春香「……どうですか?」貴音「……」 (123)


某時刻
765プロダクション



貴音「?♪」



律子「やれやれ、また始まった……」

P「これで確か2ヶ月連続、昼にカップ麺食ってるぞ」

貴音「いえ、正確には2ヶ月連続、“三食”カップ麺になります」

P「家でもかよ……」

律子「本当、よく飽きないわね……」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445869303



P「3分経ったぞ、もういいんじゃないか?」

貴音「いえ、最近のラーメンは5分が主流なのです」

貴音「とはいえ私は少し固めが好みなのでお湯を注いでから4分でいつも召し上がっておりますが」

P「どうでもええわ……それより今のでもう1分経ったぞ」

貴音「なんと!では、そろそろ……いただきます」

貴音「まずはスープから……」ズズー

貴音「………!?」



P「どうだ?…って言ってもいつもうまいってしか言わないんだけどな」

貴音「ええ、今回のも誠に美味しゅうございます……」

P「そっか、良かったら一口くれよ」

貴音「いえ」

P「デスヨネー」

ソソッ

P「貴音?これは……」

貴音「……一口と言わず、全てあなた様に差し上げます」

貴音「では、私はレッスンがありますのでこれで……」


律子「………どうしたんですかね?」

P「ああ、いつもは3杯以上食べる上に俺には一口もくれないのに」

P「さては、よっぽどこいつがまずかったのか……」ズルズル

P「………美味い、下手したらそこらのラーメン屋のより美味いぞ」

律子「じゃあどうして……」

P「大方、カップ麺にも飽きたんだろ」

律子「……だといいんですけどね」



同時刻
765プロダクション前



貴音(一体、これは………)



春香「あっ、四条さん」

貴音「………」

春香「あの、四条さーん………」

貴音「はっ!?……春香でしたか、私に何か?」

春香「いえ、ただ見かけたので声かけたんですけど……これからレッスンですか?」

貴音「……ええ」

春香「じゃあ春香ちゃん特性クッキー、おひとついかがですか?」

貴音「ええ、では………」サクサク



春香「……どうですか?」

貴音「……」サクサク


貴音(これは……もしや……)


