※主な登場キャラ
宮本フレデリカ、一ノ瀬志希
※ステマおよびダイマ注意
※宮本フレデリカ
http://i.imgur.com/reI34ig.jpg
http://i.imgur.com/uDWJEwG.jpg
※一ノ瀬志希
http://i.imgur.com/JrSStje.jpg
http://i.imgur.com/KKhqO41.jpg
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446969140
●【オープニング】
フレデリカ(以下フレ)「ラジオの前のみんなー! やっほーぼんじゅーる!」
フレ「フレちゃんのき・ま・ぐ・れ☆ラジオの時間が今日もやってまいりましたー!」
フレ「前回がいつだったかは覚えてないんだけどねー。
フレちゃんのこのフリーダムなトークを受け止めてくれるヒト、なかなかいないんだもん……」
フレ「フレちゃんさびしーなー……」
フレ「でも、今日は心配いらないよ!」
フレ「今日はこのラジオにト・ク・ベ・ツ☆ なゲストをお呼びしててねー」
フレ「いつもは、喋るコトなーんにも考えてない……あのフレちゃんが、なんと!」
フレ「今日このラジオで衝撃の事実を暴露してしまいます!」
フレ「まぁソレは置いといて、さっそくゲストの紹介をしちゃうよー」
フレ「あたしの大親友♪ 一ノ瀬志希ちゃーん!」
志希「どーも、宮本サン。一ノ瀬志希です。お世話になります」
フレ「どーも、一ノ瀬サン。本日はお日柄もよく……」
志希「…………」
フレ「…………」
志希「……ふっ、ぷふっ、ふふっ、にゃははははっ! ダーメだコレ! やっぱり笑っちゃう!」
フレ「やった! ニラメッコは今日もフレちゃんの勝ちー☆」
志希「いやーもう、そのメヂカラずるいよー」
フレ「フフーン♪ シューコちゃんから盗んだテンプテーションアイズをとくと受けよ!
ラジオだからシキちゃん以外には伝わらないけどねー」
●【Love Potion】
フレ「とゆーわけで、いらっしゃいませシキちゃん! ようこそ、き・ま・ぐ・れ☆ラジオへ!」
志希「ふっふー、来ちゃった来ちゃった♪ フレちゃんたら……
あたしをココへ誘い込んで……いったいあたしはナニされちゃうのかなー?」
フレ「今日はねー、シキちゃんに関係する重大な発表があってねー。
あたしが集めたシキちゃんのヒ・ミ・ツ♪ いっぱい喋っちゃうんだー!」
志希「えっ、あのフレちゃんが、喋るコトをあらかじめ考えているなんて……っ!?」
フレ「どうよシキちゃん? これからあたしが、シキちゃんのヒミツに迫っちゃうぞー!
ねぇドキドキする? するー?」
志希「わーわー! ダメだよっ、コレは――」
フレ「フレちゃん知ってるよー、このヒミツのフワフワっとしちゃうLove Potionは――」
モバP「おい、ソレは色んな意味でやめろ!」(ただいま音声が乱れております たいへん申し訳ございません)
モバP(なお、2015年11月18日水曜日発売となる一ノ瀬志希によるデビューシングル
『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 038一ノ瀬志希 秘密のトワレ』をお送りいたします)
※『秘密のトワレ』歌:一ノ瀬志希(試聴) 税込¥720
https://www.youtube.com/watch?v=wD3olymAvN0
フレ「ふー、テステスー♪ あ、もういいの? ま、しょうがないよねー。
コレ、リスナーのみんなに届けてあげたいのはヤマヤマだけど……」
志希「ニオイの伝わるラジオとか、発明したら世界を取れちゃうカナ? カナ?」
フレ「じゃあイイ感じにテンションがトリップしてきたところでー、モニターかもーん!
