私立めちゃ46女子高校期末テスト (158)

諸注意


・何十番煎じか不明です。

・一応アニメ基準ですが、ほぼ設定は無視してます。

・過去のテストSSと、全く別の作者です。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446544955



『年の瀬が迫る、都内のスタジオ』


『ハリウッド女優の御用達の化粧品メーカー“プロフェッショナル・ビューティー”の日本上陸が決定した』


『本格的な国内プロモーションに向けて、誰もが知るあのアイドルをイメージキャラクターに大抜擢したのだ!!』



『本日は、その最初のステップとして、ポスターの撮影日になるのだが……』





――キーンコーンカーンコーン……



『……何故か鳴り響くチャイムの音』


『一流のスタッフ達が待ち構えた撮影スタジオは、イメージにぴったりの美しいアイドルを待つばかりだった』



『ところがどっこい!!』


『スタジオの壁を一枚隔てた向こう側では、ポスターの撮影に訪れた美女達を、今か今かと待ち続けている、一人の熱血教師が居た……』




AM9:00登校


――はい、良いですよ~。今度は、振り向いた感じで撮りますね~。


ガラガラガラ……

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589104.jpg.html

川島瑞樹「……きゃっ!?」



岡村「はい、おはよう」


瑞樹「これ…………本当ですか?」


矢部「川島さん、察し早いですね~」


岡村「ほれ、委員長。はよ、席に座らんかい」


瑞樹「あぁ~……何だか怪しいと思ってたのよ……」



『事の重大さをすぐに把握した委員長が、まず席に着いた』






AM9:03登校


ガラガラガラ……

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589108.jpg.html

相馬夏美「え……? え?」


岡村「おはよう。早く席につきなさい」


夏美「……あの。撮影じゃなかったんですか?」


岡村「……何の?」


夏美「私、今日はポスターの撮影って聞いてたんですけど……?」


岡村「無いよ、そんなん」



矢部「見事に信じ込んでますやん」


瑞樹「夏美ちゃん……観念して」


夏美「……?」



『元CAという肩書の彼女は、全く状況が把握できていなかった』





『そして、次々と登校してくる生徒達……』

AM9:07登校


ガラガラガラ……

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http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589112.jpg.html

佐藤心「……うわっ!?
沢田麻理菜「……えぇ!?」



岡村「おはよう。早く着席しなさい」


心「まさか……もしかして?」


麻理菜「……これって、あれですよね?」


岡村「……あれって何やねん、あれって」


矢部「沢田さん佐藤さんも、察しがええね」



心「これは出たくなかったなぁ……(素)」

麻理菜「私もよ……」



『思わず頭を抱え込む、仲良し同学年コンビの2人』





AM9:15登校


ガラガラガラ……

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木場真奈美「……へっ!?」
兵藤レナ「ええ……?」


岡村「はい、おはよう」


真奈美「……どういう事ですか?」


レナ「えっと……何ですかこれ?」


岡村「ボケーッと立っとらんと、はよう席に座りなさい」


レナ「どうなってるの……?」


真奈美「撮影じゃないんですか?」


矢部「後で説明しますんで、とりあえず座って下さい」



『アメリカ帰りのカッコ良い女子生徒も、狼狽えるしかなかった』



レナ「……だから言ったじゃない。プロフェッショナル・ビューティーなんて聞いた事無かったんだから……」


真奈美「仕方ないだろう……。私だって、アメリカに居たのは何年も前なんだから……」



岡村「はい、そこ!! 私語は慎みなさい!!」

レナ・真奈美「すいません……」





AM9:21登校


ガラガラガラ……

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篠原礼「……きゃあっ!?」ドンッ
片桐早苗「……ちょぉっ!?」


岡村「篠原、驚き過ぎちゃうか? 片桐、思いっきり吹っ飛ばされたで……」


矢部「篠原さん、腰ぬけてますやん」


早苗「もう……手を貸すよ」


礼「ごめんなさい……」


岡村「美しい友情や……。先生は嬉しいで」



『なぞなぞお姉さんの予想以上のリアクションに、生徒達はヤンヤヤンヤの大喝采』



瑞樹「礼って、実はうちで一番のビビりなのよね」

夏美「確か、雷なるだけで駄目だったわね……」


岡村「こら、お前ら!! 頑張り屋さんの礼ちゃんを、いじめたらアカンぞ!!」



『頑張り屋さんの礼ちゃんは、先生のお気に入りだった~』





AM9:29登校


ガラガラガラ……

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和久井留美「……!?」
三船美優「……!?」


岡村「はい、おはよう」


留美「…………??」

美優「…………??」


岡村「……早く入って席に付きなさい!!」


留美・美優「……????」



『呆然と固まるこの二人の第一声は』



留美「……え?」

美優「えっと……なになんですか????」


矢部「あの、とりあえず座って貰えますか?」


留美「はい……」

美優「……失礼します」


早苗「留美ちゃんがここまでテンパったの初めて見たわ」





岡村「さあ、残る席は二つです。皆さんは、大体誰が来るのか予想は付いているのでしょうけど……」



席順

レナ 留美  瑞樹
夏美 早苗  真奈美
?? ??  礼
心  麻理菜 美優



早苗「この流れだと、うちのダブルエースが来るんじゃない?」

真奈美「私もそう思ってるよ……」





AM9:35登校


『そして、最後に席を埋めるのは……』


――じゃあ、今度振り返る感じでお願いします。


ガラガラガラ……

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高橋礼子「……え?」
柊志乃「……あれ?」


岡村「はい、おはよう」



『アイドル界のレジェンドも、この学校の生徒だった』



オォー!! キタワヨ!! ヤッター!!


礼子「……これ……何?」


志乃「ドッキリ……なの?」


岡村「何を言うてんねん。はよ、席に座らんかい」


矢部「二人とも、とりあえず座って貰えますか? 事情は後で説明しますんで」


礼子・志乃「……??」



『意外と可愛いリアクションのレジェンドに、クラスは大盛り上がり』





私立めちゃ46女子高等学校期末テスト



席順

レナ 留美  瑞樹
夏美 早苗  真奈美
礼子 志乃  礼
心  麻理菜 美優



岡村「わたしが~……このクラスの担任の~……岡村隆史です!!」


矢部「何が書いてあるかわからへんわ」


岡村「こちらが~……副担任の~」


佐野「佐野瑞樹です。よろしくお願いします」


岡村「こちらの佐野先生は、一行にイジらなくて結構です」


矢部「え~、司会進行の矢部です。何かわからない事が有れば、自分に聞いて貰っても結構なんで……皆さん、頑張ってください」





岡村「改めまして。皆さん……ようこそ!! 私立めちゃ46女子高校へ!!」


『この度開校した私立めちゃ46女子高校とは、名門プロダクションに属するアイドル達で構成された、国内屈指のエリート校である』

『所属する生徒達は、芸能界の一線級で活躍しているアイドルばかりで構成されている』

『タレント、バラエティ、歌手、ダンス、モデル等。あらゆる活動において実績を残す、名実共にトップアイドルと呼ぶにふさわしい生徒ばかりなのだ』


『その開校行事として期末テストを行うのだが……』

『芸能界で活躍する彼女達の学力は、いかなるものなのか……』





岡村「静かに!! 皆勝手にしゃべらない!! 意見がある人は挙手をしなさい!!」

瑞樹「……はい」

岡村「はい、川島」

瑞樹「……あの、どうしても気になるのが。どうして、私達なんですか? バラエティー番組だったら、346プロの中には、もっと適任な子がいっぱい居たんじゃないかと思うんですけど……」


岡村「……確かにそうかもしれません。ただ……346プロダクションを。更には、アイドル界を……。長きに渡って支えてきたのは、間違いなくあなた達です」


岡村「例えば、現在は歌手として活躍している高垣楓さん。彼女は……かつてモデルだった頃、柊志乃さんを物凄く尊敬していたそうです」


岡村「例えば、カリスマJKモデルの城ヶ崎美嘉さん。彼女は、幼い頃にテレビで見た、高橋礼子さんに憧れて、346プロの門を叩いたそうです」



岡村「つまり……今現在活躍する彼女達は、あなた達の背中を追い続けているんです!!」


岡村「強いては、あなた方は……明日のアイドルを目指す少女達の憧れの存在でもあるんです!!」


ザワ……ザワザワ……




岡村「しかしです……。その目標としているトップアイドル達が……もしも~バカだったら? 皆、どんな風に思うんでしょうか?」


岡村「あなた方に憧れて、346プロの門を叩いた後輩たちが……先輩はバカだったと。そう思われてしまうんです!!」



……エー!! ヤダヤダー!! ヤバイヨー!!



