ちひろ「何週間も連絡がないし、今西部長もなにも聞いてないって」
ちひろ「・・・・・・」
ちひろ「プロデューサーさん」
ちひろ「せめて、せめて顔だけでも見せてくださいよ」
ちひろ「辞めるにしてもこんなのってありませんよ」
ちひろ「ま、まあ、プロデューサーさんが辞めるわけないですよ」
ちひろ「辞めるわけ・・・・・・ないですよ」
ちひろ「確かにプロデューサーさんのおかげで全員一流のアイドルなりました」
ちひろ「けど、そのときここがゴールじゃないってプロデューサーさんが言ったんですもんね」
ちひろ「それなのに辞めるわけが・・・・・・」
ちひろ「か、顔を見せたらひとこと言ってやらなくちゃ」
ちひろ「社会人の資格は有るのかーって」
ちひろ「プロデューサーさんがいないせいでイベントも1人で回さなくちゃいけなかったんだし」
ちひろ「なにかごちそうしてもらわないといけませんねこれわ」
ちひろ「だから・・・・・・」
ちひろ「戻ってきてくださいよ、プロデューサーさん」
ちひろ「もうガチャの確率いじったりも」
ちひろ「ドリンク類の希釈もしません」
ちひろ「だから、だから戻ってきてください」
ちひろ「プロデューサーさん!」
P「よっと」
ちひろ「!?」
P「いや~久しぶりに来るとなんか来るモノがあるなあ」
ちひろ「ぷろ、でゅーさー、さん?」
P「あ、どうもお久しぶりです」
ちひろ「今までどこ行ってったんですか!」
P「ええっと、そろそろ俺もちゃんとしようと思いまして」
ちひろ「ちゃんと思いましてじゃありません!だったらなんで居なくなっちゃったんですか!」
P「いや、だからちゃんと仕事を」
ちひろ「だからちゃんと仕事してください!社会人の自覚あるんですか!?」
P「できたから仕事を」
ちひろ「もうっ!お話になりません罰として今日の仕事は全部1人でやってください」
P「ええ・・・・・・」
ちひろ「ふんっ!」
P「・・・・・・」
ちひろ「ところでプロデューサーさん」
P「はい」
ちひろ「いつからそこにいたんですか?」
P「いつからってさっきですよ?」
ちひろ「い、いえ、そうではなくて」
P「?」
ちひろ「もしかして、私の声聞こえてましたか?」
P「声?いいえ全く聞いてませんけど」
ちひろ「・・・・・・」
ちひろ「そう、ですか」
P「なに言ってたんですか?」
ちひろ「ベ、別にいいじゃないですか」
P「でも聞くってことはそれなりに大切なことだったんじゃないですか?」
ちひろ「そ、それよりこれをどうぞ!」
P「ああどうもって、これスタドリじゃないですか」
ちひろ「特別にあげちゃいます」
P「はあ」
P「じゃああとでいただきます」
ちひろ「ダメです」
P「へ?」
ちひろ「今飲んでください」
P「いやでも来たばっかでスタミナ減ってない」
ちひろ「大丈夫です、今飲んでください」
P「でも」
ちひろ「のんでくれますよね?プロデューサーさん」
P「は、はい」
P「・・・・・・」
P ゴクゴク
ちひろ ニヤリ
P「!」
ちひろ「さあプロデューサーさん、お仕事しましょうね?」
P「・・・・・・ハイ、オシゴトシマス」
ちひろ「ところで、最近新しいカードが入ったんですけどどうします?しますか?ガチャ」
P「モチロンシマス」
ちひろ「そうですよねえ、それでこそプロデューサーです」
ちひろ「もっと稼がせてもらいますよプロデューサーさん♪」
おわり
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