事務所のみんなの協力で、シキちゃんの知られざる生態を隠し撮りしちゃったVTRを鑑賞しちゃおーう♪」
志希「けっきょくラジオじゃ伝わらないじゃん!?」
フレ「だいじょぶ! そこは、フレちゃんの臨場感溢れる実況でお届けするから!」
●【異臭を纏う雌猫】
フレ「さぁて最初のヒミツは……お、これは事務所の控え室かな?」
志希「よくみんなココでお茶してるよねー。でも、なんかヒト少なっ」
――
――――
――――――
雪美『…………』
ペロ『…………』
※佐城雪美&ペロ(黒猫)
http://i.imgur.com/xRsFzHf.jpg
志希『おっつー……アレ? 静かだね。あ、雪美ちゃん、おっつー』
雪美『お疲れ様……』
志希『今は雪美ちゃんだけ……? あ、しまった。お膝の上にもう一人、もとい一匹……』
ペロ『…………』
志希『おっつー、クロにゃんやーい、あたしは志希にゃんだよー』
ペロ『…………』
雪美『ペロ……』
志希『んんっ?』
雪美『この子の名前……ペロ……』
志希『おおっとこれは失礼……ペロにゃーん、おっつー!』
ペロ『…………』
志希『…………』
雪美『…………』
ペロ(そこの異臭を纏う雌猫、これ以上私に近づくな!)
雪美『……えっ』
志希『んんっ……あっ? ペロにゃんっ! ……あぁあ……逃げられたぁ……』
志希『…………』
雪美『…………』
志希『…………』
雪美『志希……もしかして、かなりショック……?』
志希『あ、はは、にゃははっ……ペロにゃん、ちょっとゴキゲンナナメだったのかなー?』
雪美『……オー・ド・トワレ……タバスコ……』
志希『ん?』
雪美『志希のニオイ……ペロはイヤだって……』
――――――
――――
――
志希「」
フレ「――はーい、一つ目のヒミツVTRしゅーりょー!」
フレ「なお、これを見た茨城県出身のN・Kさんから、
『まぁ……気にしすぎるなよ』という励ましのコメントが届いておりまーす♪」
※参考
http://i.imgur.com/ZhkNB8p.jpg
●【志希、弟子ができる】
志希「ううっ……ひどいよフレちゃぁあん……あたしの、ココロの、キズを抉るなんてぇ……」
フレ「そっかー、ツラかったねー」
フレ「じゃあ、次のヒミツは、シキちゃんの株が上がりそうなのを持ってこよーか!」
志希「おお……今日のフレちゃんは、あたしでも止められないのかぁー……」
フレ「さぁて二つ目のヒミツは……ん、これはかな子ちゃんとシキちゃんだねー?」
――
――――
――――――
志希『ん~♪ かな子ちゃんからいいニオイがする~♪』
かな子『わ、こんなところでハスハスされたら、私……』
※三村かな子
http://i.imgur.com/CWBoqfg.jpg
http://i.imgur.com/xQV3fty.jpg
志希『んー、アップルシナモンとバターが強いけど……
ちょっとだけマスカルポーネとココアパウダーのニオイも……?』
志希『かな子ちゃんのニオイは、作ってきたお菓子と食べてきたお菓子が混ざってるから、
嗅ぎ分けるのにちょっとしたコツがあって、それは……』
かな子『せ、説明はしなくていいですからっ』
志希『フツーは、ね? あとからついたニオイのほうが強くなるもんだけど……
温度の大小……温度が高いほうがニオイが強く出るし、あとは付着してる場所とかも考えないとね……』
かな子『ふぁあっ!? くすぐったいですってっ!』
志希『それでも分からない時は……お口についてるクリームをぺろっと――』
かな子『えええっ、ウソ、クリームついてた? だ、ダメですそんなっ、いくら志希さんでも――』
志希『――ふふーん、ニオイで分かっちゃった~♪ かな子ちゃんのヒミツ~♪』
志希『かな子ちゃんは今日プロデューサーのために、新しい香水を――』
かな子『そっち!?』
??『――志希さん……いや、師匠!!』
志希『ふぇっ!?』
かな子『あっ――都ちゃんっ』
※安斎都
http://i.imgur.com/KvabXzB.jpg
都『わずかな体臭と仕草、そして話術で手がかりを引き出し……真相へとたどり着く。
卓越した推理力、脱帽です! 私、感服しましたっ!』
志希『え、いや、その……』
都『しかも志希さんは、ご自宅に科学実験室を構えているとか……
これはもう、平成のホームズとしか言いようがありません! 師匠と呼ばせてください!』
志希『あ、あたしに事件の捜査なんて根気のいるコト、むーりぃー……だよ……』
都『フフ……分かってますって。能ある鷹は爪を隠すんですよねー?』
かな子(うわぁ、あの志希さんが……目をキラッキラさせた都ちゃんに押されてる)
志希『……こ、こうなったら……あたしの得意技、失踪っきゃないね! バイバイっ!』
都『わ、師匠、待ってくださーい!』
――――――
――――
――
フレ「――VTRしゅーりょー! わーお、平成のホームズなんてステキ!
