アーニャ「いい子カワイイ子です」 (8)
アーニャ「プロデューサー、私は悪い子なんでしょうか……?」
モバP「んん?いきなりどうしたんだアーニャ。そんなこと聞くなんて」
アーニャ「ウートラ……クリスマスの朝、起きても枕元に何もありませんでした。私のところにサンタきてません」
モバP「そういうことか。アーニャは悪い子じゃないよ、きっとサンタに何か特別な事情があっただけだよ」
アーニャ「私、サンタにお願いするものずっとまえから考えてました。この日のためにライブがんばりました。来てくれた人を喜ばせて、
にゃんにゃんにゃんでの活動ものあやみくと一緒にブイザ……体を張りました。レッスン目一杯声を出して体を動かしてトレーナーも褒めてました。
これならサンタも納得すると自信あります。ありました!でも来なかったです……私いい子じゃありませんでした」
モバP(ああ、最近のものすごい追い込みはこのためだったのか)
「アーニャがどれだけ頑張ってたかは皆が認めてるよ。アーニャはいい子さ、世界中の誰がみてもきっとそういうよ」
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アーニャ「でも、私の枕元にミナミはいませんでしたよ?」
モバP「え?なんでそこで美波が出るんだ」
アーニャ「私が一番ほしいの、ミナミだからです」
モバP「ユニット活動で良く会ってるんだからいいじゃないか」
アーニャ「ニェート!仕事場でミナミに会うのと朝、隣にミナミいるのは同じじゃないです!」
アーニャ「それにミナミはクリスマスを私と過ごしたいと言ってくれました!でもサンタはミナミのお願いも聞いてくれませんでした。おかしいです!ミナミいい子です!かわいいです!
エトシュミス……サンタおかしいです!節穴です!普通ならクリスマスの朝にミナミのとこに私が!私のとこにミナミがいるべきです!」
モバP「それじゃあ二人が入れ違いになるだけだろ」
アーニャ「これはサンタに抗議すべきです。サンタにミナミがいい子ということを分からせます。後イヴには一晩かけてミナミがどれだけいい子かを言います」
モバP「落ち着けアーニャ。そしてイヴは疲れてるから休ませてあげろ」
アーニャ「ミナミがいい子ということをTVで皆に知ってもらいましょうプロデューサー。そしてセクシーじゃなくてかわいいということもです!」
モバP「だーから落ち着けと」
ガチャ
美波「おはようございます……なんか扉の前からでも声が聞こえましたけどどうかしたんですか?」
アーニャ「ミナミ!」
モバP「ああ、美波。ちょっとアーニャのことを止めてやってくれ」
美波「止める?アーニャちゃん何かあったの?」
アーニャ「ミナミがいい子でカワイイということをTVで伝えるんです!」
美波「えぇっ!?いきなりどうしたの?着たばかりでよく話が分からないけど」
アーニャ「アー、そうでした。ミナミにもちゃんとお話しますね」
・・・・・・・
美波「……話をまとめるとアーニャちゃんは私たちがいい子だってことをサンタに伝えたかったのね」
アーニャ「ダー、そしてセクシーではなくカワイイということも皆に教えるんです」
美波「うーんそれは私としてはセクシーでもかわいいでも……」
アーニャ「だめですミナミ!そんなことではセクシー派に負けてしまいます!」
美波「せ、セクシー派?」
アーニャ「今、ファンやアイドル達の間でミナミがセクシーかかわいいかを巡って大きく二つの勢力に分かれています」
美波「ええ!?そ、そうだったの?!」
アーニャ「にゃんにゃんにゃん率いるカワイイ派と沙理奈たちが率いるセクシー派がいます」
美波「あの二人もかわいい派なの!?」
モバP(美波には流石に教えないけど少数派のエロ派というのも存在するんだよなぁ)
バP「かわいい企画に出せーとかもっときわどいのやらせたら?とかアイドルが俺に持ちかけてくるんだよなぁ。ちなみに千枝はセクシー派だ」
美波「千枝ちゃんがよく私のことを『やっぱり美波さんはセクシーです!』とか言ってくるけどそういうことだったんですね」
アーニャ「千枝は侮れません。セクシー派の中でも要注意人物です」
モバP「セクシー派とカワイイ派が競い合う企画とか面白そうだな。どちらかが勝つたびに美波が勝った側の派閥にあった服を着たりお題をこなすとかかな」
アーニャ「ハラショー。カワイイ派が全勝利を収めればミナミのカワイイところがたくさん見れます。セクシー派はそれを見てカワイイ派になってくれます。完璧です」
美波「それ私が振り回されるだけですよね!?」
モバP「新年からいいスタートができそうだぞぉぉ~。早速企画持ち込んで打ち合わせだ」スクッ
アーニャ「プロデューサー。私もついていきます。どれだけすばらしい企画か全力で説明したいです」タタタタ
美波「二人とも、私の意見もきいてー!」
終わり
おまけ
志乃「アーニャちゃんはおとなしい子と思ったけど、面白い一面もあったのね~」
モバP「そのおかげで企画組めましたけどね」
志乃「そういえば話の発端はサンタのプレゼントらしいけど、私のとこにはサンタさんがきてくれたようよ。ウフフ」
モバP「一体どういうことで?」
志乃「クリスマスの朝に起きたら私の隣にワインボトルが置いてあって」
モバP「それ空の酒瓶とかも転がってて、近くに楓さんたちが寝てませんでした?」
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