男「これ……俺の人生だ」(249)
春
男「…………ウェヒッ」カチッ
男「…………」コロコロ
男「…………クソが」カタッカチカチッ
ガチャ
母「男……今日の朝御飯……」
男「…………」
母「……」
母「あのね、男……」
男「……」カチッ
母「お父さんが帰ってきたら話があるって……」
男「……!?」
男「『【速報】親父に話があるって言われたwwwwww【追い出しか】』っと」
男「…………」
男「(俺の人生ってどうしてこうなったんだっけか……)」
男「(あーそうか。高校落ちて底辺から専門学校行ったんだもんな。塾に行かせてくれなかった親が悪いんだよ)」
男「(中学で勉強しなくなって塾も行かないって言ったのは俺だけど)」
男「(人生やり直したいな……)」
男「…………」
男「とりあえず一発抜くか」カチッ
男「……ふう」
男「コーラが無くなったか……夜買いに…あ」
男「親父が帰ってきたら追い出されるかもしれないんだったな」
男「今ならまだ学生は学校だろうし社会人もそういないだろ」
男「昼まで時間はあるか……」
男「…………」ガチャ
コンビニ
店員「ありがとうございましたー」カランカラン
男「(…………さて)」
男「(……帰るか)」
男の部屋
男「…………」
男「……なんだこれ。ベッドの上になんか」
男「『人生ノート』……?」
男「見た目は……ノート?」
男「つか誰だよ俺の部屋に勝手に入ったの」
男「ババアか」
男「とりあえず中身見るか」ペラペラ
男「……」パラパラ
男「……」パラ
男「…」ペラ
男「」
男「これ……俺の人生だ」
男「『ニュー速中学卒業後、ニュー速+高校に入学』『ニュー速高校卒業後、天国専門学校入学』」
男「…………なんのいたずらだよ」
男「……」ペラ
男「……ん?」
男「『ニュー速+高校在学中、ニコニコ高校に行った友人に見捨てられる』『vipで水遁を計19回される』だと……」
男「ババアは知らないはずだぞ……」
男「どういうことだ……」
男「……も、もう少し見てみるか」ペラ
……が多くて見にくいと思うサアセン
男「……」ペラペラ
男「『このノートの使い方』……か」
男「なんで最初にないんだよ」
男「……」
男「……ははっ」
男「…………ははははははははははwwwww」
男「『改変したいページを消すとその時代に戻ってやり直せます』だあ?」
男「馬鹿だろwww」
男『(人生やり直したいな……)』
男「……」
男「こんなに声発したのいつぶりだっけか……」
男「消しゴムなんて無いしノート破り取るか」
男「」ビリビリッビリッ
男「……なんもおきねえ」
男「あーノート全部破って気晴らしでもするか?」
男「」ビ
?「ストーーーーップ!!!」ドンッ
男「どわっ!?」
?「すいません、ちょっと渋滞で遅れてしまいまして」
女「私は女といいます。今日は男さんの人生をやり直させに来ました!」
男「……」
女「なんでうつむいてるんですか。『なんじゃこいつ!』とか言ってくださいよ」
男「……」チラッ
女「あ、そういえばコミュ症でしたね」ハァー
女「……というわけです」
男「……はあ」
女「(やっと会話がかろうじて成り立つレベルになった…疲れる)」
男「……」
女「まあ説明してもわからないと思うので実際にするとしましょう」
男「(……可愛いな。俺好みすぎる)」
男「(短髪黒髪貧乳……俺得だな)」
女「つまりですねー」
男「(説明を聞く限り嘘だとも思えん)」
男「(女神さんみたいなものなんだろうな)」
女「行きます」
女「萌え萌え…キュン☆」
チュンチュン
男「……」ガバッ
男「……ん?」
男「俺の……部屋…」
男「……夢か」
男「……」
男「パソコンが無い」
女「どうやら時間飛行に成功したみたいですねー」
女「ここは小学校5年生になった日のあなたの部屋です」
男「女さん……ってことは…夢じゃない…」
男「おはよー」
母「あ、あんたにしては早いじゃん。どしたの?」
男「……」
男「……おかん若いな」
母「は?褒めてもなんもやんないよ」
男「(すげえな…)」
男「(本当に時間が移動してるんだな……)」
母「ご飯食べるでしょ?顔洗ってきな」
男「あ、はいはい」
男「(そういえばまだこっちでの俺の顔見てないな)」
男「(俺の小5の頃の顔ってどんなだっけか…)」
「どういうことだ……」
男「鏡に映ってるのは大人の俺じゃねえか…」
男「(でもおかんは特になんにも言ってなかった…)」
男「……」チラッ
男「女さん…いる?」
女「はいはい、いつも見てますよー」
男「うわっ」
女「天井にぶら下がってるからってそこまで驚かなくても…。で、どうしました?」
男「(いや、普通は驚くだろ)」
男「……で、俺…小5になってないんだけど…」
女「あーそれですかー」
女「男さんには大人に見えるだけです」
女「みんなあなたはどうみても11歳のショタにしか見えませんから大丈夫です!」
男「(ショタ顔…か)」
男「(ここまでキモいと当時に戻りたかったが…)」
男「……」
男「…あ」
男「あのさ」
女「はい、答えられる質問ならどうぞ」
男「……なんで俺人生やり直してるの?」
女「……」
男「……答えられない、か」
母「んじゃあ男。いってらっしゃい」
男「あいよー」ガチャ
母「あ、男」
男「?」
母「今晩大事な話があるから」
男「……」
男「(思い出したぞ。確か俺が小5の夜…)」
男「いってきます」
ガチャ
母「……」
母「……いってらっしゃい」
男「(……結局この日おかんは俺に話をしないはずだ)」
男「(まだ早いだのなんだので結局両親そろって口つぐんで)」
男「(そういえばいつになっても話してくれなかったな)」
母『お父さんが帰ってきたら話があるって……』
男「っていくらなんでもそんなわけねーよなww」
男「じゃあなんなんだ…?」
男「女さん」
女「はいはいー呼びましたか」
男「っていつの間に隣で歩いてるんだ」
女「あなた以外には見えませんから大丈夫です!」
女「そんなことよりどうしました?」
男「女さんは今晩の真相知ってんのかな―って」
女「……」
女「…いえ、知りません」
男「そっか…」
男「(女さんにも知らないことってあんだなー)」
女「(男さん……)」
男「(それにしても俺すごいな…)」
男「(こんな状況になっても落ち着いていられる…)」
男「だてにエロゲやってねえぜ」
?「よおおー男ー!」
男「?」
友「おいおい、どうしたよ!大親友、友様がせっかく話しかけてやったのに!」
男「お前は…」
友「…ん?」
男「てめえ!ふざけやがって!俺がどんな気持ちで……」
友「ちょ……どうしたよ…胸倉つかむなよ」
男「…あ」
男「(そうだったな…この頃まだ友は…)」
男「すまん…ちょっと寝不足で頭おかしくなってるんだ」
友「そ、そうか。き、今日から新学年だなー…」
放課後
男「やっと放課後か……」
男「(まさか小学生がこんなにハードだったとは…)」
男「(何より精神年齢が低すぎて話ができない…)」
友「よーっす男!今日俺んちでファミスタやろうぜー」
男「(ファミスタ…か、懐かしいな)」
男「おお、いいぜ」
友「今日こそ決着付けようじゃないか!俺たち頂点の決戦を!」
男「(……日本語でおk)」
友「ちくしょおお!」
友「昨日までのお前と全然違うじゃねえか!」
男「消防はおかんのおっぱいでもすすってな」
友「消防って何?」
男「……」
男「(俺消防だった)
男「俺は帰る」ガチャ
友「ちょ、帰るのかよ!」
マテッテー
男「人生イージーモードだな、完全に」
男「ただいまー」
母「あ、おかえり」
父「……」
男「おとん早いな」
父「あー実はな…男…その…」
父「……」
母「……」
男「……」
母「ご、ごはん食べてからにしよっか」
男自室
男「ちくしょ…なんなんだよ」
男「結局いつもの通り飯終わったらテレビ見てるし」
男「2ちゃんでもするか…」
男「…あ」
男「pc無いんだった3…」
男「(今のうちに女さんにいろいろ聞いてみるか…)」
男「女さん」
女「はいはいー」ガタッ
女「いたっ」
男「……」
男「なんで机の下にいるんだよ…」
女「まあいいじゃないですか!」
女「で、どうしました?」
男「あ、あのさ」
男「暇だしわかってること全部教えてくれない?」
女「わかってること、といいますと?」
男「…うーん」
男「こんな非日常的なこと起きたら
