アイドルマスターシンデレラガールズの、藤原肇のSSです。
全編R18.
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その日俺は、担当アイドルの藤原肇とともにオフを満喫していた。
駅からほど近い、いわゆる複合商業施設に遊びに来ていたのだ。
肇は真面目で一本気だが堅物というわけでもなく、久しぶりに二人で遊びに来られたことでとても喜んでくれていた。
岡山出身の彼女は高層建築というものをあまり見慣れていなかったらしく、首都圏ならばさほど珍しくもないガラス張りのエレベーターにもずいぶん感激していた。
普段暮らしている町並みを遙か眼下に見据え、上空からの視界になにかロマンチックなものを感じたりもしていて、普段は落ち着いた雰囲気を漂わす肇の年相応なところを見られたように思う。
「密室になりがちなエレベーター内部を外から見えるようにして防犯効果を高める」
という実利的な効用に言及すると頬を膨らませて不満を示してきたりして、16歳らしい可愛らしいところを惜しげもなく見せてくれる。
最近お互い忙しくて、こうして仲良く話す機会もあまり取れなかったことを悔やみつつ、そっと手を取ると肇の顔が真っ赤になった。
人目を忍んで逢瀬を重ね、既に深く愛し合う関係となった俺たちだが、未だに肇はしばしば、こういう初なところを垣間見せる。
男の体温を感じて恥ずかしそうに顔を伏せながらも、ちらちらこっちを見てくる肇の仕草は、夜への期待を大いに煽るものだった。
「駄目ですよ、こんな……外で」
「誰も見てないよ。これだけ高く上ったら、下からも見えないだろう」
エレベーターの中で二人きり、地上を何十メートルも離れたこの場所はいわば密室。
勿論、エレベーターが目的地に止まれば扉が開いて他の客が入ってくるわけだが、それまでは俺たちだけの空間だ。
もじもじしながら俺の手をきゅっと握っている肇。
真面目で清楚な16歳が時折見せるこうした仕草は、まさか計算されたものではあるまいが、それゆえにかえって扇情的。
二人の立場も忘れて思わず手を引っ張って抱きしめかけたとき、がたんと言う大きな音が響いた。
続いて何か大きく重いものがぶつかるような鈍い音が二度、三度と続く。
倒れかけた肇をかばってガラスに手を突く。
揺れが収まったとき、既にエレベーターは停止していた。
「え……? こ、これは……?」
「なんか、事故かな。動いてないぞ。
扉は……開かないか」
フロアとフロアの間で急に止まったエレベーター。
停電か何かだろうか、ボタンを押しても反応はなく、人力でドアをこじ開けられるはずもない。
「……まあ、そのうち復旧するだろう。おとなしく待っていよう」
「そ、そうですね……」
こんな大きなビルのエレベーターがそう簡単に止まるとは考えにくい話だが、実際止まっているのだから仕方ない。
外から見ても、中の様子は分からずとも中途半端な位置にエレベーターがあるのは一目瞭然なのだから、ビルの職員がすぐにでも対処してくれることだろう。
最初は、そんな風に軽く考えていた。
そして一時間が経った。
エレベーターに動く気配は全くない。外からの連絡もない。
ボタンも反応せず、どういう訳か携帯すら不通。
マンション等に設置されているタイプのエレベーターなら天井の穴を通って外に出られるらしいが、あいにくそれらしい出口は見あたらなかった。
出口があったところでエレベーターシャフト内に閉じこめられているという事実は変わらないし、上の階まで上っていくアテも無いのだが。
最近めっきり涼しくなってきたとはいえ、昼間に日光降り注ぐ場所にとどまり続けているとなかなかに暑い。
空調も機能していないのだろうか、吹き出し口からは弱々しい風が出てくるのみ。
ひとまず窒息の危険は無さそうだという点を喜ぶほか無かった。
「いや、でも今の季節でよかったよ。真夏だったら、二人とも蒸し焼きになってるところだ」
