提督「誰が誰だか分からねえ!」 (34)
ぜんさく
蒼龍「私だ」
蒼龍「私だ」 - SSまとめ速報
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世界観も同じということで
思い付きの極短編
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446723751
雷「雷よ!」
電「電です」
若葉「若葉だ」
文月「文月で〜す」
提督「」
提督「誰が誰だか分からねえ!」
文月「ちょっとお茶にしてきま〜す」
提督「ああ……ん?」
提督「ちょっといいか雷」
電「電です」
提督「今入渠しに行ったのは、若葉か……?」
電「なのです!」
提督「クソッ!誰が誰だか分からねえ!」
雷「雷、司令官のために出撃しちゃうね!」
提督「はい行ってらっしゃい……あれ?」
提督「なあ電」
若葉「若葉だ」
提督「文月は入渠しているハズだよな……なら今出撃したのは……若葉か?」
若葉「若葉だ」
提督「クソッ!誰が誰だか分からねえ!」
提督「よし! お前ら鎮守府正面でイ級シバいてやる気は充分だな!」
電「なのです!」
提督「さて次は」
三日月「三日月です」
初霜「初霜です」
提督「」
提督「どっちがどっちか分からねえ!」
提督「なんだ、改造したら見た目が分かりやすく変わるみたいじゃないか」
三日月「そうみたいですね」
初霜「これなら提督も安心ね」
提督「よし、早速改造しよう!」
三日月「これが……新しい私……!」
初霜「おめでとう、三日月ちゃん!」
提督「」
提督「結局どっちがどっちか分からねえ!」
金剛「金剛デース!ヨロシクお願いしマース!」
満潮「満潮よ、私なんでこんなところに呼ばれたのかしら」
浦風「提督さん、何か用?」
提督「」
提督「クソッ!誰が誰だか分からねえ!」
金剛「What!?」
満潮「流石にそれはどうかと思うわ」
提督「いや……分かるぞ……!」
提督「一番おっぱいでかいのが浦風」
浦風「正解じゃ♪」
金剛「What!!?!!!?」
天龍「フフフ、怖いか?」
木曾「お前に最恐の恐怖を見せてやる」
提督「木曾のが怖い」
天龍「どっちがどっちか分からねえ! じゃ、ねえのかよ!」
提督「バカ野郎! 俺だってお前らの見分けくらい2秒で分かるぞ!」
提督「怖くない方がてんりう」
天龍「どういう見分け方してんだ!」
天龍「俺、そんなに怖くない?」
木曾「そういうのがダメなんだと思うぞ」
吹雪「吹雪です!よろしくお願いします!」
提督「…………」
吹雪「…………」
提督「…………」
吹雪「…………」
提督「……他に吹雪型いなくてゴメンな……寂しいだろう……」
吹雪「いえ、そんなことは……」
榛名「榛名は大丈夫です!」
提督「空気読んで、ってかどこから出てきた」
高雄「バカめと言って差し上げますわ」
愛宕「ぱんぱかぱ〜ん」
鳥海「私が鳥海です」
摩耶「なあこれなんで集められたの? 状況分かってないのアタシだけか? なあ?」
提督「クソッ!誰が誰だか分からねえ!」
摩耶「いやいやいやいや! どう見たって見分けつくだろうが!」
提督「みんなおっぱいでっかいし!」
摩耶「どこ見てんだ!」
提督「お前が摩耶か!?」→愛宕
摩耶「摩耶はアタシだ!!」
愛宕「そうでぇす♪」
摩耶「悪ノリすんな姉貴ー!!」
島風「夕立ちゃーん」
夕立「うん? 島風ちゃんなにか用?」
島風「そぉい!」トサッ
夕立「わ、何これ、島風ちゃんのと同じウサ耳っぽい?」
島風「にひひ、そこゆく菊月ちゃんにもつけてあげよう」トサッ
菊月「な、いきなり何をする! こんなもの、私には……」
夕立「お揃いっぽい!」
提督「何してんだ?」
島風「あ、提督だ」