今でもあの状況での俺の現実逃避からくる幻想だとも考えちゃうからさ」
女「……」
男「女さん…?」
女「…あーはい、わかりました」
男「……」
女「まず、男さんはある人のお願いで人生をやり直してるんです」
男「それが誰か…は教えてくれないの?」
女「すいません、本人が教えたくないとのことなので」
女「あ、教えたくないって言ってたってことです」
男「うーん…それは家族会議には関係あることなの?」
女「……」
女「…無関係ではないです」
男「じゃ、じゃあさ」
男「女さんって何者?」
女「そ、それは……」
女「私は……その、仏様みたいなもんです」
女「私、死んだ人なんですよ」
男「……」
男「(まあ今更なにがきてもおどろかないけどさ)」
男「へえ…天国の役職みたいなもんなのかな」
女「あー…」
女「そ、そうです!天国では残念すぎる人生の人をやり直させてあげる役職があるんです」
男「(残念すぎる人生……)」
女「ちなみにやり直して必ずしも成功するとは限りません」
男「はあ、なるほど」
男「(なんか急にペース上がったな…)」
女「他に質問は?」
男「そうだな…」
オトコーチョットキテー
男「あ、はーい!今いく!」
男「ごめんごめん、あとで聞かせて」
男「んじゃあ」ガチャ
女「…男さん」
男「?」
女「ご両親のお話聞かない方がいいかもしれません」
父「それでだな…男」
母「話の続きなんだけど」
男「……」
女『ご両親のお話聞かない方がいいかもしれません』
男「ちょっと待って」
男「それは本当に今俺に話すべきことなんだな?」
父「え……それは」
母「男…」
男「今じゃなくていいんならあとでもいいよ」
男「俺が知るべき時に教えてくれ」
父「そ、そうか」
母「男がそういうんなら、ねえ」
男「(やっぱ言いたくねえんじゃねえか)」
男「(んにしても気になる……)」
男「そ、それじゃ。明日も学校だから」ガタッ
男「女さん」
男「んー…?」
男「もう今日は出てこないのかな…」
男「……」
男「(やべ、まだ22時なのにスゴイ眠気が…)」
男「(規則正しい生活してたんだな……俺)」
男「寝よう…」ゴソゴソ
女「スースー」
男「!?」
男「ちょ、女さん!?」
女「むにゃむにゃ」
男「死人も寝るのか!…じゃなくて」
男「おーい女さん…そこ俺のベッド…」
男「かろうじて俺は入れる隙間が用意されてる…」
男「……」ゴクリ
女「んー…」
男「(こんな美少女と朝まで寝れるんだぞ…!)」
男「……」
男「床で寝よう…」
チュンチュン
男「……」
女「おはようございますー男さんー」
男「女さん……あのさあ」
男「いろいろ聞きたいことあるけどまずこれだけは言わせてもらうけど…」
女「はい?」
男「女さんってこれからずっとベッドで寝るつもりなの…?」
女「あ、そのことですか!私は男さんと寝ても全然気にしませんからお気になさらず!」
男「いやいやいやいや」
男「俺としてはさ…その、ね?」
オトコーハヤクオキナサーイ
男「あーもう、このことは後で!」
登校中
男「(なんにせよ、せっかくやり直すんだ)」
男「(成功させなきゃ損だろ)」
男「(私立中学は受けるべきか…?)」
男「(いや、一度見た学校の方がやりやすいか)」
男「(とりあえず中卒まで学年トップは当然維持しなきゃな)」
男「(中2まではちゃんと勉強してたんだ。中卒までなら大丈夫だろ)」
友「よ、男!チンコ!」
男「(それ以前にこんな低レベルなやつらと一緒にいられるかが心配だ…)」
小6冬
男「(……)」
男「(ここまでテストは満点を取り続けてきた)」
男「(女さんと一緒に寝続けるのにももう慣れた)」
男「(もうすぐ中学か…)」
男「……ふっ」
男「(失敗するわけないじゃねえか)」
男「(消防からやり直すんだぞ?)」
同級生a「男くーん、ここ教えてー」
同級生b「俺にも教えてくれー」
男「しゃあねえな…」
男「(ちっ…こんなカスどもの相手なんざしたかねえがぼっちにならないためだ)」
男「(実際のところ消防の内容なんて必要ないから勉強しなくても問題はないが…)」
男「(念には念を入れておく)」
教師「男さんすごいですね」
担任「我がクラス、いや我が校トップですからね」
教師「受験勉強勧めてみますか?」
担任「それは彼が拒んだんだ」
教師「やっぱり友達の存在が大きいんですかね」
男「(んなわけねえだろks)」
ジリリリリrrrrrr
男「ん・・・朝か…」
rrrrrrr
女「むにゃ…うるさいです」
rrrrカチッ
男「(最近抜いてねえな…)」
女「んああ…うーん…」
男「…」ゴクリ
男「(性欲だけはおっさんのままだな……)」
男「ふう……」
友「んでさー」
男「(こいつはどうなるんだろうな…)」
男「(ニコニコ高校に入って俺がニュー速+高校でぼっちなの同級に言いふらしたカスだから救う気はないが…)」
友「おい、聞いてんのか?」
友「だからお前も遊戯王やろうぜ!ルール教えるからさ!」
男「お、おお!やるやる」
男「んじゃ、ブラッドヴォルスでダイレクト」
友「また負けた!」
同級生「男ってなんでもできるよな!」
友「まったくだ…俺の団結の力デッキでも勝てないとは…まさか、やってたな?」
男「いやいや、んなもんじゃねえよ」
男「(ぬるいな…この程度なら勉強にも支障は出ないか)」
同級生「今度みんなで駅前のカードショップ行こうな!」
友「おっけ!男も来るよな?」
男「もちろん俺もい」
男「(……本当にいいのか?)」
男「……」
友「男…?」
男「(これでいい)」
男「(さすがにおこちゃまのお遊び程度で人生失敗するとは思わんが…)」
男「(いまごろあいつらは駅前か)」
男「よし、勉強しよう」
女「……」
女「男さんすごいですねー」
男「いやいや、せっかく女さん…じゃないな、誰かからもらったチャンスだからね」
女「これならきっと大丈夫ですね!」
ゆとり中学入学式
男「ついに中学か…」
友「うぃーす男!今年も同じクラスだなー!」
男「ああ、よろしくな」
男「(ちっ、またこいつの子守かよ)」
友「俺野球部入るんだ!小学ん時もやってたしな!」
男「そうか、がんばれよ」
友「お前小4までテニスやってたよな?テニス部入るのか?」
男「いや、俺は部活には入らない。勉強の方が大事だからな」
男「(結局は部活をやっていることのアドバンテージなんて学年トップなら関係ないしな)」
教師「であるからしてー」
男「」カキカキ
友(なあ男!)
男「(うっせえな…)」
友(おーい、男!)
男「(チッ)」
男(どうした?)
友(今日俺携帯持ってきちまったんだぜwww見ろよwww)
男(ちっ、そんなことかよ勉強の邪魔スンナ)
友(あ、ごめん…)
教師「つまりー」
男「(これだからこいつはめんどうなんだ……もうちょっとまともなパートナーが欲しいもんだ)」
先輩a「男君!ぜひうちのテニス部に!」
先輩b「君の頭脳を活かすべきだ!数研に入部してくれ!」
先輩c「拙者、部活の勧誘ではござらんのでwwwwコポォwwww」
先輩d「君なら一年でもレギュラーになれる!サッカー部に力を貸してくれ!」
男「(はあ、めんどくさい)」
友「お前すごいなー顔以外」
男「うるせえ、ほっとけ」
男「(お前は何もかも中途半端だろうが)」
?「男君、ちょっといいかしら」
男「…同級生かな」
友「って、君は…!ゆとり西小学校のトップ、>>130と呼ばれてるっていう…!」
>>130「あら、あなた私のことを知っているのね」
男「(あーいたなー。そういえば)」
男「(この時すでに俺友しか知り合いいなかったけど)」
男「で、なんのようかな?」
すまん、名前思いつかなかった>>130頼むわ
130 :ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ :2012/01/21(土) 20:47:49.16 id:iwhwvzim0
女
オウフ
再放送中ですね
書き貯め作っときます
登場人物・補足
男:主人公。元ニートでひょんなことから小5から人生をやり直すことに。フラグブレイカー。両親健在。理系リア充
友:小学校からの友達。男と同じく『運営高校』に入学。チンコ!
彼女:同級生あらため彼女。『天国高校』に入学。非処女
少女:メンヘラヤンデレ。頭のよさなら男並み。文系
女:男の人生ノートを使った人。死人。男と関係がある
クラスメイトa:クa。クエー!
