普通科高校の優等生 (73)

優等生「問題ない。宿題ならばもう全て終わらせてある」

メガネ「はい、私も終わらせてあります」

剣道「優等生くんはいつもちゃんとしてるよねー」

会長「彼はやるべきことは普通にきちんとこなすわ」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

バス女「なかなかできるね」

優等生「たいしたことではありませんよ」フッ

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優等生「体力テスト、上体起こしが満点以外は平均的だったな」

剣道「でもすごいじゃん」

メガネ「はい、バランス良くできてますね!」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

会長「全て平均点をとった上で、得意な科目では満点を取るだなんて」

風紀「やはり君は努力しているな!」

バス女「なかなかできるね」

優等生「たいしたことではありませんよ」

優等生「理系もテスト結果は良いのだが、文系はイマイチだな」

剣道「でも文系も中の上くらいでしょ?」

メガネ「普通に優秀ですよ!」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

会長「全ての教科でそこそこの成績をおさめるなんて」

バス女「なかなかできるね」

風紀「やはり君は努力しているな!」

劣等生「まぁ、そこそこですよ」フッ

メガネ「大変です!自転車のチェーンが外れてしまいました!」

優等生「貸してみろ」カチャカチャ

会長「やるわね劣等生くん。自転車のチェーンを元に戻したわ」

風紀「そこそこ使えるスキルを持っているな!」

バス女「なかなかできるね」

剣道「優等生くん普通に優しいよね」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

劣等生「たまたま通りかかっただけですよ」フッ

優等生「捨て猫が雨に濡れているな」

メガネ「大変です!どうしましょうか?」

優等生「雨が当たらない場所に移してやろう」

風紀「やるな優等生!拾って飼うのは無理でもできることはあるものな!」

会長「現実的な判断よ!」

バス女「なかなかできるね」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

剣道「そこそこまで助けてあげるんだね!」

優等生「通りかかった以上、多少はな」フッ

早くもネタが無い
どうしようこいつ微妙だ

ホントだww
よほど劣等生の登場を望んでたらしい

劣等生の部分は優等生の間違いです

優等生「バイトをはじめよう」

メガネ「スーパーの品出しのアルバイトをなさるんですか?」

剣道「お、マジメに働いてんねー」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

会長「学校でいつもと同じ勉強をこなした上でさらにアルバイトまで。普通に優秀ね!」

風紀「段取りも良くて、良い働きぶりじゃないか!」

バス女「なかなかできるね」

優等生「まだまだ覚えないといけないことばかりですよ」フッ

優等生「体育祭が始まるな」

風紀「君はどの競技に出るんだ?」

メガネ「優等生さんは競技に出場するのではなく、実行委員会の書記をなさっています」

剣道「そうなんだ。なんだ、なにか出場してるとこ見たかったのに」

会長「そこそこに仕事をこなしているわね」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

バス女「なかなかできるね」

劣等生「みんなは競技を楽しんでくれ」フッ

会長「優等生くんは部活は何かしているのかしら?」

優等生「一応、バドミントン部に所属しています」

メガネ「勉強も部活もアルバイトもこなしているなんて、すごいです!」

バス女「なかなかできるね」

優等生「いや、部に所属しているといってもベンチに入れてもらっているだけだのただの補欠だ」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

