マクロスアナザーストーリーズ(142)
超時空要塞マクロス35話-36話の中間の話をストーリーを作成しました。元々はVARIABLE FIGHTER 【ブレイクダウン】でした。
修行中のSSであります。
参考資料はいろんなマクロスの資料を使ってます。
つまんないと思いますけど、頑張りますので応援お願いします。
西暦2010年5月 地球人類破滅寸前まで追い詰めた第一次星間大戦は地球の勝利で終わった。そして6月新統合政府と新統合軍が樹立した。そして人類とゼントラーディは共存繁栄と戦争で失った文明の再建のための新たなステージに歩み出そうと言う動きはあった。しかしゼントラーディ人による暴動や反乱が各地で相次ぎ、統合政府は手も足も出ない状況に陥っていた。 そしてこれから訪れる終わりなき第二次星間大戦という時代を戦って来た歴史の影に隠れたパイロット達に視野を入れ物語を進めて行きたいと思う。 西暦2090 歴史学者アダム・ウィルソン。
OP
http://m.youtube.com/watch?v=UHsCx64wBC0
レギュラーキャラクター
桐原茂人
統合宇宙軍中尉、第一次星間大戦でマクロスに乗艦に戦争を生き抜いた若きパイロット。VF-1バルキリ―に愛情を注ぐ一面がある、デワントン・フィアロとは相棒兼恋人の間柄。北海道出身であり、酒が強いと自負するが直ぐに酔いつぶれる。
デワントン・フィアロ
統合宇宙軍中尉、かつてはゼントラーディ軍のパイロットをしておりあのエースのミリアとして名高いミリア・ファリーナの部下でありミリアがマクロスに赴く際に、ミリアをマクロスまで輸送した。ボドル決戦の地上戦で偶然桐原と共闘し相思相愛の仲になる。
カール・レ―ガ―
統合宇宙軍大尉、ベテランパイロット。元々は輸送機パイロットであり、C-17グローブマスターⅢに登場していた。人手不足により臨時バルキリ―パイロットになった、愛機はVF-1JAバルキリ―。撃墜数200機を越えているのでただものではない。
その他
滝田英史
統合宇宙軍少尉、統合戦争から渡り歩いている若きパイロットで唯一VF-0フェニックス搭乗経験がある。性格は若いせいか、元気なパイロットである。異名は戦場のギャンブラー。
マルコス・マイヤー
統合宇宙軍大尉、滝田少尉の上官。彼も若いパイロットであり、マクロス艦内ではエースの部類に入る。ちなみに彼は直属の小隊と共にエルメンドルフ基地で勤務している。
エルメンドルフ基地所属のキャラクター
ア二タ・ジュリア
統合空軍エルメンドルフ航空基地の管制官で少尉、数少ない地球在住の統合軍関係者の生き残りの一人。性格は怒りっぽい。
藤原幸喜
バルキリ―パイロット候補生の17歳の少年、性格は問題児と言う程の暴れん坊。
ミリャン・ファキア
バルキリ―パイロット候補生の16歳の少女、ゼントラーディ軍ラミラン・ペテル艦隊に所属していた。
原作キャラクター
一条輝
南アタリア島で偶然VF-1Dに乗り合わせた事により第一次星間大戦に巻き込まれた。現在はSVF-1スカルズの隊長。
リン・ミンメイの関係で噂になった事がある。
マクシミリアン・ジーナス
一条輝の部下、天才と言われるエースパイロット。現在ゼントラーディ軍のエースミリア・ファリーナと結婚し娘コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナスがいる。
ブルーノ・J・グローバル
新統合政府総司令、かつてはSDF-1マクロスの艦長。
マイストロフ大佐
統合軍大佐、タカ派の軍人。
マルコス・マイヤー
統合軍バルキリ―パイロット、8話で名前のみ登場。
エマ・グレンジャー
統合軍管制官、階級は中尉。
舞台
エルメンドルフ基地
旧アメリカ合衆国アラスカ州のアンカレッジにある米空軍基地、F-22
ラプタ―が配備されていた。第一次星間大戦時のボドル決戦で、地形
上の関係で奇跡的に生き残った統合軍の地上基地である。バルキリ―
パイロット達の修行場として機能している。
マクロスシティ
統合政府の中心地、旧地球統合軍総司令部が置かれていた。街の中心部にはSDF-1マクロスがある。
VF-1JAバルキリ―
日本でライセンス生産されたA型の事である、しかし機体性能としては
J型に近い。
西暦2011年12月31日 23時58分 マクロスシティ
この日大晦日を迎えていた、統合軍はゼントラーディ軍襲来に備えて警備体制を強化していた。
ウェンディーレポーター「ちょっとちょっとカメラ回っている?」
カメラマン「バッチリです。」
ウェンディーレポーター「YEAマクロスロイターの記者、ウェンディー・トレ―シ―です。現在2012年を迎えようとしているマクロスシティにいま~す、クリスマスは悲惨だったけど大晦日と正月は楽しくやりましょう!カウントダウン開始!盛大な花火打ち上げまで10.9.8.7.6.5.4.3.2.1」
2012年1月1日 00:00
花火が打ち上げられる。
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・※◎★\川/★◎※・
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田L|FF||FF||田||田L|FF
ウェンディーレポータ―「ハッピーニューヤ―、新年明けましておめでとうございます!!!」
こうしては運命の年2012年を迎えた。一方酒に弱いへンテコバルキリ―コンビは桐原茂人とデワントンはある神社で初詣を済ませ、独自に新年の到来を祝った。
とある山岳地帯
ゼントラーディの一段が何処かへ向かうように進軍していた、その中にクリスマスの事件を引き起こしたカムジン・クラヴシェラがいた。
オイグル「親分なんで我々は反応エンジンを奪取に成功したのに、こんな山奥にいるんですかい?」
カムジン「へっマイクローン共の技術を入手し新型の兵器を製造したと言う俺達の同胞に会うためよ。」
オイグル「なんのために会わなきゃいけないんでありやすか?」
カムジン「バッキャロウ戦力を増強するに決まっているに決まってんだろ、そんな事も分からねぇのか!!!!」
オイグル「す.すいやせん。」
カムジン「まったく・・・・・・」
そのやりとりの様子を見ていた、ある一団があった。
「まったく宇宙に帰りたがっているっていう同胞の話を聞いたが、味方殺しのカムジン事カムジン・クラヴシェラか。」
「だが俺達はそんな事には興味ありませんな、むしろ新統合政府を国家転覆し俺達の思い通りになる国家を造りたいからな。どうしますか隊長?」
「カムジンは邪魔だここで消しておくかマイクローンの同士が提供した新兵器の威力をカムジンに味あわせてやるか。ヴァリアブル・グラージの用意をしろ!」
「エスケスタ!!!」
カムジンの一団は進軍を停止させた。
カムジン「そろそろ会合地点でいいはずだが・・・・・・・・」
ゼントラーディ兵「親分あれですか?」
r‐‐ァ───--------o
/r‐くr===ぅ""´ ̄ ̄ ̄
r〈0ノノィ´ 、
, ィ フ  ̄`ヽL__ _ _ l|
( ( '、 _ノ ̄`ヽ::::::::.:.:.:.、リ
 ̄`¨`モr‐─| oi:::::::::::::r‐ヽ
_入_, イ _」 o r─ 〈‐〈0〉
/, ヘ _ノノ ̄L ',____」 rr'
,.ヘ//.:.:/く二二ヽ::::::ノ⌒ヽ〉
ハ_//~V `二コ / ̄ ;^i
ノ⌒ヘ{{__ノ 厂くく V⌒lニニニニニニニニ/'"l
/lf0) i ol⌒フニニニニニニニニ7 ̄ヽ ー'ヽ _ ___」 (_|
Nl厂 i olト、」 〔 (0〕 `ー──┴ ┘
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リ i↓| `ー──┴一'ト 、
レ' ^ヽ ヽ `ヽ \\
|ミ | | i ヽ\
|ミ | | | /⌒ヽマ、_
|ミ | | ∠二ヽ_∠二ヽヽ
ノミ″| O|
∠二_ _∠二ニヽヽヽ
突然姿を表したグラージ、その後ろにはヌ―ジャデルガ―が控えていた。
するとカムジンはそのグラージに対して通信を入れる。
カムジン「おっ用意はいいようだな、俺の名はゼントラーディ軍第109分岐艦隊第7空間機甲師団カムジン・クラヴシェラだ。聞いているか、第6空間機甲師団長ゲラム・ダルダントン。」
ゲラム「これはこれはカムジンではないか、俺達に何かようがありますか?」
この男の名は第6空間機甲師団長ゲラム・ダルダントン、紳士的な性格をしたゼントラーディ人。だがそれは建前の話であり、本心は冷酷な性格だと言う。
彼は体制に不満に持つ地球人技術者を自分の陣営に入れ、ゼントラーディ系技術と地球系技術を融合させ改修したヴァリアブルグラージを戦力として運用していた。
カムジン「テメェがマイクローンの技術者を手に入れグラージを改造したといからわざわざ訪ねてくたまでよ。」
ゲラム「で.それで?」
カムジン「だからお前に俺に協力してもらいたい、他の基幹艦隊に合流して前みたいに楽しもうぜ。」
カムジンはゲラムに共闘の申し出をした、だがゲラムは応じるような気配を見せない。
ゲラム「そう言う事ですか、確かに現在の統合政府に疑問を持っているのは俺の部隊でもそうでありますねぇ。」
ゲラムは見た目は躊躇しているが、単純な性格のカムジンは協力してくれると思ったのか
カムジン「だろだろだったら話が早い俺様と協力して宇宙に帰ろうぜ。」
と言った。そしてゲラムはその瞬間顔色を変えたのであった。
ゲラム「ほうそうですか・・・・・・・・・・・・・・・・やはり貴様はクズだな。やれ・・・・・・」
カムジン陣営のリガードが突然、ゲラム陣営のヌ―ジャデルガ―に攻撃されたのである。
突然の出来事にカムジンは驚き。
カムジン「ゲラム・・・・・・・・・・・テメェ何をしやがるってんだ!!この行為は消去刑だぞ!!」
と怒るがゲラムは不気味に二ヤケながら言った。
ゲラム「さっきのが今の返答だ、時代遅れの味方殺しのカムジンなんぞ眼中にない。いやゼントラーディ軍すら興味ない。」
カムジン「それはどう言うことだ!!!」
ゲラム「昔のようにやると言ったが、俺はそんな事なんざ興味ないんだよ。むしろ俺はマイクローンの技術もマイクローンの軍勢を取り入れゼントラーディや監察軍と並ぶ第三の勢力として俺の軍が降臨する事に興味を持ったのさ。」
カムジン「なんだと?」
ゲラム「後の事はこれから死ぬ奴に教える真似はしない、さて冥土の土産にいい物を見せてやる。例の物を出撃させろ!!」パチン
ゲラムの合図により、3機の飛行編隊が確認されたその名はヴァリアブルグラージ。
反乱勢力が地球人の技術を得て開発したゼントラーディと地球の技術が融合して誕生した機体である。
変形と言う概念のなかったゼントラーディ人からすれば、斬新な最新鋭機であろう。
カムジン「くそバルキリ―とかと言う奴の技術で改良されたグラ―ジだと?」
ゲラム「グラージは俺のと合わせて4機そのうち3機はあのように改造したんだよ、せいぜいここでもがき苦しむんだな。」
ヴァリアブルグラージは物凄いスピードを発揮しカムジン側の部隊は翻弄されるのである。
そしてヌ―ジャデルガ―部隊の連携攻撃により、カムジン側のリガードは手も足もでない。
カムジンのグラージにヌ―ジャデルガーが格闘攻撃を仕掛けるが、カムジンの奮闘により振り払い頭部に向け発砲しヌ―ジャデルガ―は撃墜された。
しかしカムジン陣営は既に残存機が少なくなり、参謀役のオイグルがカムジンに言う。
オイグル「親分ここで引きやしょう、これ以上戦えば全滅です。」
カムジン「あぁ流石にここでは死んだら無駄死にだからな、ラプラミズと合流するぞ。それとゲラムの野郎今度会ったらお前の首をはねてやるからな、その時はおぼえていやがれ!!!」
カムジンは捨て台詞を吐き撤退していった。
サバグ「隊長いいんですか?カムジンの野郎撤退しますぜ?」
ゲラム「いやあんな小物なんぞ俺の眼中にない、俺には別の目的があるふふふふふ。全部隊に継ぐ俺達の拠点に戻るぞ!」
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
ゲラムの部隊は山中へ消えていった。
西暦2012年1月1日 マクロスシティ統合軍軍人住宅街 フィアロ邸。
デワントンと言われるメルトランの少女は、悪夢に襲われていた、あのクリスマスの事件以降の人々の憎悪を見たデワントンは
それがトラウマになってしまったのである。
「ゼントラーディが地球周辺に来なかったら、あの大戦で俺達の家族は死ななかったんだ。いや戦争が起きなかったんだ。」
「お前らが地球のルールに慣れないからこのような惨劇になったんだ。」
「貴様らが・・・・・・・・・・・・」
デワントン「ハッ・・・・・・・・・・はぁはぁ私は何を見ていたんだ、あの事件以来この夢を見る。」
デワントンは突然起き上がった、その顔は何かに怯えているかのような顔であった。
ぴんぽ~ん ぴんぽ~ん
デワントン「一体誰だろうか?」
デワントンは確認すると、桐原中尉とかつての上官であるミリアなどの同僚達がいたのであった。
デワントン「そう言えば新年のおせちを食べようと、約束していたんだな。出迎えてあげよう。」
と言いドアを開ける。
フィアロ邸 玄関前
桐原中尉「なんでお前らまで来たんだよ、千葉軍曹.滝田少尉.マクシミリアン中尉.ミリア少尉.マルコス大尉!!!」
と怒鳴った、しかしマルコス大尉が呆れた顔をして。
マルコス大尉「桐原中尉一応俺は大尉だぞ、お前とかないだろお前とは。」
怒鳴った桐原に対し注意を促す、すると桐原はあっと思い
桐原中尉「すいませんマルコス大尉殿。」
謝ったのであった、マルコス大尉はいいっていいってと笑いながらいった。統合軍は米軍・英軍・自衛隊などの
軍隊が統合した性もあってか多くの軍人達が気安く仕事できるように規則は緩めであった。
千葉軍曹「最近デワちゃんが悪夢に襲われているからと聞いて、相談に乗ってあげようとしているまでだ。」
滝田少尉「まだフィアロ中尉は地球人の文明に触れたばかりのまだ純粋な子供と同じなんです、慰めないとバルキリ―乗りとしては失格だぜ!」
桐原中尉とよく親交が深い整備班長の千葉重雄軍曹と戦場のギャンブラーと言われる若きベテランパイロット滝田英史少尉が桐原中尉に言う。
桐原中尉「お前らはおせちが食べたいだけだろ?」
千葉軍曹「失礼な事を言うなよ、うちの嫁と息子は寝正月でいきなりダウンしているし俺っちは暇なんだよ。」
滝田少尉「それに俺は手ぶらの千葉さんと違って、焼酎を持ってきています。」 少尉は焼酎を片手に持つ。
桐原中尉「滝田お前は立派だな、って軍曹はただ飯食いだぞ。」
千葉軍曹「うるせいやいいつも無茶な飛行していて整備班を困らせているのは何処のどいつだ?」
桐原中尉はエースパイロットであるが、無茶な破天荒な飛行を好んでおりいつも整備班をあぁぁぁまた徹夜だぁぁぁと落ち込ませている。
桐原中尉「そうです俺です。いつも無茶な運転をして悪うございました。」
千葉軍曹「分かればよろしい今回の事は不問、だから純粋に新年を祝おうや。」
千葉軍曹はお調子者の性格な故、さっき言っていた事は直ぐに忘れてしまっている。
桐原中尉「やれやれそう言えばマックスとミリアはなぜ今回のパーティーに参加したんですか?」
マックス「ミリアがぜひとも行きたいと言うので、僕は千葉軍曹達の動きを知って千葉軍曹と共に桐原中尉の点まで来たんです。」
ミリア「その通りだ、それにデワントンは私の信頼できる副官だ、部下の精神を安定させるのは私の役目である。今は元部下だが、それでもやらないといけないのだ。」
デワントンはミリアの部下である、オンタリオ自治区(現在のカナダ.オンタリオ州主な街はトロント)の戦闘でマイクローン化したミリアをマクロスまで輸送したのはデワントンである。
その結果ミリアはマクロス艦内でマックスを出会わせる一因を作ったのである。
桐原中尉「まぁデワはあのクリスマスの事件以来、悪夢を見るようになったらしい。」
マックス「あの事件は凄惨な事件でした、それに諜報部はマイクローン化した親カムジン派のゼントラーディ人か残存した反統合ゲリラが関与したと言う話も聞きました。」
オノギシティの複数個所の爆発は、反統合勢力かマイクローン化したゼントラーディ人関与したと言われた。
その結果人々はゼントラーディ人に対し不信感を募らせたのであった。
桐原中尉「無理もないな、デワに対し凄く酷く言った市民だっているからな。その結果デワが悪夢を見るようになったんだ、デワの精神をなんとか落ち着かせてやりたいものだな。」
桐原中尉は心配そうにデワントンの家を見る。すると桐原がマルコス大尉に対して・・・・