「そうですね……それでも、かなり暑いですけれど……」
突然の事故に、肇はかなり不安そうにしている。
俺とてこんな状況は初めてで、上手い対処法も思いつかないが、とにかく少しでも彼女の不安を和らげたい。
背中から包み込むようにぎゅっと抱きしめると、ちょっと申し訳なさそうな顔をした。
「すみません、甘えてしまって。……汗くさく、ないですか?」
「気にするな。肇の匂いは好きだ」
「も、もう! こんな時に……!」
怒ったようなことを言いつつも、表情を緩めてくれた。
まだ解決の見込みは立っていないが、まさかいつまでもこのままなはずはあるまい。
だんだん気温の上がってくるエレベーター内で、それでも俺たちはお互い離れがたく思っていた。
そして更に二時間後。
未だに助けは来ないし、復旧の気配もない。
肇を守ってやらねばならないはずの俺も、だんだん平静ではいられなくなってきている。
顔を真っ青にして震え始めているアイドルがいなければ、取り乱して叫んでしまったかもしれない。
「すみません……私が、こんな……こんな日に、遊びに行きたいって言わなければ……」
「何言ってるんだ。肇のせいじゃないだろ」
「で、でも、今私たち、すごく高いところにいますよね……
もし、エレベーターが支えられなくなって、下まで落ちたら……私たち……」
肇の言葉に、二人ハッとさせられた。
今はこうして安定しているようだが、既にかなりの長時間異常事態が続いている。
恐らく安全設計として、電力供給が途絶えても落下しないような作りがなされているのだろうが、それにしたっていつまで保つものか。
日常的に利用するエレベーターの構造をまるで把握していなかったという事実が、今更ながらに悔やまれる。
慰めて否定してやりたくとも、そのための材料がないのだ。
「い、いや、大丈夫だろ……落ちるなら、最初に落ちてるはずだ。
今こうしていられるってことは、まだまだ落ちないんじゃないか」
「それなら、いいですけど……でも」
「やめろ、肇。悪い方へ考えるな。
必ず助けがくるはずだ。それまで持ちこたえるんだ」
自分でも大袈裟なことを言ってしまったような気がしたが、いつまで経っても救助が来ないこと、それどころか通信も呼びかけもないことが不安をかき立てる。
何度否定しようとしても、このまま落ちて死ぬんじゃないかという思いが頭を離れない。
肇の汗ばんだ身体を抱きしめて、首筋に顔を埋めた。
「……やっぱり、結構……汗、かいちゃってますね」
「水、無いもんな……ちょっと何とかした方がいいか」
「なんとかって? ……あ」
答えに思い至った肇は目を見開いた。
しかし、予想されていた嫌悪の感情は無い。
刻一刻と気温の上昇するこのエレベーター内、だんだん頭がぐらぐらしてきているのは、俺だけではなかったのか。
下唇を噛んで、ジャケットを脱ぐ。ブラウス胸元のボタンを開ける。
俺の方も、シャツとズボンを脱ぎ捨てる。
明るい太陽に照らされた公共の場で裸になる事への抵抗感は未だ強いが、そういう理性的な判断力がかなり薄れてしまってきているのだ。
こんな高いところに隔離されて降りることもできず、外とやりとりすることもできない。
なんだか世界に俺たち二人だけしかいなくなったみたいだ。
その二人も、エレベーターが落ちれば全身バラバラになって即死だろう。
死への恐怖を塗りつぶすように、肇への愛情と劣情が心を満たす。
ブラウスもスカートも脱いでしまって、彼女らしくもなく脱いだ服を床に放りっぱなしにして、下着姿。
真っ白できれいなブラとパンツを身につけた、均整の取れた身体。
とても大きいというわけではないが、程良く膨らんで張りのある美乳。
釣りで鍛えられたのだろうか、女性にしてはやや脂肪が少な目で、うっすら盛り上がった筋肉の陰影が印象的な腕。
細く長く繊細で、たとえ泥にまみれていても清く美しい指。
普段の食生活も節制しているのだろうか、腰にも太股にも必要以上の肉は付いていない。
