モバP「えっ!?デレステで一曲フルコンするごとに飛鳥のエクステが弄れる装置!?」 (26)

書き溜めなし・デレステネタが主です

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P「マジですかちひろさん」

ちひろ「はい、晶葉ちゃん特製です。性能は確かですよ」

P「ほう」

ちひろ「ちなみにお値段こちらになります」ピラッ

P「あ、くれるわけじゃないんスね……どれどれ」

P「いち、じゅう、ひゃく、せん…まん…じゅうまん……えっとつまりごじゅうまッ………!?」

P「あのこれ桁の間違いとかは」

ちひろ「合ってますよ、それで」

P「………マジですか」

ちひろ「どうしますか?とりあえずPさんにご紹介しましたけど、他にも売るアテはいくつかありますから無理しなくても」

P「買います」

ちひろ「即決ですね」

P「買います…………が、その前に一応説明書っていうか詳しい機能の確認ができるものを見せてください」

ちひろ「それなら今持ってる紙の裏にありますよ」

P「あ、ホントだ」ペラッ

P「………ふーむ………」

P「……………」

P「………つまり、要約するとこんな感じですかね」

・楽曲の難易度はMASTERのみ、曜日限定などの楽曲も可


・フルコンした楽曲の難易度=飛鳥のエクステを弄れる秒数、複数曲分の秒数をストックして一気に使うことも可(例:難易度21の楽曲をフルコン後、機能を使用せず難易度23の楽曲をフルコンすると21+23=44秒)


・ユニットのメンバー、LIVE設定は自由


・一度フルコンした楽曲をもう一度フルコンしても装置は作動しない


・挑戦回数に制限無し

ちひろ「そうですね、そんなところです」

P「買います」

ちひろ「いいんですか?取り置きもできますけど」

P「ちひろさん、いいですか」

ちひろ「はい」

P「俺は曲りなりにもプロデューサーで、トップアイドルとはいえずともかなりの売れっ子を出してきたこともあります」

ちひろ「そうですね」

P「まあつまり金ならあるんですよ」

ちひろ「言い切っちゃいますか」

P「しかし、しかしですよちひろさん」

P「飛鳥のエクステは……あれだけは……無い……ッ!」

P「言うなればあれは聖域!触ろうものならたちまち手が消滅しかけるほどの神聖!神の領域!」

P「つまり!今、目の前にあるのは、その神の領域へのいわば一時通行権といえr」

ちひろ「すいませんもういいですか」

P「あ、はい」

ちひろ「ではこれに必要事項とサインの記入をお願いします」

P「わかりました」カキカキ

P「あ、カードいけます?」

ちひろ「大丈夫ですよ」

(省略)

P「……では、早速装置の方を」

ちひろ「はい、お買い上げありがとうございました」ゴトッ

P「うおおおおおおおっしゃあああああ!!!」

ちひろ「注意点としては、あまり装置から離れた所だとか壁を隔てた所でフルコンしても、正常に認識しない場合があることです」

P「待ってろ飛鳥あああああァァァァ」

ちひろ「聞こえてない……ま、いっか。さーて、お仕事お仕事っと」

数分後

P「……………さて」

P「MASTERとかやったことないけど頑張ります」

↑デレステ歴1ヶ月

翌日

P「…………」シャンシャンシャンシャン♪

ちひろ「おはようございます」

P「あ、ちひろさん。おはようございます」シャンシャンシャン♪

ちひろ「早速やってるみたいですね」

P「ええ、とりあえずおねシンからかなと思って」シャシャシャシャン♪

アップデイト 無敵なパッション くじけ心 更(カンッ)新~♪

P「あ」

ちひろ「あ、お邪魔しちゃいましたか…すいません」

P「ああいや、さっきからずっとこのへんでNICE出ちゃってるんで気にしないでください」シャンシャンシャン♪

ちひろ「どのあたりですか?」

P「今NICE出たところだと……ええと、左右交互で叩いてちょいちょい列の位置が変わったりするのが苦手で」ピッ(一時停止の音)

ちひろ「あー……なるほどなるほど」

P「なんかコツとかあるんですかね?」

ちひろ「そうですねー……上手くリズムに乗れるようにするのもそうですけど、左右で叩くテンポを変えないようにして、そのまま列を移動させるようにする……とかでしょうか」

ちひろ「多分、列が動くときに焦ってテンポが崩れてるんだと思います」

P「なるほど……」

ちひろ「まあ、回数を重ねればそのうち自然とできるようになりますよ」

P「やっぱそれしかないですよねー」

P「よし、気を取り直して続きといきますか」ピッ シャンシャンシャン♪

ちひろ「頑張ってくださいね」

P「はい」シャンシャンシャン♪

ちひろ「…………」スタスタ

ちひろ「……えーっと、イヤホンイヤホン……っと、あったあった」カチッ キュッ

ちひろ「さて」

[Trancing Pulse]

(DEBUT ○)(REGULAR ○)(PRO ○)(MASTER ●)(MV ☆)

ちひろ「私はスコアアタックで頑張るとしましょう」

P「ふー………NICE以下は10以下だけどフルコンまではまだまだだなあ」

P「こんなことならもっと前からMASTERに挑んでおくべきだった……」

ガチャッ

飛鳥「おはよう」

P「おっ、おはよう飛鳥!今日は早いな!」

飛鳥「なに、少し早起きしてしまってね。仕事の前に、事務所でゆっくり駄弁るのも悪くないかと思っただけさ」

P「そうかそうか、悪くない、か」ニヤニヤ

飛鳥「………前、失礼するよ」ボフッ

P「おう」シャーン シャーン♪

飛鳥「……おや、それは確か……」

P「ん?ああ、デレステだよ」

飛鳥「珍しいね、キミが携帯ゲームをするなんて」

P「実はちょっと前から始めてたんだけどなー、最近………えーと、まあ、その、色々あってちょっと熱が入ってきたっていうかさ」

飛鳥「へぇ」

P「でも、やっぱ俺みたいなオッサンには難しいな、ハハハ」

飛鳥「オッサンというほどの年でもないと思うけど…………ところで」

P「ん?」

飛鳥「これはボクの個人的な疑問……いや、単なる興味であって、決して必要なものでもないしましてやキミが答えなければならないことでもないんだけど……」

P「前置きなげーよ……」

飛鳥「………その、ゲームでのいわゆるリーダー……センターアイドル、と言うんだったかな、それは、その……誰に?」

P「そりゃ飛鳥だけど」

飛鳥「!」

飛鳥「……………そ、そうか」

P「なんだ、嬉しそうだな」

飛鳥「フフッ、どうだろうね」

P(指でエクステくるくるいじりながら言っても説得力がないぞ飛鳥ァァァ!!)

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