菊月「あ、あまり見ないで欲しい」
提督「バカな……誰が誰だか分からねえ……しかし」
提督「エデンは確かにここに存在していた……」
夕立「提督さんの心がどっか行っちゃった」
春雨「…………」
駆逐棲姫「…………」
提督「……いや何この子」
春雨「浜辺を散歩していたら行き倒れているのを見つけて……」
提督「ウチでは飼えません、元いた場所に返してきなさい」
村雨「ツッコミどころだらけなんだけど総スルーなの?」
春雨「ちゃんと面倒見ますから! トイレだってちゃんと!」
村雨「犬かよ」
提督「ダメだ、戻してきなさい」
春雨「…………はい」
駆逐棲姫「……ゲンキダシテ」
春雨「……ゴメンね」
村雨「……1日くらい置いといてあげて良かったんじゃないの?」
提督「情が移るだろう。 それに……」
提督「どっちがどっちか分からなくなるのはゴメンだ」
村雨「そこなの!?」
提督「なあ吹雪、初雪を見なかったか?」
吹雪「初雪ちゃんですか? あれ? でも吹雪型は他にはいないって……」
提督「おかしいな、確かにそのはずなんだがさっき歩いているのを見たんだよな……」
赤城「提督、何か探し物ですか?」
提督「あ、ほらいた、初雪」
吹雪「いや、赤城さんでしょ」
赤城「いいえ、違いますよ」
吹雪「え?」
赤城「吹雪型駆逐艦初雪です。 よろしくね、吹雪さん」
吹雪「いやいやいや! 何言ってるんですか赤城さん!」
提督「ほら本人もそう言ってるじゃないか。 とりあえず来たばかりなら道もわからんだろ、案内するから着いてきな白雪」
赤城「一航戦、赤っじゃない、駆逐艦深雪、お伴します!」
吹雪「2人とも色々と間違ってますけど!?」
雷「ところで司令官、誰だか分からない分からないってこのところ騒がしかったけどどうかしたの?」
提督「いやー、艦娘達って以外と似てる奴らもいるよなーって気付いたから遊んでただけ」
電「そうなんですか、私はてっきり司令官さんの脳細胞が肉体よりも先に老化を迎えたのかと思ったのです」
提督「ナチュラルに毒吐くのやめて雷」
雷「雷はこっちよ!」
提督「HAHAHA、冗談だ冗談」
??「人知れずそんな遊びをしていたとは!」
??「ならば私達とも遊ぶのが道理!」
??「イヤでも付き合ってもらいますよ!」
??「あの、私も真似しなきゃダメなんですか?」
??「細かくツッコんでると疲れるだけだよ」
提督「うわ出た」
蒼龍5「えーと、期待の新人、ドラゴン蒼龍?」
蒼龍4「考えるのやめたら楽になりました、ドラゴン蒼龍」
蒼龍3「5人の中で一番大人っぽい色香が火を吹くわ!ドラゴン蒼龍!」
蒼龍2「3号とはベクトルの違うフェロモン放出中!ドラゴン蒼龍!」
蒼龍1「4人を統べるまとめ役!ドラゴン蒼龍!」
蒼龍123「「「5人揃って!!クインティドラゴン!!!」」」
蒼龍5「ド、ドラゴンー……?」
蒼龍4「はあ」
提督「お疲れさん」
蒼龍2「ちょっとー!団体行動乱しちゃダメだよー!」
蒼龍4「アッハイ」
提督「グダグダだなあ」
蒼龍3「そうやって余裕でいられるのも今のうちよ!」
提督「うん? どういうことだ?」
蒼龍1「他の子達ならまだしも!全くの同型艦である私達ならば見分けはつくまい!」
蒼龍123「「「さあ!!!誰がだーれだ!!!」」」
提督「クソッ!誰が誰だか分からねえ!」
提督「……とでも言うと思ったか? お前達はパッと見で見分けがつかんから番号のついたリストバンドを付けさせていることを忘れ……何ィ!? 外しているだと!!?」
蒼龍1「フハハ! そんな弱点をそのままにしておくとでも思ったか!」
提督「クソッ!誰が誰だか分からねえ!」
蒼龍5「ええっと」
蒼龍4「激流に身をまかせるのです……」
提督「……とでも言うと思ったかァ!」
雷「2回言ってるわよね」
