一夏「ところで鈴、毛ぇ生えたか?」 鈴「ぶふぉっ!」(35)

昼休み屋上

箒シ「!」

セシリア「ちょ、鈴さん。酢豚吹かないで下さいな!」

ラウラ「?」

鈴「ア、アンタなに言いだすのよ!?」

一夏「いや、そういや鈴が転校するまでは挨拶がわりによく聞いてたよな?」

箒「待て、一夏。鈴が転校したのは中学の時だったのではないか?」

一夏「ああ、中2の終わりだな」

鈴「アレはアンタが勝手に――」

箒「おまえという奴は、中学生女子になんという質問をしてるんだ」

シャル「アレ?鈴って剃ってるんじゃないの?」

鈴「ちょっ――」

一夏「そうなのか?」

鈴「ふぇっ?」

シャル「日本人は剃らないのが普通なんだよね?」

セシリア「お風呂で見る限りは、そのようですわね」

一夏「ほほぅ」

箒「なぜ私を見る」

一夏「そっかー、箒も大人になったかー」

箒「アホか!おまえはっ!」

一夏「昔は箒もつるつるだったのになー。ブラジャーもするようになったしなぁ」

箒「バっ――」

セシリア「昔?」

一夏「うん。小さい頃、一緒に道場に通ってたからな」

シャル「ああ、ケンドーだっけ?」

一夏「ああ、よく一緒に風呂に入ったよな?」

セシリア「まぁ」

箒「小学校低学年の頃の話ではないか!」

ラウラ「何?嫁は箒と混浴していたのか!?」

鈴「………………」

シャル「まあ、子供の頃ならねぇ」

セシリア「小学校低学年と言いますと?」

一夏「七、八歳くらいだったか?」

箒「知るか」

セシリア「あらあら、仲のよろしいこと」

ラウラ「ふむ。で、鈴とも混浴していたのか?」

鈴「はひっ!?」

箒「なに?」

シャル「ああ、鈴ってセカンド幼馴染みだったんだよね?」

セシリア「たしか箒さんと入れ違いに転入してこられたとか?」

一夏「だな」

箒「待て一夏。私が転校した後と言うと、小5以降ではないのか?」

一夏「そーだったか?」

ラウラ「ふむ」

箒「さすがにそれは……」

セシリア「ですわね」

シャル「………………」ニコニコ

鈴「ち、違うわよ!私は一夏と一緒にお風呂なんか入ってないってば!」

一夏「おう。さすがに風呂はなかったな」

箒「うむ。ならよいのだが」

ラウラ「だが、さっきの嫁の口ぶりはなんなのだ?」

箒「ん?」

シャル「あれ?」

セシリア「たしかに……、なにかご存知だったような」

鈴「あ、いや、それは……」

一夏「コイツ、中学入っても毛生えてなかったんだ」

鈴「んが」

ラウラ「?」

箒「……一夏」

一夏「ん?なんだ?」

箒「なぜ、それを知っている」

セシリア「ちゅーがく?」

シャル「ジュニアハイ?」

鈴「い、一夏!アンタなにバカなこと言ってんのよ!」


一夏「だっておまえ、いつ聞いても顔真っ赤にして『うるさい!』って怒鳴るだけだったじ
ゃないか」

鈴「あ、あれは――」

シャル「十三歳前後くらいとかかな?」

セシリア「それは、つい最近のことでは……」

箒「一夏」

一夏「あん?」

箒「おまえは中学時代にこの酢豚女とナニをしていたのだ?」

一夏「なにってなにが?」

鈴「酢豚言うな。ち、違うわよ!」

箒「ではなぜ一夏が、中学時代の鈴に生えていたかいなかっただのを知っていたというのだ

!?」


一夏「鈴とは立っション仲間だからな」

