宮藤芳佳「人を怒らせる方法?」 (24)

宮藤「この“人を怒らせる方法”っていう番組面白いな~」

宮藤「中澤くんで思わず吹き出しちゃったよぉ」

宮藤「501のみんなにやってみよっかな」

宮藤「でも怒られるの怖いなあ。動画の中の上司の人、心広すぎだよぉ。坂本さんとかにウィスパーやったら斬られそうだよ」

宮藤「手始めにリーネちゃんから何か試してみよっかな」




”人を怒らせる方法”を観てから読むことをおすすめします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446513110


リーネの部屋


宮藤「リーネちゃん!入ってもいい?」

リーネ「芳佳ちゃん?全然いいよ!」

宮藤「お邪魔しまーす!」

リーネ「急にどうしたの?」

宮藤「最近よく考えるんだけどさぁ」

リーネ「うん」

宮藤「“魔法力”ってだれかを守るためだけに存在するものだよね」

リーネ「う~ん。そうかもしれないね」


宮藤「そう考えるとウィッチってすごく責任が重いものだよね~」

リーネ「私もそれは感じるよ」

宮藤「ってかこれメモって?」

リーネ「・・・え?」

宮藤「うん、今言ったことメモって?・・・早く早く」

リーネ「う、うん分かった(どうしたんだろう急に?)」

宮藤「メモってメモって?」

カキカキ


宮藤「ぅーんだからぁ、簡単に言うとなんだろうな~。ウィッチっていうのはさ~、魔法力を“与える”?そんなようなことだと思うんだよね」

リーネ「う~ん」

宮藤「あ、てかこれもメモって?・・・・メモってメモって?」

リーネ「」

宮藤「早くメモって?次行けないから」

カキカキ

宮藤「だから~、・・・・あ!私のこの感じもメモって?・・・・この感じ、私の感じもメモっといて?」

リーネ「か、感じって・・・?」イライラ

宮藤「良いからメモって?早く早く」

リーネ「芳佳ちゃん変だよ?」ピキピキ

宮藤「う、うん。ごめんね。私戻らなきゃ!(青筋立ってるよぉ~)」タタタッ

芳佳の部屋

宮藤「リーネちゃん怒ってたなあw」

宮藤「次はだれにしようかな~」

コンコン

宮藤「?はーい!」

ガチャ

宮藤「あ、バルクホルンさん!どうしたんですか?」

バルクホルン「あ、あぁ宮藤。少しお願いがあるんだが」

宮藤「無理っす」


バルクホルン「っ!?宮藤?その・・」

宮藤「絶対無理っす」

バルクホルン「いやいや、そんな大したことじゃなく・・」

宮藤「無理っす」

バルクホルン「お前が適任なん・・」

宮藤「いや、それは無理っす」

バルクホルン「そ、そういわずに・・」

宮藤「ぜ~ったい無理っす」

バルクホルン「みやふ・・」

宮藤「無理っす!無理っす!」

バルクホルン「」

ガチャ・・・タタタ

宮藤「ちょ、ちょっとやりすぎたかな・・・まあ後で謝っておこう」

宮藤「あ!そろそろ昼ごはんの仕度しなきゃ」

廊下

ミーナ「あら?宮藤さん?」