高校のランク付けは
運営>>天国>ニコニコ≧ニュー速+
おはよう
こういうのはあまり顔を出さずに淡々と投下していくのがいいよ
完走頑張って
高1冬
教師「ということでございます」
男「(…………)」カキカキ
男「(随分と難しくなったな…)」
男「(予習してるから今の範囲は余裕だが)」
男「(中学で予習してなかったら絶対5番以内なんてキープできなかっただろうな……)」
男「(どうなっても俺は成功して見せるけどな)」
男「(……女さんは『待ってます』って言ってたんだから神様に……その、消されたとかってことは無いだろう)」
男「(……友はすごいやつだ)」
男「(入学後は自分でも勉強するようになって学年50番内をキープしてる)」
男「(……少女はもう少年院を出たらしい)」
男「(巧みな話術でも使ったんだか、泣き崩しでもしたのかは知らないがただ出てきたことだけは知っている)」
男「(少女にも人生をやり直すチャンスがあるべきだから俺は悪いと思っていない)」
男「(…………)」
昼休み
友「んで昨日はゼル伝をやってたんだけどさー」
クa「お前ゲームなんでも持ってるな!」
男「(最近気づいたことだが俺の顔が少しずつニートからまともな社会人っぽく変わってきている)」
男「(おそらく顔が自分にはおっさんにしかみえなかったのは未来が変わることで俺が将来どうなるかがわかるためだろう)」
男「(まあ、気づいたのが最近なくらいだから1か月くらいじゃ変わらないみたいだが)」
友「さて、そろそろ昼休みも終わりだな」
男「そうだな、次は移動教室だ」
友「お前、飯残してるじゃん」
クa「クエー!!」
>>52把握
放課後
友「んじゃな、男」
男「おう、いつも悪いな」
友「はやく行ってやれよ」
クa「この末永く爆発しろ!」
男「寒っ」
男「(天国高校まで自転車で30分)」
男「(放課後は一緒に帰るという転生前は想像もできないようなリア充を満喫している)」
彼女「~♪」
男「よ、おまたせ」
彼女「あ、男ぉー」
自宅
男「微分積分…マジキチ。ここは知恵袋の出番か……」
男「……」カタカタカタ
男「その間に古文やるか」
コンコン
母「男ーはいるよー」
男「あいよー」
ガチャ
母「ホントあんた頑張ってるねえ……」
母「とてもあたしらの子供とは思えん」
男「正真正銘おかんの子供だけどな」
母「……」
母「そうだね。お菓子とコーヒー、いるでしょ?ここに置いとくよ」
ガチャ
男「おー、今日はカントリーマアムか」
夕食
父「ははははは、お前本当にすごいな」
父「高1で微分積分を予習?父さんは中高と勉強しなかったからなー」
男「(なるほど遺伝ですね)」
男「じゃあ俺アレだな。うちの家系の不適任因子(イレギュラーいんし)なんだな」
父「??」
男「(時代がついてこない)」
男「…あ、そういえば」
男「うちって家系安定してるよな」
父「まあ公務員だからな」
男「なんで兄弟いないの?」
父「あーそのことか」
母「まあ、特に大きな理由はないんだけどね」
父「そういえば特に話し合ってもなかったな」
休日朝
男「あー土曜かーもうちょっと寝てたいな……」
クエー!242!クエー!
男「あ、メールだ」
クa『今日中学ん時のメンツでカラオケ行くんだけど来る?』
男「カラオケか……俺多分聞き専になるんだろうな」
男「『行く行くイッちゃう』っと」
クエー!242!クエー!
クa『そこでものは相談だが彼女さんに中学の女連中連れてくるよう頼めない?もちろん彼女さん同伴で』
男「……。『頼んではみる』っと」
カラオケ
男「よーっす」
友「おお。男に彼女さんー」
クa「彼女さんはいるみたいだな……(で、どうだったのさ)」
男(もうすぐ来るってよ)
男「(とても想像できなかったな…大人数でカラオケなんざ……あれ?待てよ…?)」
女友「やっほーみんなおひさー」
ク女「どもでーす」
クb「おお。来たのか、ひさー!」
友「ゴクリ……男女比4:3だと……」
男「(なん……だと……?)」
男「(嘘だ……あの名曲『help me eirinnnnn!』が無い……)」
男「(ふっ、時代が俺についてこれてないみたいだな)」
彼女「男君ー聞き専?」
男「あ、ああ。そうだな」
彼女「じゃあ男君とずっとじゃれあっとこっかぁ//」
男「ったくお前//」
男「(いまだにリア充というものはわからん)」
友「……」
女友「……」
ク女「……」
クb「……」
クa「……」
カラオケ終わり
友「お前…終始彼女さんとじゃれあってたな……」
男「まあそういうなよ」
男「お前女友といい感じだったじゃねえか」
友「う、うん……//」
男「まああれだ、帰るか」
友「帰りにカードショップ寄るんだけど付き合ってくんね?」
男「(まだやってたのか……)」
男「しゃあないな…ちょっとだけだぞ?」
男「(帰ったら物理やるか……)」
男「(そうか、今ってカオス全盛期なのか……)」
男「(くそ、見たら久々にやりたくなるな……)」
友「うし、男ー目当てのもんは買ってきたぜー」
男「!、お、おう。行くか」
男「(あー遊戯王懐かしすぎる。やりたい)」
友「遊戯王まだ持ってんの?」
男「え、」
友「やりたいんだろ?」
男「いや、もう俺はやらないって決めたんだ」
男「(やりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいいいいいいい)」
とりあえず外出してきます
まとめサイトに乗ってたのでvipからじゃない人は
ニート編・少女友編も見ていただけると幸いです
寝てた
すまね
まとめが嫌いな人どぞ
datとhtm
http://www1.axfc.net/uploader/file/so/74333
すいません、ちょっといろいろありまして……
これから少しずつ投下していきます
男「(この問題はななめ方向の力が……えっと…)」
男「(そうか、これで…)」
男「(よし、次は……)」
男「(x方向とy方向に分解して……)」
男「(そういえば海馬社長一時xyz系モンスター使ってたなー)」
男「…………」
男「はあ……」ガサゴソ
男「(まあテストまでまだ日もあるし……大丈夫、だよな)」
男「(…………)」パチッパチッ
男「(……………………)」パチッパチッ
pc『お前もだぜ!パンドラ!』
男「…………」ボー
クエー!242!クエー!
クa『よーっす、明日駅前のショップで大会があるんだとかなんとか。お前ら行くよな?』
男「…………」ポチポチッ
クa「お、メール来たな……えっと何々…?」
男『すまん、俺はパスだ。お前ら遊び過ぎるなよな』
クa「うん、残念だなー」
クa「そうか、まあ男しばらくやってなかったもんなー」
月曜日
友「うーっす男ー」
友「…!?なんだその荷物の量は…!?」
男「よ、よう。友……」ガクッ
友「どうしたどうした……」
男「いやあ、今日は友に渡したいものがあってな……」
友「?」
男「野郎に可愛げに首かしげられてもその首ひねりたくなるだけだからやめろ」
友「…んで、なんなんだよ」
男「実はだな……」ガサゴソ
放課後
友「んじゃ、なんか悪かったな男」
男「いや、むしろお前の荷物を増やすことになってすまん」
友「そんなことはいいんだよ!」
クa「うまらや。うらまやしすぎるぞ友」
友「それより男、迎えに行かなくていいのか?」
男「あ、そうだな」
男「んじゃあ行くわ。明日また学校でな」
友「おう!」
クa「んじゃなー」
男「(まあ、俺には無い方がいいんだよな)」キコキコ
男「(はあ……最近勉強ばっかりでストレスがたまる…)」キコキコ
男「(でも1年以上先の予習をするって決めた以上は守らないと…)」キキーッ
男「あー寒っ」キコキコ
彼女「あ、男君ー」ノシ
彼女「えへへ、今日ねー」
男「(こいつの顔見るだけで和む……)」ホアー
自宅
父「男、今日もさっきまで勉強って…大丈夫か?逆に」
男「(飯食ってる時が一番楽だな……)」
男「おいおい、中学もこんな感じだっただろ」
男「心配しなくても大丈夫だって。この調子ならまた5番以内キープできる」
母「別に目標なんて高くなくてもいいんじゃないの…?あんたは頑張りすぎだわ」
男「おかんのコーヒーとお菓子のおかげで体力も精神も余裕だから大丈夫」
父「な、何もしてやれなくて済まんな……」
男「おとんはネット繋いでくれてるだけでも十分だよ。pc無しじゃわかんないとこ解決できないし」
母・父「……」
男「(俺は今まできっとこれ以上に迷惑をかけてきてる…もっと頑張らないと……)」
翌日放課後の教室
友「……」
友「お前さ…頑張りすぎじゃねえの?」
男「えっ」
友「俺は予習なんて次の授業の分しかしないけどさ」
友「お前一年先の予習してんだろ?」
男「んなもん中学の時もそうだったろ」
友「最近お前体調悪そうだし顔色良くないぞ」
男「大丈夫だって……」
クa「男……その、これは俺のささやかなプレゼントだ」
男「ん?ありがとう」
クa「俺のチョコボールで勉強はかどるといいな!」
若干エロ展開あり
