ベルトルト「君は戦士だろう？　尻を撫でられたぐらいで情けなくないか？」

ライナー「……そうだな」

ベルトルト「ライナー、君は少し疲れてるんだ。今日はゆっくり休みなよ」

ライナー「すまん、そうさせてもらおう」

ーーーー　翌日

ライナー(っ？！　まただクソ！)

　　　　ﾊﾞｯ

？？？？？「っ！？？」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ライナー「この人、痴漢です！！　誰か男の人！！」

ベルトルト「痛い！　ライナー！　痛いよ！」

ライナー「ベルトルト……お前なんで俺のケツを……」

ベルトルト「ちょっと手の甲が当たっただけだよ！　撫でるワケないじゃないか！！」

ライナー「……そうだな」

ベルトルト「それに撫でるってのは、こうやるんだよ」ｻﾜｻﾜ

ライナー「ちょ、やめろよ」

ベルトルト「……」ｻﾜｻﾜ

ライナー「ベルトルト？」

ベルトルト「……」ｻﾜｻﾜ

ライナー「おい、もう良いだろ？」ﾊﾊ

ベルトルト「……」ｻﾜｻﾜ

ライナー「ベルトルトォォォ！！」

ベルトルト「！？」

ライナー「もう、良いだろうが」

ベルトルト「……そんなに叫ばなくても聞こえてるよ」ｻﾜｻﾜ

ライナー「すまん」

ベルトルト「……」ﾓﾐﾓﾐ

ライナー「……」

ベルトルト「……」ﾓﾐﾓﾐ

ライナー「なぁ？　何でケツを揉んでるんだ」

ベルトルト「ん？　あぁ、最近は占いに凝ってるんだ。尻揉み占い」ﾓﾐﾓﾐ

ライナー「そうか……」

ベルトルト「うん……」ﾓﾐﾓﾐ

ライナー「……」

ベルトルト「……」ﾓﾐﾓﾐ

ライナー「……」

ベルトルト「……」ﾓﾐﾓﾐ

ライナー「で？　結果はどうなんだ？」

ベルトルト「えっ？　何が？」ﾓﾐﾓﾐ

ライナー「尻揉み占いのだよ！」

ベルトルト「あ、なんだ。占って欲しかったの？　早く言ってよ」ﾓﾐﾓﾐ

ライナー「いや、やっぱり良い」

ベルトルト「そうかい。残念」ﾓﾐﾓﾐ

ライナー「……」

ベルトルト「……ﾊｧﾊｧ」ﾓﾐﾓﾐ

ライナー「や、やっぱり占ってくれ。そして早く俺を解放してくれ」

ベルトルト「そうかい。じゃあパンツを脱いでよ」

ライナー「は？！」

ベルトルト「当たり前だろ？　ズボン越しだと分からないじゃないか」

ライナー「いや、それはちょっと……」

ベルトルト「君は女子か？」

ライナー「やっぱり占ってもらわなくて良い。俺は一人で大丈夫だから心配するな」

ベルトルト「もう！！　じゃあ僕がパンツを脱ぐよ！　これで良いんだろ！！」

ライナー「待て、何でそうなる？」

ベルトルト「君は痴漢されてる、そう思い込んでる」

ライナー「いや、まぁ……そうだな。犯人はおm」

ベルトルト「でも実際は違う！　君は痴漢なんてされてない！！」

ライナー「いや、さっきまでケツを揉まれてたんだが……」

ベルトルト「だからっ！」

ライナー「っ！？」

ベルトルト「僕が痴漢になるしかないじゃないか！！」

ライナー「待て、何故そうなる！」

ベルトルト「本当は痴漢されてないのに痴漢されたと騒いでみろ？　君が恥をかくじゃないか！」

ライナー「待て待て待て！　いよいよ意味が分からん」

ベルトルト「良いから君は黙って僕に痴漢されてろ！！」

ライナー「うわぁぁぁぁあ！！」

ーーーーーーー

憲兵「大人しくしろ！」

ベルトルト「……はいはい」ﾆﾔﾆﾔ

　　　ｽﾀｽﾀ

ライナー「……うぅ」ｼｸｼｸ

ミカサ「大丈夫。もう心配いらないから」ﾖｼﾖｼ

ジャン「普段大人しい奴が暴れると怖えな……」

クリスタ「ベルトルト……何で……」

ーーーーーーーーーー

ベルトルト「何だコレは……間違って入ったアニの部屋で間違って鍵の掛かった引き出しを壊してしまい、そこに偶然入ってた日記帳に書かれてた文字が偶然読める文字だったから読んで見たら……」

ベルトルト「何だコレは……」




ベルトルト「僕の名前が沢山書いてあるじゃないか！！」

ベルトルト「もしかしてだけど(もしかしてだけど)アニって僕に抱かれたいんじゃないの！？」

ベルトルト「取り敢えず、ここに書かれてる事が現実になったらアニは喜んでくれるかな？」

ベルトルト「よーし、待ってろライナー」