勇者父王様「魔王軍が最近また動き始めた」 (12)

王様(父)「昔和平を結んだ魔王軍が最近各地でまた動いとるらしい。なんでお前行ってこい」

勇者「やだよ俺魔物とか怖いもん」

王様「俺の息子ならあんなやつらちょちょいのじょいだ」

勇者「なにがちょちょいのじょいだよ。親父が元々勇者で魔王と戦ってたんだから親父が行けよ」

王様「俺はもう引退した身だ。今は国民を守らんといかん。それにもう戦うための魔力も枯れとる」

勇者「そうは言ったってよー」

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ID忘れちった

王様「だから、お前が行くんだ。行かないと凄い怒るぞ」

勇者「そんな軽い感じなんかよ。もーーーわかったよ行ってくるよ」

王様「それでいい。戦えない俺の代わりに頑張ってこい。まあ王の息子をいい事にニートしてたんだから丁度いい」

勇者「はあ、やだなー」

勇者「とりあえずどうしよう。腹減ったから魔女おばちゃんの所でも行くか」

ガチャッ

勇者「おばちゃーん」

魔女おば「あらまたご飯食べにきたのかい」ニコッ

勇者「うんー。あ、突然だけど俺魔王倒しに行ってくるよ」

魔女おば「あら、またどうしてそんな事」

勇者「なんか最近、魔王軍が動き始めたらしくてそれを倒してこいって親父がさ」

魔女おば「そうなのかい...あの人も息子に頼まなくたってねぇ...じゃあしばらくは遊びに来れなくなるのかい」

勇者「そうなるなぁ。お袋が死んでから、親父の知り合いだからって親代わりでずっと世話して暮れてありがとうねおばちゃん」

魔女おば「あんたも大人になったのねぇ。気を付けていくのよ」

勇者「うん」

バクバクムシャムシャゲフッ

勇者「昼飯も食ったしそろそろ行くかなぁ」

魔女おば「本当に気をつけるんだよ。いつでも帰ってきていいからね」

勇者「もうすぐに帰りたいよ...でも帰ってくると親父にしばかれる」

魔女おば「あんた後そのへんの街の女の子を妊娠させちゃダメだからね」

勇者「しないよ!!俺モテねえし女の子とは遊ぶ機会も無いから大丈夫だよ。...じゃあ行ってくるね」

魔女おば「いってらっしゃい。ちゃんと避妊はするのよーよーよー」エコー

勇者「まだ言ってるよ...」

勇者「とりあえず酒場のおっさんにも挨拶しに行くか。おっさんにも世話になったし」

ガチャッ

マスター「おっやっときたか糞ガキ。待ってたぞ」

勇者「うるせぇよおっさん。...待ってたってなんだ?」

マスター「ん?お前今から旅に出るんだろ??王のやつから聞いてるぜ」

勇者「あーそうだったの。そうなんだよだからおっさんにも挨拶しにきたんだよ」

マスター「そうかそんなに俺が大好きか可愛いヤツだなーお前」

勇者「うるさいな」

マスター「んでどーよ今の気持ちは」

勇者「いやあやっぱりめんどくさいの一言だよね超怖いし」

マスター「まあそういうなよ。俺だってお前昔は旅に出て魔王軍と戦ってんだぜ」

勇者「えっそうなの??初耳だわ」

マスター「なんだよ知らなかったんかよ。お前の親父と俺は一緒のパーティだったんだよ」

勇者「へぇーそうだったんか。て事は魔王と和平組んだ時に一緒にいたってこと?」

マスター「あぁそうだぜ。魔王の城に乗り込もうとした瞬間にあいつらが降参してきてよ。まあ俺達も虐殺は趣味じゃないから交渉を飲んだってわけよ」

勇者「なんでまた戦争をふっかけてきたのあいつらまじ勘弁なんだけど」

マスター「わかんねぇな。元々、その時の魔王はズル賢いやつだったからな...まあまた戦争が始まるってのは分かってたけどよ...俺もお前の親父もよ」

勇者「だったらそれなりに対応出来るようにしとけってんだよ...クソ親父」

マスター「やれやれ...わかってねえな...。その為のお前だよ」

勇者「いやいやいや俺なんてタダのニートだぜ?出来ることなんて口の中でさくらんぼのヘタを結ぶくらいだよ」

マスター「お前は勇者の息子だ...お前が生まれた時親父が言ってたぜ?次の時代を守るのはこいつしかいないって」

勇者「そんな事言ったってわかんねぇよ...」

マスター「ガハハハハ!!まあ馬鹿なお前にはわかんねぇだろうがいつかわかるよーになるよ!!」

勇者「たっくよぉ」

マスター「あ、そういやここに来たってのは俺に挨拶もあるだろうが仲間も探してんだろ??いいやついっぱいいるぜ??」

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