彼女「でね、女友ちゃんがすごいにやけながらね」
男「(はあ……この時間が唯一の保養だな…)」
男「(よし、)」
男「なあ、彼女」
彼女「ん?なに?」
男「今日、このまま俺んちこない?」
彼女「えっ、あ、えっとその…うん//」
彼女「(男君…//こんな積極的なの初めてじゃないの…?)」
彼女「(期待しちゃうよ//)」
男自宅
男「ただいまー」
彼女「おじゃましまーす」
母「おかえ…え!?」
母「ええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええ」
男「(あ、やべ。そういえばまだ言ってなかったっけか)」
彼女「あ、お母さん。こんにちわー」ニコニコ
男「おかん、彼女」
母「い、いらっしゃいまし!」
男「おかん、今日のお菓子とコーヒーは二人分で」
自室
おかん「そ、それじゃあごゆっくりー……」
男「へーい」
彼女「ありがとうございますー」
男「あ、」
彼女「? どうしたの?」
男「お前無糖飲めないじゃん。ちょっとならここに砂糖あるけど」
彼女「あ、ちゃー…。大丈夫!食わず嫌いなだけかもだし」
彼女「…」ゴk
彼女「苦い……」ウー
男「はは、ミルクと砂糖とってきてやんよ」
男「あれ、砂糖ってここじゃなかったっけか…?あれー」
彼女「男君の部屋かあ…」
チラッチラッ
彼女「……ベッドの下にエッチな本があるんだよね……」
彼女「…」
彼女「ない」
彼女「…………!」
彼女「男君の…パンツ……」
彼女「………ちょっとだけ…」クンカクンカ
彼女「んっ、男君の……」スークンカクンカ
男「よし、砂糖あったあった」
男「おかんどこに行ったんだろ…?」
男「だいぶ待たせちまったな…早く戻ろう」
彼女「はあっはあっ!男君…!もうがまんできないよぉ」コスコス
彼女「ひうっ!あっ…」クンカクンカ
彼女「あ、なんか来る…あっあっ」ガチャ
男「…………」
彼女「…………」
彼女「……」クンクン
男「」ガバッ
彼女「!」
数時間後
彼女「はあ…はあ…男君…//」
男「(あれ…俺…)」
男「…………」
男「(下半身裸の俺と全裸の彼女。そして体の疲労感)」
男「(これが指し示す意味とは……)」
男「(oh...)」
男「(俺ゴムなんて持ってないはずだぞ)」
男「ごめんな……彼女…」
彼女「……ううん、いいんだよ♪したくなったらいってね?」
男「(しかし彼女があんなだったとはな…)」カキカキ
男「(あ、俺が言えたことじゃないか)」カキカキ
男「……」カキカキ
男「なんかストレス無くなった感があるな…」
男「(今日は勉強はかどるわ…)」
男「……」カキカキ
男「(童貞卒業、おめでとう)」
翌朝 教室
友「よおーっす、男。なんか顔色良くなったなー」
男「わかるか?まあいろいろあってな」ニヤニヤ
クa「もしや彼女殿とキャッキャウフフですな?」
友「んなわけねーだろww男だぞ?」
クa「そうだよな!ベジタリアンだからなwww」
男「…………」
クa・友「えっ」
放課後
男「(もうすぐ天国高校だな)」
男「(はあー、なんか昨日があんなだったから今日迎えに行くのきまづいな)」
男「(ま、大丈夫だよな?)」
男「(…………)」
キキッ
男「あーれ、今日はまだ門のとこにいねえのか」
男「……メールおくっとくか」
男「…………」
ホラアノヒトー
ア、ホントダー
男「(運営高校の制服で門の前に立つと目線が痛いな)」
男「(遅い……)」
男「(メールも来ないし…まさかきまづくて帰ったとかじゃねえだろうな?)」
男「(まあ、メールぐらいよこすか普通)」
男「(…………)」
?「おーい男ー」
男「!」
男「ってお前同中のクbじゃねえか」
クb「お前大丈夫か?」
男「(こいつも心配してんのか)」
男「んなもんわかってんだろ?」
男「ところで彼女は?」
クb「……」
クb「お前知らないのか」
男「ハァ……ハァ……」
男「(あのバカ!なんで連絡いれねえんだよ!)」
男「ついた……」
中央病院305号室
ガラガラ
男「彼女!」
彼女「あ、男君ー。ごめんねー」
彼女「誰に聞いたんだろ?ぬ?」
男「(足包帯まみれじゃねえか)」
男「ぬ?じゃねえよ。ったく」
男「でも元気そうでよかった」
彼女「うん、大丈夫だよー。昨日のこと考えてたらぼーっとしちゃって階段から落ちちゃってね」
男「(……どんな落ち方したらそんな重症になるんだ)」
やっと日常パートオワタ
次で今日最後です
まだ書き貯めあるけど区切り良いんで
男自宅
男「(今日から彼女とメールもできないうえに一緒に帰るのも無理なのか)」カキカキ
男「(まあ毎日見舞いに行けば会えるし…)」カキカキ
男「……」カキカキカキカキ
男「……」カキ
1か月後
友「男…大丈夫か?」
男「……」
クa「彼女さんが入院してからずっとそんな調子だな」
友「あん時みたい…いや、それ以上にひどいか」
男「それじゃあ、俺」
友「あ、悪い悪い。無理すんなよ」
クa「彼女さんによろしく!」
男「(そろそろ精神的にヤバイ……)」
男「(…………いや、頑張れ俺)」
男「(帰ったら女さんの手紙読み返そう……)」
自室
男「もうすぐテストか……」
男「……」
男「手紙…読み返そう」
男「…………」
男「…………………………」
男「……………………うっ」
男「……………………………………………………うっ」
男「………うう……」
男「もう頑張れねえよ……うっ……女さん……」
男「…………………………………………………………………………死にたい」
コンコン
母「男、晩御飯だけど」
男「」
コンコン
母「男?」
男「ごめん、今日はいいや……病院でお菓子もらっちゃって……」
母「あ、そう。珍しいこともあんのね」
母「(いつも勉強用のお菓子食べた後でも晩御飯は食べるのに)」
母「(まあいいか)」
男「………………ううううう」
男「………………」
男「(もうしんどいよ……耐えられねえよ……)」
男「(こんなことなら人生やり直すなんて言わなきゃよかった……)」
男「(死にたい)」
男「(死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい)」
男「(ああ……あああああ……ああああああああ……)」
男「うわあああああああああああああああああああああ」
バンバンバンバン
ガシャァ!
母「ちょ、男!?なにやってんの!?」
父「男!やめなさい!」
母「男……」
数日後
彼女「男君……今日も来なかったな……」
看護師「彼女さん…もうすぐ退院なんですから会いに行ってあげればいいじゃないですか」
彼女「男君…私のこと嫌いになったんじゃないかな……」
看護師「…………そんなこと……ない…………ですよ」
父「男が部屋を出なくなってしまった…」
母「ストレス?勉強のし過ぎ?私が悪いの?ねえ」
父「落ち着きなさい。今週は学校を休ませよう」
父「それでもだめなら……」
男「ブツブツブツブツブツブツブツブツ」
翌週の月曜日
父「男……具合はどうだ?」
男「…………」
父「母さん、男を病院に連れて行ってくる」
母「…はい、お願い」
男「…………」ブツブツ
男「…………シニタイ」
母・父「…………」
医者「まあ結論から言いますとですね」
父「はい、男は病気なんでしょうか」
医者「あーえっと男君か」
医者「男君は鬱病ですね」
父「!」
男「……」
医者「もう今日からでも入院してください」
父「そ、そうですか……」
男「…………」
中央病院
看護師「こんにちわ、今日から担当の看護師です」
男「あ、」
看護師「彼女さんの担当もしてた看護師です」
看護師「何かあったら頼ってくださいね」
看護師「(彼女さんに会いに来なくなったのはこのためか)」
男「よろしくおねがいします……」
男「…………」
看護師「(彼女さんに教えてあげたいけど個人的な件では患者さんに関わるのはどうなんだろ……)」
看護師「(男さん何か探してる…?)」
看護師「どうかしましたか?」
男「勉強しなきゃ……ダメなんだよ……」
看護師「(勉強道具か……彼女さんに聞いてたけど本当に努力家だったんだな……)」
看護師「もういいんですよ」
男「ニートに……腐って……女さんが……」
看護師「頑張らなくていいんですよーもう」
看護師「……」
看護師「女さん……?」
男「女さんと約束したんだ……頑張る…人生……」
看護師「(…………女っていう名前…女性名…)」
看護師「(まあまさか男さんが浮気なんて、ね)」
中央病院玄関
?「ここね、男君がいるのは」
本日の更新はここまでです
テスト期間
友「……」
クa「男……大丈夫かな……?」
友「どうだろな……」
友「(俺にも彼女ができたこと……報告したかったのにな…)」
友「(大丈夫だよな……男)」
クa「それにしても友も彼女できるとか裏切り者だな」
クa「高校になったら途端にリア充が増えるというのは本当だったのか……」
クa「クエー……」
彼女「……」シュン
彼女「(結局最後まで来てくれなかったな…男君…)」