貴音「………誠、美味しゅうございます、さすが春香のクッキーですね」

春香「ホントですか!?よかった……」

春香「四条さんって結構味にシビアな印象ありますから……四条さんがおいしいって言ったら大丈夫ですね!」

春香「じゃあ、レッスン頑張って下さい!」



貴音「………」





数分後
はたまた765プロダクション


春香「こんにちは-!」

P「おお春香か、今日は確かコマーシャルの撮影だったよな?」

春香「はいっ!それよりプロデューサーさん、今日も持ってきましたよ!」

P「えっ?何をだ?」

春香「だから、クッキーですよ!クッキー!」

P「ああ、春香のクッキーはいつも美味いからな」

春香「ささお一つ、律子さんも」

P「じゃあいただくとするか、どれ………」サクッ



律子「………」サクサク

P「………」サクサク


春香「あの……どうですか?」

律子「……うーん、これは………」

P「……あぁ、そうだな」

春香「えっ?あの……おいしくなかったですか?」

律子「おいしくないというか……」

P「お前……」




P「塩と砂糖、入れ間違えたろ?」






春香「えっ!?ウソっ!?」

律子「ですね……春香も一つ食べてみて」

春香「……」ヒョイパク

春香「………うっ」

P「だろ?」

春香「はい……」

P「しかしまたベタなミスをしたな」



春香「でもおかしいなぁ……四条さんはおいしいって言って食べてくれたのに」

春香「四条さん、そういうのでウソつく人じゃなさそうだけど……」

律子「………やっぱり」

P「こんなこったろうと思った」

春香「えっ?それってどういう……」

P「春香、そのクッキー俺に全部くれ」

春香「でも……」

P「いいから」

春香「じゃあ……」

P「よしっ、ちょっと出てくる」

律子「ちょっ……どこに?」

P「決まってるだろ!」



ガチャ!
スタタタタタタ




ちょっと風呂に
まぁ皆様の読み通りですね
一応これは序章的な感じです



少しして風呂で寝なかったら続き書きます
寝落ちしたら多分明日から


30分後
レッスン場



貴音「………」



P「おーい、貴音!」

貴音「はっ!?………あなた様でしたか」

P「驚くことないだろ……それよりほら、腹減ったろ?」

貴音「……これは?」

P「春香のクッキーだよ、貴音おいしいって言ってたらしいからな」

貴音「これは……」

P「どうした?食べないのか?」

貴音「いえ、……では一つ」サクサク

P「………」






P「……どうだ?」

貴音「どう……とは?」

P「味だよ、味」

貴音「大変、甘くて美味しゅうございますが……」

P「………そっか、やっぱりな」

P「貴音、お前…………」




P「…………味覚障害になってるだろ?」




貴音「………」






貴音「はて……味覚障害など、私存じ上げませんが……」

P「とぼけるな、このクッキーはな……」ヒョイパク

P「うっ……塩と砂糖が間違って入ってるからしょっぱいんだよ」

貴音「………そうでしたか」

貴音「あなた様のおっしゃる通り、私は………」




貴音「何を食べても味がしないのです」







貴音「レッスン場へ向かう道中、辛いもの、苦いもの、酸っぱいもの、色々買い揃え口にしましたが………すべて無味でした」

貴音「あなた様!私これから一体どうすれば!?」

P「落ち着け、貴音の場合おそらく食生活が原因だろうから医者に行って薬をもらえばしばらくしたら治るさ」

P「まぁ、その間グルメ番組とかは全部キャンセルだろうがな」

貴音「この際………致し方ありませんね………」

P「じゃあ行くぞ、表にタクシー呼んであるから」

貴音「………はい」






19:00
某病院前

P(やはり貴音の味覚障害の原因は食生活だったようだ)

P(まぁ若いからというのもあり亜鉛剤を飲み食生活に気をつければ、半月から一月で治ると医者は言っていた)

 


P「……お医者様の話、ちゃんとわかったか?」

貴音「はい……」

P「………そうか、まぁすぐ治るって言ってたしそう落ち込むなよ」

貴音「はい……」

P(心ここにあらずって感じだな……)

P「そうだ、味覚障害が治ったら一緒にラーメン食べにでも行くか!」

貴音「………!?」

貴音「……はい!喜んでご一緒させていただきます!」

P(まったく……こういうときはわかりやすいな…………)






半月後
765プロダクション



律子「絶っ対駄目!!!!」

貴音「しかし……味も少しずつ………」

律子「駄目ったら駄目っ!!気を抜くとまた再発するかもしんないでしょ!!」

P「まぁまぁいいじゃないか、貴音だって味感じないからラーメン食べられなかったんだし、今日くらいは………」

律子「プロデューサー殿もすぐそうやって甘やかすんですから!!大体、貴音がこうなったのはプロデューサー殿の管理が甘かったからじゃなくて!?」

P「くっ……!それは………」

律子「と言うわけで、貴音はしばらくラーメン禁止!!食事もこの私が管理するわよ」

貴音「!?!?!?!?!?」

P「すまんな……これも貴音の為なんだ………」

貴音「……………なんて…………面妖……な…………」ドサッ

P「おいっ……大丈夫か!?貴音っ!貴音ーっ!!」




こうして、貴音のラーメン禁止生活が幕を開けた













今日はここまで
ここまでが序章ですね

ちなみに自分もこの前コンビニ弁当を1ヶ月程連続で食べ続けたら味覚障害になりました
独り暮らしは辛いよ………
皆さんも気をつけて下さい

読んで下さった方、ありがとうございました





すまん違う
アイマスssをここで書くのは初めてなんだ

誰も突っ込まないけど春香は貴音さんと呼んでいなかったか



>>41
コンテンツによって四条さん呼びか貴音さん呼びか違った気がします
自分は四条さんの印象がなぜかあったのでこっちにしました
大百科も確か両方書いてあったはずです