宮藤「あ、ミーナ中佐!こんにちは!」

ミーナ「こんにちは。さっきトゥルーデが俯いて歩いていたけれど何かあったのかしら・・・」

宮藤「そうなんですか?心配です(やばい)」

ミーナ「ええ、何事もなければいいのだけど。ところで宮藤さんはお昼ごはんの仕度?」

宮藤「はい!今からです」


ミーナ「そう。頑張ってやってきて頂戴ね?」

宮藤「はい!頑張ります!・・・・・
















・・・・・で、その間お前なにやんの?」

ミーナ「・・・・いやいや、ご飯の仕度頑張ってねと言ったのだけれど」

宮藤「でぇ、お前その間何やんの?」

ミーナ「お前??」

宮藤「だってお前じゃん」

ミーナ「」スタスタ

宮藤「やってしまった・・・・ま、まあミーナ中佐だし許してくれるよね・・・」


厨房

ペリーヌ「あら、宮藤さん?こんにちは」

宮藤「ペリーヌさんだし、」

宮藤「メガネだし、」

宮藤「ズボン黒いし」

ペリーヌ「?・・・坂本少佐は見かけませんでしたか?」

宮藤「坂本さんに会いたがってるし」

ペリーヌ「いや・・・急いでいますので・・」キョトン

宮藤「なんか急いでるし」

宮藤「キョトンとしてるし」

ペリーヌ「宮藤さん!?ふざけていますの?」

宮藤「さん付けだし、」

宮藤「ふざけていますの、だし」

宮藤「なんかちょっと貴族風だし」


ペリーヌ「キィイイイイ!なんなんですの!?」

宮藤「キレてるし、]

宮藤「なんなんですの、だし」

ペリーヌ「・・・」スタ

宮藤「困ってるし、」

宮藤「一歩下がってるし、」

宮藤「黙ってるし」

ペリーヌ「いや・・・坂本少佐は・・・」キョロキョロ

宮藤「キョロキョロしてるし、」

宮藤「坂本さんだし」

ペリーヌ「も、もういいですわ!」

宮藤「怒ってるし、」

宮藤「目怖いし」

ペリーヌ「」タタタッ

宮藤「怒ってる怒ってるw」

宮藤「さて、ご飯つくろう」

食事後 ミーティングルーム

坂本「最近のネウロイは動きや形が多様化してきている。そういった敵に対処するためにはいつも組んでいるペアとは違うペアで今後訓練したいと思っているんだが、意見のある者はいるか?」

エーリカ「私は誰とでもいいよー」

バルクホルン「それもそうだな。私はできれ・・」

坂本「お前には聞いてない。しゃしゃり出てこんでいい」

バルクホルン「わたし・・」

坂本「お前には聞いてない!だから、しゃしゃり出てこんでいい」

宮藤!?

シャーリー「じゃ、じゃあ毎回くじ引きとかはどうだ?」

ルッキーニ「いいねえ!おもしろそう!」


バルクホルン「いや、それだと・・」

坂本「お前には聞いてない。しゃしゃり出てこんでいい」

バルクホルン「え、えっと・・」

坂本「だ・か・ら!しゃしゃり出てこんでいい」

バルクホルン「いや、とにか・・」

坂本「お前には聞いてない!しゃしゃり出てこんでいい」

宮藤(まさか、坂本さんも観てたとは・・・)