電「なのです」
提督「左から蒼龍5号、3号、1号、2号、4号」
蒼龍1「なッ……何ィ!?」
蒼龍3「そんな……弱点は完璧に克服したはず!」
蒼龍2「だというのに、どうして簡単に見破られたと言うの……!?」
提督「だって君ら下の番号から名乗るもんよ」
蒼龍1「あ、急にマジトーンになるのやめてください」
提督「そもそも身体的特徴も結構わかりやすい」
蒼龍1「さっきまであんなにノってくれてたのに」
提督「あのテンション維持するの大変なんだよ」
提督「そろそろ消灯の時間だな」
提督「ほーら、お前らいつまでも執務室で遊んで寝てきな」
提督「っていうか執務室は遊び場じゃないよ?」
文月「射的とか置いてあるのに?」
提督「しまい忘れてるだけです」
雷「それじゃおやすみ司令官」
提督「おう、おやすみ電」
電「そっちは雷ちゃんなのです」
文月「おやすみ〜」
提督「おやすみ若葉」
若葉「文月だ」
提督「ごめん素で間違えた」
??「あい、おやすみー」
提督「おやすっ……!? 誰だ……電……? いやしかし電ほど目付きが弱々しくなくしかしながら発育は同程度……え? でも雷や若葉らはもう出てったよな……?」
??「ああゴメン、風呂あがってからかけるの忘れてた」っメガネ
望月「望月でーす、てなわけでおやすみー」
提督「ッ……」
提督「誰が誰だか分からねえ!」
提督「あはは、お前は文月だなー?」
文月「正解で〜す、えへへぇ」
提督「そっちは電だろー?」
電「正解なのですー」
文月「いい調子ー」
提督「任せろー、こっちは雷だ!」
雷「違うわ」
提督「えっ」
雷「私は雷じゃないわ」
提督「いや、どう見ても雷なんだけど……そうだろ若葉?」
若葉「若葉だ」
提督「へ」
若葉「実は雷は若葉なんだ」
文月「司令官、黙ってたけど私は若葉なんだ」
電「電もホントは若葉なのです」
提督「へ? ちょっと」
天龍「俺もよ、隠してたけど若葉なんだ」
木曾「悪いな提督、騙してるようで気が引けてたけどな」
提督「いやお前らまでそんな悪ふざけは……わー!? ホントに若葉になってるー!?」
吹雪「司令官!」
提督「ふ、吹雪ー! 吹雪は吹雪だよな!?」
吹雪「若葉だ」
提督「わー!?!!?」
満潮「気付かないなんて惨めよね」
金剛「提督のハートを掴むのは、若葉デース!」
提督「なんでだよ! なんでみんな顔が若葉になってんだよ!」
村雨「だいじょうぶ提督!?」
提督「村雨だ! 村雨は村雨か!?」
時雨「ごめんね、時雨なんだ」
提督「なんで!?!!?」
時雨「とでも思っていたのかい?」
提督「若葉になったー!!!!!」
??「ふふふ、私達の助けが必要なようですね」
??「まさに私達はこの瞬間を待っていました!」
提督「こ、この声は!」
??「そう!」
若葉「「「「「若葉五人衆だ」」」」」
提督「あああああああああ!!?!!??!!」
提督「ハァッ!?」
提督「ハァッ、ハァッ、ハァ……ハァ……」
提督「誰が、誰だか、分からねえ……」
若葉「提督、うなされていたようだが大丈夫か?」ドアガチャ
提督「わー!!!!?!!?!」
おわり
くぅ疲
1発ネタで思いついたはいいけど着地点が見えてなかったので後半変なテンションになった。反省はしている
若葉が「若葉だ」しか言ってないなと思ったらこうなりました
どうでもいいけど若葉のポーズってスペシウム光線撃ってるよね?
また気が向いたら書くかも
その時も暇があってよろしければお付き合いください
訂正 >>22
× 提督「ほーら、お前らいつまでも執務室で遊んで寝てきな」
◯提督「ほーら、お前らいつまでも執務室で遊んでないで寝てきな」
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