陽乃「私はいつでもいいよ?なんなら結婚もOKだよ?」
八幡「すいません…まだ恋愛とか結婚を考えられる余裕はないです…ですがいつかその気持ちには答えたいと…」
陽乃「でもそんなことしたら天国の雪乃ちゃんが怒っちゃうかもね?」
八幡「どうでしょうね?じゃあ俺、仕事行ってきます。」
陽乃「待って。ネクタイズレてるよ?」
八幡「すいません…」
八幡(大学を卒業して就職した俺は高校3年生の時から付き合っていた雪ノ下雪乃と結婚した。だが結婚生活は
長くは続かなかった。不慮の事故で妻を亡くした俺は荒れていた。)
八幡(そんな俺を心配して、陽乃さんは俺と一緒に住み、面倒を見てくれている。多分、この人がいなければ
俺は自殺していたに違いないだろう…だが彼女は俺に好意を抱いている。だから彼女にとって曖昧な関係というのは
とても辛いに違いない。)
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夜
陽乃「ねぇ~八幡くん聞いて聞いて~」
八幡「ダメですよ?そんなに酒飲んじゃ?元アル中の俺が言いますけど。」
陽乃「今日の仕事で凄くイライラしちゃってさ~久しぶりに怒鳴っちゃった。」
八幡「珍しいですね。貴方が怒鳴るなんて…大抵の事はこなせるはずなのに。」
陽乃「何か眠くなってきちゃった~八幡くん、ベッドまで連れてって?」
八幡「仕方ないですね。おやすみなさい。」
陽乃「ねぇこのまま抱いて?」
八幡「何、言ってるんですか…」
陽乃「そうだよね。ごめんちょっとおかしかったね!おやすみ!」
八幡「おやすみなさい。」
翌朝
陽乃「ねぇねぇ今日はおやすみでしょ?どこか出かけない?雪乃ちゃんのお墓参りのついでに!」
八幡「そうですね…天気もいいですし…たまにはいいかもしれないですね。」
陽乃「へぇ~珍しいねぇ。いつもなら理由をつけて断るのに~」
八幡「俺にもそういう日ぐらいありますよ…」
陽乃「でも君は雪乃ちゃんのお墓参りがないとついてはこないよね?」
八幡(相変わらず痛いところをついてくる。理由も無しに男女で出かける、すなわちデートをすれば陽乃さんを勘違いさせてしまう。だから俺は出かけるのには理由を必要とするのだ。)
八幡「すいません…勘違いとかさせたくないんで…」
陽乃「ふ~ん。でも私は君のこと諦めないからね?」
八幡「それに俺、今月限りでここ出ていこうと思ってます。」
陽乃「君にとって私ってどんな存在だったのかな?都合の良い存在?」
八幡「だとしたら昨日抱いてましたけどね…正直、陽乃さんの事は好きですよ。間違いなく惚れています。ここまでしてもらって惚れないわけがないです。」
八幡「ですがまだ雪乃の事を忘れられないんですよ…毎晩の様に夢で見て。」
このSSまとめへのコメント
正ヒロインが死んどるやないかwww
期待!