【艦これ】提督「鎮守府内でイジメが行われている?」【安価とコンマ】 (710)

※このスレの趣旨※

イジメの内容を安価とコンマで決めて主に提督を困らせるスレです

どういうイジメかは安価で、どれくらい酷いかが安価を取ったレスのコンマで判定となり、判定は「00~99」で行います

「00」がすれ違い、勘違い程度だとすると、「90」以上は命取りに来ているレベル

ゾロ目が出た場合はイジメを行っている側に自覚無し

なのでいくらコンマが高くても99とか出ると最早ただの殺し合いなのでおそらくイジメとしては一番88くらいが陰湿かも?


と言っても指定できる内容はほのぼのからガチのヤツまで幅広く可なので、コンマ判定の「酷さ」の意味は安価内容によって変化します


それでは前置きが長くなりましたが開始します

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提督「……マジっすか」

大淀「マジです」

提督「えぇー嘘だぁーほらウチってば仲良し鎮守府じゃん?」

大淀「そう思っていたのは提督だけという事ですよ」

提督「えぇー…今知った衝撃の事実…超凹む」

提督「しゃーない、ここの責任者として一肌脱ごうじゃないか」

大淀「提督ならそう言ってくれると信じていましたよ!」

提督「…まぁ知ってて放置してたらただの責任問題だしなぁ…」



大淀「それではまず第六駆逐隊からなんですけど…」

提督「ストオォップ!!!!」

大淀「どうかされましたか提督?」

提督「え?今『まずは』って言ったよね?もしかして何件もあんの!?」

大淀「そうですね…控えめに言って……『横行している』という表現がぴったりですね」

提督「なんで俺今まで気付かなかったの!?ねぇ!?」

大淀「提督の前じゃみんな良い子にしてますからねー」

提督「えぇー…なにそれ思ったより陰湿ぅ…」

大淀「提督の腕の見せ所ですね!」

提督「こんな事で見せたくは無かったよ!!」

大淀「で、第六駆逐隊なんですけど、相談の手紙を預かっています」

提督「第六ってーと…暁、響、雷、電の四人か…あいつらの中ですらイジメとか俺はもう誰を信用すれば良いんだ…」

大淀「子どもは無自覚に残酷な事をしますからねぇ…」

提督「聞きたくない聞きたくない聞きたくない!!」

提督「……で、あの中の誰からなんだ?」

大淀「提督、イジメを舐めてるんですか?
そんなの匿名に決まっているじゃないですか、チクったのがバレてイジメが悪化するリスクを考えた事があるんですか?
まったく最初からこれでは先が思いやられますよ、第一ですね……」(くどくど…

提督「……はい…ごめんなさい……」(しゅん…

大淀「こほん、それでは気をとり直して、匿名で第六駆逐隊の子から、>>11との事です」


イジメの内容を自由にどうぞ

靴に画鋲やカッターの刃を入れられる

大淀「『靴の中にカッターの刃や画鋲を入れられている』との事です」

提督「一発目からまたテンプレだな…とにかくどうなってるか直接様子を見に行くか」

大淀「それでは私はここで待っていますね!」

提督「ここまで出張っといて着いて来てはくれないの!?」

大淀「え、だって巻き込まれるの嫌じゃないですか
私の事は話しかけたら情報提供してくれるお助けキャラか何かだと思って下さい、ギャルゲの友達ポジション的なヤツですはい」

提督「うへぇ…うん分かった行ってくる…」(しょぼーん

▼第六駆逐隊の部屋


ガチャッ


提督「うぃーっすお前らいるかー?」

雷「あ!いらっしゃい司令官!雷に用かしら!?」

提督「んやー?近くを通ったからちょっと様子を見に来ただけだけど」

雷「あらそうなの残念ね、でも何かあったらいつでも私に頼って良いのよ!」

提督「ははは、そうさせてもらうよ」

暁「どうしたの雷?」

雷「あ、暁!司令官が遊びに来てくれたのよ!」

暁「あら司令官?ご機嫌よう、なのです」

提督「ごきですー」

暁「何よその略し方!レディに向かって失礼しちゃうわ!」<ぷんすか

響「ふぁ…司令官が来てるって?」

提督「なんだ寝てたのか響?悪いな起こしちまったか」

響「いいよ、せっかく来てくれたのに寝たままの方がしつれいだしね」

電「うぅ…やっと響の膝枕役から解放されたのです…」

提督「ずっと響の枕になってたのか…律儀だなぁお前」

電「あんなに気持ち良さそうに眠られたら起こすに起こせないのです!」

提督「ははは、」

提督(さて…この中の誰かが手紙を送って来たんだよな…一体誰なんだ…

っていうかそもそもこの中に犯人もいるんだよな…うわぁ信じたくねぇ…

開口一番俺を優しく出迎えてくれた雷…ちょっとした背伸びが可愛らしい暁…寝ている響を起こせないと言う優しい電…響、うん、ハラショー

誰なんだ…って言うか誰が犯人でも嫌だチクショウ……)


雷「…ちょ…ちょっと司令官急に難しい顔で黙り込んで何考えてるの…?」

電「不気味なのです…」

雷「そうだ!外の空気を吸いに行きましょう司令官!悩み事がある時は気分転換が一番よ!」<ぐいっ!

提督「おぁっ!?ちょっと待て雷!」

雷「外履きに履き替えて……いったぁーい!!!」<ズキッ!

提督「!?」

電「雷!?どうしたのです!?」

雷「ぃっつー……見て!靴の中に画鋲が入ってたの!?」

提督「なんだと早速か!?」

電「…早速?」

提督「…あ、いやすまんこっちの話だ気にするな」

提督(雷は何も警戒していなかった…とすると犯人と手紙の送り主は雷じゃないのか?

暁は…何やらビックリして固まって動けなかったようだし、電も普通に雷を心配していた…どちらも演技と言われるとそう見えてくるが…

そうなると気になるのは無反応だった響だが…)

響「雷、足を見せて」

雷「だ…大丈夫よ、ちょっと切っただけだわ!」

響「駄目だ、見せてくれ」

雷「え…えっと、うん、お願いするわ…」

響「……うん、深くは切ってないね、良かった
絆創膏を貼っておけば治ると思うよ」(ぺたり

雷「ありがとう響!」

響「どうって事ないよ」


提督「ハラショー。」


提督(coooooool!!!! なんだ今の鮮やかで的確な対応!?ハラショー以外の言葉が出て来ねーよ!!
俺がアレされたら惚れるわ!!)

提督(いやしかし待て、もしかして響はこれが起こる事を知ったから速やかに反応出来たんじゃ…って事は犯人は響?
イヤでもしかし…だとしたらこんな事をわざわざする意味はなんだ?

うーん……)

雷「司令官また黙り込んじゃったわ……」

響「………」

雷「あ、でもこれじゃあしばらく歩かない方がいいわね、
ごめんね司令官、お外行けなくなっちゃった…」(しょぼーん…

提督「ああいやいや、俺の事は気にすんなって」

暁「…ぁ…その…雷、その…大丈……夫…?」(おろおろ…

雷「心配してくれてありがとう暁!でも大丈夫よ!」

暁「…そう…良かったぁ……ほっ」

雷「うん?変な暁ね!」

響「………」


提督「……………ん?」

電「…でもこれで二回目なのです……」

提督「二回目?」

電「はい、前回は電の靴でした…何かの間違いだと思っていましたが、二回目となるとやっぱり誰かが…」

響「……犯人探しみたいな真似はやめよう電、まだ誰かの仕業と決まったわけじゃない」

電「それは…そうですけど……」

響「……司令官、」(こそっ

提督「……ん?なんだ響?」

響「少し話があるんだ、外に出よう」

※翌日
▼執務室

暁「……急に呼び出しなんて、何かしら司令官?」

提督「……ああ、昨日の件でな」

暁「!!」<ぴくっ!

提督「……やっぱり、お前が犯人なんだな?」

暁「………っ!」

暁「……うん、暁がやったわ」

提督「よく正直に言えた、ちゃんと怒ってやるからなんであんな事したか話してみろ」

暁「…………たの…」

提督「………ん?」

暁「あ…暁を頼って欲しかったの!!」

提督「頼って欲しかった?」

暁「だって…いつもみんなに頼りにされるのは雷や響ばっかりでお姉さんらしい事私なにもできなくて…だから…何かあった時に咄嗟に動けたら…頼りにされるようになるかなって……」

提督「…それで電と雷の靴に画鋲を?」

暁「………うん、暁が手当てとか…お姉さんっぽい事したいなって…」

提督「なぁ、そんな事でお姉さんっぽい事出来てお前は嬉しいのか?」

暁「………嬉しくない…ううん、嬉しくないって分かった…
それに……何もできなかったの……電や雷に怪我をさせたのが暁だって思ったら…ふぇ…っ…急に…ぅぐ……体が震えてきて……怖く…なってぇ……っ!」(ぽろぽろ…

提督「……なんだ、俺が言うまでもなくちゃんとわかってるじゃないか」

暁「ごめんなさい…ごめんなさい……暁…そんなつもりじゃ……っ!」

提督「謝る相手は俺じゃないだろ、ちゃんと二人に謝ってこい」

暁「でも…怖い……っ、暁…あんな事して……っ!!」

提督「だからこそだ
……俺が思っている通りのお前らなら、今ならまだ許してくれる
むしろこれ以上長引いた方が大変な事になるんだぞ」

暁「でも…でもぉ……っ!」

提督「…暁、お前の性格は知っているつもりだ、二人に怪我をさせた時動けなかったのも解ってる

でもそれは勇気が無かったからじゃない、『自分が何をしたか』をわかってしまったからだ

本当の勇気を振り絞るのはこれからだろ、間違った時、悪い事をした時、正直にそれを打ち明けて、ちゃんと『ごめんなさい』と言える事、それが本当の勇気なんじゃないのか?」

暁「……うん…!暁、ちゃんと電と雷にごめんなさいして来るわ…!」

提督「おう早く行け、もうこんな事するんじゃないぞ」

暁「……司令官…ごめんなさ……ううん、ありがとう……っ!」

▼数日後

大淀「あの後ちゃんと謝って仲直りできたみたいですね」

提督「なんだやっぱり俺の第六駆逐隊は天使じゃないか」(ほくほく

大淀「……それにしても手紙の差出人が響ちゃんだったとは…」

提督「いい子じゃないか、暁がこれ以上罪を重ねる前に、同じ立場の自分達でなんとかしようとして話しを拗らせないよう早めに俺に叱って欲しかっただなんて」

大淀「しかもそれを誰にも悟られないよう裏で動くなんて…」

提督「一人だけ蚊帳の外っぽく振舞っといて実は一番の功労者とか超かっけーじゃん惚れるわ」

大淀「…で、次は一航戦のお二人なんですけど」

提督「ああああああ忘れてた第六だけじゃなかったんだったぁん!!!!」

提督「って言うか、えっ!?一航戦!?赤城と加賀!?
なんで!?あいつら超仲良いじゃん!!食堂でいつも『あーん♪』とかしてるじゃん!!実は仲悪いのアレ!?」

大淀「これも匿名で届いたお便りなんですけど…本人達からなのか目撃者からなのか…」

提督「…考えるより話しを聞いた方が楽だ…あいつらが何をしてるって…?」

大淀「えっと…>>49らしいですね」

赤城が「天城姉様の代わりに加賀さんが死ねばよかったのに」とよく呟いている

大淀「『赤城さんがしきりに「天城姉様の代わりに加賀さんが死ねばよかったのに…」と呟いて来る』…と」

提督「赤城ィッッ!!??」


ガチャ、


加賀「提督…もうお手紙は読んでくれたかしら……」(ふらっ

提督「加賀!?これお前が直接!?って言うかもう限界な顔してる!!」

提督「…まぁなんだその…座れ、詳しく聞かせて貰えるか?」

加賀「……詳しくも何も書いてあった通りよ…赤城さん…普段は良くしてくれているのだけれど、時折あんな事を言うの……」

提督「…もうそれどうしたモンかなぁ…」

加賀「雲龍型の…天城さんが着任した頃から急に…」

提督「同じ名前だもんなぁー…思い出しちゃったんだろうなぁ…」

加賀「解ってるんです…私なんて所詮天城型の天城さんの…代艦でしかなかったって…けど…大好きな赤城さんにあんな事を言われ続けて……もう…っ、耐えられないんです……っ!」(ぽろぽろぽろ…



提督(加賀には悪いけどあの加賀がこんな顔で泣いてると思うと凄い興奮する。)

大淀(提督、ご自重下さい)

提督(思考を読まれた!?)

提督「…うーん、もう本人に直接やめろって言うか?」

加賀「…でも…赤城さんの気も知らず…ずっと戦友面して隣にいた私だって悪いんです…姉を戦う事もできず失った赤城さんの悲しみなんか…私は何も解ってなかった……っ!」

提督「加賀、まず落ち着け、今回それは問題外だから
大体お前は戦友面じゃなくて戦友だから、お前らが戦友じゃなかったら戦友とかウチにいないから」

いい時間なんで今回はここまで
続きは多分明日

※"天城姉様"の解説※


・・天城型巡洋艦1番艦・天城

・1920年に横須賀浦賀海軍工廠で起工

・1922年、建造途中にワシントン海軍軍縮条約が締結されたため建造は中断

・条約では建造中の艦を航空母艦として改装する事は認められていた為、同型2番艦「赤城」と共に航空母艦として完成される事が決まる

・開発途中関東大震災が発生、竜骨が脱落し修理は不可能とされ、廃棄、解体が決定する

・天城開発の断念を受けて、急遽廃艦予定だった加賀型戦艦1番艦「加賀」が空母として改装される事となる(←今回の焦点はここ。)

・天城解体後、残骸や装備の一部等は色々と再利用され、「間宮」のボイラーや「榛名」の重油専焼缶等に流用されている
(元々間宮のボイラーには加賀のものが搭載される予定だったが、加賀の廃艦が取りやめになった為、天城のものに変更された)


(Wikip◯dia知識)

赤城の闇深そう。
というわけで上記を踏まえて、途中から

▼食堂

ガヤガヤガヤ…


加賀「間宮さん、Aランチを三人前、いただけるかしら?」

間宮「はい分かりました!……それにしても加賀さん、最近は小食ですね、三人前しか食べないなんて…」

加賀「…少し、食欲が湧かなくて…」

間宮「本当に大丈夫ですか?悩み事があるなら相談して下さいね?」

加賀「……ええ、迷惑はかけない程度にそうさせてもらいます」

加賀「赤城さんは…来ていないのね…ゆっくり食事できそうだわ…」

赤城「あ!見つけましたよ加賀さん!」

加賀「あ…赤城さん!?」<ビクッ!

赤城「もぉー、一人で先に行っちゃうなんて酷いですよ?あ、間宮さん私はCランチを10人前でお願いします!」

間宮「はいかしこまりましたー♪」

赤城「ね、ご一緒してもいいでしょう加賀さん?」

加賀「え…ええ……」

赤城「おや?加賀さん今日は随分と少ないんですね?」

加賀「ええ、食欲が湧かなくて…」

赤城「大変!もしかして熱でもあるんですか!?」<ぴとっ

加賀「ひぅっ!?」<びくっ!

赤城「うむむ…熱は無いようですが…」

加賀(……ああ…赤城さんの手…温かい……信じられない…この赤城さんが…あんな事を言うだなんて……)

加賀(……もしかして今まで私の勘違い…被害妄想だったんじゃ……ええ、そうに違い無いわ…だって……)

赤城「うん、大丈夫みたいですね
でもだったらどうして…」

加賀「少し疲れているだけです、気にしないで」

赤城「むぅ…加賀さんがそう言うなら」

加賀(だって…今私の目の前にいる赤城さんはこんなにも優しいんですから…)

天城(雲龍型)「待って下さい雲龍姉様ぁーっ!」

加賀「!!??」<ビクゥッ!!!

雲龍「遅いわよ天城、時間は待ってくれないの」

天城「でもぉ…今日は一日一緒にいてくれるって約束したじゃないですか!」

雲龍「ええ、だから急ぎましょ?せっかく天城と一緒にいられる時間が勿体無いわ」

天城「雲龍姉様…///」

赤城「天城さんに雲龍さん、こんにちわ♪」

雲龍「あら赤城さん、あなた達も今食事なの?」

赤城「ええ、見ての通りです」

雲龍「ふふっ、また加賀さんと一緒だなんて、一航戦は本当に仲が良いのね」

赤城「それほどでもないですよぉ♪」

赤城「そうだ、よければお二人も一緒にどうですか?」

加賀「…えっ」

赤城「食事は大人数の方が楽しいですよ?ね、"天城"さん?」

天城「えっ!?天城ですか!?」

赤城「ね?そう思いません?」

天城「でもぉ…えっと……」

雲龍「あんまり天城をイジメないでくれるかしら?今日は私が天城を独り占めにする約束なのよ」

天城「雲龍姉様ぁ……////」

赤城「あらそうでしたか、それなら仕方ないですね」

加賀「………」

赤城「それでは天城さん、また今度」

天城「はい!今度ぜひ!」

赤城「うふふ、姉妹って本当に良いですね…仲睦まじくって
ね、加賀さんもそう思いませんか?」

加賀「え…ええ、そうね」

赤城「姉妹…かぁ……私にも…居たんですよね……」

加賀「赤城さん…その話は……」

赤城「本当は…天城姉様"が"そこに座っている筈だったんですよね……」

加賀「ーーーーーーッッ」

赤城「本当に…どうして天城姉様だったんでしょうね?
だっておかしいじゃないですか?本当は廃艦になるのは加賀さんだった筈でしょう?」

加賀「あ…あれは事故で…」

赤城「でも…天城姉様が解体されて加賀さんが代わりに永らえたのは事実ですよね?」

加賀「それは…そうです…けど……」

赤城「はぁ…代わりに加賀さんが沈めばよかったのに……」

加賀「ッッ!!!」

赤城「実際ズルいですよね?だって天城姉様が解体になったおかげで今加賀さんがそこにいるんですよ?
あの時既に加賀さんは十分に戦っていました、天城姉様と私はこれからだったんですよ?
運命って残酷ですよね…はぁ……」

加賀「赤城さん…私は少し御手洗へ…」

赤城「あら食事中に珍しい
ふふっ、早く戻って来ないと私が加賀さんの分も食べちゃいますよ?」

加賀「すぐに戻るわ、心配しないで」

▼女子トイレ


加賀「うぷ…っ、おええぇえぇえぇええええ……ぇっっ!!!!」<ビチャビチャビチャッ!!!

加賀「は…っ、はぁ…はぁ…はぁ……!」

提督「……その…なんだ…大丈夫か加賀…?」

加賀「……大丈夫に見えて?」

提督「見えないから訊いてる」

加賀「それにしても…ここは女性用よ?どうして提督がいるのかしら?」

提督「…あんな苦しそうな顔して逃げ出すお前を見て放っておけるかよ」

加賀「……優しいのね、でも心配要らないわ」

提督「そういう強がり言ってる場合じゃないだろ……」

ガチャっ、

天城「うぅーっ、おトイレおトイレーっと」

提督「天城!?」

天城「えぇっ!提督!?どうしてここに!?
もしかして天城間違えましたか!?」

加賀「天城…天城ィ……ッ!!!」<ギリィッ!!

提督「くそっ、なんてタイミングで…!抑えろ加賀ぁっ!!!」

加賀「お前が…お前さえいなければぁ……っ!!!!」<ガシッ!!

天城「ぅあっ!?く…苦しい加賀さん…天城が…何かしましたか……ッ!?」

加賀「あなたの名が"天城"でさえなければ…空母じゃなければ…姉妹艦なんていなければ…赤城さんは…赤城さんはぁ……っ!!!」<ギリギリギリ…

提督「やめろ加賀!!天城は何も悪くない!!」

加賀「ーーーーーはっ!?
わ…私はなんて事を……っ!?」<ぱっ

天城「はぁ…はぁ…、もう…一体どうしたんですか!?」

加賀「……ごめんなさい…少し…赤城さんとすれ違いがあって苛立ってて……謝って済む事ではないと思うのだけれど…」

天城「……いいえ、天城は許します
天城も雲龍姉様と喧嘩なんてしたらとっても苦しいですから、気持ちはよく解ります」

加賀「あ…天城さん…!!」

天城「でもこれっきりですよ?
本当に許して欲しかったら早く赤城さんと仲直りして下さい、天城との約束ですよ?」

加賀「ええ…ありがとう…ごめんなさい天城さん…本当に……ごめん…なさい……っ」(ぽろぽろ…

▼執務室


提督「…本気か加賀」

加賀「ええ、天城さんと約束したもの…赤城さんとの決着は、今日着けるわ」

提督「……無理しなくていいんだぞ?ハッキリ言ってお前らだけでどうにかなる問題とは思えない」

加賀「でも…ここでどうにもできなければこの先どうにもならないわ
必ず解決して戻って来ます、だから提督はそこで待ってて」

提督「ああ…まぁ…頑張れよ…」

加賀「待ってて……」

キィ…

▼一航戦の部屋


ガチャッ

加賀「………」

赤城「あら加賀さんお帰りなさい、何処に行ってたんですか?」

加賀「……赤城さん、話があります」

赤城「話?」

加賀「ええ、"天城"さんの事について」<キッ

赤城「!?」

赤城「ああ先日の件ですか?本当に良いですよね、お姉さんの雲龍さんと仲が良くて…」

加賀「いいえ、そっちではありません」

赤城「……はぁ?」

加賀「天城型戦艦1番艦、『天城』の事です、同型2番艦『赤城』さん」

赤城「……加賀さん、今なら許しますよ、私を怒らせないで下さい」

加賀「どの口が言うのかしら?私はとっくに怒っているわ」

赤城「……本気ですか?」

加賀「ええ」

赤城「そうですか……」

赤城「それで、"天城姉様"がどうしたって言うんですか?
天城姉様を"殺して"生き永らえた加賀さん?」

加賀「天城さんを殺したのは私じゃないわ、勘違いしないで」

赤城「……それをあなたが言いますか、天城姉様が生きるはずだった未来を奪い取ったあなたが」

加賀「私が奪わなかったところで天城さんがこの道を歩めたのかしら?
そうは思わないわ、そこを間違えないで」

赤城「……ッ!あなたが…あなたの口からそんな言葉が出ますか……っ!!」

加賀「認めます、今ある私のこの命は天城さんから貰ったもの、だから私には天城さんの分までこの命を全うする義務があります」

赤城「…返しなさい、天城姉様に…その命を今すぐ返して下さい…っ!!」

加賀「出来ません、だって天城さんは…もうこの世にいないんですから」

赤城「あ……、あああぁぁああぁぁああぁあぁぁああああぁぁぁあああぁぁぁああああぁぁあああぁぁあああぁぁああああッッッ!!!!!?????」<ガタッ!!!

