モバP「契約更改をしよう」 (82)

モバマスSSです。今回は野球ネタです。
前作はアイドル「プロデューサー。早くこっちに来なよ」などがあります。



ちひろ「契約更改って、プロ野球の契約を伸ばすか、打ち切るかってことですよね?それに年俸の折衝もありますよね?」



モバP「はい。ですが、個人面談のようなものです。年俸もないので交渉の仕様がないですよね。他には事務所を良くする要望とかですかね」



ちひろ「最近は、みんな仕事が忙しいから、まともに時間が取れませんでしたね。いいんじゃないですか?お金のこと以外なら大歓迎ですよ」



モバP「じゃあ、早速やりましょう!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444521791

契約更改者 島村卯月



卯月「し、しつれいしまーす」ドキドキ



モバP「おう。とりあえず座ってくれ」



卯月「は、はい…。失礼します…」



モバP「緊張してるのか?」



卯月「は、はい。契約更改って分からなくて、調べたら契約を延長するか。と書いてあったので、私はもしかしたら駄目なのかなあって…」



モバP「ああ…。そのことなんだが、名前だけなんだ。名前はこうだけど、要は一対一の面談だ。卯月の悩みとか、事務所に対する要望を聞きたくてな」



卯月「え?そうなんですか。よかったです…。みんなともう出来ないかと思っちゃって…」



モバP「心配かけてすまなかった。--それで、なにか悩みは無いか?人間関係とか、何でもいいぞ」



卯月「うーん。今のところは特に思い浮かびませんね。凛ちゃんと未央ちゃんともうまく出来ていると思いますし、ちひろさんもプロデューサーさんも優しくしてくれますから」



モバP「そ、そうか…。事務所の要望は何かないか?レッスンルームの設備とか、事務所が汚いとかでもいいぞ」



卯月「うーん。…特にありませんね。事務所は私の部屋よりきれいですし、レッスンルームも特に不便はありませんよ」



モバP「…分かった。今後も、頑張ってくれるよな?」



卯月「もちろんです!島村卯月ガンバリマス!」



※このように、1人1レスで進めていきます。

島村卯月 改善点:特に何もなかった。



ちひろ「どうでしたか?卯月ちゃんとの面談は?」



モバP「特に何もありませんでした。人間関係も良好。要望も特になしです。普通でした」



ちひろ「何言ってるんですか!この場合の普通は満点ですよ!事務所運営も問題なしってことですからね!」



モバP「そうでしたね。何かないかと探ることに一生懸命でしたから。すっかりその視点は抜けてました」



ちひろ「次々やってみましょう!」

契約更改者 本田未央


未央「失礼しまーす!」



モバP「おう。今日も元気が良いな。まあ、座ってくれ」



未央「はいー!それでプロデューサー。契約更改って何やるの?」



モバP「本来は、契約のことについて話すんだが、基本俺は未央にまだまだここでやってもらいたいからこの話は良いだろう」



未央「お、未央ちゃんは必要とされてる?そうだよね。未央ちゃんはNGのリーダーだもんね!」



モP「そうだな」



未央「えー流しちゃうの。もっと話そうよ」



モバP「まあ、それは後だ。まずは本題をかたしてからな」



未央「本題?契約の話じゃないの?」



モバP「今回は一対一の面談だ。例えば人間関係に悩んでるとか。事務所に対しての要望を聞いてるんだ。一対一で話すことなんてそうそうないだろ?」