風呂入って寝落ちしなかったら続き書きます
寝落ちしたら多分明日かと




ラーメン禁止生活、1週目




響「たかねっ、これあげるぞ!」

貴音「はて……このつぶつぶしたものは……?」

響「海ぶどうさー!ウチにたくさんあるから、たかねにも分けてあげるぞ!」

響「色々考えたけど、律子が『海草とか牡蠣がいい』って言ってたからな!」






春香「四条さん!私からは……クッキーですよ!クッキー!」

貴音「春香、お気持ちは大変嬉しいのですが………」

春香「わかってますよ!だから今回のは……ジャジャーン!『にぼしクッキー』です!」

春香「味覚障害に良さそうなおやつのレシピを探したらこれが出てきて、作っちゃいました!」






千早「四条さん、私からはこれを」

貴音「これは……?」

千早「亜鉛とクエン酸のサプリメントです」

千早「私も食生活が少し心配なので、毎食後に一粒づつ飲んでるんです」

千早「それじゃあ私は歌のレッスンがあるので、お大事に」





律子「貴音、今日のお昼はこれを持ってって」

貴音「これは、弁当箱……ですね」

律子「名づけて、『りっちゃん特製牡蠣弁当』よ!」

律子「今日から毎日、お昼はそれだからね!」

律子「ちなみに、牡蠣は伊織からの差し入れよ」

伊織「ふんっ!せっかく私が差し入れしてあげたのだから、早く治しなさいよね?」






貴音「皆様……本当に、本当にありがとうございます」









貴音の治療に事務所のみんなも協力的なようだ。
本人もラーメン禁止で落ち込んでいるかと思えば、意外と明るく振る舞っているみたいだ。
やっぱり貴音にはそういった強さを感じる。

これなら、大丈夫そうだな



ラーメン禁止生活、1週目 after

765プロダクション 屋上



P「ふぅ……ようやく今日の仕事も終わりか、ちょっくら屋上で一服………」

P「………ん?あれは、貴音?」

貴音「…………」ボソボソ

P「………なんか呟いてるな」





貴音「………嗚呼………らぁめん……」

貴音「……しばらく食さぬだけで、どうしてこうも、心が沈んでしまうのでしょうか……?」

貴音「………グスン」





P「貴音……泣いてるのか」

P「まぁ、あんなに好きだったラーメンを禁止にされたら無理もないわな」

P「帰ろう……今は、一人にしといてやるか」スタスタ




P(貴音………すまんな………)







今日、屋上で貴音が泣いていた。
普段は冷静でしたたかな貴音のあんな姿を見るのは初めてだ。
やはり相当ショックだったのだろう。
なんやかんやいっても、年頃の女の子なんだな。