岡村「はい、静かに!!」



『私立めちゃ46女子高校の期末テスト。今回も、国語・数学・社会・理科・英語の5教科で、問題は中学生レベルの問題を中心とする』


『なお、岡村先生も事前にテストを受けた所、平均85点をマークしている。基本中の基本で有るだけに、全員学力に問題は無いと思われるのだが……』



『今日の芸能界に、トップアイドルとして君臨する彼女達に、今回与えられる称号とは……?』





岡村「現在、346プロダクションさんでは、現在“プロジェクト・クローネ”と命名し、精力的なアイドル活動をしています」


一同「……」


岡村「そこで~……我々も、バカを探るプロジェクトを始めます。つまり“P・B”……」



岡村「この期末テストで……“プロジェクト・バカーネ”を決めて頂きます!!」



……ヤダー!! ホントニ!? ウソー!!



岡村「はい、静かに!! ほんま、落ち着きの無い奴らやな……」


礼「……先生、質問です」


岡村「はい、礼ちゃん」


礼「……プロフェッショナル・ビューティーの頭文字は“P・B”ですよね?」


岡村「そうですよ」


礼「つまり……プロジェクト・バカーネとも、頭文字がかかっているという事ですね?」



岡村「さすが、礼ちゃんやな。まさに、その通り!!」



全員「…………」




岡村「では、皆さん。立って下さい」



岡村「私達はアイドルだ!!」

全員「「「私達はアイドルだ!!」」」


岡村「アイドルは、バカじゃ勤まらない!!」

全員「「「アイドルは、バカじゃ勤まらない!!」」」


岡村「アイドルは、バカじゃ勤まらない!!」

全員「「「アイドルは、バカじゃ勤まらない!!」」」



岡村「ワインが好きだけど、バカじゃない!!」

志乃「ワインが好きだけど、バカじゃない!!」



岡村「猫好きだけど、バカじゃない!!」

留美「猫好きだけど、バカじゃない!!」



岡村「丘サーファーじゃないし、バカじゃない!!」

麻理菜「丘サーファーじゃないし、バカじゃない!!」






岡村「クイズ女王だから、バカじゃない!!」

礼「クイズ女王だから、バカじゃない!!」



岡村「しゅがぁはぁと☆は、バカじゃない☆」

心「しゅがぁはぁと☆は、バカじゃない☆」



岡村「イカサマはしないし、バカじゃない!!」

レナ「イカサマはしないし、バカじゃない!!」



岡村「アイドルは、バカじゃ勤まらない!!」

全員「「「アイドルは、バカじゃ勤まらない!!」」」


岡村「アイドルは、バカじゃ勤まらない!!」

全員「「「アイドルは、バカじゃ勤まらない!!」」」



岡村「若い者に負けないぞ!!」

全員「「「若い者に負けないぞ!!」」」



矢部「なんでやねん!! 十分若いやろ!!」




『生徒達は制服に着替えて自習に入った。10年ぶりに教科書に目を通す彼女達は、かつてのほろ苦い思い出が蘇っていた』



麻理菜「うわ……全然わかんない……」

心「……やべぇ。マジでやべぇ(素)」


礼子「いいくに作ろう……鎌倉幕府だったかしら……」

志乃「何から勉強すれば良いのかしら……」


真奈美「理科は苦手だよ……」



夏美「……礼さんは、得意そうよね。社会とか、クイズで出るじゃない……」

礼「……だけどヤマが外れてたら、どうしようもないわ」


早苗「凄い気になるのがさ。留美ちゃんと瑞樹が、すっごい睨み合ってるんだよね……」

レナ「だって、あの二人は346の中でも(学歴が)一番上だったんじゃない?」

美優「……そう言われれば、そうでしたね」



瑞樹「…………ちょっと、皆静かにしてなさいよ」カリカリカリカリ


留美「…………」カリカリカリカリ





『ここで気になる、自習中の生徒達の個人データを紹介をしておこう』



『片桐早苗(得意:社会 苦手:英語)。
元婦警という、異色の経歴を持つ彼女。元国家公務員だけに、バカーネの称号は意地でも避けたいところだが~』



『川島瑞樹(得意:社会 苦手:理科)。
関西の一流大学から関西の局アナと言う、エリート経歴の委員長。今回、優勝候補の本命だけに、自習から並々ならぬ執念を見せる~』



『木場真奈美(得意:英語 苦手:理科)。
大学時代の大半をアメリカで過ごした彼女だが、実は理科が大嫌いという一面を持つ。イケメン姉さんの結果はどうなる~』



『佐藤心(得意:理科 苦手:社会)。
独特なキャラでお茶の間を賑わす、しゅがぁはぁと☆さん。実は理数系が得意と言う意外性の持ち主。テストもスイーティーにこなせるのか~?』



『沢田麻理菜(得意:数学 苦手:理科)。
346プロ屈指のアウトドア派で、ある番組では波乗りマリーという異名を持つ彼女。サーフィン同様に、テストの波も乗りこなせ~』



『篠原礼(得意:国語 苦手:数学)。
意外と怖がりな、クイズ女王は先生のお気に入り。各クイズ番組で活躍する彼女だけに、頭の回転は早い筈。これで、バカーネだったら恥ずかしいぞ~』

すっげえ殺伐としとるやん…
アイドルの空気じゃない(戦慄



『相馬夏美(得意:英語 苦手:理科)。
元CAという肩書を持つだけに、勉学には問題無い筈なのだが……。実は頭が悪かったから、CAを辞めちゃった何てこと無いよね~?』



『高橋礼子(得意:国語 苦手:数学)。
アイドル界の生ける伝説。彼女を目指して346プロに入った人は多いが……。これで、バカーネに輝いてしまったら大変だぞ~』



『柊志乃(得意:理科 苦手:国語)。
モデルやアイドルを始め、あらゆる芸能活動で実績を残してきた彼女。そんな彼女がバカな訳が無い筈だが、まさかの事態も有り得るか~?』



『兵藤レナ(得意:英語 苦手:数学)。
本場ラスベガスのディーラーだった経験の彼女は、英語には絶対の自信がある。だけど、イカサマは問答無用で駄目ですからね~』



『三船美優(得意:理科 苦手:社会)。
今回の生徒の中でも一番大人しい性格の彼女だが、実は地元の進学校に通っていた。静かに下剋上を狙っているが、その結末は~?』



『和久井留美(得意:国語 苦手:無し)。
最終学歴は何とKO大の経済学部というエリートアイドル。無言で自習する傍ら、川島瑞樹をチラチラ見ていたが、その本心は~?』





……キーンコーンカーンコーン


――ガラガラバタンドカドカ



岡村「……はい、皆さん。教科書をしまってください」


岡村「今から、テストを始めますが……皆さんセーラー服が、大変似合ってますね~」



岡村「特に三船さんなんて……イメクラですか?」

美優「……違いますよ」


矢部「例えが悪過ぎるやろ……」



岡村「委員長は、メガネまでかけてやる気満々ですね~」


瑞樹「ずっと勉強ばかりしてましたから……。勉強が大好きですので」


留美「……負けませんからね」

瑞樹「それは、こっちの台詞よ」


岡村「はい、二人とも喧嘩しないで~」




岡村「ちょっと、テストをする前に、持ち物検査しましょうか。そこの二人」

志乃・礼子「……!?」



岡村「高橋……ちょっと鞄を見せてみい」

礼子「……大丈夫ですよ?」


岡村「……何やコレ?」


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???


礼子「ちょっと!! 最初から仕込んでただけでしょ!?」


岡村「高橋~……これはお前の男か? 勉強と関係無い物は、持ち込んだらあかんで~?」


礼子「違いますから!! 仕込んであったんですよ!!」



レナ「礼子さん、そういう趣味だったんですか……」

早苗「これは、ツイッターが炎上するわね」


礼子「違うから!!」





岡村「柊~。お前は大丈夫やろうな?」

志乃「……私は、隣の恋愛脳と違いますから」

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589159.jpg.html
!!!!