「や、やっぱり……恥ずかしい、ですね。
人から見られるかもしれないところで、こんな格好……へんたい、みたいです」
「緊急事態だから、仕方ないんだよ」
不意に、どこからか金属音がした。
恐らくどこかが軋んだだけであろうその音が何かとてつもなく不吉に聞こえて、一瞬硬直した後、どちらからともなく俺たちは抱き合った。
もう嫌だ。こんなところにいたくない。早く出たい。
閉じこめられて今にも死ぬかもしれない現実を忘れたい。
幸い、ここには逃げ場になってくれる相手がいる。
自分と同じくこの苦境を忘れたくて、お互いに溺れたがっている美少女がいる。
肇の胴を抱きしめて、やや乱暴にキスする。
目を閉じた肇は、今までにないくらい積極的に舌を絡め返してくる。
ブラ一枚着けただけの柔らかい上半身をグイグイ押しつけて、殊更に音を響かせるように貪欲にキスし返してくる。
こんな、事故のただ中で盛り合うなんておかしな事かもしれなかったが、人間は生命の危機に瀕すると生殖本能が燃え上がるとも言う。
本能なんだから仕方ない。どうせ、他にできる事なんて無いんだ。
飾り気のないパンツに背中側から手を突っ込んで、尻を撫で回す。
腕の中の身体がぴくっと震え、じんわり汗ばんでくる。
下着越しに股間が押しつけられて、自分の下腹部にも熱が貯まっていくのが分かる。
この異常な状況が案外性に合っていたのか、とても積極的になった肇はブラがずれそうなくらい身体を擦り付けてくる。
じゅっぱじゅっぱいうエロいキスをしながらの求愛行動に、首筋が熱くなるのを感じた。
注ぎ込んだ唾をこくこく呑んでいく喉の動きすら愛しい。
肩を掴んで引き剥がすと、とても寂しそうな表情になった。
「あ……あの、キス、もっと……」
「外の方を向いて、ガラスに手を突きなさい」
俺の要望を理解した肇は恐怖に顔を歪ませたが、反抗はしなかった。
パンツの股部分はべっとり塗れて薄い陰毛が透けかけ、ブラは上の方へずり上がって綺麗な下乳が丸見え。
そんな、清楚系美少女アイドルのあられもない姿を外に晒すのだ。
「あ……だ、駄目です、こんなの、下から……見られ、ちゃいます……!」
口ではそんなことを言いながらも、ガラスに上半身を預けてこちらに尻を突きだし、完全に屈服する体勢を取る。
振り返ってこちらをみる彼女の両眼は潤みきっており、欲望に暗く濁った瞳は虚ろ。
パンツを掴んで引きずり降ろし、膝上に引っかけて両脚の自由を奪うと、それだけで俺の指がベトベトになった。
唇を引き結んで無言でねだる肇を、これ以上待たせるわけにはいかない。
下着を脱いで完全に裸になって、腰を抱えてゆっくり挿入していった。
「お……! ほ、おっ、お……!」
形の良いおっぱいをガラスに押しつけて淫らに歪ませながら、肇は呻いた。
あの藤原肇が、肺の底から絞り出したような、慎みの欠片もない声をあげている。
その事実は苦境を忘れてセックスに没頭するのに十分なほど俺を興奮させた。
ゆっくり膣を押し広げながら左手を掴み、上体を吊り上げるように引っ張る。
おっぱいがむにゅうっと変形しながらズリ上げられ、乳首がガラスに擦れたことでまた肇が息を呑む。
そのまま奥深くまで犯していってちょっとコリコリするところまで届いて、今更ながら避妊の用意をしていないことに気づいた。
外でセックスするなんて予想していたわけもないし、コンドームを持ち歩く趣味もなかったので仕方ないことではある。
しかし、今まで肇のためにかなり慎重に避妊してきたのを、こんな風に台無しにしてしまうとは。
辛く残念に思う一方で、若い女体に生でセックスできる事への興奮を抑えきれない。
このまま生でし続けたら妊娠させてしまうかもしれないが、だからといって今更中断なんてできない。
むしろ、俺の女が子を孕む瞬間を世の中に見せつけてやりたい願望が沸々とわき上がってくる。
正気に返った所で、どうにもならない現実しかない。