バルクホルン「ミ、ミーナ。あの・・・」

坂本「お前には聞いてない!だから、しゃしゃり出てこんでいい」

バルクホルン「」

エーリカ「ま、まあとりあえずまた今度決めればいいんじゃない?」

一同「」


廊下

エイラ「お、ミヤフジ。元気にしてるカ?」

宮藤「エイラさん!元気ですよ!」

エイラ「聞いてくれヨ~。ツンツンメガネがさ~、またサーニャに意地悪なことしてナー」

宮藤「ペリーヌさんってよく辛く当たることありますよね~」

エイラ「そうなんだヨ~。でもあいつはあいつでいいところもあるんだよナ~」

宮藤「そうなんですよ!ペリーヌさんはペリーヌさんでいいところあるんですよ!」

エイラ「この間なんかさ~、風呂入った後サウナにアイツを連れて行ったらさー」

宮藤「サウナ!?お風呂の後っていったらやっぱりサウナですよね~!」


エイラ「・・・なんか、オマエ適当に喋ってないカ?」

宮藤「そうなんですよぉ、私、今、適当に喋ってるんですよ~」

エイラ「なんだオマエ・・・もうイイヨ!」イライラ

宮藤「そうなんですよ、私なんかねぇ、もう、イイんですよ!」

エイラ「なんだオマエェ!?」ブチギレ

宮藤「そうでしょ?私もね、ずーっとなんだオマエェ!?って思ってたんですよぉ」

エイラ「ふざけやがっテ・・・」

宮藤「ふざけてます。常に私はふざけてます」

エイラ「」タタタッ

宮藤「こ、これが人を怒らせる力か・・・フヒ、フヒヒ」

ハンガー

サーニャ「・・・あっ、芳佳ちゃん、ここで何してるの?」

宮藤「あ、サーニャちゃん、ちょっと用事があって」

サーニャ「そうなんだ・・・疲れて見えるけど、大丈夫?」

宮藤「いやー、最近私ホント寝てないの、うーん」

サーニャ「それは大変ね。よく寝た方がいいわ」

宮藤「うん。いやー、それにしてもねぇ、私この1週間で4、5時間しか寝てないかも」ドヤ


サーニャ「そ、それはきついかも・・・でも用事があるんでしょ?」

宮藤「う~ん、でもねー。この1週間でね~、うぅ~ん、三日くらい完徹してるよぉ、たしか」

サーニャ「寝てなそうだものね・・・頑張って芳佳ちゃん」

宮藤「う~ん、頑張るよ・・・いや、でもねぇ・・・こんなに寝ないの久しぶりだなぁ」

宮藤「最近訓練きつくて寝る気もおきなくてさぁ・・・それにしても寝てないよ」ドヤ

サーニャ「た、大変ね・・・」イライラ

宮藤「うぅ~ん、今ならさぁ・・・ストライカーで飛びながら寝れるもん・・・」

サーニャ「そ、そうなんだ。用事は・・・?」イライラ

宮藤「んぅ~、今度いつ寝れるか不安だよ」

サーニャ「わ、私そろそろ行かなくちゃ・・・じゃあね芳佳ちゃん」

宮藤「うん!気を付けてね!私も頑張って寝るから~!」

サーニャ(あんなに芳佳ちゃんにイラついたの初めてだわ・・・何かあったのかしら?)

宮藤「あのサーニャちゃんがキレるなんて・・・」

宮藤「寝てないアピールってやっぱり怒るよね~」

翌朝 ハンガー

シャーリー「よお!宮藤ぃ!」

宮藤「あ、シャーリーさん!おはようございます!」

シャーリー「今日の朝ご飯はなんだ?」

宮藤「分からん」

シャーリー「へ?朝ご飯だよ、朝ご飯」

宮藤「分からん」

シャーリー「そ、そうか・・・・じゃあ今日の料理番はだれなんだ?」

宮藤「分からん」


シャーリー「いや、分からんじゃなくて・・・お前大丈夫か?」

宮藤「分からん」

シャーリー「宮藤にしては挑戦的だなあ?」

宮藤「分からん」

シャーリー「お前ほんとに宮藤か?」

宮藤「分からん」

シャーリー「流石にふざけすぎだぞぉ。少佐に報告だな、うん」

宮藤「分からん」

シャーリー「な、なんだよ宮藤ィイイイイアアアアアアアアアアアア。私を誰だと思っているんだ!?」

宮藤「分からん」

シャーリー「気分が悪くなってきたよ・・・・ちょ、ちょっと外の空気吸ってくる・・・・」タタタッ

宮藤「フヒ・・・フヒヒ」

廊下

坂本「おい、宮藤。丁度いいところにいた」

宮藤「あ、坂本さん!どうしたんですか?(坂本さんには出来ないな~)」

坂本「うむ。ずばり言わせてもらうぞ!」

宮藤「は、はい・・・」

坂本「お前、人を怒らせる方法を見てそれを他の皆に実践しているな!?」

宮藤「!?・・・・・・は、はい・・・・でも坂本さんも“しゃしゃり出てこんでいい”をバルクホルンさんに使ってましたよね?」

坂本「はっはっはっはっはっはっ!その通りだ!いや、私もついついやってみたくなってしまってなぁ!まああの一回きりだけにしておいたがな」


宮藤「人を怒らせるのってものすっごく楽しくてつい・・・・」

坂本「その気持ちは分からんでもない。だがな、外のみんなはそのせいで嫌な思いをしているのも事実だ。そのせいで隊の中もギスギスしてしまうかもしれんから、もう二度とするんじゃないぞ!」

宮藤「はい!すみませんでした!」

坂本「よし!宮藤ぃ!皆に謝ってこい!」

宮藤「ハイ!」



















宮藤「・・・・・・でぇ、お前その間何すんの?」

坂本「」

END


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