提督「もう限界だ」長門「はあ…」 (287)


提督「はぁ…」


利根「お?溜息とは珍しい」


提督「もう…さ…良いよな…」


利根「何がじゃ?」


提督「…セックス」


利根「…は?」


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提督「あ?聞こえなかった?セックスだよ」


利根「はぁ…?何を言っておうるのじゃお主…」


提督「至って普通の男性の意見をだね」カチャカチャ


利根「ちょ、ちょっと待て!!何をしておるのじゃお主は!!」


提督「何回言わせる気だ!!セックスだよ!!!」ボロンッ


利根「ち、筑摩ーーーー!!」


提督「ギャーギャー喚いてる暇あったら脱げやオラァッ!!!」ガシッ


利根「は、離せッ!!この変態ッ!!!」キンテキ


提督「はわわっ!!??!?」







提督「ん…こ、ここは…」


長門「おはよう。ようやく起きたか」


提督「ながもん……利根は?」


長門「筑摩に泣きついて部屋に戻ったぞ。何をした」


提督「そうか……チンコ見せただけなんだがな…秘書艦ってのがまずかったか…」


長門「はあ…」

*********************



提督「よう鈴谷」


鈴谷「ちーっす。どしたん?」


提督「ああ、鈴谷に相談があってな」


鈴谷「お、何々?何でも答えちゃるよー!」


提督「鈴谷ってセックスした事ある?」


鈴谷「ああセック……え…ええええええ!!ななな何言ってんのよ!!!?」


提督「いや、セックスした事あるかって聞いたんだけど…」


鈴谷「なななななんで私に!?そんな事を!?」


提督「だって鈴谷って何か男扱うの得意そうじゃん、そっちも慣れてんのかなって」


鈴谷「んな訳ないでしょ!!あ、違う!慣れてないわけじゃ無いんだけども…!!」


提督「え?まさか……処女!?」


鈴谷「は、はぁ!?い、言うわけ無いでしょ!!この馬鹿!!馬鹿馬鹿馬鹿!!!」


提督「マジかよ…バレバレだよ」


鈴谷「は、はあああああああ!?勝手に決め付けないでよねッ!!!」


提督「ほう…じゃあ」カチャカチャ


鈴谷「な、何よ…!?」


提督「確認ッ!…しちゃおうかなぁ~」カチャカチャ


鈴谷「ちょ、ちょっと!何でベルトいじってんの!?」


提督「だからァ~……確認する為って言ってんだルルォ!?」ボロンッ


鈴谷「いやぁぁぁぁぁ!!何それ気持ち悪いっ!!」


提督「おいおい鈴谷さん、よく見てくれよ」ブランブラン


鈴谷「キモイ!キモイキモイキモイ!!」


提督「オイァッ!!見ろってんだよこのビッチがよォ!!」


鈴谷「見るわけないでしょ!!死ね!!!」


提督「はいキレたー!!もうゆるさないぃぃぃ!」ガシッ


鈴谷「触…んなって!!」ボゴォッ


提督「ほげぇっ!!?」



提督「…こ、ここは……」


長門「おはよう。やっと起きたか」


提督「ながもん…あれ、鈴谷は…?」


長門「顔を真っ赤にして出て行ったぞ……何をした?」


提督「ちょっと確認しただけなんだけどなぁ…」


長門「何のだ?」


提督「膜の」


長門「死んで詫びろ」


*********************



提督「あ、龍田さんちょっとお待ち」


龍田「あら~?どうかしました~?」


提督「いやぁ~…龍田ってよく見るとスタイル良いよなぁ~…」ジロジロジロ


龍田「やぁん♪そんなに見ないで下さいよ~♪目玉刳り貫きますよ~?」


提督「ひえっ…」


龍田「あらあら~♪冗談ですよ~♪」


提督「龍田が言うと冗談に聞こえないぜよ…」


龍田「でも突然どうしたのかしら~?いつもはそんな事言わないのに」


提督「ああ…ちょっとな」カチャカチャ


龍田「あらあら~…?」


提督「最近ムラムラしててな…もう限界を感じているんだ」ボロンッ


龍田「あ、あら…その…」ギュンギュン


提督「どうした?輪をそんなに回転させて……まさかっ!興奮しているのか!?」


龍田「ち、違うますよぅ~!」ギュンギュンギュン


提督「まぁ落ち着け!!初めてなんだ、わかる、わかるぞ」ウンウン


龍田「は、早く閉まってくれませんか~…?」


提督「そいつは無理な相談だ!!何故ならッ!!俺は今龍田と此処で…ヤるからだ!!!」


龍田「ヤ…ヤるってのは…その…」


提督(おぅ!?いつもより好感触!!これは…もしかしなくても行けそうだな!!)