桐原中尉「マルコス大尉一つ聞きたい事があります。」
マルコス大尉「なんだ?」
桐原中尉「マルコス大尉はなぜここに来たのでありますか?エルメンドルフ基地で勤務なさっているのに?」
マルコス大尉「あぁ一応お前らに伝えたい事があって・・・・・・・・・・」
ガチャ<ドアが開く
デワントン「何をごちゃごちゃ話しているのだ?寒いから早く私の家に入ってくれ。」
いつもの山ガールみたいな格好をしたデワントンが出てくる。
桐原中尉「デワ!?」
マルコス大尉「あちゃ~言いそこなったな。」頭をかく。
千葉軍曹と滝田少尉は寒そうにデワントンの家に入る。
千葉軍曹「んじゃお邪魔しま~す。」
滝田少尉「ふぅアラスカは寒いから、やっと暖房の効いた部屋に入れるぜ。」
マクロスシティは旧アメリカ合衆国アラスカ州にあり、寒さはとても以上の寒さである。
例の2人組が入った後も、桐原などの他の面々もデワントンの家の中に入る。
デワントンはマックスが持っている袋の中を注目していた。
デワントン「マックスその袋はなんでありますか?」
ミリア「私から説明するが、マックスが皆で鍋と言う物をやるために用意した具材なのだ。」
桐原中尉「おせちがあるのに、腹がいっぱいになるんじゃないのか?」
マックス「おせち料理だけじゃ腹は満たされませんよ、ここは桐原中尉や滝田少尉の祖国である日本の文化である鍋でも楽しもうと思ったんです。それにフィアロ中尉にも元気だしてもらおうとミリアが提案したんです。」
ミリア「あぁこの文化はたぶんデワントン貴様は知らないはずだからな。」
桐原中尉「そう言えばマックスって和食もできるのか?」
マックス「和洋中なんでもできますよ、ブリタイ艦の時も同様にやりましたから。」
桐原中尉「バルキリ―だけ天才じゃないんだな。」
マックスはブリタイ艦で開かれたパーティでも、自分の手料理を一条輝や早瀬未沙そしてクロ―ディアに披露している。
そして忘れてはならないのが、マックスとミリアの愛娘コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナス。
人類の歴史史上初の星間混成児であり、多くの人々に祝福された。去年のゼントラーディ軍の自動工
業衛星奪取の際、ダガオ以下のゼントラーディ人を混乱させ作戦を成功させた程である。
ミリア「デワントンこれが私の娘である、コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナスだ!」
デワントン「これがでありますか?」
ミリア「折角だしコミリアでも抱いてみるか?どうせ将来茂人と結婚するから、練習として抱っこしろ!」
デワントン「け.結婚!?」驚いた表情をする。
桐原中尉「ミリアなんて事を言っているんだよ。」
千葉軍曹「どうせ結婚するんだしよ、自分の子供だと思って抱っこしてみろよ。可愛いぞ子供ってのは。」
桐原中尉「千葉軍曹それは早すぎるって、前回もそうだろ!」
千葉軍曹「去年言った事忘れたのかよ?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/alink.cgi?url=http%3A%2F%2Fblog.livedoor.jp%2Fh616r825%2Farchives%2F45824101.html
を参照
桐原中尉「馬鹿野郎!人類が下手して絶滅してしまうって時に、結婚しないとかしたくないとか抜かすんじゃねぇ!ただでさえ何世代か経ったら純粋な地球人は消滅するのは分かっているが、結婚しないとは正気なのか?またゼントラーディ艦隊が襲来したら、人類はおしめぇよだろ。」
千葉軍曹「おぼえているじゃねぇか、今年中に結婚しろよ!」強引に桐原の肩を掴む。
桐原中尉「痛い痛い」
コミリア「だぁだぁ~。」
コミリアが笑顔で笑っている、ミリアはコミリアに向かって二コリとほほ笑む。
そしてコミリアをデワントンに渡し、抱っこさせている。
桐原中尉「へぇこれがマックスの娘か、将来ミリアに似て美人なエースパイロットになるんじゃないのか?」
マックス「いきなりエースとはいかないでしょうけど、将来が楽しみな娘ですよ。」
桐原の予感は当たるコミリアは将来2030年19歳の時に統合軍に入隊し、エースパイロットとして名声を得る事になる。
桐原中尉「いやマックスとミリアの娘だし当たり前だろうな。デワお言葉に甘えて抱かせてもらったらどうだ?って抱いているか。」
デワントン「あぁプロトカルチャーの文化だし、なんか少しそれにミリア一級空士長のムスメでもあるので恐れ多いですよ。だが子供はいいな。」
ミリア「デワントン・・・・・・・・お前があの時マクロスに無事に送り届けてくれたおかげで私はマックスと出会い、その後このコミリアを産む事ができたのだ。お前にも抱く権利はあるのだ。そのまま抱いていろ。」
デワントン「エスケスタ。」敬礼する。
コミリア「だぁだぁ」デワントンの頬を引っ張る
デワントン「痛ッ」コミリアを投げ飛ばしてしまう。
滝田少尉「危ない!」
コミリアはデワントンの胸に再び着地する、コミリアは何事もなく笑っている。
滝田少尉「ふぅフィアロ中尉、一応赤ちゃんに頬をつねられたからと言って投げ飛ばさないでくださいよ。」
デワントン「すまない。」少し悲しげな顔をする。
ミリア「安心しろコミリアは骨格が優れている、並の赤ん坊とは違うぞ。」
滝田少尉「でももしもの事があったらどうするんですか?」
ミリア「コミリアは死ぬ事はない、それに自分の子供くらい私が守ってやる!」ガッツポーズ
滝田少尉「ドヤ顔されても困るんですけど、むしろ見ている方が怖いんだよ。」
ミリア「見なくちゃいいだろ、怖いなら帰るんだな。」バカにする目
滝田少尉「そう言う問題じゃないだろ!」怒り。
状況を察したデワントンがミリアに対して謝る。
デワントン「すいません思わずコミリアを投げ飛ばしてしまって。」
ミリア「いや私もコミリアが生まれた時は投げ飛ばした経験がある、別に気にする事ではないぞ。」
そうした中、お腹をすかした千葉軍曹が
千葉軍曹「あのさ~いつになったら、鍋が完成するのかねぇ~。」
と文句を言い始める。
桐原中尉「軍曹何もしてないのに、文句とか言わないでください。」
千葉軍曹「そう言うなって、腹が減ったら機体を整備ができぬとか言うだろ?」
桐原中尉「それを言うなら腹が減ったら戦ができぬです、そんな言い訳を・・・・・・・」
するとキッチンにいるエプロン姿のマックスがやってきて・・・・
マックス「鍋の用意ができましたよ。」
鍋ができた事を知らせた、一同はおせちやお酒やジュースの用意を用意して
鍋とおせちを食べつつ、いろんな話をしていた。そうした中ミリアがデワントン
に対し言った。
ミリア「お前は噂で聞いたのだが、最近悪夢にうなされているようだな。もしそうであれば私が相談にのるぞ。」
デワントン「隠しても無駄でしたね、そうです・・・・・・・・・・・悩み事はあります。」
男性陣はこれから気まずい雰囲気を察したのか突然大人しくなる。
ミリアがデワントンに対して
ミリア「一応私はお前の元上官だ、できるならここで相談してやってもいいんだぞ。」
と優しく言ったするとデワントンは・・・・・・・
デワントン「はい・・・・・・・ミリア一級空士長、私達ゼントラーディはなんのために存在しているんですか?」
男性陣「!?」驚き
ミリア「それは・・・・・・・・・・」驚愕した顔をするミリア
デワントン「私はあの事件で我々ゼントラーディが地球人に恨まれている事を知りました、それ以来私はゼントラーディはなんなのか疑問に思いました。所詮は戦うだけのプロトカルチャーが製作した人型生体兵器なんでありましょうか?」
ミリア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
かつてゼントラーディ人はプロトカルチャーの末裔だと信じられていた、しかし実際はゼントラーディ人はプロトカルチャーの代理戦争のために監察軍(実際はプロトデビルンによる傀儡軍)と共に作りだした人型生体兵器であった。
その報告は軍上層部に大きな衝撃を与えたのであった。
デワントン「教えてくださいミリア一級空士長。」
ミリア「確かに我々ゼントラーディ人は戦うための種族だ、地球の文明になれない者はたくさんいる。」
ミリアはかつての上官ラプラミズやいつも咎めていたカムジンなどを思い浮かべる。
デワントン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ミリア「だが文化に触れて戦う以外の喜びに目覚めた者がいる、文化に目覚めたゼントラーディがいかにして何をやるのかを考えねばならないと思う。」
デワントン「・・・・・・・・・・・・・」
ミリア「文化に目覚めた私達は共存できるように努力しなければならないと思う、例え批難されようともな。」
デワントン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
男性陣「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」話が難しくて思考回路が低下しているらしい。
気まずい雰囲気を打開したいと思っている千葉軍曹は・・・・・・・・
千葉軍曹「そんな悲しい話なんかやめだやめ、正月なのにしけた話はよそうぜ。」
マルコス大尉「それに折角の鍋なんだから、冷めないうちに食べた方がいい。」
ミリア「それもそうだな、デワントン迷いに囚われない方がいい。迷いがあればお前は確実に死ぬ事になるぞ。」
デワントン「・・・・・はい分かりました。」
桐原中尉「そんじゃあ折角焼酎とかあるんだし、改めて乾杯しよう。デワ酒でも飲んで忘れようぜ。」
デワントン「それもそうだな。」
マルコス大尉「俺は今日中に基地に帰るので、酒はいい。」
マックス「それじゃあ。改めて乾杯でもしますか、では新年はおめでとう。いっせ~のせいで」
「かんぱぁぁぁぁぁい。」
そしてコップを片手に持って言う面々、そして桐原中尉とデワントンはぐいぐいと酒を飲む。
そして1時間が経った。
デワントン「Zzzzzzzzzzz」
桐原中尉「もう駄目ですよ飲めませんよZzzzzzzzzzzzzzzz」
マックス「結局この展開になりましたね。」
マルコス大尉「フィアロ中尉はあんなに落ち込んでいたのに、酒の事になるとあそこまで元気になるとは思いもしなかった。」
滝田少尉「いつもの事ですよ。」
千葉軍曹「そういやぁマルコス大尉は酒を飲んでませんでしたな、これからエルメンドルフ基地に帰られるのですか?」
マルコス大尉「あぁバルキリ―パイロット候補生を育てる大事な任務があるからな、今年9月のメガロード01出港と近距離移民船団の護衛部隊のパイロットを育成しなければならない。」
当時の統合軍は深刻なパイロット不足であった、復旧した各飛行場では新しいバルキリ―乗りの育成が実施されていた。
そして2機編成ルールが復活し、新しい部隊が誕生しつつあった。
ミリア「いろいろと大変そうだな。」
マルコス大尉「それが本官の任務でありますので。」
滝田少尉「そう言えば桐原中尉とフィアロ中尉に何かいいかけた記憶があるのだが。」
>マルコス大尉「一応お前らに伝えたい事があって・・・・・・・・・・」
マルコス大尉「いやこの様子じゃ伝えても忘れてしまうだろう、それに今日は基地に帰らないといけないからな。」
マックス「大事な内容なんですか?」
マルコス大尉「あぁこれからの統合軍の戦術に大きく影響を与える事だ、それにこの二人はいいコンビだこの任には適任だ。」
世間では第二のマックスとミリアと言われているほどである。
ミリア「私とマックスでは不満なのか?」
マルコス大尉「一応あなたがたも候補にあがりましたが、子供がいますし長期間離れるわけにもいかないでしょう。」
ミリア「それもそうか。」
マックス「現実的に言うと桐原中尉とフィアロ中尉は候補生に親しみやすい感じと技量はある。しかしマックスとミリアは天才と言う威圧感がある。」
千葉軍曹「それはそうでしょ、成績も順位だし。」
マックスとミリアは天才と知れ渡り、こいつらに教わったら嫌み言われそうと言う候補生がいたため。
ミリア「桐原とデワントンも成績上位だろ?私が教えた方が効率がいいんじゃないか?」
マルコス大尉「いやお前は何人かのパイロットを潰しそうだな。」
現にミリアは教官になるが、多くの訓練兵を脱落させたのであった。
(唯一の合格者はマハラ・ファブリオウ.ガムリン木崎など)
そして一同は桐原中尉とデワントンを置いていき、それぞれの家に戻っていった。
できるだけ二人でいる時間を増やすためと言う配慮である。
そして正月休みあけの西暦2012年1月5日 マクロスシティ第1防空基地
二人にある指令がマクロス軍管制センターを通じて二人に届けられた。
統合軍基地職員「桐原中尉.フィアロ中尉 お疲れ様です。」
桐原中尉「そっちもお疲れ様~。」
同僚にお疲れ様と言う桐原中尉。
桐原中尉「デワ今回のフライトだが、調子悪いなどうしたんだ?」
デワントン「なんでもない。」
桐原中尉「なんでもないってなんだよ、心配しているのに。」
デワントン「いいから心配ないって。」
「アテンション 桐原中尉・フィアロ中尉 航空課に出頭せよ。重要な命令を与える。」
桐原中尉「話の決着はこの後にしよう。」
デワントン「いやしなくていい、別に本当に問題ないから。」
桐原中尉「なんだよ最近態度がきついな、あんな言い方しなくても」
桐原中尉は少し怒りながら航空課室へ向かう。
一条輝「あれ桐原じゃないか?何を怒っているんだ?」
松木「デワさんと喧嘩じゃないんですか?」
一条輝「まさかな・・・・・・・」
松木「隊長だって、早瀬少佐と問題がおありで。」
一条輝「ほっとけ未沙の事なんか・・・・・・・」
一条輝も不機嫌になる。
松木「なんだよ本当にことなのに、もしかしてミンメイちゃんとよりを戻したのか?」
ミラード中尉「隊長も男だからな。」
と別の勘違いをする松木くんとミラードくん。
航空課室
女性航空課兵「ウィルソン大尉、桐原中尉・フィアロ中尉をお連れしました。」
桐原中尉とデワントンは航空課室に入りウィルソン大尉に敬礼をする。
ウィルソン大尉「桐原中尉・フィアロ中尉、今日来てもらったのは他でもない。突然だがアンカレッジにある統合軍航空基地エルメンドルフ基地へ出向を命ずる。」
桐原中尉「出向?」
ウィルソン大尉「そうだ君達はエースコンビなのでエルメンドルフ基地へ出向してもらいたいのだ、前の大戦でパイロットが多く死んだので人手が不足してな。教官も転属するし人手が足りん、後続の教官が到着するまでの間出向し候補生を見てもらいたい。」
デワントン「何故でありますか、私達は出向しなくても・・・・・・・・」
ウィルソン大尉「一応あちら側が優秀なパイロットの要請してきている、一応一条大尉やマクシミリアン中尉,ミリア少尉が候補だが彼らは重要な人材だ今ここで他の所へ出向するわけにもいかんのだ。現に教官不足はアトランタ基地.エドワーズ基地でも同様な事でもある。」
桐原中尉「一か所に集めればいいじゃないですか?」
ウィルソン大尉「もしゼントラーディ軍の攻撃を受けて、訓練生や新造されたVF-1バルキリ―が損失したらどうするんだ?」
桐原中尉「それは・・・・・・・・・・・・・・」
ウィルソン大尉「フィアロ中尉貴様は分かるか?」
デワントン「大きな損害を与え今後の移民計画や防衛計画に影響がでると言う事ですか?」
ウィルソン大尉「正解だ、現に終戦時統合軍のVF-1の残存機は220機程でその後の地上戦で数十機が破損している。機体は2011年から生産が進められ、ある程度は各部隊に納品されたが問題は乗るパイロットだ。人口が少ない故無造作に増やせない。」
デワントン「マイクローン化して機種転換したゼントラーディ人は大勢いますが、そちらはどうなっているんですか?」
ウィルソン大尉「大勢いるが訓練教官は不足している、待機訓練生が多い。君はすぐ機種転換し今に至るが、状況は違う去年の2011年に急激に増大している。」
桐原中尉「っで俺達に白羽の矢がきたのか?おいおい2人だけとか重すぎる、滝田少尉とか佐伯ひろみ少尉とかグラバース少尉とかいるだろそいつらにも手伝わせろ。」
ウィルソン大尉「贅沢言うな基地防衛のメンバーが減る、それに2機編隊ルールに基づきお前らをエルメンドルフ基地へ派遣する。早く身支度でもしろ、お前らの愛機で基地に行くんだな。」
桐原中尉「了解しました大尉、ではエルメンドルフ基地へ出向します。」
デワントン「役目をはたしていきます。」
敬礼をする。
ウィルソン大尉「くれぐれも仲良く行くことだね。」
桐原中尉とデワントン「誰がこいつなんかと!」お互い睨みあう?