貴音の新たな一面を知れた気がした。




ラーメン禁止生活1週目終了です
4週目で解禁される予定です
続きは恐らく明日か



自分がなったのはお姫ちんと違って薄い味が感じなくなるタイプだったんでまだ楽でした

普段からコンビニ弁当中心の生活でしたが、ある日ウチの炊飯器がぶっ壊れて1ヶ月連続コンビニ弁当になった結果発症しました

やはり普段の食生活から気をつけないといけないと思います
味覚障害に限らず、食生活の乱れから来る病気はたくさんありますので

それではまた
読んで下さった方、ありがとうございました





寝落ちしちまった
少し更新



ラーメン禁止生活 2週目①


貴音のラーメン禁止生活開始から1週間が過ぎた。
1週目には特に変わった様子は無かったが、この辺から貴音の様子が少しおかしくなった。








765プロダクション



P「ふぅ……こんなとこかな、そろそろ昼にするか」

小鳥「そうですねー、今日は私もご一緒させてもらっていいですか?」

P「いいですよ、どこにします?」

小鳥「そういえば!最近駅前に新しいラーメン屋が………



貴音「……………!?」キッ




P「おいっ!今ラーメンの話は………」





貴音「……………」ヒタ…ヒタ…

P「お……おう、どうしたんだ?………顔が怖いぞ?」

貴音「……あなた様!!」

P「はっ……はいぃぃぃぃ!!」

貴音「今、らぁめんとおっしゃりましたね!?」

P「いえっ!言ってません!!気のせいです!!」

貴音「気のせいなどではありません!確かに今らぁめんと!!」

P「言ってません!言ってません!!本当に言ってないです!!」

貴音「………左様ですか……………はぁ…………」トボトボ






P「………なんだったんだ今の」

小鳥「あんな貴音ちゃん、初めて見ましたね」

P「そうですね………って」



P「お前のせいだろ、お前の!!」

小鳥「す……すいません………」



これ以来、貴音だけではなく事務所にいる間は全員がラーメン関係のこと(食べる、発言etc.)が禁止になった



ラーメン禁止生活 2週目②




とうとう、恐れてた出来事が起きてしまった





 
P「おはようございます」

小鳥「プロデューサーさん、おはようございます」


P「えっと、今日は確か……貴音の撮影に同行するんだったな」

P「で、その貴音ほまだ来てないのか………」

P「まぁ、もう少ししたら来るだろ」










1時間後



P「遅いな……もうそろそろ出発しないと間に合わないぞ………」


Trrrrrrr………


P「電話か………はい、765プロダクションです」

P「………え?」

P「……………なんだって!?」




P「はい……すぐに向かいます、はい、では」

P「…………クソッ!!」ダッ

律子「えっ?ちょっと!どこ行くんですか?」

P「病院だよ!!」

律子「病院!?どうしてそんな………」

P「貴音が………



P「食中毒で病院に運ばれたんだ!!」




1時間後
某病院



貴音は自分で買って調理した牡蠣にあたって食中毒を起こしたようだ。
幸い症状は軽く、医者は2、3日で退院できると言っていた。
しかし、これによってしばらくの間現状より厳しい食事制限を強いられることとなってしまった。




P「………大丈夫か?貴音」

貴音「はい……今は、だいぶ楽になってきてまいりました………」

P「そっか………なんかやってほしいことがあったら言ってくれ」

貴音「やってほしいこと、ですか……?」

P「ああ、何でもいいぞ」

貴音「でしたら……………




今日一日、私の傍に居てくれませんか?

傍に居て……手を握っていて欲しいのです





俺は、貴音の申し入れを受け入れた





とりあえずここまで
次は2週目 afterから続きです

自分は経験が無いんですが、食事制限ってのは凄く辛そうですよね
そうならなよう、普段の食生活から気をつけようと思います

読んで下さった方、ありがとうございました



なんか凄い伸びてると思ったらうどんトークで盛り上がってたぜよ
うどんは詳しくないですが、個人的には楽釜とはなまるのうどんが好きです
天かす乞食が一時期マイブームでした
越してきたアパートの近くに両方無いんで最近うどんはご無沙汰です


今夜か明日には更新できると思います



ラーメン禁止生活 2週目 after



P「今週の分はこれで全部か、少し屋上に涼みに行くかな」



ガチャ



P「貴音は……居るわけ無いか」



それもそのはずだ
貴音は、今もまだ病院のベッドで眠っている
でも明日には退院出来ると言っていたから、明日は朝一で病院に寄って貴音を迎えに行くとしよう





P「そうだ、今日の月は………」

P「……………」

P「……………」




P「…………うーん、曇ってて見えないなぁ……」




月の見えない空に、貴音の居ない屋上
週末には必ず屋上に行く俺だが、そのたびに綺麗な月が見え、貴音がいた。
今思えば、どちらかが欠けたことさえ初めてだった気がする。



