ちひろ「ニューリトルズ! ファイトー!」 (26)

ちひろさんが桃華・雪美・仁奈の3人ユニットをプロデュースするSSです。
以下のSSの設定を継承しています。

モバP「雪美にユニットを組ませたい」
モバP「雪美にユニットを組ませたい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1393971967/)

モバP「雪美にユニットを組ませたい2」
モバP「雪美にユニットを組ませたい2」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396785512/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444874826

モバP「ニューリトルズもなかなか人気が出てきましたね。 流石 ちひろ さんです」

ちひろ「いえいえ、プロデューサーさんのおかげです」

モバP「もうこれ俺がアシスタントになったほうがいいかな」

ちひろ「それもいいかもしれませんね」

モバP「おっ、言いましたね。 俺だってまだまだ負けませんよ」

ちひろ「はい、勝負です」

モバP「では早速なんですがこれで勝負しましょう」

ちひろ「えっ、本当にやるんですか?」

モバP「もちろん冗談ですよ、半分はね。 紗南係長のゲームセンターCXのゲストとして出してみませんか?」

ちひろ「紗南ちゃんがやってる番組ですよね?」

モバP「そうです。ちょうど一周あいてるんですよ」

ちひろ「なるほどでも3人共あんまりゲームをするような娘達じゃ……」

モバP「そこですよ、あえてゲームをしなさそうな3人だからやるんです」

ちひろ「なるほどそれが勝負ということですね」

モバP「えぇ、どちらかというと挑戦に近いですが」

ちひろ「わかりました。 やってみます」

――――――――――

ちひろ「というわけで、紗南ちゃんがやっている番組に出ることになりました」

仁奈「うぉおお、ゲームでやがりますか! 楽しそうでやがりますね!!」

桃華「わたくし、ゲームなどはあまりやりませのよ?」

雪美「私も………」

ちひろ「大丈夫ですよ。 たぶん……」

仁奈「ん-、なんだか不安でごぜーます」

雪美「ちひろも………不安…………?」

桃華「今はちひろちゃまがわたくし達のプロデューサーなんですからしっかりしてくださいまし」

ちひろ(そうよね、私がしっかりしないと)

ちひろ「大丈夫よ、この番組はゲームの上手さを競うわけじゃないから」

雪美「…………?」

ちひろ「みんなが楽しそうに遊んでるところをファンのみんなに見てもらうのが目的なの」

桃華「ファンはわたくし達が下手でも喜ぶかしら?」

ちひろ「はい、ファンの皆さんは三人の楽しく遊んでるところを見て元気をもらうのよ?」

仁奈「それで、ファンも元気にながりやがるですか? それならできそうです!」

ちひろ「大丈夫よ! だから全力で楽しんでいきましょ!」

雪美「うん……。私………頑張る………。」

桃華「えぇ」

仁奈「なんだかお仕事が楽しみになってきやがりましたね」

――――――――――

紗南「紗南係長のゲームセンターCX!」

紗南「今回は記念すべき255回目ということで素敵なゲストを呼んでいます!」

紗南「ニューリトルズの皆さんです、どうぞ!」

仁奈「こんにちはー!」

雪美「こんにちは…………」

桃華「ごきげんよう」

紗南「今回素敵な三人組とあたしが挑むゲームはこちら!」

>>5 四人が遊ぶゲーム

たけしの挑戦状

紗南「たけしの挑戦状……えっ?」

仁奈「変な形でごぜーますね」

桃華「どうやって遊びますの?」

雪美「…………?」

紗南「これほんとにやるの?」

[ほんとにやってください]

桃華「何か問題があって?」

雪美「どうしたの………?」

紗南「う~ん、なんていうか……このゲーム結構アレなんだよね」

仁奈「気になるでごぜーますね、早速やるでやがりますよ!!」

紗南「う、うん……」

紗南「というわけでファミコンとテレビを用意してもらいました!」

桃華「不思議な形の機械ですわ」

仁奈「なんだかかっこいい形をしてやがりますね」

雪美「小さくて……かわいい……」

紗南「そっかみんなはファミコン初めて見るんだね」

紗南「この溝にこうしてカセットをセットして、押しこむ」

紗南「それから電源をつけると」

桃華「画面が映りましたわ」

紗南「それじゃぁ誰からやる?」

仁奈「仁奈が行くです!!」

紗南「よしじゃぁこれ持って」

仁奈「どうやってあそぶでごぜーますか?」

紗南「とりあえず左に進んでみよっか」

仁奈「ふむふむ……ひらがなばっかりでわかりやすいでごぜーますよ」

雪美「お金……? この人………いい人……?」

桃華「これはどういうゲームですの?」

紗南「お宝を探すゲームだよ!」

雪美「お宝……わくわく……………」

紗南(そんな純粋な瞳をされると良心が痛むッ!)

仁奈「おお! 街に出たでごぜーます!!」

紗南(っていうかこれクリアできるのかな)

―――――1時間後

雪美「………………………………………」

桃華「と、とにかく退職金を頂いて街でお酒を飲んでお歌を唄うところまでは正解ですの?」

紗南「うん」

仁奈「ここまでくるのに結構手間取りやがりましたね。 難しいゲームでごぜーますよ……」

紗南「むしろ1時間でよくここまできたよ……ほんとに」

雪美「あと半分……ぐらい………?」

紗南「これまだオープニングだよ。 10%ぐらいじゃないかな」

桃華「げっ……」バタンッ

紗南「あぁっ、桃華ちゃんが倒れた!」

仁奈「大丈夫でごぜーますか!?」

桃華「お二人共……わたくしの代わりに本懐を遂げてくださいまし……」

雪美「大丈夫……私達……頑張る……」

仁奈「桃華おねーさんのかたきをとるでごぜーますよ!」

紗南(えっ、まだやるの)

――――――――――

川島(ナレ)「その後、二人で挑戦するも一向に進まず、時間だけが過ぎていくのであって」

川島(ナレ)「わかるわ、何もしなくても時間だけは過ぎていくのって怖いわよね」

紗南「そ、そろそろタイムアップだし終わりにしようか」

雪美「残念……同じ歌唄って……怒られる……、……これ……正解……?」

紗南「そう、実はそれが正解なんだよね」

仁奈「う~ん、同じ歌ばっかりだとファンも飽きてしまうでごぜーますよ……」

紗南「まぁ常識が危ないっていうのがこのゲームのキャッチフレーズだからね」

紗南「というわけで今回の紗南係長のゲームセンターCXはここまでです!」

紗南「またみてね!」

仁奈「みてくだせー!」

雪美「見てね………」

―――――収録後

仁奈「ちひろおねーさん、仁奈達はどうでやがりましたか?」

桃華「途中で倒れてしまってごめんなさい」

雪美「大丈夫……おいしかったから……」

ちひろ(雪美ちゃん!?)

桃華「そ、そうですの?」

ちひろ「そ、そうね。 桃華ちゃんが普段あまり見せない表情が見られたのでよかったと思うわ」

仁奈「仁奈は、仁奈はどうでしたか?」

ちひろ「仁奈ちゃんは何度ゲームオーバーになっても前向きにプレイする姿がよかったわ」

ちひろ「雪美ちゃんは常識にとらわれない発想で仁奈ちゃんに助言していくところが素晴らしかったわ」

雪美「ふふっ……嬉しい……」

紗南「お疲れ様です!」

「「「「お疲れ様です」」」」

紗南「いやぁ、今回はクソゲーに付きあわせちゃってごめんね」

桃華「紗南さんが謝ることはありませんの。 スタッフさんの指示なんでしょう?」

紗南「まぁそうなんだけどね。 だから私もびっくりしちゃったよ」

仁奈「まんまと罠にはめられたでやがりますね」

紗南「うん、ほんと油断してたよ」

雪美「でも……楽しかった……」

紗南「楽しんでくれたならよかった! またこれに懲りずに遊びに来てね! みんなのコンティニューまってるよ!!」

―――――その後

モバP「前回のCX、結構反響大きいですね」

ちひろ「紗南ちゃんの番組ですか?」

モバP「えぇ、やっぱりあのクソゲーぶつけてよかったなぁ」

ちひろ「えっ、あれってモバPさんが考えたんですか?}

モバP「い、一応みんなで相談した結果ですよ? まぁ提案したのは俺ですけど」

ちひろ「ひどい!」

モバP「でもほらこれ見て下さいよ。 掲示板の書き込みなんですけど」

ちひろ「どれどれ」

「桃華ちゃまが時間を追うごとに微妙な表情になっていくのが面白かった」

「ゲームはともかく佐城さんが尊かったわ」

「仁奈ちゃんにクソゲーをやらせるな」

ちひろ「クソゲーをやらせるなって言われてますけど?」

モバP「でもまぁそのおかげであんな桃華が見れたわけですしプラマイ0ですよ」

ちひろ「むしろマイナスマイナスで大マイナスですよ!?」

モバP「冗談ですよ。 お詫びと言ってはなんですがもう一回出てみませんか?」

ちひろ「紗南ちゃんの番組にですか?」

モバP「はい。 次はちゃんとしたゲームを提案しようと思います」

ちひろ「ぜひお願いします」

モバP「まぁ僕の提案が通ればなんでゲームの保証はできませんが」

ちひろ(大丈夫かな……)

>>14 4人が遊ぶゲーム

コンボイの謎

――――――――――

紗南「紗南係長のゲームセンターCX、今回はまたニューリトルズの3人が懲りずにコンティニューしてくれたよ!」

雪美「よろしくね……」

仁奈「よろしくでごぜーますよ!」

桃華「よろしくおねがいしますわ」

紗南「さらに今回は生放送! 生放送だから実際のプレイの様子をノーカットでお送りするよ!!」

紗南「前回はほんとに散々だったよね、今回こそはちゃんとマシなゲームが出てくると思うよ」

桃華「うっ、もうこのブラックボックスを見ただけで……」

紗南「大丈夫!大丈夫だから!!」

仁奈「鬼が出るか蛇が出るかでやがりますね!!」

雪美「楽しみ…………」

紗南「じゃぁいくね……」

紗南(この感触……この箱大きさは……またファミコン……!?)