それならいっそ、どこまでも狂っていたい。
愛液の飛沫を飛び散らせて、俺は何度も肇の膣奥を突いた。
手足のしなやかな印象に違わず、肇の肉筒は非常に締まりが良い。
出し入れしていると、まるで意志あるヒダが絡みついてくるような錯覚を覚える。
粘りけの強い愛蜜が大量に溢れ出てくる淫乱な穴に竿をぐいぐい押し込むと、奥の方からきゅうきゅう締まってくる。
首を反らして悶える肇を、ガラスと俺の間で追いつめるように犯す。
下から抉り上げるようにして子宮口を刺激すると、ガラスが曇った。
「ひっ……! いぎ、らめ、やめれぇ……!」
うっすら写った表情はもうトロットロで、腰の動きもいっそう激しくなってしまう。
パシンパシンと尻肉に打ち付ける音が鳴る。
うなじが紅くなって呼吸が短くなって、もう肇は軽くイキっぱなしなのだろう。
深くまで挿し込んで一旦抜いて、またすぐにぐいっとねじ込むと、大きく痙攣した。
「だ、だめ、見ないで、見せないで、お願い、します……!」
そう言うと同時に、足下から水音。
見ると、肇がひくひく震えながら失禁している。
ガラス張りのエレベーターに寄りかかって、バックでイカされながらおしっこを漏らしている。
ここに閉じこめられて、トイレにも行けなかったのだからいずれはこうなるのが必然だったのだろう。
生で本気セックスして、下半身を蕩けさせられて、我慢できなくなってしまったのだろう。
清純なイメージで売っている肇が、公共の場でセックスして気持ちよくなっておしっこ漏らす。
そのギャップの凄まじさに、俺も耐えられない、
ちょろちょろと尿が漏れ出ているのにも構わず、下腹部に手を回して引きつけて、お尻の肉がつぶれるくらい深く挿入して。
今までゴム越しにしか触れることの無かった胎内に亀頭を押しつけて、そのまま射精した。
「ひぎっ……や、やぁ、こんな、見られ……見られながら、出されたら……!」
どくどくっと、しばらく溜め込んでいた精液が注がれていく。
放尿の開放感と共に中出しされて、肇はもう狂いっぱなし。
はあはあとケモノのように喘ぎながら、全身で性感に溺れるのみ。
「あ、ああ……! 駄目、見られた……? せっくすして、もらしちゃうとこ、みんなに……?」
ぼうっとしてふわふわした、まだ絶頂の抜けきれないような声で肇が言う。
床は二人の体液と尿でびっしょびしょだが、外の様子はどうなのか。
改めて見下ろしてみると、どうやら地上も普通ではないらしい。
あちこちで混乱が起こり、人々が言い争ったり交通事故が起きたりしているようだが、距離がありすぎてよく分からない。
いつまで経っても放置されっぱなしなこの状況の理由が、少し分かった気がした。
その後。
あの事件は結局、発電所だか変電所だかで大きなアクシデントが起きて、首都圏の広範囲において電力供給がほぼ完全に止まってしまった、と言う物だったらしい。
交通管制やインフラも障害され、携帯電話の電波を管理するシステムも動かなくなっていたらしい。
俺にはその手の機械の専門知識はないため、しっかりとした理解はできなかったが、おおむねそういうことだった、らしい。
俺と肇みたいにエレベーターやなんかに閉じこめられた人間もたくさんいたらしく、床を汚したことを責められたりはしなかった。
地上も大混乱で、遙か上空でセックスしていた俺たちに気づく者はいなかった。
混沌としていた地上から隔離されていたのは、むしろ幸運だったかもしれない。
で、これでめでたしめでたしとなればいいのだが、そうはいかなかった。
あの日以来、肇が露出セックスに目覚めてしまったのだ。
夜の事務所で窓際で全裸になってセックスする、くらいで満足してくれているうちはよかったのだが、この手の趣味はエスカレートしていくのが常だ。
肇がこうなってしまった責任の一端は俺にもあるし、今更止めることなどできない。
二人で満足するため、今夜も俺は公園の男子トイレで待機していた。