赤城「あの地震で…姉様じゃなくて貴女が死ねば良かったんです!!!
私と姉様はこれからだったんです!!
加賀さんはもう十分生きたでしょう!?だったらもういいじゃないですか!!
返して下さいよ…天城姉様を…私の…たった一人の姉様を……返して…返して……下さいよぉ……っ!!」(ぶわっ

加賀「…できません……私は…たまたま都合が良かったから…彼女の代わりにされただけですから」

赤城「なんで…なんで天城姉様だったんですか……っ!!天城姉様は…天城姉様はまだ……ッ!!」

加賀「…話が進みません、落ち着いて、赤城さん」

赤城「うるさい…うるさいうるさいうるさい!!!
あの時天城姉様の代わりに最初から廃艦になる予定だった加賀さんが沈めば良かったんです!!そしたら私もこんな思いをする事は……!!」

加賀「ーーーーーーーッッ!!!!」


パシイィン…ッ!

赤城「………え…っ」

加賀「フーッ、フーッ…ふぅー……ッ!」

赤城「……今…はたきましたね、加賀さん?」

加賀「ごめんなさい、手が出るなんて私も最低だわ」

赤城「ええ…最低です…」

加賀「それでも、聞いて欲しい…私は、赤城さんの事が大好きです
掛け替えのない無二の親友だと思っています」

赤城「そう…ですか……」

加賀「赤城さん、貴女の応えを聞かせてもらえるかしら?」

赤城「私は…嫌いです、大嫌いです」

赤城「…わかっているんです…天城姉様がいなくなって一人ぼっちになった私のもとに、駆け付けてくれたのが加賀さんなんだって……天城姉様が居られなくなった分…ずっと隣で私を支えてくれたのが加賀さんなんだって……

でも…っ、そんな加賀さんを見てふと、『これが天城姉様だったら』なんて考えてしまう私が…私は大っ嫌いです……っ!!」

加賀「赤城さん…」

赤城「なんで…なんで加賀さんはこんな最低の私を嫌ってくれないんですか…なんで真っ直ぐ私を"好きだ"なんて言ってくれるんですか……辛いです…それが一番辛いんです……!!」

加賀「赤城さん!!!!」

加賀「それ以上は許さないわ、私の大切な人を侮辱しないで」

赤城「そういうのが一番辛いって言ってるでしょうが!!なんで解ってくれないんですか!!!なんで優しくしちゃうんですか!?」

加賀「貴女が『赤城さん』だからです」

赤城「………ッ!」

加賀「私は、天城さんから貰ったこの命で、ずっと貴女の側にいました
例えばこの命が借り物でも、貴女の隣にいた時間も経験も私のものです、これは譲れません
確かに、私のものなんです」

赤城「ヤだ…嫌だ…っ!嫌って下さいよ……!加賀さんに嫌ってもらえないと…私がますます辛いじゃないですか……っ!
最低の私を…私自身が許せないじゃないですかぁ……っ!!」

加賀「……貴女が貴女を許せなくても、私が貴女を許します」<ぎゅっ

赤城「あ……」

加賀「私には…天城さんの代わりに貴女の隣に居続ける義務があるんです

ここは譲れません

だから、自分を責めるなら責めて下さい、私が許します

好きなだけ私に天城さんを重ねて下さい

その度に何度でも、何度でも何度でも何度でも、私が許します

赤城さんがいつか自分を許せるようになるまで、何度でもです」<ぎゅーっ…

赤城「嫌い…大嫌いです……私を…私を苦しめ続ける加賀さんなんて…大嫌いですぅ……っ」(ぽろぽろ…

▼執務室


提督「……で、仲直りできたのか?」

加賀「仲直り?直るほどの仲なんて私と赤城さんには無いと思うのだけれど」

赤城「ええ、私加賀さんの事大嫌いですからね」<ぎゅーっ

提督「……ソウデスカ」

加賀「残念ね、私はこんなに赤城さんの事が好きなのに」(なでなで

赤城「ふふふ、天城姉様の代わりの癖に良く言いますね?」<ぎゅぎゅーっ

加賀「ふふふっ、例え天城さんが帰って来ても、ここは譲れません」(なでなで

赤城「あーあ、本当になんで天城姉様じゃないんでしょうねー?」

加賀「まだ言いますか、流石に頭にきました」(にこにこ

赤城「ええ、加賀さんが隣にいる限り何度でも言いますよ?」

加賀「別にいいけれど」

加賀「それじゃあ提督、私達はこれで失礼するわ」

提督「……おう」

赤城「さっきは白けちゃいましたしまた食堂に行きましょうか?」

加賀「ええ、今度はご飯も喉を通りそうだわ」

赤城「…天城姉様の分も食べてくれないと許しませんよ?」

加賀「貴女に許されるいわれは無いわ」

赤城「ふふ…、本当に最低」


バタン、

提督「………………なんだ今の変則ツンデレカップル!!??」


つづく。

今回はここまで

重いんだよ!!イジメの根っこが重すぎてイジメ以上の問題に発展してるんだよ!!

というわけで今度はもっと軽く弄れるネタで頼むぞ諸君

それではまた次回!

提督「なんか終わってみれば茶番だったような気がする」

大淀「物凄く根は深かったですけどね」

提督「心なしか最近あいつら以前よりイチャイチャしてない?」

大淀「お互いの心の内を晒しあえたからでしょうねー」

提督「なんなんだよもう…」

大淀「それで提督、次の案件なんですけど」

提督「知ってた。あの一航戦があんな事になってたんだ、もう何が起きてたって驚かないぞ」

大淀「あら心強い」

提督「それで、今度はどいつらなんだ?」

大淀「えっと…金剛型四姉妹ですね」

提督「…………マジかよ」(絶望

提督「マジかよ」(二回目

大淀「同じ事を二度も言わなくても」

提督「うそ?マジで?金剛型?何かの間違いじゃない?」

大淀「そんな事私に言われましても」

提督「嘘だろ…あいつらもいい大人じゃん…すっげぇ固い絆で結ばれてる感バリバリじゃん……いや、マジで?嘘だろ……」

大淀「それではお便りを読み上げますね」

提督「嘘だぁ…ホント嘘だぁ……」

大淀「もう、提督ってば往生際が悪いですよ?
それではお便りの内容なんですけど……>>140との事ですね」


イジメの内容をガチでもほのぼのでも自由にどうぞ

榛名の紅茶だけお湯が雑巾の絞り汁

榛名「榛名の…榛名の紅茶の味が明らかにおかしいんです!!!」<ガターン!!

提督「うぉっ!?榛名!?」

榛名「姉様様達を疑うような事はしたくありません…でも…でも……みんなの紅茶は普通みたいで…こんなの…こんなのって無いですよ……」(ぽろぽろ…

提督「なんなの!?加賀といい榛名といいこのタイミングで入ってくるならもう直接相談に来ればいいんじゃないの!?」

大淀「あら榛名さん、いらっしゃい」

提督「お前もなんでこんな状態の榛名を見て普通なの!?」

榛名「ぅく…ひぅ……っ、榛名もうこんなの嫌です…助けて下さい提督ぅ…」

提督「まぁ座れ、詳しく聞かせて貰えるか榛名?」

榛名「ええ……先日のティータイムの時なんですけど……」

<<回想>>

金剛「ヘーイ!今日はとっておきの紅茶を用意したネー!」

榛名「本当ですか金剛お姉様!」(ぱぁっ!

比叡「さっすが金剛お姉様!できる女は違いますね!」

霧島「それでは早速準備しましょうか」

金剛「楽しいティータイムの始まりデース!」

金剛「紅茶が入ったネー!さあどうゾ召し上がレー!」

比叡「ふわぁ…いい香り……」(うっとり

霧島「流石金剛お姉様にいい紅茶と言わせるだけの事はありますね…こんな香り霧島のデータにもありません…」


榛名「へぇ…そんないい香りが……うっ!?」

ムワァ…

榛名「えっと…金剛お姉様?こんな独特の香りがするものなんですか…?」

金剛「いい香りでショー榛名ぁ?」

榛名「……えっと…ははは…」

比叡「とっても透き通っていて見栄えも完璧ですね!」

榛名「……え?」

榛名(これが…透き通っている…?どう見ても色々浮いて…こういう紅茶んだと思っていたけど…もしかして違うんですか……?)(チラッ

比叡の紅茶<キラキラキラ……

榛名(輝く程に透き通ってるーーーーーーーーーーーー!!!???)(がーん!!

霧島「…うん、味も最高ですね」

比叡「さっすが金剛お姉様!!…ごく…ごく…ごく…ぷはぁ!お代わり!」

金剛「モォー比叡ったらはしたないデスよー?紅茶はそうやって飲む物じゃないネー?」

比叡「えへへ…おいしくってつい!」

榛名「…………」

金剛「ン?榛名は飲まないんですカー?」

榛名「えっと…その……」

比叡「金剛お姉様の紅茶が飲めないの榛名!?」

金剛「……もしかして…お気に召しませんでしたカー?」

榛名「……い、いえ!榛名、全力でいただきます!」<ごくーっ!

榛名「うぷっ!?」

比叡「もう何やってるの榛名?そうやって飲む物じゃないってさっき私が注意されたばっかりなのに!」(ケラケラ

榛名「ーーーーッ!ーーーーーーッッ!!」(ぷるぷるぷる

榛名(やっぱりおかしい!!こんなの紅茶の味じゃない!!床と埃の味がします……!!)


<<回想終わり>>

榛名「……という事があって…」

提督「マジかよ…ヘビーだなおい」

大淀「……そういう味の紅茶だったのでは?」

榛名「あんな物を!比叡お姉様や霧島が美味しいと言って飲んでいた筈がありません!!
第一比叡お姉様の物とは明らかに見た目も違ったんですよ!?」

提督「……榛名、今日のティータイムは?」

榛名「えっと…これからです…」

提督「よし、俺も混ざろう」

榛名「提督!?」

提督「俺がいると何もしない可能性もあるが…この目で真実を確かめないとな」

▼中庭

金剛「really!?今日はテートクも参加してくれるんですカー!?」

提督「ああ、榛名に誘われてな」

金剛「うーっ!NICEデース榛名ぁ!やっぱり私の自慢の妹ネー!!」<抱きっ!

榛名「あ…あはは…」

提督(さて、紅茶に何かするとしたら一番怪しいのは金剛だが…)(ひそひそ…

榛名(でもあの金剛お姉様が…よりによって紅茶をとぼすような事をするでしょうか……?)(ひそひそ…

金剛「昨日みんなでtea timeしたいい紅茶が残ってるネー!提督にもコレを振舞ってあげマース!」

提督&榛名((来た!!))

金剛「さぁどうぞ召し上がレー!」

比叡「あ、これ昨日の紅茶ですね!」

霧島「昨日で全部飲んでしまったと思っていましたが…」

金剛「ちっちっちー、出来る女はこんな事もあろうかと予備をstockしておくのデース!」

比叡「さっすが金剛お姉様!!」

提督「おお…本当にいい香りだし綺麗な色だな」

金剛「デッショー?テートクぅ…ワタシを褒めてくれても良いんだヨー?」

提督「おう、ありがとう金剛」


提督(……さて、問題は榛名の紅茶だが…)

榛名の紅茶<どよーん…

榛名「…………」<サー…(←血の気が引く音

提督(マジでなんか色々浮いてるーーーーーー!!??)<ガーン!!

提督「おい金剛なんだコレは!?」<ガタッ!!

金剛「ひぅっ!?ドーしマシタか提督!?もしかして気に入らなかったデスか!?」

提督「違うそうじゃない!!榛名のこれはなんだ!?」

榛名「ひぅ…ふえぇ…わぁぁん…こんなの……こんなのあんまりですよぉ……っ」(ぐすぐす…

金剛「は…榛名!?何を泣いて……ッ!?」

金剛「ナンデスカコレェーーーーーーー!!!??」<ガァーン!!

提督「何ってお前が淹れた紅茶だろうが!!」

金剛「Noデーッス!!私こんなの出した覚え無いネー!!」

比叡「えっ、何が……ってうわっ!榛名の紅茶ドギツイ臭いがする!!」

霧島「霧島のデータによればこの臭いは…掃除をした後の雑巾と酷似しています!!」

榛名「……えっ?」

提督「…………はぁ!?」

提督「ちょっと待て、誰も心当たりが無いだと…!?」

金剛「こんなの人に出すわけ無いネー!!」

榛名「でも榛名…昨日もこれと同じ物を……」

金剛「えっ」

比叡「えぇ!?榛名昨日こんな物飲んでたの!?」

霧島「もしかして昨日様子がおかしかったのって……」

金剛「…………ちょっと待つデース」

バシャァッ!!

比叡「金剛お姉様!?折角淹れた紅茶に何を!?」

金剛「黙って見てるネー!!」<くわっ!

比叡「はい!気合!入れて!待ちます!!」<ビシッ!!


サラサラサラ…トクトク……
カチャカチャカチャ……サー…

とぷとぷ…とぷとぷ…とぷとぷ……


金剛「…………ーーーーーーー!!!!」

金剛「……榛名、」

榛名「は…はいお姉様…」

金剛「ごめんなさい。」<ドゲザァー

榛名「ふえぇっ!?」

提督「えっと…ようするに、元々その紅茶は臭いが超強いやつで、お湯に入れて薄まる事で美味しい紅茶になるんだな」

金剛「YES、普通に入れる分にno problemデスが…」

霧島「ティーセットの内側が壊れていて、榛名のティーカップに茶葉が混入」

比叡「ティーカップの中という狭い中で香りと味が溶ける事で、大して薄まらずドギツイままになってしまったと…」

霧島「……薔薇の香りも強めると放屁の臭いに似ていると聞きます…この紅茶の元々の臭いは雑巾のような臭いだったんですね…」

提督「しかも解けないと香りが強く出ないように加工されているから茶葉の時とちゃんと淹れられた状態しか知らなかった金剛は気づかなかった……と」

金剛「さぁ榛名殺せ!!こんな物を大切な妹に差し出したクソ姉を殺すがいいネー!!」(←大の字で倒れてる

榛名「そんな事しませんよ!!起きて下さい金剛お姉様!!」

榛名「よかった…榛名…お姉様達に虐められているんじゃ無いかと思って…とっても怖かった……」(ぽろぽろ…

金剛「そんな事するわけ無いデース!!むしろ誰かが榛名達を虐めたら私が黙ってないネー!!」

榛名「私……お姉様の妹で…金剛型四姉妹の一員で本当によかったです…っ!」

金剛「榛名あぁーーーーーーーーーっっ!!」<抱きっ!

榛名「お姉様ああぁぁああーーーーーーーーーーーっっ!!」<抱きっ!



霧島「…美しい……姉妹愛ですね…」

比叡「ふふふ、お姉様と抱き合うなんて羨ましいけど…今日は譲ってあげる…」

提督「よかった…ドロドロ昼ドラ金剛型四姉妹なんていなかったんだな…本当に良かった……っ!」

まぁ00だとこんなモンだよね


▼執務室

提督「本当に良かった…あいつらの中でイジメなんて無かったんだ…」(ぽろぽろ…

大淀「……どうして泣いているんですか?」

提督「一航戦の後で怖かったんだが…俺の知ってるあいつらで心底嬉しくてな……」

大淀「ですがこれで終わりじゃないですよ?」

提督「ははは大丈夫だろ!大体何かの勘違いだって!」

大淀「だと良いですけど」

大淀「それでは次は、扶桑姉妹ですね」

提督「扶桑と山城かぁー…まぁ大丈夫だろ、あいつらならただのすれ違いか何かだって!」

大淀「そんな事言って油断して、どうなっても知りませんよ?」

提督「ははは平気平気!さぁ大淀、相談を読み上げてくれ!」

大淀「それでは…>>180らしいですね」


イジメの内容をご自由に

まるゆを無理矢理食わせられる

大淀「『まるゆさんを無理矢理食わせられる』と」

提督「カニバリズムッッ!!!!」

大淀「まぁ流石に本当に食べてるわけじゃないと思うのですけど…」

扶桑「ええ…まさかそんな事しないわ…」<ガチャっ

提督「毎度毎度なんなのお前ら?ドアの前で待機してんの?」

というわけで今回はここまで
うぬぬ…中々ギスギスしないな…頑張らねば

そんなわけでまた次回!

扶桑「ところで提督、まるゆちゃんの噂は知っているかしら?」

提督「噂?」

扶桑「ええ、まるゆちゃんとすれ違うとお金を拾うとか、頭を撫でると良い事が起こるとか…まぁラッキーアイテムみたいな話ね」

提督「よし、ちょっとまるゆとすれ違いまくってくる」<ガタッ

大淀「落ち着いてください提督」<ズバァッ!(←提督の膝裏に回し蹴り

提督「ぁあんっ!!」<ガクーッ!

提督「…大淀……膝裏痛い…」(しくしく…

大淀「そうですか」

提督「わぁい冷たぁい」

扶桑「……もう良いかしら?」

大淀「はい、すみません提督が」

提督「お前には一切非がないとでも?」

大淀「気にせず続けてくれて良いんですよ扶桑さん」

提督「聞けこの」

大淀「あー、あー、聞こえなーい聞こえなーい」

提督「小学生か!」

扶桑(仲良いなぁ…)(ほっこり

扶桑「…まあそれで、最初は2人でまるゆちゃんを探し回るくらいだったんですけど…急に山城が『いい事を思いついた』と言い出して…」

大淀「おお、なんだか雲行きが怪しくなって来ましたね」

扶桑「次の日からまるゆちゃんを探し回らなくなった代わりに山城がおにぎりを持って来てくれるようになったんです」

提督「絶対なんかあるだろそのおにぎり」

扶桑「そうね…その時に警戒しておけば良かったわ…」

扶桑「でもね提督?可愛い妹が持って来てくれたものですもの、私にとってはまるゆちゃんに勝るとも劣らないラッキーアイテムなんですよ」

提督「良い姉だなぁお前も」

扶桑「だからね、ちょっとくらい歯に引っかかる物や硬い物が入っていても私は気にしなかったんです」

大淀「普通その時点で訊いてみませんか?」

扶桑「でも先日…見てしまったんです……」

提督(ごくり…

扶桑「まるゆちゃんが入渠した後の残り湯を回収して…そのお湯でお米を炊く山城の姿を……っ!」

大淀「きゃああぁぁああぁああぁああああああぁぁぁあああぁぁあああぁああああああーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!???」

提督「うおあぁぁああぁあああああぁぁあああああぁぁあああぁああああああああーーーーーーーーーーーーっっ!!??」<ビクーン!!

扶桑「ひきゃあああぁぁあああぁぁぁああああぁぁああああぁぁあああぁああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!????」<ドキイィーーーーーーッッ!!!

提督「ヨドさんうっせぇ!!」<スパーン!

大淀「痛ぁい!!」

提督「真横で叫ぶな耳キンキンするだろうが!!」

大淀「いやなんかこう、ホラーテイストの語りだったから雰囲気に乗っておこうかと」(ひりひり…

提督「ほら扶桑とかびっくりして目ぇ回してんだろーが!!」

扶桑「きゅうぅ〜…」

大淀「ふふっ、可愛い♪」

提督「言ってる場合かあぁーーーーーーーーーーー!!!!!」

……数分後

提督「……どうだ落ち着いたか扶桑?」

扶桑「ええ…ごめんなさい……」

提督「大丈夫だお前は悪くない、悪いのはそこの任務メガネだから」

大淀「私が3で提督が7ってところですね」

提督「お前が10じゃボケェ」

提督「ま、山城の件はいつも通り実際見て見ないとなんとも言えないな」

扶桑「ええ…私もうあのおにぎり食べたくないんですけど…」

提督「贅沢だなぁまるゆの残り湯だぞ?俺は心底羨ましいわ、いや寧ろ俺が食うから譲ってくれ」

大淀「変態……」(じとー…

提督「美少女の体液を摂取できる機会なんか独り身の成人男性には滅多に訪れないんだぞ……」(遠い目

大淀「ひっ」

提督「引くな大丈夫だお前は対象外だから」

大淀「……むぅーっ…」<でゅしでゅし

提督「うっ、うっ、痛いやめろ手刀で脇腹突くな」

扶桑(本当に仲良いなぁ…)

▼廊下

提督「よし、囮捜査だ扶桑」

扶桑「囮捜査?」

提督「山城がお前を狙っているなら必ずお前の元に現れる、俺は遠くからお前を監視しておいて、山城が何かアクションを起こしたら確保する」

扶桑「山城を…ですか?」

提督「いや寧ろおにぎりを」

扶桑「えぇー…」

提督「お前は例のおにぎりを食べなくて済む、俺は物的証拠を手に入れる、一石二鳥だ」

扶桑「……提督が食べないで下さいね?」

提督「善処する」

扶桑「善処じゃなくてやめて下さい!!」<がーっ!

