狐娘「いーぬやこんこん♪いーぬやこんこん♪
ふってもふってもまだふりやまぬ♪」
男「…。」
狐娘「ゆーきはよろこび庭かけまわり♪
ねーこはひろしでポーツマス♪」
男「…。」
狐娘「」
男「…。」
狐娘「」
男「だれ君、なんでおれの部屋にいんの!?」
狐娘「」
男「なんか反応して!!」
狐娘「ひゃ、ひゃいぃ!!」ビクッ!!
男「君だれ!?なんでいるの!?」
狐娘「ど、どーも狐娘ともうします!!
わたくしは遠い山奥から来ました!」
男「いやだからなんでおれの部屋に…」
狐娘「これからよろしくお願いします!!」
男「いやだからなんでおれの…」
狐娘「ごはん作っときました!!」
男「うん、おいしそうだ」
狐娘「でしょう!!」
男「うん、それでなんでおれの部屋にいんの?」
狐娘「ほらこの人参なんて星の形なんですよ!!」
男「おお、すごいね!!」
狐娘「でしょう!!」
男「で、なんでおれの部屋に…」
狐娘「うっ…それにこのとうふは自家製なんですよ!!」
男「すごいねー…で、なんでおれの…」
狐娘「ううっ…しかも味噌は合わせ味噌を独自配合したもので…」
男「なんでおれの部屋にいんの?」
狐娘「ぅううう…ううっ…」ウルウル…
男「ねぇ、なんでいるの」
狐娘「ぅううう…」ウルウル…
男「ぅうううじゃわかんないよ、なんでいるの?」
狐娘「ううっ…いぢわるです。男さんはいぢわるです。」グスッウルウル…
男「なんで名前しってんの?なんでいるの?」
狐娘「うううう…」グスッグスッウルウル…
男「なんでいるの?」
男「なんで名前しってんの?」
男「なにがきみのしあわせ?」
男「なにをしてよろこぶ?」
男「わからないままおわる?」
男「そんなのはいやだ」
狐娘「ううう…うわぁあああん!!」泣
男「うぉう!?」
狐娘「うわぁあああん」泣
男「…。」ポリポリ…
狐娘「うぇえええん!!」泣
男「…ちっ…。」
男「あぁ、うめぇ。味噌が最高だなこの味噌汁は。」ズズッ…
狐娘「えっ…。」
男「これなんか歯ごたえがいい塩梅だ!!」ポリポリ
狐娘「…。」
男「あぁ、うめぇ!!細かいこと気にならなくなるぐらいうめぇ!!」パクパク
男「だれがどこから来たとかなんで名前しってるのかとか
どうでもよくなるくらいうめぇ!!」ガツガツ
狐娘「…。」
男「うん!!うめぇ!!」ガツガツガツガツ
秋田
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