【ダンロン】安価で適当にコロシアイ【オリキャラ】 (60)


・ダンガンロンパのネタバレが含まれるので注意して下さい。
・安価で【適当に】進めるので、まともな展開が見たい人は他の論破SSへどうぞ。





その学園は目の前を覆うようにそびえ立っていた。

私立希望ヶ峰学園。

超高校級の生徒達が集まる超特権的な学校。

卒業すれば成功が約束されるとまで言われる、凄い学校の前にボクは立っていた。

まずは自己紹介から始めようかな。

ボクの名前は>>3、超高校級の>>6として希望ヶ峰学園にスカウトされたんだ。


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瀬川 葵(せがわ あおい)

靴磨き


ボクの名前は瀬川葵。

超高校級の靴磨きとして希望ヶ峰学園にスカウトされたんだ。

ボクは今までに色んな靴を磨いてきた。

機械なんかには頼らず、一つ一つ手作業で丁寧に磨く、それがボクのやり方だった。

各国のVIPや、数多の著名人の靴を磨いたこともある。

ボクの靴磨きの技術は、おそらく世界一と言っても過言ではないばすだね。

そんなボクも今日から希望ヶ峰学園の生徒か……

ボクがどこまで役に立つのかは分からないけど、せっかく入学できるんだ、精一杯頑張ろう。

ボクはそう決意して学園の門を抜ける。




───────はずだった。



瀬川「何だ…これ……!?」

視界がぐにゃりと回りだし、世界が流れ落ちていく。

コーヒーにミルクを溶かすように、ボクの意識はぐるぐると混ざりながら消えていった。




プロローグ【適当なゼツボウの始まり】



瀬川「う~ん……ハッ!?」

目が覚めるとボクは見知らぬ場所にいた。

ボクは自分のおかれた状況を確認すべく、あたりを急いで見回す。

その結果、一つの結論を導き出した。

瀬川「……ここは>>9みたいだな」

砂漠


瀬川「……ここは、砂漠だね」

いや、まあ、一目見たときから分かってはいたんだけど。

辺り一面の砂景色。

太陽の日差しを反射し、キラキラと輝いているように見える砂は、まるで黄金の絨毯のように綺麗だ。

近くには大きめのテントがいくつも設置されている。

そんな砂漠の真ん中にボクは立っていた。

瀬川「…おっかしーなぁ。ボクさっきまで希望ヶ峰学園にいたはずなんだけど」

これも地球温暖化って奴なのかな。都会が一瞬で砂漠化するなんて…全く恐ろしい環境問題だ。ボクもエコに気をつかわないといけないね。

瀬川「って……なんで砂漠だぁぁぁぁぁ!?」

まったくもって意味分かんないよ!

???「…! まだ人が居たんだ」

ボクが砂漠の真ん中でノリツッコミを叫んでいると、その声に気付いたのか近くのテントから人が出てきた。

砂漠だというのに嫌に厚着をしたその女はボクに声をかけてきた。

???「アタシは>>11っていうの。超高校級の>>13なんて呼ばれたりもする」

ドン・サウザント

エナジードリンク売り


ドン「アタシはドン・サウザント、超高校級のエナジードリンク売りなんて呼ばれたりもするの」

瀬川「どんさ……何だって?」

ドン「ドン・サウザント。とある理由で本名は名乗れないから…まあニックネームみたいなものだと思って構わない」

ニックネームね……まあ自分で〝ドン〟とか名乗っちゃうのはどうなんだろうか。

瀬川「えーと、エナジードリンク売りってのは…」

ドン「はい、コレあげる」スッ

ドンは懐から一本の小さな瓶を取り出す。

普通の栄養ドリンクの半分ぐらいの大きさだ。

瀬川「これがエナジードリンクって奴なのか? 貰っちゃって良いの?」

ドン「そうよ。ただであげるのはログボだから、次からはちゃんとお金払ってよね」

瀬川「あ、ああ。ありがとう?」

瀬川(ログボ…?)

よく分からないが、ドンとか名乗る女はこの飲み物を売る仕事をしてるのかな。

ドン「アンタも希望ヶ峰学園の生徒なんでしょ?」

瀬川「うん。ボクは瀬川葵。超高校級の靴磨きだよ」

ドン「ふーん、じゃあ着いてきてよ」

ドンはそれだけ言うと、黄緑色の上着を翻しテントの中へと戻っていく。

ボクは貰ったエナジードリンクを一気に飲みながら後をついて行く。

瀬川(うーん…この味、癖になりそうだな!)