岡村「……おい、これは学校に持ち込んだらあかんやろ!!」


志乃「これは悪意がありますよ!!」

岡村「ほんま、学生の身分で飲酒とは、けしからんやっちゃなぁ……」


夏美「志乃さんだったら、本当にやりそうですもん」

心「間違いないね☆」


志乃「ちょっと……。あなた達の私のイメージは何なのよ!?」





岡村「では、テストを配りますね~。透かしたりしたら、いけませんよ~」ベロベロベロ


レナ「……やだぁ」


留美「ちょっと、それは無いですよ……」


瑞樹「ベタベタじゃないですか……」



矢部「先生お気に入りの儀式やからね……」



岡村「裏返しのままですよ~。まだ、始めないで下さいね~」



――キーンコーンカーンコーン……




岡村「では、始めてください!!」




『ついに始まった、トップアイドル達の期末テスト』


『バカーネに選ばれない為にも、テストに打ち込む彼女達の顔は真剣だった……』



『1時間目の国語は、漢字の読み書きから短文、ことわざ、文学史まで幅広く出題』


『快調に飛ばす、川島、和久井の両名に加え、意外とスラスラ回答する高橋、篠原が印象的。そんな中、早くも苦悶の表情を見せる、柊と佐藤……』




『2時間目の数学は、計算問題に加えて公式や、ミスの出やすい図形問題が中心』


『国語で快調だった、高橋と篠原の手は止まり、佐藤と沢田のペースが早い。また、兵藤も眉間に顔をしかめて、問題とにらめっこが続く』




『3時間目の社会は、日本史や世界史に加え、地理や近代史からも出題』


『川島、相馬、和久井が順調に問題を解いていく中、意外にも片桐の健闘が光った。しかし、波に乗り切れていない三船……大丈夫か?』






『4時間目の理科は、植物や生物に、元素記号などからも出題』


『ここにきて、順調だったか川島と木場が頭を抱える姿が目立つ。意外とスラスラと回答していく柊は、ここで追い込みをかけたい所』



『5時間目の英語は、単語や英訳、和訳に長文問題など、多くの生徒の鬼門となっている』


『渡米経験を生かして、木場と兵藤が猛チャージ。他にも、川島、和久井、相馬もあっさりとテストを解いていく。しかし、終始頭を抱える片桐と佐藤が気になるが……』



『アイドル達の見せる真剣な表情。しかし、時間だけは無情に過ぎていく……』



岡村「後5分ですよ~。最後まで、諦めたらいけませんよ~」


岡村「それと、名前の書き忘れや、間違いは0点ですからね~。過去に、自分の名前を書き間違えて、危うく0点になりかけた生徒もいます」


岡村「最後まで、諦めずに。尚且つ、冷静にならなければいけませんよ~」




キーンコーンカーンコーン……


岡村「はい、しゅ~りょ~!!」


佐野「皆さん、お疲れ様でしたー」



岡村「後ろから集めてくださ~い」



早苗「ちょっと!! ちょっとだけ待って!!」


岡村「いけませんよ!! 往生際が悪いですよ!!」


早苗「あぁ~……もうちょっとで埋められたのに……」



『やっとの思いでテストを終えたアイドル達。手応えを感じている者と、そうで無い者。クラス内は、悲喜交々だった』




岡村「ようやく、5教科のテストが終わりました。これから採点に入ります」


岡村「その結果……この中から、バカーネに選ばれる生徒が出てきます」



エー!! ヤダヨー!! カンベンシテホシイワ……



岡村「……いるぞいるぞ~。この中に、バカーネが居るぞ~……」



ヤダー!! ゼッタイイヤ!! モー……カエル!!



『果たして、プロジェクトバカーネの栄冠を受けるのは誰だー?』


ちょっと休憩に入ります。
30分位したら投下します。


試験前のくだりがめちゃイケっぽくて好き

大人組限定とは珍しい
期待


年齢が違うだけですごい深刻さが増しちゃうなww

投下再開します。

こういう企画こそ、大人組が光ると思います。




『アイドルの本性を暴いてしまう、恐ろしい期末テスト。岡村先生と佐野先生がテストの採点を進めていく』


『しかーし。中にはアイドルとは思えない、予想外の珍解答も多数……』



『ファンの度肝を抜く、面白回答をイジってイジってイジリ倒してしまおう!!』




――キーンコーンカーンコーン……

ガラガラガラ ドタドタドタ バン!!


『テスト終了からそわそわ浮足立っていた12名の生徒達の目の前に、ついに答案用紙が戻って来た~』



岡村「え~……今から“プロジェクト・バカーネ”を発表する訳ですが……」


岡村「その前に……大変良いお知らせと、悪いお知らせがございます」



ザワ……ザワザワ……



岡村「今回のテストは、歴代でも平均点が高い方です!!」


……オォー!!



岡村「ですが……Cクラスはいつも通りです」



エェー!! ヤダァ!!



岡村「では、テストを返す……その前に。非常にアイドルらしからぬ解答を、書いている人が何人も見受けられました」


岡村「そこで……面白回答を、イジって行きたいと思います!!」





『まずは、国語(平均:71,8点)の回答をイジっていこう~』



岡村「まず、90点以上が……3人も居ます」



岡村「……和久井留美!!」

留美「はい!!」



岡村「……川島瑞樹!!」

瑞樹「……はい!!」



岡村「そして…………篠原礼!!」


夏美「おぉ~……!!」


早苗「うっそぉ!?」



礼「国語は得意なのよ」



岡村「これは、クイズ女王の面目を保ちましたね」




岡村「では、問1行きます。次の漢字をひらがなに直しなさい」


岡村「これは……“煙草(たばこ)”正解です。殆どの方が正解してましたが……」


岡村「一人だけ、読み方を勘違いしてる人が居ます」



岡村「……柊さん」


志乃「嘘でしょ!?」


岡村「では、柊さんの答えを見てみましょう」



A、煙草(しえん)



レナ「……うわぁ」

早苗「これは無いわね……」


志乃「でも、小説なんかだと……しえんって読むじゃないですか?」

岡村「それは、吐き出した煙の表現です。そもそも、ムラサキのケムリと書いて紫煙ですから……」


岡村「ま、先生は昔吸ってましたが、煙草を吸わない人には解らない問題だったかもしれません」


礼子「志乃は、アルコールが抜けると逆に残念になるからねぇ」ニヤニヤ

志乃「……」




岡村「次は問5。次のカタカナを感じに直しなさい」



岡村「これは、“オウキュウ(応急)”ですね。応急処置など、良く聞くと思います」



岡村「そんな中、全く違うオウキュウを思い浮かべた人が居ましたね……兵藤さん」


レナ「私ですか!?」


岡村「では、兵藤さんのオウキュウはこちらです」



A、オウキュウ(王宮)



レナ「……でも、オウキュウのカタカナだけじゃ解りにくいじゃないですか?」


岡村「ま、そうだとしても……他の方々は正解していました」


岡村「兵藤さんは、王子様の居るお城に憧れているという事でしょうか」


レナ 「……」



麻理菜「……やっぱり、キュートはロマンチストなの?」





岡村「続いては、ことわざの問題です。“(   )はつるべ落とし”と言うことわざですが……」


岡村「これは、出来てない人が多かったですが……。礼ちゃんの答えを見てみましょう」



A、(秋の日)はつるべ落とし



岡村「これが、正解です。では、礼ちゃんに解説して貰いましょう」


礼「解りました」



礼「“つるべ”とは、井戸で水をくみ取る桶の事を言います。なので、つるべを井戸の中に落とせば、すぐに落ちて行ったんです。そこで、秋は日がすぐに暮れる事から、秋の日はつるべ落としと言うことわざが出来ました」