未央「そっか。そうだよね。うちは結構人数多いもんね。中々、二人っきりで話すことなかったもんね」



モバP「そう言うことだ。それで何か困りごとあるか?」



未央「そうだねー。ねえ。私はこういう性格だけど、周りか悪く言われてないかな?」



モバP「いや。未央の明るい性格を良く言う子はいっぱいいるけど、悪く言う子は俺やちひろさんの耳には入ってこないぞ」



未央「そっか―。よかった。そう言うのが苦手な子も良そうだったから、不安だったんだ。少し肩の荷が下りたよ!」



モバP「そう言ってもらえると、今回やった甲斐があるよ。これからも頑張って行こうな!」



未央「うん!」



本田未央 悩み内容:自分の性格を悪く思っていないか不安だったらしい。

ちひろ「未央ちゃんがそんな悩みを持っていたんですね」



モバP「ちょっと意外でしたね。でも、本人も少し思っていたのかもしれませんね」



ちひろ「いい子ですからね。気配りもできますし、将来良いアイドルになれますね」



モバP「さあ、次は凛だったな!行ってきます」



NEXT契約更改者 渋谷凛

契約更改者 渋谷凛



凛「失礼します。来たよ。プロデューサー」



モバP「おう。わざわざ悪いな。座ってくれ」



凛「うん」


――説明中


モバP「なにか悩みはあるかな?」



凛「契約更改って契約内容の確認も入っているんだよね?私から少しお願いしてもいいかな?」



モバP「ああ。実現できるかは分からないが、まず聞くだけなら」



凛「出来高契約付けてほしいの。例えば、ライヴの収容人数の9割以上入ったらとか、ライブゲストの出演数の回数とかで出来高を付けてほしいの」



モバP「出来高契約…。しかし、金額の問題は俺の一存じゃ…」



凛「出来高でプロデューサーの何かが欲しいの。例えば、ハンカチとか、ボールペンとか」



モバP「え?俺の?普通の買ってやるんじゃなくてか?」



凛「うん。お守りみたいなものが欲しくてね。プロデューサーのなら、私を守ってくれるような気がするから」



モバP「うーん。まあ、それくらいなら良いか」



凛「ありがとう。それじゃ、契約金分の何かちょうだい」



モバP「え?ここでもうかよ!」



凛「そりゃ契約を新たに結んだんだから、サインボーナスがあっても当然だと思うよ」



モバP「分かった。凛はうちのエース格の一人だからな。これを手付け代わりにしてくれ」つボールペン



凛「まあ、悪くないかな。――それじゃ、私全力で頑張るから。付いてきてねプロデューサー」



渋谷凛 契約内容:Pの私物払いの出来高契約を締結

モバP「参ったなあ…」



ちひろ「凛ちゃんの面談どうでしたか?」



モバP「凛に出来高契約を結ばれました…」



ちひろ「え!?お金の支払いはダメだって…」



モバP「いえ。私の私物でいいということで、それを認めました。ライブ集客数とゲストライヴの出演数。メディア露出回数で出来高を私の私物で笑う契約です」



ちひろ「――あーあ。一番面倒な契約を結んじゃった…」



モバP「まあ、私物でいいのならいくらでもあげますよ。それでみんなのやる気が上がるなら安いもんです」



ちひろ「――段々それがエスカレートして、最後は…。いや、それは今は言わないでおこう。それはそれで楽しみですし…」



モバP「さて次は、みちるだったな…」



NEXT契約更改者 大原みちる

みちる「フゴ!フゴフゴフゴ!(こんにちはプロデューサーさん!)」



モバP「おい。パン食べたまま喋るな」