剣道「でもバド部地区大会突破したんでしょ?」

風紀「ほう、やるじゃないか!」

優等生「メンバーが優秀だっただけですよ」フッ

会長「暇ね」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

優等生「ここは普通の学校なんです。そうそう事件なんておきませんよ会長」

メガネ「それもそうですよね」

風紀「正論だな」

剣道「日常の業務も誰かさんがぱっぱと片付けちゃうしね」

バス女「なかなかできるね」

優等生「まぁ、たしかに退屈ではあるな」フッ

メガネ「大変です!優等生さんが外国人の方に道をたずねられています!」

会長「なんですって!?」

外国人「~~Seven-Eleven,Please~~Seven-Eleven~~」

剣道「セブンイレブンだけ聞き取れた!!」

風紀「優等生のやつ、どう対処するつもりだ!?」

優等生「ああ、セブンイレブンなら次の信号を、右です」

会長「普通に日本語で答えたわ!!」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

優等生「信号を、右です、右」シュッシュ

メガネ「身振り手振りを交えて、日本語で返答するだなんて!」

風紀「その手があったか!」

外国人「アリガト」

剣道「通じた・・・!!」

バス女「なかなかできるね」

優等生「案外いけるものだな」フッ

優等生だからちょっとした事なら無難に対応するぜ!
着地点が見えない

優等生「文化祭だな」

会長「優等生くんのクラスでは何をやるのかしら?」

優等生「演劇です」

風紀「ほう、君は何の役をするんだ?」

メガネ「いえ、優等生さんは裏方です」

剣道「私は主演に推したんだけどねー」

優等生「バイトや部活もあるので、どうしても役者は難しいかと思いまして」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

会長「いよいよ本番ね」



優等生「照明担当か」

(舞台上)剣道『ああロミオ、あなたはどうしてロミオなの?』

優等生「ここだな」バチン

バッ!

メガネ「良い感じのスポットライトです!」

風紀「うむ。的確に照明を当てているな」

会長「ええ、正確に照明器具を操作できているわね」

バス女「なかなかできるね」

優等生「タイミングよくスイッチを押しているだけですよ」フッ

優等生「パソコンの授業か」カタカタ

メガネ「優等生さん、それはまさか!?」

剣道「画面を見たままキーボードを操作してるの!?」

妹「いつもどうりですお兄ちゃん」

風紀「これは・・・ブラインドタッチか!?」

会長「聞いたことがあるわ。ある程度パソコンが扱える人ならば、できる技術だと」

バス女「なかなかできるね」

優等生「まぁ、それなりに扱いなれてはいる」フッ

優等生「クリスマスか」

剣道「優等生くんは、クリスマス何か予定があったりするの?」

優等生「ああ、バイトがある。年末は忙しいからな」

メガネ「クリスマスも働くんですか?」

会長「あくまでもクリスマスを年末商戦の一部と割り切っているのね」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

風紀「みんなが浮かれているなか、労働に従事するのか・・・まじめだな」

バス女「なかなかできるね」

優等生「ただのシフトですよ」フッ

優等生「ゲームセンターにでも行くか」

メガネ「優等生さんでもゲームで遊んだりするのですね」

剣道「ゲーセンにはよく来たりするの?」

優等生「放課後にバイトまで時間が空いてたら、たまに訪れる程度だ」チャリン

♪~~♪~~

優等生「・・・!・・・!」シャカシャカ

会長「やるわね!ノーマルモードをフルコンボしているわね!」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

風紀「それなりに上手いじゃないか!」

バス女「なかなかできるね」

優等生「まぁ、簡単な曲ならこんなものです」フッ

優等生「学食に行くか」

剣道「優等生くんって学食派なんだ。てか優等生くんって何食べるの?」

優等生「今日は肉うどんだ」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

風紀「ボリュームがあり、値段も安く、しかも肉も食べられる肉うどんを選択するとは」

バス女「なかなかできるね」

メガネ「見てください!しかも大盛りで注文をしていますよ!」

会長「なるほど。確かに平均的男子高校生なら大盛りよね」

優等生「今日はたまたまですよ」フッ

優等生「帰るか」

メガネ「優等生さんはどのように通学してるんですか?」

優等生「バイトの無い日は電車だ」

剣道「そっか。じゃあ途中までいっしょに帰ろうよ」

優等生「かまわんが、俺は電車の中で寝るぞ?」

会長「優等生くん、あなたは電車の中で眠ってしまうと言うの!?」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