比較的よく掃除されているらしく、トイレは結構綺麗に保たれている。
とはいっても肌を晒してセックスするには全く向いていない環境なのだが、もうこんなところでもないとお互いに満足できなくなっている。
扉に申し訳程度に「故障中」と書いた紙を貼って人除けにしたが、こんなもの、ほんの気休めだ。
と、その故障中の扉をそっと開いて入ってくる者がある。
「あ……そ、その、お待たせ、しました……」
頬を紅潮させ、息を荒げ、自分の身体を抱くようにして個室に侵入してきたのは確かに肇だ。
しかし、顔見知りの人間であっても、今の彼女を一目見ただけで肇と見破るのは易しいことではない。
「この、格好……来る途中、すごくたくさん見られました……」
「それは、そうだろうな」
アイドルが自分の身分を隠すために変装するのは珍しいことでもないが、今の肇の装いはそういうものとは一線を画している。
屈んだだけで中身が見えそうな、極めて短いスカート。
タイトな造りで、尻や腰骨にぴっちり張り付いて形を強調する一方で、太股の部分には大きな切れ込みが入って脚の付け根まで見せつける。
普通のパンツを履いていたらまず間違いなく常時パンチラな、アナーキー過ぎるスカート。
ただ歩いているだけでも、肇がノーパンであると分かってしまう、まさに露出狂専用服。
下がそんなのだから、上も普通ではない。
ライブ衣装でもそう無いくらいに腹や胸元を露出する、布面積の少ない服。
それでも身体の前、おっぱい周辺は一応隠されているが、背中の方は布すらなく、黒く太いひもで固定してあるだけ。
黒いエナメル質の、ボンテージ風ファッションだが、まるで水着みたいな造りでもって彼女の胸をぎりぎりっと寄せて上げ、深い谷間を作ってくれている。
十分大きなおっぱいを締め付けて締め上げているものだから、ちょっと弾んだだけでもズレて乳首が飛び出そう。
上着も羽織らない、ほとんど下着と変わらないような服装は、普段の肇とはかけ離れた印象を与える。
最悪、警官に捕まる可能性すらある、あまりにも卑猥すぎる服装。
メガネとウィッグと帽子が無ければ、一発でアイドル藤原肇の清純な印象を打ち砕いてしまうことだろう。
スカートの裾をほんの少しめくっただけで、ドロドロになった女性器が露わにされた。
「もう、こんなにして。裸みたいな格好で外をうろつくのが、そんなによかったのか」
「は、はい、声かけられそうになったら、すぐ逃げてたんですけど……
ばれちゃうかもって思うと、もう、頭真っ白で……」
「それで、こっそりオナニーしてから来たのか」
「! み、見てたんですか……?」
「当然だろう」
水着よりもずっと露出度の高い服を着て、薄暗い中でも分かるぐらい頬を真っ赤にして、潤んだ瞳で荒く呼吸しながらゆっくり歩く肇。
まともな人間からは遠巻きにされ、ホスト崩れみたいな明らかに品のなさそうな人間すらもちょっと引き気味な、そんな状況で、今にも潮を噴きそうなくらい興奮していた肇。
ついに耐え切れなくなって、路地裏に飛び込んで服の中に乱暴に手を突っ込んでぐっちゃぐっちゃオナニーしている肇。
そんな極上の見世物を見ないで、一体何を見るというのだ。
それに、いくら日本とはいえこんな裸よりもエロい格好をしていたら拉致されて輪姦されるかもしれない。
そんなことは決して許せない。
俺の肇に手を触れようとする奴は一人残らず殺してやる。
そのために必要な物も準備してきたのだ。
しかし、やはり肇にはたった一人で露出する快感を味わってもらいたかったから、あえて見守っていることは告げず、こうして公園にたどり着くまで見届けた後に先回りしたというわけだ。
肇が露出したがるのを許しておいてこんな独占欲を滾らすのは、あるいは矛盾したことかもしれなかったが、だからといってどうしようもない。
「ん……じゃあ、ずっと、守っててくれてたんですね……嬉しい、です。
でも、今は……早く……」
「分かってるよ」
肇を壁際に押しつけて、右の太股を掴んで持ち上げる。