扶桑「はぁ…本当に1人にされてしまったわ……憂鬱ね…空はあんなに青いのに……」

山城「扶桑姉様あぁーっ♪」<ぶんぶん!

扶桑「ひっ!?山城!」<びくっ

山城「うん?どうしたんですか扶桑姉様?」

扶桑「い…いいえ山城なんでもないのよ?」

山城「ふーん…そんな事より姉様!今日も山城がおにぎりを作ってきました!そろそろお昼ですし中庭でいただきましょう!」

扶桑「え…ええそうね……」


扶桑(提督!今です助けてっ!)(アイコンタクト

提督(構わん、行け)(ハンドサイン

扶桑「そんな馬鹿な!?」<ガーン!!

山城「うぇっ!?どうしました扶桑姉様!?」

扶桑「あっ!いいえ山城こっちの話よ?」(あせあせ

扶桑(な…何を考えているんですか提督…!?)

▼中庭

山城「さぁ召し上がれ扶桑姉様!今日も山城が腕によりをかけて作りましたよ!」<ぱかーっ!

扶桑「ええ、いつもありがとう山城」(なでなで

山城「いえ!山城は扶桑姉様に喜んでいただけるだけで!」

提督「おおー、美味そうなおにぎりだなぁ」(ひょこっ

山城「提督!?」

扶桑「て…提督!?(不自然!!)」

提督「いやぁ昼時なのに食堂じゃなくて中庭に向かうお前らが見えて気になってな?」

扶桑(白々しい!白々しいこの人!)

山城「……なんですか提督?私はこれから扶桑姉様とお昼なんですけど?」(じとー…

提督「何やら飯もいっぱいあるみたいだし、せっかくだから俺も混ぜてくれよ」

山城「だ…ダメです!これは扶桑姉様の為に作ったんです!」<だきーっ!

提督(ふむ…意地でも扶桑以外には食わせたくないか……)

提督「まぁまぁそんな堅い事言わずに一個だけ、な?」(ひょいっ

山城「あぁっ!一個取られた!」

提督「んじゃいただきまーす」(あーん

山城「あ…あああ……っ!」

提督「あむっ」(ぱくっ

山城「ああぁああぁあああーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!」

扶桑(結局食べたこの人おぉーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!!!)(ガーン!!

提督「んむんむ…程良くしょっぱくて美味いな、塩か?」(もぐもぐ

山城「ぁ…あぁあ……っ!」(ふるふる…

扶桑「や……山城……?」

山城「吐いて!!今すぐ吐き出して下さい提督!!!!」

提督「なんだよ別にそんな必死になる事でも……」

山城「あぁ…山城が…山城が提督なんかの中に……っ!!」


扶桑「…………えっ?」

提督「は?」

提督「ちょっと待てまるゆは?」

山城「は?まるゆ?」

提督「いやだってそのおにぎりまるゆを探さなくなった代わりに持って来たんだろ?」

山城「どこでその話を?」

扶桑「ちょっ…ちょっと提督…!?」

山城「あ…もしかして扶桑姉様が話されたのですか?」

扶桑「え…ええまぁ……」

提督「それまるゆ関連の何かじゃないの?」

山城「……そうね、話してあげるわ…」

山城「姉様とまるゆを探し回っていて思ったの…こんな事を続けてまるゆを見つけたところで一時の運気上昇にしかならないって…」

提督「それすらおまじないみたいなモンだけどな」

山城「そして気づいたのよ、まるゆに触れるのではなく、いっそまるゆをこの体に取り込んで仕舞えば良いと!」

提督「うん、今階段5段飛ばしくらいで駆け上がったよね?」

山城「でもまるゆを直接食べるなんて蛮族じみたことできるわけない……
そこで私が目を着けたのは入渠の残り湯よ、まるゆ本人は捕まらなくても、艦娘である以上必ずそこを利用する」

提督「……成る程」

扶桑「納得しないで下さいね!?」

山城「そして私は目論見通りまるゆの残り湯を手に入れたわ」

提督「それで?」

山城「最初はね、ただ飲めば良いと思ったわ…でも扶桑姉様がこれを素直に飲むかしら?
そう思うと何か一捻り加えなきゃと思い立ってね」

扶桑「それが頭をよぎった時点で別の方向性にシフトして欲しかったんんだけど……」

山城「そこで私はこれを使って米を炊いて見ることにしたの!」

提督「ははは扶桑お前の妹ぶっとんでんなー」

扶桑「えぇ…笑い事じゃないんですけど…」

山城「結果それは成功したわ、炊き上がったお米は程良く塩が効いている風になって…これなら扶桑姉様にも食べていただけるって……」

扶桑「……うわぁ…」(ドン引き

提督(すげぇ扶桑がドン引きしてるの初めて見た)

山城「でもね…そこで気づいたの、コレ何かおかしくない?って」

扶桑「ああ山城…っ!私は山城を信じていたわ……!」(ぱぁっ!

山城「だって…ズルいじゃない!!まるゆが姉様の中に!?山城の方が…山城の方が扶桑姉様に召し上がっていただきたい気持ちが強いというのに…!!」<くあっ!!

扶桑「山城おおぉおおぉおぉーーーーーーーーーーーーッッッ!!!???」<ガガーン!!

山城「そこでそのお米はその場で私が全て食べてしまったわ」

提督「食ったんかお前」

山城「その時確かに感じたわ…確かに何か新しい力がこの身に湧き上がる感覚を」

提督(……性癖かな?)

山城「これならいける…そう確信した私は入渠へ向かったの」

提督「扶桑、お前の妹の話聞くの楽しくなってきた」

扶桑「私は絶望しかありませんが!?」

山城「そしてまるゆパワーを得た私の入渠したお湯でお米を炊き直し、扶桑姉様にまるゆパワーをおすそ分けしつつ私を召し上がっていただく究極のおにぎりが完成したのよ!!」<カッ!!!!


扶桑(白目)(ちーん

山城「それからは順調だったわ…扶桑姉様に私を召し上がっていただいていると思うだけで私の興奮は冷めやらなかった……」

提督「わぁいド変態だぁー」

山城「同時に感じたの…私を姉様に捧げれば捧げるほどまるゆパワーが衰退していく感覚を…」

提督「お前それ興奮に慣れてきただけだから」

山城「そこからはもう迷わなかったわ、私はまたまるゆの残り湯で米を炊き、自分でそれを食べた」

提督「狂気を感じる。」(正論)

山城「そしてまるゆパワーを補充した私の残り湯で米を炊き、おにぎりを作り、扶桑姉様に食べていただく…その繰り返し……私は…幸せだった……」(うっとり…

提督「山城…」

山城「そんな私の幸せを…扶桑姉様だけの私を提督が……提督なんかに勝手にいただかれる…この屈辱が提督に解りますか!?」

提督「解るわけねぇだろアホか!!俺はそこまでガチの特殊性癖持ってねぇんだよ!!」

山城「うわぁーん返してぇーっ!私のおにぎりを今すぐ返してぇーっ!」(ぽかぽか

提督「なんだよこいつ情緒不安定かよ!!」

山城「うわぁーん提督のバカぁーっ!」

扶桑「…………はっ!どうしたの山城何を泣いているの!?」

提督「あっ!ショックのあまり扶桑が記憶飛ばした!」

山城「扶桑姉様ぁ…提督が…提督が私の大切なものをぉ……っ!」

扶桑「そんな…酷いです提督…っ!」<キッ!

提督「よぉーし扶桑、お前に思い出させてやろう」

※説明後※

扶桑「山城…」(ドン引き

山城「ふ…扶桑姉様…?これから山城のおにぎり…食べていただけますよね……?」

扶桑「え…嫌よ……」

山城「あ…あぁあ…っ!」(ガクガクガク

山城「こんなの嘘よ…全て順調だったのに……っ!」

提督「お前の頭は異次元な方向性順調だったけどなー」

扶桑「山城……」

山城「扶桑姉様…っ」

扶桑「今日からしばらく部屋を分けましょう、いえ、他意はないのよ?」

山城「扶桑姉様あぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」<ガァーン!!!!

山城「なんで…なんでこんな事になってしまったの…!?こんなのってないわ…!」

提督「お前自業自得って言葉知ってるか?」

山城「……あ…あぁ…扶桑姉様ぁ……っ」(ふるふる

提督「……ふっ、山城よ」

山城「な…何……?」

提督「お前がナンバーワンだ…!」

山城「なんの!?」


変態の。

イジメかどうか以前にこれ本当に37の酷さか?
これで37だったらこの上どうなっちゃうんですかヤダー

そんなわけで今回はここまで
それではまた次回!

提督「というわけで今回から山城がアドバイザー…もとい助手についてくれる事になった」

山城「はぁ…不幸だわ……」

大淀「ちょっと待ってください提督、何故あの流れで山城さんをスカウトしようと思ったんですか」

提督「いやな、山城の一件を受けて今後も変態の視点と意見が必要になる可能性があると思ってな」

大淀「山城さんは何故あの流れで協力しようと?」

山城「ちょっと罰則で扶桑姉様の半径20メートル以内に近付くのを禁止されてしまったんだけどね、保護観察官、もしくはその代理人(提督)が同行している時に限り1日5分間の接触が許可されるのよ」

大淀「完全に扱いがストーカーか何かのそれじゃないですか!!」

山城「それと一つだけ訂正させてもらうと私は変態ではないわ、ただ自分に誠実なだけよ」

提督「後半は聞き流していいぞ」

大淀「気にとめるとでも?」

提督「それで大淀、今回の相談は何処からだ?」

大淀「はい、今回は五航戦のお二人ですね」

提督「えぇ…翔鶴と瑞鶴…?鶴姉妹?もうヤダ…二人姉妹の艦娘怖い……」

山城「そうね…私のように姉様を愛してやまない艦娘ばかりとは限らないものね」

提督「お前みたいなパターンが嫌だって言ってんだよ!!」

提督「っていうかあいつらでさえ仲良し姉妹に見えてイジメかそれに近しい何かがあるって事だろ?うわぁ…嫌だなぁ……」

大淀「現実から目を反らせても何も解決しませんよ提督」

山城「そうよ、私は例えば瑞鶴が翔鶴の排水を水筒に詰めて清涼飲料水として携帯していても狼狽えない自信があるわ」

提督「……それ扶桑にやってないよなお前?」

山城「私、嘘をつくのは嫌いなんです」

提督「どういう意味!?今のどういう意味!?」

大淀「さて、そろそろ本題に入っても宜しいですか?」

提督「あ…ああ頼む大淀」

大淀「どうやら今回は…>>252という事らしいですね」


イジメの内容を自由にどうぞ

翔鶴ねぇがストレス発散に本気のグーで殴ってくる

大淀「……『助けて』…とだけ書いてあります」

提督「ヤバいヤツ来た!!!!」

山城「……助ける…?どちらをどの様に助けるというの……?」

提督「それ含めて考えてる場合じゃねぇ!!今すぐ五航戦の部屋に向かうぞ!!」<ダッ!

▼五航戦の部屋

提督「翔鶴!瑞鶴!いるかぁーーーーーーーーー!!??」<ばバァーン!!

翔鶴「あら提督いらっしゃい、そんなに慌ててどうしたのですか?」

提督「ん?お前だけか翔鶴!瑞鶴は!?」

瑞鶴「何よもー煩いなぁ…どっかの5500t級じゃあるまいし……」(ひょこっ

提督「なんだお前もいたか…いや、まぁ…なんと言うか……」

提督(なんだ…?一見して普通だが…どっちかが"助けて"とメッセージを送って来たんだよな?俺は何をすれば良いんだ?
…もしかしたら……イジメを行っている側に怯えて今この場で俺に助けを求められないのか……?
だとしたら尚更…どう接触すれば良いんだ……?)(ぐぬぬぬ…

翔鶴「あの…何かご用があったのでは……?」

提督「あ…ああいや、ちょっと俺の勘違いだったみたいだ、出直すよ」

翔鶴「あらあらそうなんですか?」

瑞鶴「せっかく来たんだしちょっと遊んでいけば提督さん?」

翔鶴「瑞鶴?提督も忙しいの、あまり困らせてはダメよ?」

翔鶴「あはは…そうだよね、変な事言ってごめんね?」

提督「ああいや、またな二人とも」

翔鶴「ええ、また…」

<バタン、

ミスった訂正

×翔鶴「あはは…そうだよね、変な事言ってごめんね?」

◯瑞鶴「あはは…そうだよね、変な事言ってごめんね?」

提督「……下手に動けば何か得体の知れないものが悪化するかもしれない…今回ばかりは迂闊な事はできないな……」(ぶつぶつ…

山城「あら提督、五航戦の様子はどうでした?」

提督「……いつも通りだったな…だからこそ怖いな、もしかして今回はものすごく根が深いんじゃないのか……?」

▼五航戦の部屋

翔鶴「……さて瑞鶴、続きをしましょうか?」

瑞鶴「ま…まって翔鶴ねぇ、私今日はもう限界で……」

翔鶴「あらあら限界って何かしら?貴女は今朝の演習で一発も被弾しなかったわよね?」<ドスッ!

瑞鶴「う"ぇっ!?」

翔鶴「聞けば幸運の女神が着いているんですって?羨ましいわぁ…私はこぉんなに痛い思いをしているのに…」<ドスッ!ドスッ!

瑞鶴「ぁかっ!かひゅ…っ!ち…違うの聞いて翔鶴ねぇ……!瑞鶴の幸運の女神って言うのは翔鶴ねぇの事で……ぁうっ!?」

翔鶴「貴女の言う幸運の女神って言うのは貴女の代わりに痛い思いをしてくれる誰かの事かしら?
ダメよ瑞鶴…人の痛みも解らずに誰かを犠牲のするなんて良くないわ?
だからこうして私が痛みを教えてあげてるのよね?ん?」<ゲシッ!

瑞鶴「……がは……っ!」

翔鶴「ね?嬉しいわよね瑞鶴?私に感謝してるわよね?」<ガッ!ガッ!

瑞鶴「ぁう…っ!ぐづぅ……っ…!!」

翔鶴「……あら、感謝の言葉が聞こえないわ?ねぇ瑞鶴…『ありがとう』は……?」<ぐいっ

瑞鶴「……ありが…とう翔鶴ねぇ……瑞鶴に…痛みを…教えて…くれ…て……」

翔鶴「あら解ってるなら良いのよぉ♪」<ブン!

瑞鶴「うあぁっ!!??」<ガシャーン!!

翔鶴「そう言えばなんで提督はあんなに慌ててここに来たのかしら?瑞鶴…貴女もしかして……」<ぐりぐりぐり…

瑞鶴「……ぁ……っ、っぁは……っ…あぅぁ……っ…!知らな…っ、瑞鶴何も知らない……っ…!」

翔鶴「あらそうなの?解ったわ…可愛い妹の言う事だもの…信じてあげる♪」

瑞鶴「は…っ、は…っ、はぁ……ぅ…っ……」

翔鶴「……でももし私に嘘ついてたら……」<ガスッ!!

瑞鶴「ぇう"……っ…!」

翔鶴「解ってるわよねぇ……?ねぇ瑞鶴……?」<ギロッ

瑞鶴「…ぁ……あぁあぁ…っ…!」(ふるふるふる…

瑞鶴(…提督さんのあの様子……瑞鶴のお手紙…きっと届いたんだよね……?
助けて…助けてよ提督さん……このままじゃ瑞鶴…瑞鶴……翔鶴ねぇに殺されちゃう……っ!!)

盛り上がってきたところで今回はここまで
正直「やっと来た」と思っている節すらある

それではまた次回!

ごめんね、昨日と一昨日は働いてた
そんなわけで続きをば

…翌日


山城「あら翔鶴、貴女も遠征なの?」

翔鶴「あ、お疲れ様です山城さんもですか?」

山城「航空戦艦の私に正規空母の貴女までいるなんて、今回は随分と重い編成なのね」

翔鶴「そうですね…私ならともかく山城さんもなんて…」

山城「私はアレよ、扶桑姉様から遠ざける為にわざわざ組み込まれたのよ……はぁ…不幸だわ……」

翔鶴「あははは……」


山城(さて提督…貴方の目論見通りに行くかしら…?)

<<回想>>

提督「よし、翔鶴と瑞鶴を引き離そう」

大淀「……と、言いますと?」

提督「あの場で被害者が俺に助けを求めなかったのは隣に加害者がいたからの可能性が高い、なら分断してそれぞれの様子を見るのが一番だと思ってな」

大淀「成る程…もしそうなら分断すれば被害者側が直接助け求めてくるかもしれない、という事ですね?」

提督「ああ」

大淀「しかしどうやって二人を分けるんですか?二人とも提督の目の届く場所に置くならあまり意味はないかと思いますが…」

提督「大丈夫だ、今回からは助手がいる…山城、片方はお前をつけて遠征に回すから監視を頼めるな?」

山城「え…嫌ですけど……」

提督「遠征から戻ったら5分だけ扶桑に合わせてやるぞ」

山城「私に任せて下さい」<ガタッ

大淀「現金ですね」

提督「こいつ絶対反省してないよな」

山城「何度も言わせないで、私は自分に正直で誠実なだけよ
最初から非も落ち度も無いわ」

提督「はははこやつ言いおるわ」

提督「しかし山城、どっちが加害者か解らない以上下手に突つけば被害が大きくなる可能性もある
あっちがアクションを起こすまで何もするんじゃないぞ」

大淀「こちらの動きを悟ってブラフをかけてくる可能性もあります、あくまでも慎重に…ですからね?」

山城「珍しいのね大淀、貴方が協力的なんて」

大淀「今回は事が見えませんから…迂闊に提督に嫌がらせする訳にも参りません」

提督「うん今嫌がらせって言ったよね?いつもはわざと俺を困らせてるって認めたよね?」

大淀「気のせいじゃないですか?」

提督「気のせいなもんか!!」

山城「貴方達本当に仲良いわよね」

提督「何処が!?」

大淀「ふふっ」


<<回想終わり>>

▼鎮守府

提督「よーし今日は演習と周辺の哨戒だ、第一と第三艦隊は準備してくれ」

金剛「テートクゥー!どっちが演習ですカー?」

提督「午前中が第三、午後が第一だ」

暁「じゃあそんなに遠くまで見回りに行けないわね」

提督「ああ近海を一周したら戻ってきていいぞ、後は自由時間だ」

暁「やった!じゃあ早く済ませて遊びに行きましょ!」

雷「おーっ!」

瑞鶴「提督さん、第二艦隊はどうすればいい?」

提督「第二は有事に備えて鎮守府で待機だ、準主力の山城と翔鶴も第四艦隊に回って遠征に行って貰ってるしな」

瑞鶴「自室待機の方がいいかしら?」

提督「んにゃ、すぐに動ける範囲なら自由にしてて構わん」

瑞鶴「……そう…」

提督「第二も結構働き詰めだしな、軽い休暇とでも思ってくれ」

瑞鶴「解ったわ、そういう事なら」

▼遠征組

翔鶴(瑞鶴と離れてしまうなんてね…提督の昨日の様子だと感づかれたかしら?)

山城(はぁ〜面倒ね…何もしないって言うのも退屈だわ)

翔鶴(…聞けば山城さんは最近執務室に入り浸っているらしいですし…少し探りを入れておいた方が良さそうですね)

翔鶴「あの…山城さん、瑞鶴について相談があるんですけど…」

山城「何よ?面倒な事ならお断りよ」

翔鶴「そう言わずに話だけでも聞いていただけませんか?」

山城「…聞くだけよ」

翔鶴「その…最近あの子の様子がおかしいんです」

山城「おかしい?」

翔鶴「ええ、人前だとそうでもないんですけど私への当たりが強くって…」

山城「あなたが何かしたんじゃないの?」

翔鶴「そうかもしれません、何か私に至らない所があるなら直したいと思っているんですけど…瑞鶴から何か聞いていませんか?」

山城「悪いわね、私は扶桑姉様以外に興味無いの」

翔鶴「あはは…そうですか…」

▼鎮守府/執務室

コンコン、

瑞鶴<提督さん、いる…かな…?