提督「ああ…だが安心していい…俺がみっちりねっとりまったりと教えてやるからッ!!」バッ


龍田「動いたら…落としますよ~?」ジャキッ


提督「ヒッ…」


龍田「おいたをした提督には…オシオキしないといけないわね~」


提督「オシオキって……まさかSMプレイですか!!?そっちもいけます!!」


龍田「うふふ~♪」


提督「………」


提督「はっ…!ここは…!」


長門「おや、今日は早いな」


提督「ながもん……あ、龍田様は?」


長門「様…?龍田ならさっき上機嫌で天龍と何処かへ行ったぞ。何をしたんだ?」


提督「せつない目にあったのさ…」


長門「理解出来る様に言ってくれ」


提督「It was the best...」


長門「駄目だこいつ」


*********************



那珂「~~♪」


提督「いえエエエエエエエエエエエエええああああああああああああああ!!」


那珂「ありがと~!どうだったどうだった?那珂ちゃんの新作!」


提督「もおおおおおお最ッ高おおおおおおおおお!!!!」


那珂「本当に!?やったー!嬉しいなー♪」


提督「そんな那珂ちゃんに一つお願いがあるんだけど!!」


那珂「お、何かな~!ファン一号の提督さんのお願いなら聞いちゃうよ~☆」


那珂「那珂ちゃんはファンサービスは怠らないからね!」キャピ


提督「ひゃっほぉおおおおおおおおお!!流石那珂ちゃんだぜ!!」


那珂「えへへ!良いんだよ!それでお願いって?」


提督「俺とデュエットして!!!」


那珂「なーんだ!そんな事ならお安い御用だよ~☆」


提督「マジで!?やったああああああああ!!!!」カチャカチャカチャカチャ


那珂「あっ!でもでもマイクが足りないね~?」


提督「大丈夫!!ここにあるからっ!!!」ボロンッ


那珂「え?そうな……っていやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


提督「えっ?ど、どうしたの?」ブロロロンッ


那珂「な、ナニ出してるんですかぁぁぁぁあ!!」


那珂「な、ナニ出してるんですかぁぁぁぁあ!!」


提督「デュエットするんでそ?」


那珂「そんなんと出来ないよーーーー!!!」


提督「ええええええええええええぇ!!」


提督「もうめんどくせええええ!!さっさと俺のマイク握れやオラァァァァ!!!!」ガシッ


那珂「いやああああああああああ!!」


長門「おい」


提督「ファッ!?な、ながもん!?」


長門「全く…」トン


提督「はぅっ……」








提督「う、う~ん…」


長門「おはよう。今回も大暴れだな」


提督「那珂ちゃん……」


長門「マイクが持てなくなったみたいだぞ」


提督「ここに…あるぞ…」


長門「おーい!誰か馬鹿につける薬を持ってきてくれー!」

潮時だな、ご飯作ってこよ

ただいも
仕方ねぇ、まだまだヤるぜ


*********************




提督「はぁぁ~ん…」


長門「ん、どうした」


提督「やっぱ…セックスって中々出来ねぇなぁ…」


長門「当たり前だろう。段階が何も無いのだからな」


提督「そーゆーの…めんどくさくね?」


長門「死ね、地獄に落ちろ」


提督「ひ、ひど…」


長門「妥当だと思うがな…」


提督「…仕方ねぇ…」


長門「駄目だ」


提督「まだ何も言って無いじゃん!?」


長門「どうせくだらん事だろう」


提督「聞いて驚くなよ!」


長門「聞きたくないんだが?」


提督「今までは直接的過ぎたんだ」


長門「聞け」


提督「だが、今度はじっくりと雰囲気を作ってみようと思う」


長門「めんどくさいって言ってなかったか?」


提督「セックスの為ならそんな事言ってる場合じゃないってね」


長門「その志を他に向けてくれたら良いんだがな…」


提督「てへ」キャピ


長門「ぶち転がすぞ」

*********************



提督「やぁ、吹雪」


吹雪「あ、司令官!こんにちは!」


提督「何をしていたんだ?」


吹雪「えっと…ランニング前の準備運動をしてまして」


提督「ほーぅ…そりゃ良いな」


吹雪「司令官も一緒にどうですか?」


提督「え~?俺も?」


吹雪「良いじゃないですか。今日は天気も良いし、走ると気持ち良いですよ!」


提督「気持ち良い…」


吹雪「どうですか?」


提督「…走ると、吹雪は気持ち良いか?」


吹雪「? はい、まあ」


提督「よっしゃ!なら一緒に走ろうか!」


吹雪「ホントですか!?やったー!」


提督「ランニングなんて久々だな…俺についてこれるかな?」グッグッ


吹雪「伊達に毎日走ってませんからね!司令官こそついてきて下さいよ?」


提督「面白い…勝負だ」


吹雪「負けません!」


















提督「ゼェ…ゼェ…!し…死ぬ…!」


吹雪「司令かーん!先に行っちゃいますよー!」


提督「吹雪…君…!ハァッ…ちょっと休憩しませんかね…!ヒィッ…!」


吹雪「まだ2kmくらいしか走ってないじゃないですか!」


提督「し、死ぬ死ぬ…!死んじゃうぅぅ!!」


吹雪「もう…仕方ないですね」


提督「あり…ゼェ…がとう!」


吹雪「じゃあそこの木陰で少し休みましょうか」


提督「はぁぃ」



吹雪「大丈夫ですか?これ、水です」


提督「おぉ…ありがたや…」


吹雪「司令官、言った割には走れないんですね~」


提督「む、昔はまだまだ…」


吹雪「あはは!最近鍛錬を怠ってるからですよ?」


提督「くぅ…言い返せないぜ…」


吹雪「常在戦場!常に身は戦場にあると思え!…覚えてますか?」


提督「ああ…そんな事も言ったなぁ…」

吹雪「私、この言葉聞いた時に身体にビビッて来ちゃいました!」


提督「マジで?惚れちゃった?」


吹雪「あははは!かもしれませんね」


提督「マジで!?」


吹雪「冗談ですよ!好意はもちろんありますけど、尊敬の方が大きいですかね?」


提督「えー!!」


吹雪「えー!って何ですか」


提督「い、いやいや…成程成程…そうか、尊敬か」


吹雪「はい♪あ、そろそろ走りませんか?」


提督「あ、ランニング中だった…」


吹雪「そうですよ!もー…ボケちゃったんですか?」


提督「ば、馬鹿言え…冗談だ!」


吹雪「そうですか♪じゃあ行きましょ!」


提督「お…オォー!!」

*********************


提督「ヒェ…ヒィ…」


長門「おいおい、どうしたそんな汗だくで」


提督「久々に走ってな…ゼェ…」


長門「珍しい事もあるんだな。明日は嵐かな?」


提督「酷すぎィ!」


長門「フフフ…」


提督「だが…掴みはおっけーだ…」


長門「おい、まさか…本当にやっているのか?」


提督「当たり前だルルォ!?じゃなきゃこんな事しねーって!」


長門「感心した私が馬鹿だった…過去に戻って訂正したい…」


提督「う゛ぇぇぇ!?そこまで言いますかね!?」


長門「何だ…やめろよ?本当に…」


提督「じゃあ長門が俺の


長門「その口縫い合わすぞ」


提督「こわっ!ながもんこわっ!」


長門「お前のやろうとしてる事の方が怖いだろうが」


提督「段階踏めばいいんだろ!?」


長門「いやまぁ…そうは言ったが…ヤりたいだけだろう?」


提督「んな訳ないじゃん」アハハ


長門「ここまで信用できない奴が居ることに驚きだ」


長門「とにかくだ…口は挟まんがやり過ぎるなよ?」


提督「ヤり過ぎ?」


長門「クズが…」


提督「辛辣ぅ!」

*********************


提督「よっ!吹雪」


吹雪「ん?あ、司令官!どうしたんですか?」


提督「夕飯これからだろ?一緒に食べないか?」


吹雪「え~!ホントですか!?ありがとうございます!」


提督「良いって事よ、じゃあ鳳翔さんとこ行こうか」


吹雪「は~い!」

獲物を仕留める為の下準備なのさ、しばし待たれよ…


提督「やあ、鳳翔さん」


鳳翔「あら提督…と吹雪ちゃん♪」


吹雪「こんばんは!鳳翔さん!」


鳳翔「今日はお二人でデートですか?」


吹雪「で、デートだなんてそんな…!」


提督「からかわないで下さいよ~鳳翔さん~」


鳳翔「あらあら、ごめんなさいね。ふふっ」


提督「軽く夕食を済ませに、ね」


鳳翔「そうですか♪では今日のオススメでも出しちゃいましょうかね」


吹雪「お、オススメ…!」


提督「おぉ、それは楽しみだな!」


鳳翔「では、準備しますので少々お待ちを…」


吹雪「はーい!」


提督「やったな、オススメだって」


吹雪「ですね!楽しみです!」


提督「ははは、だな」


吹雪「……あのぅ…司令官」


提督「ん?どうした?」


吹雪「あ、その…なんだかいつもより優しいなって…お食事も誘ってくれるし…」


提督「ああ、なんだその事か」


吹雪「いつもは挨拶くらいしかしてなかったので…えへへ」


提督「なに、そんなに難しい理由は無いよ」


吹雪「と言うと?」


提督「…知りたい?」


吹雪「は、はい…!」


提督「そうか…」


提督「…吹雪は俺に好意もあるって言ったよな?」


吹雪「えっ…あ、はい。言いましたね」


提督「実はな、俺も吹雪の事が


鳳翔「お待たせしました~♪」


提督「時間切れ」


吹雪「え…えぇ!?そ、そんな!」


鳳翔「あら?お邪魔しちゃいました?」


提督「いいえ、そんな事無いですよ」


鳳翔「そうですか?じゃあごゆっくり」


吹雪「つ、続きが気になります…!」


提督「ははは、気になるか?」


吹雪「は、はい!とても!」


吹雪(もしかしてもしかして……わぁぁ何考えてるの私!自惚れ過ぎ!)


提督「じゃあ…この後時間あるか?」


吹雪「はい!大丈夫です!」


提督「良かった。じゃあ済んだら俺の部屋に行こうか」


吹雪「し、司令官の部屋に!?」


提督「嫌か?」


吹雪「い、いえ…!そういう訳じゃ無いんですけど…その…」


吹雪(お、男の人の部屋なんて入った事無いよぉ…!)キャー


提督「大丈夫だって、ナニもしないから。ゆっくり話だけ、な?」


吹雪「わ、わかりました…!」

ビリー提督イイッスネ~
長門と絡んでるせいかな?だが俺にはあの人程のセンスはネェ


提督「はいよ、じゃあ食べようか。美味そうだ」


吹雪「はい!いただきます!」


誤送信しちまった












吹雪「おいしかったですね~♪」


提督「だな~!また今度食べようか」


吹雪「はい!是非!」


提督「んじゃ、俺の部屋行く?」


吹雪「い…行きましょ…うか!」


提督「決まりだな、案内するぜよ」


吹雪「お願いします…!」







提督「とうちゃ~く」


吹雪「こ、これが司令官の…部屋!」


吹雪(やっぱり全然想像と違う!…匂いとか…するんだなぁ)


吹雪「…思ったより、綺麗なんですね」


提督「どっかのビックセブンが煩いからな~仕方なくな」


吹雪「そうですかぁ~…男の人の部屋って散らかってるって聞いてましたから」


提督「ははは、あいつが居なけりゃ俺だって散らかりまくってるよ」


提督「あ、ベットに腰下ろしてて良いぞ」


吹雪「あ、はい!では失礼して…」


ご想像にお任せだぜ
……アリだな


提督(ククク…鍵を閉めて…)カチャン


吹雪「?」


提督「お待たせ、隣良いか?」


吹雪「は、はい…」


提督「どうも…」


吹雪「…そ、それで…続きを…」


提督「おう、そうだったな」


提督「……吹雪」ギュ


吹雪(!!…手…!手を握られたぁぁ!)


吹雪「はははははいっ…!」


提督「こっちを見てくれないか?」


吹雪「い、今…私凄い顔してますよ…!」


提督「良いよ」


吹雪「う、うぁぁぁ…」チラ


提督「うわ、すげぇ真っ赤」


吹雪「い、言わないで下さいよぉ~!」


提督「おお、悪い悪い」


吹雪「もぅ~…」


提督「じゃあ…次は、目を閉じてくれるか?」


提督(密室に二人…ッ!やべぇ我慢出来ねぇ…)


吹雪「え…目を…ですか?」


提督「ああ、そうだ」


提督(イケるだろこれ…イケるよなぁ!!?)


吹雪「わ、わかりました…」スッ


吹雪(な、何するんだろ……)


吹雪(まさか…いやぁぁ!そ、そんなはず…無いよね…?)


提督「よォーしそのままなー…」カチャカチャ


吹雪「……」ドキドキ


提督「ヘヘッ…」ボロロロンッ


提督(このシチュエーションで、俺の九三式酸素魚雷はいつでも発射出来るゼ!)


吹雪(ま…まだかな…)ドキドキ


提督(はぁぁぁぁ!何て穢れを知らない顔ッ!覚えておくんだ吹雪ッ!野郎ってのはどこまでいってもモンキーなんだよォ~↑↑)


提督(今からこんな娘とヤると思うと……たまんねェなァ!!)


提督「…吹雪」ガシッ


吹雪「は、はい…」


提督「好きだぜ!」


吹雪「し、司令官…!」パッ


提督「あ…」ブロロンッ


吹雪「え…」


吹雪「キャァァァァァァァァァァアッ!!」


提督「わッ!馬鹿!大声出すなって!」


吹雪「な、な、な、何で脱いでるんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁっっ!!」ジタバタ


提督「うるせえええええええ!!おめぇとヤる為に決まってんだろうがよおおおおおおお!!」


吹雪「ヤるって何ですかぁぁあああああぁぁ!!」


提督「最近の艦娘はセックスも知らねぇのかよ!?ヤるっつったらセックスの事だろが!!」


吹雪「セ…セセセセセ…」ボンッ


提督「そんな君も好きッ!!」


吹雪「は、離して下さいぃぃぃ!!」


提督「おめぇが大人しくヤらせるまで離さないよぉぉぉぉぉんッ!!ゲヒャヒャヒャ!!」ブルンブルン


吹雪「ひ、ひぃっ…!だ、誰かぁ…!!」


提督「観念しろやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ…ぁ…ぁ…」バタン


吹雪「…あ、あれ…」


提督「……」スヤスヤ


吹雪「ね、寝てる……?助かった…のかな」


 カチャカチャカチャ…カチャン


吹雪「だ、誰ですか…?」


鳳翔「大丈夫?吹雪ちゃん」


吹雪「ほ、鳳翔さん!?どうして…」


鳳翔「長門さんから話を聞いていてね…先程の料理に少し仕込ませて貰ったの」


吹雪「そ、そうだったんですか…」


鳳翔「危ない所だったわね…いつ落ちるかはわからなかったから…」


吹雪「いえ…!ありがとうございます!助かりました!」


鳳翔「良いの、吹雪ちゃんが無事ならね」


吹雪「ほ、鳳翔さん…!」
















提督「……あれ…」


長門「おはよう。朝だぞ」


提督「え…朝だと!?吹雪は!?」


長門「ゴミを見るような目で唾を吐き捨てて行ったそうだ」


提督「馬鹿な…」


長門「馬鹿が…」


提督「何が悪かったんだろうか」


長門「少なくとも脱いでいる時点でおかしいだろ」


提督「密室にくっそかわうぃぃ娘と二人っきりだぜ?抑えろって言う方が無理だろ」


長門「はあ…」

*********************



提督「やっぱり俺には段階を踏むのは無理みたいだ」


長門「だろうな」


提督「都合良く惚れ薬とか無いかな?」


長門「夢を見すぎだ、ある訳が無いだろう」


提督「だよなぁ…」


長門「しばらく大人しく


提督「あ、そうだ!」


長門「……」


提督「あいついんじゃん!あいつ!」


長門「あいつ…?誰だ?」


提督「明石だよ明石!」


長門「ああ、明石か…」


提督「艦娘専用の惚れ薬くらい作れるだろあいつなら」


長門「性欲を衰退させる薬も作れるか」


提督「ヴォイ!!何作らそうとしてんだコラ!」


長門「お前にだけは言われたくないな」

*********************


提督「よォ明石」


明石「あれ、提督?珍しいですね此処に来るなんて」


提督「ちょっと作って欲しい物あるんだけど、大丈夫か?あとそのスリットに手入れて良い?」


明石「別にいいですけど」


提督「え、良いの!?!?」


明石「作るのがですよ?」


提督「んだよ!ペッ!」


明石「相変わらずですね。それで、作って欲しい物とは?」


提督「ああ…惚れ薬だ」


明石「呆れた人ですねぇ~」


提督「うるせぇぇぇぃ!」

寝るッス!
気が向いたらまた書くッス!ッス!