みちる「――ングッ!すいません。緊張してお腹空いちゃいまして…。それで契約更改ですよね」



モバP「契約内容もだが、悩みや事務所への要望は無いか?今回はそれがメインだ」



みちる「事務所の近くにパン屋さんがあるじゃないですか?あそこのパン屋さんあまりおいしくないんですよね」



モバP「うーん。それはパン屋に言ってもらえないか?俺がそのパン屋に働きかけは――」



みちる「出来ますよ!私としてはあそこのパン屋は残ってほしいんです!だからアイドルがたまに接客してお客さんを呼ぶ条件で、私がそこのパン屋で作り方を教えるんです!」



モバP「まあ、大原ベーカリーはみちるがアイドルになる前から評判良かったもんな。それにアイドルが接客するパン屋か…。それは少し面白そうだな!」



みちる「決まりですね!プロデューサー!早速企画をお願いします!私も協力しますよ!」



モバP「よし!早速たたき台を作成するぞ!」



大原みちる 企画内容:アイドルが接客し、パン作りをするパン屋

モバP「やっぱりみちるはパンの話になると別人のように、鋭いですね。おかげで企画が一本出来ましたよ!早速売り込みに――」



ちひろ「ちょっと!みちるちゃんの面談はしてないんですか!」



モバP「あ!そう言えば、やるの忘れてしまいました…。また個別で面談したいと思います」



ちひろ「ちゃんとやってくださいね」



モバP「はい。必ずやります。――さてと、次は友紀ですね。嫌な予感しかしないが、まあ行ってきます」



ちひろ「ちゃんと面談してくださいね!」



今回の契約更改に出てきてほしいアイドルを募集します。数名程度出したいのでよろしくお願いします。モバマス内でお願いします。



NEXT契約更改者 姫川友紀

※ここで募集は閉め切りさせていただきます。たくさんのご意見ありがとうございました。



友紀「失礼しまーす!プロデューサー。今日は契約更改だって?金額出さないと越年も辞さないよ」



モバP「面談だ。人間関係のことや事務所に対する要望はないか?」



友紀「あるある!事務所のテレビにスポーツ専門チャンネル付けて!出来たらG+!」



モバP「何でお前のためだけに付けなきゃいけないんだよ」



友紀「G+は私だけだけど、スポーツ専門チャンネルなら、渚ちゃんや櫂ちゃんだって見れるんじゃない?」



モバP「…まあ、確かにスポーツ好きの子はいるな。それは彼女たちの要望次第だな。出たら考える」



友紀「出なくても考えといてね!私出来たら頑張れるからさ!」



モバP「ただし未成年もいるから事務所内は禁酒な」



友紀「う…。完全禁酒はなし!せめて二本まで…」



モバP「ダメ。お前は瓶で二本だからセーフ。とかいうし、エスカレートしたら、ピッチャーで二本。樽で二本と言い出すアイドルが出かねん」



友紀「…分かったよ。そこまで先読まれちゃ勝てないなー」



モバP「お前、アイドル事務所をなんだと思ってるの?」



友紀「うーんと。応援場所?」



契約更改終了

モバP「相変わらず友紀は友紀だった…」



ちひろ「そこが友紀ちゃんの良い所なんでしょうね。ライヴでもあのキャラで人気を博していますしね」



モバP「スポーツチャンネルの件はどうしましょうか?」



ちひろ「まあ、他の人にも聞いて多かったら入れましょう」



モバP「さてと、次は美優さんですね」



ちひろ「成人組は色々とやってもらってますから、フォローしっかりお願いしますね」



モバP「そうですね。それじゃ行ってきます」



NEXT契約更改者 三船美優