看護師「退院おめでとう、彼女さん」
彼女「ありがとうございます……」シュン
看護師「彼女さん……」
看護師「(やっぱり見ていられない……)」
看護師「彼女さん、実は話があるんだ」
彼女「?」
?「(男君がうつ病になったなんてね……彼女はなにやってんだか)」
?「(今晩あたり男君に会ってみようかな)」
訂正
今晩じゃなくて今日
中央病院407号
男「」スースー
男「……」ハッ
男「(……そういえば、彼女になんにも言ってない)」
男「(学校にはちゃんと連絡されてるんだろうか……)」
男「(勉強遅れたら……)」
男「ううっ……うううう……っく……」
男「ごめんなさい……うううううううう」
?「男君」
男「?」
?「私のこと忘れたの?」
男「…………」
長過ぎだろクソ
次から次へとやりたいことが生まれて終わらない
支援ありがとうございます。支援があるからこそやっていけてます
感謝感謝です
彼女自室
彼女「(……男君)」
看護師『実は……少し前から男君がうちの病院に入院しているんだ』
看護師『精神的な病気だから彼女さんに会えば治るかと思ったんだけど……』
彼女『……何かあったんですね』
看護師『男君が悲しそうに「女さん」っていう名前を出していたもので……』
看護師『彼女さんはやっぱり知るべきかなと思って…』
看護師『会うなら僕に言ってね』
彼女『…………』
彼女「浮気なんて……してない…よね」ウルッ
?「男君泣くのね。だらしない」
男「少女……なんで来たんだよ……」
少女「そんなビビらなくても…」
少女「殺人鬼だもんね、仕方ないよね」
少女「殺人鬼ながら男君を助けてあげようと思ったんだけどな」
男「(最初誰かわからないくらい綺麗になってるけどな)」
少女「精神的な病気なんでしょ?彼女さんが入院してあんたも入院するなんて…」
少女「バカみたい」
男「…………」フイ
少女「目、合わせてよ」
男「(くそ、顔近づけるなよ……)」
少女「ようは女がいないのが辛かったんでしょ?」ヌギヌギ
男「!?」
少女「彼女さんよりは大きいでしょ?」ボイン
それより少し前の時間
彼女「やっぱりこのままじゃ会えないよ……」
彼女「女さんってだれ…?」
彼女「…………」コクッ
彼女「本当のこと、確かめに行こう!」
彼女「(男君!)」ダッ
彼女母「ちょっと!?彼女!病み上がりなんだから走っちゃ…」
男「く、くそ…お前…」
少女「はあっ…はあっ……どう?気持ちいいでしょ?」ジュプジュプ
男「んなわけ…早く離れろよ……」
少女「もう…ここまで…来たんだか…あっ……そういうわけには」ズプズプ
少女「行かないのよっ!」
男「う、(ヤバい……)」
少女「そろそろ……来るのね…いいわ、来て…!」
男「…………ッ!」ドピュドピュ
少女「ッ―――!」ビクンビクン
男「はあ、はあ……お前…なんのつもりだよ……」
少女「……はあ……はあ」
ガラガラ
彼女「男君!」
少女「あら、」
彼女「看護師さんが言うには407号室!」
彼女「えっと……ここが5号だから…6…7…!」
彼女「(よし……)」ゴクリ
ガラガラ
彼女「男君!」
少女「あら、」
彼女「へ……え……男君……」
男「あ、えと。ちがう。こいつはしょうj」
彼女「嫌いになったんなら…!」
彼女「嫌いになったんなら…好きな人できなんなら……言ってくれればよかったのに!」
彼女「その方が黙って捨てられるよりすっきりするよ!」
男「だか、だから……違うんだって……」
彼女「さよなら」ダッ
少女「まあ、これで終わるようならその程度だったってことよ」
少女「それにしてもスゴいタイミングだったわね…」
少女「(まあまさかこんなことになるとは……思ってなかったけどね)」
少女「(そこは素直に反省する)」
男「……ないか」
少女「え?」
男「全部、お前のせいじゃないか!」
男「お前がいなきゃ……こんなこと…」
男「もう死んで償うしかねえよ……………………」
少女「」ムッ
パンッ
男「……痛」
少女「死んで償う?馬鹿なの?」
少女「そんな貧弱な精神してたら死んで当然ね」
少女「あなたが死んでも謝罪にもならないし余計に彼女を追い詰めるでしょうけどね」
男「…………じゃあ」
男「…………どうすればいいんだよ……」
少女「……」
少女「それじゃあね、」
男「…………」
男「ごめんなさい……全部俺が悪いんです……ううっ……うっ……」
投下完了……
投下頻度少なくてすいません
なかなか書きだめを作る時間もなく
誤字やミスもまだまだあるかもしれません
では、寝ます
男「(なんでこんな目に合わなきゃいけないんだよ)」
男「(俺は部屋にこもってpcしてたまにおかんの持ってくる飯食って)」
男「(時々風呂入って眠くなったら寝る)」
男「(それでいいじゃねえか……)」
男「(だいたい…彼女は向こうから告白してきたからokしただけだし)」
男「(もうあいつはいいか……)」
男「(俺は病気なんだから仕方がなかったんだよ)」
男「(学校の勉強ももういいだろ)」
男「(だいたい無理だったんだよ、クズがやり直したってクズはクズ)」
男「(結局、またニートにでもなるかな……)」
放課後 通学路
友「もうすぐ男が学校こなくなってから2週間か…」
クa「やっぱりお見舞い行った方がいいんじゃね?」
友「でも担任も来ない方が言いって言ってたし」
クa「そうだよな…そうとう深刻なんだろうな……」
キキッ
キョロ充「あ、お前ら久々だな」
友「あ、キョロ充じゃん」
クa「(情報収集大好きで現状把握能力だけ特化してたやつか)」
キョ「ところでお前ら知ってるか?」
天国
女「どうもー女です!」
女「最近出番が無かったので間に挟まれました!」
女「私の立ち位置は重要みたいなんですが登場回数が少ない少ない…」
女「良く考えれば少女と女の名前逆にしてればよかったなーとか思ってるんですが」
女「それはプライドというかなんというかで訂正はしない方向で、というのが>>1の考えです」
女「これって伏線?ミス?みたいなのは 多 分 ミ ス で す」
女「次回からは完結するまで書き貯めしてから書くとのことです……」
女「一応これは>>1の処女作なのでなんとか完走したいと思いますのでこれからも支援お願いしますっ」ペコ
キョ「…………ってことなんだよ」
友「えええぇぇぇぇえええ!?」
クa「やばいぞ!きっとそれが原因で男が心の病気になったんじゃ?」
友「いや、でも彼女さんが骨折した時期からだろ?」
友「まあ、その可能性もあるな」
キョ「あ、やべえもうこんな時間か。んじゃあ俺行くわ」チリンチリン
友「良い情報ありがとよ」
クa「じゃあなー」
男「…………」
男「……で、なんで来たんだよ」
少女「別にいいじゃない?」
男「ま、好きにすれば。俺もう難しいことは考えないことにしたから」ピコピコ
少女「勉強道具持ってきてあげたけどいる?」
男「いいよそんなもん。もう俺には必要ねえ」カチャカチャ
少女「そう、じゃあここ置いておくから使いたかったらどうぞ」
少女「(もう完全に逝っちゃったか)」
少女「(さて、例の続きしなきゃな)」
少女「それじゃ、」ガラガラ
男「」ピコピコ
男「っし」カチャ
生徒a「おい、知ってるか?ニュー速中学の捕まってた少女って女の話」
生徒b「聞いた聞いた。やばいよな」
生徒c「俺はむしろ被害にあいたいな……」
生徒b「やめとけ隣のクラスのやつで被害受けた奴いるけど死ぬほど怖かったって言ってたぞ」
友「うわーすごい噂広まってんな」
クa「まあそりゃそうだろ。キョロ充のことだからもう市内には広まってんじゃねえの?」
友「解決すればいいけどなぁ…」
彼女自室
彼女「男君のばかあ…ひどいよ……うっうっ……」
彼女「もう立ち直れないよ……こんななら告白しなきゃよかった…」
彼女「何も言ってくれなかったし連絡もないし……」
ピロリロ ピロリロ
彼女「(男君!?)」カパッ
彼女「(……)」
彼女「(女友ちゃんか…)」
彼女「(……!?)」
彼女「ど、どうしよ……」
友「おい、朗報だ!」
クa「どうした!?」
友「病院から手紙が来てて見舞いに来てくれってよ!ほら」ペシ
クa「なになに…」
『やあ、病院は暇で暇で仕方がないから明日の午後5時ごろにでも病室来てくれないかね
あ、彼女も連れてきてくれ。いろいろ話もあるんで
場所とかは全部下に書いてる
それじゃあね、』
クa「おお、本当だ!」
友「なんか男っぽくねえけど手紙だもんな」
クa「うっしゃああ、んじゃあ明日なんか買って行ってやるか!」
友「男、思ったより元気そうだな。字からして」
彼女「どどどど、どうしよ…!?」
彼女「勘違いなのにあんなきつく言って…男君絶対傷付いたよね……」
彼女「謝ろう……復縁するとかじゃなくてまずは勘違いを謝らないと…」
彼女「まさかあの人があの少女さんだったなんて……」
彼女「(あの少女さん…)」ビクッ
彼女「ああいうの逆レイプ…っていうんだよね」
彼女「でも……どうしよ…いつどうやって謝れば……」
クエー!242!クエー!
