自分の中でボクっ娘とは何かと思い悩んだのでまたやります
気楽に参加していってください
大体50-100レスくらいに収まればと
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「おーい」
「……あれぇ?」
「おーい、おーいっ」
「おかしいな、まだ寝てるのかな……」
「……ん」
「全く、不用心だなぁ」
「入るよー」
どう出迎える?
↓2
「……」
「あぁ、お取込み中だったわけね。道理で出てこないと思ったら」
「ボクじゃなかったら即通報ものだからね?分かってる?」
「ええい、こっち向けないでいいから!早く服を着なさい、服を」
「……ったく」
「……ちらっ」
「あー……ごほん、ごほん」
「ちゃんと服着たね、それでよし」
「というか、この寒さでよく半身裸になれるもんだ……ボクには理解不能だよ」
「暖房も入れてないみたいだし……付けるよ?」
↓2
「失敬な、これはこういうデザインの服なんだよ」
「こう見えて耐寒性は抜群なんだぞ?」
「……あ、その目。信じてないな」
「……うりうり」
「こうして肌で直接触れてみれば分かるだろ?水着とは生地が全然違うじゃないか」
↓2
「……むぅ」
「仕方ないな、ほら」
「どこでもいいからキミの手で触ってみなよ、すぐわかると思うから」
「……じー」
どこを触る?
↓2
「……」
「……こら」
「分かってやってるよね?」
「むにー……」
「キミの手、温かいね」
「ボクは冷え性だから羨ましいな」
「……もう少し優しく、触れてくれない?」
↓2
「あっ……」
「……」
「……ん、しょ」
「今はこの辺にしておこう」
「……後の楽しみが減っちゃうもの」
「ん?何も言ってないよ、なーんにも」
「あー、だんぼうあったかい」
↓2
「……ん?」
「クリスマスのデートスポット特集……ね」
「人混みは苦手だなぁ」
「あ、みかん取ってくれる?」
「ん、ありがと」
「……もぐ、もぐ」
「まぁ、キミがどうしてもってお願いするなら考えなくもない、かな?」
↓2
「……じー」
「もしかして、拗ねた?」
「そんなにボクと一緒に出掛けたかったのかな?」
「こんな雑誌まで用意してるぐらいだもんね、そりゃそうか」
「……ふふ」
「ボクはキミの行きたいところならどこでも大丈夫だよ」
「キミがいれば、その……なんだ」
「……で、もう目星は付いてるの?」
↓2
「……ジャスコはもう存在しない店舗名だよ」
「まぁ、店舗名だけ変わってもしっくりこないのは何となく理解できるけど」
「とりあえず、行こうか」
「その恰好で平気かって?さっき言ったじゃないか。この服は高性能なのさ」
「キミの着てる薄っぺらい防寒着一枚こそ、見てるこっちが寒くなってしまうよ」
「そんな服で、凍えてしまわないかい?」
↓2
「……んっ」
「あ、歩きにくいなぁもう」
「……こうすればいいか」
「早く歩き過ぎないでね。腕を組んでるんだから」
「……」
「~♪」
「……まぁ、想定していた事だけれど」
「こんな田舎のどこにこんな人がいるやら」
「そういえば、聞いてなかったけど」
「今日は何をしにここへ?」
↓2
「ん、それはいい」
「その薄っぺらい防寒着の代わりをボクが探してあげよう」
「洋服コーナーは……3Fか」
「そうと決まれば……」
「……ぎゅー」
「はぐれないように、ね」
洋服コーナーにて
↓2
「お、ボクの着てる奴と同じ素材の服だ」
「男性用も出てるんだ……ねぇこれどう?」
「って、何を見て……」
「……」
「いかにも寒そうな服だね」
「……もしかして、着たいの?」
↓2
「……じとー」
「着せたいならまだしも、着たいって……」
「いや、確かにボクは着たいと思わないけどさ」
「だからって自分で着なくても……」
「その、なんだ……キミが見たいっていうなら、ボクもやぶさかでは……」
「……ごにょごにょ」
↓2
「……一緒に?」
「ま、まぁそれなら……恥ずかしさも薄らぐ、かな」
「……まさか」
「さっきのは軽いジョーク、だよね?」
「キミまでこれを着るなんて……言い出したりは」
↓2
「……」
「店員さん、これください」
「一着でいいです、一着で」
「一着でいい!」
「全くもう……あんな大声出したの久しぶりだよ」
(なんやかんやであれ、着ることになっちゃったな)
(あんな短いの……大丈夫かなぁ)
(というか、恥ずかしくて飛び出してきちゃったから結局他の服買えてないし……)
「……はぁ」
↓2
一旦止め
覚えてる方がいるのはウレシイ事です
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