P「これは……偶然なのかな?」





ラーメン禁止生活 3週目



俺は朝一で貴音を迎えに行き、事務所に向かった。
この辺りの貴音は、正直見るに堪えなかった




P「おはよう!みんな、貴音が戻ってきたぞ!」


貴音「………」


亜美「おーっ!!お姫ちん久しぶりー!!」

真美「真美達お姫ちんがいなくてすこぶるさみしかったんだよ!!」

貴音「え、えぇ……この度は大変ご迷惑をおかけしました………」



P「ほら美希、貴音が戻ってきたぞ」ユサユサ

美希「………Zzz」



貴音「…………!?」










貴音「…………」ギラギラ



P「……ん?貴音、どうした?」

貴音「あれは………まさしく………」




貴音「…………………らぁめん!!!!」


美希「………Zzz」




P「ん?ラーメンなんてどこにも………ないよな?」

律子「ここにないどころか……ここ1週間ラーメンを食べた人さえいませんよ」

P「だよなぁ……」

P「でも他にラーメンに見えるものなんて……」




美希「…………Zzz」




P・律子「…………!?」







律子「まさか!?………でも」

P「1ヶ月近くラーメンを食べてない貴音なら、ありえなくもない!!」

P「おい美希起きろ!!貴音が!!」





貴音「では………」

貴音「………いただきます!!!!」ダッ







貴音「…………」モサモサ

美希「…………Zzz」

貴音「んんー!!ひさひさのはーへん、はんへひひはほへひょふ(久々のらぁめん、なんて美味なのでしょう)」




P「あぁ……やっぱり………」

律子「………あんなことやられて起きない美希も美希ですよね」

P「………とにかく、貴音を止めるぞ!みんな手伝ってくれ!!」





美希「………Zzz」

貴音「…………」モサモサモサモサ

P律小鳥亜美真美「うーん………うーん………」グイグイ



P「………駄目だ!ビクともしないぞ!」

律子「貴音って、結構力強いですからね」

P「とはいえこのままだと美希の髪の毛がベトベトに………」




真「おはようございまーす!」



P「おお!!救世主!!」





真「うわぁぁぁ!?プロデューサー、いきなりどうしたんですか!?」

P「それが、貴音がな……カクカクシカジカ」



真「えっと、貴音を美希から引き剥がせばいいんですね?」

P「そういうことだ、俺達の力じゃビクともしなかったからな」

真「わかりました!ボクに任せてください!!」




美希「………Zzz」

貴音「………」モサモサモサモサモサモサ

真「うーん……うーん……」グイグイ

貴音「………!?」


P「…………!?よしっ、少しはがれて来たぞ!!俺達も加勢だ!!」

亜美真美「ラジャーー!!」



美希「……………Zzz」

貴音「………」モサモサモサモサモサモサモサモサ

P律小鳥亜美真美真「うーん………うーん………」



 

貴音「…………!!」ギラッ

P「ん……貴音の様子が…………」



貴音「…………覇ぁぁぁぁぁぁ!!」

P「…………!?」

P「う、うわぁぁぁぁぁ!!!!」


ドカーン!!!!!



貴音「…………人の食事を邪魔しようなど、なんて不届き者かっ!!」

P「…………」ピクピク




真「プロデューサー!!プロデューサー!!しっかりしてください!!」

亜美「そんな!!兄ちゃんがここで死んじゃったら……」

真美「真美達一体どうすれば………」




 

真「こうなったら………あれを使うしか……」

真美「おおっ!?ここで来るかぁ!?」

亜美「まこちんの最終兵器!!」

真「最終兵器って程派手なものでもないんだけどなぁ……」



美希「……………Zzz」

貴音「…………」モサモサモサモサモサモサモサモサモサモサ

真「…………!」

真「貴音っ………御免!!てぇぇぇい!!」


トスッ(クビシュトウ)


貴音「…………!?」

貴音「…………」ドサッ




その後、貴音はしばらくして意識を取り戻したらしい。
貴音自身は、あの時何が起きていたか全く覚えて無いそうだ。
………え?俺はどうしたかって?
俺は……今……



某時刻
某病院



P「俺は………全身打撲で入院中です」




貴音「あなた様!!本当に、本当に申し訳ありませんでした!!」

P「ははっ……いいんだよ、いつもの貴音に戻ってくれたなら」

貴音「でも……これでは私の気が収まりません!!」

P「そうだな………じゃあ、ほっぺにチューとか」 
貴音「わかりました、では………」

P「いや冗談だからな、冗談!」



 
P「それより、明日はレッスンあるんだろ?今日は帰って休めよ」

貴音「ですが………」

P「俺のことは気にするな、すぐに戻って来るからさ」

貴音「そうですか………では……」

貴音「…………明日、お見舞い……行きますので」

P「…………あぁ、待ってる」


 