提督「それで!作れるの作れないの!」


明石「出来無い事は無いですけど」


提督「っしゃあオラァァァ!じゃあ今すぐ作ってーや!!」


明石「うーわ、嫌な予感するんですけど……まさか私に使うんじゃ!」


提督「なわけねーだろ!勘違いすんな油女がよォ!!」


明石「嫌いですか?」


提督「好き!」


明石「ありがとうございます」


提督「で、作ってくれんの?くれないの?」


明石「ん~……まぁ良いですよ。正直面白そうですし」


提督「やっぱり明石ならって信じてたぜ」


明石「はいはい」

*********************



提督「明石に薬は頼んだ…それまで何もしないわけにもいかないな…」


提督「さて…次は誰にしようかな~…」キョロキョロ


提督「お、そこにいるのは…」


提督「おぉぉぉイ!!鹿島ちゃぁぁぁん!」


鹿島「あら?提督さんじゃないですか。ふふっ」


提督「ゲェッヘッヘ…いつ見ても可愛いねぇ~」ジロジロジロ


鹿島「あら、ありがとうございます♪」


提督「鹿島ちゃん可愛すぎておじさんもう我慢出来ないでゲスよぉ…」カチャカチャ


鹿島「…? あ、あの…?」


提督「おじさんの可愛いのも見て頂~戴っ」ボロンッ


鹿島「きゃあっ!やだっ…」チラッチラッ


提督「おやおやおやおやぁ?目が離せないかなァ?」ベチンバチンッ


鹿島「そ、それが男性の……」


提督「おォん!?どう?触ってみる?」ブロロロロロッ


鹿島「えっ!?」


提督「これまだ中途半端な状態なんだけどね、鹿島ちゃんが触ってくれると更に大きくなるんだよ?」


鹿島「こ、これを…私が…」


提督「さぁ…


香取「なるほどなるほど…」ピシッ


提督「……」


鹿島「あ、香取姉…」


香取「駄目ですよ、鹿島?後でお説教です」ピシッ


鹿島「ご、ごめんなさい…」


香取「そして……提督?」


提督「は、ひゃいっ!!!!!」


香取「ふふ…」


提督「は、ははは…!」


香取「ふふふっ…」


提督「フゥーハッハッハッハ!!!」


ペシンッ!!


提督「ひぇっ…」


香取「…少し、厳しい躾が必要みたいですね」


提督「龍田で間に合ってます!!!」


香取「心配しないで下さいね、優しくしてあげますから」


提督「マジっすか!!!ヒャッホゥ!!」


香取「では、参りましょうか♪」
















提督「…う、う~ん……」


長門「おはよう。みっちり絞られたみたいだな」


提督「あれ…手足がある…」


長門「どんな状況でそんな台詞が出る?」


提督「まだ…ヤっていけるな…」


長門「どういう精神してるんだお前は」


提督「照れるぜ」


長門「褒めてないからな?」

連投?気にしない気にしない!
厳しく優しいオシオキ!ご想像にお任せだぜ!!

*********************



提督「長門、茶だ」


長門「ほう、何だ」


提督「なに、いつも面倒かけてるからな」


長門「お前にもそう思う心があったんだな、本気で驚いているぞ」


提督「お前は俺を何だと…」


長門「世にある言葉だけでは言い表せそうにない、すまんな」


提督「そこまで!?」


長門「今更だろう…」


長門「だが、茶はありがとう。有難く飲ませてもらおう」


提督「おう、飲め飲め」


長門「……」ズズッ


提督「ところで長門、そのままでいいから聞け」


長門「ああ、何だ?」


提督「明石に頼んだ薬が出来たんだけどさ」


長門「本当に頼んだのか…」


提督「それが、こいつだ」ゴンッ


長門「ほう…変な色だな」


提督「ああ……こんなのを艦娘に飲ませて良いのか俺も不安なんだ」


長門「ほう、それで?」ズズ


提督「だから、長門の茶に少し混ぜてみたんだ」


長門「ブーーーーーーッッ!!!!!」



提督「うぉ!!馬鹿!!急に噴出すな!!」


長門「馬鹿はお前だ!!何を飲ませている!!」


提督「惚れ薬だけど…?」


長門「だけど、ではない馬鹿者!!艦娘に飲ませるのは心配じゃなかったのか!?」


提督「だって長門だし」


長門「私なら良いのか!?」


提督「だって好きだし」


長門「そうか!!…ってぇ!な、なな何を言っている馬鹿者!!!」


提督「長門への気持ちだが!?」



長門「そんな物使わなくたって私は!!お前の事…ッ!」


提督「やったぜ畜生ォォォォォ!!」


長門「ち、違う…!薬のせいだ…!」


提督「うるせェ!!もうバレバレなんだよォォ!!」


長門「と、とにかく私は発症する前に何処かへ行く!ついて来るなよ!?」


提督「おい待て長門!」


長門「来るなぁぁぁぁぁぁあぁ!!」ガチャ バターン


提督「…あー……行っちゃったよ」


提督「薬混ぜたのって嘘なんだけどなぁ~言うのが遅れたッピ」


提督「思い込みってのは怖い怖い」


提督「さぁて…誰にコイツを使ってやろうかなァ…ゲヒヒヒ」


*********************


提督「饅頭に切れ込みを入れて…その間から薬をたっぷり塗りこんで……っと」


提督「よっしゃ!我ながら完璧な出来ッ!!」


提督「こいつを食わせた奴とエロエロアフアフしてやるぜ…」










提督「お、由良じゃないか。良い所に」


由良「提督さん?なぁに?」


提督「大本営から饅頭貰ったんだけど、食べないか?」


由良「あ、それは欲しいかも」


提督「そりゃ良かった。じゃあ後で執務室に来てくれ」


由良「はぁい」


提督(何にも知らない顔しちゃってまぁ…その顔が恍惚に変わるのが楽しみだぜ…!!)


今日はこれくらいで勘弁してやるッピ
パッと終わらせるつもりが長くなりすぎたッピ
そろそろ終わらせるッピ

溜まったアニメ消化するのも楽じゃないね
GATE面白すぎだルルォ!?

受付の無い施設警備の仕事ってかなり暇何ですよォ!
モニター監視以外なんてSS書いたりアニメ見たりなァ!
あ、ナイショだよぉ!!!!(小声)

おう、オリョクル行ってこいよ












由良「お待たせ提督」


提督「お、よく来た……って、え?」


長良「やっほー司令官さん♪」


五十鈴「お饅頭くれるっていうから来て上げたわよ」


名取「提督さん、お誘い頂きありがとうございます」


由良「部屋に居た皆に声かけたの!良いでしょ?」


提督「お、おう!由良は優しいなぁ……!!」


提督(流石に想定外だ…!こ、こりゃじゃあ……!)


由良「えへへ~」


長良「おっ!それがお饅頭?」


名取「沢山ありますね」


五十鈴「へぇ…美味しそうじゃない」


提督(誰にするか迷っちまうなぁあああああ!!)

おう北上ィ!ちゃんとモニター見とけや!
GATE見終わったし俺はSS更新してっからよォ!


提督(でもやっぱりここは由良だな!)


提督「ほら、由良」


由良「ありがとう~♪」


長良「私にも~!」


提督「ほれ」


五十鈴「ん」


提督「ん!?じゃねぇぞコルァ!!!?」


五十鈴「な、何よ…頂戴よお饅頭」


提督「もっと悔しそうな顔で」


五十鈴「ぶつわよ」


提督「チッ!演技ひとつ出来ねぇのかよ…オラッ」


五十鈴「わわっ……ありがと」


名取「……えと」



提督「はい、名取ちゃん」


名取「あ、ありがとうございます!」


五十鈴「この扱いの差よ」


提督「え?優しくされたいの?」


五十鈴「や…そういう訳じゃ無いけど…」


提督「じゃあ黙っとけや!牛はよォ!!」


五十鈴「泣いていいかしら」


提督「おいで」


五十鈴「はあ…死ね」


提督「ひ、ひど…」


提督「じゃなくて。ほら、食べた食べた」


提督(食わせるのは良いが、どういった症状が出るのか知らないんだよなー)


提督(最初に見た人?とかなのかな。明石の説明ちゃんと聞いておくんだった)

……君のような勘のいいガキは嫌いだよ


由良「はむっ」


提督「どうだい!?由良!?」


長良「うん!こ──
五十鈴「あら──
名取「美味し──


提督「他は黙って食えや!!!」


長良「……」モグモグ
五十鈴「……」モグモグ
名取「……」モグモグ


提督「偉いぞ」


由良「美味し~!」


提督「そりゃ良かった!!どう?他には何か感じない?」


由良「ん?別に?」


提督「そ、そっか…!」


提督(あれれ~?効果はすぐに出ないとか?)


由良「もう1個貰ってもいい?」


提督「あ、ああ。どんどん食え、お前達もだ」


長良「わーい!いっただっきまーす!」


名取「では、もうひとつ」


五十鈴「最初からこういう風にしなさいよ」


提督「今この場に3人居なかったら、お前のその脂肪の塊を叩いてるわ。こう、横からバシーン!てブルルンブルン」


五十鈴「そんな解説聞いてないわよ!」








提督「……馬鹿な」


提督「食い尽くされた上に何も起きない…だと…?」


提督「明石のヤロー……さすがの俺もトサカにキタぜ」ガタッ


長門「待て」


提督「あァン!?いくら長門でも今口答えしたらその口舐めまわすぞゴルァ!!」


長門「気色悪いにも程があるな」


提督「レロレロレロレロ」ギュルルル


長門「舌を動かしながらこっちに来るんじゃない!!」


長門「ただその手に持っている……こけし?みたいな物は何だ?」


提督「ああ、これ?別に変なものじゃないよ。明石をヒクヒク鳴かせる道具」


長門「鳴かせるのか」


提督「良い声出して貰わないと。俺の怒りは天元突破してるからな」


長門「よく意味はわからんが……させないぞ?」


提督「口を塞いで欲しいと」ベロロロッ


長門「キモ…」


提督「アアっ!その罵倒が…イイッ…胸が熱くなるよ」


長門「死ね」


提督「ふぅ…どうしても行かせぬという事か…」


長門「そろそろ見過ごすわけにはいかないからな」


提督「そうか…わかった」


長門「おや…今日は随分素直だな…何を企んでいる?」


提督「べっつにー!あ、そうだながもん!ちょっと良いッスか?」


長門「何だ」


提督「俺ながもんの事好きって言ったっしょ」


長門「!!?」


提督「んで、ながもんも俺の事


長門「し、ししし知らないな!!」


提督「隠すの下手過ぎィ!…んで、そんな長門に渡したいものがあるんだわ」


長門「わ、渡したいもの…だと?」


提督「そうそう、超大事な物。貰った時から長門にって決めてたからな」


長門(超大事な物…貰った…何の事………はっ!まさか…!)


