やよい「ハンディマッサージ機?」 (31)
下ネタ注意
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― 765プロ事務所 ―
小鳥「……」カタカタ
小鳥「――あっ、いけない!」
小鳥「先方へ渡す菓子折り用意しておいてって社長に頼まれていたんだわ!」
小鳥「確か明日の……」
トゥルル トゥルル
小鳥「あーはいはい今出ます! ――はい。こちら765プロダクション」
『チャーシュー麺と餃子1人前。あ、俺の事は声でわかるでしょ? 急いでいつもの所に』
ガチャン!!
小鳥「……」
小鳥「忙しい! 忙し過ぎるッ! そして寂し過ぎるッ!」
小鳥「うぅ……」
小鳥「肩は痛いし腰は痛いし肌は荒れるし……」
小鳥「寂しいし寂しいし寂しいしッ!!」バン! バン!
ガチャ
やよい「ただ今戻りましたー!」
小鳥「やよいちゃぁぁぁぁぁん!!」ガシッ
やよい「――はわぁ!?」
――――――
――――
――
小鳥「ごめんなさい……」
やよい「あぁいえ! ちょっとビックリしただけですから」
小鳥「ここ数日忙しいから少し疲れちゃったのかしら? あはは……」
やよい「……」
小鳥(家へ帰ってもすぐ寝ちゃうし。よ、欲求が溜まっているのかも///)
やよい「あの、私で良ければいつでも甘えていいですよ?」
小鳥「えっ」
やよい「そうだ! 良かったら今から小鳥さんの疲れ、私が癒してあげます!」
小鳥「えぇぇぇ!? そんな、無理しなくていいのよやよいちゃん!」
やよい「無理なんてしてません! 大丈夫です。私に任せて下さい!」ニコッ
やよい「えーと。確か昨日……」ガサガサ
小鳥「……」
やよい「この辺りにしまったはずだけど……」ガサガサ
小鳥(そういえばやよいちゃんって、お姉さん属性も兼ね備えているのよね)
やよい「プロデューサーに使ってもらいたくて私の家から持ってき――あった!」
小鳥(ふふっ。いったいどうやって私のことを癒してくr)
やよい「じゃじゃ~ん!」ニコッ ブブブブブ
小鳥「ストップストップストッッップ!!」ガシッ
やよい「――はわっ!?」
やよい「ど、どうしたんですか小鳥さん?」ブブブブブ
小鳥「なななんでやよいちゃんが電m……ハンディマッサージ機なんて持っているのッ!?」
やよい「ハンディマッサージ機? これのことですか?」ブブブブブ
小鳥「と、とりあえず一旦止めましょうかそれ、ねッ!?」
小鳥(絵面がいろいろと不味いわッ!!)
小鳥「あのねやよいちゃん。その機械はその……」
やよい「?」キョトン
小鳥「おおお大人の女性がい、癒されたいときに使うものであって///」
小鳥「だからやよいちゃんが扱うにはまだ少しはy」
やよい「やっぱりそうだったんですか!」
小鳥「えっ」
やよい「実はこれ、お母さんが使ってたんです」ニコッ
小鳥「へー。お母様が……」
小鳥(――って、えぇぇぇ!?)
やよい「新しく買った物がすごく気持ちいいみたいで」
やよい「まだ使えるのに捨てようとしてたから私が貰ったんです!」
小鳥(どっちッ!? 気持ちいいってどっちの意味なのお母様ッ!?)
やよい「うっうー! やっぱりこれを使えばとっても気持ちよくなれるんですね!」ブブブブブ
小鳥「こ、こんな場所で気持ちよくなっちゃダメよッ!///」
やよい「どうしてですか? 小鳥さんは気持ちよくなりたくないんですか?」ブブブブブ
小鳥「えっ///」ドキッ
小鳥(な、何かしらこの気持ち…///)
やよい「大丈夫です。私、使い方は何となくわかってますから」ブブブブブ
小鳥「いや、そんなダメよ……」
やよい「さぁ、そこのソファーに座ってください」ブブブブブ
小鳥「ま、待ってやよいちゃん……」
やよい「早くしないと他のみんなが戻ってきちゃいますよ?」ブブブブブ
小鳥「じ、実は私そういうの使ったことがないの……」
やよい「私に任せて下さい」ニコッ ブブブブブ
小鳥「お願い優しく……」
ピヨー!!