とりあえずここまで
今夜更新できたら追加で更新するかも
出来なかったら明日
次回は3週目 extraから


読んで下さった方、ありがとうございました


少し更新
寝落ちしたら続きは明日で



ラーメン禁止生活 3週目 extra



あの件から3日くらい経った後、病室に律子がきた。
いつもは貴音が来てくれたのに、今日はどうしたんだ?と律子に聞くと、律子は今日事務所であったことを話してくれた。




某時刻
765プロダクション



律子「はぁ……午前中はこんなとこね」

律子「こっちの分の仕事だけでもいっぱいいっぱいなのに、プロデューサー殿の分もこなすとなると………」

律子「あー、気が遠くなりそう………」


雪歩「あの……よかったらお茶でもどうですか?今日はいいお茶の葉が入ったんですけど………」

律子「じゃあ、お願いしようかしらね」

雪歩「はい、今煎れてきますね」スタスタ



律子(お茶のんだら、もうひと頑張りしますか!)




い…………いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!






律子「今のは………給湯室から!!」ダッ



律子「雪歩!!一体何が………」

雪歩「おっ……おばっ………おばけぇぇぇぇ!!」

律子「こんな昼間にお化けなんて居るわけ………」




貴音「……………」ゲッソリ






律子「ほら、お化けじゃなくて貴音じゃない」

雪歩「うぅ……」グスン



貴音「………………」ゲッソリ



律子「でも確かに、ここまでやつれるとお化けに見えなくもないわね………」

律子「ほら貴音も!こんなとこに座り込んでないで!」



貴音「……………」

スッ……バタン!
スッ……バタン!




律子「ちょっとどうしたのよ……さっきから給湯室の戸棚を開けたり閉めたりして………」




貴音「…………」

スッ……バタン!
スッ……バタン!
スッ……バタン!
スッ……バタン!
スッ……バタン!
スッ……バタン!




律子「ちょっと……一体何なのよ!?」






30分後



貴音「……………」

スッ……バタン!
スッ……バタン!
スッ……バタン!
スッ……バタン!
スッ……バタン!
スッ……バタン!
スッ……バタン!
スッ……バタン!


律子「………まだやってるわ」

律子「でも……なんであんなところ………」





雪歩「………そういえば」

律子「えっ?何か思い当たることあるの?」

雪歩「はい、四条さんラーメン禁止になる前はずっとあそこにラーメン隠してような気がします」

雪歩「私もお茶の葉をあそこにしまっておくので、お昼にお茶を煎れようとするとよく四条さんと会ってました」

律子「そういうことだったのね………」



貴音「……………」

スッ……バタン!
スッ……バタン!
スッ……………



貴音「…………」

貴音「……………はぁ」トボトボ



律子「……………あそこにラーメンが無いって事に気づいたみたいね」




……なんて事があったそうだ。
その後、貴音は半日中呆けていて我に返った時にはその時の出来事を忘れていたそうだ。
やれやれまたこのパターンか………

今まで耐えてきてはいるが、貴音ももう限界なのかもしれないな……

明日から退院して事務所に戻れるが………


俺は……どうすればいいんだろう?
貴音に、なんて声をかければいいんだろう?



すまんねむい
続きは明日か明後日
次は3週目 afterから

茶髪美希とか貴音ともっといちゃいちゃするとか実は色々ネタは考えていたが、ネタが思いつかなかったんだ………

読んで下さった方、ありがとうございました



>>114
ネタはあったのにネタが思いつかなかったって………矛盾しとるな……
ネタを思いついても書くことが思いつかなかったって感じやな
まぁ眠かったって事で勘弁してちょ……


ではおやすみなさい

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月07日 (土) 09:12:12   ID: zIP2Me4v

こんなこったろう、で萎えた。

そんな言葉無いよ。
「こそあど」言葉しっかり。

「これ」と「それ」の違いが
解らないわけじゃないでしょう?

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