提督「ん、瑞鶴か?入って良いぞ」

キイィ…

瑞鶴「それじゃあ、失礼しまーす」

瑞鶴「…提督さん、今一人……?」

提督「ああ、大淀は哨戒組に着いてるし、演習は各艦隊の旗艦に任せてるからな」

瑞鶴「そっか…あのね、見て欲しいものがあるの」

提督「見て欲しいもの?」

瑞鶴「うん…これを見て」<しゅる…

提督「!?なんで脱いでんだ女の子がそんなはしたない事しちゃ…って、え……?」

瑞鶴(半裸)「これ…どう思う?」

提督「どうって…体中痣だらけじゃないか!どうしたんだそれ!?」

瑞鶴「これね、翔鶴ねぇにやられたんだよ」

提督「翔鶴が…?嘘だろ……っ!?」

瑞鶴「ね、提督さん…昨日さ、瑞鶴のお手紙見て駆け付けてくれたんだよね…『助けて』ってさ……」

提督「……!あれはお前が……!」

瑞鶴「私ね、あの時凄く嬉しかったの…翔鶴ねぇを遠征に向かわせたのも私達を切り離す為なんでしょ?」

提督「……ああ、必ずお前を助ける、俺が着いてるからもう大丈夫だ」

瑞鶴「……違う…違うの提督さん」

提督「何?」

瑞鶴「助けて欲しいのは私じゃない…翔鶴ねぇを…翔鶴ねぇを助けて!!」

提督「何言ってるんだ!痛い思いをしてるのはお前だろ!?」

瑞鶴「そうよ…そうだけど……翔鶴ねぇがこんな事好きでする筈ない!
絶対に何かあったに決まってる!それが何かは解らないけど…翔鶴ねぇだって絶対に苦しんでる!」

提督「でもそれじゃあお前が…」

瑞鶴「私…は……どうなったって良い…っ!
それよりも…瑞鶴を殴る時、翔鶴ねぇはいつも辛そうな顔してる……あんな翔鶴ねぇを見てるのが…私は一番辛いよ……!!」

提督「瑞鶴!!」(だきっ!

瑞鶴「…ぁ……っ」

提督「自分はどうなったっていいなんて言うな、俺はとっても寂しいぞ」

瑞鶴「でも…でもぉ…っ!」

提督「…俺にとってお前達艦娘は大切な家族だ、どうでもいい奴なんかいない

今までよく耐えた、偉いぞ
お前が望むなら二人まとめて助けてやる

信じろ大丈夫だ、俺はお前達の提督だ」

瑞鶴「提督…さん……っ」(じわっ

提督「…だからもう強がらなくて良い、泣いたって良い、俺の胸でよければ貸してやる」

瑞鶴「提督さん…提督さん…っ!」(ぎゅ…

瑞鶴「…痛かった……痛かったよぉ…もうこんなの嫌だよ……
優しい翔鶴ねぇに戻って欲しいよ…元の関係に戻りたいよ…
それだけ…瑞鶴はそれだけでいいのに……!」(ぽろぽろ…

提督「ああ頑張った…頑張ったな瑞鶴……」(ぽんぽん

瑞鶴「うぁ……うわあぁぁあぁぁああぁぁぁああぁぁああぁぁぁあああぁぁぁぁああぁぁあぁん……っっ!」

ガチャッ、

大淀「提督ー、五航戦の事で少しお話がー…」

提督「あ、」

瑞鶴「うわぁああぁぁあああぁぁぁああ……!うわぁぁああぁぁぁあああぁぁあああああん!!」(←半裸で提督と抱き合ってる

提督「………」(←半裸の瑞鶴を抱きしめてる

大淀「…失礼しましたー」<キイィ…

提督「待てヨドさん誤解だから!!誤解だからぁん!!」

大淀「いやーてっきり提督が瑞鶴さんを無理矢理手篭めにでもしたのかと…」

提督「うん事情話したよね?もう解ったよね?その受話器置こうね?」

大淀「あと3秒遅ければ憲兵に突き出せたんですけどね」

提督「よかった…かけっこ得意でよかった……!」

島風<かけっこですか!?負けませんよ!

提督「何処からか声が!?」

大淀「空耳じゃないですかね」

瑞鶴「……迷惑かけちゃってごめんね提督さん?」

提督「迷惑なモンかよ、俺に任せろって言ったろ?」

大淀「それにしてもDVとは…とりあえず山城さんが戻って来てから対策会議ですかね?」

提督「…いや、どうするかは今のうちに決めよう
山城の報告次第でもあるが…どう転んでも対応できるようにしておきたい」

大淀「となると、ひとまず遠征組が帰還しても瑞鶴さんと翔鶴さんを合流させない策を考えるべきですかね?」

提督「…いや、これ以上瑞鶴の負担を増やしたくない
やるなら短期決戦だ、二人を分ける必要はない、遠征組が戻って半日以内にケリをつける」

大淀「提督に何か考えが?」

提督「考えって程でもないけどな、瑞鶴に『翔鶴を助けて』と頼まれたんだ

もしかしたら本当に何か事情があるのかもしれないし一方的にやった事だけを糾弾して終わりにしたくない

その為には翔鶴の話も聞かなきゃだろ?」

瑞鶴「提督さん…ありがとう…」

提督「ああ、任せろ」


提督(でも…それでもどうしようもない時は俺が……)

※遠征組帰投※

提督「………遅い」

大淀「もう遠征組が戻って30分は経ちますけど…山城さんが報告に来ませんね」

提督「自然にこっちに回れるようにあいつを旗艦にしてたんだが…何やってんだ?」

大淀「さぁ…?」

ガチャ、


提督「おお!帰ったか山し…え?」

電「艦隊がお戻りみたいで……え?」

提督「なんで電!?旗艦の山城は!?」

電「えっと…山城さんなら『ダルいから代わりによろしく』…って…」

提督「……チッ!あのバカ!!」<ダッ!

電「あ!遠征の報告はどうするのですか司令官さん!?」

提督「後で見る!報告書机の上に置いといてくれ!!」

▼五航戦の部屋

瑞鶴「……お帰り、翔鶴ねぇ」

翔鶴「ただいま瑞鶴、良い子にしてたかしら?」

瑞鶴「……うん」

翔鶴「じゃあ早速…解ってるわよね…?」

瑞鶴「……翔鶴ねぇ…もうこんなのやめようよ」

翔鶴「……なんですって……?」<ピクッ

瑞鶴「だって…翔鶴ねぇはずっと辛そうな顔してる!私もうそんな翔鶴ねぇを見たくないよ!!」

翔鶴「……ッ!知った風な口を…っ!」<バッ

瑞鶴「ひっ……!」<ビクッ!








山城「おっとそこまでよ」<ガシッ

翔鶴「!!」

瑞鶴「山城さん!?」

翔鶴「……なぜ貴方がここに?」

山城「こんなことだろうと思ってね、張らせてもらってたのよ」

翔鶴「く……っ!」


ダダダダダ…バン!!


提督「瑞鶴!!無事か!?」

山城「あら提督いらっしゃい、もう始まってるわよ」

提督「山城!?」

翔鶴「……やはり提督の手先だったんですね」

山城「提督の手先?笑わせないでくれる、私は扶桑姉様以外の誰の味方でもないわ」

山城「さて提督、私のおかげで翔鶴を止められたわけですけど?」

提督「ああよくやった山城!」

山城「……30分よ、姉様との面会時間を30分に延ばしなさい」

提督「何を…っ!分かってるのか規則違反だぞ…!?」

山城「あら、私は別にいいのよ?次回から極端に非協力的になっても?
…まぁ、今回で私の有能さは示せたと思いますけど?」

提督「く……っ!」

山城「ふふふ…提督が黙っていればいいのよ……そうね、提督の時計は壊れているの、そうでしょ?」

提督「…流石に30分は無理がある、10分なら見逃そう」

山城「20分」

提督「……15分、それで限界だ」

山城「いいわ、それで納得してあげる」

提督「くそ!なんで俺は艦娘とこんな取引をしてるんだ…!」

翔鶴「…一体いつ解ったんですか山城さん?」

山城「貴女が瑞鶴の事を相談して来た時よ、瑞鶴の様子がおかしいと言いながら貴女の口からは瑞鶴を心配する言葉が出てこなかった
扶桑姉様なら私の様子がおかしければ心配で夜も眠れなくなるくらいだと言うのに不自然でしょ?」

提督「いやお前の様子がおかしくない時っていつだよ、頼むから扶桑を寝かせてやってくれよ」

瑞鶴「わけがあるなら話してよ!!
瑞鶴に悪いところがあったら直すから!翔鶴ねぇがこんな事もうしなくていいように頑張るから!!
だから…だから元の関係に戻ろ…?
元の優しい翔鶴ねぇに戻ってよ……っ!」

翔鶴「……く…っ……」

瑞鶴「…翔鶴ねぇ……?」

翔鶴「…っ…くくく……あっはっはっはっは……!!!!」

瑞鶴「ど…どうしたの!?」

翔鶴「いいえ瑞鶴、貴女がおかしくって!」

翔鶴「元の関係って何かしら?私が貴女を庇って、貴女だけ無傷で帰還するあの関係?
いいわねぇ瑞鶴…随分と自分勝手な事を言うじゃない、流石は私の妹ね」

瑞鶴「ち…違……っ、私そんなつもりで…!」

翔鶴「いい機会だから教えてあげる
最初からいなかったのよ…貴女の言う、『優しい翔鶴ねぇ』なんてね…!」

瑞鶴「嘘……嘘よそんなの!!」

翔鶴「始めは良かったわ…貴女と一緒に出撃して…貴女をかばって被弾して…貴女が無傷で良かったと思っていた」

翔鶴「けど…あまりにもそれが続き過ぎた…私はいつも貴女を庇うハメになって…武君を立てるのはいつも貴女……いつしか私は貴女を妬むようになったわ」

瑞鶴「でも…それでも私はずっと…ずっと翔鶴ねぇを見てた…ありがとうってずっと思ってたよ!」

翔鶴「いい子ね瑞鶴…でもダメなのよ…貴女だけがちやほやされて私は日陰者…そんなの許せるわけないじゃない?
いつも痛い思いをしているのは私だっていうのに……ッ!!」(ギリッ!

翔鶴「そして考えたの、どうしてこんな気持ちになるんだろうって…
その答えはすぐに見つかったわ、そう、貴女が私程痛い思いをしていないのにチヤホヤされる…その不公平さが許せないんだってね」

瑞鶴「そんな…知らなかった…翔鶴ねぇはずっとそんな気持ちで……っ!」

翔鶴「だから貴女を痛めつける事にしたわ、そうすればきっと貴女を許せると思ったから
……ああそうね、優しい翔鶴ねぇというなら今の私がそうじゃないかしら?そうでしょ?貴女を許してあげようと思ってるんだから……!」

瑞鶴「……解った、いいよ」

翔鶴「………ッ!?」

提督「瑞鶴!?」

瑞鶴「それで翔鶴ねぇの気がすむなら好きにすれば良い、だから…そんなに自分を卑下するのはもうやめて!
翔鶴ねぇがどんな気持ちだったか今まで知らなかったけど…それでもずっと瑞鶴を守ってくれていたのは翔鶴ねぇだもん!!
だから瑞鶴が耐えるくらいで翔鶴ねぇの気が晴れるなら!私を好きにすれば良い!!」

翔鶴「…………ッ」

翔鶴「……く…ははははははははっっ!!
本ッッ当に良い子ねぇ瑞鶴!?
でも駄目よ?そうでしょう提督?こんな事を目の前で暴露されて、見て見ぬふりはできませんよね?」

提督「……ああ、お前には相当の処罰が下される、
それが決定するまで瑞鶴との接触を避ける為に独房に入ってもらわなきゃならん」

翔鶴「ふふ…、ですって瑞鶴…良かったわね?もう痛い思いはしなくて済むわよ」

瑞鶴「ヤだ…ヤだよ…!翔鶴ねぇを助けてくれるって言ったじゃない!!
あれは嘘だったの!?ねぇ提督さん!!」

提督「……連れて行け山城」

山城「はいはい、じゃあ行くわよ翔鶴」

翔鶴「ええ」

翔鶴「……ああそうだ瑞鶴」

瑞鶴「え…?」

翔鶴「貴女の言う『幸運の女神』とはここでお別れよ、せいぜい怪我しないように気をつけなさい
私以外の誰かに傷付けられたりなんかしたら、許さないから」

瑞鶴「……!!翔鶴ねぇ!!翔鶴ねぇ……!!」

…数日後…

翔鶴「遠方の海域に単独遠征組…ですか?」

提督「ああ、数年戻って来られないだろう」

翔鶴「随分と軽い罰なんですね、解体くらいで丁度いいと思っていたんですけど」

提督「……なぁ翔鶴、もう悪役振るのはやめてもいいんだぞ」

翔鶴「……!!」

提督「あの時…お前は随分と悲しい目をしていた、それくらい見抜けない俺じゃない」

翔鶴「…ははは…全部お見通しですか…」

翔鶴「でも…瑞鶴に話したのも全部本心なんですよ…私はただ運が悪かっただけ……それなのにあの子の幸運が妬ましくてたまらなくて…
結果あの子にあたってしまいました、それは紛れも無い事実なんです」

提督「それがなんだ、お前が変わろうと思えば変わっていける」

翔鶴「それでも…私は私が許せません…!瑞鶴は何も悪く無いのに…私の勝手な都合だけであんな思いをさせて……!
そんな私なんて解体されてしまえば……!」

提督「……馬鹿言うな」

翔鶴「……え…?」

提督「瑞鶴と約束したんだ、必ずお前を助けるって

だからお前を見放したりなんかしない、遠征がどれだけかかってもお前の席は空けておく

だから自分を許せたら帰って来い」

翔鶴「そんな…私…そんなに優しくされる資格なんて……!」

提督「……瑞鶴にも言ったんだけどな…俺にとってお前達艦娘は大切な家族なんだよ
だから何をしたって最後には許すし、何があっても味方でいる
……頼む、俺を嘘つきにしないでくれ、瑞鶴との約束を果たさせて欲しい

お前を助けさせてくれ」

翔鶴「……は…ははははは…っ
私がいない間…瑞鶴をよろしくお願いします、あの子寂しがり屋だから…提督が守ってあげて下さい」(ぽろぽろ…

提督「…任せろ、必ず俺が守る」

翔鶴「あぁ…あの子が貴女の艦娘で…本当によかった……」

提督「それじゃあ、行って来い翔鶴!」

翔鶴「はい…行ってきます……!」



余談だが山城は扶桑との面会中にまたやらかして面会時間は2分で終わったが本人は凄く満足気だった。

書ききってみたら翔鶴がただの悪役だった件

それでは今回はここまで、また次回!

>>346訂正

×翔鶴「あぁ…あの子が貴女の艦娘で…本当によかった……」

◯翔鶴「あぁ…あの子が貴方の艦娘で…本当によかった……」

提督の性別変わっちゃうもんね

あ、マジだたけしくんがいる
じゃあ>>338の翔鶴のセリフの所は
「武君」→「武勲」

に訂正という事で

▼執務室

提督「……お前さ、なにしてんの?」

山城「ちょっと気持ちが抑えきれなくて…」

提督「まずなんで『お久しぶりです扶桑姉様』とか言いながら扶桑の股の下潜り出すの?」

山城「扶桑姉様の股よ?くぐるでしょ?」

提督「くぐらねーよ、そしてなんで扶桑はそれをニコニコして見てんだよ」

山城「別に挨拶みたいなものですし…」

提督「どこの国の挨拶だよ」

提督「まぁいいよ、扶桑が嫌がってなかったし前回はお前の手柄もあったから見逃したよ」

山城「当然ね」

提督「『当然』っていう言葉を辞書で引いて来い」

山城「提督は私を馬鹿にしているんですか?」

提督「馬鹿にはしていないがバカだとは思っている」

提督「でさ、二言目に『姉様のパンツ下さい』はねーだろ」

山城「え?欲しいでしょ?」

提督「そういう問題じゃない」

山城「結局パンツ貰えなかったし…不幸だわ……」

提督「不幸の意味をちゃんと理解してから使え」

提督「まぁそれも許したよ、扶桑本人が軽くあしらってたから」

山城「ふふふ…姉様は私の扱いを心得ているのよ」(ドヤァ

提督「自覚があるなら直せ」

提督「でさ、なんでそこで『それでは目に焼き付けて行きますね』とか言いながらまた股下に潜ったの?」

山城「ええ…潜らなきゃパンツ見えないじゃない…」

提督「流石に扶桑も困り始めてたよね?俺もうここでアップ始めざるを得ないよね?」

山城「ええー…その程度で……?」

提督「でさ、なんでおもむろに水筒を取り出して扶桑の股間に手を伸ばしたの?」

山城「姉様の排水を水筒に詰めて持って帰ろうかと……」

提督「何?蛇口を捻る感じでいけると思ったの?
扶桑も慌てて脚閉じてお前の動きを封じてたよね?」

山城「ええ…姉様の太ももに包まれて…幸せだったわ……」(うっとり

提督「もうどう言い訳しても見逃せるレベルじゃないよね?俺も面会強制終了させるよね?」

提督「何が怖いってさ、ここまで2分な事だよ
お前なんでせっかく貰った15分をもっと大切に使おうと思わないの?」

山城「やりたい事も出来ずに悔いを残す方が勿体無いでしょう?」

提督「その結果3ヶ月間の面会禁止に扶桑に近づいちゃ駄目な距離が半径50メートル以内に伸びてもか」

山城「それは理不尽だと思うわ」

提督「妥当だよ!!!!!」

大淀「あの…もう良いですか?」

提督「ああ待たせてすまんな大淀」

山城「まったく…やっと独房から出られたと思ったらこれなんだから…」

提督「だからちょっとでいいから反省しろよ!!」

大淀「もう良いんですよね…?」(いらっ

提督「ごめん、マジでごめん」

大淀「まったく…それでは次は朝潮型ですね」

提督「嘘だ!!信じないぞ!!!!」<ガターン!!

山城「ひぅっ!?びっくりした!!」

提督「違うんだ!!朝潮型はみんないい子なんだ!!何かの間違いなんだ!!!!」

山城「なんで提督が必死なのよ」

大淀「えぇー…でも実際こうしてお手紙が…」

提督「うわぁーん嘘だぁー!!」

山城「もうこの人ほっときましょうか、私が聞いておくから 」

山城「朝潮型っていうと、朝潮、大潮、満潮、荒潮と」

大淀「それに朝雲ちゃん、山雲ちゃん、霰ちゃんに霞ちゃんの8人ですね」

山城「中々の大所帯ね、それで何があるのかしら?」

大淀「えっと今回は…>>377という事らしいですね」


イジメの内容を自由にどうぞ

妹達に自腹でタバコをいつも買いに行かされている
少しでも反抗的な態度を出すと根性焼きもされる

大淀「『妹達に自腹でタバコを買いに行かされる』とあります」

山城「解りやすく不良ね」

提督「"妹達"って何処から何処までだよ…」

山城「急に冷静になったわね」

提督「山城に呆れられるとか恥ずかしすぎてな」

山城「ちょっとどういう意味なのか20文字以内で簡潔に説明して下さい」

提督「また差出人は匿名か?」

山城「まぁわかってるだけでも霞は差出人じゃないっていう事と、朝潮は確実に加害者ではない、っていう事よね?」

大淀「えっと…あ、角に名前が書いてあります、何々…?」

ここで唐突な特別コンマ判定

「妹達」という事で最悪でも下に2人いるという事で、被害者対象は朝潮〜山雲」まで

コンマ小数点1の位が0〜4で朝潮、大潮、満潮の誰か
5〜9で荒潮、朝雲、山城の誰か

2の位は1〜3、4〜6、7〜9で姉妹艦順で上から被害者に当たります
コンマ2の位が0なら安価下

例:03→朝潮、25→大潮、78→山雲
みたいな

まぁ判定の為に今急遽作ったルールなので細かい事は気にせず、>>393のコンマで判定!

大潮

ごめんね、俺が間違ってた山城が混ざってた
山雲だよ、そして被害者も山雲だよ

朝雲じゃない?

>>396
小数点は1の位が「.」の一個後ろで2の位がその後ろ、更にその後ろが3の位なんですぜ

算数で習っただろ!…え?僕がちがうの……?

むぅ…即興で作ったルールのせいで説明に不備が…まぁこれ以降使わないと思うんで、山雲で判定は間違ってないですよ、とだけ

それでは続けます

朝潮「私です!!」<ガターン!!

提督「うぉっ!?机の下から朝潮が!?」

山城「何?貴女がこの手紙を?」

朝潮「はい!朝潮が書きました!!」

大淀「という事は朝潮ちゃんがタバコを買いに行かされているという事に…?」

提督「ちょっとなんで俺の机の下から朝潮が出てきたのかという疑問の方を先に解決させてくれないですかね」

朝潮「いえ朝潮ではないんです!」

山城「え、そうなの?」

朝潮「はいそうなんです!さぁ入って来て山雲!」

山雲「し…失礼しま〜す…」<キイィ…

提督「おお、山雲は普通に入って来た」

提督「っていうかあれ?山雲が被害者で妹達って事は…霰と霞が…?」

大淀「霞ちゃんのひねくれっぷりからするとまぁありえなくはないですかね?」

提督「NOOOOOOOOOOOOO!!!!!ねぇから!!霰と霞に限って喫煙なんてありえねぇからああぁぁああぁぁああああああ!!!!!!」<ガンガンガンガン!!

朝潮「司令官!頭を机に叩きつけるのはやめて下さい!!」<がばっ!

提督「離せ朝潮!!夢だ!!これは夢なんだぁ!!!」<ブンブン!

山雲「この人にぃ…相談してぇ……大丈夫かしらぁ…?」

山城「心配いらないわよ山雲、これでも信頼だけはできる人だから」

提督「お前は信用だけはできないけどな」(すっ…

山城「だからなんでそのタイミングで素に戻るのよ」

成る程すんません、「小数点◯の位」という言い方がそもそもこっちの地元ルールでしたか

今の仕事他人と小数点の話するような事ないですし今までそれで普通に通じてたんで知らんかったですわ

まぁあくまで判定用の一度限りの即興ルールなんで気にしないでもらえると助かります

そんなわけで妙な事で時間食って暇なくなっちゃったんで続きはまた次回!