美優「し、失礼します…」



モバP「美優さん!なんですかその紙束の山は!?持ちますよ!」



美優「あ、ありがとうございます…。助かりました…」ドサッ



モバP「どうしたんですか。この紙束は…」



美優「えっとですね。契約更改と聞いて、お爺ちゃんが私の出演したライヴからテレビ、ラジオの全てをレジュメにして送って下さったんです」



モバP「それにしてもすごい量ですね…。1ページに1本…。じゃない」



美優「はい。お爺ちゃんが『孫の危機に立ちあがらず、いつ立つんじゃ!』って躍起になってくれまして。…すいません」



モバP「いえ…。これはこちらで預かっていいですか?今後の参考にしたいので」



美優「え…。はい。重いので、終わったら一緒に運びましょうね…」



モバP「分かりました。――それでは本題ですが」ガシッ



美優「Pさん。私はもうおしまいでしょうか?」



モバP「いえ…。今回は…ちょっと何で手を掴んでるんですか!」



美優「私はアイドルの為に、自分の殻を破って難しいお仕事をこなしてきました…。それでも何かプロデューサーさんの満足いく結果が得られませんでしたか?」



モバP「いえ…。今回はそう言うことではなくてですね…」



美優「教えてください…。私のどこが…。何がいけないのでしょうか?私はもうここでしか生きていけないのです…。あなたに捨てられたら…私はもう…」



モバP「だから!今回はそう言うことじゃないんです!面談です!」



美優「そう言って、私を自由契約にする口実を見つけようと…」



モバP「分かりました!じゃあ、おじいさんのレジュメを見て、研究しましょう!」



三船美優 研究内容:出演したものの反省・改善点探し

モバP・美優「よっと…。」ドサッ



ちひろ「何ですか!?この紙束の山は!?古紙回収の日はまだですよ!」



モバP「これは美優さんのおじいさんが美優さんの出演したすべての記録です。良かった点、悪かった点から。ダンスの腕の振り方まで細かく記されてあります」



ちひろ「え!?おじいさんはなにかのスカウティングスタッフですか!?これ全部美優さんの…」



美優「は、はい…。お恥ずかしいです…」



ちひろ「これだけあると、美優さんの今後の改善はバッチリですね」



モバP「ええ。しっかりしましたので、今後の方針も決まりました。私の方からおじいさんに感謝しないと!」



美優「頼もしいです。プロデューサーさん。これからもよろしくお願いしますね」ニコッ



モバP「任せてください!もうあなたを泣かせませんから!」



ちひろ「あ?あんた、もう泣かせないって、アイドル泣かせたんですか!?」



美優「ちひろさん!それは私が誤解して――」



ちひろ「成敗!」――しばらくお待ちください。ただ今、画像が乱れております



モバP「さ、さて…。次の契約更改は…」



美優「大丈夫ですか?あまり無理しない方が…」ペタペタ



ちひろ「次は亜子ちゃんです」



モバP「確実にアカンやん!」



NEXT契約更改者 土屋亜子

亜子「入るでー。Pさん」



モバP「おお!?なんだ亜子!その恰好は?どこのチンピラみたいな風体に、そのサングラスは…」



亜子「契約更改と言ったら、中村ノリさんやろ。それに――」



――しばらくお待ちください


モバP「さて、始めようか。服は誰に借りた?」



亜子「ちひろさんやで。気合入れていきたい!言うたら、この服を貸してくれたんや」



モバP「はあ。まあいいか。それで今回の面談なんだけど」