――――――
――――
――
ガチャ
P「ただ今戻りました」
やよい「――あっ! おかえりなさいプロデューサー!」
P「ただいまやよい……って、あれ?」
P「おかしいな~、竜宮小町はまだ戻って来てないのか。やよいの他に誰もいないのか?」
やよい「いえ、小鳥さんもいますよー」
P「えっ」チラッ
小鳥「…ッッ……っ!」ビクッ ビクッ
P「!?!?!」
小鳥「お願い……止めないで……」
P「ちょ、えぇぇぇ!?///」
小鳥「もっとして……やよいちゃん……」
P「ど、どうしたんですか小鳥さんッ!?」ユサユサ
P(何があったんだァァァ!?///)
小鳥「ぷ、ぷろりゅーさーさん?」ボー
P「そうです! 俺です!」
小鳥「…………えっ!? プロデューサーさんッ!?」バッ
P「よかった! 意識がはっきりと」
小鳥「いやぁぁぁぁぁぁ!!」ドガァッ
P「戻って来たあじゅおklsdgf7!!」
P「いたたたた……」
小鳥(もしかしてプロデューサーさんに今の姿見られたッ!?)
小鳥(そんな……。もう私、私……)
小鳥「お嫁になんていけないわァァァ!!」バッ
P「ま、待って下さい小鳥さん!」
小鳥(ごめんなさいプロデューサーさん。私は汚れてしまったの……)
小鳥(ううん違う。本当は既に汚れていたんだわ……)
小鳥(だってやよいちゃんは……、やよいちゃんは……)
小鳥(本当に〝正しい使い方″をして私を癒してくれただけなんですものッ!!)
小鳥「でも悔しい、感じてしまったのォォォ!!」
ガチャ バタン!!
やよい「はわ~。行っちゃいました」
P「行っちゃいましたっていうか……」
P(完全にイっちゃってましたよね小鳥さんッ!?///)
やよい「小鳥さん、急にどうしたんだろ……」ボソッ
P「な、なぁやよい。小鳥さんに何したんだ?」
やよい「――えっ!? 別に小鳥さんが嫌がるようなことは何も……」
やよい「ただ、小鳥さんが癒されたいって言うから……」
やよい「これを使ってたっぷり気持ちよくさせたくらいです」ブブブブブ
P「 」
P「そそそんないかがわ……珍しい物をいったいどこで手に入れたんだやよいッ!?」
P(こここ小鳥さんの様子から察するにこれはッ!///)
やよい「えへへ/// これはお母さんのお古を貰ったんです!」
P(お母さんのお古ッ!? なんてこったッ!!)
やよい「なんだか最近プロデューサー忙しそうで疲れt」
P(えっ何? 高槻家ではそういうしきたりなのか?)
P(つまり今度はやよいからかすみちゃんへ受け継がれていくのかッ!?)
やよい「だから良かったら、(小鳥さんの)次はプロデューサーが使ってください!」
P(受け継ぐの俺だったァァァ!!)