すみません続きじゃなくて生存報告です

ちょっと仕事の都合で夜落ち着いて安価できる時間が暫く取れそうにないので今月末か来月くらいまで更新厳しいです

時間ができたら再開しますのでそれまでお待ちを!m(_ _)m

告知

今日の20:00か21:00頃に続きやります
かなり間が空いたのでおさらい

いじめられてる艦娘→山雲
いじめてる艦娘→霰、霞

いじめの内容:
妹達に自腹でタバコをいつも買いに行かされている
少しでも反抗的な態度を出すと根性焼きもされる
(コンマ20…悪意は大きくないけどわざとやってるレベル)

というわけでまた後で

長らく間をおいてしまってすみません、
待ってた人も待ってなかった人もお待たせしましたそれでは再開です!

書き溜めがあるところまでは一気に行きます

▼朝潮型の部屋(の前)

朝潮「と、言うわけで実際に見てもらうのが一番早いでしょう!」

提督「おあつらえ向きに中には霰と霞だけか」

山雲「えぇ〜…山雲は〜もうタバコ買いに行かされるのぉ〜、いやなんですけどぉ〜…?」

提督「つってもどういう感じか見てみない事には対策立てられないしなぁ…あと一回だけ我慢してくれるか?」

山雲「司令さんがぁ…そういうなら〜…」

朝潮「さぁ山雲!出撃よ!!」<ビシィッ!

提督「あれ?朝潮は行かないのか?」

朝潮「どうやら私達がいる時は行動しないようなんです!
実際私も山雲の様子がおかしかったので不思議に思って問い詰めるまで気づきませんでした!」

提督「ふむ…上の姉妹にバレないように山雲だけを狙うか…中々陰湿っぽいなぁ」

山雲「それじゃあ〜行ってきま〜す」

▼朝潮型の部屋(の中)

<ガチャリ

霞「あ、おかえり山雲」

霰「んちゃ…おかえりなさい…」

山雲「!」<ビクッ

山雲「……はいただいま〜」(にこっ

▼(部屋の外)

提督「なんだいつも通りじゃないか?」

朝潮「いいえ見ていてくださいきっとここらかです!」

提督「ほう?」

▼(中)

霞「ほら霰、」<とんとん

霰「う…うん…」

山雲「………」

霰「あの…山雲姉さん……タバコ…買って来て…」

提督(来たか!!)

山雲「……ねぇ霰ちゃ〜ん、やっぱりこういうのぉ〜、いけないと思うんだけど〜…?」

霰「い…いいから買って…きなさいよ……っ」

霞「…………」

山雲「でもぉ〜、山雲も年齢確認とかされちゃうしぃ〜…ね〜?」

霰「それは…そうだけど……」

霞「あーもう、見てらんないわ!」<ガタッ!

提督「霞が動いた!」<ガタッ!

山城「…さっきからの様子を見るに主犯は霞みたいね」

提督「なんだいたのか山城、ずっと静かだったから忘れてたわ」

山城「ほら私って大和撫子ですし」

提督「はははどの口が、ははははは」

朝潮「朝潮は大人の女性という雰囲気で山城さんの事尊敬してますよ!」

山城「ふふふ、朝潮は解ってるわね、いい子よ?」

朝潮「山城さんに褒めて頂けるなんて光栄です!」

提督「はははははダメだぞぉ朝潮、山城みたいになっちゃあ?」

霞「いいからあんたは黙って行けばいいのよ」

山雲「でも〜霞ちゃん、山雲も色々…ねー?」

霞「はぁ?あんたの都合は聞いてないのよ」<ギロッ

山雲「その…良くないとぉ…思うんだけどぉ…」

霞「行くの?行かないの?」

山雲「どっちかっていうとぉー、行きたくないかなぁ…ってぇ〜…」

霞「あ"ぁっ?」<ピクッ

山雲「!!」<びくっ!

霞「…何よ、火傷でもしたいの?」<シュボッ(←ライターをつける音

山雲「…え……えっとぉ…」

霰「…………」

山雲「……行ってきまぁーす……」<しょぼん…

霞「チッ、…はじめっからそう言えばいいのよ……霰、」

霰「…うん……行って…きなさい……!」

▼部屋の外

<ガチャ

山雲「………ねー?」

提督「うん…なんていうかお疲れ山雲」

朝潮「朝潮も初めて見たわ!あんな感じなのね!」

提督「しかし解らないな…霞が主犯だとすると霰はいったいどういう立場なんだ…?」

山城「!!シッ、まだ続きがあるみたいよ?」

▼部屋の中

霞「はぁー…あんたが"教えて"っていうから付き合ってるのにそんなんでどうするのよ?」

霰「うん…ごめんね……?」

霞「はぁ…で?どうすんのよまた吸えもしないタバコなんか買いに行かせて?」

霰「……いる?」

霞「要らないわよ、あたしも吸わないもの」

霰「じゃあ…いつもみたいに…見回りしてる憲兵さんに…あげる」

霞「いい加減なんでタバコ持ってるのか突っ込まれるわよ?」

霰「え…えぇっと……どうしよう…」(おろおろ…

霞「まったく…今回はあたしが代わりに持ってってあげるわ、いつもみたいにタバコ代は今の内に山雲の貯金箱に入れておきなさいよ?」

霰「うん…そうする…」<チャリーン

▼外

提督「……え?何これパシリではあるけどカツアゲとかじゃなくない?」

山雲「初めてぇ知ったわ〜…山雲は〜なんの為にぃ〜タバコを買いに行かされてるのかしら〜?」

朝潮「霰が言っていたように憲兵さんにプレゼントする為でしょうか?」

提督「つってもあの口ぶりじゃそれ自体が目的じゃないっぽいなぁ」

山城「……はっ!解ったわ!!タバコなんて駆逐艦には後ろめたいモノを買いに行かされて狼狽える山雲に興奮してるんじゃないかしら!!」<ピコーン!

提督「お前と一緒にすんじゃねーよ!!」

山城「だってそれしか考えられないじゃない」

提督「それしか考えられない時点で自分がド変態と気付け」

山城「ふふふっ、提督ってば冗談が上手ね」

提督「……えっ?」

山城「……え?」

朝潮「司令官!山城さん!もう少し中の様子を観察してみましょう!」

提督「ん?ああそうだな」

山城「え…なんですか今の私が変な事言ったみたいな空気……?」

▼中

霞「それより、そろそろやめておかないと山雲に悪いんじゃない?」

霰「うん…これ以上は…無駄な気がする……」

霞「で、要領は掴めた?」

霰「……まだ…怪しいけど…なんとなく……」

霞「まったく…なんだったのよ急に"人に強く当たる方法を教えて"だなんて…」

提督「まるで意味が判らんぞ!!」<バァーン!!

霞「きゃあぁああぁああぁぁっっ!!??」<ビクゥッ!!

朝潮「司令官!?なぜ急に突入を!?」

提督「いやー…何やら悪意は無さそうだけど余りにも意味がわからないからもう本人達に直接聞こうかなーって……」

山城「まぁ今の流れなら話してくれそうだしそれが一番手っ取り早いわよね」

霰「なに…!?なんなの……!?」

霞「ちょっとこのクズ!!勝手に女の子の部屋に入って来るんじゃないわよ!」

提督「クズぅ?それを今のお前が言えるか?山雲にパシリなんかさせてよぉ?」

霞「んな…!?どこでそれを!」

山雲「はぁ〜い…」

霞「山雲!あんたチクったわね!?」

朝潮「いえ!報告したのは朝潮です!!山雲は私に問い詰められて答えただけよ!!」

霞「……チッ、相変わらずの良い子ちゃんめ…!」

山城「それで、実際どういう事なのかしら?外で見させてもらったけど、別に貴女達が喫煙してる訳じゃないんでしょ?」

霞「そ…それは…」

霰「……ううん…いいよ……もういいから…霞……」

霞「霰…あんた……!」

霰「霰が霞にお願いしたの…強気で人と接する方法を…教えてって…」

提督「……なんでそんな事を?」

霰「霰…引っ込み思案で…この性格を変えたかったから……」

山城「それで当たりの強い霞を頼ったのね」

霰「…うん」

朝潮「でも解らないのはよりによってなんで山雲を煙草のお使いに行かせてたのかという所だわ、どうして?」

霞「それはあたしの提案よ、これが出来るならもう怖がる事はないと思ってね」

山雲「でもぉ〜…山雲も〜、ちょっとやり過ぎだったんじゃないかな〜って〜…」

霞「それについては悪いと思ってないわけじゃないわ、あんたの貯金箱見てみなさい?」

山雲「貯金箱ぉ〜?」

\ズシン/

山雲「……えっ?重…っ!?」

霰「その…使わせちゃった煙草代と…」

霞「こんな方法を提案したあたしからの迷惑料ね」

山雲「えぇ〜…?山雲は〜、多分これの1/3くらいしか〜使ってないと思うんだけどぉ〜…?」

霞「だから迷惑料だって」

根性焼きについてはどう説明するんだ

提督「でもなぁ霞に霰よ、こういうのはお金の問題じゃないんだぞ?」

山城「そうよ、煙草を買いに行かせるなんて山雲の信用に関わるんだから」

提督「すげぇ山城がマトモな事言ってる」

山城「提督はいちいち私につっかからないと気が済まないのかしら?」

朝潮「司令官と山城さんは本当に仲が良いですね!羨ましいです」

山城「いいえ朝潮、こいつは私と扶桑姉様の間に立ち塞がる敵よ」

提督「上官をこいつ呼ばわりて、あとお前扶桑の件は自業自得だからな?」

>>448
ライターのくだり
コンマ20なので脅しだけで実害無し

山雲「はぁ〜…こんなにいっぱぁい…♪
これだけあれば朝雲姉にプレゼントしたかったブローチが買えるわぁ〜♪」(ほくほく

山城「……なんか当の山雲は満足そうなんですけど…」

提督「…いやいやいやそれでもだ!お前達は山雲に悪い事をしてたんだからな!?」

霞「……解ってるわ、本当にごめんなさい、山雲」

霰「…ごめんなさい」

山雲「許す許す〜♪ところで〜山雲お買い物に行っても良いかしらぁ〜?」(うきうき

提督「お前朝雲絡むと頭ん中那珂ちゃんだな!!」

朝潮「因みに山雲は給料とお小遣いを全部朝雲へのプレゼントに使うから貯金箱の中はいつも空っぽなんですよ!」

山城「山雲とは仲良くなれそうな気がするわ、ちょっとこの後間宮行でお話ししない?」

提督「おいやめろいややめて下さい心から」

朝潮「けどなんで山雲だったのかしら?他にも姉妹艦はいるでしょう?」

霰「…そこは特に…たまたま…始めた時に部屋にいたから……」

山城「山雲も散々ねぇ…」

朝潮「でもこれで一件落着ね!朝潮安心です!」

提督「いいや、まだだな」

朝潮「うん?まだ何かあるんですか?」

提督「憲兵だよ憲兵さん
タバコ貰ってたなら悪い誤解をしてるかもしれないだろ?
それを解きに行かないと」

朝潮「なるほどそれは失念していました!
善は急げです早速行きましょう!」

▼詰所

憲兵「なん…だと……」

霰「その…そういう事情で…ごめんなさい……」

提督「そういうわけでして、別に霰が喫煙してるとかそういう訳ではないんですよ」

憲兵「…いえ、確かに不思議には思っていましたが…そうだったんですか…」

霞「あたしからもごめんなさい、迷惑かけちゃったわね」

憲兵「いえ、いいんです…そうですか…」

山城「ま、何はともあれこれで誤解も解けたわね
今度こそ本当に一件落ちゃ……」

憲兵「つまり霰ちゃんは……僕に気がある訳では無かったんですね…っ!!」

提督「…………は?」

提督「…えーとすみません、今なんて?」

憲兵「霰ちゃんの持って来るタバコがいつも僕のお気に入りばかりで…てっきり僕に気があるものと思って期待していたのにそんな!!」

提督「いやいやいや!あんた俺同世代つーかちょっと俺より年上なくらいでしょ!?自分の年齢考えましょうよ!?
霰だよ!?駆逐艦だよ!?手ぇ出したら犯罪だよ!?」

憲兵「けど提督さん霰ちゃんを見てくださいよ!!」

提督「あ…霰が何か…?」(ちらっ

霰「…………?」(きょとん

憲兵「めっちゃ可愛いでしょ!?」

提督「だから!?」

憲兵「考えてみて下さいよ!!

この霰ちゃんがね!恥ずかしそうにもじもじしながら上目遣いで『これ…あげます…///』って言って自分好みのプレゼントをくれるんですよ!?
それも一度や二度じゃないんですよ!?

ときめきますよ!!惚れますよ!!恋に落ちても仕方ないじゃないですか!!」

提督「そうだけどさ!!可愛いけどさ!!妹や娘に向ける愛情くらいで止めておこうぜ!?」

憲兵「くそぉーっ!!今度のタイミングでプロポーズしようと思ってたのに!!!!」

提督「告白も交際もすっ飛ばして求婚かよ!!なんだよあんたもアホか!!!!」

霰「…ぁ…あうぅ……っ////」<プシューッ

提督「あぁっ!?霰がゆでダコ状態に!!大丈夫が霰!?」

憲兵「あぁ霰ちゃん!!」

霰「…大丈夫…だけど……あんな事言われたの初めてで…どうしたらいいか……////」(かあぁっ

提督「気にしなくて良いから!!こいつ憲兵さんに突き出して…あああこいつが憲兵だったあぁ!!!!」

憲兵「霰ちゃん!!」<ガシッ!!

霰「ひゃいっ!?////」<びくっ!

提督「霰から手を離せてめぇ!!!」

憲兵「今の話で…霰ちゃんが僕に気なんてなかったのは理解してる」

霰「う…うん…」

憲兵「けど僕はもう君しか見えないんだ!!」

霰「はぅ…ぁうあ…////」

提督「やめろォ!!耳を貸すんじゃない霰ェ!!!」

憲兵「だから…いつか本当に君を振り向かせてみせる!だから…君を好きでいさせてくれ……っ!!」

霰「……は…はい…////」

提督「霰ええぇぇええぇぇええぇえええぇぇえええぇええええぇぇえぇぇぇぇえええええっっっ!!!!????」<ガガーン!!!!

憲兵「ついては…ここに僕が休憩中に君への愛をしたためていたノートがある」

提督「気持ち悪っ!!こいつ気持ち悪い!!」

憲兵「これを君に贈ろう…そしてこれを機に交換日記から始めよう、
返事…待ってても良いかい?」

提督「古風だな!!純情だな!!もうなんなんだよあんたは!!」

霰「解った…必ず…お返事書く…から……////」

提督「受け取っちゃったよ!!!!」

提督「そしてさっきからなんでお前らは静かなんだよ!!
特に朝潮と霞は止めなくても良いのか!?お前らの義弟や義兄が一回り以上年上になるかもしれないんだぞ!?」

朝潮「あんなに誰かに想われるなんて霰が羨ましいです!!」

霞「いいんじゃない?霰がそれでいいなら」

提督「俺は黙って見過ごせないんだが!!!」

山城「他人の恋路に口出しするなんて野暮よ野暮」

提督「この年の差は口出すわ!!!!」

憲兵「霰ちゃん…」

霰「憲兵…さん……////」

提督「いい雰囲気出してんじゃねえぇぇええぇぇえええええぇぇえ!!!!!」


憲兵エンド。
朝潮型編、完

というわけで朝潮型編はここまで

20分ほど休憩挟んで次やります

それでは再開です

提督「えー、どうやら憲兵のヤロウと霰の交換日記は未だに続いているようです」

大淀「順調なようで良かったじゃないですか、霰ちゃんも幸せそうですし」

提督「順調だから心配なんだよなぁ…」

提督「しかし朝潮型の件は誰も損してないけど腑に落ちないなぁ…」

山城「まぁ得はあったけどね」

提督「得?」

山城「ええ…この鎮守府を見張っているのはあの憲兵…つまり本人が背徳的な恋をしている以上ロリでもペドでも同性でも近親でも!!
恋愛ごとに置いて被害が出ていない限り私たちをしょっ引く事は出来ないのよ!!!」<ババーン!!

提督「な…なんだってー!!??」<ガガーン!!

提督「…とまぁテンプレに驚いてはみたけどお前は普通に被害出すから余裕でしょっ引けるんだよな」

山城「失礼な、私は被害なんて出した事はないわ」

提督「ハッ」(嘲笑)

山城「…腹たつ笑い方しないでくれます?」

大淀「さて続いての相談ですが、」

提督「おうもう慣れて来たバッチコイ」

山城「前回あれだけ狼狽えてた人がよく言うわ」

提督「っせーなコンニャロめ」

大淀「続いては、ビッグ7のお二人です」

提督「長門と陸奥か……確かにあいつらは他の艦娘と違って姉妹艦同士ベッタリな印象はないが…大人だからだと思ってたけど仲悪かったのか?」

大淀「さぁ?まだ内容は見てませんので」

山城「ちゃっちゃと済ませちゃうましょう、早くポイント稼いで扶桑姉様との面会を解禁してもらわなきゃいけないのよ」

提督「お前そのポイント計算してる俺に悪態吐きまくってるって自覚ある?」

山城「実績はあるから問題無いでしょ?」

提督「良い方の3倍は悪い方のポイントが高いけどな」

大淀「さて、長門型からの相談は…>>483との事です」


イジメの内容をご自由にどうぞ

踏み台
安価なら長門が陸奥に売春強制

大淀「えぇーっと…長門さんが陸奥さんにウリを強制してくるらしいですね」

提督「なんでだよ!?」

大淀「長門さん…自分が女らしくないのに対して色気の塊のような陸奥さんに嫉妬して……」

山城「まさか長門がそこまで思い詰めていたなんて…」

提督「お前らー?勝手に酷い想像して長門の株を落としてやるなよー?」

提督「………」

大淀「………」

山城「………」

提督「……え?」

大淀「?どうかしましたか提督?」

提督「え?ちょっと待って」

ガチャっ、キョロキョロ…バタン、

山城「…なんですか今の奇行?」

提督「いや、いつもならここで待ち構えてたかのように依頼人が入ってくるところだろ?
ドアの前にいないのかと思って」

提督「まぁ居ないならいいや、これ送って来たの多分陸奥だろ?陸奥んトコ行こうぜ」

大淀「客として?」

提督「て・い・と・く・と・し・て!!」

▼長門型の部屋

<コンコン、ガチャ

提督「入るぞー、長門か陸奥いるかー?」

陸奥「あら提督いらっしゃい、何か用かしら?」

長門「ほう、そちらから訪ねてくるとは珍しいな」

提督「なんだ二人ともいたのか」

提督(うーん…相談の内容は内容だが…まぁこいつらは大人だし何より信用してる、
正面から切り出すのが一番良さそうだな)

提督「実は俺宛にこんなモノが届いてな、真偽を確かめに来たんだ」(ぴらっ

長門「……む?なんだこれは?」

陸奥「えっと…え?長門姉が私に売春を強制してるって?」

提督「……へ?二人ともこれに覚えがないのか?」

長門「いや…この長門が陸奥にそんな事させるわけないだろう?」

陸奥「えっと…コレの真偽を確かめて提督はどうしたかったのかしら?」

提督「ああいや…相談してくるくらい困ってるなら助けになれないかなーって…」

陸奥「ふぅーん…?」

陸奥「…ねぇ提督、折角だし私の事買ってみない?」

提督「い"ぃ"っ!!??」

陸奥「提督ならサービスしちゃうわよ?そうね…2時間5000円でどう……?」<ぎゅっ

提督「か…からかうなよ陸奥っ?」

陸奥「ふふ…私……提督なら、本気になっちゃうかもよ…?」

提督「む…陸奥……っ///」

長門「こら、それくらいにしろ!」<ゴツン

陸奥「てへっ♪ごめんなさぁい♪」

提督「はあぁ〜…まったく心臓に悪い…」

陸奥「まぁ貴方なら満更でもないのも本心よ?」

提督「お前なぁ…」

提督「しかし…その様子ならこれはイタズラかデマだったってところか…悪い、邪魔したな」

長門「いいや構わんさ、この鎮守府の風紀を守るのは提督の仕事だからな」

陸奥「遠慮せずにまた来てね〜♪」(フリフリ

<バタン、

▼部屋の前

大淀「……フケツ、」(じとーっ

提督「いやいやいや、何もなかったから、何もしてないから」

大淀「陸奥さんに抱きつかれて鼻の下伸ばしてたくせに…」

提督「まぁともかく、この件は誰かのイタズラだったみたいだ、あいつらがギスギスしてる様子も無かったしな
っていうかなんでお前がここにいるんだ?執務室で待機してるって言ってたろ」

大淀「その事なんですけど…その手紙の差出人が解ったんですよ」

提督「ほうイタズラの犯人か、ちっと行って叱ってやらにゃあな」

▼部屋の中

陸奥「…ねぇ長門姉、さっきの提督の話だけど…」

長門「ああ…話が大きくなっているようだが…誰かに見られていたな…」

陸奥「まさかあんな話になってるなんてねぇ…」

長門「しかしここでやめるわけにも…」

陸奥「むぅ…そうねぇ、長門姉がもっと堂々としてくれてればいいと思うんだけど…」

長門「それは…だな…」

▼執務室

雷「ホントよ!ホントに雷は見たんだから!!」<ガタッ!