二人は怒りながらドアを閉める
ウィルソン大尉「おいおい一体何があったのかね?」
女性航空課兵「知りませんよ。」
ウィルソン大尉「もしかして破局とかしつつあるんじゃないか?デワントンも普通の女になりつつあるな。」
女性航空課兵「デワちゃんも地球の常識は身に付きつつありますからね。」
そして二人は更衣室でパイロットスーツを来てハンガーに向かい自分の愛機の元へ向かう。
滑走路
千葉軍曹「茂ちゃんあんたのVF-1Aはばっちり整備してあるよ、エルメンドルフの整備班に笑われないようにきっちり整備しておいたさ。」
桐原中尉「あぁサンキュー軍曹。」
千葉軍曹「それとデワちゃんは落ち込んでいるが、余計な事を言うんじゃねぇぞ。落ち着くまでゆっくりしておけ。」ひそひそ
桐原中尉「分かってんよ、軍曹。それとデワが怒ると怖いから、失言しないように努めます以上。」
デワントン「茂人、早くバルキリ―に乗れ出発するぞ。送れるなよ。」
発信準備を進めるデワントン。
桐原中尉「分かった、軍曹行ってくる。」
千葉軍曹「あぁしっかり頑張ってこいよ、バルキリ―乗りは元気が一番さ。」
防空基地整備員「バルキリ―が発進するぞ、航空機誘導員早く行け!!」
航空機誘導員「了解!」
エマ中尉「こちらガンサイト1よりエコー及びゴルフへ、第1滑走路まで進んでください。」
桐原中尉「エコーウィルコ。」 デワントン「ゴルフウィルコ。」
滑走路誘導員の合図で2機のVF-1バルキリ―が離陸するそしてSDF-1マクロスの周囲を飛びアラスカ.アンカレッジ北緯61西経149度地点に向け出発した。
エマ中尉「状況を報告お願いします。」
桐原中尉「エコーレディー」 デワントン「ゴルフレディー」
エマ中尉「あなた方がマクロスシティ防空圏内離脱まで、誘導を行います。離脱時はエルメンドルフ基地の防空圏担当オペレーターの指示にしたがいなさい。お迎えが来ます。」
桐原中尉「ウィルコ ってお迎えってなんだよ?」
エマ中尉「歓迎を意を表すそうで、戦闘機部隊を飛ばすそうです。」
桐原中尉「戦闘機部隊?バルキリ―なのか?」
エマ中尉「中尉を驚かすような機体らしいです、それも凄く貴重な機体です。」
桐原中尉「なんだよそれは?」
デワントン「貴重な機体?」疑問に思う顔?
エマ中尉「それは見てからのお楽しみです、もうそろそろ防空圏離脱するわよ。じゃあね~♪」
通信が途切れてしまうのだった。
桐原中尉「おいガンサイト1 グレンジャー中尉!!!」
デワントン「通信が切れてしまったな、とにかくエルメンドルフ基地の管制オペレーターからの通信が入るぞ。」
桐原中尉「そうだといいな、おっ来たか?」
通信が入った。
アニタ「ハローお二人さん、エルメンドルフ基地管制オペレーターのアニタ・ジュリアです。よろしくお願いします。」
デワントン「でっ質問だがお迎えの戦闘機部隊ってなんだ?」
ア二タ「もう離陸しているのでコンタクトできます、なんせ貴重な戦闘機ですから。」
桐原中尉「それはまさかだと思うがVF-0フェニックスか?」
二人のレーダーに複数の編隊が二人に迫ってきた。
デワントン「レーダーに反応、どうやらお迎えだぞそれに味方識別信号がある。」
桐原中尉はその姿を見た時は驚きを隠せなかった。
桐原中尉「マジかよ・・・・・・・あの機体が来るなんて。」
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ア二タ「驚きましたか?」
桐原中尉「驚くに決まっているだろ、旧時代の戦闘機は全滅したはずだろ!」
デワントン「茂人あの戦闘機はなんだ?」
桐原中尉「マクロスが地球に落ちる2年前に配備された旧米軍のF-22ラプタ―。統合戦争にも投入された、しかし第一次星間大戦時は全滅したはずだろどうして?」
するとアニタは笑顔で説明した。
ア二タ「エルメンドルフ基地は旧米空軍の基地で、ラプタ―が配備されていました。それに第一次星間大戦は地形の影響もあってか、地球攻撃の直撃を免れ損傷は軽微です。それにより配備されていたラプタ―が残存できました。」
桐原中尉「だから存在するのかってのか、まったく戦後にラプタ―を拝めるとはな。」
デワントン「一つ聞くが?」
ア二タ「はいなんでしょう。」
デワントン「VF-1バルキリ―みたいに変形でもするのか?」
アニタは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに笑顔になって笑って答えた。
ア二タ「あはははははしませんよ、訓練生の貴方と同じ年頃のメルトランが同じ質問してきていいましたが変形はしません。」
桐原中尉「OTMが使われる前の機体だから変形するわけない、旧世代の戦闘機だよ。」
デワントン「ふ~んそうか。」
桐原中尉「それにステルス性能のある戦闘機、まぁバルキリ―のアクティブステルスには劣る部分があるがな。」
デワントン「へぇそうか。」
するとラプターの1機から男らしい顔つきのアメリカ人がモニターに移る。
カール大尉「よぉ桐原!元気にやっていたか?」
桐原中尉「レ―ガ―大尉、まさかその機に搭乗しているんですか?」
カール大尉「当たり前だ俺は元々米軍の輸送機乗りでC-17グローブマスターⅢに乗っていたんだが、まさかこのラプタ―に乗るとはな。ってその娘は相棒かい?」
桐原中尉「こいつはデワントンです、ゼントラーディ人です。」
桐原の紹介を受けてデワントンも挨拶する。
デワントン「私はSVF-88所属のデワントン・フィアナ中尉であります、以後よろしくお願いします。」
カール大尉「う~ん礼儀の正しく可愛い娘だねぇ、それにゼントラーディ人俺の嫁さん並だな。」
この話を聞いた桐原は驚いた、30を越えていてこのまま独身なんだろうなと思っていたカール大尉が結婚したと話は銃弾を受けて衝撃を受けた。
桐原中尉「大尉結婚なされたんですか?」
ア二タ「そうですよ去年の9月に結婚しました、それもメルトランと。」
カール大尉「そうそう片田舎のエルメンドルフ基地の周辺の街で暮らしているんだ、まぁゼントランにしてはおとなしい女だよははははは。」
デワントン「結婚・・・・・・・・・・」
カール大尉「嬢ちゃんみたいに可愛い娘さ、話が合ってね。純粋で可愛いのさはははは。」
ラプタ―とF-1バルキリ―の編隊はゆっくりエルメンドルフ基地へ到着した。
機体から降りてきた桐原とデワントンの方に、さっきモニターに移っていたサングラスをかけた男がやってきた。
カール大尉「ようそこ統合軍エルメンドルフ基地へ、挨拶はいいが私はカール・レ―ガ―大尉だ。改めてよろしく。」
カール大尉は握手を求めてきた、二人はよろしくと言って握手をした。そして3人はカール大尉にこれから行う訓練生への訓練内容の説明を受けながら訓練生がいる宿舎へ歩いていった。
宿舎を見るとゼントラーディ人の姿が多くみられた。終戦後多くのゼントラーディ人は工学や科学に携わる人がいたがそれは少数派であり、大部分は統合軍軍人としての第二の人生を歩む事が多かった。
マイクローン化し一部の適正に合格したゼントラーディ人はVF転換訓練コースへ進ませる事が主流であった。しかし人口は人類より多いので、訓練教官不足と言う不足の事態を招いたのであった。
宿舎
カール大尉「全員気をつけ、一時的に訓練教官を務める事になった桐原茂人中尉とデワントン・フィアロ中尉だ!」
桐原中尉「桐原茂人です。」
デワントン「デワントン・フィアロです。」
訓練生達は一斉に立ちあがり。「よろしくお願いします。」と敬礼をした。
桐原中尉とデワントンは訓練生達と雑談したり、質問を受け付けたりとトークが進んだ。
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\ノ \人
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基地を警備するVFー1Jバルキリ―。
そして朝が来た早速訓練飛行のため、教官と訓練生が訓練用のVF-1Dに乗り込む。桐原中尉とデワントンはどんな風に訓練をするのかを見学のため管制塔にいた。
アニタ「各機に告ぐ、これより飛行訓練を開始します。各ポイントを通過をしてください、そしてエリア23にてそれぞれフライトフォーメーションを組んでださい。」
カール大尉「了解。訓練生のガキども、聞いての通りだ。速やかに今日の目標を達成するぞ!」
カール大尉の声が響く、訓練生達は了解と返事を返すのであった。しかし
藤原「そんなのは分かってますって、だが実戦の戦闘だったらこんな訓練は必要ないぜ。そう所詮は子供の遊びだ!」
カール大尉「何?」
藤原「だいたいやる事が幼稚なんだよ、いつまで同じ事を繰り返しているんだ?。早く実働部隊に回してくれよ。」
その藤原のやる気の無さにカール大尉は怒鳴った。
カール大尉「実戦を経験してないヒョッコがよく言う、もしフォッカー少佐が生きていたら貴様は直ぐに除隊させるぞ!」
藤原「へ~それはそうだか、やれるもんならやってみろだ!」
カール大尉「貴様ぁ」
藤原「所詮は輸送機あがりのイカレサングラス野郎だろ。」
カール大尉「今日と言う今日は許さんぞ!」
「やめてください教官。」
二人の言い争いに仲介に入ろうと言う声があった。
ミリャン「離陸する直前なのに言い争いはやめてください、藤原も言葉を慎んで頂戴。」
藤原「へいへい」
一方その頃管制塔では。
桐原中尉「たしか藤原って言う奴でしたね、昨日は大人しかったのに。」
桐原中尉は驚いた表情をしていた、そんな桐原中尉に対してアニタは困った顔をして言った。
アニタ「藤原候補生は一番の問題児の生徒なんです、命令違反7回、謹慎処分6回を喰らっているなど暴れん坊ででもパイロットとしての実力が高いです。」
と答えたが桐原中尉はますます難しい顔をして「本当なのか?」とつぶやく。デワントンはミリャンと呼ばれる緑色のロングヘアの少女の機体の方をみていた。
デワントン「あのミリャン・ファキアという少女はゼントラーディ人だが、どこの部隊出身だ?」
と言うデワントンの質問に対しアニタは答えた。
ア二タ「ゼントラーディ軍直衛艦隊ラミラン・ペテル艦隊です、彼女は空士長タイプのクァドラン乗りでした。ボドル決戦の時に対峙した、メルトランです。」
デワントン「彼女はどのような経緯でこの場にいるのだ?」
アニタ「文化に感化され地上に降りた後投降したそうです、最初はミリア・ファリーナ・ジーナス少尉に似ていたので混乱したそうですが。」
管制官「ジュリア少尉、離陸許可が出ています。」
ア二タ「そうでした、訓練部隊全機離陸せよ!」
ア二タの号令により、訓練部隊は順番に離陸する。そして編隊飛行をとった。
カール大尉「全機、用意はどうだ?」
訓練生「α1レディ」 ミリャン「α2レディ」 藤原「α3レディ」
カール大尉「全機フォーメーションデルタ、目標地点まで急行する。」
バルキリ―各機はフォーメーションを取る、藤原機は単独行動しそうでいる。
その頃エルメンドルフ基地周辺のレーダーサイトが、未確認飛行物体を確認する。管制塔のアニタが各機に向け緊急報告が入れる。
ア二タ「タワ―から各機へ予定外の事態発生、エリア4で未確認のジナールを確認しました数は・・・・・20。はぐれゼントラーディです。」
カール大尉「訓練中に?観察中の桐原中尉とフィアロ中尉に出撃させろ!」
それに対して藤原が言う。
藤原「そんな必要はないですよ、こんな敵なんて俺だけでも十分だ!!!」
藤原機はそう言うと編隊から離れて、エリア4に行く。
カール大尉「あの野郎は・・・・・・全機ブレイク!」
藤原機を追い訓練部隊もエリア4へ向かう。
管制塔
デワントン「さっきのこしょこしょ話は、敵機を確認した事か?」
桐原中尉「そうみたいだな、そう言えば訓練機に実弾とか装備しているのか?」
ア二タ「装備してますよ流石にミサイルは搭載していませんけど、ガンポッドにいつも入れてます。一応バルーンで攻撃しますので。」
桐原中尉「へぇ準備がいい。」
訓練部隊はジナール編隊がいる空域へ向かう、既にジナ―ルはアンカレッジシティではなくマクロスシティに向けて侵攻していた。
カール大尉「全機どうだ?」
訓練生「α1エネミータリホー」 ミリャン「α2エネミータリホー」 藤原「α3エネミ―タリホー、これより攻撃する。」
藤原機が再び編隊から離れる。
カール大尉「あのバカめ全機突入するぞ!」
訓練生「α1ウィルコ」ミリャン「α2ウィルコ」
戦闘BGM
【https://m.youtube.com/watch?v=FUc4aeaE3HA】
藤原機がジナールの背後を強襲し、複数機を撃墜する。突然の強襲により混乱したゼントラーディ軍空戦ポッド隊はマクロスシティ襲撃を諦めて応戦をする。
/≪ 。
((⌒)) , イ二i ̄l| ̄}}
¶! |」_ = ※ ,ィコ||====冝[l =(〔
同_L巨|_  ̄ ̄`丶!こ]_l|_}} 。
|ロ〉ヲユト┴┰ァ ━ ━ ━ \≪
LL工lア厄テ′ ヽ
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。 ,ィコ||====冝[l =(〔 。 。
((⌒))  ̄ ̄`丶!こ]_l|_}} 。
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。 ヽ
藤原機はバトロイドに変形して相手の真正面に躍り出た。
(スーパーパックはありますけど、この戦闘にはありません。)
藤原「たかが空戦ポッド如きで俺の前に出てくんじゃねぇよ!」
ガンポッドを掃射し、空戦ポッドを撃墜していく。送れて本隊が到着する。
訓練生「教官、藤原が・・・・」
カール大尉「既に一人で半数をやっているとはな。」
藤原幸喜のモデルはダンクーガの藤原忍です。藤原と言う表記がと言うのが愛称です、SSまとめのサイトではモバマスの藤原と勘違いしてますがモバマスとクロスオーバーしたつもりはありせん。純粋なマクロスストーリーです。
明日は、カール大尉の訓練部隊にヴァリアブルグラージが襲いかかります。
ミリャン「教官どうしますか?」
カール大尉「全機残りを掃討するぞ、俺の後に続け!」
訓練生各機はジナール空戦ポッドを次々に撃破していくが、すぐに終わってしまった。
一人だけ好成績を残した藤原は調子に乗ってしまった。
藤原「けっこうもあっさり撃破されたじゃねぇかよ、俺は即卒業できそうだな。」
カール大尉「うぅぅぅむ認めないといけないのか・・・・・・・・・」
藤原「そうそう今年の3月にはきっちり卒業できますよね。」
藤原がふざけている頃、管制塔では?