鈴「ぶっ!」

箒シセ「!!」

ラウラ「立っションとはなんだ?」

セシリア「そ、それはつまり……」

シャル「あ、あれだよね?男の人がする……え?立って?」

ラウラ「鈴は女だぞ?」

鈴「こ!子供の頃の話よ!」

箒「子供って、小学校高学年から……って」

ラウラ「?」


シャル「え?いくつの頃の話?」

一夏「んー……、小5とか小6の話?」

箒「………………」

鈴「………………」

シャル「………………」

セシリア「………………」

ラウラ「…………?」イミワカラン

箒「鈴……」

鈴「はい……」

箒「何をやっとるんだオマエは?」


鈴「ち、ちが、だって一夏が親友は連れショ――するもんだって言うから!」

ラウラ「連れショ?」

シャル「……連れ?」

セシリア「“連れ立って”……という意味ですの?」

シャル「こ、高度だね」

箒「つまり、一夏。おまえはそろそろ年頃だという娘に屋外での小用につき合わせたという

のか?」

鈴「へぅ……」カァ///


ラウラ「しょーよー?」ピポパポペ

一夏「何かヘンか?」

シャル「つまり……」

セシリア「まあ」

ラウラ「私だ。聞きたいことがある」

箒「当たり前だ!つ、つまりなんだ?お、おまえは見たのか!?」

一夏「何を?」

ラウラ「立っションとは何だ?」

箒「だ、だから!鈴の――」ゴニョゴニョ

ラウラ「フム……フム」

一夏「あん?」

鈴「///////」



ラウラ「ふむ。クラリッサ、つまり野外放尿だな?」

セ・シ・鈴「ブホッ」

一夏「みんなするだろ?」

ラウラ「了解した。交信終了」

箒「女子はっ!せ・ん・の・だ!!」

ラウラ「いや、作戦行動中ならば屋外での排泄など当たり前のことだ」

シャル「はは///」

箒「小学女子児童が作戦行動などするかぁぁぁー!!」


ラウラ「ふむ。幼少期に屋外スカトロプレイか……たしかに高度だ」

シャル「い、いや、たんに男女一緒になのが問題なんじゃ?」

セシリア「鈴さんも立ったままお付き合いして……というのが、じゃありませんの?」

鈴「/////////」アゥアゥ

ラウラ「嫁、二人で立ってしたのか?」

一夏「だって、男はしゃがんではしないだろ」

箒「おまえのことはどーでもいい!」


一夏「いや、そうはいっても男がしゃがんでしたら狙いが定められないだろ?足や靴にかか
るじゃないか」

箒「男の都合など知るか!!」

一夏「鈴は角度調節が上手かったよなぁ。なあ?」

鈴「…………//////」

シャル「………………ウワァ」

セシリア「………………」


ラウラ「で?」

一夏「ん?」

一夏「そうそう、その頃の鈴はツルっツルでなぁ。俺も何本か生えたばっかでさぁ。見せび
らかしたらムシられたんだ。ひでぇよなぁ」www

箒「………………」ジト目

シャル「………………」ジト目

セシリア「………………」ジト目

鈴「………………スイマセン」


一夏「で、それ以来たびたび生えたか確認してたんだが、すごい怒るからさあ。まあ、それ
で挨拶がわりだったんだよなー」

箒「オマエという奴は……」

一夏「でも、剃ってるってことは、鈴ももう大人になったんだなー」

鈴「は、はぇ?」

ラウラ「私は生えてないぞ」

一夏「ここんとこ毎朝見てるから知ってるぞ」

箒「―――」ゴスっ!

