようでしたら、今日の開始時間遅らせてでっち上げます。


必要そうですね。
今晩の開始時間を遅らせてwiki作っておきます。
今の所開始未定という事で。
よろしくお願いします。

一応蜘蛛がいた部屋は安全地帯...とは言ってるが、熊が侵入してきたり変異エルフが周回してることを考えるとそうとは限らないよな...

人命優先とはいえ、ここで素材回収できないのはつらいな...
筋力最大で蜘蛛部屋に蜘蛛運んでる間に敵がきたら詰みだよな...幸運判定もこの貴女だと期待できないし...

>>882
・巣に籠城、回復してから素材回収 かな

>>883 幸運判定(時間マイナス2)で8,9が出て変異エルフあたりに爪や牙とられるまであるな


http://seesaawiki.jp/dungeon_attack/

とりあえず雛形的に。
最低限のルールと、現在判明している魔物の情報だけ乗っけておきました。

夕飯もあるので今日は19時開始にしておきます。

大陸地図は特に意味のない情報なんで良いかな、と……。
あと魔物の情報は最新の物でどうぞ。
攻略のお供用のwikiで隠してもアレですし。


真っ赤な血溜まりは、刻々と広がって行く。
明確に死を予感させる痙攣を伴い、目を見開いたままの少女の口から。

……死んだ?
死んでしまったのか?
たった一つのミスで、こんなにも簡単に、殺してしまったのか?

湧き上がり責め立てる自分自身の思考に、あなたが狂気に囚われかけたその時。
倒れ付す少年の指が、ぴくりと動いた。

瞬間、あなたはその希望に縋り付いた。
半ば這うように駆け寄り、少年を抱き起こす。

苦しげに咳き込む少年は、少女を指差し、指示する。


『鎧……。
 鎧を、外してください。
 早く!』


少年は朦朧としながらも、自身の体を支えてられている。
あなたは返事をする暇も惜しんで少女の革鎧に手をかけ、双剣を用いて切り裂いた。


鎧と服を剥ぎ取った下には、惨状が広がっていた。
素人目にもはっきりと分かるほど、死の手前に少女は立っている。
胸部は形と色を変え、人間の体だとは容易に理解できない。

少年は即座に手を伸ばし、淡い光を放って治療を始める。
……だが、その顔は焦燥に満ちている。



>>↓1 コンマ判定 【延命 / ライト・キュア・ウーンズ】

耐久 3 (少女)
魔力 4 (少年)

目標値 7


【延命 / ライト・キュア・ウーンズ】

目標値 7  出目 8

失敗……



少年の必死の魔法により、少女の胸は僅かずつ癒されている。
だが、その速度は余りにも遅い。

少女の瞳から急速に光が失われていく。
既に、少女の死はすぐそこにある。
もしあなたが何かを試みるならば、これが最後の機会だろう。



>>↓1  どうする?


【19:31】 まで停止します。


少年の魔力はコンティニュアル・ライトで消費されたのみです。
十分な余裕があります。

時間ですので再開します。


>>↓1  どうする?


【19:39】 までどうぞ。

>>1に質問だが魔翌力の受け渡しってできんの?


>>932
試みる事は出来ます。
結果については保証できません。


あっと時間でした。


>>↓1  どうする?


精力剤も形状としては丸薬です。
問題ありません。


あなたは荷物を引っ繰り返してポーションを取り出した。
何もせず見てなどいられる訳がない。
全てのポーションを躊躇なく、少女の胸へとぶち撒ける。

更に、散らばった荷の内、一つの木箱が目に入る。

熊の骨を素材とした精力剤だ。
その効能は、肉体の活性化。
勿論、治療に効果があるとは聞いていない。
それでも、どれ程僅かな可能性だろうと、何もしないよりずっと良い。

震える指先を必死に抑え、丸薬を一つ取り出す。
そして、渾身の力を籠めて噛み砕き、水を含む。

少女は意識がない。
ならば飲み込ませる方法はただ一つ。

あなたは少女の顎を持ち上げ、口から口へと薬を流し込んだ。


少女の喉は、血に埋められている。
薬は口内に留まったまま、流れようとしない。
だが、それで十分だった。
薬師の魔力によって吸収を促されたそれは、瞬く間に少女の体内へと取り込まれる。


……あなたに出来る事は、全て行った。
後は、祈るのみである。



>>↓1 コンマ判定 【延命 / ライト・キュア・ウーンズ】

耐久 3 (少女)
魔力 4 (少年)
活性 1 (熊骨の精力剤 / 非正規用途)
薬効 1 (ポーション)

目標値 9

クリティカルー!!!

素材は諦めて医者だな

素材とれないのは舐めプした罰だから肝に命じとけよ
安価下


【延命 / ライト・キュア・ウーンズ】

目標値 9  出目 7

成功!



ごぽり、と少女の喉から音が響いた。
死の闇に飲まれかけていた瞳が光を宿す。
幾度か口から鮮血が飛び散り、開いた気道からか細い息が吐き出される。

明確な希望だった。
少女はまだ、命を繋いでいる。

双剣「俺、いつになったら強くなるの?もう素手で良くない?」(遠い目)

次立ててきますね。

>>959
もうすぐ牙か爪でできるから待ってなさい

>>961 変異エルフ「お、蜘蛛死んでるじゃん、爪と牙もらお」

少女が回復するまでにこうなる未来が見える
安価下


【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その7【オリジナル】

【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その7【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454152280/)


少女は、少年の手を力なく握る。
しかし、その瞳は空を見つめたまま、意思が感じられない。

あなたが何度声をかけようと、一切の反応が見られない。


『……先程よりはマシですが、いつどうなってもおかしくありません。

 動かす猶予がない以上、ここで治療を続けます!
 周囲の警戒を!』



>>↓1  どうする?


【20:36】 までどうぞ。


そうですね、焦ってました、すみません。
自動延長します、少々お待ちください。

二人を運んで蜘蛛部屋まで向かえますか?

安全地帯がすぐそばにあるのに危険地帯で周囲を監視ってのがつらいな...


【18:15】



あなたは少年の指示に、周囲を見渡した。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org292343.jpg


現在位置は南北に伸びる通路の只中。
北の曲がり角よりも、大部屋の入り口の方がやや近い。
数歩離れた位置には大蜘蛛の死体が横たわっている。

大蜘蛛の近くに、あなたは光源を発見した。
松明である。
火が付けられたままのそれは、地面の草を焦がしている。
幸い燃え広がってはいないが、異臭と音はあなたにも十分に感じられるだろう。

>>983
大蜘蛛部屋だからヘタなところよりは安心やで

お守りがわりで渡すべきかどうか
作戦会議は最大まで延長で


また、あなたは警戒すべき魔物について思い浮かべた。

……だが、絞りきる事は出来ない。
今の森は、縄張りの境が酷い混乱状態にある。
どのような魔物がどこに出るか、一切予測のつけようがない。

ただし、一つの指標はある。
大蜘蛛は魔物を寄せ付けないという。
少なくとも蜘蛛の脅威を知る者は近寄らないのではないか、とあなたは感じた。

>>986 その大蜘蛛部屋に二人を運ぶ余裕がないからつらいの!


とりあえずここから最大時間停止します。
【21:00】 までどうぞ。

てことは変異エルフや蛇あたりが来るとアウトか...
運ゲーだな

取り合えず、敏捷に5ふって周囲の警戒かな?安価下

ということはブーストは有事まで取っておくべきなのかな

頭上警戒で石にぎり、いつでもブーストできるように体勢をとる、でどう?
安価下

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