シキちゃんに新しい二つ名がつきました! おめでとー!」
志希「…………」
フレ「あれ、シキちゃん元気ない? お気に召さなかった?」
志希「……あの後ね、しばらくタイヘンだったんだよ……」
志希「都ちゃん、あれからあたしが仕事ぶん投げたりとかで失踪すると、
『私が弟子に足るかどうかのテストですね! 待っててください師匠、必ず認めさせますから!』
って、あたしのコトを延々探して回ってるの……」
フレ「えっとねー、出身地不詳のPさんからコメントが来てるよー。
『都のおかげで、志希を探し回る手間がだいぶ省けて助かってる』だってー!」
志希「」
●【志希に足りないモノ】
フレ「さぁてどんどん行くよー! 三つ目のヒミツは……提供・ちひろさんだって!
ナニが出るかなナニが出るかなー?」
――
――――
――――――
志希『ちひろさーん、これはね、もうゼッタイ売れるから。分かってるでしょ?』
ちひろ『ダメです』
志希『需要があるのはわかりきってるのー。つかさちゃんも“企画はいい”って言ってくれたし。
ニオイとアイドルのエキスパート・志希ちゃんが全身全霊で開発しちゃうんだよ?
コレに食指が動かないファンなんていないから♪ 現代の錬金術だよ!」
ちひろ『ダメです』
志希『ねーえー、だから、出そ? あたし監修で――』
志希『――アイドルたちのニオイがする香水! ね?』
ちひろ『ダメです』
志希『あたしは本気だよ。もうね、第一弾を誰のニオイにするかも考えてるんだ♪』
志希『まずCoからは、ミステリアスなオトナの魅力に酔わせちゃうカエデさん♪』(※参考 Absolute NIne)
※高垣楓
http://i.imgur.com/SY5UpPT.jpg
志希『Paからは、眩いばかりに弾ける乙女の健康美! 未央ちゃん♪』(※参考 デレパ)
※本田未央
http://i.imgur.com/qQyX9U9.jpg
志希『そしてCuはもちろん、脳下垂体を籠絡しちゃう蠱惑的な志希ちゃんのスメルー♪』
※一ノ瀬志希
http://i.imgur.com/fbFx9ZJ.jpg
http://i.imgur.com/07nez9Y.jpg
http://i.imgur.com/DWooGId.jpg
http://i.imgur.com/LrnHRny.jpg
ちひろ『ダメです』
志希『えぇー……』
ちひろ『志希ちゃん、あなたは開発を口実にしてアイドルのニオイを嗅ぎまわりたいだけでしょう?』
志希『そんなコトないよ! ちゃんとシゴトするもん!』
ちひろ『ダメです』
志希『そんなぁ……』
――――――
――――
――
フレ「――VTRしゅーりょー!」
志希「うーん、なんでちひろさんはウンって言ってくれなかったんだろ……
マジアワのときと違って、買収のマカロンが足りなかったのかなぁ」
フレ「えーとね、このVTRについて、また出身地不詳のPさんからコメントが来てるよー。
『お前の“ちゃんとシゴトするもん!”が、よりにもよってちひろさんに信用されるワケないだろ』だってー」
志希「えー、ちひろさんシビアだなぁ……」
フレ「あとねー、福井県出身のT・Kさんからもコメントがあるよ。
『ビジネスで一番モノを言うのは、実績と信頼関係だぞ』だってー。ざんねんでしたー♪」
志希「」
●【小休止】
フレ「あれー……志希ちゃーん、黙っちゃって……どしたのー、元気出してー?」
志希「あたし……もぉダメ……ココロが打ちのめされすぎて……
このフレちゃんルームから生きて帰る自信が無いよぉ……」
フレ「あーあ、シキちゃんダウンしちゃった……これじゃ番組にならないよー」
フレ「でもご安心を! なんたってフレちゃんは、シキちゃんの大親友だから♪
こーゆーときの対処法はわかってるの。ほーれ、マカロンだよー」
志希「…………」
フレ「あれれー?」
志希「……かな子ちゃん謹製のヤツじゃなきゃ、ヤダ」
