バサラ佐助「むむ?弁丸日記?」幸村「なぬ?」(9)

佐助「弁丸って旦那の幼名じゃん」

幸村「うむ!!さすが某!!日記をつけておったのか!!」

佐助「(まぁこれ見つけるまで忘れてたってことは
何日ぼうずかみものだねこりゃ)」ペラッ…

佐助「ん?なんか最初のページが甘ったるい匂いが…」←茶色のしみがある

佐助「旦那!!また御菓子食べながら書いてたでしょ!!」

幸村「そ、それはかつての弁丸に言え!!」

佐助「あんたこのまえ大事な書類に
団子のタレこぼしたのわすれたわけぇ!?
俺様あれのかわりでっち上げるの
どんなに大変だったとおもってんの!!勘弁してよ!!」

幸村「そんなに怒らんでも…」

佐助「とにかくやめてよね!!こーゆーの!!」

幸村「わ、わかったから先を読め…。」

佐助「まったく」

佐助「さてまず一頁めは…」

×月×日 晴れ

日記帳なるものを父上からいただいた。
なにやら日々のことをつづる書物のようだ。
某なにごとにもおくれをとらぬところを
父上にもみせてくれましょーぞ!!

佐助「ふーん旦那、これお父さんにもらったんだ。」

幸村「そのようだな。今まで忘れてたとは不覚にござる…。」シュン…

佐助「しっかし某とござる口調は
この頃には確立してたんだなぁ…。」

×月×日 雨

きょうは佐助なる忍びの男がきたでござる。
佐助は歳こそは某と2つほど上のようだが
何事も飄々としていて武人のかけらももちあわせておらぬ
このもの…なんじゃくでござる

佐助「こりゃ手厳しい!!」

幸村「今でも佐助はなんじゃくでござるがwww」ニヨニヨ

佐助「旦那きょう団子抜きね」

幸村「ごめんなさいすいません
この卑しき幸村をお許し下さい。」シクシク…

佐助「ちょ!!団子抜き程度でなかないでよ!!」

×月×日 晴れ

きょうはおやかたさまなる御方にあった
とても大きく、豪快に斧をふるい
豪快に笑う御方であった

恐かった。

佐助「ほほー、旦那おやかたさま恐かったんだー。」ヘーホー

幸村「な!!某がそのようなことあるわけが
ないでござろう!!」

佐助「でもほら」ヒョイッ

幸村「…。」


幸村「自害するでござる…。」チャッ!!

佐助「わぁ!!まってまって!!はやまらないで旦那!!」

×月×日 曇り

佐助が城下にてなにやらやらかしたらしい
たしか父上が言うには[ナンパ]なるものらしい
佐助…いつかは罪を犯すとおもうておったが…
おなごにかような振る舞いをして罪を成すとは…
見下げ果てた忍びでござる

佐助「あー、あったねこーゆーこと」ケラケラ

幸村「まったく、あれから父上に合わす顔がなかったわ!!」

佐助「いやだねぇ旦那。ちょっと声かけて
ついでにちょっとお尻撫でただけじゃないwwww」

幸村「それをせくしゃるはらすめんとと言うのでござるよ」

佐助「でもいつか罪を成すとおもってた…
って酷くないこれ」

幸村「しらぬ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom