吹雪「今年はまさかまさかのヤクルトでしたね」

加賀「…えぇ、そうね」ｽﾞ-ﾝ

吹雪「最下位からの優勝。四連覇は流石に難しかったのかなぁ」

加賀「…えぇ、そうね」ｽﾞ-ﾝ

金剛「ヘーイ加賀、終わったことをいつまでも引っ張るのは良くないデース」

加賀「…12球団最速30勝、本拠地11連勝、前半首位ターン、山崎新人最多セーブ…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

金剛「Oh…これはかなり重症デスね」

吹雪「そう言えば横浜首位でしたよね」

瑞鶴「ま、交流戦で貯金をすべて吐き出す球団に優勝されちゃセ・リーグのメンツがもたないものね」ﾇｯ

吹雪「瑞鶴さん！」

瑞鶴「ふふ…やっと私の時代が来たのよ。一航戦よりも上に立てる時代がね！」

金剛「swallowsは優勝デシタネー」

加賀「…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

吹雪「打線が凄かったですもんね。あと中継ぎと」

瑞鶴「打撃は去年から良かったけど、まさかたった1年であそこまで良くなるとは思わなかったわ。高津コーチには感謝ね」

瑞鶴「それにしても優勝の喜びがこんなに嬉しいものだなんて」

吹雪「ヤクルトが優勝してから瑞鶴さんずっとキラキラしてますもんね」

瑞鶴「まぁね。夏頃まではどこかの誰かさんがずっとキラキラしてような気がするけど」ﾁﾗ

加賀「…」

吹雪「誰もあそこまで落ちるとは思いませんでしたよ。私も今年は横浜Aクラスありそうだなって思いましたもん」

金剛「roller coasterデスネー」

瑞鶴「元の位置に戻ったって言った方が正しいんじゃいかしら？」

吹雪「皆さん今年は何試合観に行ったんですか？」

瑞鶴「私は10よ。しかも1回しか負けてないの。ちゃんと優勝の瞬間も神宮から観てたわよ」

吹雪「サヨナラで胴上げでしたもんね」

瑞鶴「私の応援する雄平が決めたから、昇天するかと思ったわ」

吹雪「あー」

金剛「私も観てましたけど、いいgameデシタ」

瑞鶴「昔の私に高井が外野手になって優勝のサヨナラヒットを打つって言っても信じないと思うわね」

金剛「よくあることデース」

吹雪「ヤクルトが優勝したのも瑞鶴さんが応援に行ったからですね」

瑞鶴「ふふん、瑞鶴には幸運の女神がついてるんだから！」

吹雪「加賀さんは？」

加賀「6回よ」

加賀「3勝3敗だったわ」

瑞鶴「5割ならいい方なんじゃないの？」

加賀「いいえ、負け試合が散々だったから酷いものよ」

瑞鶴「あっそう」

吹雪「ノーヒットでサヨナラ負けの試合ですか？」

加賀「やめて。もう思い出したくもないから」

吹雪「ご、ごめんなさい」

瑞鶴「三上が可哀想だったわよね。バーネットならブチ切れてたところだわ」

金剛「世に珍しい出来事デシタネー」

加賀「はぁ…横浜は守備のミスが多いのよ」

瑞鶴「そこは選手に頑張ってもらうしかないじゃない」

吹雪「まぁでもエラーして欲しい時にエラーしますもんね」

瑞鶴「巨人の守備は割としっかりしてる方よね」

吹雪「阿部さんの一塁守備がぎこちないくらいですかね。時たま三遊間のお2人がポロっとしちゃったり」

瑞鶴「ガチガチに守備のいいチームって少なくなったわよね」

加賀「そうね。一時期の中日のように」

瑞鶴「穴が無かったものね」

吹雪「そうだったんですか？」

瑞鶴「えぇ。内野は全員守備が上手くて外野は全員肩が強い。そこに盤石の投手陣なんだから」

加賀「打力を落として守備を上げた今年のソフトバンクみたいな感じだったわ」

吹雪「ほぇ〜」

瑞鶴「そういう吹雪は何試合行ったの？」

吹雪「私ですか？えーと…」

吹雪「実は、一試合だけでして」

瑞鶴「ホント！？」

吹雪「テレビで観てる方が落ち着いて観られる気がして」

加賀「わからなくもないわね」

金剛「ブッキー！私はthirteen観に行きマシター！」

吹雪「ええっ！？私の通算より多い…」

瑞鶴「ハマったらとことんのタイプだったのね」

金剛「印象に残ったgameはone inningにtwelve点をとった日デスネー」

吹雪「あー、ありましたね」

金剛「ウツミがhomerを連続で打たれてどうなるかと思いましたけど、まさかまさかデース」

吹雪「ゲームのように打ちまくってましたもんね」

金剛「イエース」

加賀「今年東京ドームで異様に強かったわよね。特に阪神戦」

瑞鶴「去年のCSの鬱憤を晴らすかのように勝ってたわね」

吹雪「今年は阪神キラーが増えましたから」

瑞鶴「ポレダとか、何であんなに打てないのかわからなかったわ」

加賀「そうね。取り敢えずランナー出してチョロチョロしてたら自滅するのに」