提督「おやおや?察しちゃったか?」


長門「う、うるさい!それで!私にどうしろと言うんだ!」


提督「暴れんな、暴れんなよ…」


長門「暴れなどしない!」


提督「おう。じゃあ長門の部屋行こうか」


長門「…!」


提督「皆にはナイショだからな?」


長門「あ、ああ…」


提督「じゃあ俺はそれ取ってくるから、先に部屋に行ってて」


長門「フン…どうせくだらない物何だろう?だが、貰えると言うなら貰ってやる。別に期待などしていないからな!」


提督「はいはい」


長門「ではな!」ドタドタドタ









提督「ハハッ↑あの脳筋雌ゴリラ話題変えたらもう忘れてやがる」


提督「俺の目的は変わらねぇのさ……待ってろよ明石ィ…!!」

*********************


提督「おうコラァ!!明石コラァ!!テメェコラァ!!」


明石「ちょっと語彙が貧相過ぎませんか?」


提督「ええい黙らっしゃい!テメェ良くも俺をハメてくれたなァ…」


明石「ちょっと、まだ私は提督とハメてませんよ。妄想も大概にしてください」


提督「誰もそんなボケ求めてねぇぇぇぇぇよ!!」


明石「つれないですね」


提督「これ!どういう事だってばよ!何の効果も得られないんですケロ!?」


明石「ちゃんと私の説明聞いてました?」


提督「正直薬が出来たって浮かれてて、右から左へだったのは認める」


明石「はあ…それで私を責めるってちょっとおかしくないですか…」


提督「うるせぇぇぇぇ!!こんなもん普通は相手に飲ませれば効果が出るモンじゃねぇのかよ!?」


明石「それで半分正解ですね」


提督「なん…だと…?」


明石「良いですか?見た人を好きになるってのは、逆に言えば提督以外を見る可能性も無きにしも非ずって事です。場合によりますけど」


提督「俺と同じ場に居て、見ない事なんてあるか?」


明石「どっから来るんですかねその自信。頑張って5秒は見続けられます」


提督「5…」


明石「まぁそんな事はどうでも良いんですけども」


提督「」


明石「そういう訳で少し細工をしました」


提督「どういう」


明石「飲んだ者同士がっていう風に」


提督「あァ!?そういうね!?」


明石「失敗したって事は提督飲んでないでしょう」


提督「そりゃあんなもん誰が飲むかよ!変な色してるし!」


明石「艦娘には平気で飲ませるこのクズさよ」


提督「へへっ…やめロッテ」


明石「褒めてません」




明石「じゃあ誰に飲ませたんです?」


提督「長良型の子にだね」


明石「発症は食べてから1時間後、自然と相手を求めて何処かで接触しているはずです。効果も1時間程ですが」


提督「アイエエエ!つまりそれは今長良型による濃厚なレズセックスの真っ最中って事で良いんですか!?」


明石「そこまでは知りませんけど」


提督「マジかよ!?そんなアンビリーバボーな事態になってんのか!!こうしちゃいられない!!」


明石「何する気ですか?」


提督「決まってんだろ!?混ざりに行くんだよォーッ!!」


明石「もうあんまり時間ないんじゃ」


提督「アーアアーーーー!」


明石「ああ…ターザンみたいな奇声あげて行っちゃった…」


明石「…あら?なんでしょう、このこけし」ブブブブフ


明石「あ、バイブなんだ。ふーん…」ブブブブ


明石「……」キョロキョロ


*********************



提督「ここが長良達の…部屋ッ!」


提督「テイ・トクー、ショータイム!」バッ


ガシャァァァン


提督「ンン~~!10点ッ!」スタッ


阿武隈「え……て、提督?何で窓から…」


提督「そんな事はなぁ…どうでもよいのだッ!!長良達は!?」


阿武隈「えと、何か帰ってきてから様子がおかしいんですよ皆」


提督「ウヒョヒョヒョ!!どんな風だった?」


阿武隈「どう言えばいいのか…ただならぬ物を感じましたね」


提督「えぇ!?爛れた関係だって!?」


阿武隈「ただならぬ」


提督「淫らぬ?」


阿武隈「もう、何でも良いです。今皆でお風呂入ってますよ」


提督「ガッデム!!!そっちかぁぁぁ!!!」


阿武隈「な、何なんですか今日は…いつも以上にオカシイですよ」


提督「そんな事無いよ…この際アブラムシでも良いや」


阿武隈「誰がアブラムシか!!」


提督「都合よく誰もいねぇしな……まぁ居ても関係ないけど」カチャカチャカチャ


阿武隈「…?」


提督「満を持して……登・場ッ!!」ボロロロンッ


阿武隈「わ…わわわわ…わーーーーーっっっ!!!!」ポイポイポイポイ


提督「フハハハハ!!効かぬ効かぬッ!!」ペチーン!バチーン!


阿武隈「な、何て物出してるんですかーーーっっ!!!」


提督「チンコだよ!!!レズセックスに混ざれなかった俺の慰み物になれオラァッ!!」


阿武隈「意味わかんないですよぉぉぉぉーーーーっっ!!」


提督「コルルァ!!ベット来いや!!」グイッ


阿武隈「きゃっ!?」ボフン


提督「へっへっへ…何故か上手く行ってる流れに俺も驚いてるぜ…」


阿武隈「や…やーめーてーよーっ!!!」


提督「もう遅い…ッ!!脱げやッ!!」グッ


阿武隈「ちょ、ちょちょちょ!!ほんとにダーメー!!!」

バルス始まるまで不知火してくる

バルスッッ!


提督「オラァッ!」バッ


阿武隈「いやぁぁっ!」


阿武隈「うっ…ぐすっ…酷い…やだよぉ…」


提督「ヒェヘヘヘ!!泣け鳴けぇ!!誰も来ないけどなァ!!」


提督「ウェヒヒ!!その金髪首に巻き付けて失神プレイと洒落込もうじゃないか!!」


阿武隈「や、やだぁ…やだーーっ!!!」ジタバタ


提督「ヴォイ!!暴れんじゃ…ねぇって!!」


阿武隈「誰かぁっ助けてーーーっ!!」ジタバタ


提督「だからぁっ!!誰もこねぇって言ってんだルルォ!?!?」







長門「ほう」


提督「ファッ!?」


阿武隈「な、ながとしゃぁん…!」


提督「ど、どうして此処が…」


長門「あまりに遅いと思い、明石に話を聞いてきたんだ」


提督「なぁるほどっ!」


長門「はあ…私も馬鹿だったな。お前がそういう奴だと言うのに…不覚だ」


提督「まだまだだね」


長門「ああその通りだ……だが」


長門「…覚悟は出来ているな?」ゴキッバキッ


提督「ちょ、ちょっとしたジョークじゃないですかぁ…あは、あははは、あは」


阿武隈「これの…何処がですかっ!?本当に犯すつもりだったでしょ!!このクズ!!」


長門「だそうだ」


提督「だぁれがこんな小娘!被害妄想であります!」


長門「何と言い訳してもだな、下を履いてない時点で無理だとは思わないのか?」



提督「これはですね…この者が私めの衣類を剥ぎ、自分から服を脱いだのでありまして」


阿武隈「そんな事する訳ないでしょ!!馬鹿!クズ!」


提督「ウルセェァァァァア!!」


長門「もう良いだろう?……来い」


提督「ヒエッ…」


長門「もう一度だけ言おう」


長門「来い」


提督「はい…」


長門「遅れてすまんな、阿武隈」


阿武隈「い、いえ……助かりましたぁ…」


長門「この埋め合わせはする。またな」


阿武隈「は、はい!」







 この日、提督の絶叫が鎮守府内全域に響き渡った。








提督「…う…ん…」


長門「おはよう。よく眠ったな」


提督「……」キョロキョロ


長門「私がやった事だが3日も寝込んでしまうとは、鍛え方が足りんぞ」


提督「お前…」



提督「…誰だ?」



長門「は?」


提督「というかここは何処なんだ…俺は…何だ?」


長門「おいおい…今度は何の冗談だ?流石にその手は通じないぞ」


提督「…?」


長門「だから、その演技をやめろと言っているんだ!」


提督「演技って…何の事だよ…」


長門「またそうやって私を騙すのだろう?わかっているぞ!」


提督「意味わかんねぇ…つーかホントに君誰?」


提督「俺の事知ってるみたいだけど、良かったら俺の事も教えてくれない?」


長門「!?」


長門「わ、私のせい…か…?」ワナワナ


提督「?」



長門「こ、これに見覚えはないか!?明石が使用していたのを没収したのだが!」


提督「何それ…こけし?あと明石って誰…」


長門「じゃあこれ!お前のポケットに入っていた薬だ!」


提督「うわ、変な色…俺って何かの病気持ち?」


長門「ある意味でな!!」


提督「マジか…思い出せないのってそれのせい?」


長門「そ、それは違う…多分…」


提督「そうなんだ」


提督「まぁいいや、とりあえず説明してよ。聞くからさ」


長門「ああ…」





 おちんちん事件以外の概要説明中




提督「ふーん…俺は提督でお前達は部下…って事か」


長門「ああ、そうなるな」


提督「執務の内容とかぼんやりとしか思い出せないな…これ不味くないか?」


長門「ああ、かなり不味いな」


提督「執務室へ案内してくれ、このままじゃ運営出来ねぇだろ」


長門「随分と適応しようとするじゃないか。記憶がなくて不安では無いのか?」


提督「そうは言ってられんだろ。いつ深海棲艦が来るかもわからんしな」


提督「それに…俺がやらなくして誰がやる…そうだろう?」


長門「…立派な心掛けだな…」


長門「…一つ良いか?」


提督「何だ?」


長門「お前は私の事を……好いているだろうか?」


提督「……」


提督「知らん。何せ思い出せないからな」


長門「フッ……そうだったな。すまない」


長門「では、行こうか。提督…」


提督「おう」






めでたしめでたし


ってしたら怒りますか

ウス!綺麗に終わるまで書くッス!








提督「……」コツッコツッ


利根「はっ!?筑摩---!」ダダダ


提督「ん」


長門「気にするな」


鈴谷「うわっ…最悪…」スタスタ


提督「ん?」


長門「気にするな」


提督「なんだか避けられている気が…」


長門「そうか?」


提督「俺は嫌われ者だったのか」


長門「まあ…それなりの事をしたからな」


提督「何だと?聞いてないぞ」


長門「話して無いからな」


提督「聞けば、お前が俺に暴行して記憶が飛んだと言ったな」


長門「ああ」


提督「話して貰える権利とは言わないが、話してくれないのか」


長門「落ち着いたら話す。しばらくは部下に慕われてないものと思ってくれ」


提督「そうか…」


龍田「あらあら~提督~」


提督「ん、おう」


龍田「うふふっ♪また、シます~?」


提督(何の事だ?)