提督「オーケー雷、とりあえず落ち着け、な?」

雷「あー!ひっどーい!!その感じ信じてないんでしょ!!」(ぷくーっ

提督「かわいい。」

提督「けどなぁ、長門も陸奥も知らないって言ってたぞ?」

雷「きっと後ろめたいから嘘ついてるのよ!!」

提督「そうは言ってもなぁ…」

雷「……いいわ解った、それじゃあ私が証拠を持って来てあげるんだから!!」

提督「うぇっ!?」

山城「証拠って…どうするの?」

雷「陸奥さんを尾行するの!現場を抑えれば言い逃れはできない筈よ!」

山城「…面白そうね、私も付き合うわ」

雷「本当!?助かるわ!」

提督「び…尾行って、危なくないか?」

雷「大丈夫よ!もっと雷を頼って良いんだから!」

……数日後……


陸奥「………」

ガチャ、キョロキョロ…バタン、


▽物陰

雷「陸奥さんがお洒落して出掛けたわ!きっと今ね!」(こそっ!

山城「確かに…ちょっとそこまで、って格好では無いわね」

提督「なぁマジでやるの?人のプライベート詮索するなんて趣味悪くないか?」

山城「そう思うならついて来なくていいのよ?」

提督「いや雷の身とお前が変な事しないか心配なんだよ」

▼街

ガヤガヤガヤ…

雷「人がいっぱいだわ!」

山城「これだけ人がいれば尾行も気付かれにくそうね」

雷「でも私達も陸奥さんを見失わないように気をつけなきゃ駄目ね」

提督「しかし陸奥も動きに迷いが無いな、目的が決まってるのは確かみたいだ」

山城「あ、あそこが目的地じゃない?」

提督「あ……あれは…っ!!」


\ 大 人 の ホ テ ル 街 /

提督「帰ろう雷!な!?雷はまだ知らなくていい世界だから!!な!?」(がばっ!

雷「ちょっと手を退けてよ司令官!前が見えないわ!!」(じたばた!

山城「…あ、あの人と待ち合わせしてたんじゃないかしら?」

雷「ど…どれ!?どの人!?」<バッ!

提督「ああくそっ!」

山城「ほらあのコートの」

雷「帽子を被ってて顔がよく見えないわ!」

山城「あ、陸奥から腕組んだ」

提督「まさか本当に陸奥がウリを……!?」

雷「あの派手な通りに入っていくわ!追いかけなきゃ!!」<ダッ!

提督「ああコラ待て雷!!」

雷「そこまでよ陸奥さん!!」<バーン!!

陸奥「い…雷ちゃん!?どうしてここに!?」

コートの人物「………ッ!!」

雷「陸奥さんがここでいけない事をしているのは知ってるわ!しらばっくれても無駄よ観念しなさい!!」

陸奥「……えっ?」

コートの人物「………くっ…!」<グイッ!

陸奥「きゃあ!?」

ダッ!!

雷「あ!逃がさないんだから!!」

山城「貴女じゃ追い付いてもどうにも出来ないわ、ここは任せて!」<ダッ!!

雷「山城さん!!」

陸奥「山城!?なんで貴女までここに!?」

山城「面白そうだからよ!!!」<ダダダダッ!!

山城「扶桑型戦艦の…扶桑姉様の名にかけて!!ビッグ7の1人や2人!!そぉれ確保ぉッッ!!!!」<ズザアアァァアアーーーーーーーーっっ!!

陸奥「きゃああぁあああっっ!!??」

雷「やった!陸奥さんを捕まえたわ!」

提督「無事かお前ら!?」

陸奥「て…提督もいたの!?」

山城「軽いものだわ、それより後は…」(ちらっ

コートの人物「…………っ!」

雷「そうね、後はあなただけよ!観念しなさい!」

山城「ええ…いい加減諦めたら?ねぇ……長門」(ニヤリ…

提督「な……長門ぉ!?」

山城「ええ、私言わなかったかしら?"ビッグ7の1人や2人"って」

コートの人物→長門<ばさっ

長門「山城…いつから気付いていた…?」

山城「陸奥の手を引いて走り出したところね、
陸奥の馬力を引っ張れる程のパワーと、大体の背格好で予想はつくわ」

提督「しかしなんで2人でホテル街なんかに…お前らもそっちの趣味なの?」

長門「ん?そっちとは?」

陸奥「ああ提督違うわよ?目的はここじゃなくて…あっち」

提督「あっち…?」

山城「うん?あれは……」

雷「……猫カフェ?」

長門「む…陸奥…!?」

陸奥「いいじゃないもうここまで来たら、隠してたって仕方ないでしょ?」

長門「いやしかし…」

山城「立話もなんだしあそこに入って話しましょうよ」

雷「あ!良いわね、雷も賛成!」

長門「な…山城…っ!」

山城「あら、どうしたのビッグ7さん?」(にやにや

長門(こ…こいつ完全に解っててやっている……!!)

▼猫カフェ

店員「いらっしゃいませー!あ、お客様いつもありがとうございます!
お客様のスタンプカードがいっぱいになりましたので、ドリンクの無料券と新しいスタンプカードのお渡しでーす!」

長門「あ…ありがとう……」

山城「へぇー、スタンプカード溜まったんだ?」(にやにや

長門「お前ぇ…っ!」


▽テーブル

雷「きゃー!見て見て猫がいっぱい!本当にこの仔達触ってもいいの!?」

店員「はい、そういうサービスですので!」

雷「きゃー!もふもふ!もふもふで可愛いわ!なでなでしちゃう!もぉーっと私を頼っていいのよ!」

提督「…楽しそうだなぁ雷」

長門「さて…どこから話したものか…」

山城「もう隠すところないし全部話せば良いんじゃない?」

陸奥「うんまぁそうなんだけど…簡単に言うとね、私達ここの常連なのよ」

提督「うんまぁ予想ついてた」

長門「その…こういった所に興味はあったのだが…私のイメージではないだろう?」

陸奥「それでどうしても一緒に来て欲しいって長門に頼まれてね」

山城「堂々と通えばいいじゃない」

長門「それができたらこんな事はしていない……!!」

陸奥「ホラこれなのよ、いい加減吹っ切れてもいいと思うんだけど…」

長門「いいや駄目だ!1人だと恥ずかしい!」

陸奥「ね?私もそろそろ困って来た所」

陸奥「で、長門姉ってばわざわざ変装までして外で合流して、ここに通ってたわけ」

提督「ホテル街の前なんかで合流しなきゃ勘違いされる事もなかったんじゃ無いのか?」

長門「あの通りが近道でな…小さい艦娘達もあそこには近寄るまいと油断していた…」

提督「じゃあ本当に全部勘違いか」

陸奥「私が困って来たって所以外はねー」

長門「すまない…では陸奥を無理に誘うのはもうやめるとしよう…」

陸奥「いいえ私も楽しんでたから良いんだけど…流石に毎回は付き合えないものね」

提督「まぁその辺りはお前らで適当に解決してくれ
んじゃあ謎も解けたことだし帰るか、おーい雷ー?」

雷「はぁーい何かしら司令かーん?」

提督「もう帰るぞー?猫達離してやれー」

雷「駄目よ司令官!今寝付いた所なんだから!もっともぉーっと雷を頼ってもらうんだから!」(きらきらきら…

提督「なんだよまた来ればいいだろ?」

雷「雷達のお小遣いじゃそんなに頻繁に来れないもの!来てる時くらい堪能したって良いでしょ?ねぇ司令官おねがぁーい!」

提督「つっても俺もそんなに暇なわけじゃないしなぁ」

山城「…長門が連れて来れば良いんじゃない?」

長門「!?」

長門「そ…それはどういう…!?」

山城「いやだから、貴女が連れて来てあげれば良いじゃない
どうせ頻繁に通ってるんでしょ?保護者としてついて来てあげなさいよ」

陸奥「あ、それいいじゃない!駆逐艦の子にせがまれてついて来たって事にすれば自然だし!」

長門「そ…そんな手が……!!」

提督「だってよ雷、また今度長門が連れて来てくれるって」

雷「本当に長門さん!?」(ぱぁっ!

長門「あ…ああ…」

雷「じゃあ今度来る時は他のみんなも連れて来ていい!?わたしだけこんなの独り占めなんて勿体無いわ!!」

長門「……ああ良いぞ!第六駆逐隊全員でももっと沢山でもどんと来い!」

雷「やったー!長門さん大好きーっ!」(ぎゅーっ

提督「よし、これで決まりだな」

山城「…まぁ全く大事にはならなかったけど、長門が面白かったから今回は満足だわ」

陸奥「良かったじゃない長門姉」

長門「いいのか…?私はこんなに幸せで本当に良いのか……っ!?」(ぽろぽろぽろ…

提督「そっかそっかー泣く程嬉しいかー」


長門型編
HAPPY END

と、いうわけで今回はここまで

またもや底コンマとかここマジで仲良し鎮守府なんじゃないかと思えてきた

次回は未定ですが一週間以内には更新したい

それではまた

一週間以内に続きをやりたいと言ったな、
今出来そうなんでもうやる

酔ってるけどこの勢いでやる
今後数日出来なさそうなので

それでは再開

提督「えー、長門は駆逐艦達の引率としてほぼ毎日あの猫カフェに通ってて幸せだそうです」

大淀「駆逐艦の子達と猫達に囲まれて幸せ過ぎて『ここが天国か…』と言いながら倒れたという報告も受けています」

提督「流石にあの近道を使うのはやめたらしいな」

大淀「まぁ教育上よろしくないですものね」

提督「あの性格の癖に当然のようにその判断が出来てるあたりあいつ艦娘より向いてる職業あったよな絶対」

大淀「とことで山城さんは?」

山城「え、いるけど」

提督「なんだ妙に静かだったじゃないか」

山城「だって長門の話題に興味無もの…」

提督「いつもの山城だな」

大淀「ええ、いつもの山城さんですね」

山城「あなた達私をなんだと思っているのかしら?」

提督「山城だろ」

大淀「山城さんですね」

大淀「さて、今回の相談は川内型三姉妹からです」

提督「川内、神通、那珂ちゃんかー」

山城「なんかイジメってイメージが湧きにくいわよねあの子達」

提督「川内はもう川内だし、神通はむしろそう言うの正す側っぽいし、那珂ちゃんも那珂ちゃんだしなぁ…」

大淀「それでも相談が来てるのは事実なんですよね」

提督「…何かあるんだなぁ……」

大淀「と、言うわけで早速お便りを見てみましょうか」

提督「今回も大事じゃなきゃいいなぁ……」(遠い目)

山城「なんて書いてあるのよ?」

大淀「えぇっと……>>539らいいですね」

イジメの内容をご自由に
ただし使い古されたネタやってもしょうがないので解体ネタに当たった場合は最安価

嫌がる次女に長女が毎夜夜戦(性的な意味で)を仕掛けます
助けて。ホントお姉ちゃんを助けてあげて

大淀「えぇと…『川内ちゃんが毎晩神通ちゃんに夜戦(意味深)を仕掛けてきて困っています、助けて下さい………《那珂ちゃん》』だそうです」

提督「……イジメかそれ?」

山城「姉の方から攻めてくるなんてただのご褒美よね?」

提督「違う、俺はそういう意味で言ったんじゃない」

大淀「提督……」<ササッ

提督「引くなよ!!そういう考えなのは山城の方だよ!!」

提督「…で、だ、那珂ちゃーん居るんだろー?入って来ていいぞー?」

<ガチャッ

那珂「……ホントもう…神通ちゃんを助けてあげてよ…那珂ちゃんもう気が気じゃないよ……」(ずぅーん…

山城「あら那珂ちゃん、アイドルがしていい顔じゃないわよ?」

大淀「ホラ笑って下さい那珂ちゃん、那珂ちゃんスマイルー♪」

那珂「そういう気分じゃないんだよ!!!」

那珂「あのね?川内ちゃんの趣味嗜好は解るでしょ?」

提督「まぁ夜戦バカだな、『夜戦』と書いて"せんだい"と読む程度には」

那珂「ちょっと前にね、神通ちゃんが『みんなの迷惑になるから夜に騒ぐのはやめて』って川内ちゃんにお願いしたの」

提督「ふむ、それで?」

那珂「それでね、時間はかかったけど神通ちゃんはなんとか夜に騒ぐのはやめるって約束を川内ちゃんに取り付けたの」

山城「大手柄じゃない」

大淀「確かに最近は静かでしたものね」

那珂「でも…問題はここからだったんだよ!!」

那珂「今まで夜戦の為に全体力を夜まで温存してた川内ちゃんがね!!急に夜に寝付けるようになるわけないじゃん!?」

大淀「生活リズムを正すのは楽じゃないですからね」

那珂「それからというもの…毎晩毎晩那珂ちゃん達の部屋はこういう感じだよ!!」

〈〈 回想 〉〉

ホー…ホー…

ごそごそ……

川内「……神通、ねぇ神通、起きて」<ゆっさゆっさ

神通「う…ん……?なんですか川内姉さんこんな時間に…?」

川内「眠れないんだけど」

神通「えぇ…またですか……?」

川内「なんかこう、体力が有り余っててさー」

神通「……子どもじゃないんだからそんなの自分でなんとかして下さい…」

川内「夜戦に行っちゃダメって言ったの神通じゃん…行って良いの?」

神通「それは…ダメですね……みんなを起こしちゃいます…」

川内「じゃあどうすんのさ?」

神通「……どうって…」

川内「…………」

川内「…えいっ!」

ドサッ!

神通「きゃあ!?」

川内「へへーんマウント取ったー♪」

神通「……なんのつもりですか姉さ……んっ!?」

ちぅっ、ちゅっ、じゅるるっ、ずちゅうぅーっ……!

川内「ぱはっ!ご馳走様♪」

神通「な…本当になんのつもりですか姉さん!?////」<バッ!

川内「……ね、神通……私と、夜戦しよっ?」

神通「な……っ!?だから夜戦はダメだって…っ!」

川内「約束は他の部屋のみんなに迷惑かけない事でしょ?いいじゃん私はちゃんと約束守ってるんだから」

神通「そ…それは……っ!」

川内「でも私はそのおかげで夜に眠れないの、他には迷惑かけてないんだから神通が相手してくれたっていいじゃん?」

神通「そんな理屈……っ!」

川内「ああどうしよっかなー?これだけ眠れないんだったら昼の仕事にも響いちゃうだろうなー?
私は神通との約束を守ってるだけなのにー」

神通「……くっ……!」

神通「………分かりました、それで姉さんの気がすむのなら…」

川内「へへーんきーまりっ♪」<ガバッ

<ドサッ!

神通「きゃあっ!?」

川内「それじゃあ…いっただっきまぁーす♪」<はむっ

神通「んむっ!?ん…っ、んっぢゅ……ぱはっ、ふむぅっ!?……ん……ん……ぅん………」

川内「……んー♪ぷはっ♪」

神通「はぁ…///はぁ…///だ…ダメです川内姉さん…こんなの…那珂ちゃんが起きちゃう……っ///」

川内「良いって良いって、今まで那珂ちゃん起きた事ないじゃん!」

神通「で…でも……っ!」

川内「良いから良いから、それじゃあ続きーっと」

神通「ぁ……っ、あぁ…っ!あぁあぁああ……っ!!/////」

ギシギシアンアンギシアァン、ハアァン…!!
ンチュ…ジュルル……ヌチャ、ヌチャァ……

那珂(起きてる!!毎回那珂ちゃん起きてるけど!!!怖くて声なんかかけられないだけですけどーーーーーーーーーーー!!!???)

〈〈 回想終わり 〉〉

那珂「…っていうわけなの!!神通ちゃんも那珂ちゃんも困ってるんだから助けてよ!!」

提督「……まぁ、それは深刻な悩みだな」

大淀「なんかこう、川内さん完全にスポーツか何かの感覚で誘ってますよね」

山城「……扶桑姉様で想像したら興奮してきたわ、ちょっとトイレ行ってくる」

提督「……うん、俺もトイレ」

那珂「なんで2人ともこのタイミングで!?」

提督「悪く思うな那珂ちゃん、一旦こうせねば俺はマトモに歩く事もできん」

那珂「意味わかんないよ!!!!」

大淀「那珂ちゃん…那珂ちゃんはいつまでもそんな清純派アイドルでいて下さい!!」

那珂「那珂ちゃんはこんなに困ってるのに!あーもうみんななんなのーっ!?」

というわけで続きは次回に持ち越し
今回はここまで

それではまた!

ここの鎮守府は平和ダナー(空母勢から目をそらしながら)

朝潮感謝の人かな?
とりあえず乙

どうも、大分間が空きましてすみません
再開の告知です

今日の20:00か21:00頃から再開する予定です
それと自分で思ってたより仕事が忙し過ぎて続けられそうにないので、川内型の次にもう一組やって、それで終了にしようと思います

最後の一組をどこにするかはスレの流れとか見て考えるので、よろしければもう少しだけお付き合い下さい

それではまた、


>>562
何故またバレたでち
朝潮か、朝潮を露骨に贔屓するからか
可愛いんだから仕方ないじゃないか

「また」?

それでは予告通り再開します

因みに艦これ改は買いました。が、やろうと思ったらvitaが壊れてたのでまだやってません、積んでます

>>567
スレ建てる時にシリーズ毎に酉変えてるのにちょいちょい前スレがバレてます

山城「ふぅ…」

提督「ふぅ…で、だ那珂ちゃん」

那珂「ちょっと待って提督なんか変な臭いする」

提督「失礼な、ちゃんと手は洗ったぞ」

提督「まぁいいや、それで解決策なんだが、やっぱりガツンと一言言ってやるのが一番だと思う」

那珂「えぇー…那珂ちゃん怖いよぉ…」

提督「だからと言って俺が無闇に踏み込むとただのセクハラになっちゃうからなぁ
管理職として助言以上の手助けは難しいんだ、解ってくれ」

大淀「神通さん本人が助けを訴えて無い以上プライベートの域を出ていませんからね」

提督「もしくはそうだな、何か証拠を持って来てくれれば風紀の乱れとして俺が干渉する事は可能かもしれん」

那珂「証拠?」

提督「…そうだな、これを預けておく」<ゴトッ

那珂「これは……」

提督「ボイスレコーダーと隠しカメラだ、これで川内と神通の事情を記録してくれば良い」

大淀「……それ単なる盗撮じゃないですかね?」

提督「ははは何を言うか、物的証拠と言うものだ」

大淀「じゃあチェックは私と山城さんでやりますからね?」

提督「いやいやはははここの責任者である以上俺にも見る権利が」

山城「そんな事言って本当は見たいだけなんでしょう?」

提督「見たいだけで何が悪い!!」<カッ!!!

山城「ふふ…、正直者は嫌いじゃないわよ?」

那珂「……解ったよ、那珂ちゃんガツンと言ってやるよ!!」

提督「おうそれでこそ那珂ちゃんだ!!撮影も任せたぞ!!」

大淀「とうとう下心を隠す気すら無くなりましたね」



神通「姉さん、那珂ちゃん、もう消灯しますよー?」

那珂(本当に提督たちから隠しカメラとボイスレコーダー借りて来ちゃった…)(ドキドキドキ…

川内「うん!お休み那珂ちゃん!神通!」

那珂(…消灯前なのに川内ちゃんは相変わらず元気…これは今日も夜戦を仕掛けるに違いないね……)

那珂(でも本当に良いのかな…?自分の姉妹の"そういう事情"を撮影なんかして…?)

神通「あら?どうしたの那珂ちゃん、難しい顔をして?」

那珂「あ!ううん、なんでもないんだよっ!?」

川内「そうなの?変な那珂ちゃんだなー」

那珂「あ…あっははははー」

那珂(……でもこれも那珂ちゃんの安眠と心の安息の為!そして神通ちゃんを助ける為!!
那珂ちゃんは心を鬼にして川内ちゃんを懲らしめてあげるんだから!!)

神通「それじゃあ今度こそ消灯しますよー?」

川内「はーいお休みぃー」

那珂ちゃん「お休みなさーい」

<カチッ

川内「…………」

神通「…………」

那珂「…………」

…もぞっ……

那珂「!」<ピクッ

川内「…神通…ねぇ神通……」(ゆさゆさ

神通「……ぅ…ん……?姉さん…?」

川内「ねぇ神通…那珂ちゃんももう寝ただろうし……今日もいいでしょ…?」(脱ぎっ

神通「…川内…姉さん……、」

川内「まぁ、嫌だって言ってもこっちから勝手にやっちゃうけどね」(はむっ!

神通「んっ!んん…っ…、んんんーーーーーーー………っっ!!?」////

じゅる、ずちゅっ、ずじゅずぅーーーーーーっ!!

川内「…ん……ぷはぁ!…ご馳走様!」

神通「……はぁ…////はぁ……////川内…姉……さん………っ////」(とろーん…

川内「ふふ…神通ももう出来上がったみたいね…それじゃあ私と……夜戦、しよっ?」

神通「あっ!?まって川内姉さん…っ!あっ、あっ!ああーーーーーーーーーーッッ!!??」

<ギシギシアンアンギシアンギシ!!

那珂(やっぱり始まったーーーーーーーー!!!!念の為レコーダーとカメラはぬいぐるみに仕込んで2人の方に向けてて正解だったね!)

<アッ!モウダメ!イッテ……イマイッテルカラァ……ッ!!

<ダメジャナイノ!マダマダコレカラデショ!!

<アッ!ヤッ、アァアーーー
ーー!!