全員「おぉー……すごい……」


岡村「見事です」




岡村「では、皆さんは何を落とすと思ったのか……。まずは、佐藤さんの答え」


心「やっぱし駄目か☆」



A、(芸人)はつるべ落とし



瑞樹「……ベタすぎるわね」


岡村「……鶴瓶師匠をつき落としたら、二度と番組に呼ばれへんくなるぞ!?」




岡村「しかし、佐藤さんと違って、非常に家庭的な間違いをしている人が居ましたね……三船さん」

美優「……違ってるのね」



岡村「三船さんの答えは、こちらです」



A、(煮物)はつるべ落とし



留美「……蓋なの?」


美優「違う気がしてたんだけど、これ以外思い浮かばなくて……」



岡村「残念ながら、落とし蓋ではございません」





岡村「この辺は、まだ良いです。料理だとか、芸人だとの間違いはまだ良いです」



岡村「一つ、とんでもなくバイオレンスな答えが有りました……片桐さん!!」

早苗「うげぇ……」



岡村「片桐さんの答えです」



A、(必殺)つるべ落とし



岡村「プロレス技か!!」


早苗「……」



夏美「これは、酷いわ」

真奈美「……新技だね」



早苗「いやぁ……語呂は良いですよね?」


岡村「元国家公務員が、必殺って発想が危なすぎるわ!!」





岡村「では、次に行きましょう」


岡村「次の単語を使って短文を作りなさい」



岡村「“棚に上げる”という言葉ですが、“不都合なことには触れないでおく”という意味になります」


岡村「……和久井さん?」

留美「ちゃんと書きましたよ!?」


岡村「では、答えを見てみましょう。こちらです」



A,自分の事は棚に上げて、後輩のアイドルに文句を言う



一同「……」


岡村「一応正解なんですが……これは誰の事を指してるんでしょうか?」


留美「ただの例え話ですよ?」



瑞樹「……留美ちゃん。こっちをチラチラ見ないでくれないかしら?」




岡村「この問題で、棚に上げると言う言葉の意味を解ってない人が居ました……」


レナ「誰かしらね……」



岡村「では、佐藤さんの答えを見て貰いましょう」



A,古くなった舞台衣装を、棚に上げる



心「いやあ……片付けるって意味かと思って☆」


岡村「残念ですが、テストはしゅがぁ☆の様に甘くは無いんですよね……」




岡村「ですが……更に検討違いな事を回答をしている人が……沢田さんです」


沢田「……うそ? これは、ちゃんと書きましたよ!?」



岡村「では、沢田さんの答えを見てみましょう!!」



A、ぼたもちを棚に上げる



一同「…………」



岡村「ぼたもちを棚に上げたら腐ってまうぞ!? 全員、リアクションすら出来へんやんけ!!」


麻理菜「でも、タナボタって良く言うじゃないですか!? だから、棚とぼたもちが関係あるのかと思って……」


岡村「ぼた餅は、棚から落ちてくるもんやで。しかも、それは別のことわざやぞ?」


麻理菜「だけど、落ちて来るなら……ぼた餅を上げないといけないし……」



早苗「それ以上言わない方が良いわよ?」


志乃「弁解するほど、むしろバカと思われるわね……」


麻理菜「…………えぇ~」





岡村「次の問題です。写真の人物の名前と、代表作を上げなさい。ヒント:お札の肖像画にもなっている」


岡村「これは、はっきり言って、サービス問題です」


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A、夏目漱石 坊ちゃん、吾輩は猫であるetc


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A、樋口一葉 ゆく雲、にごりえ、竹くらべetc


岡村「残念ながら、日本の文豪を知らない人が、何人か居てます!!」



岡村「……では、一斉に見てみましょう!!」





志乃の答え

A、福沢諭吉 学問のススメ
A、清少納言 枕草子


心の答え

A、野口英世 ドクターノグチ
A、ひぐち一葉 竹くらべ


早苗の答え

A、夏目懐石 坊ちゃん
A、桶口一葉 にごりえ



早苗「ちょっと、待ってください!! 私正解してますよ!?」


岡村「片桐ぃ!! “おけぐちいちよう”って誰やねん!! おまけに、夏目“かいせき”って、全然違うやろ!!」


早苗「…………あ」



予想通りしゅがはさんやべえwwww



岡村「ただ……後の二人は、論外です!!」


志乃「……でも、清少納言って二千円札に書かれてましたよね?」


岡村「二千円札に書かれていたのは、紫式部です!!」


志乃「」



岡村「それと、佐藤!!」


心「…………てへ☆」



岡村「ドクターノグチって、これやで!!」


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589274.jpg.html
ドクターノグチ:全17巻(作:むつ利之)


岡村「ツ○ヤ六軒ハシゴして、集めてきたわ!!」


真奈美「…………っ」プルプルプルプル


岡村「見てみぃや!! 木場さんが、ここまで笑うてしまってるで!?」


矢部「……木場さんの爆笑は、滅多に見れへんね」





『アイドル達の色々素顔が出てきた所で、今度は数学(平均:68,4点)をイジっていこう~』



岡村「数学で、90点以上を取った人は……一人です」



岡村「……和久井留美!!」


留美「よしっ……」



瑞樹「…………うそでしょ~。自信あったのにぃ~……」



『川島瑞樹、危うし』



岡村「問3。“かけ算の事を( )と言い割り算の事を( )と言う”」



岡村「これは、かけ算は(積)で、割り算は(商)が正解ですが……」


岡村「ここで……相馬さんの、初フライトです!!」

夏美「うわ……来ちゃったわ」


岡村「では、相馬さんの答えです」



A、かけ算は(×)と言い、割り算は(÷)と言う



瑞樹「わかりやすい間違いね……」



岡村「まぁ、気持ちは解らんでも無いですが……バツです」




岡村「では、礼ちゃんのかけ算と割り算を見てみましょう」

礼「数学は苦手なのよねぇ……」



A、かけ算は(掛数)と言い、割り算は(割数)と言う



礼「やっぱり、違ってたわね……」



岡村「そのまま漢字に直しただけですね。全然違いますよ~」




岡村「ただ……とんでもなく明後日の方向から答えを導き出した方がいます」



岡村「……え~、高橋さん? 目を逸らしてもいけませんよ?」

礼子「…………」


岡村「え~……高橋さんの回答はこちらです」



A、かけ算は(九九)と言い、割り算は(√)と言う



一同「……え?」



岡村「九九て……九九以外にもかけ算は存在するやろ!!」


礼子「そんなぁ……」



岡村「……一つお聞きしますが、ルートの使う場面はご存じですよね?」

礼子「二分の一とか、そういう場面で使うのよね?」


岡村「それは、分数です!!」


礼子「」




岡村「次は、公式の問題です。台形の面積を求める公式を書きなさい」


岡村「これは、“((上底)+(下底))×(高さ)÷(2)”が正解です」


岡村「かっこの中の、(上底)と(下底)の部分を忘れている方が何人か居ました」



岡村「……兵藤さん!!」

レナ「…………えっ!?」


岡村「兵藤さんの答えは、こちらです!!」



A、((上 )+(下 ))×(高さ)÷(2)



岡村「足りん!! 言葉が足りんくて、何処の事かわからへん!!」

レナ「け、ケアレスミスですから……」




岡村「ですが……更にどこの部分を指しているか、解らない答えも有りました」



岡村「……高橋さんの考える、台形の面積を求める公式を見てみましょう!!」

礼子「……また私なの!?」



A、((縦 )+(横 ))×(高さ)÷(2)



瑞樹「……縦?」

留美「……横?」



岡村「高橋さん……。横はまだ解るとしても、縦って何ですか!?」


礼子「えっと……四角形の公式が横×縦×高さだったから、それかなって思ったのよね……」


岡村「それは、体積の公式です!!」


礼子「」


志乃「……」ニヤニヤ





岡村「しかしです!! 上には上が居ました!!」



岡村「三船さん!!」

美優「……え!?」



岡村「三船さんの考える公式は、こちらです!!」



A、((底辺)+(高さ))×(角度)÷(2)



美優「……」


レナ「……角度?」

早苗「角度って……」



岡村「……角度とは、これは何処の角度を言っているんですか?」

美優「えっと……四角の中の角度を全部足した角度で……」


岡村「四角形の内角は、すべて360度になります!! なお、面積に角度は関係ありません!!」


美優「」




岡村「次の問題です。立方体の展開図を書きなさい」



岡村「これは、こういう図が正解です……」

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589296.jpg.html



岡村「え~……礼ちゃん!!

礼「……え!?」






岡村「その反応は、正解してる確信が有る様です。では、礼ちゃん……の答えを見てみましょう!!」



立方体の展開図を書きなさい。


  □□□
A,□□□


夏美「四角が並んでるの?」


礼「……これ、間違ってましたか?」


岡村「展開は、広げた図の事です!! ここまで、ばらしたら分解です!!」


礼「…………」




岡村「しかしですね……立方体が解らない人が居てました!!」


早苗「えぇ……誰?」



岡村「では……兵藤さんの立方体を見てみましょう!!」

レナ「……」



立方体の展開図を書きなさい


A、□



一同「ええ……?」



岡村「これは、ただの正方形です!! サイコロの形が、解らないんですか!?」


レナ「あぁ!! あれね!!」


岡村「気がつくのがおそーい!!」





岡村「次の問、“二進法の1101を十進法に直しなさい”と言う問題ですが、これは正解率が悪かったです」



岡村「正解したのは、3人だけです」


岡村「川島さんと、和久井さん……そして、沢田さんだけでした」


心「嘘だろ!?」


岡村「嘘じゃございません。では、沢田さんに正解を答えて貰いましょう!!」



麻理菜「13です」


岡村「お見事、正解です」


麻理菜「……ま、実力って奴かな?」



岡村「ただですね……」


岡村「正解率の悪い問題に限って、正解するタイプは……結構、バカに輝いた人にありがちな傾向です」


麻理菜「」





岡村「十進法と二進法の違いが、解らなかった人が多かったです」



岡村「……そんな中、木場さんの答えです!!」


真奈美「…………おかしいな。正解したと思ったけど……」



A、11



岡村「一見、単に間違えている様です」




岡村「では……解答欄を少しずらしてみましょう」



1(1) 2(10) 3(11) 4(100) 5(101) 

6(111) 7(1000) 8(1001) 9(1011) 10(1100) 11(1101)