《第一テント内・食堂》


どうやって室温を保ってるかは分からないがテント内は思ったより快適だった。

テーブルが並べられた場所にはボクとドン以外に何人かが居た。

もしかしてこの人達も希望ヶ峰学園の生徒かな。

???「オイ、そいつも希望ヶ峰の奴なのか?」

ドン「そうみたいよ」

一人が俺達に歩み寄り、話しかけてきた。

???「よう! オレは>>15。超高校級の>>17だ、ヨロシクな!」

ヒポポタス・マクレーン

バイト


ヒポポタス「オレはヒポポタス・マクレーン! 超高校級のアルバイターだ」

赤茶けた長髪をかき上げた大柄な男がボクの肩に手を置く。

瀬川「アルバイター…ってバイト?」

ヒポポタス「ああ、どんな仕事だろうとやる…いわば何でも屋みたいなもんさ」

ヒポポタス「時給1000円で何でもやるぜ! お前も用があったら気軽に声かけてくれ」

瀬川「なるほど。あ、ボクは瀬川葵。超高校級の靴磨きだよ」

ヒポポタス「靴磨きねぇ…オレもやったことあるけど面倒くさい仕事よな」

瀬川葵「そうかな、ボクは楽しいけど」

その後、ヒポポタスに続くように他の人たちもボクに話しかけてきた。

以下一部抜粋。

???「うちは超高校級の>>30>>19ちゅうもんや。 よろしゅうな瀬川はん」

???「ボクちんは>>20。超高校級の>>31である!」

???「私……超高校級の>>32………名前は………>>21

???「ワシの名は>>22! 超高校級の>>33じゃ、ほっほっほっ」

???「えーとぉ…>>23って言いまーす♪ 超高校級の>>34やってまーす♪」

???「超高校級の>>35>>24とはオレ様の事よ!」

???「ミーのネームは>>25、超高校級の>>36デース! ヨロシクチャーン!」

???「うふふふふ、わたしね>>26って言うの。超高校級の>>37よ。君いい顔してるわね。お姉さんとあそばない?」

???「こんにちは…いやおはようかな? むむむー…まあいいや。私は>>27。超高校級の>>38なんだ」

???「瀬川殿と言ったな。拙者は>>28と言う者でござる。こう見えて超高校級の>>39なのでござるよ」

???「初めましてですわ。私は超高校級の>>40>>29でございます。これから、よろしくお願いしますわ」


>>19>>29:名前
>>30>>40:才能

なんJ民

太郎丸

めぐねぇ

薙枝小的(なぎえだこまと)

十神白夜

十神白夜

タナカス・ケンスケリーニョ

紅花 冠姫

夏川 リリィ

拙者

逸見マリオ

実況者

スライム

ドラキー

幸運

面白黒人

かませ

マッチ売り

適当

ナレーター

スパイ


なんJ「うちは超高校級の実況者、なんJ民ちゅうもんや。よろしゅう」

太郎丸「ぼくちんは太郎丸。超高校級のスライムなのだ!」ドロドロ

めぐねぇ「…私……超高校級のドラキー……名前は…めぐねぇ……」

薙枝「ワシの名は薙枝小的! 超高校級の幸運じゃ、ほっほっほっ!」

十神A「えーとぉ、十神白夜って言いまーす♪ 超高校級の面白黒人やってまーす♪」

十神B「超高校級かませ、十神白夜とはオレ様の事よ!」

タナカス「ミーの名前はタナカス・ケンスケリーニョ、超高校級のマッチ売りデース! ヨロシクチャーン!」

紅花「うふふふ、わたしね紅花冠姫って言うの。超高校級の妹よ。君、いい顔してるわね、お姉さんと遊ばない?」

夏川「こんにちは…いや、おはようかな…? むむむ~、まあいいや。私は夏川リリィ。超高校級の適当なんだ」

拙者「瀬川殿と言ったな。拙者は拙者という者でござる。こう見えて超高校級のナレーターなのでござるよ」

逸見「はじめましてですわ。わたくしは超高校級のスパイ、逸見マリオでございます。これからよろしくお願いしますわ」


瀬川(何だか、人間にすら見えない奴もいるけど…まあ細かいことを気にしたら負けだよね)

瀬川(流石、希望ヶ峰学園! みんな個性があって愉快な人達だ!)

瀬川「えーと、14人か…これで全員かな?」

ドン「まだ、あそこに1人居る」

瀬川「あ、ホントだ!」

???「ふん…貴様に名乗るような名はない」

瀬川「え? 何でだよ…?」

???「ふん…貴様に名乗るような名はないと言ってるんだよ」

瀬川「はあ…まあ、言いたくないなら別良いんだけど…」

???「はん、仕方ない…貴様がそこまで教えて欲しいというのなら、教えてやろう」

瀬川「へ? 別に教えて欲しいなんて言ってないんだけど…」

???「土下座までするなんて、よほど俺の名を知りたいようだな」

瀬川「………………………」

???「オレは>>42。超高校級の>>44だ! どうだ凄いだろう?」

梶 基樹(かじ もとき)