桐原中尉「訓練生とは言えバルキリ―乗りとしては完成しているようだな。」
デワントン「だがまだまだ未熟だけどな、調子に乗り過ぎているどっかさんみたいに。」
とこの発言に対し桐原はムキになって怒った。
桐原中尉「何処かのどっかさんだと?俺の事か?」
デワントン「ほほうまさか自分だと思っているようね、だいたい正解ね。」
桐原中尉「んだとぉぉぉぉ!!」
喧嘩をよそにアニタは呆れた顔をする、しかし突然レーダーに未確認の飛行物体を確認した。
推定コースはカール大尉達がいる空域である。
アニタ「なによこの3つの未確認飛行物体は?このままだとレ―ガ―大尉の訓練部隊との接触コースに入るわ。お二人さんスクランブル出撃・・・・・・」
桐原中尉「お前なぁぁいつもいつもガサツで・・・・」デワントン「なんですってガサツなのはどっちよ。」
桐原中尉「落ち込んでいたのは嘘かよ・・・・・」デワントン「嘘じゃないわだけど、茂人の傲慢な態度を・・・・・」
アニタ「・・・・・・・・・・・・・・」この光景に驚いたア二タ、だが次第に怒りそうな表情をし突然怒鳴った。
「夫婦喧嘩するなら外でやって頂戴、ここは軍の施設やるなら家庭でやってください!早くバルキリ―の乗ってカール大尉の救援に行きなさい!!!」
いきなり怒鳴られた事で正気を取り戻した桐原中尉とデワントン。何があったのかを確認する。
桐原中尉「少尉何があったと言うんだ?」
アニタ「ジナール編隊と同じ方向から未確認飛行物体、グラージタイプに似ているけど私達が知っているのと違うわ。敵でしょうし、レ―ガ―大尉のガンポッドの数はわずか救援のため出撃してください。」
二人は了解といい滑走路へ駈け出していく。
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出撃待機中のVF-1
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//´ ̄`V!
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_, ∠二こニニニニ7rー-=イ,′ ./ V二二ニニ>、
_,. 一'¨´二ニ7 ¨7i|`、:::::::::::,'/;;;;;;;;;;;;;:,′ ! ;_ !;;;;;;/厂 トト、 \
(_(%%) >く:://,;;;;;;;;;;ノ`ーく二) 」丐ニOくノ;;;\/
/ ._| />. ---く  ̄`)1扛^>. --くく __
/ iiiiil_ノ L ___ノ , '"´ik il L ___ノイiiiト、
- ── ─────.||||「── ─‐一´─‐‐‐〈;;j‐l::!───l||||‐`ー─────
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整備兵「緊急スクランブルだ、既にミサイルはある程度装備してある。ガンポッドの弾は十分に充填した。いつでも行ってこい。」
桐原中尉が整備兵の説明を聞きつつコックピットに乗りこむ、デワントン機も準備は整ったようである。
そして滑走路まで行き、桐原とデワントンのバルキリ―は飛び立つ。
,'⌒,ー、 _ ,,.. X
〈∨⌒ /\__,,.. -‐ '' " _,,. ‐''´
〈\ _,,r'" 〉 // // . ‐''"
,ゝ `<./ / 〉 / ∧_,. r ''"
- - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / / . {'⌒) ∠ - - - - - - -
_,.. ‐''" _,,,.. -{(⌒)、 r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
戦闘空域
ミリャン「!?教官、北東から未確認飛行物体確認。数は3機さっきのジナール編隊が来た方向です。」
カール大尉「なんだと?全機基地へ帰還するぞ、ガンポッドの銃弾の数が残り僅かだこれ以上無茶するわけにはいかんな。」
藤原「何を怖がっている、所詮は3機だそれにジナールに違いないこの銃弾の数からすれば俺一人で十分だ!」
ミリャン「藤原・・・・・まさか一人でやろうとでも言うんじゃないな?」
藤原「そのまさかさ、所詮は自転車と戦車で戦うようなゲームさ。卒業記念の前祝いさ。」
カール大尉「貴様ぁ戦場を舐めているのか?」
藤原「舐めていませんよ、現実を言ったまでですぜ。やってやるさ。」
編隊から離れ未確認飛行物体の飛行してくる方向へ単独で向かう。
カール大尉「あのバカめ・・・・・・・・α1 α2は先に基地へ帰還しろ。」
訓練生「しかし・・・・・・・・・」
カール大尉「貴様らまで付き合う事はない、それにこの無茶をするのは現役バルキリ―ファイターのみ許されているお前らはついてくるな。」
ミリャン「では私も連れていってください、私はゼントラーディ軍の兵士でした多分その未確認物体の事ならなんでも・・・・・・・」
カール大尉「いや下がれこれは命令だ、命令を聞くのがお前達のバルキリ―ファイターの卵だろおとなしく上官の命令を聞け。」
カール大尉は訓練生とミリャン機を残して藤原機を追いかけて行った。
訓練生「どうするんだよ、このまま教官や藤原を残してノコノコ帰るのかよ?」
ミリャン「そんなはずはないだろ、むしろ逆手に取るさ。怖いならお前だけ帰れ!」
訓練生「なに?」
ミリャン「フッ」ミリャン機はカール大尉と藤原機の所へ向かう。
訓練生「ミリャン候補生?おい待ってくれよ俺を置いてくなよ!!・・・・・・・行ってしまったな。」
すると後ろからバルキリ―2機がやってきた。
桐原中尉「SVF-88の桐原だ、おい訓練生レ―ガ―大尉と藤原准尉.ファキア准尉はどうした?」
訓練生「ハッ既に飛び出してしまいました、既に戦域にいるかと思います。」
桐原中尉「はぁ既に戦域にいるだと?冗談を言うなよ、既に残弾はゼロだ戦えるはずがない。」
訓練生「冗談じゃありません。」
デワントン「いや冗談の話じゃないぞ、茂人。あれを見ろ・・・・・・・」
爆発音が聞こえる、既に戦闘のような爆音が聞こえる。するとアニタから通信が入ってくる。
アニタ「二人とも既にレ―ガ―大尉 藤原准尉 ファキア准尉が敵と交戦中よ、早く空域に急行されよ。」
桐原中尉「ではこの訓練生が行っている事は本当だったのか?」
訓練生「でしょ本当でした、早く救援に行かないと・・・・・・・・・・」
戦闘空域ではヴァリアブルグラージに追われる藤原機がいた・・・・・・・・
藤原機「くそメーデーメーデーエマ― 見た事のないグラージだ・・・・・・」
ライファ「へへへこのライファ・マクサ―ル様の獲物はまずはこいつかよ。」
ゼントラーディゲリラ兵「隊長ゲラム司令は偵察が任務だと言ってましたが、訓練機に相手にするつもりですか?」
メルトランゲリラ兵「わざわざ別のグループのジナールがやられましたが、時期にこいつの援軍が・・・・」
ライファ「ふん別にいいさ、纏めて皆殺しにすればいい。」
ライファのヴァリアブルグラージは、藤原のVFー1Dを執拗に攻撃する。その攻撃に対しなんとか回避する。
藤原「くそぉなんとか回避しているが、このまま長引けば疲労で俺がやられる。」
プロトタイプヴァリアブルグラージ
通常のグラージを可変機能を追加したゼントラーディ軍の兵器、マクロ
スM3でも登場するが姿は全く異なる。
ライファ「こいつめ中々楽しませてくれるじゃないか、だが徐々に疲れてきているようだな。よしフォーメーションを取れ!」
ゼントラーディゲリラ兵「エスケスタ」 メルトランゲリラ兵「エスケスタ」
3機のヴァリアブルグラージはフォーメーションを取り、藤原機のVF-1Dに迫る。
攻撃は藤原機の限界回避能力を越え、藤原機の片翼を奪い取る。バランスが取れ
なくなった藤原機はバトロイド形態に変形する。
藤原「くそ方翼失っては飛行できん、ここはなんとか森林が多いから隠れる場所が多いなんとか救援が来るまで身をひそめるか。」
藤原機は森林地帯に潜む、この付近は戦後は焼け野原だったが植林され隠れるが多いほどの森林地帯になっている。
隠れる場所には持ってこいだった。
ライファ「チッ姿を消したかマイクローンめ。」
メルトランゲリラ兵「隊長1機更に後方に1機援軍が来ます。」
ライファ「ケッおいでなすったか、残りを片づけるぞフォーメーション4で行くぞ!」
バルキリ―編隊
カール大尉「フィアロ准尉、なぜ命令を無視した?基地へ戻れ!!」
ミリャン「一応ゼントラーディ人は命令に従うが戦闘の事になると、命令は違反します。それに藤原が勝手な事をしたら、同じ班で仲間である私が見捨てるつもりはない。御同行の許可を願う。」
カール大尉「全弾はどのくらい残っている?」
ミリャン「3機程度には一応十分な量の弾数はあります、行けます。」
カール大尉「くそとんだ訓練飛行だな、ファキア准尉俺に続け!」
ミリャン「エスケスタ。」
戦闘空域に到達したカール大尉とミリャン准尉、しかし敵機の姿を確認できるが藤原機の姿を確認できない。
カール大尉「まさか敵機に落とされたんじゃないだろうな?」
ミリャン「いいやバトロイドで潜んでいるとか・・・・・・しかしあの敵機は・・・・・・」
カール大尉「グラージタイプの発展型か、それに可変もできるだと?こいつは厄介だな。」
ミリャン「くっジャミングか、エルメンドルフ基地と通信がつかない。」
カール大尉「報告する事もできないか、できれば駐留航空隊に連絡を取りたいが・・・・・・」
ミリャン「連中は例のカムジンの一団では?」
カール大尉「分からんが、やるしかない撃退したら藤原が生きていたら拾うぞ!」
ミリャン「エスケスタ。」
その頃訓練生を後続の友軍バルキリ―部隊に引き取らせ救援に向かう桐原中尉とデワントン。
アニタの通信を聞きかながら、戦闘空域に向かっていた。
アニタ「カール大尉 藤原准尉 ファキア准尉の識別信号は確認できますが、通信は途切れました明らかにジャミングです。」
デワントン「あぁ通信機器が少しずつ悪くなっている気がする。」
アニタ「た・・・・・ん・・・・・・・・そうでしょう・・・・・・・・気をつけ・・・・・・ください。グッドラッ・・・・・・・」
デワントン「通信が途切れたか、茂人そっちは?」
桐原中尉「駄目だ通信は途切れたな、そろそろ戦闘空域まで到達する予定だ。」
山を越えると既にカール大尉とミリャンはプロトタイプヴァリアブルグラージに苦戦していた。
デワントン「・・・・・・既に状況はいいと言うわけではなさそうなだ、こちらゴルフ攻撃を開始する。茂人私に遅れるな。」
桐原中尉「おい勝手に飛び出すんじゃねぇよ、・・・・・・・・・通信切りやがったなあのじゃじゃ馬め。」
既にプロトタイプグラージは上手くフォーメーションを取りカール大尉とミリャン機を追い詰めていた。
それでも弾が切れるまでガンポッドを撃つが、回避力が高い性か中々命中しない。ライファは笑いながら
カール大尉とミリャンを追い詰め続けるそして、ミリャン機を照準に捕えた。
ミリャン「くそここまでか、私の生命も終わりか・・・・・・・・・・」
ライファ「御苦労だったなマイクローン、ゲームオーバーだなこれで死ね!」
「そうはさせるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ミリャン「!?まさか・・・・・・・・・・」
すると隠れていた藤原機が当然ライファが操るヴァリアブルグラージの背後から出現し、足で蹴り上げた。
ライファ「ぐぁぁぁぁぁぁおのれよくもやりやがったな、マイクローンめ!!ぶっ殺してやる!!」
ライファのヴァリアブルグラージは藤原機の右手部分を攻撃する、しかしもう片方のレーザーが藤原機への直撃コースとして
照準をとらえていたのであった。
ライファ「これで死ねぇマイクローン!!!」
ミリャン「藤原!!!」
ライファが止めを刺そうとした時、ライファの部下が叫んだ。
メルトランゲリラ兵「2時の方向より敵機増援!完全装備のVFです。」
ゼントラーディゲリラ兵「まずいですよ、3:5の結果我々の負けです後退しましょう。」
ライファ「チッいい時に・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
桐原中尉機とデワントン機はミサイルをヴァリアブルグラージに向かって一斉に射出した。
1機のヴァリアブルグラージに命中するが、腕を破壊したに過ぎなかった。桐原中尉は無線
会話でカール大尉に無事かどうかを呼びかけた。
桐原中尉「レ―ガ―大尉無事でありますか?」
カール大尉「あぁ無事だだが被害は甚大だ、丁度いい時に来たな。」
桐原中尉「これより我がSVF-88は敵部隊殲滅を開始します、後は任せてください。」
デワントン「敵は撤退を始める気だ、逃がすなよ。」
ヴァリアブルグラージは形成不利と見て退却を開始した、ライファは不満であったがこれ以上の破損
ができなかったため退却することを渋々認めてしまった。
ライファ「マイクローンめ、こんな時に援軍来たおかげで計画はぱぁだ。だがここで継戦して機体をオシャカにすればゲラムにどやされるぜ。」
ゼントラーディゲリラ兵「しかしまだ敵が追撃してきます、このままでは逃げ切れません。」
ライファ「全力で振り切れ!」
逃げるヴァリアブルグラージに対し追撃を続ける、桐原中尉とデワントンはガンポッドで背後を撃つ。
デワントン「グラージタイプとは言えVFの機動性を引き継いでいるな。」
桐原中尉「レ―ガ―大尉らが苦戦したわけだな、しかしこれを放置すれば大きな災いの元になるな。これがカムジン一派の手に渡れば・・・・・」