岡村「惜しい!! 頑張った!! 二進法と十進法の違いも分かってた!!」


岡村「答案に書いてまで数えたのに、残念ですが数え間違えてました」



真奈美「」



麻理菜「真奈美、二進法は手で数えられるよ?」


真奈美「……終わってから、数え方を思い出したんだ」





『さあ、気を取り直して、社会(社会:74,8点)の回答をイジっていこう~』



岡村「え~、社会なんですが……。90点台が一人居ます!!」


一同「おぉ~……」



岡村「……相馬さん!!」


夏美「やったぁ!!」



瑞樹「」

留美「」



真奈美「……二人とも、この世が終わった様な顔になってるよ?」




岡村「ですが~……何と、100点を取った方がいました!!」



瑞樹「!?」

留美「!?」



岡村「……川島さんです!!」


瑞樹「よしっ!!」


留美「…………」



矢部「和久井さん、アイドルがしたらアカン顔になってますよ……」




岡村「問3。次の人物の名前を答えなさい」

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589319.jpg.html


岡村「正解は、ガンジーです。ガンディーと書いても正解です」



岡村「ガンジーは、当時イギリスの植民地だったインドで、植民地解放運動の立役者として知られています」






岡村「え~……三船さん?」

美優「…………ハイ」



岡村「三船さんの答えは、こちらです」



A、僧侶



一同「……えぇ!?」


岡村「何を思って、僧侶と書いたんですか?」


美優「えっと……見た目がお坊さんみたいだったから……」



岡村「ただ禿げてるだけで、お坊さんと言うたらいけませんよ!! 世の一部の男性に謝罪しなければいけなくなりますよ!!」

美優「……えっと、あの……すいません」



岡村「ちなみに、ガンジーの本職は弁護士ですからね。僧侶ですらありませんから」




岡村「次の問題。大塩平八郎の事を以下の分を使い簡潔に説明しなさい(米不足、農民、大塩平八郎の乱)」



岡村「では、和久井さんの模範解答を見てみましょう」



A、天保の大飢饉によって米不足になったにも関わらず、幕府の圧政によって農民は苦しい生活を強いられた。奉行であった大塩平八郎はそれに見かね、農民と手を組み反乱を起こした。これを大塩平八郎の乱と言う。



一同「……すげぇ」


岡村「文句なしのパーフェクトです!!」


留美「……ふふ」



瑞樹「でも、私は100点なのよね?」


留美「……」ギロッ




岡村「では、高橋さんの答えを見てみましょう!!」

礼子「……私!?」



A、米不足にも関わらず年貢を下げなかったので、大塩平八郎は農民に暗殺され、大塩平八郎の乱として語り継がれる。



岡村「逆です!! 真逆です!!」

礼子「」



志乃「……」ニヤニヤ




岡村「続いて……佐藤さん!!」

心「マジっすか!?」


岡村「佐藤さんの答えは、こちら!!」



A、大塩平八郎の乱。それは、米不足に苦しんだ農民によって起こった。



岡村「足りん!! 全然、言葉が足りへん!!」


心「」




岡村「トリは……柊さん!!」

志乃「!?」



岡村「柊さんの答えは、こちらです!!」



A、大塩平八郎の乱と農民と米不足は深く関係している



岡村「それを説明せいと言うとんねん!!」


志乃「」


岡村「毎回毎回、三題作文問題で、こういう回答をする奴がおるんや」




礼子「……」ニヤニヤ




岡村「次の問題です」


岡村「写真の女優が出演した映画の作品を一つ答えなさい」


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589338.jpg.html
オードリー・ヘプバーン


岡村「世界的な名女優、オードリー・ヘプバーンです。ローマの休日、ティファニーで朝食を、マイ・フェア・レディなどが有名です」


岡村「予想外に、正解率が良かった問題なんですが……」





岡村「……片桐さんの答えを見てみましょう」

早苗「やっぱり違ってたわね……」



A、タイタニック



一同「……」


岡村「片桐さん……なぜ、タイタニックと書いたんですか?」



早苗「……とにかく思いついたタイトルが、タイタニックしかなかったんで……」


岡村「……片桐さん。女優業もしてるんですから、酒ばっか飲んでないで、もっと映画を見ましょうね」

早苗「……はい」




岡村「次の問い。次の三つの国の、首都を書きなさい。イタリア、オーストラリア、カナダの首都です」



岡村「イタリアは“ローマ”。オーストラリアは“キャンベラ”。カナダは“オタワ”が正解です」



岡村「オーストラリアの首都を、シドニーやメルボルン。カナダの首都をバンクーバーやトロントと言った間違いが見られました」




岡村「そんな中……非常に問題のある解答あります」



岡村「……和久井さん!!」

留美「嘘でしょ!?」



岡村「では……和久井さんの答えを見てみましょう!!」



A、イタリア(ローマ)オーストラリア(キャンベラ)カナダ(オワタ)



留美「」


瑞樹「……」グッ



岡村「あの~申し上げんくいんですが……2chやられてはるんですか?」


留美「……昔ほんのちょっとだけ」






『痛い所を突かれた所で、毎回騒がせてくれる理科(67,7)をイジっちゃお~』



岡村「理科ですが……90点台が二人居ます」



岡村「……和久井さん!!」


留美「……」グッ



岡村「そして……佐藤さん!!」


心「よっしゃあ!!」



礼子「ホントなの?」

志乃「カンニングしてないわよね?」


心「してない☆ 実力って奴だね☆」




岡村「ただ……これまで何度もバカの栄冠に輝いた濱口は、理科だけは得意なんです……」


心「」



志乃「……」ニヤニヤ

礼子「……」ニヤニヤ

麻理菜「……」ニヤニヤ




岡村「……ここで大変悲しいお知らせがあります」



岡村「川島さんは……80点取れてません」




瑞樹「」





岡村「次の実験器具の名前を書きなさい」


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589354.jpg.html


岡村「これは、フラスコです。正式には、三角フラスコとも呼ばれます」



岡村「……柊さん」

志乃「……何て書いたかしら」


岡村「柊さんの答えはこちら!!」


A、グラス


志乃「えっと……」

岡村「これを使って、お酒は飲みません」




岡村「続いて……木場さんの答え」



真奈美「理科は苦手なんだ……」


A、カラスコ


岡村「これは、マスコットですか?」


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589361.jpg.html
Mr・カラスコ



真奈美「」






岡村「次は恒例のイラスト問題です。次の生物が成長した姿を書きなさい」


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589365.jpg.html
イモムシ

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589366.jpg.html
オタマジャクシ

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589368.jpg.html
ヒヨコ






岡村「……全問正解した、佐藤さんの答えです」



http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589374.jpg.html
チョウチョ


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589375.jpg.html
カエル


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589376.jpg.html
ニワトリ



夏美「普通に上手いわね……」





岡村「では、柊さんの答えを見てみましょう!!」


志乃「これは、自信あるわよ!?」


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589384.jpg.html
チョウチョ

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589386.jpg.html
カエル

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589389.jpg.html
ニワトリ



岡村「いや~……正解ですし。何よりも、カワイイ絵ですね」


志乃「恥ずかしいわね……」





岡村「そんな中で……木場さんの答えを見てみましょう!!」


真奈美「勘弁してくれ……」


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589395.jpg.html
チョウチョ?

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589397.jpg.html
カエル?

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589399.jpg.html
ニワトリ?



早苗「やだぁ……」


麻理菜「何でも出来る人だと思ってたのに……」



瑞樹「……これ、真面目に書いたの?」


真奈美「美術と理科は、苦手なんだよ……」



岡村「え~……これから木場さんを呼ぶ時には“画伯”と呼んであげてください」

真奈美「」





岡村「次の問い。以下の物質の元素記号を書きなさい。“酸素( )水素( )マグネシウム( )カルシウム( )リン( )”という問題です」



岡村「正解は、“酸素(O)水素(H)マグネシウム(Mg)カリウム(K)リン(P)”になりますが……」



岡村「片桐さん!!」

早苗「…………はい」



岡村「片桐さんの答えは、こちらです!!」



A、酸素(H2O)水素(H2O)マグネシウム(H2O)カリウム(H2O)リン(H2O)”



礼子「セコイ点の取り方ね……」

志乃「これは露骨ね……」



岡村「こういう小ズルい回答は大嫌いです!! その上、全部間違った答えで埋めてます!!」


早苗「」





岡村「片桐さんは、もっと礼ちゃんを見習いましょう!!」

礼「……!?」



岡村「では……頑張り屋さんの礼ちゃんの答え!!」



A、酸素(Sn)水素(Su)マグネシウム(Mg)カリウム(Kr)リン(Rn)”



