提督「艦息?」 大淀「はい」 (26)
・思い付きの行き当たりばったり
・書き溜めは最初のほうだけ
・たまに安価
・おそらく亀
↑でも「おk」って方はどうぞ
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提督「なんだそりゃ」
大淀「先程大本営から電文が届きまして、どうやら艦娘の男性モデルが完成したそうです」
提督「……需要ある?」
大淀「ホモ、貴腐人もしくは女性提督に需要があるかと」
提督「少なくとも俺にはかけらも需要がないんだが」
大淀「まあ、そうでしょうね」
提督「で? なんでそんな電文がうちに?」
大淀「どうやらうちに限らず全国の鎮守府にこの文面の書類が届いているようですね。さっきから愚痴の電文が結構きてますから」
提督「大本営の考えてることって、相変わらずどっかぶっ飛んでるよな」
大淀「そうですねぇ。それと、配属に関してですが、抽選によりうちには『大和(♂)』と『赤城(♂)』それから『雪風(♂)』が配属されるようです」
提督「まぁた燃費悪いのがやってきたな」
大淀「まあいいじゃないですか。うちの潜水艦の皆さんはノリノリでオリョールにでかけてくれてるんですし」
提督「ホントにな。なんであいつらノリノリなんだろ」
大淀「一回の出撃ごとに、きちんと休憩をとらせてあげてるからじゃないですか?」
提督「そんなもんかね」
大淀「そうだと思いますよ。ほかの鎮守府だと、休みなしで延々と行かされているらしいですから」
提督「ブラックだなー」
大淀「ミルクが欲しいですねぇ」
提督「ま、それは置いといて。いつ来るんだ? その艦息ってのは」
大淀「本日ヒトマルマルマルだそうです。あと半刻後なので、迎え入れる準備をしたほうが良いかと」
提督「あいさー」
――AM10:00
提督「そろそろか」
大淀「ですね」
加賀「楽しみですね。赤城さん(♂)ってどんなお方なのでしょうか」
提督「加賀さん、なんでいるの?」
加賀「私はあなたの妻ですから。夫のそばにいるのは当然かと」
提督「それなら朝からいてほしかったなー」
加賀「赤城さんたちとトランプをしておりましたので」
提督「朝から何やってんの……で、勝てたの?」
加賀「…………鎧袖一触よ」
提督「負けたのね」
加賀「大富豪は苦手なのよ」
提督「そっか」
大淀「朝からいちゃつくのもいいですけど、もう見えてきましたよ」
提督「おー、あれが艦息かー」
加賀「あの、肩に猛禽類がとまっている方が一人おられるのですが……」
提督「……か、かっこいいね」
大和(♂)「どうも始めまして。戦艦大和と申します。これから共に戦う仲間として、ともに高めあっていきましょう」
赤城(♂)「赤城だ。貴様らがこの鎮守府のものたちか。せいぜい私たちの足を引っ張らんことだな」
金剛(♂)「Nice tu meet you 提督、金剛だ。よろしくな」
提督(そ、想像してたのとだいぶ違う! ていうか金剛(♂)英語うまいな!)
加賀(……赤城(♂)。どれほどの実力かわかりませんが、あとで確かめる必要がありそうですね)
大淀(この中でまともなのは、大和(♂)さんだけですか……)
提督「こ、こっちも自己紹介すっか。俺がここの提督だ。これからよろしく頼む」
加賀「妻の加賀です。以後お見知りおきを」
大淀「この鎮守府の受付等を担当しております、大淀です。よろしくお願いします」
大和(♂)「それで、私たちはこれからどこへ向かえばよろしいですか?」
大淀「それに関しましては、案内役を呼んでおりますので、もう少々お待ちください」
金剛(♂)「了解っ」ケイレイ
提督「とりあえず、鎮守府の中を一通り見て回ったら執務室まで来てくれ。詳しいことはそこで話をしよう」
赤城(♂)「……ずいぶんと緩んでいるようだが、本当に大丈夫か?」
金剛(♂)「おいおい赤城ー、初対面でそれは無いだろお前」
赤城(♂)「だが、空気が緩んでいることは事実だ。そこにいる女も、ケッコン自体はしているようだが、その練度に見合った実力があるようにはとても見えん」
加賀「……頭に来ました」←Lv150
提督「ちょっ!? 加賀さんストップ、ストーーーーーップ!!」
加賀「あなた、そこをどいてください。ヤツの頭を撃ち抜けないじゃないですか」
提督「撃ち抜こうとするな! 艤装を展開するな! 母港が半壊する!」
加賀「……そうですね。さすがにここではできませんから、あとで演習場に来るように。実力を測って差し上げます」
提督「……結局そうなるのね」トホホ
大淀「あ、来たみたいですね。こっちですよー!」
案内人は誰? >>7
憲兵
一つ質問いいかな
雪風(♂)、どこいった?