フレ「あるよ?」
志希「えっ」
フレ「あるよ? かな子ちゃんの」
志希「不覚っ! なぜあたしがニオイで気づけなかった!」
フレ「志希ちゃんがマカロンを堪能してる間、あたしの曲流しとくねー。
き・ま・ぐ・れ☆Café au lait! 好評発売中だよー♪」
※『き・ま・ぐ・れ☆Café au lait!』歌:宮本フレデリカ(試聴) 税込¥720
https://www.youtube.com/watch?v=bLY5EsDn4fM
●【猫の恋】
フレ「さぁて四つ目のヒミツは、シキちゃんのちょっとお姉ちゃんなところを見せちゃうよー♪」
志希「えっ? あたし、そんなコトしたっけなぁ……」
――
――――
――――――
莉嘉『うーん……』
仁奈『むむ……難しい問題でごぜーます……』
みく『どしたにゃ? 二人とも、難しい顔をして』
※城ヶ崎莉嘉
http://i.imgur.com/DC7pbHm.jpg
※市原仁奈
http://i.imgur.com/3LAw4PN.jpg
※前川みく
http://i.imgur.com/gGQgOi5.jpg
志希「ん? このVTRは、あたしじゃなくて『にくきゅうアニマルズ』が映ってるケド……」
フレ「まぁまぁ見てなって♪」
仁奈『みくおねーさん……仁奈たちは、今、とっても難しい問題を考えてるです……』
みく『ほうほう、ナニかにゃ? 聞かせてみるにゃ。みくが力になれるかも知れないにゃ』
仁奈『ヒトは……恋に落ちたら、どうなるですか?』
みく『――にゃっ!? こ、コイ!? さ、サカナはダメにゃ』
仁奈『ナニ勘違いしてやがるですか。らぶ、です。ふぉーりんらぶ、です』
みく『こ、これは……そうにゃ! たぶん美嘉チャンの方が経験豊富だと思うから、そっちに――』
莉嘉『ダメだよー。お姉ちゃん、カレシいたコトないもん』
みく『……あ、そうか、にゃ……』
みく『仁奈ちゃんも、莉嘉ちゃんも、女の子だからにゃ……
そういうの、キョーミあるお年頃だにゃ……』
みく『でも、みくたちはアイドル、恋愛はご法度にゃ……あ、あまり深入りすると、ヤケドしちゃうにゃ』
莉嘉『みくちゃんは、ヤケドするような恋をしたことがあるの?』
みく『え、えと、その……』
??『にゃーっはっはー! もー見てらんないよ、みくちゃーん♪』
みく『そ、その声はまさか……』
莉嘉(あ、みくちゃんロコツにイヤそうな顔してる)
志希『ふっふー♪ ハナシは聞かせてもらったよ!』
仁奈『志希おねーさんでごぜーますか!』
志希『恋を語れず猫気取りとは、語るに落ちたりみくにゃん!』
みく『いや……恋と猫に関係があるのかにゃ?』
志希『へー、知らないんだみくにゃん。ほら、よく言うでしょ猫の恋って』
みく『いや、それタダの季語だにゃ。春の発情期だにゃ』
莉嘉『志希ちゃんはアメリカ育ちだったよね☆
アメリカだと、日本よりもそーゆーコト、フリーダムだったりするのカナ?』
志希『ふっふー、アメリカもね、日本もね、恋の根っこは同じだよ』
志希『ソレどころか……ヒトも猫も、恋するときは同じなんだよー♪』
仁奈『なんと……ヒトも猫も、気持ちは同じでやがったですか……!』
みく『うわ。アヤシイにゃ……』
●【科学的恋愛法】
志希『いいかな子猫ちゃんたち。恋とはね、ココでするモノなんだよ!』
みく『……そのイカしたアタマをトントン叩いてどうしたにゃ』
志希『恋は、脳ミソでするモノ。だから、ヒトも猫も脳ミソがある以上、恋するときは一緒なんだよ!』
志希『脳ミソの下の方にね……視床下部ってゆー、サクランボくらいの大きさの部分があるの。
恋をするとね、ここがぶわーってフィーバーしちゃって、
テンションがハイになったりローになったり、もうぐっちゃぐちゃになっちゃうんだよ』
みく『意外とマジメなハナシ……か、にゃ?』
志希『ちなみに、恋をすると食が細くなったり眠れなくなったり、ってよく言うよね?