風紀「なんと大胆な!乗り過ごしが怖くないと言うのか!?」

バス女「なかなかできるね」

優等生「電車の中で眠る上で、乗り過ごしを避ける方法はそれほど難しくはありませんよ」

メガネ「そんな!やはりうっかり眠るというわけではなく、日常的に電車内で睡眠をとっているんですか!?」

優等生「ああ、まずは電車に乗ったら素早く席に座る」シュバッ

風紀「速い!ギリギリ座れるかわからないくらいの乗車率で、素早く席につくことで自分の座席を確保した!!」

優等生「そして眠る・・・」zzz

剣道「ほ、ホントに寝たーーっ!!」

会長「まさか本当に眠ってしまうとはね」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

風紀「お、おい、これはどうするつもりなんだ!?」

メガネ「優等生さん、もうすぐ降りる駅ですよ!?」

優等生「すーーくーー」zzz

ヴーヴーヴー

優等生「時間か」むくっ

剣道「そんな!アラームだって!?」

優等生「こうすれば電車内で寝ても、確実に自分の駅で起きられるんですよ」

風紀「驚いたな。まさかそんな方法があったなんて!」

会長「電車の時刻の正確さを逆手に取るなんて・・・!」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

バス女「なかなかできるね」

メガネ「電車内って、普通に眠たくなりますものね」

剣道「今度私も試してみるよ!」

優等生「マナーモードにするのを忘れずにな」フッ

優等生「球技大会か」

会長「体育祭との違いがわからないけど、我が校では別途開催されているわ!」

風紀「今回こそ君も競技に参加するのだろう?」

優等生「ええ、サッカーに出場します」

メガネ「わぁ、絶対応援しますね!」

剣道「へー。花形競技じゃん」

バス女「なかなかできるね」

優等生「まぁ、キーパーだがな」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

ピーーッ

優等生「・・・。」

メガネ「なかなかボールが来ませんね」

会長「まぁ、キーパーだしね」

優等生「・・・。」

風紀「まったく試合が動かんな」

剣道「優等生くん、開始位置から一歩も動いてないね」

ピーーッ

会長「お、終わった・・・!」

優等生「いえ、これからPKがあります」

会長「PKってことは、優等生くん!」

優等生「はい。ようやく仕事が回ってきました」

風紀「責任重大じゃないか!」

優等生「まぁ、向こうもサッカー部員無しの素人です。そこそこにやってみますよ」

ズドン!

優等生「フッ!」シュバっ

バシン!

メガネ「すごい!止めました!!」

バス女「なかなかできるね」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん、いつもどおりですお兄ちゃん」

剣道「優等生くーーんっ!がんばれーーっ!!」

会長「終わってみればこの試合、優等生くんの大活躍だったわね」

風紀「PKサドンデスの末、6本中5本のシュートを止めて勝ち抜けか」

優等生「サッカー部員のいないクラスでしたので、俺でもなんとかできました」

剣道「またまた、謙遜しちゃって!かっこ良かったぞ~」ぐりぐり

メガネ「はい!すごかったです優等生さん!」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」どやぁ

バス女「なかなかできるね」

優等生「役割を果たせたようで、なによりだ」フッ

優等生「水泳の授業か」

メガネ「優等生さんはどのくらい泳げるのですか?」

優等生「クロールなら体力の続く限りは泳げるな。あまり速くはないぞ」

剣道「へー。それなりにすごいじゃん」

バス女「なかなかできるね」

優等生「背泳ぎもできるが、ターンの仕方がわからないからプールでは25mまでだな」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