ただでさえ股間を隠す役割を放棄しているようなスカートは、脚を上げたことで完全にめくれ上がってしまう。
薄い陰毛に覆われた、ぐちゃぐちゃの割れ目から粘液が滴る。
痴女みたいな半裸体で外を歩き回って発情する淫乱露出女に、俺ももう夢中だ。
前戯も要らないだろう。
服を脱いで体を押しつけあって、そのまま一気に挿入した。
「ふっ、う、ぐっ……!」
奥まで亀頭を届かせると、悩ましげなため息。
それなりに掃除は行き届いている方ではあるが、それでもトイレはトイレ、服を脱いでセックスするのに向いた場所とは言えない。
そんな場所で盛り合う俺も肇も、もう戻れないのだろう。
ならばいっそとことん楽しみたい。
胸元に顔を近づけて胸骨を舐めてみるが、位置と形のせいで歯は立てられない。
少し上に登って鎖骨を甘噛みすると、女体が跳ねて扉が音を立てた。
「ひぐっ……! う、い、いい……!」
もともと肇はセックス中にあまり喋らない方だったが、こうして外でするようになってからはいっそうその傾向に拍車が掛かった。
路地裏やら公園やらでしているときに大声出されては困るのだが、肇としては人が来るかもしれないくらいの声で喘ぐのが一番気持ちいいらしい。
誰かに見られたら、お互い身の破滅なのは改めて言うまでもないことだ。
本当ならこんな関係はすぐにでも断ち切るのが、俺の職を守るために必要なことなのだろう。
だが、立ったまま生でセックスされてはぁはぁ言っている肇を見ているとそんな選択肢はあり得ない。
やや深めで、締まるというよりも吸い込むような貪欲な膣に、何回でも種付けしたくなってしまう。
骨をかじられ子宮を突き上げられ、髪を振り乱してよがるものだから帽子とウィッグがズレて落ちる。
メガネを掛けただけの、アイドル藤原肇の顔が露わになる。
いつもとても真面目で、祖父思いで、作陶に当たっては高い集中力を発揮するあの藤原肇が、こんなところで売春婦みたいな服を着てセックスに溺れている。
改めてそう認識すると、射精欲がいよいよ押さえきれなくなってくる。
抜き差しするだけでもぐちゅぐちゅといやらしい音を立てるこの穴を汚したい。
細かいヒダでカリ首を擦って、子種汁を搾ろうとしてくる膣に屈服したい。
もう駄目だ、と言うその一瞬前、足音が聞こえた。
「……!?」
「し、静かに……!?」
誰かがトイレに入ってくる。もしかしたら隣の個室に入るかもしれない。
慌てて肇の口を塞ごうとしたが、両手は壁について二人分の体重を支えるのに使ってしまっている。
やむなくキスで、唇で声を押さえつけた。
「むっ……! んっ……ちゅ、んふ、んふふ……」
動くこともできず入れっぱなしだが、肇の膣はそんなことお構いなしにずるずる蠢いて、愛蜜を垂れ流して狂う。
小便器の方へ向かったらしいその人物は、がさがさやっている。
そう長くは留まらないであろうと思われたが、すぐそこに人が居る、と言う状況に二人燃え上がってしまって、セックスを止められない。
水音を立てないように、腰を回すようにして子宮口を刺激し続けると唇の間から濡れた吐息が漏れる。
俺の首に手を伸ばして、ぶら下がるように犯される肇。
目を見開いて、しかしその瞳に光はない。
がっしりしがみついて生乳を押しつけてくる上半身と、とろとろの粘液を溢れさせながらちゅるちゅる吸い上げてくる膣とが別の生き物のようだ。
入り口の近くも奥の方もふわふわでしなやかで、べっとりとした白濁本気汁をまとって竿をじっくりしごき上げてくれるこの雌穴に入れていると、他の事なんて何も考えられない。
薄いドア一枚隔てて知らない人間が居る、悪くすれば現役アイドルと外でセックスしている姿を見られてしまうかもしれないこんな状況で、欲情しっぱなし。
ちゅっちゅちゅっちゅとキスし続けていて、唾の鳴る音を聞き咎められてしまいそうだが、口を自由にしたらお互いどんな大声で叫んでしまうか分からない。
