小町「お兄ちゃんお風呂あがったよ！」

八幡「先、入りますか？」

陽乃「一緒に入らないの？」

八幡「流石にそれはまずいと思いますよ？俺だって一応男ですよ？」

陽乃「八幡くんになら何かされてもいいよ？」

八幡「まだ付き合って間もないですんからそういうのは辞めましょう。」
(万が一の事があったら俺は社会的に抹殺されかねん）

陽乃「まぁ～仕方ないよねぇ。高校生でパパになったら世間体は良くないもんね？」

八幡「一緒に風呂入ったら妊娠する前提なんですね…」

陽乃「でも八幡くんにスッピン見られるの恥ずかしいな～」

八幡「今更ですか…？」

陽乃「まぁどうせ結婚したら毎朝見られるんだしいっか！」

八幡「もう結婚まで考えてるんですか？」

陽乃「老後の暮らしまで考えてるよ？」

八幡(まぁ…付き合い初めて熱々だからこんな事を思うのかもしれないが俺も陽乃さんと結婚したいと思っている。）

１時間後

小町「さっ！お姉ちゃんの作ってくれた美味しいご飯を食べるとしましょう！」

陽乃「お姉ちゃんだ何て…気が早いなぁ小町ちゃんは！」

八幡(貴方も俺もだいぶ気が早いと思いますけどね。）

小町「これで小町はお兄ちゃんの心配をしなくてもいいので～恋愛が出来る訳です！」

八幡「恋愛？相手は誰だ？まさか大志じゃないだろうな？」

小町「大志くんは別にそういう対象じゃないし…まだ小町は恋すら始まってないよ？」

八幡「変な輩だったら許さんからな。」

陽乃「も～うシスコンなんだからぁ！君は本当に幸せだね。美人な彼女と可愛い妹に囲まれて年越せるなんて！」

八幡「そういう陽乃さんも重度のシスコンだと思いますよ？」

陽乃「そうかな？でも雪乃ちゃんにああいう態度を取ってたのは嫉妬してたからかもしれないねぇ」

八幡「そういう事言われると嬉しい反面、ちょっと反応に困るので辞めて貰えませんかね？」

小町「美味しそうなお蕎麦と天ぷらですね～お兄ちゃんはこれから死ぬまでこんな美味しそうな料理を振舞ってもらえるなんて小町、奇跡だと思うよ？」

八幡「確かに俺が陽乃さんみたいな超絶美人と付き合えるなんてラノベの世界だけかと思ってた。」

陽乃「八幡くんは目さえ除けば普通にイケメンさんだと思うよ？でも私はその目も大好きだよ？」

八幡「俺もこんな自分の目！嫌いじゃないですよ！」

八幡「さてと…そろそろガキ使の時間ですね…」

陽乃「えっ？大晦日は紅白じゃないの？」

八幡「もしかして雪ノ下家は紅白派なんですか？」

陽乃「そうだけど」

八幡(やばい…ここは彼氏として彼女に合わせるべきなのか？だがガキ使は今年で最後と噂されているからその歴史的瞬間を見届けたい）

小町「お兄ちゃん！あんな教養のない番組見ちゃダメだよ！」

八幡「毎年大笑いしながら見てるお前が言っても説得力ないぞ？」

陽乃「ガキ使でいいよ？比企谷家の文化になれないとお嫁に行った時困るしね！」

八幡「仮に結婚するとなれば完全に俺が婿になると思うんですが？」

陽乃「大丈夫♪君の望む様にしてあげるからね…」

八幡「まぁ今からそんな話してもあんまり意味はないと思いますが…」

陽乃「そうだね。でも君はあと２ヶ月ぐらいで卒業でしょ？就職してから一年待つとして早くてもあと５年か６年掛かるんだね…その頃には私おばさんかもね。」

八幡「まぁでも…２７、８ですから今の平塚先生ぐらいですし結婚には丁度良い年頃なんじゃないですかね？」

陽乃「でも私は静ちゃんと違ってちゃんと相手がいるからアラサーでも問題ないね！」

八幡「まぁ…そうですね。」