会長「クロールなら体力の続く限りと言ったけど、何分くらい泳げるものなの?」

優等生「泳げる時間ですか?ふむ・・・」

会長「?」

優等生「普通のプールでは1時間に一度プールから上がって休憩させられるので、1時間までしか泳いだことがないですね」

風紀「ああ、そんなのあるよな」

会長「残念ね」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

優等生「まぁ、そんなものです」フッ

優等生「バレンタインか」

メガネ「優等生さん、チョコレートです!」

剣道「私からも、どーぞ!」

優等生「ありがとう」

会長「妹からの分も含めて義理チョコ6個か」

バス女「なかなかできるね」

風紀「うむ。まあまあの成果じゃないか?」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

優等生「なぜか俺の貰ったチョコレートの数を把握されているな」フッ

会長「いいえ、結論を出すのは早いわ」

劣等生「と言うと?」

会長「ふだんの優等生くんの活躍を考えるに、もう少しもらえてもおかしくないと思わない?」

風紀「確かに部活も生徒会もバイトもしていて、イベントでもそこそこがんばっていると考えれば」

メガネ「妹さん含め6個は少ない、と?」

優等生「交友関係がせまいものですので」フッ

剣道「優等生くん、バイト先に仲のいい女の子とかいないの?」

優等生「俺のシフト帯は男ばかりだな」

風紀「男子的には残念な職場だな・・・」

剣道「優等生くん。思ったよりモテてないね」

会長「優等生くん、もっとがんばりなさい」

優等生「なぜか説教をされてるな・・・」

メガネ「いえいえ、でもチョコレートもらえるのって後輩からが多いじゃありませんか」

風紀「確かに!優等生、来年以降が本番だぞ!」

優等生「なぜかフォローもされてるな・・・」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

優等生「表彰式か」

剣道「優等生くん、なんか賞もらったの?」

優等生「書道でそこそこの賞をもらったようだ」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

メガネ「優等生さんは書道ができるのですね。すごいです!」

バス女「なかなかできるね」

会長「優等生くんっぽい特技って感じね」

風紀「ああ、若干程度役に立つ特技だな!」

優等生「まぁ、たいした賞でもないですよ」フッ

優等生「バーベキューに行くか」

会長「よし、優等生くんは火をおこしてもらえるかしら?」

優等生「わかりました」シュボッ

風紀「うむ、いい感じの炎だな!」

メガネ「優等生さん、火おこしが上手なんですね」

剣道「手際良いし、やるじゃん!」

バス女「なかなかできるね」

優等生「俺は料理があまりできないのでこれくらいしかできない。肉を焼くのはみんなにお願いする」フッ

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

優等生「ファミレスに行くか」

剣道「みんなドリンクバーも頼んじゃっていいのかな?」

優等生「頼んで構わないぞ。俺が無料券を持っている」

風紀「やるな優等生!いいぞ!」

メガネ「ごちそうさまです優等生さん!」

会長「この事態を想定して、会員登録で無料券を確保しておいたのね?」

バス女「なかなかできるね」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

優等生「みんな存分に飲んでくれ」フッ

優等生「暇つぶしになにかゲームでもするか」

剣道「賛成。なーんにもやることないんだもん」

会長「トランプならあるわよ?」

風紀「ポーカーでもしてみるか」

メガネ「いいですね」

メガネ「ワンペアです」

優等生「ストレートだ」

剣道「うわー。ストレート出されたら勝てないわ~」

風紀「他もみんなワンペアかツーペアか。これは優等生の勝ちだな」

バス女「なかなかできるね」

優等生「たまたまですよ」フッ

会長「優等生くん残念。私がフルハウスで勝ちよ!」バンッ

優等生「・・・。」フッ

妹「いつもどおりですお兄ちゃん」

優等生「課外授業か」

剣道「優等生くん、バスの中入らないの?」

優等生「全員の乗車を確認できるまで、ここで待機している」

会長「さすがは優等生くん。バスの中で待っていても誰も文句を言わないのに」

風紀「乗車を確認するという仕事を誠実に果たしているな!」

メガネ「つまらない仕事でも手を抜かず、当たり前のようにやりとげるだなんて!」

バス女「なかなかできることじゃないよ」

剣道「やっぱりさすがだよ優等生くん!」

妹「いつもどおりですお兄ちゃん!」

優等生「たいしたことはしていないさ」フッ

起こった最大の事件が外国人に道を聞かれたことで、最も活躍したのが球技大会のPK戦、
一番利益をあげたのがファミレスのドリンク無料券を持ってたこと

そんな普通に優等生なお兄様

普通なので特にオチもなくここら辺で終了します

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