上下で密着しあってできるだけ音を抑えなければならないのhじゃ分かっている。
だが、うねうね蠢く子宮口近くの膣肉が気持ちよすぎて、どうしても腰を使ってしまう。
勢いよく突くというよりはじっくり抉る感じの動きになってしまうも、あまりパンパンやるよりもこれくらいのが肇の好みにあっているらしく、遂に涙を流し始めた。
媚びて甘えるように口をあむあむさせて、お腹の奥をゆっくり責め立てられて肇は手を震わせている。
二の腕や首の筋肉が無意味に痙攣して、彼女の絶頂を教えてくれている。
まだ、トイレ内には人が残っている。
衣擦れの音がして、もうそろそろ出て行きそうだったが、外でする生セックスでこんなに狂う元清純美少女を見てしまうと、俺も我慢できない。
尻に手を伸ばし、会陰同士をくっつけるように引いて、ぷるぷるした一番奥の部分を亀頭でこんこん刺激して。
ナカイキから戻れなくなっている肇の子宮に、しっかり射精した。
狭くなった部分を竿とカリ首でムリヤリ押し広げられて、とうとう肇は声を上げてしまった。
女性器の奥まで生殖器を突っ込まれて何度もイかされて濃厚な精液をたっぷり注ぎ込まれて、これ以上耐えられなかったのだろう。
「あ……! お、お、お゛っ……! い、いぐ、い、っだぁ……!」
絞り出すようなそのイキ声がトイレ内に響いたときには、もう人は居なくなっていた。
ぎりぎりの幸運を喜びながらも、俺は肇の中に生で射精し続け、子種汁が漏れてこないように竿を差し込んだままでいた。
「はあ、はあ、あ、せーし、タプタプして……ナカ、どろどろしてて……い、らめ、またいぐぅ……!」
全身の力が抜けて、床にくずおれる肇。
トイレの床にザーメンを垂れ流しながら、肌を真っ赤にして乳首もクリトリスも勃起させて、半萎えの男性器を熱っぽく見つめる。
「す、すごく、気持ちよかった、です……
見られるかも、聞かれるかもって思うと、私……おかしくなっちゃいそう、でした」
「もう、とっくにおかしくなってるんだろ。俺も肇も。
こんなところで、生で本気セックスするなんてな」
「……そうですね。私たち、ヘンタイ同士ですものね……
ねえ、もっとしませんか? まだまだ精子、出せますよね?
いっぱいご奉仕しますから、お願いします……」
へたり込んだまま、二人分の汁で汚れきった竿にそっと手を伸ばしてくる。
裏筋をその繊細な指で撫でられると、背筋がゾクゾクして一瞬で主導権を奪われた。
陶芸で培った器用さと指使いで愛撫されると、俺は簡単に屈服してしまう。
かつてはこうして手でエロいことするのに若干の抵抗を覚えていたらしかった肇だが、最近では積極的に、俺をその気にするために指先を使ってくれる。
竿をゆっくり撫でられて、亀頭を優しくつつかれて、男性器はすぐに復活する。
精液と愛液でぬらぬら光っていっそういやらしくなった棒の先端をそっと口に含み、吸って舐めながら睾丸をスリスリしてくれる。
片手で根本をしごいて先の方をしゃぶって、空いた手で玉袋を弄り回す。
頬を凹ませて喉を開いて、ストローのように吸引。
唇を締めて張り出た部分をじゅっぱじゅっぱ味わって、舌先で尿道口を広げて。
我慢などさせないと言わんばかりに右の指で裏筋を撫で上げ、袋の皺を伸ばすかのような丹念な奉仕を加える。
このままいいように射精させられて、さらにまた生ハメになだれ込むのがよくあるパターンだったが、今回は少し違った。
不意に肇が手を離したかと思うと、個室の鍵を外し、ドアを全開にしたのだ。
「なっ……! は、肇、なにを……! は、早く閉めないと」
「らぁめ……もっほ、みんなにみらえながら、えっひするんれふ……
んむっ、じゅっ、ちゅるるっ……!」
艶めかしく投げかけてくる上目遣いは、もはや理性が全く感じられない。
欲望だけが煮詰められた、かつてアイドルとして輝いていた頃のものとは比べものにならない、夜の海のように真っ暗な目。
セックスすること以外何もかも捨ててしまったような目で見られながらフェラチオされると、全く抵抗ができない。