デワントン「統合軍の戦術を大きく変える事になるな。」
追撃を続ける桐原中尉とデワントンだったが、ヴァリアブルグラージ編隊を見つける事が困難になった。
桐原中尉「エネミ―ロスト、エネミ―ロストくそ見失ってしまったな。」
デワントン「しかしそう遠くは言ってないはずだぞ、何処に隠れたと言うのだ?」
桐原中尉「分からんな、しかしレ―ガ―大尉を見捨てる事はできない帰還するぞ。」
追撃が困難とされカール大尉らの訓練部隊を回収するため、先ほどの空域までUタ―ンした。
後ほどエルメンドルフ基地から回収ヘリが到着し、藤原機のVF-1Dを回収。飛べる機はエルメンドルフ
基地まで回収ヘリを護衛した。
エルメンドルフ基地 司令部
統合軍作戦士官A「今回確認されたグラージの発展型は可変機能を追加した改修型のようです、彼らがどこでそのような技術を持ったかでありますか已然不明のままです。」
統合軍作戦士官B「今回遭遇したのはレ―ガ―大尉以下3名による第5訓練部隊のようでありますが、かなりの苦戦を強いられた模様です。」
統合軍作戦士官A「今回第5訓練部隊以外にも遭遇者がいます、出向中のマクロスシティ第2戦闘航空団の桐原茂人中尉とデワントン・フィアロ中尉です。最後まで追撃していたようですが、君達は何か言える事はあるかね?」
桐原中尉「今回確認されたヴァリアブルグラ―ジでありますが、自分がSDF-1マクロス乗艦時に遭遇したグラージタイプとの機動性は違いました、緊急回避や旋回方法はバルキリ―そのものでした。それに上手く統制の取れた部隊でありました。」
デワントン「それにゼントラーディ軍は改修する能力がありません、この発展型グラージは地球人の関与が疑われます。」
統合軍作戦士官B「そうか・・・・・・・・基地司令」
基地司令「なんだ?」
統合軍作戦士官B「反統合勢力の残党がまだ生きている可能性があります、それらが協力したのでは?」ひそひそ
基地司令「その可能性は大だな、もしかすると地下に残された工場を利用していると?」ひそひそ
統合軍作戦士官B「フィアロ中尉の言う通りゼントラーディ人に修理や改修する能力がありません、それに可変技術は我が軍関係者か反統合勢力関係者しかしりません。」ひそひそ
基地司令「前の大戦では生存者は統合軍の勢力圏内と言うしな。」ひそひそ
統合軍作戦士官B「反統合勢力圏では1-2億人生存していると言うデータがあります。そうとなると地下に残された工場を利用しているかと。」ひそひそ
基地司令「一体どこに?」ひそひそ
統合軍作戦士官B「エリア5・・・・・・・・」
すると片方の士官が言う。
統合軍作戦士官A「司令協議の続きをお願いします。」
基地司令「あぁそうだったな、少佐話は後ほど。」
統合軍作戦士官B「あぁはい。」
統合軍作戦士官A「中尉既に聞きたい事は聞きました、元の任務に復帰してください。」
デワントン「えっこれだけ聞くのでありますか?」
統合軍作戦士官B「そうだ一応この協議はマクロスシティ統合軍司令部で協議することになった。」
桐原中尉「自分達は何をすればいいのでしょうか?」
基地司令「本来の任務通り代理訓練教官として、任務を全うしてほしい。私から以上だ、では解散。」
基地司令以下基地幹部と桐原中尉とデワントンのコンビは敬礼をするのであった。
本来の任務に復帰するべく、桐原中尉とデワントンは宿舎に戻ることになった。
戻る途中にデワントンがある事を言った。
デワントン「茂人・・・・お前はこのままこの新型グラージを放置するつもりか?」
桐原中尉「新型グラージを?」
デワントン「そうだあのまま放置すると、地球の技術がゼントラーディ基幹艦隊に流出するぞ。」
桐原中尉「前回は反応弾が狙いだとか言ってたが、本当かよ?」
デワントン「それは実施されていないだけだ、とにかくもし奴らがでたら私達だけでやろう。」
桐原中尉「懲戒免職になっても知らんぞ、それに悩んでいたんじゃないのか?」
デワントン「私の事か?一応大丈夫だそれと茂人・・・・・・・・」
「アテンション 桐原中尉 フィアロ中尉大至急 運動場まで来てください。」
デワントン「もういい時なのに・・・・・運動場に行くぞ、後発展型グラージは私が落とすそれは先に言っておくぞ!」
桐原中尉「こっちのセリフだ!!・・・・・・・・・・ったくゼントラーディ人の感情表現が分からないな。」
ゲラム一味アジト
ザバグ「ゲラム司令、ライファの野郎が戻りました。」
ゲラム「おぅ陽動任務を完了したようだな、俺と志を共にする地球人連中の部隊と合流した所だ。」
ザバグ「反統合勢力と言う連中ですか?」
ゲラム「そうだ唯一の生き残りらしいぞ、連中の装備は奪取したデストロイドトマホーク6機 デストロイドスパルタン3機だ。」
ザバグ「では連中を使い一体何をするんですか?」
ゲラム「国家転覆さ、俺達がマクロスシティを攻撃に乱戦を展開。そして放送局を占領し、各地に潜伏している反政府系の同胞に呼びかけゼントラーディだけの新勢力国家を造るつもりだ。」
ザバグ「それは成功するんですかい?」
ゲラムはザバグの問いに対し二やけながら言った。
ゲラム「成功するさ所詮文化に感化されたとは言え、俺達ゼントラーディ人は戦闘種族さ。俺達は自動工場衛星を使い、部隊を増やしゼントラーディ軍や監察軍に匹敵するような軍事国家にするのだ。統合軍内の同胞達も呼応して俺達に付くだろう。」
ザバグ「しかしよなんでカムジンの連中と対立するんです?連中も俺達の傘下にすれば・・・・・・・・・」
ゲラム「ふん時代遅れの味方殺しはほっとけ、いずれはわざわいになるぞ。」
ザバグ「はぁ・・・・・・・・」
ゲラム「まぁ新しい時代は俺達が造るさ、全てはゼントランの栄光のためにな。」
エルメンドルフ基地
訓練生一同「トランスフォームブレイク?」
桐原中尉「そうだ俺達SDF-1マクロス航空隊が実践した技である。」
訓練生「トランスフォームブレイクって一体どんな技でありますか?」
桐原中尉「トランスフォーメーションブレイクとは、ゼントラーディ軍個人戦闘ポッドの誘導ミサイルに用いられていた、赤外レーダーなどで得た複合情報のパターン認識によるロックオンを、意図的な変形軌道を行う事で回避、たまは迎撃のきっかけにするという戦術である。」
デワントン「敵はどのような反応をするかと言うのはゼントラーディ人である私が答えよう、ミサイルは目の前でバトロイドやガウォークになった可変戦闘機を攻撃目標で認識しなくなる、それにより追尾が不能になるか再設定にタイムラグを要する事になる。」
ミリャン「では聞くが教科書によると限られたエースパイロットだけの特殊技能だが、私達にできるのですか?」
桐原中尉「既に研究により1コマンドで実行できるいくつかのパターンが確立しており、一定の条件の下で誰でも戦術としてのマニュアルに組み込まれている。今回君達訓練生にやってもらうのは、アグレッサ―チームとの演習である。チーム表を決めてある。」
Aチーム(アグレッサ―チーム)
カール・レ―ガ―大尉/Aコマンダー
桐原・茂人中尉/A1
デワントン・ファキア中尉/A2
スミス・アレキサンダー中尉/A3
Bチーム(アグレッサ―)
ディ―・ヴァ―ミル大尉/Bコマンダー
佐伯ひろみ少尉/B1
ドリス・グラバース少尉/B2
ラミラ・マロ―クス少尉/B3
Cチーム(訓練部隊)
藤原・幸喜准尉/Cコマンダー
ミリャン・ファキア准尉/C1
スミス・クルーズ准尉/C2
李・邦准尉/C3
Dチーム
クラウス・シュタイザー准尉/Dコマンダー
カラ・トラカジ―テ准尉./D1
ライザ・ルクソール准尉/D2
セルゲイ・アレクサンドル准尉/D3
Eチーム(訓練部隊)
ティモシー・ダルダントン准尉/Eコマンダー
サイモン・F・ケーン准尉/E1
ミュラー・ヘンダ―ソン准尉/E2
レオン・ガーフィールド准尉/E3
部隊表を提示し、ア二タが練習戦の説明をする。
アニタ「A・Bがアグレッサ―部隊、C・D・Eが訓練部隊である。まずはA・Bチームがトランスフォームブレイク戦法を訓練部隊各隊に教え込む。」
ティモシー「既に私は前の大戦で味わった事がありますが。」
ライザ「同じく私も。」
アニタ「前大戦で空戦ポッド バトルスーツ クァドランなどに搭乗したゼントラーディ人の訓練生はもう一度体験をしてください。そして2戦目で各訓練部隊はトランスフォームブレイクを実践してください。」
デワントン「この訓練をクリアしなければ、この訓練スクールを卒業することは不可能なので頑張りましょう。以上解散。」
ブリーフィングが終わるとデワントンは桐原中尉に駆け寄る。
デワントン「茂人ここで言っておくがもし訓練最中にヴァリアブルグラージが出現したら、私が落とすからな。」
桐原中尉「それは何回目だ?」
デワントン「100回ぐらい言ったぞ、まぁお前が抜けているからこのくらい言わんとな。」
桐原中尉「デワ・・・・・・最近おかしいぞ、以前のデワはここまで戦闘に盛り上がるような性格じゃ・・・・・・・・」
デワントン「忘れたのか?私はゼントラーディ人だと言う事を、戦闘に盛り上がるのは自然要因だと思うが。」
桐原中尉「だけど最近は異常なほど、戦闘に盛り上がっている。」
デワントン「茂人・・・・・・言っておくが戦闘種としてプロトカルチャーにつくられた、私達の本能には戦いの快感が全てに勝る。だから各地でゼントラーディの暴動が起きるのだ。」
桐原中尉「・・・・・・・・・・・・・だがデワはデワじゃないのか?」
デワントン「そうかもしれない・・・・・・・・・・・だが本体は否定できない。」
「アテンション 各バルキリ―搭乗員はバルキリ―に搭乗せよ!繰り返すバルキリ―に搭乗せよ!」
Aチーム(アグレッサ―チーム)
カール・レ―ガ―大尉/Aコマンダー
桐原・茂人中尉/A1
デワントン・フィアロ中尉/A2
スミス・アレキサンダー中尉/A3
Bチーム(アグレッサ―)
ディ―・ヴァ―ミル大尉/Bコマンダー
佐伯ひろみ少尉/B1
ドリス・グラバース少尉/B2
ラミラ・マロ―クス少尉/B3
統合軍士官A「フィアロ中尉とファキア准尉混合してましたね。」
統合軍士官B「馬鹿者誤った物を配布するな!」
アニタ「各バルキリ―隊発進準備、アグレッサ―各部隊は発進せよ。」
ア二タのオペレートにより、各アグレッサ―バルキリ―部隊は滑走路へ向かっていく。
一斉に発進するため、第2第3滑走路に分かれて離陸した。周辺には当基地の航空隊の
バルキリ―部隊員が見守っている。見守っている中各バルキリ―部隊は、演習ポイントを
目指した。
カール大尉「各機点呼。」
桐原中尉「A1レディ」 デワントン「2レディ」 スミス「3レディ」
カール大尉「Bチームのヴァ―ミル隊と共に、訓練生にトランスフォームブレイクの味を叩きこむぞ。上空で待機せよ。」
アニタ「前回のヴァリアブルグラージが出る場合に備えて、当基地の飛行隊が相手します決して手だししないで一度基地へ帰還してください。」
デワントン「チャンスでもですか?」
アニタ「統合軍司令部の決定ですから。」
デワントン「くそ・・・・・・・出てきたら落とそうと思ったのに・・・・・・・」
悔しがる表情をするデワントン、桐原中尉はそんなデワントンを見て不安な表情を
する。そして心配したカール大尉が言う。
カール大尉「気にすんなよデワちゃん、生きていればどんな強敵に遭遇する。それに相棒の事を考えろよ。」
デワントン「分かっています、茂人は私の大事な相棒です。」
カール大尉「そしてこれが終われば、マクロスシティへお帰りだ帰った直後はマックスとミリアの結婚2周年目パーティーだ。なぁにヴァリアブルグラージは第1特務部隊VFーⅩスターゲイザーに任せておけ。」
桐原中尉「既にスターゲイザー部隊が成立したんですか?」
カール大尉「あぁアトランタ基地に配備される予定だ、まぁ正式には3月に正式に成立する。メンバーは決まっているそうだぞ、その前に部隊の再編成だ。」
するとアニタから通信が入ってきた、訓練部隊は出撃を完了。ただちに
作戦行動を開始せよと・・・・・・・・・・・
カール大尉「聞いたかこれより訓練を開始する、さっき桐原中尉とフィアロ中尉が説明した通りにやる。たっぷり訓練生にトランスフォームブレイクを教えこめ。」
スミス中尉「了解であります大尉殿。」
カール大尉「馬鹿野郎!了解じゃない、ウィルコだ。」
そう言われるとスミス中尉は慌ててウィルコと言い直すのであった。
そして各バルキリ―アグレッサ―部隊は一定期間を通過した。
桐原中尉「(あのヴァリアブルグラージに遭遇したら、デワは無茶しないだろうか・・・・・・・戦闘に縛られた悲しい種族ゼントラーディか・・・・・・・・・・)」
バルキリ―隊が上空を通過したころ一機のヌ―ジャデルガ―が覗いていた。
ゼントラーディゲリラ兵「ふぅ通り過ぎたか、マイクローンめこんな所まで飛んでいるのか・。」
ライファ「しかしこの拠点が発見されるのは時間の問題か・・・・」
ゼントラーディゲリラ兵「ゲラム司令が指示された通り、シュルケル・ウ―を回収しましたがこのままやり過ごせますか?」
ライファ「いや待てまた来るぞ、隠れろ。」
VF-1D訓練機がライファ達の上空を通過する。
ライファ「やけに飛ぶじゃねぇか、早いうちにアジトまで運び込むぞ。」
ゼントラーディゲリラ兵「エスケスタ」
管制官「Cコマンダー Dコマンダー Eコマンダー間もなく訓練空域に到達します。アグレッサ―部隊がトランスフォーマーブレイクを実施します。思いっきり抵抗して、ペイント弾だらけになってください。」
藤原「Cコマンダー了解、まったく何がペイント弾だらけになってくださいだ。」
ミリャン「文句言うな藤原、これも訓練の内だぞ。それに文句言うと前回みたいにレ―ガ―大尉にドヤされるぞ。」
