※デレアニとデレステを混ぜた世界観です。
※未央総受けのニュージェネSSです。
※少し、みおあい含みます。
※百合ではありません。
※初投稿です。
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~都内 某ファミレス~
スマホ「「ライン♪」」
卯月「あ」
凛「未央からのLINEだ」
未央『ごめん!打ち合わせ長引いてる・・・』
卯月「あらら・・・遅くなるみたいですね」ライン
凛「そうだね」ライン
卯月『分かりました。お仕事頑張ってください!』
凛『ん、了解。気にしないで。気長に待つよ』
未央『本当にゴメン!終わったらフルギアで駆けつけるから!!
MAXフルパワーで飛んでいくから!!!』
凛『慌てずローギアでお願い(笑)』
凛「全く・・・本当に街中を全力疾走しそうだよ・・・」
卯月「あはは・・・」
凛「打ち合わせって、確か今月末のイベントのだよね」
卯月「Orange Sapphire でしたっけ?」
凛「うん。未央、美嘉、莉嘉、きらり、みりあ、の5人の限定ユニットでやるやつ」
卯月「未央ちゃんはりきってますよね~。またあの曲をあのメンバーで歌える!って」
凛「大はしゃぎしてたね・・・まあ未央らしいけど」
卯月「それにしても、意外ですね・・・」
凛「なにが?」
卯月「未央ちゃんって打ち合わせとか得意じゃないですか?」
凛「そうだね。コミュ力高いし。それがどうしたの?」
卯月「いえ、その未央ちゃんがメンバーにいながら長引いてるのが、どうも腑に落ちなくて・・・」
凛「確かに・・・逆に、打ち合わせが盛り上がりすぎてるとか?」
卯月「あはは!ありえますね!」
凛「でもさ、未央のコミュ力の高さには毎度驚かされるね・・・」
卯月「そうですね~。あ、そういえば藍子ちゃんとも凄く仲良くなってますね」
凛「・・・あの写真?」
卯月「はい。昨日、未央ちゃんと藍子ちゃんが散歩してる時に撮った写真が送られてきたんです!」ズイ
凛「知ってるって・・・見せなくていいから・・・」
※公園のベンチで未央が藍子の肩を抱き寄せながら自撮りしたツーショット
凛「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」モヤモヤ
卯月「こうして見るとまるで恋人みたいですね♪なーんて」
凛「ふーん・・・」
卯月「・・・・・・・」
凛「・・・・・・・・・」
卯月「♪」ニコリ
凛「・・・なに?」
卯月「もしかして凛ちゃん、妬いてますか?」ニンマリ
凛「!?ち、違う!///そんなんじゃなくて・・・///
ただ、その日は私も暇だったのに誘ってくれなかったから・・・」アタフタ
卯月「つまり、一緒に行きたかったんですよね?」
凛「そんなこと、な、ない!未央と出かけたらこっちの事お構いなしに引っ張り回すし!」
卯月「でも、その結果、凛ちゃんが行きたいところは効率よく全部回れるんですよね?」
凛「ひ、人が多いところでも抱きついてくるし!」
卯月「でも、口は素直じゃないけど背中に手を回してますし満更でもない表情浮かべますよね?」
凛「・・・あ、あと、自分がやりたいことは私に気付かれないように我慢してるし、
しぶりんが楽しめればそれでいいなんてこと平気で言うし・・・」
卯月「・・・・・・」
凛「・・・・・・・///」
卯月「ふふ。凛ちゃん、なんだかんだで未央ちゃんのこと大好きですよね♪」
凛「やめて卯月・・・それ以上言わないで・・・///」
卯月「大丈夫です!私も未央ちゃんも凛ちゃんも大好きですから!」
凛「なにが大丈夫なの・・・・・・私だって大好きだよ。未央も卯月も」
卯月「ありがとうございます♪」
凛「・・・どういたしまして」
凛「未央か・・・・」
卯月「?」
凛「いや、思えば出会いは唐突だったな~って思ってさ」
卯月「そうですね。私達いきなり話し掛けられましたよね」
凛「当たり前のようにするっと入ってきたよね・・・」
卯月「でも、私、嫌じゃなかったです。それどころか凄く心地よくて・・・」
凛「うん。まるで、ずっと前から知り合ってた感じがして不思議だったな・・・」
卯月「最初の頃から堂々としてましたよね。アー写のときとか」
凛「・・・そうでもないんじゃない?」
卯月「え?」
凛「美嘉のバックダンサーやったときの、本番前とか」
卯月「あ・・・」
凛「私はあのとき初めて、未央のありがたさを知ったよ。
未央が黙ったらここまで空気が重くなるんだなって・・・」
卯月「私もあの時、どうしたらいいのか分かりませんでした・・・
だから、凛ちゃんが引っ張ってくれたのが凄く嬉しかったです!」
凛「そ、そう?」
卯月「あのときの凛ちゃん、凄く格好良かったですよ!」
凛「あ、ありがとう・・・」
卯月「そういえば、ミニライブのときもそうでしたね・・・」
凛「あれは・・・未央だけじゃなくて私も甘かったよ」
卯月「私もです。美嘉ちゃんのバックダンサーから見たステージと、
新人だった私たちのステージで、お客さんの数が比べ物にならないほど違うなんて当然のことなのに・・・」
凛「・・・ねえ。未央が来なくなったあと、私もプロデューサーのことが信用できなくなって来なくなった話はしたよね?」
卯月「え?聞きましたけど」
