京太郎「今度は東京……臨海か。やれやれ」 (165)

「見切り発車の京太郎スレ」苦手な人は覚えてね

・安価とコンマあります

京太郎が臨海(共学)に入る話。長編の現行を他に抱えてるので短め。もしかしたらほんとうにすぐ終わるかも

ヒロインを選択してギャルゲー風味

まずメインとなるヒロインだけ決めたいので
ネリー、明華、智葉の中から選択してください

先に五票集まったヒロインに決めます連取、重複、ID変えなどはNG

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1452820246

明華が五票
末尾OのID変えを見分けられないんですがこれは大丈夫?

とりあえずオッケーとして導入書く作業に戻ります

問題があれば言ってください

臨海のキャラは設定が未知数な部分が多いので、できる限りそれっぽく人物像を付け足してます
新しく設定考えるのがめんどくさいので、今現行でやってる長編シリアスが臨海を舞台にしていて、都合上ネリー、明華、智葉を比較的作り込んだので候補かどうかはそれが理由です

やり方が悪かったのは申し訳ない、非安価や創作小説しか書いたことがないので勝手がわからない…
勉強してますが不備があればアドバイスいただけると助かります

↑は一応注意書きみたいなものになりそうなので一応上げときます

夜に雑談スレで色々聞いてた人かな
勝手がわからないなら他の安価スレ読むのが一番って言われてたと思うけど
半年ROMれとまでは言わないけどある程度は現行の安価スレに参加してみなよ
そうすれば勝手なんて自ずとわかるようになるからさ

あ…ずっと待たせるような言い方しました
ヒロイン決めてイメージを固めたかったので夜帰宅してから書いて導入を投稿します
色々と手落ちがひどいかも…ほんとうにすみません

>>21
その人です
軽率だったな…明らかにダメそうだったらもっと読んだり参加してからやることにします

帰りましたお待たせしてます
導入だけできたら投稿してみたいとこですが、明らかに準備不足だしもう少し様子見したくも…
依頼出して一度落とすことも考えてます
ご迷惑おかけしてます






京太郎がまだ幼く、心に傷を負いやすかったころ、父がひとつ忠告を与えてくれた。その言葉について彼は、ことあるごとに考えをめぐらせてきた。

「誰かのことを批判したくなったときには、こう考えるようにしたらどうかな」父はこう言った。

「世間のすべての人が、君のように恵まれた条件を与えられたわけではないんだって」




白昼の長いトンネルを抜けるとーーその先は異世界だった。

「あれ雪国じゃないの。何か色々違うよ」

「いいんだよ。雪国より異世界の方が楽しい」

そのほうが、新鮮味がありそうだ。

独り言を呟いたところを父に突っ込まれ、埒もないやりとりを交わす。

東京を目指す電車の中。向かい合わせになった座席に腰を落とし、窓枠に肘をついて車窓の外に広がる風景を眺めている。漫然と。

「今度は東京だけど……上手くやれそう?」

長閑な田園のそれに視線を傾けていると、不意に質問をされたので京太郎は父に顔を向け、軽く笑い飛ばした。

「ははっ、何回目だよその質問。そんなの、俺が気にするタマじゃないってわかってるだろ?」

転勤なんて、何度も経験してきた。勿論親が転勤するので京太郎はそれに合わせて転校を重ね、各地を転々として幼少時代から今の高校生に至るまでを過ごしてきた。

そして。

そういった生活を京太郎は悩みと意識していない。無理をしているわけではなく、ごまかしているのでもなく、それは、京太郎の中での転機。

全ては前向きな感情だ。

また、新しい人々と出会える。

そして、俺は新天地へ旅立つ。なんて少年っぽくロマンを感じたりなんかもして。

「そうは言うけど……」

「父さん、俺は感謝してるんだぜ。育ててくれた恩とかそんな義理っぽいもんじゃなくて、この転校っていう、俺に与えられた条件を」

しめっぽい顔をする父の瞳を見つめてにかっと笑う。
おそらく、父の抱いている懸念や心配は杞憂だろう。
見当外れなら、気持ちは嬉しいが無駄な心配より、新しい職場に上手く馴染めるかとか、そういった事に目を向けたほうがいいんじゃないかと京太郎は思う。

今は遠く、既に東京の新居で一足早く夫と息子を待つ母もきっと同じ事を思うし、きっと口にしてくれる。

俺が言うってのは……なんか、照れ臭いしな。

レールの継ぎ目を通る電車が鳴らす規則的な音。それを聞きながら、また車窓から望む風景に目を向ける。

父はそれ以上何も言わなかった。

俺は凡人だ。

京太郎は自分の事をいつもそう評してきた。

身体能力、容姿、その他諸々の才能。

自分には際立ったものがそれらの内にひとつもない。そう感じながら生きてきた。

実際、色々と試してきて、ハンドボールではまずまずの成績が残せた上での言葉だ。

そして、彼はその辺りで自分の限界というものに気づいた。

「今度は東京……臨海か。やれやれ」

そんな事を口にしながら目の前にそびえ立つ校舎を見上げる。

でかっ。

京太郎がまず感じた事はそれだ。確かに規模が大きい。敷地も広い。

マンモス校、ってほど生徒がいる訳じゃないんだよな……?