藤原「分かってらぁだが、俺は前回のグラージ野郎が気にくわねぇんだ。なんでこんな所で訓練なんか・・・・早くそいつを見つけだしてやって全部破壊してやる。」
管制官「Cコマンダー 私語を慎んで真面目にやってください。戦場で私語に集中していたら死にますよ。」
藤原「へいへい了解しました。」
ミリャン「藤原・・・・・・・・・ウィルコだぞ。」
藤原は一瞬あっと思った顔をした、管制官はおほんと咳払いをする。
バルキリ―部隊はお互いポイントに到着した、当然実戦を想定した訓練。
ミサイルは爆発するとペイント弾がつくAMM-1ARROWの模擬弾を使用する。
アニタ「Aコマンダー 及びBコマンダー聞こえますか?」
カール大尉「聞こえる。」
ディ―大尉「こちらも聞こえるわ、もう作戦開始の時間。」
アニタ「その通り、作戦開始まで1分前です。各機に準備せよと通達してください。」ザッ
カール大尉「A1 A2 A3作戦を開始する、準備はどうだ?」
桐原中尉「照準センサー・・・・フィンガーガ―ド・・・・・・オールグリーン。」
デワントン「こっちも準備完了しました。」
スミス中尉「こっちも完了しました。」
カール大尉「全機インファイトゾーンに突入したら、最初に撃つなよ訓練生諸君にまず撃たせるのだ。」
バルキリ―部隊はインファイトゾーンに突入する、一方の訓練部隊のバルキリ―部隊も同様に突入する。
藤原のバルキリ―は佐伯ひろみ少尉のバルキリ―の背後に付いた。
,'⌒,ー、 _ ,,.. X
〈∨⌒ /\__,,.. -‐ '' " _,,. ‐''´
〈\ _,,r'" 〉 // // . ‐''"
,ゝ `<./ / 〉 / ∧_,. r ''"
- _,,.. ‐''" _,.〉 / / . {'⌒) ∠
_,.. ‐''" _,,,.. -{(⌒)、 r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
藤原「ターゲットロック、見え見えじゃないか。これでは隙だらけだな、この距離でミサイルが命中すればゲームオーバーだ。」
藤原はミサイルを発射するが、前方の佐伯少尉のバルキリ―が突然バトロイドに変形した。ミサイルは追尾することができずに
佐伯少尉の機体を通り過ぎる。
佐伯少尉「ふふふふふ藤原くんお姉さん達をなめたら痛い目に遭うわよ、今度はこっちから反撃させていくわ。」
藤原「くっいきなり変形しやがって、俺を舐めるなよ!!」
佐伯少尉のバルキリ―は藤原機に向けミサイルを発射する、藤原機は必死に逃げるがミサイルに追いつかれ撃墜判定された。
藤原機はすみやかに退避ポイントに向かう。そして他の訓練機も次々にトランスフォームブレイクにより撃墜判定をくらう。
エルメンドルフ基地
「今回の訓練は終了。」
桐原中尉「まったく開始から20分で全滅か、これでは戦場で対応できんな。」
カール大尉「シュミレ―タ―でまたやり直すしかないだろ、予定通り明日また訓練だな。」
そして訓練生は必死にトランスフォームブレイクを徹夜で教え込まれた。そして翌日エルメンドルフ基地 運動場
アニタ「大尉 9時から訓練生に対しトランスフォームブレイクを教える時間帯になってます。」
カール大尉「分かっている、しかし今日は嵐が来そうだな別の意味の?」
アニタ「そうですか?」
カール大尉「あぁ嫌な予感しかしないな。」
同時刻.ジャングルのなかに横たわるカムジン一派の戦艦、奪取した反応エンジンを取り付け今に飛び立ちそうな気配を見せる。
オイグル「反応炉の調子は!」
ゼントラーディ兵士A「全反応炉、接続良好。エネルギー・レベル増大中。」
ラプ・ラミズ「やったな、カムジン。」
カムジン「ああ、これでまたむかしみたいに、大暴れできるぜ。手はじめはマクロスだ! ぶっつぶして宇宙に帰るんだ!」
オイグル「おお!」
ゼントラーディ兵士B「おぉその調子だぜ!」
カムジン艦浮上、マクロスシティに向けて発進する。
オイグル「親分 艦は浮上できそうですぜ。」
カムジン「あぁ地球との別れに最後の大暴れしようぜ!」
一方ザラム一派のザラムアジトでは・・・
ザラム「カムジンが動き出しただと?」
ライファ「そうらしいぜ、偵察班によると狙いはマクロスシティだろう。」
ザラム× ゲラム●
ゲラムは狂ったかのように笑い始めた。
ゲラム「くくくくくはははははははははははは」
ザバク「司令どうしましたか?」
ゲラム「チャンスだな。」
ザバク「チャンスですか?」
ゲラム「エルメンドルフ基地の航空部隊はカムジン一派に向けて出撃する、残っているのは訓練部隊だ。」
ライファ「あの時の連中なのか?」
ゲラム「そうだ対した装備はないただのおもちゃだ。」
カムジン艦、アラスカの山岳地帯を低空飛行している。
カムジン「ふっははは、このまま行けば、マクロスのすぐそばまで発見されずにすみそうだぜ。」
オイグル「へい!」
ゼントラーディ兵士A「レーダーサイトにも引っかかる心配もありません。」
カムジン「奴らの喉元をいきなり噛み付いてやる。」
オイグル「ゲラムが強力してくれたら、俺たちの戦力はもっと増強されたんですがね。」
カムジン「うるせぇやつの名前を口に出すな!」
オイグル「すいやせん。」
カムジン「まったく・・・・・・」
マクロスシティ周辺 第3レーダーサイト
レーダーサイト職員A「こちら第3レーダーサイト異常無し。」
レーダーサイト職員B「曹長 コーヒー一杯どうだ?」
レーダーサイト職員A「ありがとうございます、マクロスシティは襲われませんね。」ゴクゴク
レーダーサイト職員B「いくらカムジンでも防衛網が厳重なマクロスシティには近づかんさ。」
レーダーサイト職員A「ははははははそうです・・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
レーダーサイト職員B「なんだ地鳴りか?」
レーダーサイト職員A「いや戦艦が動く音のようですね、外を・・・・」
レーダーサイト職員B「いや待てレーダーに反応したぞ、こいつは1500m級 中型砲艦 だぞ!早くマクロスシティ軍司令部に連絡だ!」
レーダーサイト職員A「了解!司令部へ緊急事態発生!!緊急事態発生!!敵砲艦接近、敵の襲撃に備えよ!」
レーダーサイト職員B「いや敵機だ!」
目の前にリガードが出現し、レーダーサイトを破壊する。
マクロスシティ 軍管制センター
エマ中尉「第23レーダーサイトの反応が途絶!?一体何があったのかしら、キムそっちで何かあった?」
キム「それが敵砲艦がこのマクロスシティに接近中ですって、第25レーダーサイトからもその報告が・・・・・・」
エマ中尉「こうしておけないわ、各防空基地スクランブル。早瀬少佐はどちらに・・・・・・・」
キム「あぁ一条大尉の・・・・・・・・」
エマ中尉「あもうこんな時に私、早瀬少佐を呼んできます。」
エマ中尉は軍管制センターから退出し、地下の駐車場でジープに乗る。
エマ中尉は軍の宿舎の方面に向かうが、突然上空からミサイルが振ってきて車の目の前で爆発する。
エマのジープは危機一髪難を逃れる形で、爆風によるダメージを最小限に抑える事ができた。
エマ中尉「街が・・・・・・・・・・・・早瀬少佐無事なのかしら。」
エマ中尉はジープで燃える街の中を進む。すると早瀬未沙と一条輝を見つける。
未沙「そこのジープ、軍司令部まで連れて言ってくれない?」
一条輝「そして第1防空基地まで俺を運んで・・・・・・・・ってエマじゃないか!?」
エマ中尉「早瀬少佐、一条大尉!!御無事だったんですか。」
未沙「詳しい説明はいいわ、早く軍司令部までお願い。」
エマ中尉「了解しました、だけど乱暴な運転になりますがしっかりシートベルトを着けてくださいよ。」
一条輝「でも事故になるような真似はしないでくれよな。」
エマ中尉のジープは乱暴運転だが、大急ぎで軍司令部へ向かう。
軍司令部
「総員戦闘配備!!!総員戦闘配備!!!デストロイド部隊スクランブル!!!」
兵士が忙しそうに動きまわっている地下駐車場。
エマ中尉「早瀬少佐.アンカレッジのエルメンドルフ基地に応援部隊の要請を私の代わりにお願いします、私は第1防空航空基地まで一条大尉を送り届けたらそのまま防空基地でオペレートします。」
早瀬少佐「分かりました中尉、一条大尉を第1防空基地へ無事送り届けてくださいね。」
エマ中尉「分かりました、一条大尉また乱暴運転ですけど基地へ戻ります。」
一条輝「分かった未沙・・・・・・・・・・・・・・・死ぬなよ・・・・・・・・・・・」
未沙「一条くんこそ・・・・・・・・・・死なないでね・・・・・・・・・・・。ご武運を・・・・」
一条輝を載せたエマ中尉が操るジープは第1防空基地へ到達。各飛行隊と共に迎撃作戦に
出撃する。
マクロス新地球統合軍司令センター第1セクションに未沙が駆けこんでくる
未沙「敵の動きは!?」
ヴァネッサ「砲艦1隻、高速接近中。距離、約50キロ。1時方向、高度300。」
未沙「了解。 それとエルメンドルフ基地へ通信が取れる?」
ヴァネッサ「はい可能です。」
ザ.........ザ..........ザ「こちらエルメンドルフ コールサイン アルファ1、どうぞ。」
未沙「こちら総司令部ガンサイト1、現在ゼントラーディ軍の砲艦が接近中応援を要請します。」
「了解しました。」
[ カムジン艦 ]
ゼントラーディ兵士B「敵艦、主砲軸線上に入ります。」
カムジン「ようし、全艦砲撃準備! 主砲発射後、空戦ポッドは全機出動!」
[ カムジン艦、砲撃準備 ]
シャミー「敵艦、Fライン突破。つづいて接近中。」
[ カムジン艦、主砲発射 ]
キム「高エネルギー反応、増大!」
未沙「ええ!?」
ヴァネッサ「直撃、来ます!」
[ マクロスの右腰部分に直撃弾が命中する。爆発 ]
兵士[ 爆発に巻きこまれ、口ぐちに ]「どわっ! わああ~!!」「 うわあ!」
[ 司令センター内にも爆発が起こる ]
司令センター「きゃあ~!!」
未沙「ああ~っ!」
一条輝「各機!他の部隊と共にゼントラーディ砲艦を・・・・・・・・・・・・」
[ 一条機、主砲の衝撃をうけて ]
一条輝「ええい!」
[ 輝、マクロスから黒煙が立ちのぼっているのを見る ]
一条輝「マ、マクロスが!」
[ マクロス、大きく背後に倒れかかる ]
[ 輝、通信機をなんども操作しながら ]
一条 輝「少佐、応答してください。少佐、少佐! 早瀬少佐!!」
[ 応答なし ]
輝「[ 涙 ]ちっくしょう~…!!」
スカル隊隊員「隊長!敵とのインファイトゾーンです!!」
一条輝「全機アタァァァァァク!!!!」
[ 空戦ポッド群襲来。バルキリー隊との交戦 ]
エルメンドルフ基地
(緊急警報発令https://www.youtube.com/watch?v=ZBhLyCV6Xbs)
「緊急警報発令!緊急警報発令!ゼントラーディ軍砲艦が接近、各飛行隊のバルキリ―搭乗員、マクロスシティより応援要請があった搭乗しだい全機急行せよ!」
エルメンドルフ基地に所属している各飛行隊のバルキリ―乗りは直ぐさま自分の愛機に向かい搭乗する。
桐原中尉とデワントンもパイロットス―ツに身を包み出撃しようとするがカール大尉とマルコス大尉が立ちふさがった。
カール大尉「貴様らはここで訓練生と僅かな隊員と共に待機だ。」
桐原中尉「なぜですか俺達も一緒に・・・・・・・・・・・」
マルコス大尉「お前らがいないと敵の後詰部隊に対処できない。」
桐原中尉「しかし・・・・・・・・・・・・・・」
デワントン「分かりました、命令通り待機します。」
桐原中尉「デワ・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
デワントン「いつあのグラージの発展型に遭遇するか分からないし、突然奇襲してくる可能性がある。残っていた方が後々の災いに対処することができる。茂人そこは分かってくれ。」
桐原中尉「だが連中はマクロスシティ攻撃本隊に合流しているのかもしれないって。」
デワントン「もしもに備えるのが私達の仕事でしょ。」
桐原中尉「それは・・・・・・・・そうだな・・・・・・・・・・」
カール大尉「そうとなれば決まりだ、留守番を頼むぞ。これが俺の最後のバルキリ―乗りとしての生活だからな。」
桐原中尉「レ―ガ―大尉これが最後って・・・・・・・・・・・・・・」
カール大尉「輸送機乗りに戻るだけさ、じゃあな。」
桐原中尉「レ―ガ―大尉輸送機乗りに戻るって・・・・・・・・」
カール大尉は自分の愛機であるVF-1JAバルキリ―へ向かって搭乗すると、直ぐ様離陸していった。
桐原中尉「行ってしまったな・・・・・・・・・・・・・・・・・」
デワントン「さて私はハンガ―で自分の愛機でも見てくるとするか、もしかしたら予備出撃とかがあるかもしれんからな。」
桐原中尉「・・・・・・・・・・またしても出番なしか・・・・・・・・・・・・・」
マクロスシティではゼントラーディ軍との戦闘が続いていた。
統合兵/デストロイドトマホーク搭乗「こちら002戦闘小隊、現在リガードと交戦中。現在2機被弾したが、順調に迎撃が進んでいます。あれ?」
統合兵/デストロイドディフェンダー搭乗「無駄だ、第1防空航空基地への回線をつなげ・・・・・・・・」
統合兵/デストロイドトマホーク搭乗「あぁぁそうだったな。」
慌てて回線を第1防空航空基地へつなげる。
その頃軍管制センター
破壊された司令センター。天井から消火用シャワーが出ている。担架でけが人を運ぶ人びと
「少尉大丈夫ですか、医務室まで運びますので、なんとか持ちこたえてください。」
「手の空いている者は俺達の手伝いをしてくれ、警務隊でも誰でもいい誰か来てくれ!!