凛「公園で犬の散歩してたとき、未央とプロデューサーが会いに来てくれてさ。
でも、信じてくださいってプロデューサーが差し伸べた手を、私は掴むのを躊躇ったんだ」
卯月「・・・・・・」
凛「そのときね。未央が間に入ってきて、私とプロデューサーの手を繋いでくれた」
卯月「そうだったんですか・・・・」
凛「私はこのとき確信したよ。未央には人を引っ張る力と繋げる力、両方備わってるって」
卯月「未央ちゃんの真骨頂、ですね」
凛「うん。そして私は決めたんだ。未央に付いて行ってみようって。
アイドルになって、どう進んだらいいのか分からない私を、未央とプロデューサーなら
道を示してくれるんじゃないかって、そう思った」
凛「でも、だいぶ後になって、付いて行くだけじゃダメなんだって気づいてさ・・・」
卯月「・・・もしかして、トライアドプリムスのときですか?」
凛「あのとき私、凄く我儘だったよね・・・よりにもよって舞踏会に向けて頑張らなきゃいけないってときに・・・」
卯月「・・・・・・」
凛「私は未央と卯月に殴られても文句は言えなかったと思う。
でも、未央は私の気持ちに応えたいって真剣に動いてくれた。背中を押してくれたんだ。」
卯月「そうでしたね・・・」
凛「もう未央には感謝してもしきれないよ。未央がいたからここまで来れたんだ・・・」
卯月「私だってそうです。クリスマスライブの前のときも」
凛「・・・・・・」
卯月「電話で来ないでくださいって言っちゃったのに、未央ちゃんと凛ちゃん、会いに来てくれましたよね?」
凛「あのときはごめん・・・キツイこと言って・・・」
卯月「いえ。むしろ、あのときの私はあれぐらい言われないとダメだったと思いますから。」
凛「・・・・・・」
卯月「子供みたいに泣きだした私を、未央ちゃんが抱きしめてくれたときは本当に嬉しかったです。
それに、こんな私に、もう一回友達になろうって言ってくれて・・・」
凛「うん・・・」
卯月「私達、未央ちゃんと出会えて、本当に良かったですね」
凛「うん。未央がいなかったら、どこかで潰れてたよ」
カランカラーン イラッシャイマセー
未央「ごめん・・・遅く、なっちゃって・・・」ゼーハーゼーハー
卯月「あ、未央ちゃん!お疲れ様です!」
凛「もう、ローギアでいいって言ったのに・・・」
未央「だって、長く、待たす、わけには、いかない、から・・・」ゼーハーゼーハー
凛「はいはい。まずは息を整えてね」
卯月「あはは・・・」
未央「ふう・・・じゃあ今日はしまむーの隣に座ろうっと♪」ボフン
卯月「ふふ。ようこそです♪」
※4人掛けボックスソファ席に座ってます。
未央「しーまーむー♪」ガバッ
卯月「きゃっ///」
未央「う~ん。仕事終わりのしまむーの温もりは格別ですな~」
卯月「もう未央ちゃん!こんなところでダメですよ~」
キャッキャッウフフ
凛「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ガタッ スタスタ...
未央「あれ?しぶりん、なんでこっちに・・・」
凛「」ギュッ
未央「し、しぶりん!?どうしたの!?///」アタフタ
凛「・・・なに?私から抱きつくのがそんなに意外?」
未央「いや、嬉しいよ!嬉しいけどさ!?///」コンラン
凛「卯月だけずるい・・・」ボソ
未央「へ?何か言った?」
凛「うるさい」ギュ
卯月「えへへ。じゃあ私も♪」ギュ
未央「うおおおお・・・しまむーとしぶりんの柔らかい体と香りに挟まれて
嬉しい通り越してトリップしそうなんですけど・・・//////」
卯月「・・・未央ちゃん」
未央「は、はい?」
卯月「いつもありがとうございます」
未央「え?」
凛「未央。本当にありがとう」
未央「え?え?」
卯月「えへへ。実はさっきまで未央ちゃんのこと話してたんです」
凛「私達、未央に凄く助けられてきたんだなって。」
未央「・・・・・・」
卯月「だから、これは感謝の印です♪」
凛「ここまで来れたのは、あなたのおかげだよ。未央」
未央「・・・・・・そんなこと、ないよ」
うづりん「?」
未央「二人だって、私のこと、いっぱい助けてくれたじゃん」
卯月「え?」
凛「そんなこと・・・」
未央「しまむーは、私が空回ったり凹んだとき癒してくれるじゃん」
卯月「・・・・・・・」
未央「しぶりんだって、私が狼狽えてるとき、喝を入れて先陣を切ってくれるじゃん」
凛「・・・・・・・・」
未央「私一人じゃ絶対無理だったよ。
でも、二人が、CPのみんなが、先輩が、プロデューサーがいてくれたから、ここまで来れたんだ」
未央「だから言わせて。私のほうこそいつもありがとう。そしてこれからもよろしくね」
卯月「未央ちゃん・・・」
凛「未央・・・」
未央「・・・ああもう!ファミレスでこんな恥ずかしいセリフ言わせないでよ!///
ほら、さっさと注文取ろう!?ていうか一回離れてよ!?」
卯月「・・・ごめんなさい。嫌です」ギュ
凛「もう少し、こうしていたいかな」ギュ
未央「もおおお!いつまで経っても晩御飯食べれないじゃーん!///」
その後、注文を取りに来た店員がこの光景を目撃し、気まずい沈黙が降りたのは言うまでもない
おわり
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