一夏「イテっ」


シャル「でも、鈴って脇の処理もしてる痕ないよね」ヒョイトワキヲミル

鈴「ふぇ?」

セシリア「ですわね」ハンタイノワキヲミル

一夏「おー、キレイな脇だな」

鈴「ちょ、見んな///」

シャル「脚とかもぜんぜんムダ毛処理してる雰囲気ないし」

箒「ふむ」

一夏「へぇー」


ラウラ「というかだな、コイツの肌ツヤはムダ毛の毛根そのものが少ないのではないか?」

一夏「ほほぉ」

シャル「そーなんだ?いーなー」

ラウラ「身長も大差ないが、肌の質も私と似ているな。むしろキメ細かい」

箒「ふむ?」

ラウラ「つまり、下の毛もまだではないか?」

一夏「なにっ?」

鈴「へ?」


ラウラ「シャルロット!セシリア!そのまま鈴を持ち上げろ!」

シャル「ふぇ?ああ、はい!」スクッ

セシリア「は、はいですわ」ガシ

鈴「きゃ!ちょっ――」

ラウラ「確認すれば済むだけのことではないか」

一夏「おお、まるで捕らえられた宇宙人のようだ」

鈴「こ、コラ!降ろせぇ~」


箒「お、おい、ラウラ!確認といっても一夏がこの場にいるんだぞ」

ラウラ「問題ない。私がコヤツのスカートに潜伏すれば良いだけのこと」

一夏「おお!」

箒「うむ。ならば問題ないな」

鈴「ないわけあるかぁーっ!!」

ラウラ「フッフッフッ……なあに、少しの辛抱だ鈴」

鈴「ちょ、やめ!放してぇぇ――!」

ラウラ「しからば御免!!」ゴソ

鈴「うぎゃぁ――――!!!!」

シャル「あははは…………」

セシリア「なにか、妙な流れになってしまいましたわね///」


ラウラ「目標を肉眼で確認!こら、暴れるな」

一夏「おお!」

鈴「ちょっ!!」

ラウラ「ただいまより最終目標を覆う生地の排除に移る」

鈴「だ、ダメぇ!一夏がいんのに――」

ラウラ「心配は無用だ、鈴。スカートがちょうどよい目隠しになる」グイットナ

ラウラ「ちぇすとぉぉ―――!!」パンツペロン

鈴「ぎゃああぁぁぁ―――――!!!!!!」


一夏「ラウラ!ラウラ隊長!目標は!?目標の様子は!?約束の草原は?」

ラウラ「……………………」

箒「……………………」

シャル「……………………」

セシリア「……………………」

一夏「……………………」グビビ

ラウラ「暗くて見えん……」

箒「……………………」

シャル「……………………」

セシリア「……………………」

一夏「……………………」


ラウラ「でえぇぇい!!」スカートペロン

鈴「!!!!!!??」

箒「あ………」

シャル「え………?」

セシリア「あら………?」

一夏「wwww」ブッ!


ラウラ「目標確認」バサ

ラウラ「ふぅ……戦いの後はいつも虚しい」

一夏「――――――」ダクダク

ラウラ「此度の戦場は不毛の丘であったか……」

箒「……………………」

シャル「……………………」

セシリア「……………………」


ラウラ「ややっ!嫁が大量の血痕の海に沈んでいる!?」

ラウラ「みんな伏せろ!狙撃兵だ!!」

ラウラ「嫁!生きているか!?嫁!!」

箒「ラウラ……、それはそのバカの鼻血だ」

ラウラ「何?」

鈴「らぁ~うぅぅらあぁぁ~」ストン

ラウラ「ん?」

鈴「いっぺん死ねやあぁぁぁぁ――――っ!!」メゴス

ラウラ「ぷげら」



ラウラ「―――と、いう夢を見たのだ」

箒「……………………」

シャル「……………………」

セシリア「……………………」

一夏「あー」トントン

鈴「……………………」

ラウラ「む、嫁よ。鼻栓などしてどうした?」

ラウラ「む?なにやら頭痛が……」

ラウラ「おお!?後頭部が腫れている!?」

シャル「ははは……」

箒「……その、何だ、……心中は察する」ポン

鈴「………………」シクシク



オワレ

ちょっと書きたかったから書いた。

お目汚ししつれー

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