岡村「……え~。恐らく、考え抜いた末に頭文字を取ったんでしょう。そのお蔭で、1問の正解をもぎ取りました!!」


礼「」



留美「これはこれで恥ずかしいわね……」





岡村「続いて、化石の問題です」



岡村「次の化石の名前を答えなさい」


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589409.jpg.html
三葉虫


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589413.jpg.html
アンモナイト


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589415.jpg.html
シーラカンス



岡村「大体の方は解っていただいた様ですが……」





岡村「え~……三船さん」


美優「……」


岡村「三船さんの答えは、こちらです!!」



フナムシ


ヤドカリ


マス



岡村「え~、見たままの感想ですね。これはバツです」


美優「」


夏美「かける言葉も無いわね……」




岡村「ですが……なおのこと、見た目だけで回答してくれた方がいました」



早苗「……」


岡村「机に突っ伏している片桐さんの答えを見てみましょう」



ゲジゲジ


ホラガイ


シーラカンス



岡村「一応、シーラカンスだけは正解しております」


早苗「」



瑞樹「……もしかして、早苗って結構バカだったの?」


早苗「…………体育以外で5を取った事は無いわよ」




岡村「次の問題。“カモノハシが、極めて珍しい生態の生き物と言われる理由を一つ述べよ”という問題です」



岡村「一般的に知られている理由の一つは、哺乳類で有るにも関わらず卵生であるという点ですね。この辺は、有名だと思います」



岡村「では……川島さんの答えを見てみましょう」



瑞樹「……え?」




岡村「佐野さん……長いですからお願いします」



佐野「はい、では読み上げます」


A、カモノハシとはカモノハシ科カモノハシ属の哺乳類であり、オーストラリアのみに棲息している。哺乳類としては極めて珍しく卵から生まれ、他に卵から生まれる哺乳類はハリモグラだけである。主に水辺で生活しており、手と足には水かきが備わっている。なお、オスのみ足の爪に毒を持っており、小動物であれば致死に至らせる事が出来る。また、平たい口ばしは柔らかく、短い体毛に覆われている。主にエビや貝などを捕食するが、この時水中で他の生物の生体電流を感知でき、それによって捕食することが出来るのだ。6500万年前から進化をしていないと言われ、生きた化石とも言われている。



瑞樹「え? 私、正解ですよね?」



岡村「確かに、カモノハシの生態を書いたと言う点は正解です」




岡村「ただ……生態を一つ書けば良いんです!! ここまで細かく書けとは言ってへんわ!!」


瑞樹「」


岡村「これは、出しゃばり減点の対象に値します!!」




留美「……もう、バツで良いんじゃないですか?」


瑞樹「ちょっと!! それは無いでしょ!!」



岡村「……え~、川島さんはマイナス1点とします」


瑞樹「そんなぁ~……」




岡村「そんな川島さんと違い、大変簡単に纏めてくれた方が居ますね……三船さん!!」


美優「……なんて書いたかしら」


岡村「美優さんは、カモノハシをこう説明してくれました」



A、卵を産む珍しい動物



美優「だめですか……?」


岡村「間違ってはいませんが、さすがにアバウトすぎます。よって、バツです」





岡村「次の問題。“花粉が雌しべの柱頭に付く事を(  )と言う”。これは、“受粉”が正解です」



岡村「この問題で……約1名。とんでもない答えを書いた人がいます!!」



岡村「……高橋さん!!」

礼子「もう嫌…………」



岡村「高橋さんの答えが……こちら!!」



A、花粉が雌しべの柱頭に付く事を(受精)と言う



一同「………………」


礼子「……何よ?」




岡村「あの~……大変申し上げにくいんですが。色々、溜まってらっしゃるんですか?」



礼子「……忙しくて、十年近くご無沙汰なのよ」




『衝撃的な発言の後は、英語(平均:71,5点)の衝撃発言でイジってしまおう~』



岡村「英語ですが……平均点が過去の中でも、非常に優れていました」


岡村「しかも……90点以上は、過去最高の4人です!!」



岡村「……木場さん!!」


真奈美「……良かった」



岡村「……兵藤さん!!」


レナ「ここは落とせないわよね……」



岡村「……相馬さん!!」


夏美「……ほっ」



岡村「そして…………川島さん!!」


瑞樹「よし……よしっ!!」グッ




留美「……」





岡村「しかも、木場さんは99点で、兵藤さんは98点。そして、相馬さんが95点と。過去最高に、ハイレベルでした」


岡村「しかし……良い人と悪い人の差がとても、激しかったです」



岡村「そろそろ、ヤバそうなのは誰なのか……わかってきたとも思いますしね」


岡村「なので……メンバーを選抜していきたいと思います!!」


岡村「ここで呼ばれる方が……バカーネの栄冠に近いという事です!!」



ヤダー!! モウダメ…… ゼッタイイヤー!!





岡村「では、問1。次の日本語を英語に直しなさい」


岡村「曜日を、英語で書くだけです」


月曜日(Monday)火曜日(Tuesday)水曜日(Wednesday)木曜日(Thursday)金曜日(Friday)土曜日(Saturday)日曜日(Sunday)



岡村「……片桐さん!!」


早苗「」



岡村「片桐さんの答えは、こちらです!!」



月曜(Monday)火曜日(Tueday)水曜日(Weddya)木曜日(Thudya)金曜日(Fridya)土曜日(Satday)日曜日(Sunday)


岡村「マンデー、チュデー、ウェッデー、サーデー、フライデー、サトデー、サンデー……全体的に足りてません!!」


早苗「」



心「これじゃ、水曜日とかむしろ言いにくくなってるんじゃない?」




岡村「では、続きまして……自信の有りそうな佐藤さんの答えを見てみましょう!!」


心「……!?」


月曜日(Mondey)火曜日(Tuesdey)水曜日(Wednesdey)木曜日(Thursdey)金曜日(Fridey)土曜日(Saturdey)日曜日(Sundey)



岡村「曜日の曜は正解ですが、日の方が違っていますのでバツです!!」


心「」


早苗「……人の事いえないじゃないの」




岡村「次の問3。次の日本語を英語に訳しなさい」



岡村「“私は東京に住んでいます”と言う問題です。正解は“I Live in Tokyo.”です」



岡村「……高橋さん」


礼子「もうヤダぁ……」


岡村「では、高橋さんは何と書いたんでしょうか?」



A、I in the Tokyo.



礼子「」


志乃「……礼子、結構危ないんじゃないの?」


岡村「私は東京に居ます。決して間違ってはいませんが……バツです!!」




岡村「え~次の問い。“人生はとても素晴らしい”と言う言葉です。正解は“Life is so wonderful.”です」



岡村「え~……佐藤さん」

心「何て書いたっけ……」


岡村「では、佐藤さんの答えを見てみましょう」



A、Life is very sweet



心「」



岡村「人生はとても甘い!! そんな訳有るか、アホ!! 皆、精一杯苦労しとんねん!!」



麻理菜「これは、来てるね」

心「だまれ……(素)」




岡村「次の英文を日本語に訳する問題です」


岡村「“This song makes us happy.”。これは、“この歌は私達を幸せにする”が、正解です」


岡村「え~……沢田さん?」



麻理菜「……」


岡村「では、沢田さんは何と訳したでしょうか?」



A、幸せを作るこの歌を


麻理菜「」



心「いい感じのポエムだな☆」

麻理菜「うっさいわね……」



岡村「素晴らしい志です。幸せを作るこの歌をね、アイドルとして歌う。もう、素晴らしい心意気を感じますが……バツです!!」





岡村「次は、英語のことわざの問題です」



岡村「“Like will to like.”。これは、日本のことわざで“類は友を呼ぶ”です」



岡村「では、高橋さんは“類は友を呼ぶ”を、何と訳したんでしょうか?」

礼子「」



A、好き。ずっと前から好き。



岡村「え~……恐らく、高橋さんにこんな事を言われたら、日本の男性の9割がオチます。ですが……バツです!!」



志乃「……恋愛脳」ボソリ

礼子「何か言ったかしら?」

志乃「別に言ってないわよ~……」




岡村「次ですが。“Attack is the best form of defense.”。これは、“攻撃は最大の防御”と訳します」


岡村「え~……佐藤さん」


心「…………やだ(素)」



岡村「では、佐藤さんは何と訳したんでしょうか?」



A、最高の一撃は、防御を超える



心「」


礼子「……ジャンプに出てきそうな台詞ね」



岡村「カッコイイですね。人生で常に攻めてる、佐藤さんらしい格言です!! ですが……バツです!!」





岡村「次の問題。“wonders last but nine days.”。これは“人のうわさも七十五日”ということわざです」



岡村「……え~柊さん」

志乃「何て書いたか覚えてないわ……」



岡村「では、柊さんの答えです」



A、最後の夢まであと九日間



志乃「でも……ナインデイズって書いて有るじゃない!?」



岡村「え~元々このことわざは“A wonder lasts nine days, and then the pappy‘s eyes are open”。驚きは九日間続き、それから子犬の目が開く、という言葉から来ています」



岡村「諸説は色々有りますが、元々カトリック教では九日が区切りの祭事が多い為“Nine Days Wonder”。不思議な事は九日間まで、という言葉が生まれたそうです」



岡村「このことわざの問題は、正解率が良く無かったです。白紙で出した方が何人も見受けられました……」


岡村「ですが……難問に真面目に取り組むその姿勢こそ、素晴らしいと思います。まさにトップアイドルの鑑です」



岡村「ですが……バツです」


志乃「」





『ついに、抜き打ち期末テストの順位を発表する時が来た……』


『トップの争いも、バカーネの争いも白熱している』


『この結果が、明日からアイドルの立ち位置を変えてしまうという、恐ろしい破壊力を秘めている』


『結果発表を前に、教室内の緊張感はピークに達していた』


ちょっと休憩します。
後は結果発表のみですが……皆は誰を予想してますかね?