あらかじめ聞き及んでいた情報に少し自信が持てなくなる。だが、あまり時間を無駄に出来ないのでさっさと入る事にする。

周りは、朝登校する生徒であふれ返っていた。

つまり、自分も登校しなければならない。京太郎はそう考えて豪奢な校門を潜った。






「おー、お前が編入生か!」

職員室に入って顔を見られるなり言われた言葉はそれだった。

その勢いで、声の主は目の前まで歩み寄ってくる。そして、他の教師たちの視線を気にする風でもなく、

「須賀京太郎……でよかったよな?」

確認するように問われる。

はきはきとした口調。活発そうな印象を受ける、人好きのする教師だった。

そう感じた京太郎は愛想の良い笑みを浮かべリラックスした様子で肯く。

「はい。須賀京太郎です」

「よし。顔写真通りだな。お前、結構写真映りいいなー」

軽い調子で話しかけてくる友好的な教師に京太郎は謙遜などを交え人当たり良く話ながら、促しに応じて職員室を出る。手際よく準備は済んでいたようだ。

「五月に転校だからちょっと心配してたんだが、上手くやってけそうだな。安心したよ」

「ははっ、一月遅れなだけじゃないすか。全然、余裕でやってきますよ」

編入する教室への道中、途切れない程度に会話を交わしながら歩いていく。

「いやな、一年だから高校自体にもあんまり慣れてないかと思ってな。それで季節をちょっと外した転校だから、まあ心配は誰にでもしちゃうんだよ」

「先生っすねー。何か困ったら相談させてもらってもいいですか?」

「おう! 頼られるのは好きだからな。困らなくてもばんばん相談してくれ」

「ははっ、こりゃ良い先生に当たったな。よろしくお願いします」

一年の教室は三階だった。二年が二階、三年が一階、と学年が上がる毎に下がっていくらしい。

それに気づいた京太郎は「学年上がったご褒美みたいっすね」とニヤっとしながら言ったりした。

教室には、滞りなく到着した。

そして、教室での紹介、その後各授業の休み時間での質問攻め、という京太郎にとってのルーティンワークをこなしたあと、時間はあっさりと昼休みになった。

「あっ、悪りぃ。俺ちょっと外出るわ」

それは、昼休みが始まってすぐの事だった。気を遣ったり様々な理由から昼食に京太郎を誘おうとするクラスメイトの何人かを尻目に、彼は誘われる前に断って教室を出た。

昼食どきの校舎は喧騒に満ちている。例外もあるが、少なくとも今京太郎が歩いている教室がほぼ一定の間隔で立ち並ぶ廊下の周辺はそうだった。

思い思いに話したりどこかへ向かったりする周囲の生徒たち同様、京太郎も行動する。

目指すは中庭。そこで持参したコンビニのおにぎりや何やを食べようとしていた。

転校初日の昼休み、京太郎はこの時間をほぼ必ずひとりで過ごす。ジンクスのようなものだ。

そんな事をすると周囲から敬遠される可能性もありそうだが、実際、それが理由で京太郎が距離をとられた事はない。京太郎も少し不思議なのだが、まあ初日以外は普段通り過ごすから大した問題にならないのか、と彼は考えている。

中庭にはほどなくしてついた。人はまばら。結構な広さがあって、ベンチなども用意されているのだが、食堂と購買の両方があるからなのか人気はあまりない。

まあ……ベンチにしとくか。きれい目だし普通に座れるだろ。

さして迷わずにベンチを目指す。

中庭にはそこを横切るように何本かの渡り廊下が走っている。校舎から出て、また別の校舎へ。敷地内の色んなところにつながっているようだ。

ふと、気づく。

林立した沢山の桜……五月になったいま、大半が葉桜になっているその青々しい木々の群れに混じって、女子生徒が一人いる。

見上げるような桜の木を現実に仰ぎ見て、静かにその場に佇んでいる。

外人……? 亜麻色、っていったらいいのか……長くて綺麗な髪してんな。

中庭の一角に足を止めた京太郎は、ぼんやりと彼女を眺める。

緩やかに波打つ長髪。どうしてか、制服を着ていない。

生徒じゃないのか……?

興味を惹かれた京太郎は、彼女のいるところに向かっていく。

できるだけ驚かせたりしないよう、彼女の前方から、浅い角度を心がけて。

ーーそれが、彼女と京太郎の出逢いだった。

とりあえず書けたので投下してみました
この後、初対面の印象をコンマしてもいいかなと思ったんですが、どうでしょう?
コンマしないでほしいなら選択肢までそのまま書きます

言い忘れた
この先どうするかとか、書くのはまた夜に決めてやります

ああ!また言い忘れた

こういう風に地の文を入れるスタイルなので(減らせそうなら減らしますが)
おそらく選択肢を選んでから書くのに時間もらって、他の安価スレよりスピードが遅いと思います
それでも付き合ってもらえますか?

早いですが予告します
9時10分ごろに安価出します

ちなみにどれ選んでも好感度が滅茶苦茶下がったりするみたいな理不尽な選択肢はありません。気の向くまま選んで大丈夫です


京太郎から明華に話しかける台詞↓2

①「この須賀京太郎はいわゆる不良のレッテルを貼られている……(以下略)」

②「こんにちは。いい天気ですね」

③「ド、ドゥーユースピークジャパニーズ?」

④明華から話しかけられる(コンマ70以上で成功)
※④は失敗した場合用に他の選択肢添えて下さい。添えてなくて失敗したら安価下

2に決まりました

今までの全部含めて言います
皆さんお付き合いありがとうございました!

細々とレスの話は自覚してましたが、安価スレ自体をほぼ読んだ事がないからか言うべき事が一度に思いつかなかった
これは相当時間かけて学ばないと無理かな…

基本自分以外バカだと思ってるんじゃないの

>>62
それは本当に誤解なので否定しておきます
むしろ立ち回りのわからない、そのまま無謀にもやろうとした自分のバカさ加減にげんなりしてます

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