提督「悪い、今は立て込んでるんだ。また今度だ」


龍田「…あら~?」


長門「…すまない」


龍田「?」






提督「さっきのは親しそうだったな」


長門「まぁ…ある意味な」


提督「ふむ…そういう感じか」


長門「ああ」


那珂「やっほ~☆……あ」


那珂「し、失礼します~!」スタタタタ


提督「お、おう…」


提督「記憶が無いとはいえ…中々堪えるな」


長門「我慢してくれ」


長門「…ここだ」


提督「ああ」









提督「んん…?」ペラ


長門「どうした?」


提督「昔は結構優秀だったみたいだが…」ペラ


長門「まあ…な」


提督「…その功績にあぐらを掻いて居たのか?ここ最近は問題無い程度に出撃しているが、遊んでばかりじゃないか」


長門「ああ…」


提督「成程。これじゃあ艦娘に慕われない訳だ」


長門「いや、それは違う」


提督「何?そうなのか」


長門「くっ……まだ話したくは無いんだが…」


提督「そうか。なら、話さなくて良いぞ」


長門「何…?」


提督「長門はさっき、しばらくしたらと言っただろう」


提督「なら俺はそれを待つ。事実まだ混乱している訳だしな」


長門「すまない…」


提督「おう」

バルスッッ!!


提督「少し過去の資料や報告書を読み漁る、時間が掛かりそうだが」


提督「そして長門、お前に頼まれてほしい事がある」


長門「ああ、何だ?」


提督「全艦娘を集めて今の俺の現状を報告してくれ、出来るか」


長門「出来るさ、任せてくれ」


提督「そうか。じゃあ頼んだぞ」


長門「ああ」












長門「───という訳で今の提督には記憶が無い」


 ざわ・・・ざわざわ・・・


長門「聞け、言いたい事はわかる。被害を被った者は沢山居るだろうし、今までの事を許してやれとは言わない」


長門「だからといって今の奴を責めないでくれ。原因は私だ、責めるなら私を責めて欲しい」


鹿島「じゃあ私達はどうすれば良いでしょうか?」


長門「…今の奴は昔の奴に戻っている、普段通りで構わない。思う所ある奴は避けても良い、私が話しておく」


由良「はぁい」


長門「…以上だ。解散してくれ」












長門「戻ったぞ」


提督「おう、お疲れ」


長門「何か思い出したか?」


提督「特には、な」


長門「そうか…」


提督「だが、哨戒のローテ等はわかった。この辺は動かさないとな」


長門「ほう、早いな」


提督「最低限だ。サポート頼むぞ」


長門「任せてくれ」


長門「それと、だな」


提督「ん」


長門「やはり、話しておこうと思う。お前が何をしたか」


提督「……長門のしばらくは、案外早いんだな」


長門「言うな。もしかしたら何か思い出すかもしれないしな」


提督「そうだな。このまま聞いても良いか?」


長門「ああ、構わない」


提督「じゃあ、宜しく」


長門「ええっとだな…」





 おちんちん事件説明中





提督「………」


長門「……どうだ、何か…」


提督「いや……何も思い出せないし、そんな事をしたという事が信じられない」


長門「うむ…」


提督「俺が…その…艦娘を襲っていたのか」


長門「全部未遂で終わってはいるが、まあ事実だ」


提督「そりゃあ嫌われるだろうなぁ…」


長門「済んだ事とはいえ止めなかった私も悪い、すまん」


提督「というか憲兵は、憲兵はどうしたんだ」


長門「憲兵は居るぞ」


提督「何故動かない?」


長門「お前が悟られぬよう行動しているんだ。長い付き合いだからな」


提督「だとしても被害にあった艦娘が告発したらそんなの──


長門「しなかったんだ。…この意味がわかるか?」


提督「……いや」


長門「そうか。なら知らなくて良い」


提督「…キッカケは」


長門「残念ながら知らんな」


提督「そうか」


長門「それとなく聞いた事はあるが、教えてくれなかったな。お前にしかわからんさ」


提督「ふむ…」


提督「なぁ…俺は、記憶を戻した方が良いのか?」


長門「お前次第だ」


提督「聞いた話だと戻したくは無いよな」


長門「まあ…な」


提督「はあ…どうすっかな…」


長門「何も今決める必要は無い、時間は沢山ある」


提督「……ああ…そうだな」


長門「お前が考えて、答えを見つけろ。そして出した答えを私は支えてやる」


提督「何だ…頼もしいじゃないか、長門」


長門「伊達にお前と付き合ってないさ」


提督「はは、そうか。……こういう言い方は変だが」


長門「ん?」


提督「改めて、これから宜しく頼む」


長門「……ああ」

*********************


提督(…はて、鎮守府自体は回るようにはなってきたが…)


提督(手持無沙汰だな…鍛錬でもするか?怠けていたようだし)


提督(とりあえず走り込みでもするか…)








提督「ハッ…ハッ…」タッタッ


提督(思ったより走れないな…!怠けすぎだぞ、前の俺!)


吹雪「あ、司令官…」タッタッ


提督「ハッ…ハッ……ん、お前は…吹雪か」


吹雪「はい、吹雪です」


提督(確か…手を出そうとした娘だった筈だが…)


吹雪「司令官も、鍛錬ですか?」


提督「あ、ああ……怠けた身体に鞭をな」


吹雪「そうですか、それは良い事ですね」


提督「だろう。…お前は、吹雪はいつも走ってるのか?」


吹雪「えっ……はい、そうです」


提督「そうか、それは偉いな」


提督「その、怒っては無いか」


吹雪「え?」


提督「ああいや、記憶が無いとはいえ自分のやらかした事は聞いているんだ」


吹雪「ああ、なるほど…」


提督「許して貰えるとは思わないが、すまなかった」ペコ


吹雪「いえいえそんな!頭を上げて下さい!」


吹雪「確かにそういう事はありましたけど、それは前の司令官で…」


吹雪「あ、いや、今の司令官ではあるんですけど、こう今は違いますし…」


吹雪「ああぁ、何て言ったら良いのか…」


提督「くく…」


吹雪「んなっ!何笑ってるんですか!」


提督「はは、すまない。取り乱してる吹雪が可笑しくて…笑ってはいけないんだが…ははは」


吹雪「思いっきり笑ってるじゃないですかー!ふんっ」


提督「ああ、すまんすまん。…お詫びと言っては何だが、今夜食事でもどうだ?」


吹雪「えっ…お食事、ですか」


提督「ああ、どうだ?」


吹雪「べ、別に良いですけど…」


提督「それは良かった。確か…鳳翔というのが店を開いているんだろう?」


吹雪「はい、そうです」


提督「では、そこにしようか。問題ないか?」


吹雪「は、はい!」


提督「決まりだな。では走り込みの続きと行こうか」


吹雪「良いですよー!私に付いてこれますかね!」


提督「はは、それは無理だな。今の身体じゃあな」


吹雪「……」


提督「だが、頑張るさ。…ほっ」


吹雪「あ、ずるい!待てー!」

*********************


提督(良し、執務もこれくらいで良いだろう…)


提督(吹雪との約束の時間までまだあるな、どうしようか)


提督(文献でも読んで暇を潰すか…)


 こんこん


提督「ん?…入れ」


鈴谷「ちーっす」


提督「おや…」


提督(この娘も…だったよな)


提督「鈴谷…だったかな?」


鈴谷「…マジで忘れてんだ」


提督「ああ、本当だ。…何か用か?」


鈴谷「用って程じゃ無いけど、強いて言うなら確認かな?」


提督「成程な」


鈴谷「…何も覚えてないの?」


提督「残念ながら」


鈴谷「別に残念じゃないし…」


鈴谷「…あれ、本読んでんの?」


提督「ああ、暇潰しにな」


鈴谷「ふーん、似合わないね」


提督「そう言ってくれるな。やる事が見つからないんだ、普段の俺は何をしていたんだ?」


鈴谷「鈴谷達とか皆と遊んでたね」


提督「ほう。どのように?」


鈴谷「そりゃ色々だよ。駄弁ったり、小物で遊んだり…」


提督「ふむ…そういう事をしていたのか」


鈴谷「そうだよ」


提督「なら、俺もそうするべきかな?」


鈴谷「いや!今のアンタはいい!何かノリ違うし」


提督「手厳しいな」


鈴谷「…そういうキャラじゃねーし…」ボソッ


提督「…何か言ったか?」


鈴谷「何でもー」


提督「そうか」


鈴谷「ま、確認できたしそろそろ鈴谷は戻るから」


提督「ああ」


鈴谷「じゃーね」


提督「あ、鈴谷」


鈴谷「ん?」


提督「今の俺はお前達と仲良く遊んでやれないが、話すくらいなら俺にも出来る」


提督「…気が向いたら、また来てくれないかな」ニコ


鈴谷「!」


鈴谷「べ、別に良いけど…気が向いたらね」


提督「ありがとう、鈴谷」


鈴谷「…ばいばい!」ダッ


提督「…またな」



*********************

何だこれ(錯乱)



提督「やあ、お待たせ」


吹雪「あ、司令官!」


提督「早く来たつもりだったんだが、待たせたか?」


吹雪「いえ!私が早く来ただけですので!」


提督「そうか。じゃあ、行こうか」


吹雪「はい!」








提督「こんばんは、鳳翔さん」


鳳翔「あら、提督じゃないですか…それに吹雪ちゃん♪」


吹雪「こんばんはー!鳳翔さん!」


鳳翔「あらあら…デートですか?」


吹雪「で、デートだなん──


提督「違いますよ。ただの食事です」


鳳翔「あらあら、そうなんですね」


吹雪「……」


提督「ええ、勿論」


鳳翔「提督、記憶の方は?」


提督「…さっぱりでして、ははは」


鳳翔「前の事、思い出したいですか?」


提督「そう言われると…正直な所まだ悩んでます」


鳳翔「…そうですか」


提督「吹雪はどう思う?」


吹雪「わ、私ですか?」


提督「意見を聞いてみたいんだ」


吹雪「え、えっと…」


吹雪「今の司令官は前より言動もしっかりしていて、変な事もしなさそうですし…」


吹雪「何というか男らしくて…素敵だと思います」


提督「ふむ…」


吹雪(…でも…違う…)


提督「ありがとう、吹雪」


吹雪「いえ…」


提督「話ばかりじゃなんだ、何か頼もうか」


鳳翔「はい。何にしますか?」


提督「そうだなぁ…」


提督「じゃあ俺はこのAセットで」


鳳翔「はい。吹雪ちゃんは?」


吹雪「あ、私も同じので…」


鳳翔「はーい。じゃあ少し待っていて下さいね」


提督「お願いします」


吹雪(…司令官は前より断然良くはなったけど…何だろ…)


吹雪(…なんなの…このモヤモヤ…)