コレ生理学的根拠あるんだよ。視床下部ってのは食欲・睡眠欲・性欲を司るトコなんだ。
だから、ソコが恋で麻痺しちゃうと、食欲や睡眠欲もオカシくなるの♪』
莉嘉『おおーっ……お姉ちゃんが読んでた漫画と同じだ……!』
志希『逆に言えば、ね。誰かをオトシたいって思ったら……』
志希『例えば、このLove Potionで、ね。
そのヒトの視床下部にイタズラして、[ピーーー]シて、[ピーーピーー]してアゲたら、もう――」
みく『――やめるにゃ! やめろにゃ――やめろ! 小さい子の耳に毒だにゃ!』
志希『えー、アメリカでは[ピーーー]とか[ピーーピーー]なんてフツーで――』
――――――
――――
――
フレ「VTRしゅーりょー。残念ながら、フレちゃんの番組ではココまでー。
コレ以上は、アウトなワードが多過ぎて音声でもオンエアできないってさ」
志希「あたしはただ、仁奈ちゃんと莉嘉ちゃんへ科学的恋愛法を教えただけなのに……」
フレ「ママに教えてもらったフランスの恋愛と比べると、随分アバンギャルドだねー」
フレ「あとねー、このVTRを見たサンフランシスコ出身のM・Cさんから、
『アメリカのミョーなウワサを広げないでよ!』とのクレームが入ってるってよー」
志希「うーん、レディのやり方じゃなかったかー」
●【ココロが隠し味】
フレ「……一ノ瀬サン。ここで、大事なお知らせがあります」
志希「どしたの、いきなりそんなキャラに戻って……」
フレ「フレちゃんのき・ま・ぐ・れ☆ラジオ――終わりの時間が、そろそろ近づいて参りました」
志希「え? ホント? コレ……志希ちゃんイイトコまるで無かった気がするんだケド……」
フレ「まぁ、一本ぐらい短いの見る時間あるから……
せっかくだし、最後はちょっとココロがあったかくなるヒミツ、いこっか?」
志希「ホントにあったかいのかなぁ……?」
フレ「えーと、VTRは……あ、桃華ちゃんとシキちゃん……アレ?
シキちゃん、ティーポット持ってあんな真剣な眼差し……
珍しいねぇ? シキちゃん、コーヒー党でしょう」
フレ「コーヒーとは……悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で……そして、恋のように甘い!」
フレ「色と熱さと純粋さ以外はシキちゃんみたいだねぇ?」
志希「甘さだけかいっ!」
志希「ま、このお茶会は……桃華ちゃんとはCDデビュー同期だから、ちょっと親睦を深めようと思ってたんだけど、
あたしは、コーヒーのなかでもガツンとフレーバーの利いたのが大好きでねー」
志希「そんなコーヒーを紅茶と同じテーブルに並べたら、ニオイが喧嘩しちゃう。
だから、ここは年長者としてテーブルの主役を紅茶に譲ってあげたんだよ」
志希「で、ついでだから桃華ちゃんに、紅茶の淹れ方を教えてもらったんだー」
――
――――
――――――
志希『…………』
桃華『…………』
※櫻井桃華
http://i.imgur.com/j7tZFQT.jpg
志希『……ワクワクするよーなニオイ、してきたね。いいカンジじゃない?』
桃華『お見事ですわ……わたくしが、何度かやってみせただけですのに』
志希『志希ちゃん、ナニかからエキスを抽出するのは大得意だもん……♪』
志希『さて、ロゼ・マドモワゼルにこの一杯を――なんてね♪
桃華ちゃんと一緒のテーブルだと、自分までお嬢様になった気分だよ』
桃華『……香り。色。温度。味。申し分ありませんわ、志希さん』
志希『桃華ちゃんのお墨付き、もらえちゃった? ふっふー♪』
桃華『紅茶……おそらく、日本茶やコーヒーにも言えることでしょうが……
飲み物を淹れるという行為は、人をもてなす精神の極地が現れる動作だと思いますの』
桃華『志希さんの細やかな気配り、心遣いを……わたくし、感じましたわ……素晴らしいですの!』