次の安価まで書き溜めてから投下します。おそらく明日中にはできるかと。
投下します
憲兵「お待たせしました。それでは、鎮守府をご案内したしますので、ついてきてください」
大和(♂)「分かりました」
金剛(♂)「あいよ、了解! ……って赤城、無言でガン飛ばしてんじゃねえよ。すみません、うちの赤城が」
赤城(♂)「……」
加賀「かまいませんよ、後ほど思い知らせますので」
提督「こら」
大和(♂)「いいから早く行くぞ。すみません、本当に」
提督「いえ、こちらこそ。案外直情的な奴でして」
憲兵「それではみなさん、まずは工廠からご案内いたします」
金剛(♂)「はーい」
大和(♂)「……さすがに大本営の工廠と比べると狭く感じるな」
金剛(♂)「あそこのと比べるのはこの鎮守府に失礼だぜ大和。それにしても、結構機材が置いてあるせいで狭く感じるってのはあるかもしれないな。フライス盤とかボール盤なんて大本営にはなかったのに、何であるんだろ……」
憲兵「こちらでは艦娘の艤装以外にも様々なものを作っているんです。それこそ、欠損したボルトやナットなどもすべてここで生産しています」
金剛(♂)「へえ、そりゃすげえや」
憲兵「ボール盤や旋盤などの工作機械は主に艤装を開発するための工作機械のパーツを作るのに使っているようです」
大和(♂)「凄いですね」
明石「ん? あれ、どうしたんですか憲兵さん。それと、そちらの方々は?」
憲兵「ああ、明石さん。いつもお疲れ様です。彼らは本日よりこの鎮守府に配属されることになった『艦息』の皆さんですよ」
明石「へえ、艦息ですか。始めまして、工作艦の明石といいます」
大和(♂)「こちらこそよろしくお願いします。大和です」
金剛(♂)「Nice to meet you! 俺は金剛。よろしくね」
赤城(♂)「赤城だ」
明石「あらー、なんだか燃費の悪い方々がそろっちゃいましたね」
大和(♂)「はは、申し訳ない」
明石「いえいえ、それだけ強力な戦力ということですから、私たちも願ったりかなったりですよ」
金剛(♂)「そういってくれると助かるよ」
明石「ありがとうございます。ところで、あなた達は艤装の方はど――」
「Hey! 明石! ワタシの艤装の修理は完了しましたカー?」
明石「あ、金剛さん。今ちょうど終わったところですよ。いつもの場所に保管してありますから、あとで確認しといてください」
金剛「了解したネー。おや? そこにいるナイスガイたちは一体だれですカー?」
明石「今日から配属になった新人さんだそうですよ。艦息だそうです」
金剛「そうなんですカー。ワタシは金剛デース! よろしくお願いしマース!」
金剛(♂)「へえ、君が金剛か。Nice to meet you! 俺も金剛だぜ」
金剛「Wow! あなたが艦息のワタシですカー。Nice to meet you!」
金剛(♂)「これからよろしくね。それから、後ろにいるのが大和と赤城だ」
大和(♂)「大和です。以後、お見知りおきを」
赤城(♂)「……フン」
金剛「……テンション低いのが一人いるネー……」ヒソヒソ
明石「……テンションが低いというよりは、不愛想ですね。あれは」ヒソヒソ
憲兵「あまり時間がありませんので、そろそろ次へ行きたいのですが、よろしいですか?」
大和(♂)「ええ、構いませんよ。もう少し艦娘の方と話をしてみたい気持ちはありますが、それは後からでもできますしね」
金剛(♂)「んじゃ、またあとでね。金剛ちゃん!」
金剛「そんな呼ばれ方をしたのは初めてネー。そうデース! 後で自慢の妹たちにも合わせてあげるネー!」
金剛(♂)「へえ、そりゃ楽しみだ!」
赤城(♂)「行くぞ金剛。こんなところで遊んでいる暇があれば鍛錬をすればいいものを」
金剛(♂)「だぁから、なんでお前はそう否定的なのかなー。もうちょい違う考え方とかできないの?」
大和(♂)「ほら二人とも、行くぞ」
金剛(♂)「あ、ちょっと! 待ってくれよー」
赤城(♂)「……フン」
明石「なんだか、嵐のような人たちでしたねー」
金剛「またあとで会うのが楽しみネー」
憲兵が次に案内するのは? >>23
ドック
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