鳳翔「お待たせしました~♪」ゴトッ


提督「おぉ、美味しそうだ」


吹雪「ですね」


提督「では早速…」モグ


提督「…うん、これは美味い」


鳳翔「ふふっ、ありがとうございます」


『鳳翔さんの料理さいこおおおおおおおおおお!!ところで今夜空いてます?…え?あぁ無い…』


鳳翔「ふふっ…」


吹雪「はむっ…」


吹雪「ん~♪どれを選んでも鳳翔さんの料理は美味しいですね~♪」


鳳翔「それは良かったわ♪」









吹雪「今日はお誘い頂きありがとうございました、司令官」


提督「なに、気にすることは無い。また行こう」


吹雪「はい、是非」


提督「じゃあ、また明日な」


吹雪「はい、お疲れ様です」ペコ




吹雪「…司令官…」

*********************


提督「演習は第二艦隊、哨戒は第三、第一は待機だ」


「はいっ!」


提督「以上。早速取り掛かってくれ」


提督(ふぅ…俺も執務室で少し休むか)








提督「んん~……!はぁ…」ノビー


鹿島「お疲れ様です♪提督さん♪」


提督「うぉぁっ!?」


鹿島「…どうかしました?」


提督「い、いや…!ビックリしてな…居たのか…」


鹿島「入りますよって言ったじゃないですか♪うふふっ♪」


提督「そ、そうか…聞こえなかった…すまんな」


鹿島「別に気にしませんよ~」


提督「で…何か用か?」


鹿島「理由が無いと来ちゃ駄目ですか?」


提督「いや、そういう訳じゃ無いが…」


提督「えぇっと…鹿島だったよな」


鹿島「もうっ、お忘れですか?」


提督「実際忘れてるからな…」


鹿島「あ、そうでした。ふふっ♪」


提督(んん…?何だろうこの娘は…)


鹿島「あ、お茶淹れますね」


提督「あ、ああ…ありがとう」


鹿島「~♪」


提督(本当に何も用事が無いのか…)


鹿島「はい、お待たせしました」コト


提督「ああ…」


鹿島「どうぞ♪」


提督「いただきます…」ズズ


提督「…美味い」


鹿島「良かった♪」


提督(くっ…!俺にどうしろと言うんだ…!?)


鹿島「……」


『鹿島ちゃん今日も可愛いねー!ヨーシヨシヨシヨシ…アアアッ!手が滑ったッ!!…ほげぇっ!?』


鹿島「あの、提督さん」


提督「…何だ?」


鹿島「その…可愛いって…言ってみて下さい」


提督「は…?」


鹿島「……」モジモジ


提督(な、何だ急に……まぁ良いが…)


提督「…かわいい…?」

ええんやで(白目)


鹿島「…ありがとうございます」


提督「あ、ああ…」


鹿島「じゃあ私はこれで♪」


提督「おう…またな?」


鹿島「うふふっ、また♪」




提督(本当に何だったんだ…?)


提督(喜んでたみたいだったし、大丈夫…なのか)


提督(うーん…難しいな)


*********************


利根「どうじゃ」パチッ


提督「むむ…」


利根「クク…どうじゃ?降参かの?」


提督「いいやまだまだ…」スッ


利根「ぬぁっ!?ま、待った!」ガシッ


提督「むむっ!」


利根「ちょ、ちょっと落ち着こうではないか…」グググ


提督「いいや、俺は至って落ち着いているが…」グググ


利根「待った!」


提督「無し!」


パチンッ


提督「…ふぅ」


利根「ぬわああああっ!酷過ぎるぞお主ぃぃぃ!」


提督「勝負に慈悲は無し…恨むなよ」


利根「ムムムム…!」

とりあえず今日はここまでだゾ
やっておいて何だけど俺が一番驚いてるゾ

実に…実に良い質問だ…
何でこうなったかって?俺が一番知りたいわッ!
当初は強姦未遂して適当に長門で締めて終わる予定だったのに(自業自得)

とってつけた理由とかになりそうだけど、頑張って考えるから許して
無理だったら本当に憲兵レイプに走るかもな!


提督「どうだ、降参か?」


利根「ま、まだまだぁ…!」ジー


提督「考えろ考えろ、俺はその先を往く」


利根「お主は…強いんじゃなぁ」


提督「ん?…ああ、なるほどな」


利根「いつもは吾輩が負かしておったのに、今では逆じゃ」ムムム


提督「ほほう…」


利根「勿論負けることもあったがの。20勝10敗じゃ」


提督「勝ち越しているんだな」


利根「まぁの。じゃが、これで11敗……いや、1敗と言うべきか?」


提督「その辺は任せるよ」


利根「そうか」


提督「なぁ、利根」


利根「ん、なんじゃ?」


提督「前の俺はどんな奴だった?」


利根「ふむ…以前のお主か」


提督「知っている範囲で良いんだが」


利根「知りすぎて範囲が広すぎるのう」


提督「なんと」


利根「一つ、教えておこう」


提督「…何だ?」


利根「少なくとも吾輩は、お主を4人知っている」


提督「ん…んん?どういう事だ?」


利根「いや、ある意味では3人かな?」


提督「…教えてくれ」


利根「良いじゃろう」


利根「まず、着任した時の真面目なお主」


利根「軽口になり破廉恥な行動はするが、皆と仲の良かったお主」


利根「記憶を失う前の気が狂ったかのようなお主」


利根「そして記憶を失ったお主」


利根「最初と最後は似てるようで違うんじゃが、真面目という点では同じかな」


提督「ふむ」


提督「2と3も余り違わないように聞こえるが…」


利根「大いに違う。お主は吾輩等を口説いたり触ったりはするが、決して襲う事などせん」


利根「触れる部分も然り、恥部を触る事は無かったな。勿論晒す事もな」


提督「ふむ…」


提督「では、1と2で一体何が…俺は真面目だったのだろう?」


利根「ああ…その事か」


利根「そうじゃな…当時のお主は堅物過ぎというか…皆との関係は本当に上官と部下」


提督「堅物…」


利根「うむ、そこに絆などは無かった。じゃが、当時のお主はそれを気にしておったらしい」


利根「それに加え若くして優秀だったお主は…他の者に快くは思われていなかったそうで」


提督「他……ってのは他の鎮守府か?」


利根「そうじゃ。大本営での会議の度陰口を叩かれ、嘲笑され、若さで馬鹿にされ…鎮守府での悩みもあった」


提督「俺は、一人だったのか…」


利根「ある意味な。じゃが、そこである転機があった」


提督「転機?」


利根「お主は一度、他の鎮守府を視察しに行ったそうじゃ」


提督「何故…」


利根「わからんか?…まぁこれは推測ではあるが、合っていると思う」


提督「というと?」


利根「絆の深め方じゃ。幸いそこの提督はお主を疎んでおらんかった故、視察に行ったんじゃろ」


提督「なるほど…当時の事は思い出せないが、多分合っていそうだ…」


利根「そうか」


提督「そこで俺は何を見たんだろうか」


利根「大雑把じゃが…そこの提督は艦娘達と大変仲が良かったらしい」


利根「多分お主はその提督を参考にしたのではないか?」


提督「ほう」


利根「実際視察から帰ってきて吾輩等を召集し、急に言葉を崩し始めた時は笑ったわ」


利根「皆目を丸くして、お主も顔が真っ赤であったぞ」


提督「なんだと…思い出せ無い事なのに恥ずかしい…」


利根「そこからじゃな。不器用なりに頑張って居たんじゃよ」


利根「ただの、皆が皆昔のお主を知っているわけではない」


提督「あ…なるほど」


利根「良い例だと鈴谷や鹿島は昔のお主を知らぬ。ここに来た時には出来上がっていたからの」


利根「それにしても、慣れとは怖いものじゃ。吾輩もそうじゃが、あの頃の堅物の事などは忘れてしまっていた」


提督「そしてその…軽口になったのか?」


利根「かなり時間は掛かったがの。年単位でな」ケラケラ


提督「そりゃ…よく頑張ったなぁ…」


利根「どうして狂ってしまったんじゃろうな、それだけがわからん」


提督「こう言うのもあれなんだが…最初の被害者だとか」


利根「じゃな」


提督「俺は何か言ってなかったか?」


利根「あー確か…溜息を吐いた後に、もういいよな…みたいな事を言っておったのう」


提督「もういい…か」


利根「真相が知りたくばお主が思い出すんじゃな」


提督「はは、無茶な注文だな」


利根「くく…今のお主は昔よりかはマイじゃよ。話せるからの」


提督「そんなにか。どんな堅物だったんだ俺は…」


利根「想像に任せるぞ。今では良い思い出じゃ」


提督「そうか…」


利根「隙あり!大手じゃ!」パチッ


提督「む、何…!?というか配置変わってないか…?」


利根「気のせいじゃろ」


提督「むむむ…!」


利根「悩め悩め」



利根「そして答えを出せ」


*********************


提督「……」スラスラ ポン


長門「……」カキカキ


『うぉい!ながもん!茶!』


長門「…!」


長門(何を考えている…馬鹿か…)


『休憩しようぜ~ながとぉ~』


長門(くっ…!)


長門「おい」ガタッ


提督「ん…どうした?」


長門「少し…休憩しないか」


提督「何だ、疲れたのか?」


長門「そういう訳ではないが…」


提督「そうか。なら休んでて良いぞ」


長門「お前は、休まないのか」


提督「ああ。俺はそこまで疲れてはいないからな」


長門「では、茶でも淹れようか」


提督「大丈夫だ。長門はゆっくりしていると良い」カキカキ


長門「…そうか」


提督「……」


長門(…久しいな、この感覚)


長門(いや、今の奴は違うから当然か…)


長門「はあ…」


提督「ん」


長門「狂うな、調子が」


提督「大丈夫か?何なら執務を誰かに代わってもらっても構わないが…」


長門「いや、問題ない。お前は続けていてくれ」


提督「そうか?…そうか」


長門「……ふぅ」


提督「…そうだ、長門」


長門「ん、何だ?」


提督「記憶の件なんだが」


長門「ああ…戻すか戻さないか…」


提督「そうだ。答えが出た」


長門「ほう、どうするんだ?」


提督「ああ」



*********************

これだからスマホは嫌なのよォォン

ちょっと男子ィー!酉でいじるのやめなよォー!