那珂(なんかいつもより激しいんだけど!?なんで今日に限ってそんなんなの川内ちゃん!?この映像が後でどうなるか解ってるの!?)

<ギシギシアンアンギシアンギシ!!

那珂(やっぱり始まったーーーーーーーー!!!!念の為レコーダーとカメラはぬいぐるみに仕込んで2人の方に向けてて正解だったね!)

<アッ!モウダメ!イッテ……イマイッテルカラァ……ッ!!

<ダメジャナイノ!マダマダコレカラデショ!!

<アッ!ヤッ、アァアーーー
ーー!!

那珂(なんかいつもより激しいんだけど!?なんで今日に限ってそんなんなの川内ちゃん!?この映像が後でどうなるか解ってるの!?)

<アッ!ヤメ…ッ!!イケナ…ッ、マッテ!!モウイケナ…アッ!?アアアァアアァァアアァアァァアアァァアアアアッッ!!!!

那珂(ダメだ!!これはダメだ!!証拠品としても提出しちゃダメなヤツだ!!)

<マダマダ…!モット……!!

那珂(でもどうするの…!?それじゃあ那珂ちゃんと神通ちゃんが……)

<ア…ヤメ……、タスケ……、タスケテ……ッ!

那珂「!!!」

那珂(……そうだよね…2人は那珂の大切なお姉ちゃん…提督たちの力を借りなくたって…那珂ちゃんの力だけでもなんとかしなきゃだよね……!)

<ダーメ、ニガサナイ♪

<ヤッ……イヤァ…ッ!

那珂(待ってて神通ちゃん……今助けるから……!!)

がばぁっ!!!

那珂「いい加減にしなよ川内ちゃん!!神通ちゃんが大人しいからって毎晩好き勝手ーーー」

川内「あっ!あっ!あぁっ!?////やめて神通もうダメ!!////もうイけないからぁ!!
はん…っ///、あぁあ…っ///、ひゅ……ッ…ひゅぅー……ッ!」

神通「逃がしませんよ姉さん…ほらここが好きなんですよね?
イって、もっとイって下さいほら、ほらほらほらぁ!!」<ぐちゅぐちゅぐちゅ

川内「あっ!?やめ…あっ!////あっ!ああぁあぁああぁあああぁぁああああっっ!!??/////」<プシャアアァアアアアアアアア!!!!

>>579>>580が重複している事に今気付く
気にせんで下さいただの投稿ミスです

神通「……ふぅ…さぁ6回戦…7回でしたっけ?まぁどっちでも良いです、続き、行きますよ?」

川内「もうやらぁ…ひく…っ…休ませてぇ……」(ぐすぐす…

神通「ダーメ♪姉さんの体力を根こそぎ奪って置かないと、また夜中に起きちゃいますからね」

川内「鬼ぃ…神通の鬼ぃ……っ!」

神通「ふふふ…毎晩懲りずにその鬼に誘いをかけてるのは誰でしょうね?」(ずいっ

川内「ひぅっ…///やあぁ……っ!!////」

神通「ふふ…姉さん可愛い……♪」(ちゅっ

那珂「 」

那珂「…………」<ゴソゴソ(カメラを回収する音

那珂「…………」(そぉー…

<ガチャ、バタン

那珂「…………」

那珂「……よし、」

川内「はぁ…///はぁ…///……あれ?今那珂ちゃん起きてなかった?」

神通「あら、そう言えばいませんね、お手洗いにでも行ったんでしょうか?」

川内「も…もしかして見られてた……?」

神通「…さぁ?それなら声くらいかけるんじゃないですか?
そうじゃないって事は寝ぼけてたのでは?」

川内「そうかなぁ…?」

神通「さて、そんな話をして休もうったって、そうは行きませんよ?」<はむっ

川内「ぃぁあんっ!////じん…じんつ……ッ!!////」

神通「はい神通です♪」

川内「ゃ…っ///あっ!///あぁあぁあぁぁぁああっ!!////」

▼提督の部屋の前

那珂「うわあぁぁああああぁぁあああああああん提督ううぅううぅうぅぅぅううぅぅぅううう!!!!!
起きて!!起きて起きてよぉ!!!たすけ…っ!助けて提督ううぅううぅぅうっっ!!!!」<ドンドンドンドン!!!!

<ガチャッ!!

提督「こんな真夜中にうっせーな那珂ちゃん!!川内が移ったか!!!」


※『川内』(せんだい、かわう…)(一般用語)
①:夜戦
②:夜に騒ぐ事の意
③:①、②を好む人


那珂「見てぇぇえぇぇぇえええええええ!!!!これ見てえぇぇええぇぇええええええ!!!!!」

提督「俺が預けたカメラ…?まさか撮れたのか!?」

那珂「いいから!!見れば解るからぁ!!」

……視聴中……

……視聴中……

……視聴中……

<ピッ

提督「……マジか」

那珂「ひく…っ、ぅぇ……っ…ぅえぇ……っ!
怖かった…怖かったよぉ……っ!」

提督「よしよし…辛かったな…辛かったな那珂ちゃん……」(なでなで

那珂「ふぇえぇぇええぇぇえええぇぇえええええん!!!!
びえぇええぇええぇえええぇええぇけえぇえええっっ!!
でい"ど…っ、でぇどぐぅ……っ!うぁ…っ、うあぁああぁあああぁぁん!!!!」

那珂「今までずっと…神通ちゃんがいいようにされてると思ってたのに……」

提督「あー…お前ら声似てるからなぁ…」

那珂「ふえぇ……っ」

提督「……で、どうする那珂ちゃん?」

那珂「……お部屋戻りたくない…」

提督「那珂ちゃん今日ここ泊まってく?俺は執務室横の仮眠室行くからさ…」

那珂「え……いいの…?」

提督「…その内母港増設して那珂ちゃんの1人部屋用意するからさ…それまではこの部屋で寝泊まりしろよ…」

那珂「ぁりがとぅ…ありが…っとぉ……っ!!」

後に提督はこう語った、

「ここまで本気の那珂ちゃんの『ありがとう』はライブでも聞いた事はなかったし、今後も聞く事はないだろう」

………と、


因みに例の映像は提督が大事に保管しようと思ったが、
那珂ちゃんが提督の袖を掴み、無言かつ涙目で首を横に振り続けるのでいたたまれなくなった為物理的にデータは破壊された。

お腹すいたんで休憩します
ちょっとしたら戻ってくる。

どうでも良い事だけど>>593の最後に↓入れ忘れた


川内型編
那珂ちゃん家出END

ただいま戻りました
それでは再開です

▼執務室

大淀「聞きました?提督ってば結局例の映像破棄しちゃったらしいですよ?」

山城「あんなに見たがってたのに意外ね」

那珂「それは…那珂ちゃんが消してってお願いしたから…」

山城「そう言えばなんで那珂ちゃんもここにいるのかしら?」

那珂「あはは…元々のお部屋に戻れなくって」

大淀「彼女、今は提督の部屋に住んでるらしいですよ」

山城「へぇ…二人で?」

那珂「ううん、提督はこっちの仮眠室に移動してくれてるよ」

山城「ちぇっ、面白い話が聞けるかと思ったのに相変わらずヘタレね」

大淀「………」

大淀「はぁ…しかし提督ってば任務案内と秘書艦は私の仕事だと言うのにまた新しくここに居座る艦娘を増やして…」

山城「あら、妬きもちかしら?」(ニヤニヤ

那珂「べ…っ、別に那珂ちゃんと提督はそんなんじゃ…!」

大淀「…いいでしょう、この際ですからお二人にははっきりと言わせてもらいます」

山城「あら、何をかしら?」

大淀「……いいですか」

大淀「提督は私の玩具ですからね?」

山城「あなた一応上官に対して随分な言い草ね」

大淀「山城さんにそう返されるとは」

山城「私はいいのよ、敵だから」

那珂「て…提督をそんな風に言っちゃダメだって二人とも!」

山城「あら、アレを庇うつもりなのねあなた」

大淀「ね?こういう子が増えると遊び辛くなるんですよ」

那珂「ここここういう子ってどういう子だし!!////那珂ちゃん解んないし!!////」<ブンブンブン!

大淀「ね?」

山城「あー」

山城「…で、それを私達に伝えてどうしようと?」

大淀「勿論、こうなった以上あわよくばこちらに引き込むつもりですよ」

那珂「て…提督に酷いことしたら那珂ちゃん怒るからね!!」

大淀「そうですね、そろそろ提督も来られる頃ですし、これを機に那珂ちゃんさんにもアレの遊び心地を知っておいてもらいましょうか」

山城「私は乗ったわ」

大淀「流石山城さん、話が早い」

大淀「それでは提督が来る前に決めてしまいましょうか
>>607なんてどうですか?」


お待たせしました最後の一組、
【提督一行】です

遊び(イジメ、悪戯など含む)の内容をご自由にどうぞ

深海化してみるドッキリ

大淀「深海棲艦になった…という体でドッキリでもしましょうか」

山城「面白そうね」

那珂「そ…そんな事しちゃダメだって!!」

山城「そもそも深海棲艦って艦娘がなるものなの?」

大淀「さあ?知りませんけどそういう噂もありますし、提督のリアクションを引き出すにはいいんじゃないですか?」

那珂「二人とも聞いてる!?」

山城「まぁまぁ落ち着いて那珂ちゃん?」

大淀「そうですよ那珂ちゃんさん、考えても見てください?」

那珂「な…何を……?」

山城「ほら例えば、那珂ちゃんが深海棲艦になっちゃったとするじゃない?」

那珂「う…うん……」

山城「提督はきっと慌てふためくじゃない?」

那珂「そりゃそうだと思うけど…」

大淀「そこまで余裕が無くなった提督ですよ?」

山城「那珂ちゃんの事をどう思ってるか…提督の本心が聞けるんじゃないですか?」

那珂「那珂ちゃんやるよ」(すっ

山城(チョロい。)

大淀(チョロい。)

大淀「っていうかホラ、これ那珂ちゃんさんに協力してもらう事前提のアイデアですし」

山城「そうだったの?」

大淀「ほら、明石に頼んでこれを用意してもらってたんですよ」<ゴトッ

那珂「こ…これは…」

山城「クォリティヤバいわね…一応聞いておくけど、何これ?」

大淀「ふふふ…見てもらえればお分かりでしょう……軽巡棲鬼なりきり変装セットです!!」<ババーン!

山城「ちょっと那珂ちゃんこのウィッグだけでもつけてみなさいよ」

那珂「こう?」(カポッ

山城「……違和感ゼロよあなた、どこからどう見ても軽巡棲鬼だわ」

那珂「あんまり嬉しくないなぁ…」

大淀「まず私が任務で那珂ちゃんさんを単独任務に向かわせるよう提督に仕向けます、そして行った先で那珂ちゃんは轟沈した事になってください」

那珂「それで?」

大淀「そこで那珂ちゃんさんは一旦待機です
その間、私が提督に那珂ちゃんさんが轟沈したと伝えます」

山城「それで?」

大淀「提督が信じ切った頃に那珂ちゃんさんはその変装セットを身に付けて戻って来て下さい」

那珂「それじゃあ那珂ちゃん迎撃されちゃうんじゃないかなぁ?」

大淀「まそうなる可能性も考えて、迎撃隊の先導が山城さんになるように手配しておきます」

山城「任せてもらおうかしら」

大淀「そのあとは提督の反応次第で臨機応変に行きましょう」

那珂「那珂ちゃんわかったよ!」

山城「ふふ…あいつに一泡吹かせるチャンス…無駄にはしないわ…!」

那珂(扶桑さんとの面会のチャンスは全部無駄にしてるのは言わない方がいいのかな……?)(ひそひそ

大淀(ほら…彼女はあれで大満足ですから……)(ひそひそ

大淀「あ、そろそろ提督が来る頃ですからウィッグは外しておいて下さい那珂ちゃんさん」

那珂「あ、そうだね」

山城「それじゃあ、任務開始といこうかしら?」

<ガチャッ

提督「おぉーっす今日も揃ってるなーお前ら」

那珂「おはよう提督!」

山城「チッ、」

提督「ねぇ山城?舌打ちは酷くない?俺上官だヨ?」

大淀「まぁそんな事はどうでも良いじゃないですか」

提督「どうでも良くはないが!?」

提督「そうだ那珂ちゃん、俺の部屋には慣れたか?寝心地とか悪かったりしないか?」

那珂「ぜ…全然そんな事ないよ!!むしろ全体から提督の香りがしてしあわ…ううん今のなんでもないの那珂ちゃん何も言ってないよ!!////」<ブンブン!

山城(恋する乙女がいるわ)

大淀(初々しいわねぇ…)

大淀「そういえば提督、新しい任務が届いてますよ」

提督「ん?今度はなんだ?」

大淀「海域の調査なんですけど少々厄介で…」

提督「資料はあるか?見せてくれ」

大淀「はいこれを」

提督「うん」

提督「……成る程、岩礁が結構入り組んでて大型の艦娘は向かわせられないのか」

大淀「はい、ですが予想される敵勢力も駆逐艦では心許なくて…かと言って艦隊を組んでいけば岩礁の合間を縫っての移動が困難に…」(チラッ

那珂「!!」

提督「うーん…要するに向かわせるなら軽巡一隻が妥当って事か」

提督「単艦でそれなりに強くて、調査なんて地味な仕事に行ってくれる軽巡なぁ…誰かいたか?」

那珂「て…提督!」

提督「ん?どうした那珂ちゃん?」

那珂「それなら那珂ちゃんが行くよ!最近提督にはお世話になってるし!」

提督「え?良いんだぞこんな面倒なだけの仕事はそこの大淀とかに任せても
ほらこいつ4スロあるし」

大淀「絶対に嫌ですが」

提督「……その断り方はどうかと思う」

那珂「いいの!那珂ちゃんもちょっとくらい恩返ししたいの!ホラ那珂ちゃんなら改二パワーもあるし!」

提督「うーんそっかー…じゃあ任せていいか那珂ちゃん?」

那珂「もっちろん!那珂ちゃんに任せてよ!」

大淀「…………」<ニタァ…


提督「ちょっと待ってヨドさん今ヤバい顔で笑ってなかった?」

大淀「気のせいじゃないですかね」<ケロッ








▼司令部

大淀「提督、那珂ちゃんから通信が入っています」

提督「よし、繋いでくれ」

ザザッ

那珂『もしもーし、こちら那珂!鎮守府ー、聞こえますかー?』

提督「おう、バッチリだ那珂ちゃん」

那珂『調査は順調だよー、あと半日もあればそんなに大きくない艦隊なら入れるようになるかも』

提督「よし、その調子で頼む
適当なところで切り上げて戻ってきてくれ」

那珂『りょーかーい♪それじゃあ通信終りょ……ッ!?』<ザボン!!

提督「!?
どうした那珂ちゃん!?」

那珂『何これ…!?下から何か…きゃあ!?』<ザザッ!

提督「那珂ちゃん!!良いから早く引くんだ!!何だか判らんが逃げろ那珂ちゃん!!!」

那珂『ヤダ…!何これぇ…!?助け…提督っ、助け<ブツンッッ!!

ザザーーーーーーーーーーーーーー……

提督「那珂ちゃん!!!那珂ちゃあぁああぁあああぁぁああああん!!!!!!!」

提督「なんだ大淀!?那珂ちゃんはどうなった!?」

大淀「解りません!ただ通信が完全に途絶えて……」

提督「くそ…っ!直ちに捜索隊を……」

大淀「待って下さい!那珂ちゃんが調査していたのは未開の海域です!
そんな所に無闇に捜索隊を送っても被害を拡大するだけですよ!!」

提督「なら…どうすれば良いんだ…!?」

大淀「私に明日の朝まで時間を下さい…絶対に通信を復旧させてみせます!
けど…もしそれもダメだったら……」

提督「そんな事はない!!大淀、お前はお前でそっちを試してくれ!!
俺はどうにか捜索隊を送れないか掛け合ってくる!!」<ダッ!!

大淀「はい!!」

ダダダダダダ……

大淀「…………」

<カチッ、

大淀「…と、言うわけで提督は行きましたが」

山城「艦娘一隻にあんなに熱くなれるなんて…稀有な人よねホント」(ひょこっ

那珂『うぅ…やっぱり騙すなんて悪いから止めにしない?』<ザザッ

大淀「ここまで来て何を言いますか」

山城「そうよ、クライマックスはあなたの演技力にかかっているのよ?」

那珂『でもぉ…』

大淀「提督から本音を聞き出すチャンスですよ?私達がしっかりサポートするから那珂ちゃんさんも頑張って下さい」

那珂『………うん…』<ザザッ

▽翌朝/司令部

提督「…結局通信は回復せずか…」

大淀「はい…申し訳ありません…」

提督「くそっ!まだ捜索隊も集まってないのに……っ!」<ダン!

山城「……ここにいたのねあなた達、那珂ちゃんの事は聞いたわ」<ザッ

提督「山城……っ!」

山城「提督、私を捜索隊に加えてくれませんか?
軽巡の那珂ちゃんが苦戦する敵がいるかもしれない海域…私の航空戦艦としての索敵と火力が役に立つ筈よ」

提督「山城…しかし岩礁が…」

山城「有事までは射程外から索敵機を飛ばすのに専念しておくわ、いざとなったら直接向う、それで良いでしょう?」

提督「……解った、那珂ちゃんを頼んだ山城」

山城「ええ頼まれたわ、彼女は大切な仲間ですもの」

ビーッ!!ビーッ!!ビーッ!!

提督「!?」

山城「この警報は……!?」

大淀「レーダーを見てください!!鎮守府付近に深海棲艦の反応です!!」

提督「なんだと!?くそ…っ!なんだってこんな時に……っ!」

山城「…ちょっと待って、鎮守府の付近って…そもそもそう簡単に侵入できるものなの?」

提督「いや…普通は不可能だ、ちゃんと回路を把握していないとすぐ浅瀬に乗り上げてーーーー……!!」

山城「……そうか…その可能性があったわね…」

大淀「敵が…元々ここへの航路を知っているとしたら……!」

提督「そんな馬鹿な……急いで港へ向かうぞ!!」<ダッ!

山城「……ええ!!」<ダッ!

▼鎮守府付近海域

軽巡棲鬼?(那珂ちゃん)
(うわー…本当にこれ着て来ちゃったよ…大淀さんが人払してなかったら大事になってたんだろうなぁ……)

軽巡棲鬼?(でもここまでやったんだもん…最後までやりきらないとアイドルの名折れだよね!!)

▼母港

山城「見えた!!あれじゃないかしら!」

提督「馬鹿な…っ!肉眼で確認できる程接近されてるだと……!?」

山城「スパイいるのか…それとも…」

提督「う…そだろ……?そんな馬鹿な事…あの見た目ってまさか……っ!」

山城「……あの特徴的な頭…あんなの那珂ちゃんしか……」

提督「くそ…そんな事……っ!!」


軽巡棲鬼?(うわぁなんか全力で心配されてるっぽい…胃が痛くなってきたなぁ……)<キリキリキリ…

軽巡棲鬼?『テー…トク…』<ボソッ

軽巡棲鬼?『!?』<バッ!!

軽巡棲鬼?(何これヤバい!!声まで完全に軽巡棲鬼じゃん!!ただのコスプレじゃないよこれどうなってんの!?)

山城「………」<ニヤァ…

軽巡棲鬼?(山城さんが何か思いついた顔してるぅーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!)<ガガーン!!

山城「今あの深海棲艦…提督の事呼びませんでした……?」

提督「そんな馬鹿な…!?」

山城「いえ…提督も聞いた事くらいあるんじゃないですか?
深海棲艦の正体は…海の藻屑となった艦娘だって噂……」

提督「そんな…じゃあその噂は本当で、あれは那珂ちゃんだって言うのか!?」

山城「私にはそうとしか…でもそうだとしたら…!」

山城「きっとまだ提督の声が届くわ!!いいえ…むしろあの子の心を引き戻して救う為には今しかない!!」

提督「……解った、それに賭けよう、ボートを出す
俺の後ろについてきてくれ山城」

山城「ええ、お安い御用よ」

提督「…悪いな」

山城「待機するのが捜索隊から提督の後方に変わっただけです、大した事はないわ」

提督「………ありがとう」

ザバァ…ザバァ…

軽巡棲鬼?(ふえぇっ!?なんだか提督がボートで近付いてくるよ!?
どうする!?軽巡棲鬼っぽくしなきゃすぐバレちゃうよぉ!!)

提督「聞こえるかー!!那珂ちゃん!!那珂ちゃんなんだろ!?」

軽巡棲鬼?『…………』

提督「く…っ!返事は無しか……!」

軽巡棲鬼?(えぇーっと…軽巡棲鬼っぽい返し…軽巡棲鬼っぽい返しぃ…!!)<ぐるぐるぐる…

軽巡棲鬼?『二度ト浮上出来ナイ深海ヘ……沈メ……ッ!!』

軽巡棲鬼?(何言ってんの!?那珂ちゃん何言ってんのぉーーーーーーーーーーーー!!!!???)

提督「くそぉ……やっぱり那珂ちゃんはもう……っ!!」

山城「………」(くいっ、くいっ、

軽巡棲鬼?(え…?何そのハンドサイン?撃ってこいって事…?でも確かに今ので攻撃しなかったら変だし……ええい!やるよ!!)<ガチャッ!

ガオォン!!!!
……ドバアァァア!!!!