おつ

>>53
>>岡村「問3。“かけ算の事を( )と言い割り算の事を( )と言う”」

>>岡村「これは、かけ算は(積)で、割り算は(商)が正解ですが……」

重箱の隅で悪いんだが、積・商はかけ算・割り算の『答え』だから、この問題文だと乗算・徐算とか答えるのが正しいと思う


最下位は早苗さんかしゅがはかなと思ってたけど志乃さん礼子さんも弄り多くて予想絞れん

一旦乙
礼子さんが最有力っぽいけど、最後にビリは怒涛のイジりを残すからまだ分からんな…

乙乙
イジりがあまり無かった美優さんや麻理菜姉さんが危ない気がする

90点台が一つもなく弄られてるのが礼子さん、志乃さん、早苗さん、美優さん、麻里菜さんと5人もいるので、
最低一科目は90点以上取ってたら最下位はまぬがれるんじゃないかと思う

>>53は問題文の書き方が悪かったですね、ゴメン……
意外と、みなさん良い予想してますね。

では、続きを投下します。



岡村「いるぞー!!」


岡村「この中にバカーネが居るぞー!!」



心「やだー!!」


真奈美「……ビリは大丈夫だと思うけど」


礼子「……お願い!! バカだけは嫌!!」


志乃「……緊張するわ」


レナ「……この空気はホント嫌」


早苗「…………これでバカだったら、滅茶苦茶言われる……」


夏美「…………早く名前を呼ばれたい!!」


美優「……お願いします」


麻理菜「本当にバカだけは勘弁して……」


礼「……もうダメ」




瑞樹「…………」

留美「…………」




『今回も12名の生徒は3クラスに分けられ、その結果に狂喜するのか、悲哀するのか……』




岡村「今回は……トップ2が接戦でした!! 接戦天才です!!」


ザワ……ザワザワ……



岡村「では、Aクラスの……第1位の発表を行います!!」



岡村「第……1位!!」



レナ「……」

留美「……」

瑞樹「……」

夏美「……」

早苗「……」

真奈美「……」

礼子「……」

志乃「……」

礼「……」

心「……」

麻理菜「……」

美優「……」






岡村「第1位は…………」






岡村「…………川島瑞樹!!」



瑞樹「……やっ…………たあぁぁぁ!!!!!!」


留美「うっそぉ…………」



『コングラッチュレーション!! 川島瑞樹は、社会の100点で理科の取りこぼしを挽回。終わってみれば、平均90点以上の大台にも乗のせて、見事1位を獲得したのだ』


1位 川島瑞樹 452点(国:95 数:89 社:☆100 理:76 英:92)平均:90,4





岡村「そして、2位は和久井留美さんです」



留美「…………うそでしょ~。勝ったと思ってたのに…………」



『惜しくも2位の和久井留美。三科目でトップを取りながらも、たったの2点に涙を飲む結果に……。しかし、その成績は胸を張れるぞ。お見事、るーみん!!』


2位 和久井留美 450点(国:☆97 数:☆90 社:87 理:☆91 英:85)平均:90,0




留美「……今日は負けたけど、次は負けないわ」

瑞樹「簡単に上手くとは、思わない事ね……」



『優勝と準優勝の二名が握手して、お互いの健闘をたたえ合う』



留美「岡村さん……この企画、もう一度やりませんか?」


……ヤメテ!! ゼッタイイヤ!! ジョウダンジャナイワ!!






