佐助「弁丸って旦那の幼名じゃん」
幸村「うむ!!さすが某!!日記をつけておったのか!!」
佐助「(まぁこれ見つけるまで忘れてたってことは
何日ぼうずかみものだねこりゃ)」ペラッ…
佐助「ん?なんか最初のページが甘ったるい匂いが…」←茶色のしみがある
佐助「旦那!!また御菓子食べながら書いてたでしょ!!」
幸村「そ、それはかつての弁丸に言え!!」
佐助「あんたこのまえ大事な書類に
団子のタレこぼしたのわすれたわけぇ!?
俺様あれのかわりでっち上げるの
どんなに大変だったとおもってんの!!勘弁してよ!!」
幸村「そんなに怒らんでも…」
佐助「とにかくやめてよね!!こーゆーの!!」
幸村「わ、わかったから先を読め…。」
佐助「まったく」
佐助「さてまず一頁めは…」
×月×日 晴れ
日記帳なるものを父上からいただいた。
なにやら日々のことをつづる書物のようだ。
某なにごとにもおくれをとらぬところを
父上にもみせてくれましょーぞ!!
佐助「ふーん旦那、これお父さんにもらったんだ。」
幸村「そのようだな。今まで忘れてたとは不覚にござる…。」シュン…
佐助「しっかし某とござる口調は
この頃には確立してたんだなぁ…。」
×月×日 雨
きょうは佐助なる忍びの男がきたでござる。
佐助は歳こそは某と2つほど上のようだが
何事も飄々としていて武人のかけらももちあわせておらぬ
このもの…なんじゃくでござる
佐助「こりゃ手厳しい!!」
幸村「今でも佐助はなんじゃくでござるがwww」ニヨニヨ
佐助「旦那きょう団子抜きね」
幸村「ごめんなさいすいません
この卑しき幸村をお許し下さい。」シクシク…
佐助「ちょ!!団子抜き程度でなかないでよ!!」
×月×日 晴れ
きょうはおやかたさまなる御方にあった
とても大きく、豪快に斧をふるい
豪快に笑う御方であった
恐かった。
佐助「ほほー、旦那おやかたさま恐かったんだー。」ヘーホー
幸村「な!!某がそのようなことあるわけが
ないでござろう!!」
佐助「でもほら」ヒョイッ
幸村「…。」
幸村「自害するでござる…。」チャッ!!
佐助「わぁ!!まってまって!!はやまらないで旦那!!」
×月×日 曇り
佐助が城下にてなにやらやらかしたらしい
たしか父上が言うには[ナンパ]なるものらしい
佐助…いつかは罪を犯すとおもうておったが…
おなごにかような振る舞いをして罪を成すとは…
見下げ果てた忍びでござる
佐助「あー、あったねこーゆーこと」ケラケラ
幸村「まったく、あれから父上に合わす顔がなかったわ!!」
佐助「いやだねぇ旦那。ちょっと声かけて
ついでにちょっとお尻撫でただけじゃないwwww」
幸村「それをせくしゃるはらすめんとと言うのでござるよ」
佐助「でもいつか罪を成すとおもってた…
って酷くないこれ」
幸村「しらぬ」
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