亜子「Pさん。アタシたちをもっとライヴやメディアへ露出させてーや」



モバP「もちろんだ。手塩に育てたアイドルだからな。これからどんどん忙しくさせるぞ」



亜子「頼もしいわ。土屋亜子・ニューウェーブのブランドをココだけで終わらせたくないもんね」



モバP「…そうだな。この事務所だけで終わらせるつもりもないぞ」



亜子「せやろ!もしそうなったときのお給料もたっぷり色付けてなPさん!」



モバP「そうだな…。誠意を見せられるよう努力するよ」



亜子「Pさん。この場での誠意は言葉やないで、金額やで」



モバP「…亜子?」



亜子「いっぱい頑張って、金額が上がるって実績作らな、後輩たちに夢を与えられへんやん」



モバP「…」



亜子「それにシンデレラガールズ受賞したら、一体うひひひ…」



土屋亜子 報告内容:野望は銭闘。成人するまでは両親と契約更改

モバP「」



ちひろ「お疲れ様です。随分やられた表情してますよ」



モバP「あなたと、亜子だけとは絶対お金の話はしません」



ちひろ「ム…。それじゃ私も銭闘民族みたいじゃないですか」



モバP「みたいじゃなくて、立派な銭闘民族です!」



ちひろ「あ?スタドリもエナドリも欲しい。Pさん。この紙に判押そうね」ニッコリ



モバP「やっぱり民族じゃないですか!」



ちひろ「これさえあれば24時間戦えます!一方的な要求じゃないですから!」



モバP「そう言って、毎週毎週買わせる方法はダメです!」



ちひろ「嫁が出ても24時間戦えますか?戦えませんよね?じゃあ、嫁に備えて買いましょう。買いますよね」ニッコリ



モバP「か、買います…」



NEXT契約更改者 双葉杏

モバP「さてと、なんだ杏珍しく早い――」



うさぎ「『ふたばあんずのだいりにん』」



モバP「杏はどこにいるぅー!」バーン



ちひろ「女子寮で寝ていると報告がありますよ」



モバP「そこでやってきます!」



ちひろ「変なことしないでくださいね!」

改めて 契約更改者 双葉杏



モバP「おら!杏!アジな真似しやがって、出てこい!ここにいるのは分かってるぞ!」ドンドン



杏「うるさいな~。――ゲ…。プロデューサー…」



モバP「『だいりにん』は帰ったぞ。約束をだいりにんに任せるなんていい身分だな」ニッコリ



杏「杏の要望は週休8日。印税は30%。目標金額到達したら即引退。これは譲れないよ」



モバP「悪いが全却下。物理法則歪めてどうする。印税は俺が決めるんじゃなくて、もっと上の方と話し合いの場を設けるから、そこに参加しろ。即引退もその時に話し合え」



杏「だから、代理人に――」



モバP「お前の代理人は持ってきたからきちんと可愛がってくれよ。御主人様の所を離れて一人ぼっちで寂しそうだったぞ」



杏「プロデューサー。そうやって杏がいなくて、本当恋しかったんじゃないの?」



モバP「おう。恋しかった。お前じゃなくうさぎさんだったから余計にな。――で、お前がもっとやる気を出せるように少しこっちから出来高を付けてやろうと思ってる」



杏「で、出来高契約だって!話を聞こうじゃないか」



モバP「お前にライヴと事務所のみんなで歌うアルバム製作がある。これを一定以上売上たら、臨時ボーナスをやろう。どうだ?」



杏「条件は?」



モバP「ライヴは会場の収容人数の75%以上のチケット売上。ホール規模だから1500売れれば達成だな。アルバムは10万枚。ちなみに前回は発売後3か月で8万枚だった。同期間で10万だ」