彼女「? これは確かいざというときのためって教えられた男君の友達の…」
良く見たらトリップつけてなかった……
翌日午後4時 天国高校校門前
女友「おっそいなー」
彼女「本当に私もいいのかなあ…?」
女友「いいんだって!手紙に書いてあったんだから」
彼女「女友ちゃんは?」
女友「友が男君に紹介したいって言うからさ//彼女として//」
彼女「そっか…」
彼女「(きっと私のことはもう彼女なんて思ってないんだろうな……)」
友「おーい、待たせたなー」チャリン
クa「なんか俺浮いてる……」
午後5時前
少女「こんにちわ」ガラッ
少女「男君、またやってるのね」
男「…………」
・・
少女「またやってるのね、勉強」
少女「本当に……」
少女「(そろそろ、か)」
少女「ねえ、男君。また…シない?」
男「……いやだ」
少女「(よしよし……)」
少女「そういわないでさあ…この前よりもっといいことしてあげるよ…?」
男「…やめろよ」
少女「ふふふ、」ファサ
彼女「どこ行くの?」
女友「とりあえずコンビニでフルーツとか買うんだってさ」
友「まあ何も持たず行くのも気が引けるしね」
クa「せやな」
友「うーし、ちょっと早いけどそろそろ病院行くか」
彼女「(どうしよう、緊張してきた……)」
寝ます
またためて投下しまーす
お察しのとおりクaが全スレの>>242のせいで大好きです
少女「なんで勉強してたの?」
男「しるか。さっさと服着て帰れよ」
少女「(やっぱり根は腐ってなかった、か)」
少女「帰らないよ。じゃあ始めよっか」
男「だから、帰……!」ガシッ
少女「今日はどうしてもしたいから拘束させてね☆」
男「やめろ!誰か!だr!」モゴ
少女「さるぐつわってこれでいいのかしら?」
少女「(そろそろ5時か……)」
少女「いくよ……」
彼女「……」スタスタ
彼女「あ、お腹が痛い」
女友「仮病しないのー」
彼女「だってぇ……あんなきつく言っちゃったのに…」
女友「それよりも自分の彼氏が襲われて心配じゃないの?」
女友「す、少なくとも私なら心配だなー…//」
友「女友……!」
女友「あ、あんたは私だけのものなんだからね!」
彼女「(そうだよね、きっと傷ついてるもん。謝らなきゃ)」
彼女「(復縁……もできたらいいかな…)」
クa「……むしろ俺が死にたい」
彼女「……」ゴクリ
彼女「うう…やっぱ女友ちゃんが開けて?」
女友「あんたがやらないでそうすんのさあ…」
友「彼女さん!頑張って!」
クa「(もしかして:チャンス)」
クa「んじゃ、俺が開けますか」
友「クa、てめえなめてんのか。空気嫁カス」
女友「あんたなんなの?ついてくるだけ来て邪魔すんの?」
クa「ごめんなさい…」
クa「(うぇっwwwwネタだったのにwwwwうぇっwwww)」
彼女「あ、開けるよ!」
少女「(なんか外に気配が…そろそろかな)」
少女「それじゃあまた挿入れるよ」ググ
男「(何回やるんだよ…く……)」
少女「3、2、……」
少女「(……)」
少女「(あれ、入ってこない)」
少女「さ、3…2…い」
ガララッ
彼女「おt」ピタッ
女友「どうしたのさ……ッ!?」
友「男!」ダッ
友「男!」ダッ
少女「(やっと来たか…)」
男「!ンーンー!」
友「どけえええええええ」ドンッ
少女「うっ!」ガシャ!
少女「こほっこほっ」
男「ンーンー!」
友「男!大丈夫か!」
友「今全部はずしてやる!」
彼女「男君!ごめんね!私…わたし…」ウルッ
少女「ったー……」フラフラ
彼女「!」
彼女「少女さん……」
少女「あなたは確か…………まあいいわ」
少女「せいぜい彼氏さんを大事にすることね」
少女「(さっさと服着て帰ろ)」
男「……(まさかこいつ)」
友「お前!またつかまりてえのか!」
友「どうやって抜け出したんだか知らねえけど…!」
少女「……」
少女「私は釈放されてないわ」
彼女「えっ……?」
男「ど、どういうことだよ…!?」
友「お前はとっくに出たって……」
クa「そうだぞ、キョロ充も言ってたし」
女友「(いたのか)説明しなさいよ……」
少女「いやー私はもう満足したし痛いの嫌いだから帰って寝る」
彼女「あ、あの……しょ、少女さん!」
少女「あーうん、わかってるわかtt」
彼女「もう二度と男君に近寄らないで!」
少女「!」
少女「(こんなこと言えるようになったのかぁ……)」
少女「(私も成長できたらなあ……)」
少女「わかってる。それじゃあ」ガタッ
少女「私は帰るから」
友「ま、待てよ!」
男「もういい、友。みんなも」
少女「…………」
少女「」タッ
男「(俺の予想が正しければあいつは……)」
友「男……とりあえず服着させるわ」
女友「どわっ!」
彼女「わわわ」//
彼女「男君……ごめんね」
男「ああ、いいっていいって」
男「(俺もお前のこと諦めてたし)」
男「(少女の持ってきた勉強道具で勉強してるうちに眼覚めたけど)」
男「(あれ?)」
女友「にしてもまた精神の病気なのに複数人で来てよかったの?」
クa「(俺こなきゃよかったわ)」
クa「まあ男が暇って言うから来てやったんだし」
友「そうだな」
男「……?俺は別にお前ら読んだ覚えはないぞ?」
友「いやいやいくらなんでもそれはねえって」
クa「手紙来てたんだぞ?」
男「えっ、間違いじゃねえの?」
彼女「ほら男君の字……そっくりの別物だったり?」
男「俺の字…だけどこんな文章書かねえだろ」
女友「確かに……」
クa「じゃあこれは誰が……?」
男「…………」
男「(俺の考えが正しくてこの手紙の目的があれなら……)」
深夜
男「おい、少女」
男「いるんだろ、入れよ」
少女「」ガラ
男「別に普通に入ってこなくともあの人みたいに突然現れてもいいんだぞ」
少女「…………」
少女「なんでわかったのかしら?」
少女「ああ、釈放の話か……」
男「んなんじゃねえよ」
男「とりあえず結論から聞く」
・・・・・・・
男「お前は死んでるんだな?」
少女「…………」
少女「……そうよ」
男「お前が俺に勉強道具を渡したり」
男「彼女との関係を間接的に修復したり」
男「もしかしたら俺の病気を治しに来たってのも考えられるな」
男「お前は女さんと同じポジションなんだろ?」
少女「…………、」
少女「全部あってるわ」
少女「私は少年院で死んだ」
少女「私が捕まって少年院にいる期間も決まってからだった」
男「確か1年半だったか」
少女「あなたたちはそう思ってるでしょうね」
少女「実際は10年近くいるはずだったわ」
少女「放火ってどれだけ罪が重いか知ってる?」
少女「殺人の次に重いのよ」
少女「まあいいわ」
男「…………なんで死んだんだ?」
少女「自殺、よ」
男「…………」
少女「当時の私は最良の選択肢だと思ったのだけど」
少女「それは間違っていた、って気づいた」
少女「おっと、また話が逸れる」
少女「私は死んでから天国に行ったわ」
少女「なぜ地獄じゃないのかって?」
少女「まあその辺は想像におまかせするけど」
男「女さんにあったのか」
少女「……」
少女「必死だったわ」
少女「あなたの人生を助けるためにずっと動いてた」
少女「そしてあなたと比較的近距離にいてなにかあってもおかしくない私が指名された」
女『私の変わりに男を助けてください!』
男「(女さん……)」
少女「その時悟ったわ。彼女さんや私以上にあなたを愛してる人がいたんだな…って」
男「女さんは……誰なんだ?」
少女「…………」
少女「私の人生は改変された。1年半で出所したとしてね」
少女「そしてあなたをずっと監視してた」
少女「あなたが鬱病になる前もずっと」
少女「もうこれ以上語る必要はないか」
男「待てよ」
少女「女はあんたの…(ジー)…あなたの…(ザーッ)…」
男「(今の俺には聞けないってか)」
少女「あ、透けてきた」
男「(少女の体が…)」
女『人の人生に口を出すのが一番いけないことなんです』
少女「それじゃあこれまでね」
少女「さよなら」
男「…………」
少女「ごめんなさい……」
男「(もう少女が完全に消える…)」
男「少女」
少女「……」
男「ありがとう」
少女「」スッ
高3春
男「(俺は……うつ病ではなくなった)」
男「(うつ病はそんな簡単に治るものじゃないらしい)」
男「(おそらく少女がいなけりゃ……)」
男「(結局女さんは誰だったのかはわからずじまい)」
男「(まあそれでもいいさ)」
女『天国で待ってます』
少女『さよなら』