シャミー「サブ・システム1番、2番反応なし!」
未沙「そちらは?」
キム「こっちもダメです。すべてのコントロール系が使用不能です!」
ヴァネッサ「どうします、少佐? このままではマクロスは…!」
[ 未沙、グローバル総司令と会ったときのことを思いだす ]
未沙「[ 回想 ]ここは、あのころのままなんですね、艦長。」
未沙、ひらめくマクロスは以前第1次星間大戦のままであった事を・・・・・
もしかしたらマクロスはまだ動かせるかもしれないと・・・・・・・・・
キム「エルメンドルフ基地の航空部隊実戦に参加します、少佐?」
未沙「はっ、ブリッジへあがります! みんないそいで!」
キム「はっ。」
シャミー「あっ。」
未沙、ブリッジ3人娘、旧ブリッジに走るそしてマクロス旧ブリッジに到達すると未沙達は
驚く。
未沙「ああっ!」
クローディア「[ 機器を操作しながら ]みんな、遅いわ!」
未沙「クローディア!」
ヴァネッサ「どうして。」
グローバル「各員ただちに部署につけ。」
キム「艦長!」
シャミー「艦長!」
グローバル「これよりマクロスは発進する。」
未沙:「それじゃあ、飛べるんですかマクロスは!」
グローバル「ああ。短時間ならなんとかな。」
ブリッジ3人娘「艦長!」
未沙「艦長!」
グローバル「全員、発進スタンバイ。浮上後ただちに主砲を発射する。一撃で敵を仕留めるぞ。」
ブリッジ「イエッサー!!」
[ 各員、配置につく ]
シャミー「補助反応炉出力上昇。」
キム「各作業班は浮上にそなえて待避せよ。」
クローディア「重力制御システム、作動良好。発進5秒前、3、2、1。」
グローバル「発進!!」
[ マクロス、浮上する ]
r=-, j‐-i、
,ノ¨ト | /,-=、j
iT ̄Y j | |
i| | i! ! ! r,
i|. | | .i | //
_ i| r、 ! i! l } .//
ヾ.、 _ i| j.ヨ | !j}| l .// /
ヾ.、 ヾ.、 i| し | | !l j // ./
ヾ.、_ゞ{ liィY ! |/ r'¨゙ ''ヾィ'イ、 /
〉ー、 Yー〈 。´ヾニYTTTT7ヽノ ゞ=''ハ
} rィ !+={- -j、 { r三ミヾ|j l .ソ. !〈 __
_j| _ /__ヽ |ゞ-ゝ=r- ヽヘ`=‐' `ー、 / Y /,ィ_ヾヽ`ー‐‐ュ、
___ _ _ -、r‐ュ‐‐' `ー=` Y´_ヽ ヽゝ rュ|¨゙´'' 、 ゝ、== ` イ|ヾィソ彡 ノヽヾ!_--、ヾTi
,ィ´ ̄ ̄ ヾ ニ, _。。}-‐''=-{ >''´ ヽj ̄ ` 、 Tーr、 ヽ j| シ_ _,イj ヾ='' /ヾ、_}
| ¨゙ _。r-― ´ ̄: : : : : : : : : : : : : : _ノノ--‐ ´ ̄ /--' ト ヾ j .|==' ハ !_イ: r': : : : : { _
_j_≦'ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : _; :-― ''´ i l l l ヾ=-' | ´ヽ >: : r: ヾ´フ: : ノ
ヽ、: : : : : : : : : ; ー--―= ´ l \三ニゝ| '' 、 ト、 `イ、ヽ: : /: /
` ‐-==' ´ !´` i i'_r=-ハ´ ) Tゝ_) `Tr=-''
!~`' ゝ_∧ ̄¨゙T ̄ j ハ__ヽ ´
ノ /i Ti }、__jノ i i
/==イ i| !| ! , __ 、 i .i |
/'/ ,' j| l i イl ` ^ j l¨゙l |i
/ハ ! , i| l j i i !ソ l |i
Y ,'ノ !| !Tヽ ヽ l rゝ i |i
エルメンドルフ基地から飛来したカール・レ―ガ―大尉とマルコス・マイヤー大尉の部隊は作戦空域に
到達する。
マルコス大尉「全機これよりマクロスシティの到達するぞ、全機ブレイク!」
カール大尉「(いよいよバルキリ―乗りとして最後の戦か、ようやく古巣に戻る事ができたな。)」
カール大尉はそう思った時ある隊員が突然
「マクロスが・・・・・・・・・・マクロスが浮上しているぞ。」
「大戦以来動いていなかったマクロスが・・・・・・・・・・」
カール大尉「マクロスが浮上しているだと・・・・・・・・・・あっ・・・本当だ。」
マルコス大尉「しかし一体何のために・・・・・・・・」
カール大尉「おっと浮かれている暇じゃないぜ、敵さんが俺達に迫ってきているぜ。」
/≪
, イ二i ̄l| ̄}}
= ,ィコ||====冝[l =(〔
。 ,ィ  ̄ ̄`丶!こ]_l|_}}
/≪ ※ \≪
, イ二i ̄l| ̄}} ※ ヽ
。 ,ィコ||====冝[l =(〔 。 。
((⌒))  ̄ ̄`丶!こ]_l|_}} 。
\≪
。 ヽ ((⌒))
ゲラムアジト
ゼントラーディゲリラ兵「現在カムジンの部隊が、マクロスシティで交戦中です。」
ゲラム「そうか既にやっているか、エルメンドルフ基地はどうだ?」
ゼントラーディゲリア兵「はっかなりの数の可変戦闘機が離陸しました。」
ゲラム「ほぅそうかセルゲイさんよ、あんたはどう動く?」
セルゲイ「余力が少ないとなれば、襲撃し弾薬を奪うチャンスでしょう。訓練機以外何も残ってはいない。」
ゲラム「そうかよし、襲撃の準備でもしておけ総員戦闘配備!」
セルゲイ・メンジェド―フ
旧ソ連陸軍所属であり、反統合勢力の幹部の一人。偶然ボドル基幹の砲撃から奇跡的に生還した、と言う統合戦争の
亡霊である。過激な反統合思想の持ち主であり、ゲリラ戦を展開し各地の統合軍基地を襲撃している極悪テロリスト。
現在指名手配、当然だが生存者名簿に記入されていない。
ゲラム軍団部隊総数
シュルケル・ウ―×1
ヴァリアブルグラージ×3
グラージ×2
ヌ―ジャデル・ガ―×5
リガード×15
ジナール×15
デストロイドトマホーク×2
オクトス×3
デストロイドモンスター×1
エルメンドルフ基地側
VFー1J×1
VF-1A×10
VF-1D×20
無人対空ミサイルシステム×40
無人対空バルカンシステム×30
F-22×20
一方マクロスシティでは浮上したSDF-1マクロスの主砲が炸裂、主砲ビームはカムジン艦の左半分をもぎとって大破させるが、発射の衝撃によってマクロスの主砲システムもくずれおち、船
体は落下しはじめる。
[ カムジン艦 ]
ゼントラーディ兵士「 [ 口ぐちに ]うわあ。ぐわあ。」
カムジン「くそう! オイグル、このまま突っこむぞ! オイグル!?」
オイグル、後方で倒れたまま戦死してしまった。
カムジン「ちくしょう、行くぜ、ラプ・ラミズ。」
ラプ・ラミズ「おう、死ぬな、カムジン。」
カムジン「おまえこそ。あとで文化しようぜ!」
ラプ・ラミズ「ああ…、はあ。」
[ カムジンとラプ・ラミズ、手をにぎりあう ]
カムジン「行くぞ!!宇宙には行けねぇが、マクロスに目にモノを見せてやる!!」
カムジン艦、マクロスに特攻をかける。それに気がついたマクロスは必死に応戦した。
[ マクロス旧ブリッジ ]
ヴァネッサ「艦長、敵艦、方向かわりません。突っこんできます!」
グローバル「くそう、なんてやつだ。」
シャミー「全艦砲撃。敵を回避せよ!」
キム「補助反応炉不調、マクロス操作不能!」
クローディア「敵艦、距離300メートル。」
未沙「回避不能!」
[ マクロスの正面にカムジン艦がせまる ]
一条輝「未沙~!!」
カール大尉「奴め正気なのか?なぜ死に急ぐんだ。」ぬぉ オルグのヌ―ジャデルガ―の攻撃を受けるが回避する。
オルグ「カムジンめ死ぬつもりか・・・・・・・・」
[ カムジン艦、マクロス左舷に激突 ]
ブリッジ「きゃあ~!」
[ カムジン艦、マクロス左舷をもぎとって後方に墜落する ]
カムジン艦。カムジンとラプ・ラミズは手をにぎりあったまま爆死する
カムジン「ラプ・ラミズ~!!」
ラプ・ラミズ「カムジン~!!」
カムジン艦はマクロスに特攻しマクロスに大きなダメージを与えるのであった。
マクロス艦内ブリッジ
未沙「うぅぅぅぅ 艦長大丈夫ですか?」
グローバル艦長「なんとかな・・・・・・・・・・・・・・」
キム「なんとかブリッジの被害はありませんが、他の区画の被害が酷いです。」
ヴァネッサ「生きているのが不思議なくらいです。」
マクロスのブリッジにいたクル―は救助ヘリで救出される。統合軍VF部隊は
残存した敵機の追撃にはいる。
カール大尉「いいか敵機を殺すなよ、できる限り投降させるんだ。」
マルコス大尉「だが相手も動き早い、投降できない場合は射殺せよ!」
各バルキリ―部隊はゼントラーディ残党部隊を掃討する、カール大尉はトランスフォームブレイク
を用いて敵機2機を撃墜する。
マクロスシティ
カムジン(瀕死)「ぐぁぁぁぁぁ俺だけが生き残るとはな・・・・・・・・・ゆるさねぇぞマイクローンが・・・・」
市街に潜むクァドラン・ロ―
ジンナ「カムジンが生きているようだな、ラプラミズ司令の仇をとるためにもカムジンはいる。クリムゾの予測していた通りだな。行くぞ!」
クァドラン・ロ―がマクロスの周辺に瀕死に動くカムジンを目掛けて突進し、カムジンをつかみ取る。
兵士は気がついたが、もう既に遅く逃げられてしまった。だがジンナのクァドランがカムジンを回収した
事は確認できなかったようである。
戦闘は終結し、各部隊は市民の救難活動を開始した。オルグ等の一部
のカムジン派のゼントラーディは攻防戦後行方不明になるが彼らが歴史
の裏の舞台で暗躍するのはそれからまもなくであった。
カール大尉とマルコス大尉は第1防空航空基地で急速をとり、明日エルメンドルフ
基地に帰る予定である。その頃ゲラム一味はエルメンドルフ基地に向け進撃していた。
エルメンドルフ基地は一応の警戒としてVF-1Gを出撃させ警戒していた。すると進撃
していたゲラム一味を発見したのだった。
警戒VFパイロット「こちらB地区ゼントラーディ部隊を発見しました。かなりの数です。」
「どのくらいですか?」
警戒VFパイロット「数は不明ですがかなりの部隊です、マクロスシティを襲った連中とは別物です!!」
エルメンドルフ基地
(緊急警報発令https://www.youtube.com/watch?v=ZBhLyCV6Xbs)
「緊急警報発令!緊急警報発令!ゼントラーディ軍部隊が我が基地に侵攻中、バルキリ―パイロットは出撃せよ!」
桐原中尉「戦闘配備?」
ア二タ「はい現在ゼントラーディ軍の一段が接近中です、マクロスシティに行っているレ―ガ―大尉を呼び戻そうとしたんですが通信妨害のため連絡ができません。以前の部隊だと推測されます。」
デワントン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
デワントンはその話を聞いたとたん、自分のVF-1Aバルキリ―に乗り込むのであった。それに気がついた桐原中尉とア二タはデワントン機に向かう。
桐原中尉「デワ・・・・・・・・・・お前ひとりで行く気かよ。」
デワントン「基地まで来てしまったら、訓練生まで再び危険な目に遭わす事になる。私に任せてくれ、これでもエースと言われた実力だ。」
桐原中尉「お前ひとりで何ができるんだよ、包囲されて撃墜されるオチになるぞ!!」
ア二タ「そうです各部隊と共に出撃を・・・・・・・・・・・・・」
デワントン「危ないぞ下がっていろ。」
デワントンのバルキリ―は離陸態勢をとり、離陸しようとしている。
桐原中尉「デワ・・・・・・・・お前無茶しやがって・・・・・・・・・・ア二タ俺も行くぞ!!」
桐原中尉も自分の愛機に向かって駆け出していく。
デワントン機は一機だけ、敵侵攻部隊に向けて飛行する。後から桐原中尉が追いかけていく。
残りの守備隊の面々は驚いた用に桐原中尉の後を追いかけていく。待機命令により基地で留
守番をしている訓練生達は、出撃したいと文句を言う。
藤原「なんで出してくれないんだよ、俺達でも十分に戦力にはなるぜ。」
ア二タ「できません、待機命令がでていますので。」
藤原「待機命令はなんだ、敵は大部隊なんだろ俺達でも十分に戦力になる。」
ミリャン「では待機していて、教官達が戦死したらどうするんです?どうせ待機しても敗れれば敵はこっちに来る出撃させたほうが一番いいだろう。」
ア二タ「でも・・・・・・・・・・・・・・・・・」
藤原「ア二タお前教官が戦死していいと思っているのかよ、俺達だってバルキリ―乗りなんだ手伝う事はできるはずだ。」
訓練生達「そうだそうだ!!!」
ア二タ「・・・・・・・・・・・・・しょうがない分かりました私の独断ですが、出撃命令を下します。本来は軍法会議もんですが、責任は私が取ります。」
「待ちたまえ!!」
すると軍の高官らしき人が副官を従えてやってきた。
基地司令官「責任は私が取ろう、訓練生のバルキリ―に実弾を装備させ出撃させる。」
ミリャン「いいんですか司令?」
基地司令官「どうせ3月には卒業するだろう、今さら出し惜しみしても意味がない。自分自身が死なないように暴れてこい。そして生きて帰るのが条件だ!」
ア二タ「そででは?」
基地司令官「出撃せよ!お前達の訓練の成果をゼントラーディ軍反乱部隊に思い知らせてこい!!」
「了解しました。」
戦闘空域
デワントン機はゼントラーディ軍の一団が侵攻中の空域付近を飛行している。
デワントン「敵は・・・・・・・・・・・・いないかレーダーにも反応しない、周りは森林地帯であるから敵が侵攻している姿を発見できないな。」
デワントン機は引き続き敵侵攻空域を策敵するが・・・・・・・・突然。
ビギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン(デワントン機のバルキリ―の目の前でレーザー砲が撃たれる)
するとヴァリアブルグラージ.ジナール.ヌ―ジャデルガ―の編隊が出現する。
デワントン「ヤック デ カルチャーくそ伏兵か。」
ゼントラーディゲリラ兵「マイクローンめノコノコ一人で来るとはいい度胸だな。」
メルトランゲリラ兵「ここで死んでもらう!!」
ヴァリアブルグラージ2機はデワントン機にミサイル攻撃を仕掛ける。
デワントンはとっさにファイター形態でミサイルをチャフを撒きながら回避しようとするがチャフから逃れたミサイルに追いつかれそうになる。
突然バルキリ―のレバーを引き、ミサイルをすれすれにさけ回避する。
ライファ「この回避率の低いミサイル飽和攻撃を回避するとはこいつはエースだな。」
ゼントラーディゲリラ兵「こいつ・・・・・・よく見たら前の戦いのときの増援じゃ・・・・・・・・」
メルトランゲリラ兵「こいつの動きは・・・・・・・・・もしかしたらな・・・・・こいつはミリアの部下モ―ア・カリダムかデワントン・フィアロか!」
ライファ「モ―アとデワントンいやたぶん後者だろうな、前者は月面にいるこいつはミリアをマクロスまで運んだデワントン・フィアロだ!そうとなればマイクローンに尻尾を振った犬か。全機フォーメーションをとれ!」
3機のヴァリアブルグラージは後方をデワントンのVF-1Aバルキリ―を狙い前方にはジナール・ヌ―ジャデルガ―部隊が迫る。
デワントン機はミサイルやガンポッドを一斉攻撃をしジナール数機とヌ―ジャデルガ―数機を狙うが数は減らない。