いや、こう言うと肇に責任を押しつけているようだが……きっとそうではないのだろう。
あのとき以来露出セックスに目覚めてしまったのは、肇だけではなかったのだから。
こんな状況で、いつ誰が来るかも分からないところでちゅぱちゅぱされながら抵抗もしないのは、きっと俺がそれを望んでいるからなのだ。
さっき膣から溢れるくらい大量に射精したばかりなのに、また絶頂が近づいてきている。
真面目で器用でご奉仕大好きな美少女に、抗うことなどもとより不可能なのだ。
指で素早くしごくやや荒々しい愛撫と、口と舌とでねっとり弄ぶフェラとが合わさっては耐えることなど不可能。
入り口の方からまた足音が聞こえてきても、扉を閉めなければならないと分かっていても、意識を肇に集中してしまう。
俺たちのいる個室の前に男が来るのと、肇の口の中に射精してしまうのと、ほとんど同時だった。
公衆トイレで、裸みたいな格好の女に跪かせて男性器をしゃぶらせている俺。
何も知らないその男は、そんなどう見ても普通じゃない俺たちを見て、驚きの表情と共にすぐ踵を返した。
もしかしたらカバンの中から突き出ていたものに恐れをなしたのだろうか。
かかわり合いになりたくないと思ってくれたらしいのが幸いだったが、しかし見られてしまった。
服を脱いでフェラチオさせて喉奥にたっぷり射精している俺の姿も。
肌の大半を外気に晒して、ズレかけのメガネを支えながら口で精液を受け止めている肇の姿も。
俺はテレビに映る事なんてまずないからまだ良いとしても、もしかしたら肇の事はバレてしまったかもしれない。
変装がそれなりに機能していてくれれば大丈夫だろうが、しかし。
恐怖に凍り付く俺を余所に、肇は口の中で精子を弄び、喉から鼻に抜ける匂いに耽溺している。
「んーっ……んぐちゅっ、ぶくぶく……ほあ、みへくらはぁい……せーひ、いっぱいれましてね……」
かぱっと開いた口の中は精液がひたひたになっており、赤い舌を動かす度にどろっと粘つく。
上下の唇の間に白い粘糸が引いていて、顎の方まで濡らしている。
舌の裏側まで白く汚れたところを見せてくれた後、きゅっと口を閉じ、目を閉じてぶくぶくとうがい。
頬を小さく膨らませて、濃厚なザーメンを唾と混ぜ合わせてぶくぶくぶくと口の中を汚していく。
そして喉を反らせて顎を上げたかと思うと、さらさらになった精液を一気に全て飲み込んだ。
「んぐっ……! ……ぷは。おいしぃ……
精液、ごちそうさまです……」
「肇……お前」
「さあ、続きをしましょう。次は……私が上になりましょうか。ここに座ってもらって……」
やっぱり、もうだめだ。
俺にはこの子を止められない。
もしさっきの男が肇のことに気づかなかったとしても、こんなことを続けていれば遠からず全部バレる。
そして、もう肇とセックスし続ける意外の選択肢はない。
つまり今の時点で既に俺たちは破滅してしまっているのだ。
もう俺たちのアイドルビジネスは半ば終わってしまったようなもので、あとは子作りくらいしかする事がないのだ。
そう思うと急に心が楽になり、男性器も萎えずに済んだ。
「精液、出なくなっちゃうまでしましょうね……それまで何人に見てもらえるか……楽しみです」
きっとこれから毎晩、俺と肇はこんなことを繰り返すのだろう。
アイドル界を追われても止められないで、どこかで二人で変態セックスし続けるのだろう。
それでもよかった。
俺も肇も、もうお互いなしには生きてはいけないだろうと確信しきっていたからだ。
こんな美少女と一緒に堕ちていけるこの俺はきっとこの世で最高に幸せものだろうと信じていたからだ。
もっと多くの人間に肇のエロい姿を見せつけたい。
プロデューサーとしての矜持は、既に二人分の欲望に塗りつぶされていた。
以上です。
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