男「(俺は……女さんや少女にちゃんと笑って会えるように…頑張るから)」
男「(友と、、、彼女と、、、クaと、、、両親と、、、)」
男「(みんなと一緒に頑張れば、また乗り越えれる)」
男「………………」
男「(少女の奴……)」
男「(自ら悪役を演じて逆レイプの容疑者として俺を助けるとは……)」
男「頑張ろう」
うつ病、彼女編 終了
やっとオワタ
とりあえず次編で女さんの正体発覚です
今回はセクロスシーン多くしてしまったので
次回は無しで、多分
とりあえず完結させることを目標に
頑張っていきますんでよろしくおねがいします
うおおwwwすいませんネトゲしてますた
女「支援してくれていた皆様!ありがとうございましたー」
女「そしてごめんなさい!」
女「>>1は同人の活動で忙しかったりとで昨日は更新ができませんでした……」ガクッ
女「本当にすみません!」ペコペコ
女「あ、少女さん」
少女「次編でおそらく最後となるでしょうね、多分」
女「まあ私の正体がわかっちゃいますからね」エヘヘヘ
少女「……そうね」
少女「私の死んだ理由とかも本当はもっとつづるつもりだったみたいだけど」
女「できない>>1が睡魔に負けまして、、、すいませんです」ショボン
少女「ま、とりあえず完結が目標なんだから大目に見なさいよ」
少女「本編は次からスタートよ」
高3 冬
男「(うつを克服し、俺はそれまで通りに未来のために頑張った)」
男「(彼女と別れそうになったり)」
男「(友と喧嘩したり)」
男「(勉強に身が入らなくなったり)」
男「…………」
男「(ささいな問題はたくさんあったけど)」
男「(時には友の助言をもらったり)」
男「(時には両親に相談したり)」
男「(pcを叩き割ったりして頑張ってきた)」
男「(そして、俺は……)」
男「合格……」
男「合格……したのか……信じらんねえ……」
男「(推薦で国内最高私立、深夜大学に入学できた)」
男「友は国立ss速報大、彼女は天国専門学校か」
男「(それで志望校は決定だそうだ)」
男「(彼女が俺の行っていた天国専門学校に行くことになった時には全力で止めようとしたが)」
彼女『もし私が職につけなくても男君が養ってくれるんでしょ?』
彼女『ちょ…冗談だって!』
男「(つまりそういうことだそうだ)」
男「…………」
男「(俺は女さんが誰なのか、それが気になって仕方がない)」
男「(かれこれ7年間も女さんのことを知らずに生きてきた)」
男「(俺は知るべきではないのかとも思っていたころもあった)」
男「(でも、)」
男「(もう我慢はできない)」
男「(なら自分で調べるしかない、というわけだ)」
男「(女さんは俺のことを『男君』と呼んでいた)」
男「(手紙を除いて、だが)」
男「(なぜか『男』と言い直したのか。これが鍵だろう)」
男「(むしろ手紙で君をつける方が自然なわけだが)」
男「(ということは本来はめちゃくちゃ親しい関係にあるってことになる)」
男「…………」
男「とりあえず、家のアルバムでもあさってみるか」
男「女さんに似てる人がいればその人である可能性は高い」
男「(まあ確証は持てないから自己満足でしかないんだけど)」
ガサガサ
男「うーん…あ、アルバム発見」
男「(ここじゃ親に見つかるかもしれないからな……)」
男「(部屋に持っていくか)」
男「……っと」
男「(結構な量だな……一回じゃ全部は運べないぞ…)」
自室
男「…よっと」
男「んじゃ次行くか」
押入れ
男「(さて、どれから積み上げていくか……)」
男「これk」
ガラッ
母「男?」
母「お、男!そこでなにしてんの!?」
男「あ、えっと……その…」
男「アルバムを…見ようかなーと」
母「(ってことはまだ見てない…)」
母「そ、そこには無いから!ほら出た出た!」
男「(ってことは、ここになんかあるのか)」
カチ
男「(鍵は閉めた)」
男「とりあえず今ある分だけでも見ておくか……」
男「」ペラペラ
男「あ、これ友じゃん」ペラ
男「」ペラペラ
男「」ペラペラ
男「こんな写真いつの間にとったんだよ」
男「」
男「(……それっぽいのは全くないな)」
男「これは俺の小2の誕生日か」
男「まさかニートになったり人生やりなおすなんてみじんにも思ってなかったんだろうな」
男「友達のおもちゃぱくって親にばれて大変だったな」
男「なんにも考えてない、いい意味で無知な存在だよなガキは」
男「女さんはこの時代にはいないのかな」
男「(まあそもそも女さんがいつの時代の人で俺と接触があったとも言い切れないんだけど)」
男「家庭訪問の時には家にいるのに授業参観には来てくれなくておとんのこと嫌いだったんだよな」
男「今では社会について話せる唯一の大事な相談相手だけどな」
どおおああああああミスた
>>190はなかったことにしてください
どうでもいい連レスサアセン
やっぱ今のありで
男「お、小5の運動会か」
男「ちょうど俺が転生して1度目の運動会だな」
男「当時は俺以外の小学生はカスだって思い込んで」
男「友や他の連中のこともあんま良く思ってなかったな」
男「まあこの時代には女さんはいないよな」
男「(どうやら小2以前のは押入れみたいだな)」
男「おかんの作る弁当は運動会だけは盛大で」
男「いつもおとんに作ってる弁当の冷凍食品の嵐とは全然違って」
男「もうあの大杉の弁当を体操服で食べるなんてこと、ないんだよな」
男「でも具は偶数入れてて取り合いになるようにしてたww」
男「最近は料理スキル磨くために彼女と3人で料理の勉強したり……接しやすいおかんだ」
男「中3の卒業式か」
男「友やみんなで一緒に集合写真撮って」
男「『卒業式で泣くやつなんなのwww』って思ってたのに泣いちまって……」
男「友とは一緒の学校だったけど違うやつらと肩抱き合って叫んで」
男「対して世話になってもない担任にみんなでお礼言いに行ったんだよな」
男「前世じゃ友達なんて友しかいなくて」
男「友は他にも友達いるのに俺を気遣って俺と一緒にずっといてくれて……」
男「馬鹿だよな……あいつ」
男「あいつのこと馬鹿にしてる俺はもっと馬鹿だけど」
男「友と俺は…………ふ」
男「いつまでも友達だ」
男「………………………なんてな」
男「って最近だな……高2の正月」
男「両親が彼女と家族呼んで正月祝いして……」
男「結婚の話なんぞまだまだ早いのにしだして」
男「(そもそも俺結婚するなんて一言も言ってないのにな……)」
男「おとんは彼女に姉がいるのを羨んで」
父『男にも兄弟をつくってやりたかったんですがねえ』
男「まったく、何歳のおっさんがんなこと言ってんだよ」
男「彼女は両親の会話聞くたびに動揺して……」
男「しかも家でのろけ話してることカミングアウトされたときは俺の部屋に勝手に閉じこもったんだよな」
男「あいつ素であんなだから本当に困る」
男「ま、惚れられたのに惚れてるから俺の負けだけど」
男「俺が結婚してやんよ」
男「」ペラペラ…
男「…?」
男「ああ、俺今高3なんだよな」
男「ここで俺の人生は止まってるんだ」
男「と言っても前世の俺は続いててもみたかねえけどな」
男「専門学校でもぼっち。飯はもちろん便所飯」
男「講義の合間は寝たふり」
男「就活中もことごとく落とされて」
男「いろんな資格に挑戦しようとしたけど毎年挫折」
男「親族全員から嫌われ憎まれ……」
男「どうにかしなきゃなんなかったのに俺はどうもしようとしなかった」
男「チャンスは欲しかった」
男「きっとノートが無かったら俺はいつまでも……」
男「(おとんは残業かー)」モグモグ
母「」モグモグ
男「うま、白飯が足りないな」
母「ねえ、男……?」
男「ん?」
母「アルバム…もう見た?」
男「いんや、見てないけど。見してくれるの?」
母「まあアルバムは見てもいいんだけどね」
母「その前に大事な話というか…」
母「もう18歳だもんね」
男「お、おお……」
ミスったー訂正
男「さて、今晩はもっと前のアルバムを探すか……」
オトコーゴハンヨー
男「はーい!」
男「(おとんは残業かー)」モグモグ
母「」モグモグ
男「うま、白飯が足りないな」
母「ねえ、男……?」
男「ん?」
母「アルバム…もう見た?」
男「いんや、見てないけど。見してくれるの?」
母「まあアルバムは見てもいいんだけどね」
母「その前に大事な話というか…」
母「もう18歳だもんね」
男「お、おお……」
>>200get?