P「い、いやその! 流石にそんな大切なものを貰うわk」
やよい「プロデューサーはこれ使ったことありますか?」
P「つ、使ったことは……」ボソッ
P(画面越しになら何度も観ているが……)
やよい「良かったら今から私がやり方見せてあげます!」ブブブブブ
P「待て待て待てッ! 大丈夫ッ! 俺、毎回一人で使っているからッ!」
やよい「さすがですプロデューサー!」
P(ナニをどうやって使うって言うんだ俺ェ…)
やよい「あ、でもそれじゃ今から私一人で(プロデューサーにマッサージ)するつもりだったけど……」ボソッ
P「えっ」
やよい「プロデューサーの方が慣れてるみたいだし、お任せした方がいいのかな……」ボソッ
P「ふざけるなッ!!」
やよい「えっ」ビクッ
P「な、なんてこと言うんだやよいッ!? おおお俺は絶対にやらんぞッ!!」
やよい「ど、どうしたんですかプロデューサー?」オロオロ
P「俺はお前のプロデューサーなんだぞッ!? 出来るわけないだろそんなことッ!?」
やよい「えっ? あ、あの。ご、ごめんさなさい私……」
P「俺がやよいにそんな、そんな……」
P(道具責めなんて出来るわけないだろうがァァァ!!)
やよい「うぅ……」
P「た、頼む。泣かないでくれやよい……」
やよい「わ、私はただプロデューサーが喜んでくれると、思って……」
P「こんなことしてもらわなくても俺はやよいが笑顔でいるだけで嬉しいから……」ナデナデ
やよい「ぷ、ぷろりゅーさ~」
P「だからこんな物は必要ない。これは一旦預かっておくから俺に渡してくれないか?」
やよい「……はい」サッ
P「ありがとう、やよい」ニコッ
やよい「ひっぐ……」
P(やれやれ。一時はどうなることかと肝を冷やしたが……)チラッ
P「……」ブブブブブ
P(それにしてもこれ、結構振動強いんだな)
ガチャ
亜美「うあうあ~! 収録押しまくりでめっちゃ疲れたよ~」
伊織「ったく! なんなのよあの番組ディレクター!?」
あずさ「まぁまぁ伊織ちゃん」
律子「どこの業界にもああいう人はいるの。だから気にした方が負けよ?」
P「あっ」 ブブブブブ
やよい「うぅ……ひっぐ……っ…」
伊織律子あずさ「えっ」
亜美「――えっ? なになにどったの?」チラッ
あずさ「あらあらららあらあらあららあらあ」バッ
亜美「うわぁ~! ちょっとあずさお姉ちゃん!? 手で覆われたら見えないよ!?」
やよい「本当にもう…ひっぐ……これで許してくれるんですかぷろりゅーさ~?」
P「!?!?!」
伊織律子あずさ「 」
P「いや違うんだあのこれはつまりその」ブブブブブ
ピポパ
伊織「あーもしもし新堂? 悪いんだけど至急、死体処理班を寄こしてほし……えっ? そうそう。出来れば隠蔽工作員も数人お願い」
P「い、伊織サンッ!?」
あずさ「亜美ちゃん? 今から私と一緒にプリン買いに行きましょう」ニコッ
ガチャ
亜美「うぇ!? ちょ、あずさお姉ちゃん!? いったい中で何があっ」
バタン
P「待ってくれ亜美ッ! あずささぁ~~~んッ!!」
律子「さて、最期に何か言い残しておきたいことはありますか?」ニコッ
P「……」
P「そ、それでもボクはやってない……ッ!」
― バッドコミュニケーション ―
以上です
ありがとうございました
このSSまとめへのコメント
クスリと笑えて面白い
先の展開は予想通りといった感じだが、そこは "お約束" という事でok
しかし、パンチが効いてないから読後は…
(・ω・) はい
というので終わってしまう。これは響イジメとかも、そう
作者的には「いやいや、『はい』じゃないが」と思うと思うが感想としてはそう
やっぱり何かしらのインパクトは欲しいよね
ちなみに、過去作「みんなと同じ」とかの方が内容は面白い
テーマにそって書けてるし、あれを読む限り、作者良いものもってんじゃん。あんな感じの書いた方がいいと思う。勿体ない
書きにくかったら、アイドル設定は取っ払ってもいいんだし
アイドル設定に拘ると作品の幅が狭まるから、キャラが活きてれば問題ない。萌え豚には言いたい様に言わせておけ
話の作り方は上手いから枠に囚われない様に!!
次回作に期待