八幡のキャラ崩壊ありです。キャラ崩壊が苦手な方はブラウザバックを
八幡「なるほど、困ってる奴らを助けるってのがこの部活って訳だな?」
雪乃「その通りよ…理解が早くて助かるわね。」
八幡「でもおかしくねぇか?」
雪乃「何が?」
八幡「依頼者が一人もいないじゃねぇか?それにアンタはずっと本を読んでる…」
雪乃「依頼者は滅多にこないのよ…だからこうして待っているだけよ。」
八幡「それはおかしくねぇか?悩みがあったって言えねぇ奴はこの世の中に山ほどいるぞ?そういう奴らはどうすんだよ?」
雪乃「滅茶苦茶な理屈ね、でもどうやって悩みがあるのかを見抜くのかしら?それも分からないのに口答えは辞めて貰えるかしら?」
八幡「それも含めて見つけ出すのが俺らの仕事じゃねぇのか?」
雪乃「貴方って本当に面白い人種ね。そこまで言うなら貴方が悩みのある人を連れてきたらどうかしら?」
八幡「何で俺が一人で行くんだ?アンタは部長だろう?二人で行くのが筋だろう」
雪乃「そんな可能性の低い事に無駄な時間を消費するのは勿体無いわね。熱血青春ごっこは一人でやってて貰えるかしら?」
八幡「おい!」机ドン
雪乃「ひぃっ!」
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八幡「雪ノ下って言ったな?お前は自分の使命や仕事にプライドがねぇのか?人々が悩んでるかもしれない間に本を読んで待ってるだけか?」
八幡「それで何が奉仕部だ!?人が来るのを待って動くようならただの便利屋じゃねぇか!お前がやらねぇなら俺一人でやる!」
雪乃「貴方、何か勘違いしてないかしら?」
八幡「何がだ?」
雪乃「私はこの部活の部長よ?そして貴方は部員よ?立場を弁えて貰いたいわね。私が作り上げたルールはきちんと守って欲しいわね。」
八幡「なら簡単だ。俺がアンタの作ったそのルールをぶっ壊すだけだ。」
雪乃「私と勝負するというのね?」
八幡「あぁやってやるよ。」
雪乃「では今日中に貴方が一人でも依頼人を連れてこれなかったら今後一切私への口答えを禁止するわ。そして絶対服従よ?」
八幡「お安い御用だ。」
雪乃「貴方が勝った場合はどうするかしら?まぁそんな事はないと思うけれど…」
八幡「答えは簡単だ。俺が勝ったら、今後この部活での活動に自分たちで依頼者を探しに行く活動をしてもらう。」
雪乃「大口叩いていられるのも今のうちだけよ?時間制限は部活が終わる18時までよ?」
八幡「誰か悩みのある奴はいないか!?おいそこのお前、何か悩みないか?」
生徒「いっ…いえないです。」
八幡「そうか!悩みがあったら何時でも奉仕部へ来てくれよ!」
生徒「はっはい…」
雪乃(本当に馬鹿な男ね…もう1時間以上もあんな事をしているわね。これで私の勝ちの様ね…)
結衣「あっ…あの…」
八幡「どうした?悩み相談か?」
結衣「ってヒッキー!?どうしてヒッキーが悩み相談を!?」
八幡「えっと…確か、結衣だったか?」
結衣(い、いきなり名前呼び!?ドキッとしたじゃん!)
結衣「うん。同じクラスの由比ヶ浜結衣!それでね…ちょっと相談したい事が…」
八幡「よしっ!んじゃこっちへついてこい!お前の悩み聞いてやる!」
雪乃「貴方の悩みはクッキーのつくり方を教えて欲しいと言う事ね?」
結衣「うん!一人でやったんだけど上手くいかなくて」
八幡「俺は勉強と料理と跳び箱だけはできねぇ。雪乃、お前教えてやれるか?」
雪乃「貴方に命令されるのはいい気持ちはしないけれど、教えられるわ。」
30分後
結衣「私って才能ないのかな…それに今はこういうのやらないみたいだし…」
八幡「結衣、お前何か勘違いしてねぇか?」
結衣「えっ?」
八幡「確かにお前には料理の才能はねぇ。でも料理に対して努力する事は出来るんじゃねぇのか?」
八幡「それにお前みたいなめんこい奴からチョコを貰って喜ばない男はいないと思うぜ?」
結衣「め…めんこいって…どういう意味?」
雪乃「可愛いという意味よ。その男は遠まわしにセクハラをしたのよ。」
八幡「俺は自分の思ったことを言っただけだ。嘘偽りなくな。」
八幡「それに例え失敗したとしても一生懸命作ったのってのが分かれば、男は自分のためにそこまでしてくれた…って思って嬉しいもんだぞ。」
結衣「も、もし…ヒッキーが私から滅茶苦茶なクッキーをもらえたら嬉しい?も、もしもの話だけど!」
八幡「そりゃ嬉しいぜ!なんつったって、俺クッキーとかチョコとか貰った事ないしな!それにお前のクッキーを笑う様な男がいればそこまでの男ってことだ!」
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俺の空?