志希『……にゃはは、このあたしが気配りを褒められるなんて、こりゃ明日は槍が降るかな♪』
志希『んんー……ほわほわーん、ってキちゃうフレーバー……我ながら、いい具合に淹れたね。
桃華ちゃんにご相伴できるなら、たまには紅茶でもいいって気分かな』
桃華『こんなに美味しい紅茶を淹れられるのに……それでも、志希さんはコーヒーのほうがお好きですの?』
志希『夜更かしと相性がいいのは、紅茶よりコーヒーの方だもん』
志希『それに、ね……』
志希『あたしのこの味は、桃華ちゃんと一緒のテーブルじゃなきゃ、出せないと思うよ』
桃華『わたくしが……?』
志希『あたしは……ヒトより、ちょーっとだけ嗅覚がビンカンだったりするけど……
だからこそ、嗅覚とか味覚とか、人間の五感ってアテにならないなーって思うんだ』
志希『人間の五感は、テスターの機械とは全然違うの。精神的なバイアスがかかる』
志希『嬉しいときに食べるパンは甘い。悲しいときに食べるパンは苦い。
スキなヒトのニオイは残り香でも芳しい。たとえ化学的に有意差が無かったとしても』
志希『そのバイアスが、味蕾からの電気信号に最後の隠し味を入れちゃうんだ……』
桃華『ふふ……なんだか、志希さんのお話を聞いてますと……
その“アテにならない”ものが、とても素敵に聞こえるのは気のせいでしょうか?』
志希『……ふっふー♪ あたしたちだけのトクベツな味だね♪』
――――――
――――
――
●【エンディング】
フレ「はーい、最後にちょっとほっこりするハナシでおわり~。
リスナーのみんな、付き合ってくれてありがと♪
次回もよろしくねーって、次いつ放送できるかわかんないケドー」
志希「ちょ、ちょっと待ってフレちゃん、あたしの新曲、ラジオで流した?」
フレ「アレ? どうだったっけ? もうエンディングテーマの時間だけど……
ああ、もう最初のほう(>>3)で流してくれてたんだ!」
志希「へー、さすがあたしとフレちゃんのプロデューサー、臨機応変だね!
じゃあせっかくだし、桃華ちゃんの方の新曲を流しちゃおー♪」
モバP「ムチャ言うなバカ!」(ただいま音声が乱れております たいへん申し訳ございません)
モバP(2015年11月18日水曜日発売となる櫻井桃華によるデビューシングル
『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 040櫻井桃華 ラヴィアンローズ』をお送りいたします)
※『ラヴィアンローズ』歌:櫻井桃華(試聴) 税込¥720
https://www.youtube.com/watch?v=0hOH89YU97U
フレ「さぁーて、せっかくだしコールいってみよー♪」
志希「おー!」
モバP「おいやめろ――今すぐやめろお前ら! JASR○Cが飛んでくるからコールはマズ――」
(おしまい)
大事なことなのでもう一回
●2015年11月18日水曜日発売
※『秘密のトワレ』歌:一ノ瀬志希(試聴) 税込¥720
https://www.youtube.com/watch?v=wD3olymAvN0
※『ラヴィアンローズ』歌:櫻井桃華(試聴) 税込¥720
https://www.youtube.com/watch?v=0hOH89YU97U
●好評発売中
※『き・ま・ぐ・れ☆Café au lait!』歌:宮本フレデリカ(試聴) 税込¥720
https://www.youtube.com/watch?v=bLY5EsDn4fM
いつの間にか周子と早苗さんのも試聴公開されてるけど
そちらはほかのPが書くと思います
みんな予約しよう
予約しよう
では
このSSまとめへのコメント
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