デワントン「ヤック 数が減らない、それに我々ゼントラーディ軍には珍しく組織的な部隊だ。」
ライファ「もう奴には逃げ場はない、全機一斉攻撃!!」
全機デワントン機にロックオン
デワントン「くっロックオン反応ここまでか、まぁいい所詮は私は戦うための人形だここで死ぬのもいいかもしれんな。」
デワントン「文化に触れたとは言えその事実は・・・・・・・・・・すまんな茂人・・・・・・」
ライファ「死ねぇぇぇぇぇ!!!」
ズドーザーン(ロングレンジがヴァリアブルグラージに命中する)
ゼントラーディゲリラ兵「そんな馬鹿な・・・・・・・・・・ぬぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ライファ「ヤック 誰がこんな真似を?」
桐原中尉のVF-1Aバルキリ―が戦域に到着したのであった。
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド(ガンポッドでジナールやヌ―ジャデルガ―数機を撃墜する)
桐原中尉「バルキリ―乗りの異端児桐原茂人の推参なんてな、デワ大丈夫だったか?」
デワントン「茂人・・・・・・・なぜ?」
桐原中尉「馬鹿野郎!相棒を見捨てたらバルキリ―乗り失格だ!!助けるのは当然に決まっているだろ。」
デワントン「私はゼントラーディ人で所詮は戦うための・・・・・・・・・・・・・・・」
桐原中尉「いや違うお前はお前人間であり一人の女性デワントン・フィアロだろ、人形だろうが何者でも関係ない。お前はお前だ・・・・・・」
デワントン「茂人・・・・・・・」
桐原中尉「来るぞ!!デワ俺の動きに合わせろ!!」
2機のバルキリーはエレメントフォーメーションを取り、残りのゼントラーディ部隊に対し一斉攻撃を仕掛ける。
ゼントラーディ部隊が2機の攻撃に命中し次々に撃墜されていく。
ライファ「くそマイクローンのエースめ、こざかしい真似を・・・・・・・・・・」
メルトランゲリラ兵「どうしますか・・?」
ライファ「馬鹿野郎!!おめおめと退却したら、消去刑に匹敵する。俺に残された道はねぇ全機突撃しろ!!」
残存機は桐原中尉とデワントン機に対し突撃をする、桐原中尉とデワントンの機は上手くフォーメーションを取り残存機を
次々に撃破する。メルトランゲリラ兵の乗るヴァリアブルグラージは、大破する。そしてライファのヴァリアブルグラージだけが
残存するのみである。
桐原中尉「もう投降しろ、貴様らの負けだ無駄に命を捨てるな。」
ライファ「うるせぇゼントラーディ人には敗北と言う二文字はない。」
すると後方よりバルキリ―中隊が接近してきた。
桐原中尉「もう一度言う投降しろ完全にこの場は包囲されている。」
ライファ「誰が降伏するか、マイクローンに投降されるくらいなら死んだ方がマシだな。だがお前らの相手しているのは、俺達の部隊だけじゃない!!」
ライファのヴァリアブルグラージは、統合軍のバルキリ―部隊に包囲されており打つ手もない。
一方ゲラムは・・・・・・・・・・・・
ゲラム「ヴァリアブルグラージを2機を失うとはな、これ以上作戦を遂行するのは不味いな。」
セルゲイ「予想外に戦力は多すぎましたな、どうします?」
ゲラム「作戦は中止だ、ゲラムを援護するぞ。デストロイド部隊とリガード部隊は撤退、グラージ部隊は全機俺に続け!!」
シュルケル・ウ―とグラージの2機は突然森林地帯から飛び出し、統合軍部隊を強襲する。
強襲された統合軍バルキリ―部隊は応戦する。
桐原中尉「アンノンエネミ―?新種のゼントラーディ軍兵器か?」
デワントン「私達のデータにはない機体だが、バトルスーツ系の敵だ。こいつはただものじゃない気をつけろ。」
ゲラム「ライファ作戦は失敗だ、戦力を以外にも失いすぎた後退するぞ。」
ライファ「だが俺はまだ戦えます。」
ゲラム「これ以上交戦できる能力はない。それに国家転覆するにも戦力をこれ以上減らす事はできん、大人しく命令にしたがえ。」
ライファ「くっ・・・・・・・・・・エスケスタ 後退する。」
ゲラムはバルキリ―を3機撃墜し、ライファのヴァリアブルグラージの撤退を支援する。
桐原中尉「あの新種の兵器できる、動きも対応できん。だが残りのグラージはしとめさせてもらう。」
桐原中尉はグラージを一機撃墜する、しかしライファとゲラムの部隊には追いつけない。
デワントンもグラージの腕を奪うが撃墜にはいたなかった。結局追撃不能なエリアまで逃亡され戦闘は終了する。
後から来た藤原達は戦闘が終わっていたことを知った時は、落胆してしまった。
ゲラム「マイクローン当分は、貴様らなんぞ相手にはできん。これからもじっくり楽しませろ。」
ライファ「だが補給は?」
ゲラム「無理に決まっているだろ、当分はマイクローンの市民として潜伏するつもりだ。できれ私的にコンテナ宇宙船を確保し何処か辺境の惑星でゲリラ活動するさ。連中も移民計画が進められているという噂があるからな。」
ライファ「移民計画だと?」
ゲラム「既に月面のアポロとか言う基地で、SDFー2を改装したメガロード0という船が間もなく就役する。それに前後して旧式輸送艦で近隣の惑星に移民するそうだ。」
ライファ「だがなんでここでやるんだ?移動しなくても・・・・・・・」
ゲラム「馬鹿めここは警備が厳重で対処できん、まさかターゲットのエルメンドルフ基地にもまだ戦力があるとはな。とにかくセルゲイと合流する、貴重なヴァリアブルグラージを修理するぞ。そして次の計画の準備するぞ。」
ライファ「へいへい。」
そして翌日エルメンドルフ基地にマクロスシティ攻防戦に参加したバルキリ―部隊が帰還してくる。
「マクロスシティからレ―ガ―隊とマルコス隊が帰還してくるぞ!!!」
「結構傷ついている機はあるな、とにかく整備班すぐに整備に取りかかるぞ!!」
カール大尉「ついに俺のバルキリ―人生も終わりだな、今までありがとうよ相棒(VF-1JA)よ。しっかし桐原とデワントンそして残りの機も傷ついているな・・・・何かあったのか?まっいいけど。」
マルコス大尉「カール本当にいいのか?バルキリ―から降りて?」
カール大尉「いいやどうせ本職に戻るだけさ、嫁だって心配させたくないからさ。そして軍を退官したら、アフリカに引っ越すさ。」
マルコス大尉「アフリカへ?」
カール大尉「嫁と子供ができたら、落ち着いて運送会社を設立させるつもりなんだ。まっまだまだ先の話だけどな。」
マルコス大尉「そうか・・・・・・・・・・・・しかし桐原中尉とフィアロ中尉は何かしでかしたな、バルキリ―に傷がある。」
カール大尉「戦闘はあっただろうよ、まぁ仕方ねぇ事だから別にいいけどよ。」
マルコス大尉「正直不安だったんじゃないか?凹凸コンビと訓練生だけ残して、マクロスシティ防衛線に参加した事を・・・・・・」
カール大尉「桐原中尉はよく無茶をする性格だからな、残しておいて敵が遭遇したら直ぐに飛び出してしまうバルキリ―馬鹿さ。今回も敵が現れて出撃したんだろうよ。」
マルコス大尉「まぁそうだな。それと・・・・・ケンゾ―がいたら、もっと悲惨な問題になっていたな・・・・完全。」
カール大尉「あぁそうだな。」
そしてカムジン一派によるマクロスシティと歴史に載る事のない小さな戦いは終結した。
SDF-1マクロスの大改装が始まり両舷として支えていたプロメテウスとダイダロスは廃艦になり代わりにアドバンスARMD級が装着された。
そ破壊された市街地は次々に復興され、人々には再び笑顔を取り以前と変わらない生活を送り始めるのであった。
そして2月に入ったVF-4ライトニングⅢ量産型1号機を始めとする先行量産型がロ―ルアウトした。
1号機などの機はそのままSVF-1スカルズへ配備される事になり、第一次長距離移民船団航空隊の中核となす戦力になる。
一方あのコンビは、バルキリ―乗りから輸送機乗りに復帰したカール・レ―ガ―大尉に代わり訓練生のバルキリ―乗りとしての最終調整を引き継いだ。
反発や衝突もあったが、何事もなく最終確認が完了しつつあった。
2月10日 エルメンドル基地
デワントン「茂人~マクロスシティの総司令部から命令書が届けられたぞ、それとミリア一級空士長から手紙といっしょに・・・・・・・」
桐原中尉「ありがとうデワ、優先順位としては命令書だな。」封を切る。
デワントン「茂人。司令部はなんと言っている?」
桐原中尉「命令書のようだな、まぁへまをして懲戒免職のお知らせじゃないようだな。」
デワントン「それより内容だ、早く。」
_____________________________
【命令書】
統合軍総司令部
担当官 早瀬未沙
今週中を持って桐原茂人中尉とデワントン・フィアロ中尉を当任務を終
了し原隊復帰を命ずる。 代わりの担当官が間もなく到着する、原隊復
帰の準備をしてください。
_____________________________
桐原中尉「内容は任務終了のお知らせか、やっと卵達の訓練から解放されるのか。」
デワントン「これで任務終了とは早いもんだな。」
桐原中尉「もう既に一カ月たっている、レ―ガ―大尉の代わりに別の人が来るらしい。」
デワントン「代わりの人って、一体誰だろうな?」
桐原中尉「さぁな来生あたりはきそうだが、まぁいいや次はミリアからの手紙だな。」
_____________________________
デワントン・フィアロ二級空士長宛
デワントン元気にしているか?私もマックスもコミリアも元気にやってい
る。一条と未沙が4月に結婚する事を計画しているらしい、お前らも良き
コンビだ。一条と未沙が結婚する前にお前ら二人結婚してくれ、そうすれ
ば迷いなく二人は結婚するからな。まっ頑張ってくれ。
ミリア・ファリーナ・ジーナス
______________________________
桐原中尉「えっ結婚?」体を左右に振る。
デワントン「でっミリア一級空士長の手紙はなんて書いてあったのだ?」
桐原中尉「いやぁ・・・・・・・・風邪には注意してくださいねだよ。(本当は結婚しろと言う事は言えない。)」
デワントン「本当か?」
桐原中尉「もう一つ付け加えるなら、一条大尉と早瀬少佐が結婚なされるそうだと言う事だ。」
デワントン「ほうそれはおめでたいな。」
桐原中尉「もうこれで十分だな。」
デワントン「いやお前の表情を見るなら、もう一つ隠している事があるな。」
桐原中尉「なんの事だ?(ヤバッ)」
デワントン「ミリア一級空士長は何か言ってくるはずだぞ、例えば結婚話とかな。」
桐原中尉「そうだな・・・・・・・・・・・・(ますますやばい)」
デワントン「所で聞きたいんだが、茂人は私の事を好きか?」
桐原中尉「!?」
デワントン「私は今言える事だが、私はお前が好きなんだ。」
桐原中尉「・・・・・・・・・・」
デワントン「お前はどうなんだ、私をどう言う風にとらえているんだ?ただの相棒なのか?それとも・・・・・・」
桐原中尉「正直に話すよ、ミリアは俺達に結婚進めてきた。」
デワントン「やっぱりな。」
桐原中尉「だがもうお前の気持ちを聞くと、隠しとおすのはやめだな。俺はお前の事が好きだ、愛している。いっその事・・・・・」
デワントン「結婚するのか?」
桐原中尉「マクロスシティへ戻ったらな、これ以上皆にからかわれるのは嫌だからな。特に千葉軍曹にはな。」
デワントン「茂人・・・・」涙を浮かべる。
桐原中尉「デワ?」
デワントン「もう涙が止まりませんよ、もう私は一人ぼっちじゃない。」
桐原中尉「もう一人ぼっちじゃないって?」
デワントン「幾戦の戦いの中で私はゼントラーディ軍のエースとして、戦ってきた。でも仲間はいたけど、心はからっぽだった。」
桐原中尉「・・・・・・・・・・・」
デワントン「でも今は茂人がいるから、もうからっぽの人形じゃない。これからもよろしく茂人。」
桐原中尉「当然だデワ。」
______________________________
藤原「教官達の愛の告白は寒いな。」
ミリャン「藤原の意見には激しく同意するな。」
西暦2012年2月11日 エルメンドルフ基地滑走路
ア二タ「桐原中尉.フィアロ中尉、1ヶ月訓練教官の代理をこなしてくれてありがとうございました。」
桐原中尉「新任の訓練教官は今日来るんだな。」
ア二タ「間もなく到着される予定です、しかし聞いた所によると。ウルフガング・バレット中尉が着任されます。」
桐原中尉「統合戦争から戦い続けているウルフが新任か、これからはいいパイロットが生み出されそうだな。」
デワントン「まぁ私達が育てた子も立派なパイロットだと思うぞ、あなた。」
桐原中尉「そうだな。」
ア二タ「あなた?」
桐原中尉「まぁ俺達は早く原隊復帰したいから、このまま離陸させてもらうな。」
デワントン「ア二タ今までありがとう、元気でな。」
ア二タ「こちらこそ、あなた達も幸せにね。それより訓練生の姿見かけないわね。」
桐原中尉「確かに見ていないな。」
ア二タ「まぁ時間も時間ですし、バルキリーへ搭乗してください。通信電波も良好なので、マクロスシティ軍管制センターへ中尉達が帰還する事を通信で報告しておきますので。」
桐原中尉「ジュリア少尉ありがとうございます、ではこれにて・・・・・・・・」
デワントン「マクロスシティに遊びに来いよア二タ!!」
ア二タ「もちろん駆けつけます。」
桐原中尉とデワントンはバルキリ―へ搭乗する、そして異常がないか確認する。
ア二タ「二人とも機体に異常ありませんか?」
桐原中尉「機体に異常はない、システムオールグリーン。」
デワントン「いつでも離陸できる状態だ、ア二タ誘導を頼むぞ。」
ア二タ「了解しました、第1滑走路まで進んでください。」
2機のバルキリ―は第1滑走路まで進む。
桐原中尉「しかし訓練生の坊主や嬢ちゃん達は何処に行ったのだろうか?」
デワントン「さぁ地下でシュミレーションしているんじゃないか?」
桐原中尉「俺達は嫌われていたのかな?」
デワントン「まさか・・・・・・・でも私達は必死に教えてきたわ、あなた。あの子達も来月で卒業し、月面やら再建される予定の火星サラ基地や近距離移民船団や9月出港予定のメガロード01船団の飛行部隊に配属される。さよならいわなくても立派にやるわ。」
桐原中尉「そうかも知れんな、せめてさよならのあいさつはしたかったけどな。」
デワントン「私も同じだ。」
桐原中尉「とりあえずマクロスシティへ帰りますか・・・・・・・・・・・・・・」
デワントン「待てあれを見ろ!!!」
訓練生達が滑走路の端で一斉に敬礼している。
藤原「教官あんたは気に食わなかった部分があったが、いい教官だったぜ。帰って奥さんをよろしくやってくれ!!」
ミリャン「文化していいマイクローンのマイクローンを産んでくれよな。」
桐原中尉「とんでもない事言っているような予感がするが、いい生徒だったな。」
デワントン「これからの軍事情勢に貢献するだろうな。」
2機のバルキリ―はマクロスシティ第1防空航空基地に午後に到着した。
この訓練生は後に惑星エデンの航空部隊として活躍する事になるとはまだ知らない。
完
次回予告
西暦2012年9月メガロ―ド出港、新しい時代の開幕が始まる。しかしそんな中桐原達にある問題が降りかかる次回「ニューヴァリアブルファイター」
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