山城「きゃあ!?」

提督「山城!!」

山城「く……っ!私の事は良いわ!!提督は那珂ちゃんを!!」

提督「でもこれ以上はどうしたら……!」

山城「諦めるのっ!!??」

提督「!!!!」

山城「もしあれが扶桑姉様なら…私は絶対に諦めないわ!!どんな手を使っても、例え最後には扶桑姉様に嫌われても!!絶対に扶桑姉様を取り戻す!!
それが私の覚悟よ!!!いついかなる時でも!!私は絶対に扶桑姉様の味方なのよ!!!

提督の艦娘への…那珂ちゃんへの想いは!!たった一度や二度砲撃されたくらいで崩れる程脆い物なの!!??」

提督「山城……」

山城「前を向いて!まっすぐ見据えて!ぶつかってでも伝えるべき事がまだあるでしょう!!
それすらせずに諦めないで!!この私の上官でしょうが!!!!」

提督「……すまん、山城…ありがとう……っ!!」<バッ!!

山城「………」<フゥー、

軽巡棲鬼?(何ちょっとカッコいいっぽいセリフ言うだけ言って満足気な顔してるのこの人!?
あとは全部那珂ちゃんに丸投げなの!?このテンションで向かってくる提督を那珂ちゃん一人で乗り切れっていうの!?)

提督「那珂ちゃーーーーーーーーーーーーーん!!!!!」

軽巡棲鬼?(きちゃったああぁぁあぁああぁぁあぁぁああぁぁぁああああーーーーーーーーー!!!!!!!)

提督「その…なんて言ったらいいか解らないけど…戻ってきてくれ!!俺は那珂ちゃんを…艦娘達を本当の家族だと思ってて……その…本当に、一人一人が大切で……」

軽巡棲鬼?『…………』(ぽかーん

提督「だから…那珂ちゃんがいなくなるのは嫌だ!!那珂ちゃんにずっとウチにいてほしい!!」

軽巡棲鬼?『ア……ア………』

提督「みんな…みんな那珂ちゃんが大好きなんだ!!だから…だから行かないでくれ!!!
俺は…俺はここで待ってる事しか出来ない臆病者だけど…もう嫌なんだ…翔鶴の時のように…大切な誰かが大好きな誰かが遠くへ行ってしまうのただ見送るしか出来ないのは…もうごめんなんだ………っ!!」(ぽろぽろぽろ…

軽巡棲鬼?『ア…ゥ…ゴ……ゥア…』

提督「那珂…ちゃん……?」

那珂「ごめんなさいでしたああぁぁあぁぁあああぁぁぁああぁああああああああああッッッ!!!!!!」<コスプレキャストオフ!

提督「那珂ちゃん!?」

那珂「ごべん"ね"ぇえぇええぇええ!!!!ごめんねごんなイダズラジデえぇぇえぇえええぇえええ!!!!」

提督「え……っ、えぇっ!?」

那珂「那珂ちゃんはどこにも行かないからぁ!!!ずっと提督の艦娘だからああぁあぁ!!!!」<うわあぁぁーーーーん!!!

提督「え!?イタズラ!?どういう事!?」

大淀(通信)『鈍いですね、元々那珂ちゃんさんは沈んでなんかいないし、深海棲艦にもなってないんですよ』<ザザッ

山城「まんまと騙されてくれましたね提督?」

提督「えぇ!?わざわざ何の為に!?なんでなの那珂ちゃん!?」

那珂「ぅええっ!?えっと…那珂ちゃんはただ提督の本音が聞きたくて……」

提督「………え?」

大淀(通信)『まぁそういう事ですよ』

大淀『提督は単純で直情的な癖に恥ずかしがってあまり正面から気持ちを伝える事がないじゃないですか
それを不安に思う子だっていますし、言葉にしなければ伝わらない想いもあるんです』

提督「でもその為にこんな…」

大淀(通信)『いいえ提督にはこれくらいの荒療治が必要なんです
こうでもしないと今回のような言葉も口にしなかったでしょう?』

提督「まぁ…それはそうだけど別に普段から言う必要は……」

大淀(通信)『その考えが今回の件に繋がったんですよ、考え直して下さい』

提督「ぬ…すまん……」

大淀(通信)『解ったらもう戻って来て下さい
こうやって通信で会話するのもタダじゃないんですから
以上、通信終了』<ザザッ

提督「ヨドさん!?ヨドさん!!」

提督「…………えっと…これ本当になんでもなかったんだよな…?」

那珂「う…うん……そうだね……」

提督「その…俺が悪かったのかな……?」

山城「さぁ?私はただ大淀に乗っかっただけですし」

提督「そっか…じゃあその…帰ろうか……」

山城「そうね、大切な艦娘達と…ブッフォッッッ!!!!」

提督「勝手に人のセリフ引用して吹き出してんじゃねーよテメェ!!!
すげぇ恥ずかしいだろうが!!!!」

山城「だってホラ!!提督があんなに堂々と私達にそんな事言うの初めて聞いたから、あははははっ!!キャラじゃないじゃない!?合ってないじゃない!?あっはははははははははは!!!!!」

提督「くそぉ!!!こういう奴がいるからあんまり口にしたくないんだよ!!!」

那珂「大丈夫だよ!?那珂ちゃんはすっごく嬉しかったからねっ!?」

<ギャーギャーギャー…

ピッ
<ザザッ

大淀「…ね?提督、面白かったでしょう?」

山城(通信)『ここまで仕込んだ甲斐もあったものね』

大淀「解ってもらえたようでなによりです」

山城(通信)『それにしても大淀、あんた凄いわね』

大淀「あら、なんでしょうか山城さん?」

山城(通信)『提督をあんなに大騒ぎさせといて仕掛け人の私達にはお咎め一切無しの流れに持って行ったじゃない?』

大淀「慣れてますから、うふふ……」




大淀「計算通りです」


提督一行編
大淀、黒幕END

と、いうわけでこれにて終了です
お付き合いありがとうございました

後は気が向いた時に不定期で短く安価無しの後日談でも書いて完全に終了にします

それではお粗末様でした

セルフ保守

セルフ保守

どもども、>>1です告知ですぅ!

今日の23:00〜日付が変わるくらいまでに後日談その1やります。とりあえずは山城編。

余裕があれば続けてその2に行くつもり

ではそんなわけでまた後で

どうも>>1です

予告通り後日談山城編、始めます

・・後日談(山城編)・・

▼執務室

山城「とうとうこの日が来たわね…」

提督「ああ…来てしまったな…」

山城「長かった…ここまで長かったわ…っ!」

提督「ああ、本当にそうだな」

山城「やっと扶桑姉様との面会が許可されるわ!!提督!私ここまでよく耐えましたよね!?」

提督「耐えてはないかなー
お前がちょいちょい扶桑の毛髪を採取したり何処からか手に入れてきた扶桑の下着を下出汁にしてミソ汁とか作ったりしなければあと半年は短かったからなー?」

山城「ちょっと」

提督「ん?」

山城「フソ汁です、間違えないで下さい」

提督「極限どうでもいい!!!!」

山城「提督は少しフソリストとしての自覚が足りないんじゃありません?」

提督「その単語初めて聞いたしそんなんになった覚えもねぇわ!!!!」

山城「ふふっ…でも提督如きと一緒にいなきゃいけないのも昨日までよ、今日からは提督の監視下に居なくてもいい!!私は自由!!自由に姉様に会っていいんだから!!」

山城「ああ…それにしても本当に辛かったわ…最終的に提督と寝食まで共にしなきゃいけなくなるし…不幸だわ」

提督「ああ、よくお前と同室であの事件まで扶桑が平気だったのか不思議でならなかったよ」

山城「私が何か変な事をしたかしら?」

提督「昼夜問わずぶつぶつ扶桑の名を呼んでたり発作的に『扶桑姉様ああぁあぁーーーーーー!!!!』とか叫び出したり、扶桑の幻覚を動いてるものに重ねて襲おうとしたり」

山城「提督を襲っちゃった時に那珂ちゃんが部屋に入ってきた時は面白かったですよね、那珂ちゃんのこの世の終わりを見たような顔ときたらははははは」

提督「笑い事じゃないからな!?あのあと誤解解くの大変だったんだからな!?」

山城「扶桑姉様に会えればそもそもそんな事にならないわよ、会わせないあなたが悪いんだわ」

提督「そんな状態のヤツ扶桑本人に会わせられるわけねぇだろ!!!」

山城「それじゃあ、私はもう行きますね」

提督「ああ…俺は本当にこいつを解き放って良いんだろうか…」

山城「まぁまぁ提督、顔を上げて」

提督「はぁ…ん…?」

ちゅっ

提督「」

山城「不幸には違いなかったけど、提督と一緒にいて私は結構楽しかったですよ」

提督「は?えっ?」

山城「あーあ、扶桑姉様以外に少しでも気を許しちゃうなんて…本当に不幸だわ」

提督「ちょ、あ、え…?」

山城「それじゃあまたね、提督」

<ガチャ、バタン

<はぁぁあぁぁああぁあああぁぁああ!!!!!扶桑姉様ああぁぁああぁぁああぁああーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

ドタドタドタ…





提督「…………えっ?」

後日談山城編おわり

思いの外早く終わったんでちょろっと書きためて今夜中に後日談その2まで終わらせますんで、また後で

待たせたな

酔ってる時の勢いしか無いテンションで進めたら以外と早く十分な量の書き溜めが出来た

あとは投下しながら書けば1時間くらいでは終わる予定

え?そもそも待ってない?
うるせぇな嘘でも待ってたて言ってよ!
寂しくて泣くぞ!!

それは置いといて再開します

■後日談(那珂ちゃん編)■

▼引き続き執務室

提督「えっ、なんだ今何があった?どういう事…?幻覚?俺疲れてんの…?」<ブツブツ…

那珂「お仕事終了ー!お疲れ様ぁー!」<バァーン!

提督「…あ、那珂ちゃんかお帰り」

那珂「ん?提督元気ないね?どうしたの?」

提督「ちょっと考え事をなぁ」

那珂「ふーん?」

那珂「あ、そうだまた後で提督のお部屋行くからね、引越しの続きしなきゃ」

提督「新しい部屋一昨日できたばっかだもんなー、住み心地はどうだ?」

那珂「あははっ、1年以上提督のお部屋借りてたもん、まだそっちの方が自分の部屋みたい」

提督「ま、鍵はそっちに預けたままだし引越し終わるまでは好きに使え
俺も仮眠室に慣れてるし支障はないからさ」

那珂「うん!お言葉に甘えて、ホントにありがとね!」(ぺかーっ!

提督(那珂ちゃんの笑顔は本当に元気が出るなぁ…これが艦隊のアイドルかぁ…)

待ってた

>>674の優しさで違う意味で泣きそう

那珂「あれ?そういえば山城さんは?」(きょろきょろ

提督「ああ俺の監視付きは昨日までだからな、さっき最後の挨拶して出てったぞ」

那珂「あ…そっか、っていうことは提督は今日から1人なの?」

提督「んー、まぁそうなるな」

那珂「そっか…やった、」(ぼそっ

那珂「ね、提督?」

提督「ん?」

那珂「あのさ…引越し終わっても提督のお部屋、たまに遊びに行ってもいいかな?」

提督「別に良いけど…なんでだ?やっぱあれだけ居たら名残惜しくなるか?」

那珂「うーん、そういうのとはちょっと違うかな」

那珂「提督がずっと山城さんと一緒でいつ会いに行っても二人っきりになれなかったんだもん」

提督「ははは、俺と二人で会っても面白いこと無いだろ」

那珂「……そんな事、ないよ?」(ずいっ

提督「うぉっ!?」<ガタッ!

那珂「ねぇ…私ね、提督に本っっ当に感謝してるんだよ?」(ずいずいっ

提督「んっ、おっ、おう?」(じりっ…

那珂「ねぇ解る?那珂ちゃんの気持ち?」(じぃー…

提督「ん、あっ、あぁ…」

那珂「解る?本当に解る?」

提督「ちょっ、那珂ちゃん待って、待って」

那珂「待てない、山城さんが提督から離れるまでずっと待ってたんだもん」

提督(えっ!?何これモテ期!?俺もしかしなくても今モテてる!?山城か那珂ちゃんか選べと!?いや山城は絶対嫌だけど!!)

提督「いや違うそういう事じゃなくて待って!待とう那珂ちゃん!!那珂ちゃんは艦隊のアイドルだろ!?」

那珂「そんなの、今はどうでもいいの」

提督「どうでもいいって!!」

那珂「那珂ちゃんが今一番なりたいのはね、艦隊じゃなくて、提督だけのアイド…」

<ガチャッ

憲兵「提督さーん、山城さんお連れしましたー」

霰「霰…山城さん捕まえるの、頑張った…」(ふんすっ

憲兵「うんうん、助かったよ霰ちゃん!」

霰「えへへ…///」

山城「いやー、また2カ月面会禁止になっちゃったわ」<ツヤっ

那珂「今度は何したのーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!??」<ガーン!!

提督「お前本当にどうしようもないな!!!!」


後日談那珂ちゃん編おわり

というわけで今夜はここまで

後日談その3、ヨドさん編という名の最終後日談は近いうちに、早けりゃ明日

それじゃあまた!おやすみなさい!

どうも僕です
パパッと続きをやって終わりにします

それじゃあ最後の後日談投下します

■後日談(大淀編という名の〆)■

▼執務室

<ガチャッ

提督「はあぁー疲れたぁー!」<バターン!

大淀「あら提督、おかえりなさい」

山城「いやー今日も提督は最高でしたね!」

那珂「まさか陽炎型からの相談から提督が深海棲艦と合コンする事になるなんて…」

提督「あれさぁ!!女性側がイ級とかまで混じってんのに男側が俺と深海提督と認めたくないけど彼女持ちのロリコン憲兵の三人だけっておかしかったと思うんだよな!?」

山城「男性足りないんだからしょうがないじゃない」

大淀「もう終わった事だし良いじゃないですか」

提督「トラウマは残るものなんだよ!!!!」

提督「深海提督とか部下相手なのに最終的に泣いてたじゃん…戦艦棲姫の後ろのやつとのポッキーゲーム…死ぬ程怖かった…」(めそめそ

那珂「よしよーし、もう大丈夫だよ提督ー?」(なでなで

提督「ああ…那珂ちゃん天使だ…」

那珂「えへへっ///」

山城「人が落ち込んでるのにつけ込んでポイント稼ごうとするなんて流石アイドル、汚いわね」

那珂「人聞き悪いなぁもう!」

大淀「私達なら慰めるんじゃなくて追い討ちかけますからね」

那珂「それは普通に人としてどうかと思うよ!!」

大淀「それで、次は吹雪型からの投書なんですけど」

提督「そうなんだよなぁ…まだ片付いてないんだよなぁ…」(遠い目

那珂「相談のお手紙山積みだもんねー」

山城「まぁまぁ、私はちょっと楽しくなってきたくらいよ?」

提督「俺の身にもなって?」

那珂「提督…二航戦の時、空飛んだもんね…」

山城「艦載機にもなれるなんて流石私たちの司令官、人間じゃないわね」

提督「人間だよ!!真人間だよ!!あれは射出と自由落下って言うんだよ!!」

大淀「それで話は戻りますけど、今度は吹雪型から深雪さんの様子がおかしいと匿名で相談が」

山城「それじゃあまた一旦直接様子を見に行かなきゃかしら?」

那珂「どうする提督?」

提督「ま、それしかないだろうな」

山城「今日はもう遅いし明日かしら」

提督「ああそうだ、瑞鶴宛に翔鶴から手紙が届いてたから今日の内に渡しに行かなきゃ」

大淀「ご心配なく、それならもう届けておきましたよ」

提督「おお、流石ヨドさん仕事が早い!」

大淀「提督宛にも届いてましたよ、ほら」(ぴっ

提督「おー、持って来てくれたかサンキュー」

大淀「『瑞鶴に会いたくて会いたくて震えるけれど、近付いたらまた傷付けてしまいそうで怖いハリネズミのジレンマ』…だそうです」

提督「なに勝手に他人宛の手紙読んでんの!?」

大淀「だって提督のですもの」

提督「その『だって』は何!?俺はお前の中でどういう扱いなの!?」

大淀「クソハーレムツッコミ軍服ロボ…ですかね」

提督「辛辣ッッ!!!!」

那珂「ハーレムって那珂ちゃん達の事かな?」

山城「ウチは提督以外ほぼ艦娘だけなんだし、ここだけじゃないんじゃないかしら」

那珂「うう…ライバル多いなぁ…」

山城「あ、私は別に那珂ちゃんの邪魔をする気はないわよ?勝手に混ざるし勝手にこの人使うもの」

那珂「邪魔より困るヤツじゃん!!!」

山城「いい事を教えてあげるわ那珂ちゃん」

那珂「な…何…?」

山城「何処ぞの役員会が言っていたわ、『押してダメなら押し倒せ』ってね」

那珂「ホントにダメなヤツだよそれ!!!!」

提督「それじゃあ明日もよろしくな那珂ちゃん」

那珂「はーい!お供しまーす♪」

山城「あら、私には声をかけないんですか?」

提督「お前はそもそも俺に着いてくる義務があるんだよ」

那珂「監視中だもんね…那珂ちゃんも何かやらかそうかな」(ぼそっ

提督「ん?何ブツブツ言ってんだ那珂ちゃん?」

那珂「うぅん!なんでもっ♪」

大淀「聞きました今の?」(ひそひそ

山城「黒い、流石アイドル黒いわ」(ひそひそ

大淀「それではみなさん、お気をつけて」

提督「おー」

那珂「やっぱり大淀さんは一緒に来ないんだ?」

大淀「はい、巻き込まれるのは嫌ですし、私は話しかけたら情報提供してくれるお助けキャラか何かですから
ギャルゲの友達ポジション的なヤツです」

提督「…まぁいいけどさ」

山城「ちょっとこの辺でハッキリさせておきたいんだけど、大淀って提督の事好きよね?」

提督「本人の前でそんな話始める!?」

大淀「はい好きですが」

那珂「そしてあっさり言う!?」

大淀「別に隠す事じゃないじゃないですか」

提督「なんかこう…情緒とか恥じらいとかさ…」

大淀「あら提督、そういう奥ゆかしい子が好みなんですか?」

提督「まぁお前や山城みたいタイプよりは」

大淀「でも提督そういう子とくっついたら絶対物足りなくなって虚無感覚えますよね」

提督「ぐぬ…っ、否定できないけどさ…」

山城「やっぱりクソハーレムツッコミ軍服ロボなのね」

那珂「落着けないタイプなんだね…かわいそう…」(ほろり

提督「やめて!本気で同情しないで!!」

大淀「ふふっ」

大淀「ですから、私はここが良いんです」

那珂「へ?」

大淀「私は別に一番じゃなくても良いんですよ
提督が一番活き活きできるのが今この場所だから、私はここを維持するよう努めるているんです」

提督「……なんだそのリアクションし辛い宣言」

大淀「何せ任務娘ですから
私はこれでも結構尽くすタイプなんですよ?」

提督「うるせーそのうち賑やかで良識的で俺の事普通に気遣ってくれる子見つけてそんな心配要らなくしてやるわ」

山城「はははそんな人いるわけないし見つかっても提督の事好きになってくれるとは限らないし無理じゃないですかははははは」

那珂「那珂ちゃん!那珂ちゃん割と近いんじゃないかな!?」

大淀「私達に振り回されるようではパワー不足ですよ、うふふ」

那珂「いいもん!これから頑張るもん!」

大淀「まぁいもしない理想の相手を探してないでこれからも私たちのおもちゃでいて下さいという事です」

提督「くっそ!今に見てろよお前ら!目にもの見せてやるからな!!」

大淀「ふふふ、見てたってそんな日は来ませんよ」



大淀「計算通りです♪」

▽中庭

金剛「ハッ!?今モノすごーク私に都合のいい事になった気がしマース!」<ピコーン!
↑賑やかで良識的で提督の事普通に気遣ってくれてしかも提督の事好きでパワーある人(ティータイム中)

比叡「急にどうしましたお姉様?」


金剛大勝利だけど誰も気付かないエンド。

これで全部です

それではここまで、スレ立てから考えると半年近くおつきあいありがとうございました

そういうわけで依頼出してきます

それでは、またスレ立てする事があれば会いましょう

では、

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月20日 (水) 18:13:54   ID: xZlo5cX5

一部のいじめ側(?)について、あの描写ならもっと突き抜けた絶対悪というかサイコパスでもよかったんじゃないかと少し(自分自身が許せない~とか言っちゃうよりは)。

2 :  SS好きの774さん   2016年01月21日 (木) 17:02:00   ID: JpGmsMu3

赤城と翔鶴の闇深さ

3 :  SS好きの774さん   2016年02月21日 (日) 03:06:31   ID: zN86h6Uk

赤城と翔鶴を組ませたらいったいどんな啀み合いを見せるのだろうか…

4 :  SS好きの774さん   2016年04月30日 (土) 08:10:16   ID: dcwE3F0T

作者の人がよすぎてひどいことかけないんだから仕方ないやろw

5 :  SS好きの774さん   2017年01月12日 (木) 18:51:59   ID: U33uUZXc

空母組の闇は深い

6 :  SS好きの774さん   2017年12月16日 (土) 04:49:16   ID: AhG24Emo

スレタイで期待させておいて中身が温くて反吐が出る
最初からイジメじゃなくただの相談扱いにしとけよ…もっと女同士の陰湿なイジメを期待してたのに

7 :  SS好きの774さん   2018年09月01日 (土) 02:06:12   ID: jSnejRzY

低コンマ出まくったんだよ
理解してる?

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