菜々「本当は17歳じゃないんですーっ!」
P(知ってた)
ちひろ(知ってます)
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・このSSは『安部菜々が本当の年齢を隠して17歳としてアイドル活動をしているが、
ほとんどの人に17歳ではない事がバレてしまっている』という設定でお送りします。
菜々「ナナは本当は、27歳なんです……」
P「そ、そうだったのかー」
P(時々、『にじゅっ……』とか言ってたからな、大体の想像はついてた)
ちひろ(菜々さんが落とした保険証を拾った時に、見えてしまいました……)
菜々「今まで、騙していてごめんなさい……」
P「いや、いいんだよ」
P(騙されてないしな)
ちひろ(反応に困る……)
ちひろ「他に知っている人は居るんですか?」
菜々「そのー……一緒に飲みに行った事がある人は知っていると思います」
P「大人組の中には知っている人も居る、と」
菜々「はい……早苗さんや川島さん、友紀ちゃんに楓ちゃんに……」
P「ず、随分と居るんだな」
P(友紀と早苗さんは2、3回くらい口を滑らせてたな)
ちひろ(そもそも、一緒に飲みに行っているって、隠す気はあるんですかね……)
未央「おはようございまーす!!」ガチャッ
卯月「おはようございます!」
凛「おはようございます」
P「おお、おはよう」
未央「なに話してるの?」
ちひろ「えっと、その……」
菜々「……ナナの事についてです」
菜々「ナナは、本当は……17歳じゃないんです!」
未央(うん、知ってる)
凛(い、今更?)
卯月「えええぇぇーーーっ!?」
未央(え、ええぇぇーーー!?)
凛(卯月……)
ちひろ(素直に信じていたのね……)
P(疑問に思わなかったのか……)
菜々「ナナは、リアルJKじゃないんです!」
卯月「えぇーっ! 学生じゃないんですかー!?」
菜々「本当は、27歳なんです!」
卯月「えぇーっ! 一回りも上なんですかー!?」
菜々「アルバイトのメイド喫茶も、本当はもう10年近くやってるんです!」
卯月「えぇーっ! もうベテランじゃないですかー!?」
ちひろ(本当に全部、信じていたのね)
P(少し心配になってくるな……)
菜々「いきなり27歳だなんて言われても、驚きますよね……」
未央「えっと、あー、……う、うん……」
未央(リアクション取りにくいーっ!)
菜々「今まで、嘘を付いててごめんなさい」
凛「そんなに気にしなくてもいいよ」
凛「菜々……さん」
菜々「あぁーっ! 今、ナナとの距離が出来てましたよ!」ウワーン
未央(ちょっと、しぶりん!)
凛(ご、ごめん。改めて年上だと思ったら、敬語になっちゃって……)
菜々「はぁ……どうしましょう」
未央「そんなに気にしてないってば~」
菜々「違うんです。事務所のみんなもですけど……」
菜々「……ファンのみんなにどう説明しようかと」
菜々「みんなに嘘を言ってたなんて、許してくれるわけが……」
P「……方法はあるぞ」
嘘の時点でもしぶりんより年上だよね
>>14
確かにそうでしたね。>>11の内容について訂正します。
×『凛(ご、ごめん。改めて年上だと思ったら、敬語になっちゃって……) 』
○『凛(ご、ごめん。改めて10歳以上も歳が離れていると思ったら、敬語になっちゃって……) 』
これでお願いします。失礼しました。
P「名実共に、トップアイドルになろう」
菜々「……!」
P「トップアイドルになった時に、本当の事を言おう」
P「その時なら少しくらい、サバ読みしていた事もファンは受け入れてくれるさ」
卯月(10歳は少しなんですかね?)
未央(しまむー、そこは突っ込んじゃダメだよ)シーッ
P「頑張るぞ、菜々!」
菜々「はいっ!」
~ 数か月後 ~
菜々「今日は、ナナのライブに来てくれてありがとうございましたーっ!」
菜々「ナナはみんなの応援のおかげで、この大舞台に立てました!」
菜々「感謝してもしきれません!」
菜々「本当に、ありがとうございますっ!」
ワーワー! ウサミーン!
菜々「そして、ライブはこれで終わりなんですが……」
菜々「今日はナナからみんなに、重大発表がありまーす!」
P(あれから数ヶ月、菜々はトップアイドルと言っても差し支えない程の人気を得た)
P(そして今日、遂に年齢の事を公表する)
P(ただ……1つだけ、懸念していることがある)
菜々「ナナは……」
菜々「ナナは、本当は17歳じゃないんですーっ!」
ザワザワ……ザワザワ……
P(それは……)
ファンA(知ってた)
ファンB(隠しきれていると思ってたのか……)
ファンC(今更、何を言ってるんだウサミンは)
P(年齢の事は、既にバレているという事だな)
P(菜々の重大発表を知っているから、反応が薄いかもしれない……)
菜々「ナナは、本当は10歳上の27歳なんです!」
「「「え、えーっ!!」」」
「「「そうだったのかーっ!!」」」
P(……色々と察知してくれたみたいだ。ありがとうファンのみんな)
菜々「……そうですよね、驚きますよね」
菜々「ごめんなさい、今まで皆さんに嘘を付いてて……」
「俺は何歳でも構わないぞー!!!」
菜々「……!」
「例え27歳だろうと、俺はファンを続けるぞー!!!」
「17歳だからじゃなくて、中身の魅力で俺はファンになったんだー!!!」
「俺達は永遠に菜々のファンだー!!!」
ウーサミン! ウーサミン!
菜々「みんな……」ウルウル
P(良いファンを持ったな、菜々)
菜々「皆さん、ありがとうございます!」グスッ
~ 翌日 ~
菜々「おはようございまーすっ!」
ちひろ「おはようございます、菜々さん」
P「おはよう菜々。昨日はお疲れ様」
菜々「Pさんもちひろさんもお疲れ様でした!」
未央「ウーサミンッ! ライブお疲れ様!」
卯月「私、感動しましたっ!」
凛「ファンが受け入れてくれて良かったね」
菜々「えへへ、ありがとうございますっ!」
菜々「ところでPさん、ちひろさん。今度、数日ほどお休みを頂けますか?」
ちひろ「構わないですけど、どうしてですか?」
菜々「トップアイドルになったのを、ウサミン星のみんなに報告しようかと思いまして!」
P「いや、でも千葉なんだからそんなに時間は掛からないんじゃないのか?」
菜々「え? 何でですか?」
菜々「千葉にあるのは地球での住居だけですよ?」
P「ん?」
ちひろ「え?」
未央「地球での……」
凛「住居……?」
P「ちょっと待った。え、ウサミン星人っていうのは……」
菜々「もう、いやですねPさん。嘘だったのは17歳だけですよ!」
菜々「その証拠に……メルヘンチェーンジ☆」キラーン
未央「あっ! ウサミミが生えてきた!」
卯月「とっても可愛いですね!」
凛「う、嘘……」
卯月「私もいつか、ウサミン星に行ってみたいです!」
菜々「お休みが合えば、皆さんもウサミン星にご招待しますよー!」
未央「……こ、こんな事もあるんだね」アハハ…
凛「信じられない……」
ちひろ「17歳は嘘でしたけれど……」
P「ウサミン星人は本当だったとは……」
卯月「ウーサミンッ!」
菜々「キャハッ☆」
以上で終わりとなります。見て下さった方々、ありがとうございました。
今回はこのような設定でしたが、菜々さんは本当は何歳なんでしょうかね(棒読み)
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