書きます

あ、こっちだった



長門「…以上だ」


吹雪「そ、それは本当に司令官が言った事なんですか…?」


長門「ああ」


那珂「那珂ちゃん的にはそれでも良いと思うな…」


吹雪「そんな…」


鈴谷「鈴谷はどっちでも良いかな」


長門「ほう。前のあいつとは鈴谷はかなり親しそうだったが、そうでも無かったのか」


鈴谷「勘違いしないでくれる?別に…そんなんじゃないし」


阿武隈「…今の提督の方が真面目で、変な心配も要りませんし、元に戻さなくてもとは思いますけど…」


由良「え?皆…あのままで良いと思ってるの?」


吹雪「私は戻ってほしいです!」


由良「だよね!私も戻ってほしいなって思う」


鹿島「皆さんバラバラですねぇ、意見が」


長門「…そういうお前はどうなんだ?」


鹿島「どんな風になろうとも提督さんは提督さんですから♪私はそれを受け入れますよ」


利根「その通りじゃ。とやかく言うても、あやつが決めた事じゃからの。吾輩等にはどうにも出来ぬ」


吹雪「それは…そうですけど…」


長門「少し歯痒いがな。だが…あいつがそれを望んでいるのなら支えてやらねば」


由良「でも…」


吹雪「…司令官が…望んでいる事…」


長門「そういう訳だ、提督は記憶の回復を望んでいない。皆はそれを受け止め、今後接して欲しい」


長門「…良いな?」


「はい」


長門「そして提督から伝言を預かっている」


利根「ほほう…」


長門「過去の俺の事は忘れろ、だ」


吹雪「…!」


由良「提督さん…」


鈴谷「ふーん…」


長門「では、把握した者から解散だ」








長門(……本当にこれで上手く行くのか…?提督よ…)


*********************


提督『俺は記憶を取り戻す事にしたよ』


長門『そうか…じゃあ皆に伝えねばな』


提督『その事なんだが…長門、一芝居打ってくれるか』


長門『芝居?』


提督『そうだ。皆を集めて伝えてほしい』


提督『俺は記憶を取り戻さない、と』


長門『は?……どういう事だ』


提督『そう変な顔をするな、俺にも考えがある』


長門『理解できんな…説明してくれ』


提督『ああ。可笑しな言い方だが、今の俺は新しい人格だろ』


長門『ある意味な』


提督『な。でも前の俺が積み上げてきた物を今の俺が引き継ぐってのは正直無理だ』


提督『お前達の為にも、俺の為にも元に戻してやりたい』


長門『…だったら──』


提督『だがな、俺だってタダじゃ戻さないさ』


長門『…?』


提督『見極めたいんだ、前の俺がどれだけ積み上げられたのかをな』


長門『見極めるだと?何を…』


提督『自分を変えてまで手に入れたかった…絆だ』


長門『絆…』


提督『ここ数日色んな奴と会い、考えてたんだ』


提督『皆は態度にはあまり出そうとしなかったが、やはり何か感じ取ってしまってな』


提督『ああ、やっぱり俺じゃないんだなって思ったんだ』


提督『じゃあ戻すか…って思った時にある事が浮かんだ』


長門『ある事とは?』


提督『前の俺は結果的にどれほどお前達に慕われているのか、とな』


長門『…ほう』


提督『仮に自分の最愛の人が記憶障害になり、記憶を戻したくないと言うとする』


提督『…そしたら、はいそうですか…と、潔く諦めるか?俺は恐らく出来ない』


長門『まさかお前…それを試す気なのか…!?』


提督『その通りだ』


長門『馬鹿が…お前に戻したくないと言われれば皆従うに決まっている…!』


提督『ほう…そうなのか』


長門『当たり前だ!皆お前を慕っている!』


提督『俺じゃない…俺をな』


長門『それは屁理屈だ!』


提督『わかってくれ長門…こんなのは自分のエゴだってのも重々承知だ』


提督『だがな…こんな俺の言う事を受け入れ、じゃあ前の提督の事は忘れよう別にどっちでもいい』


提督『…と、皆がそう思っているのなら俺は元に戻る必要もないとも思っている』


提督『…今の俺の…最後の我儘だ』


長門『勝手すぎる…!そんなの…』


提督『…頼む』


長門『……』


長門『…昔から…お前は強情な奴だったな…』


長門『私がどれだけ言っても考えは変えないんだろう?』


提督『そうだったんだな、前の俺も…』


長門『ああ…・・・良いだろう、協力してやるさ』


提督『ありがとう…長門』


長門『ただ、一つ』


提督『ん?』


長門『私はどうすればいい?この事実を知って何もしないでいろと?』


提督『ああ、その事か』


長門『何かあるのか』


提督『勿論。長門は了承してくれると思っていたからな』


長門『大した自信だ…』


提督『だろう。それで長門に関しては、記憶を取り戻す為に動いて貰って構わない。一人でだが』


長門『ほう、良いのか』


提督『ああ。くれぐれも悟られないようにな?』


長門『私を誰だと思っている、そのような下手は打たん』


提督『流石長門だ、頼もしい』


長門『だが仮に…皆がお前に対して何も行動を起こさなかったら…』


提督『言っただろうう?このままやっていく』


長門『そうか…事情を知っているだけに…そうなった時は辛いな…』


提督『ははは、そうだな。悪いな…こんな役を押し付けて』


提督『だが…長門にしか頼めないと思ったんだ俺は』


長門『ほう…私との思い出も何も思い出せないクセによく言えた物だ』


提督『ごもっとも、どうしてだか俺にもわからん』


提督『ただ長門を見てるとだな、他の奴とは違う何かを感じるんだ……安心できるというか…』


提督『推測だが…長門を一番信頼していたんじゃないのかな、前の俺は』


長門『フッ……どうだか』


提督『そして───』ボソ


長門『ん?何だ?』


提督『いや、なんでもないさ。…宜しく頼む、長門』


長門『ああ、毒を食らわば皿までだ。どんな結果だろうと最後まで付き合ってやる』


提督『嬉しい覚悟だ。じゃあちょっと打ち合わせするぞ───


*********************

あーもうめちゃくちゃだよ(酉)
応援やら急な雪での除雪作業で身体がボロボロだよ~ウィヒ!

スローペースになりそうなんでsageてイキますよ~


那珂「やっほー!那珂ちゃんのだよー☆」


提督「お、どうした?」


那珂「提督がそのまま頑張るって言うから応援に来たの!」


提督「ああ、そうなのか。ありがとう那珂」


那珂「えへへ~良いの良いの」


提督「応援…って事は何かしてくれるのか?」


那珂「歌を歌ってあげるよ☆」キャピピ


提督「…歌?ここで?」


那珂「そうだよ!じゃあ行きますっ!曲は~──」


提督「待て待て。こんな所で歌っちゃ駄目だろう」


那珂「…?」


提督「いや、そんな顔をされてもな…」


提督「此処は執務室だし、俺は仕事中なんだが」


那珂「でも…いつもは聞いて…」


提督「…ん?聞いて無かったか?前の俺の事は忘れろと言ったはずだが…」


那珂「あ……それは聞きましたけど…」


提督「だよな。まぁ忘れろと言ってすぐには忘れられないだろうから、多少の事は目を瞑るよ」


提督「だが、早く慣れてくれよ?これからは色々変わるからな」


那珂「はい、わかりました…」


那珂(そりゃそうだよね…前の提督みたいな性格じゃないんだし、ルールも変わるよね)


提督「…歌だったか?今回は見なかった事にするよ。…良いぞ、歌って」


那珂「ううん…やっぱり今日は良いです!何か喉の調子悪いですし!」


提督「ん?そうなのか?」


那珂「歌う前に気付けて良かったぁ~!アイドルは喉も大事にしないとね☆」キャルルン


提督「そうか……残念だな、聞けなくて」


那珂「また今度、お願いします!次はちゃんと聞かせてあげますからね?」


提督「ああ、楽しみにしてるよ」


那珂「は~い!じゃあまったね~☆」


提督「またな」







那珂(…今の提督は優しいし、真面目だし、このままで良いはず、なんだけどなぁ…)


那珂(って何考えてるの!言われたでしょ那珂ちゃん!慣れないと駄目!)


那珂(前の提督の事なんて───








那珂『艦隊のアイドル、那珂ちゃんだよー。よっろしくぅ~!』


提督『これはまた…濃そうなのが来たね』


那珂『え?可愛いし存在感が凄い?いきなり褒め殺しですか~照れちゃうなぁ☆』キャルン


提督『どこをどう取ったらそう聞こえるんですかね!?』


那珂『え~?違うんですかぁ~?』


提督『いや、違う訳じゃ無いけどさ…』


提督『ってかアイドルなんだっけ?…やっぱ歌とか歌うの』


那珂『そーだよ!歌って踊るよ!』


提督『おぉ!そりゃ凄いな!一曲歌ってみてよ!』


那珂『え?此処でですか?』


提督『あれ?やっぱ恥ずかしい?』


那珂『いずれは大舞台に立つ那珂ちゃんが恥ずかしがるわけないよ!ただ…』


提督『ただ?』


那珂『此処…執務室じゃないですか。それにまだお仕事してるんじゃぁ…』


提督『そんなモン後でいーのよ!俺は!今!那珂ちゃんの歌が聞きたいのー!』


那珂『良いんですか!?』


提督『おうよォ!』


那珂『なら仕方ないですね!……じゃあいっくよ~!』


提督『いえぇぇぇい!』


那珂『気づいてるわ────♪』








長門『おい!五月蠅いぞ!』


那珂『ハートが──♪わっ!?びっくりした!』


提督『2-4-11!……え!?あ、長門!?』


長門『お前…執務室で何を…』


提督『こ、これはですね…』


長門『お前もだ那珂。着艦早々に何をしている』


那珂『て、提督が歌ってって言ったんですぅー!』


提督『おぉぅ!?』


長門『ほう』


提督『ヒェェェ…許してください!何でもしますから!』


長門『では、目を閉じて歯を食いしばれ』


提督『ヒッ…』


長門『早くしろ?』


提督『くっ…短い間だったけど、楽しかったよ那珂ちゃん…俺の事を忘れないで…』


那珂『提督…!』


長門『何だこの茶番は…』


提督『さぁ!一思いに殺ってくれ!』


長門『はあ……いくぞ』


提督『むんっ!』


 パチンッ


提督『あいたっ!何故デコピン…!』


長門『勝手に話を大きくしたのはお前だろうが…』


長門『とにかくだ。歌うのは構わないが執務が終わってからな?』


提督『ちっ、うっせーな…』


長門『突然だが私は大抵の物は握りつぶせるぞ』ゴキゴキ


提督「」サーッ


提督『那珂ちゃん!待っててね!すぐに終わらすから!』



那珂『そんなに那珂ちゃんの歌聞きたいの~?』


提督『聞きたい聞きたい。俺、那珂ちゃんのファンだし』カキカキ


那珂『えっ!ファンになってくれるの?』


提督『たりめーよ!俺がファン1号だ!』ポン ポン


那珂『あはっ☆嬉しいな~早速ファンが出来ちゃった♪』


提督『それと、好きな時歌いに来いよ』カキカキ


那珂『え…良いのかな?』


提督『良いんだよ、俺が許可するから。な?長門』


長門『はあ…本当に自由過ぎる…』


長門『まぁ…お前には何言っても無駄か、構わんさ』


提督『話がわかるゥー!!』


那珂『つまり…どういう事?』


長門『…那珂は、好きな時好きな場所で歌う事を許可されたって事だ』


那珂『えっ!?どこでも良いんだ!』


提督『そうだぜ!皆に聞かせてやってくれよ~?』ヨーシヨシヨシヨシヨシ


那珂『えへへ…任せて!那珂ちゃん頑張っちゃうよ~☆』








那珂 …忘れられる訳無いじゃん…ファン1号は…提督なんだよ…)