紗南(嫌な予感がしてきた………)

仁奈「紗南おねーさん、どうしたでごぜーますか?」

紗南「わ、私だけ先に見てもいい?」

桃華「構いませんわよ」

紗南「では失礼っ」

コンボイ「俺やで」

紗南「うぉおおおお!!!プロデューサァァァァァァァァァァアアア!!!」ダダダダダダッ

スタッフ「おいだれかあいつ捕まえろ!!」

桃華「な、何があったのかしら」

仁奈「お腹が痛くなったかもしれねーですよ?」

雪美「今回は……この………ファミリー………コンピューター………?」

雪美「とらんす……ふぉーまー…………コンボイの…………」

桃華「これは”なぞ”と読むのですわ」

雪美「なぞ……だよ………」

仁奈「コンボイの気持ちになるですよ!」

桃華「紗南さんもどこかへ行ってしまいましたし今日はもうやめにしませんこと?」

雪美「ダメ………。番組………出来ない………、……みんな………困る………」

桃華「先ほどの紗南さんの反応を見まして? きっと面白く無いゲームに違いありませんわ」

雪美「でも……やってみないと……わからない……」カチャッ

仁奈「おっ、やるきでごぜーますね!」

桃華「雪美さん!?」

雪美「……………?」

雪美「……………………!?!?」

雪美「………………ふふっ………」

雪美「………………本日は……ここまで……」ニコッ

桃華「せめてやるならもう少しは頑張ってくださいまし!」

雪美「うん……頑張る………」

仁奈「ファイトでごぜーます!」

雪美「……………難しい………」

仁奈「仁奈にもやらせてくだせー!」

雪美「うん…………」

仁奈「いきますよー!」

仁奈「…………………うーん、全く先に進めねーでごぜーますね」

桃華「立ち止まってはいけませんわ。 時には突き進むことも大事ですの?」

仁奈「???」

桃華「貸してくださいまし」

仁奈「どうぞ!」

桃華「いきますわ!」

仁奈「うぉおおお!! 飛行機がよけていくでごぜーます!」

雪美「すごい…………」

桃華「この櫻井桃華に不可能はありまs……」

仁奈「戦車にやられたでごぜーますね」

桃華「い、今のは手加減ですの。 もう一回ですわ」

雪美「ふふっ…………」

仁奈「桃華もなかなかやる気でごぜーますね」

桃華「あっ、そういえば紗南さんはどうしたのでしょうか」

雪美「帰ってこないね……」

仁奈「仁奈達だけで頑張るでごぜーますよ!」

雪美「うん……がんばろう………」

――――数分後

桃華「あら、もう時間のようね」

仁奈「今日もなかなか楽しかったでごぜーますよ!」

雪美「うん……………」

桃華「あ、紗南さんが帰ってきましたわ」

紗南「みんな本当にごめん!!」

仁奈「どうしやがりましたか?」

紗南「いやぁ、今日こそはみんなに楽しいゲームをさせてあげたいって思っててさ」

紗南「それで中見たらクソゲーでさ、勢いでプロデューサーさんのところに文句言いに行っちゃったよ

仁奈「でも今日は楽しかったですよ!」

桃華「ま、なかなか楽しめましたわ」

雪美「うん……楽しかった………」

紗南「えっ、そうなの……よかった……本当に良かった………」

紗南「そうか……クソゲーでも……みんなでやれば……楽しいんだね……」

紗南「ありがとう……アタシは大切なことに気付かされたよ……」

紗南「テレビの前のみんな! どんなゲームでも友達と遊ぶと楽しいよ!!」

紗南「それじゃぁまた来週!!」

紗南「あっ、ちなみに私はこれからお説教タイムだよ!! この固めからはガーキャンでも抜け出せそうにないね!!」

雪美「またね……」

桃華「ごきげんよう」

仁奈「さよならー!」



その後、紗南はプロデューサーにこってりしぼられクソゲーを提案したプロデューサーはちひろさんはこってりしぼられた。
そして、ニューリトルズはクソゲーチャレンジャーとして紗南の番組に度々出演することになったとさ。
めでたし、めでたし。



終わり

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