杏「かなり難しいね。でも、それが達成できたらさぞかしすごいんでしょ?」



モバP「おう。そりゃ、今は寮だがいい部屋になるし世話人も付く。お前にとっては悪くないんじゃないかな。もちろんこれは上もOK出てるから。決定事項だ」



杏「分かったよ…。そこまで言われたらやらない方がもったいないね。休みが減るのは惜しいけど、少しでも早く引退するためだもんね」



モバP「じゃあ、契約成立だな」ニヤリ



双葉杏 契約内容:Pと出来高契約(きらりんルームできらりと共同生活)を締結。

ちひろ「大丈夫でしたか?」



モバP「ええ。二度手間になりましたが、無事に出来高契約を結びましたよ」



ちひろ「ああ。例のライヴとCDのですね。無事に締結で来たんですね」



モバP「ええ。使用人付の部屋に引っ越しさせると言って、OKしましたよ」



ちひろ「きらりちゃんの部屋にお引越しさせるだけじゃないですか。それは言ってないんですか?」



モバP「言ったら、絶対にやりたくないと言いますからね。かといって罰にするのはきらりに失礼ですからね」



ちひろ「当たり前です!きらりちゃんを何だと思ってるんですか!」



モバP「杏は自分の生活すら面倒くさい。きらりは杏の、可愛い子のと一緒にいたい。利害は一致してるから問題ないですよね」



ちひろ「まあ、私も賛成したのでこれ以上は強く言えませんが…」



モバP「さあ、次は晴ですね」



ちひろ「多分、分かっていると思いますが…」



モバP「そこのところは分かってます。では行ってきます」



NEXT契約更改者 結城晴

晴「プロデューサー。入るぞー」ガチャ



モバP「おう。座ってくれ」



晴「それでなんだ?契約何とかって。全く分けわかんねーんだけど」



モバP「契約更改っていうのは、晴との契約の見直しをするってことだ。でも、今回はお前の悩みを聞くのがメインだな」



晴「俺さ。可愛い衣装ばっかり着せられてもう嫌なんだけど」



モバP「うーん。俺もカッコいい衣装を頼んでいるんだが、晴の中性的な見た目はむしろかわいい方が映えるんだよな」



晴「これ以上!俺は恥ずかしい思いはしたくないんだよ!だから、俺の要求が通らないなら辞める!親父の強い要求なんて知ったこっちゃねえ!」



モバP「ま、待ってくれ!それは困る!お前も人気が出てきて、穴が開くと事務所が立ちいかなくなる!」



晴「知るかよ!それでダメになる事務所ならダメになっちまえ!」



モバP「晴!お前が今辞めてしまったら、他の子たちが悲しむ…」



晴「うっ…。でも!あいつらは俺より可愛いから、可愛い衣装似合うから大丈夫だろ…」



モバP「一緒に仕事したほたるはものすごくショックだろうな…。せっかく、自分に自信が出たというのに、晴が辞めるって知ったら、ショックを受けるだろうな…」



晴「」



モバP「それに、ありすや巴、理沙あたりも悲しむんじゃないかな?一緒に目指す仲間がいなくなるのは、相当きついんだぞ…。晴がいなくなったショックで皆、辞めちゃうかも…」



晴「分かったよ!――くそ!」



モバP「ありがとう晴。お前の決断でみんな喜ぶぞ」



晴「今度こそ、かっこいい衣装の仕事よこせよ!」



モバP「今度の仕事はメイド服なんだが…」



晴「辞めるぞ!」



結城晴 人事内容:辞意を示すも、Pの説得により留意?

モバP「晴は辞めたがっていましたが、何とか思い留まらせました」



ちひろ「プロデューサーさん。晴ちゃんのためにもカッコいい衣装のお仕事持ってきてあげてくださいよ。サッカーのやつだけですよ。前回は着物、今回はメイド服。そろそろ我慢も限界だと…」



モバP「分かってはいますが、中性的な面持ちの晴は事務所の中でも稀有な存在。しかも同年代ではいない存在ですからね」



ちひろ「そうですね。晴ちゃん以外にあいさん。真奈美さんくらいですからね。でも、他の二人はカッコいい系は多いんですが…」



モバP「あの二人よりもロングヘアだからです。男らしい出で立ちでいて、それでいて女性的なロングヘア。可愛い衣装を着せたくなりますよね」



ちひろ「…少し、いやかなり、プロデューサーさんのことを危険だと思っちゃいました」



モバP「仕事上の話だけですからね!それ以上はありませんから!」



NEXT契約更改者 依田芳乃

モバP「次は芳乃だが…」



芳乃「そなた―。呼びましたかー?」ニュッ



モバP「うお!どこから現われた!?」



芳乃「わたしはそなたと共にありましてー。そなたの行くところ、芳乃ありですー」



モバP「そうか…。それで契約の更改の話なのだが…」



芳乃「アニメの視聴率はいかがでしてー?」



モバP「ん?ああ、中々好調のようだ。日本全国のプロデューサーたちが頑張ってくれたようだ」



芳乃「ほーほー。そうでしたかー」



モバP「それがどうかしたのか?微笑んでいるように見えるが?」



芳乃「こちらの話でしてー。それでお話はなんでしてー?」



モバP「そうだったな。芳乃は何か人間関係や事務所で何か悩みは無いか?」



芳乃「悩みは特にないのでしてー」



モバP「そうか。芳乃は最近ここに来たから少し不安だったが、安心したぞ」



芳乃「ここの事務所の皆はとても善き人で助かっておりますゆえー」



モバP「それなら良い。――後、少し関係ないかもしれないが、テレビアニメの時に変な法螺貝の音が聞こえるという話を聞くんだが、何か関係あるのかな?俺はその時間は見れないから分からないんだが…」