岡村「では、気を取り直して……第3位!!」



レナ「……」

夏美「……」

早苗「……」

真奈美「……」

礼子「……」

志乃「……」

礼「……」

心「……」

麻理菜「……」

美優「……」



順当やな



岡村「第3位は……」



岡村「…………相馬夏美!!」


夏美「……よかったぁ~」



『コンスタントに高得点をキープした相馬夏美が3位をゲット。上位二人には及ばなくとも、全教科80点以上の成績は十分過ぎる好成績。良かったね、なつみん』


3位 相馬夏美 435点(国:85 数:82 社:92 理:81 英:95)平均:87,0



夏美「よかった~……。これで、バカだったら前の職場の仲間から絶対文句言われますし……」



早苗「それは、あたしに対するイヤミか?」





岡村「続いて、第4位……Aクラス最後の発表です!!」



レナ「……」

早苗「……」

真奈美「……」

礼子「……」

志乃「……」

礼「……」

心「……」

麻理菜「……」

美優「……」





岡村「第4位は…………」




岡村「…………木場真奈美!!」



真奈美「ほっ……」



『Aクラス、最後に飛び込んだのはマナミン。理科こそ低調だったが、英語はトップの99点。面白い回答も出来て、勉強も出来る……流石です』


4位 木場真奈美 401点(国:82 数:76 社:83 理:61 英:☆99)平均:80,2



真奈美「いや~……テストは二度と受けたくないね」


夏美「ホントホント……」






岡村「では……Bクラスの順位を、発表していきます!!」



岡村「第……5位!!」



レナ「……」

早苗「……」

礼子「……」

志乃「……」

礼「……」

心「……」

麻理菜「……」

美優「……」






岡村「第5位は…………」




岡村「…………兵藤レナ!!」



レナ「……YES!!」



『Bクラスで最初に呼ばれたレナさんは、英語の98点が何よりの武器。元ディーラーだけに、ここ一番での勝負強さを見せてくれた~』


5位 兵藤レナ 382点(国:79 数:60 社:74 理:71 英:98)平均:76、4



レナ「はぁ~……。なんだか、ライブとかディーラーやってた時よりも、緊張したわね……」






岡村「では、次が第6位ですが……半分より上が、ここまでです!!」



『先生の一言により、俄然緊迫した空気が教室に漂う……』



岡村「第……6位!!」



早苗「……」

礼子「……」

志乃「……」

礼「……」

心「……」

麻理菜「……」

美優「……」





岡村「…………第6位は」




岡村「……三船美優!!」


美優「本当ですか!?」


岡村「三船さんが、見事6位でした」


美優「よかったぁ……」



『濃い面子に囲まれた美優さんは、全科目をそつなくこなせたのが勝因。苦手科目からも、取りこぼしの無い堅実な回答が身を結んだ。美優さん、お疲れ様でした~』


6位 三船美優 349点(国:71 数:69 社:61 理:80 英:68)平均:69,8


美優「ほんと……嬉しいです。何だか……初めてオーディションに受かった時と、同じくらい嬉しいです」


早苗「え~……あたし美優ちゃんだと思ってたんだけど~……」



岡村「あのですね。面白い回答と、点数は別問題ですから」


早苗「……真剣にヤバいかも」





岡村「ここからが……残念ながら、半分以下になります」




岡村「では……第7位の発表です」



早苗「……」

礼子「……」

志乃「……」

礼「……」

心「……」

麻理菜「……」



岡村「第7位は…………」





岡村「…………篠原礼!!」



礼「…………よかったわぁ~」



『何とか7位をゲットした、頑張り屋さんの礼ちゃん。国語の92点で、数学と理科をカバー。なぞなぞお姉さんの博学が、結果に身を結んだのだ~』


7位 篠原礼 335点(国:92 数:54 社:74 理:45 英:70)平均:67,0



礼「良かったです。これで、何とか(クイズ番組の)レギュラーはキープできそうです」




岡村「え~……残り5人ですが。まだ……名前を呼ばれて居ない方は?」



早苗「……ハイ」

礼子「……ハイ」

志乃「……ハイ」

心「……ハイ」

麻理菜「……ハイ」






岡村「Bクラスは……後一人です」



早苗「ヤバい……ヤバい……」

礼子「……どうしようかしら」

志乃「もうダメ……ホントにダメ……」

心「頼むよぉ……神様ぁ……」

麻理菜「やだ……バカはやだ……」




岡村「では…………第8位の発表です」



早苗「……」

礼子「……」

志乃「……」

心「……」

麻理菜「……」





岡村「第8位は…………」




岡村「…………片桐早苗!!」


早苗「……よぉっしゃぁぁぁ!!!!!!!」



心・礼子・志乃・麻理菜「「「「」」」」



『Bクラス最後の席を射止めたのは早苗さん。苦手の英語を社会でカバーし、元婦警の面目をどうにか保った。でも、点数だけ見ればそれなりには出来てるよ~』


8位 片桐早苗 313点(国:63 数:62 社:79 理:59 英:50)平均:62,6



早苗「はぁ~……。ほんっ……と、良かった。これでバカだったら、何言われるかわかんないし……」






心「……」

礼子「……」

志乃「……」

麻理菜「……」



岡村「え~……ここで、大変重要なお知らせがあります」



岡村「BクラスとCクラスは……40点以上点差が離れています」



岡村「そして、Cクラスの点差が……トータルで5点しかありません」



岡村「史上、稀にみる……大接戦バカです!!」


心・礼子・志乃・麻理菜「「「「」」」」






岡村「では……第9位の方を、発表したいと思います」



心「…………」


礼子「…………」


志乃「…………」


麻理菜「…………」





岡村「第……9位は……」




岡村「……さ」


心「……!!」

麻理菜「……!!」



大接戦バカwwww




岡村「……佐藤心!!」

心「…………やったあぁぁぁぁぁ!!!!!!」



麻理菜「」



『滑り込みセーフのしゅがはぁとさん。何と、3教科で最下位と言う致命傷を負いながらも、数学の74点と理科の90点で、ギリギリ踏み止まったのだ!!』


9位 佐藤心 265点(国:★35 数:74 社:★31 理:90 英:★35)平均:53,0



心「しゅがーはーとは、出来る子なんだぞ☆」


岡村「ただですね。採点してる時は、絶対に佐藤さんだと先生は思ってました」


心「そうなの?」


岡村「国語と社会と英語が最下位だったので、完全に濱口のパターンと思ってたんですが……助かりましたね」



心「正直に言うと、数学と理科にかけてました。残りは、捨てました☆」





矢部「残りの三人が、この世の終わりの様な顔をしてますね……」


礼子「」

志乃「」

麻理菜「」





岡村「……では、第10位の発表をします」




礼子「…………」




志乃「…………」




麻理菜「…………」




岡村「第……10位!!」


礼子「……」

志乃「……」

麻理菜「……」







岡村「…………高橋礼子!!」



礼子「…………!!!!!!!!」



志乃「うそでしょぉ…………」


麻理菜「やだぁ……も~やだぁ~」



『土壇場で強さを発揮したのは、レジェンドの努力の賜物だ。数学の最下位を、何とか英語と国語でカバーして、バカの称号は免れたのだ』


10位 高橋礼子 263点(国:71 数:★32 社:43 理:53 英:64)平均:52,6



礼子「これで帰ったら、美味しく飲めるわね♪」




志乃「」


麻理菜「」






岡村「いよいよ……最後の発表です」


志乃「……」


麻理菜「……」



岡村「次に、名前を呼ばれなかった人が…………バカーネです!!」



志乃「お願い……ホントお願い!! 次の選挙はビリでも良いから、バカだけは嫌!!」



麻理菜「神様仏様茄子様芳乃様……どうかバカだけは勘弁してください!!」




岡村「では…………第11位!!」





レナ「……」

留美「……」

瑞樹「……」

夏美「……」

早苗「……」

真奈美「……」

礼子「……」

礼「……」

心「……」

美優「……」



志乃「………………」



麻理菜「………………」




岡村「第11位は………………」






岡村「…………柊志乃!!」



志乃「……よかったぁ!!!!!!」



麻理菜「        」



『最後に名前を呼ばれたのは柊志乃。理科だけは平均を上回って、首の皮一枚繋がった。バカーネの称号から、僅か2点差で逃げ切ったのだ~』


11位 柊志乃 262点(国:39 数:56 社:45 理:69 英:53)平均:52,4



志乃「ホント良かったわ……。ほんっとよかった…………」




麻理菜「      」






岡村「……という事で、見事に“プロジェクト・バカーネ”に選ばれましたのは……」


麻理菜「……」


岡村「沢田麻理菜さんです!!」




麻理菜「……やだやだやだ!! 何でなのよ~!!」



『バカーネの栄冠は、沢田麻理菜の頭上に輝いた……。しかし、Cクラスの点差はたったの5点しかないので、勉強すれば見返せるはず。頑張れまりーな!!』


12位 沢田麻理菜 260点(国:57 数:78 社:42 理:★31 英:52)平均:52,0




麻理菜「……ホントショックよ」



心「ドンマイ☆」

礼子「そうよ。それに、アイドルになってから初めての1位でしょ?」

志乃「胸を張らなきゃね?」


麻理菜「こんな1位はいらないよ……」




瑞樹「偉そうに言ってるけど、三人とも点差が無いじゃない……」

留美「威張る程でもないわよね……」




岡村「では、沢田さんの……理科の答案をお配りします」


麻理菜「……もう何て書いたか覚えてないわ」




岡村「次の実験器具の名称を書きなさい。これは、フラスコでしたね?」



岡村「……沢田さんは何て書いたでしょうか?」



http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589354.jpg.html
A、フランシスコ



麻理菜「……」


岡村「え~、フランシスコと書きました!!」



真奈美「サンフランシスコと間違えたのかな?」

夏美「フランシスコ・ザビエルと間違えたかも知れないわね」



心   265点
礼子  263点
志乃  262点
麻理菜 260点

もう4人まとめてバカーネでいいんじゃなかろうか(白目



岡村「え~……次の化石の名前を答えなさい」



岡村「沢田さんは、何と書いたでしょうか?」


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589409.jpg.html
オオダンゴムシ


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589413.jpg.html
ヘラクレスエスカルゴ


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589415.jpg.html
シーカランス


麻理菜「」



岡村「……新種の生物が、二つほど生まれてはります」



レナ「……ヘラクレスエスカルゴって、名前だけはカッコいいわ」

礼「……シーカランスは、痛すぎるミスね……」







岡村「次の問題。“花粉が雌しべの柱頭に付く事を(  )と言う”問題」



岡村「沢田さんの、答えです」



A、花粉が雌しべの柱頭に付く事を(合体)と言う



志乃「……これは無いわね」

心「無い☆」



麻理菜「……もう勘弁して~」





岡村「確かにここまででも、結構バカーネな回答は有りました」


岡村「ですが……極めつけは、この回答です」



問、“カモノハシが、極めて珍しい生態の生き物と言われる理由を一つ述べよ”


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org589613.jpg.html



一同「えぇ~…………」



岡村「これは……何故イラストで説明しようと思われたんですか?」



麻理菜「……哺乳類って言葉が出てこなくて、絵にすれば当たるかなって思って……」







『そしてこのプロジェクトに欠かせない“あの男”が、ようやく登場したのだ』



????「ハーハッハッハッハwwwwww」



麻理菜「……げぇ~」



岡村「プロジェクト・バカーネの王冠プレゼンター……濱口さんの登場です!!」



濱口「あ~……皆最高やったわwwww」



麻理菜「もぉ~…………なんでこうなったのよ~」




岡村「では、バカーネ・クラウンの授与になります」




濱口「アーッハッハッハ…………PBの上に乗っとるがなwwww」


麻理菜「……なんであの絵が乗ってるのよ!?」



岡村「え~……スタッフに聞いた所ですね。あのカモノハシのイラストは、非常に好感触でしたので、急遽足す事にしました」


濱口「裏はガムテープでくっついとんねんwwww」


麻理菜「…………」



瑞樹「似合うわよ」

留美「ええ、とても似合うわ」

夏美「いい感じよ」

真奈美「……素敵な王冠だよ」

レナ「もう、シンデレラガール以上の輝きね」

美優「とっても綺麗です」

礼「本物の王妃みたいだわ」

早苗「ホント、素敵よ」

心「まりなる……最高☆」

礼子「素晴らしいわ……」

志乃「ええ。あなた以外にそのクラウンの似合うアイドルは居ないわ……」



麻理菜「……ここで一位になってもさぁ。嬉しくは無いよ……」





『……いかがだったでしょうか?』


『今回のテストで、憧れだったあのアイドル達の意外な面も見れたのではないでしょうか?』


『高嶺の花だと思われがちなアイドル達も、実際は親しみやすい人だったと言う事です』



『これまでトップアイドルの道を走って来た彼女達は、これからもトップアイドルとして走り続けるのだ。これからも、彼女達を応援してあげよう!!』



最後にバカーネの一言

麻理菜「このカモノハシ……グッズにしたら売れますかね?」



おしまい

以上になります。

今まで別の方の書いたテストのSSを読んだときに、何かキャラクターが偏ってる気がしてました。

なので、あえてお姉さまで攻めてみました。こういうSSは、絶対にお姉さまの方が光ると思いますよ。


なお、このSSで一番苦労したのは、ニワトリを下手くそに書く所でした。では、失礼します。

乙でした!
来年のお台場夢大陸の目玉になるな…!

乙!面白かった!

乙乙倉ちゃんです
今気づいたけど見事に年齢上からの面子だったのね
これ年齢下からとか外人枠とか他にもいろいろできそうだな


次回書くならシンデレラプロジェクトのメンバー(みりあ、りかは除いてみかや夏樹とかを追加)でやって欲しい。

CPとかたしかにたようなのもうあるし、正直それでやるのを見飽きたからいらんよ
まぁなんにしろ作者の好きな面子でやればいいだけだが

チョウチョはチョウ表記だぞ


好きなキャラで書いてくれればいいんだが
CPよりはユッキ、さりーなあたりの20台前半組か
ミリオンを律子除いて上からを読みたい

あいさん時子様見たいけど使い辛そうだしなぁ

乙カモノハシ
(制服コスの大人組を想像して1、2回ヌいた事は黙っとこう…)

キャラチョイスは良いんだけど話が壊滅的に面白くないなぁ勿体無い
終始真顔で読んでたわ

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