さて、今日はここまでです
案外ペースが速いな
明日にはもう終わるんじゃないかなって
男パートばっかで他の人はなにやってるとかないんですけど
尺稼ぎにやるかもしんないです
わざわざ完結を遠ざけちゃう俺かっこいい(ビクンビクン
ではまた明日ー
俺の部屋にこんなノートないんだが…
>>202
お前はこの壮絶なリア充環境耐えられるのか?
では寝ます
明日明後日くらいで完結予定です
今晩投下します
完結するかなあ…?
彼女宅 通話中
彼女「もう卒業だねー」
女友『ほんと、早いよねー』
彼女「もう男君と3年一緒なんだなあ……」
女友『まったくあの頃からひどかったよね、あんた』
彼女「ほぇ?」
女友『(意図的でないロリ声やめろ。同性にはうざいだけだっての)』
女友『本当に当時からのろけ話ばっかり』
女友『男君とちょっとの進展で赤面して一日中ベッドで枕をうずめて……』
彼女「も、もうやめてよ!」
女友『ほんっとおもしろいねー、あんたは』
彼女「女友ちゃんって卒業したらどうするんだっけ?」
女友『あー友と同居する』
彼女「えぇ!?」
女友『ま、別に隠してたわけじゃないんだけどさ』
女友『私の職場が友の大学にそこそこ近いからね』
彼女「そ、そうなんだ……」
女友『ま、私は結婚するつもりはまだないけどさ』
彼女「……?なんで同棲するの?」
女友『そんなの一つよ!』
女友『本当に結婚するのに値するかどうか、これを探るためよ』
彼女「なんかせこいね…」
女友『むしろ私えらいと思うけど…せこいかなあ』
彼女「ま、まあいいんじゃない?」
女友『もういいよ、下手なフォローはしないの!』
彼女「えへへ、ごめんなさい」
女友『にしてもついに私社会人かー』
彼女「あ、そういえばどこに勤めるの?」
女友『某食品店よ』
彼女「え、」
彼女「(うーん…場所的に女友ちゃん友君の大学に近いとこ選んだんじゃん…)」
女友『どうかした?』
彼女「う、ううん」フルフル
女友「もうすぐ男君は上京しちゃってなかなか会えなくなっちゃうね」
彼女「あはは、そうだねー」
女友「あんた、えらく落ち着いてるね……」
彼女「うん、そりゃね」
彼女「もう付き合い始めて3年だもん。何度も別れそうになったしそりゃ心配なわけないけど……」
彼女「私と一緒に頑張るって言ってくれたから」ニコッ
女友「…………」
女友「まったく、友もそういう臭いこと言えないのかなー」
彼女「…えー」
彼女「友君はあのままのほうがいいんでしょ?」
女友「う、うん……//」
友「っぇえっくしゅん!」
クa「どうした?」
友「この部屋寒くね?」
クa「おいおい、せっかく公民教えてやってんのにそりゃないんじゃねえの?」
友「悪い悪いww」
クa「……なあ」
友「ん?」カキカキ
クa「お前、女友さんとヤったのか?」
友「」バキッ
友「な、なんつーこと聞くんだよ!」
クa「冗談だってwww」
クa「にしても…義務教育終わった時はなんにも感じなかったけど……」
友「もう高校卒業だもんな…」
クa「結局俺はリア充にはなれず……」
友「きゃ、キャンパスライフではきっと…な」
クa「まあいいんだけどさww俺はそういうキャラだからな」
友「結局お前は何を言いたいんだよ……」
友「お前narchだっけ?」
クa「うん、馴れ合い大学」
友「受かるといいなー」
クa「受かれば独り暮らししなくて済むからな」
友「そんな理由かよwww」
クa「…………」
クa「実は、俺な」
友「…………お、おう」
クa「日本の政治を経済の目で見て変えたいんだよ」
友「…お前にも考えはあったんだな」
友「馴れ合いなら政治経済2本国でも4番手だもんな」
クa「本当は男と同じ国立深夜に行けたらよかったんだけどな」
友「でもまあ、お前は夢あっていいじゃん」
友「俺、どうすりゃよかったのかなー…将来の夢とか決まってないし」
クa「んなもん女友さん幸せにしろよ」
友「いやまあね//」
友「……でも具体的にこうしたい、ってのがなあ……」
クa「ま、なんかあったら言ってくれれば協力するぞ」
クa「きっと男も相談に乗ってくれる」
友「そうだな!」
母「…………それでね男」
男「お、おう……」
母「女、っていう名前…聞いたことないよね」
男「知らねえな…?」
男「(よーく知ってるけどね)」
母「んー……その…」
母「………………よし」
母「じゃあもうはっきりいう!」
男「(来るか…………)」
次で完結です
眠いです寝ます
工エエェェ(´ ロ` ノ)ノェェ エエ工
工エエェェ(´ ロ` ノ)ノェェ エエ工
ごめんなさい
男「女さん」
女「お、来ましたか。男」
男「やっと会えた……」
女「別にもうちょっと遅くてもよかったんですけどね」
女「まあ歓迎しますよー。男が生きてる間に出世しましたからね!」エッヘン
男「え、他人の人生に口出ししちゃうような人が出世とかできんの?w」
女「ちょ、誰のために」
男「わかってますって」
男「良く考えたら女さん俺の幼少期に似てた気もするよな」
女「『さん』付やめません?仮にも双子なのに……」
女「一応あなたが自分の顔が自分ではずっと30代だったのは男が生きてる間に察した通り」
女「『自分の人生が変わっているかの目安』にする目的」
女「ついでに私が姉だと悟られないようにするためだったんです」
男「…………」
女「一緒に暮らして一緒に成長したかったんですけどね」
男「まあ人生なんてそんなもんだろ」
男「何があっても自分しか怨めないし、自分で変えようとするしかない……」
女「そうですね」
男「なんで俺のこと必死に助けてくれたの?」
女「そりゃ姉弟ですし」
男「まあそうだけど」
女「あ、それじゃあ」
女「……血液型聞かれて困ったことありませんか?」
男「あー鬱になって入院した時聞かれたけど生まれてこの方教えてもらってなかったからな」
女「私たちはごくごくまれにいる特別な血液型なんです」
男「……なんだその設定」
女「設定じゃないです!」
男「まあそん時に聞いたけどな」
女「わかってるなら言わないでください……」
男「で、それが?」
女「私が死んだ原因はなんて聞きました?」
男「……交通事故、って」
女「あー……やっぱりそうでしたか」
女「私が死んだ本当の原因は、幼少期に男と私が交通事故にあって輸血が必要になった時に」
女「特別な血液なので輸血が出来ず、どちらかから輸血するしかないことになりまして…」
男「それで女姉が…」
女「まあ私の方が絶望的だったみたいなので仕方がないです」
男「そっか……」
男「(ショックによる記憶不全で覚えてなかったんだな)」
女「私の分まで生きてもらおう!って思って助けたんです」
男「え、じゃあもっと早く来てくれれば……」
女「現世に現れるのはそんな簡単じゃないんです!」
男「そ、そっすか……」
女「まあこんな話はやめましょう」
女「無事人生を終えられたご褒美をあげます」
男「えっ」
女「」チュ
男「」ムグ
男「ちょ、いきなr」
女「今日だけです。今日だけ私の……」ギュ
男「(…………く、苦しい)」
男「(俺既婚者なんだけどなあ……)」
ちょっと前
彼女「お疲れ様でした」
男「ああ、お前もな」
彼女「私はまだまだですけどね」
男「そうだな、悪い悪い」
彼女「…………」
男「……実はな」
男「俺は本来ここにいるはずじゃなかった人間なんだ」
男「お前が俺のところに来たら教えてやるよ」
彼女「わかりました。今はゆっくり休んで見守っててください」
男「そうだな…………あと最後に」
男「お前ら、最後の教えだ」
息子「まーた意味不明な教えか?」
孫「……」
男「人生ってのは自分で決めるんだ。でも一人でやるもんじゃない。言ってる意味はわからんと思うが……」
息子「一生わかんないかもな」
男「(結局言うことをまとめずにしゃべるくせは治らなかったな……)」
男「我が一生に……一片の悔い…」
男「(な………し………)」
ピーッピーッ
~la fin~
最後なんであえてドライにしてみたんですがどうでしたかね
なんかイイハナシダナーみたいな普通すぎる終わり方でいいのかなー
って思った結果がこれです
なんか結局どこにでもありそうな終わり方
最初から女が本命のつもりだったので最後ちょっとだけイチャイチャできてよかったです
ではこの辺で終わらせていただきまして
いつか文章力がついたら書きなおしたいなーと思います
もし質問とかありましたら受け付けますが…ありますかね?
一々気にするなよー
ともあれ乙、面白かった
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