芳乃「そなたー。私は帰るのでしてー」



モバP「おお。気を付けてな」



芳乃「そなたも早く帰るのでしてー」スッ



モバP「うーん。やっぱり掲示板発の変な噂だろうな…。――あれ?あいつドアから出て行ったか?ドアの閉まる音、聞えなかった気が…」



依田芳乃 調査結果:知らぬが仏でしてー。


モバP「…戻りました」



ちひろ「プロデューサーさん。お疲れ様です。どうしたんですか?変な顔をして」



モバP「いえ、芳乃って不思議な子だなーって思っていたんです」



ちひろ「今に始まったことじゃないでしょう…。芳乃ちゃんは特に悩みはありませんでしたか?」



モバP「はい。『みんな善き人でしてー』と言っていました」



ちひろ「そうですか。――次で今日最後ですね」



モバP「なんかどっと疲れた気がします」



ちひろ「痛くもない腹を探られたからですね」



モバP「ちひろさんの腹は黒すぎて見えませんし、探れませんよ」



ちひろ「なにをー!」



LAST 高垣楓

モバP「さてと…最後は楓さんだな」ガチャ



楓「プロデューサーさん。お待ちしていました」



モバP「楓さん。すいません遅れてしまいました」



楓「良いんですよ。私はこれをプロデューサーさんと一緒に飲みたかったんです」つ一升瓶



モバP「…お気持ちだけで。まだ仕事が残っていますので…」



楓「そう言えば、今日は契約についてのお話でしたね」



モバP「はい。――とは言っても、悩みや事務所に対しての要望を聞くと言った面談ですけど」



楓「そうでしたか。私の方は特に悩みや要望は無いんですが――」グビッ



楓「一つだけ、プロデューサーさんにおねがいがあります」



モバP「私が出来ることであれば」



楓「プロデューサーさんとお酒が飲みたいです」



モバP「個人的には凄く歓迎したいのですが、仕事の進捗や地方周りもありますし、スキャンダルはまずいので…」



楓「…それではライヴの打ち上げはどうでしょうか?ライヴの夜なら普通に飲んでも慰労会だから問題ないのでは?」



モバP「それでなら問題ありません。連日のライヴでは出来ませんが、最終日の夜なら喜んで」



楓「嬉しいです。では――」つおちょこ



モバP「なんですか?これは?お酒はダメだって言ったでしょ?」



楓「さいん、ぼーなすです。これをプロデューサーさんも飲んで契約成立です」



モバP「分かりましたよ。――っく。これでいいですか?」



楓「はい!これからもよろしくお願いします」ペコリ



モバP「こちらこそ…。――おね――ま」バタリ

楓「プロデューサーさん?」ユサユサ



楓「」ニヤリ



楓「タイヘンー。プロデューサーさんがねむっちゃたあー。これは大変だから連れて帰らないとー(棒)」



楓「さあ。プロデューサーさん。帰りましょう」



高垣楓 契約内容:最終日のライヴ後の慰労会付の出来高→???



楓「1日だけの慰労会だなんて物足りません。24時間365日慰労会を送りましょう。プロデューサーさん」



高垣楓 契約内容:プロデューサーと契約?



おしまい

以上で完結です。リクエスト頂いた方ありがとうございました。書いていただいて出せなかった方、申し訳ありません。


予想以上に好評で、リクエストも多かったのは個人的にビックリです。もしかしたら続編もあるかもしれません(?)


では、また会う日まで。

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