那珂(…あ)


那珂(…なーんだ、これじゃ嘘つきだね)


那珂(あの事件がトラウマで、戻らなくて良いなんて言ったけど……違うね)


那珂(戻したい…例え提督が望んでなくても…あの提督に帰ってきて欲しい)


那珂(…アイドルはファンを大事にするの。だから、那珂のやる事は決まってるよね)

*********************


長門「さてと、早速始めるか」


提督「ん?何をだ」


長門「寝ぼけるな、お前の記憶だ」


提督「ああ…そうだったな」


提督「で、何をするんだ?」


長門「記憶を戻す手段として有名なのは…」


提督「俺にした暴行を再び…いや、それは勘弁願いたいな…」


長門「私だってしたくはない、だが最終手段として考えておこう」


提督「初めて長門に恐怖を覚えたよ…」


長門「となると…記憶が欠落している部分を思い出す様な物や出来事…」


提督「おいまさか…襲えとか言うんじゃないだろうな…」


長門「馬鹿か、そんな事はさせる訳がないだろう」


長門「というか思い出したいのはそこじゃない、その前のお前だ」


長門「そっちなら色々とある」


提督「口説いたりお前達を触ったりとか、そんな事をしてたみたいだが」


長門「そうだ。誰から聞いた?」


提督「利根から色々と」


長門「なるほど、利根か…あいつもお前とは長かったな」


提督「みたいだな。で、どうするんだ?」


長門「うむ、まずは……」

くっそ苦しいけど狂った理由は出来た
そこまでいくのにこのスレで終われば良いな(白目)


提督「まずは?」


長門「王様ゲームだ」


提督「ああ王様ゲームね……は!?」


長門「結構印象に残った出来事だ。その時の面子を集めてやってみようじゃないか」


提督「いやいや待て待て!仮に印象深いとしても、その時の面子集めたら怪しまれるだろ!」


長門「わかっている。だから自然とそういう流れにする」


提督「自然と…?どうやって…」


長門「近々方針を決めたお前を出迎える宴を開くだろう?そこでだ」


提督「…ふむ。そこで盛り上げる遊びとしてか…」


長門「そうだ。面子も近くの席に集めておこう」


提督「なるほどな…それは良いかもしれない」


提督「だが、今の俺との思い出を大きくして良いのか?」


長門「それで戻れば文句は無いだろう。戻らなかったら…」


提督「たら…?」


長門「次を考えよう」


提督「この無計画さよ…」


長門「フッ…それはどうかな」


提督「ん…考えがあるのか」


長門「この程度の思い出くらいで築いてきた絆が崩れると思うなよ?」


提督「…自信があるんだな」


長門「それだけ前にした事の印象が強いのさ」


長門「それに皆は口に出さないだけで、お前を戻したいと思っているかもしれんぞ?」


提督「…だと良いな」


長門「段取りは私がやっておく、お前は少し耐性をつけておけ」


提督「ん?耐性?」


長門「前のお前は喜んで飛び回って居たが、少々接触が多い」


提督「え…接触って…肌のか?」


長門「肌とか、だな」


提督「とかだと…じゃあ中身を変えるってのは…」


長門「それでは再現にならないだろう?諦めろ」


提督「…はぁ」


長門「私達は兵器ではあるが見た目は女だ、嬉しくないのか?」


提督「いや、嬉しくないわけではないが…うむ…」


長門「男だろう、素直に喜べ」


提督「……まぁそこは諦めるとして…耐性ってどうつければ…」


長門「流石にそこは自分で考えてくれ」


提督「そんな無茶な」


長門「気合を入れろ、本番で赤面して倒れられたら敵わんからな」


提督「一体何をするのか怖くなってきたぞ…」


長門「フフフ…胸が熱くなるな」


提督「フフフて…楽しんでないか?」


長門「気のせいだ」


*********************


提督(くそ…結局何も出来ずに当日か…)


提督(あれだよな…予め覚悟していれば多少は問題ないはず…)


提督(問題ない…問題ない…)


長門「では、次は提督からだ」


提督「……」ブツブツ


長門「おい、お前の番だぞ」


提督「あ、ああ。悪い」


長門「しっかりしてくれ、これからが本番なんだからな」


提督「わ、わかってるさ…」


長門「ならいい、行け」


提督「おう」








提督「えー…今日は皆集まってくれてありがとう」


提督「長門から話は聞いていると思うが、今後の俺の方針が決まった」


提督「思うところがある奴も居るだろう。だが呑み込んでくれ」


提督「そして、それに伴い規則も少々変わる。すぐにとは言わないが早く慣れてくれると助かる」


提督「だが、今日は無礼講だ。皆好きにやってくれ。何をしても大目に見よう」


提督「では…」


提督「過去の俺との別れと、新しい俺の始まりの意を込めて…」


提督「乾杯!」


「かんぱーい!」








 ワイワイ ガヤガヤ


提督(さて、俺の周囲に居るのは…)


提督(長門、陸奥、隼鷹、那智、千歳…か)


提督(これが王様ゲームの面子…)


長門「さてと…」


隼鷹「お?どったの?」


長門「少しゲームをしようではないか」


那智「ほう」


千歳「ゲーム…ですか?」


陸奥「何をするのかしら?」


長門「ここに居る面子なら…これしかあるまい」スッ


隼鷹「ああ!あははっ!出た出た!懐かしいねぇ!」


提督「そ、それは…?」


長門「王様ゲームだ」


提督「王様ゲーム…」


那智「お前それは…」


千歳「あ、あはは…ちょっと色々思い出しちゃいますね」


陸奥「あら、良いじゃない♪私は大歓迎よ♪」


長門「そうだろう、やはり宴は盛り上げなくてはな」


那智「頼むからハメを外しすぎるなよ?前みたいなのは…恥ずかしくて死ぬ…」


長門「何を言っている、素面でやっても面白くないだろう?」


千歳「あ、じゃあやっぱり…」


長門「察しの通りだ。これでもかと飲んでからが本番だ!」


隼鷹「良いねぇ!楽しくなりそうじゃないか!」


提督「ほ、程々にな…?」







※配置図

千提陸
隼長那





「王様だ~れだ」


長門「ククク…一番槍はこの長門が貰い受ける!!」ガタッ


隼鷹「ヒュー!いつもの調子で頼むよー!」


提督(…まずい、少し飲み過ぎたか…くらっとしてきた…)


千歳「提督…大丈夫ですか?」


提督「あ、ああ…まだ何とか。千歳は大丈夫そうだな」


千歳「駄目だったら此処で休んでいいですからね」ポンポン


提督(太腿…?膝枕をしてやるという事か?俺に?)


提督「千歳…酔ってるな?」


千歳「酔ってないですよ~、何でですか?もしかして…私の膝枕は嫌ですか」ブワッ


提督(陥落していたか…!)


提督「いや!違う!違うから泣くな!」


千歳「うぇぇ……ほんとですかぁ…」


提督「ああ…本当だ」


陸奥「ちょっと~二人で何してるのよ~」ギュ


提督「ちょ…陸奥、抱きつくな…」


陸奥「何よー!嫌なの!?」


提督「嫌ではないが!当たってるだろ…その…」


陸奥「ふふっ、当ててるのよ」ギュゥ


提督(か、勘弁してくれ…!)


長門「コラーッ!まだ何も命令していないのに引っ付いてるんじゃないぞ陸奥ぅ!離れろー!」


陸奥「あらあら、残念」パッ


提督(た、助かった…)ホッ


那智「ええい、茶番はもういい!さっさとやらんか!長門!」


長門「どうどう、そうせかすんじゃない…」


長門「うむ…まずは小手始めにだな…」


長門「2番が5番の上に座る!!」ドン


提督(!?)


長門「さぁ誰だ誰だ!」


提督(…ちゃんと覚えてるんだろうな長門は…)


陸奥「はぁ~い、私が2番よ」


長門「陸奥か!…では5番は誰だ?」


提督「くっ…」スッ


長門「おお!お前か!では陸奥、早速頼む!」


陸奥「フフッいいわよ♪」


提督(す、座らせるくらいならどうって事は無い…そう、ただ座らせるだけ…)


陸奥「失礼しま~す♪」


提督(座らせる…だけ…)


陸奥「ウフフ」ボフ


隼鷹「お!流石むっちゃん!わかってるねぇ!!」


提督「おい!?何故こっちを向いて座る!?」


陸奥「だって座れって言われただけだもの。これでも良いでしょ?」


提督「いや、それはそうなんだが!」


提督(…顔が近すぎるッ!)


陸奥「思ったより可愛らしい反応するのね」スッ


提督「おまっ!?首に手を回すな!色々とマズイだろ!!」


陸奥「え~?何が~?わかんなぁい」


那智「全くけしからんな…!…いいぞ!」


千歳「こんな大勢居るところで…大胆ですね」ポッ


陸奥「フフッ…こんな風に上下に揺れたら~どうかしら?」ユッサユッサ


提督「ひっ」


長門「おお!良いぞ!もっとやれ!陸奥ッッ!!」


提督「煽るなぁぁぁ!!」













陸奥「あら、次の王様は私ね」


長門「チッ…流石に二度連続とは行かないか…」


提督「はぁ…」


千歳「大丈夫ですか提督?」サスサス


提督「あ、ありがとう…」


那智「あの程度でそれとは…全くだらしない」


提督「美女に対面座位される経験なんて早々無いからな?」


陸奥「美人で気立てが良くてイイ女だなんて…言いすぎよ、照れちゃうわ」


提督「そこまでは言ってない」


隼鷹「それで、むっちゃんは何を命令するんだい?」


陸奥「そうねぇ~…」


提督「程々にな?」


陸奥「ええ、わかってるわよ」


提督「ん…そ、そうか」


提督(おや、案外素直だな)


陸奥「4番がー…2番とキス!」


提督「ああなんだ、キス…キス!?」


隼鷹「そんなかわいー命令でイイのかいむっちゃん!」


陸奥「だって提督が程々って言うから…抑えたのよ?」ポッ


提督「え!?抑えてそれなのか!?あとなんで顔赤らめてる!」


長門「そりゃぁ酒が回ってるからだろう」


提督「そんな冷静なツッコミはいらない!」


陸奥「それで?誰かしら?」


提督「くそぅ…!」スッ


千歳「あ、あはは…私です」スッ

白猫プロジェクトが忙しすぎんよ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年02月23日 (火) 20:54:51   ID: C1r8bFTH

続きが気になります!
ぜひ期待してますね!

2 :  SS好きの774さん   2016年04月09日 (土) 01:02:31   ID: SsDBUvNf

この続き描いてくれるのかな
期待

3 :  SS好きの774さん   2016年10月17日 (月) 00:37:17   ID: C8D3Cc4W

白猫なんていいから続きを書いてくれ(切実)

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