ハッカー


梶「オレは梶基樹。超高校級のハッカーだ! どうだ凄いだろう?」

瀬川「へえ」

梶「おいおい、いくらオレが凄いからって褒めたたえすぎだぞ、ははは」

瀬川「何なんだコイツ?」

ドン「私に聞かれても困る」

まあでも、見た目は一番普通の奴だな。

スライムとかに比べりゃ人間なぶん普通の奴だ。

ヒポポタス「さてと、自己紹介は終わったな! じゃあそろそろ話し合いをはじめるか!」


その後、ボクらは現状について話し合った。

その結果、全員が、希望ヶ峰学園に来たはずがいつの間にか砂漠いた、ということになっていると分かったんだ。


そして、今後どうしようか話し合っているとき、そいつは現れた。


モノクマ「うぷぷぷ、やあやあオマエラ元気ですか-?」

瀬川「なんだお前?」

拙者「人形でござるな」

十神A「動いてるースゴーい♪」

モノクマ「ボクはモノクマ! 希望ヶ峰学園の学園長なのだ!」

モノクマ「オマエラにはこの砂漠で、コロシアイを行って貰うんだよ!」

瀬川「こ、コロシアイっ!?」


そしてモノクマは、様々なことを語り出した。

ここでのルールのこと。

この中の誰かを殺さなければ、帰れないこと。

そして…学級裁判の事も。

ボクは頭が混乱して、ほとんど話しについて行けなかったけど。


モノクマ「じゃあ、コロシアイ頑張ってねー」

モノクマは言いたいことを言ったら、どこかにいなくなってしまった。

ボクたちの間に沈黙ができる。

瀬川(このままじゃ…みんな疑心暗鬼になっちゃうな…)

瀬川(ここはボクが>>47しないと!)

モノクマを破壊する


瀬川(モノクマを破壊しよう!)

瀬川(だって全部アイツが悪いからな! あのへんてこ熊さえいなければこんな空気になることもなかったんだよ!)

瀬川(そうと決まれば早速…)

瀬川「おーい! モノクマ-! 出てこいよー! おーい!」

モノクマ「なんだよ、まったくクマ使いがあらいんだから」

瀬川「死ねえええええええええええええええええっ!!!!!」ズキャーン!!!

ボクは自慢の靴でモノクマの頭を潰せるよう、一直線に蹴りを繰り出す。

その速さは雷のごとく。

めりっ

かかとが豪快な火花をあげながらモノクマの頭部にめり込む。

そしてそのまま抉るように完全に破壊した。

瀬川「ふぅ…これで良しと!」

『校則違反です! 校則違反です! オシオキを開始します!』

突如テント内に警告音が鳴り響く。

瀬川「ん? なんだこれ?」

何が起きてるのかをボクが確かめようとしたとき、腹部に違和感を覚える。

顔を動かしてみると、そこに赤い槍に貫かれた自分の腹があった。

瀬川「う、ぐ、ぐわあああああああああああああああああ!?」

激しい痛みがボクを襲う。

そして、ボクは再び気を失ったのだった。



プロローグ【適当なゼツボウの始まり】END

残り15人

……

……

瀬川「…ん?」

目を覚ますと、そこはベッドの上だった。


CHAPTER01 【適当にイイキル】(非)日常編



ドン「あっ、目が覚めたんだ」

瀬川「ドン? ここは一体…?」

ドン「あんた腹を刺されて気を失ってたんだよ。あたしのエナジードリンクがなきゃ死んでたね」

瀬川「なるほど、それは命拾いした。サンキューだね」

ドン「そんな事より大変なの」

ドン「瀬川、あんたが寝てる間に>>52があったの!」

瀬川「な、なんだって!?」

コロシアイ


ドン「あんたが寝てる間にコロシアイが起きたの!」

瀬川「な、なんだって…!?」

コロシアイ?

モノクマの言ってたことを真に受けて、行動した奴がいるっていうのか。

それにしても早すぎじゃないか…?

瀬川「そ、それで…誰がどこで殺されたんだ…?」

ドン「見た方が早い。ついてきて」

ドンは早足でテントをでて、砂漠の中を進んでいった。

ボクはベッドから飛び降り、ドンについていく。

そして、たどり着いた場所は>>54だった。

そこには血まみれで倒れている、>>56の姿があったんだ……

オアシス

全員分の蝋人形


《オアシス》

砂漠の中に、湖のようなものがある。

そしてその湖を囲うようにして、いくつもの人形が血まみれで横たわっていた。

瀬川「これは……蝋人形…?」

それにこれ……僕たちにそっくりじゃないか!

なんでこんなものが……?

瀬川「で、でも蝋人形が倒れているだけで……コロシアイは起きてないんだね」

ドン「違う。倒れているのは蝋人形だけじゃないよ」

ドンは蝋人形に囲まれた湖の中を指さす。

そこには一艘の船が浮かんでいた。

小さな木造の船。

多分大人ひとり乗るのが精一杯な船だ。

でも、もうすでにその船には人が乗っていた。



目は見開いたまま、血を水面まで流している………


>>60の無残な死体が、その船に乗っていたんだ………

知らない16人目の高校生

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