貴音「誕生日おめでとう。響」 (26)
10月1日
貴音「あなた様、相談したいことがあるのですが…」
P「どうした?深刻そうだな」
貴音「10月10日、みんなのすけじゅうるの調節をお願いしたいのですが…」
P「…響の誕生日だな?」
貴音「!?…お見通し、ですね」
P「心配しなくても調整済みだよ。仕事の都合で全員揃うのは20時頃になると思うが…」
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貴音「…!ありがとうございます!」
P「なに、みんな響のことが大好きなんだ。当然だよ」
貴音「…そうですね」
P「…どうした?急に元気なくなったけど…」
貴音「い、いえ。なんでもありません」
P「?喜んでもらえるといいな」
貴音「はい。それでは失礼します」
貴音「(…みんな響のことが大好き。当然ですね。響は明るくてきらきらしていて…とても可愛くて)」
貴音「(響も事務所のみんなのことが大好きです。みんなで祝ったほうが喜んでくれますよね…)」
貴音「…それでも、私からのお祝いに一番喜んでもらいたいですね…」ボソ
次の日
真「え?響の誕生日プレゼント?」
貴音「はい。参考までにどのようなものを贈るのか伺おうと思い…」
真「僕はダンスウェアにしたよ!響はダンスが得意で僕のライバルだ!一緒に上達していきたいしね!」
貴音「…一緒に?」
真「え?うん。そりゃあ事務所の仲間だし…」
貴音「そ、そうですね!し失礼しました!」
真「?珍しいね。貴音がそんなに慌てるなんて」
貴音「あ、慌ててなどいませんよ。それでは失礼します」
真「どうしたんだろ…?」
その次の日
貴音「やよいは響の誕生日に何を贈るのですか?」
やよい「えーと、私はあまりお金が無いので手作りにしました!」
貴音「手作り?一体何を…」
やよい「手編みのマフラーです!響さんみたく裁縫は上手くないですけど頑張って作ってます!これから寒くなりますしぴったりです!」
貴音「なるほど…」
やよい「貴音さんは何を贈るんですか?」
貴音「私はまだ…」
やよい「そうですか…」
貴音「一体何を渡せば喜んでもらえるのか、悩んでまして…」
やよい「悩む必要なんてないですよ!」
貴音「それはどういう?」
やよい「プレゼントは気持ちです!貴音さんが響さんに喜んでもらいたいと思って渡せばきっと大丈夫ですよ!」
貴音「気持ち、ですか」
やよい「はい!2人ともすごく仲良しだけどもーっと仲良くなれますよ!」
貴音「もっと仲良く…!」
やよい「そうです!」
貴音「…ありがとうございます、やよい」
やよい「いえ!一緒にお祝いしましょうね!」
貴音「もちろんです。それでは」
貴音「(決めました、誕生日ぷれぜんと!)」
貴音「早速春香に相談ですね…!」
その次の日
響「おはようございまーす!」
貴音「それでは、今日の夜に…」
春香「はい!大丈夫ですよ!」
響「なになにー?何の話?」
貴音「!?ひ、響には関係ありません!」
響「え!?」グサ
貴音「ええと、ではなくて、その…ごめんなさい!」ダッ
響「…じ、自分何か悪いことしたかな…」
春香「違うよ、響ちゃん」
響「?」
春香「ふふ。今はまだ聞かないであげてね」
響「でも…」
春香「大丈夫!貴音さんは響ちゃんのこと大好きだよ!」
響「なっ…!///」
春香「それじゃ、お仕事行ってくるね!」
響「う、うん。頑張って…」
響「(うう…気になるぞ…)」
その次の日
貴音春香「ゴニョゴニョ」
響「うう…」チラ
P「おい響、そろそろ現場向かうぞ」
響「わわ!もう驚かさないでよプロデューサー!」
P「俺はさっきからいただろ…」
響「もう!バカ!」
P「当たるな当たるな。気になるんだろあの2人が」
響「う…」
P「心配すんな。てかお前気づかないのか?」
響「なにが?」
P「(誕生日近いのに鈍感だな…)」
響「バカにしてる顔してる」
P「やっぱりそう見える?」
響「うがー!もう!」
P「冗談だって。ほい、仕事行くぞー」
響「はーい…」
貴音「…」ウズウズ
春香「(妬いちゃってる貴音さん可愛い)」
10月10日
ワイワイガヤガヤ
小鳥「はーい、そろそろ響ちゃんとプロデューサーさんが来るわよー!」
亜美「よーし!必殺ダブルクラッカーいくよ真美!」
真美「ラジャー!」
あずさ「あらあら~。はしゃぎすぎちゃだめよ?」
伊織「まったく、いつまで待たせるのよ!」
雪歩「あ、お茶の準備しときますねー」
千早「ジュースがあるからいいんじゃないかしら?」
美希「Zzz」
律子「美希!いい加減起きなさい!もう来ちゃうわよ!」
ワイワイギャーギャー
貴音「…」ドキドキ
春香「大丈夫ですよ。絶対喜んでもらえます!」
貴音「は、はい…!」
ガチャ
響「ただいまー…」
「「「誕生日おめでとー!」」」ダブルクラッカーパンパーン
響「え…?」
「おめでとう響!」
「早く、こっちこっち!」
「おめでとー!」
ワイワイ
響「うう、みんなありがとー!」ウル
春香「よーし、じゃあ先にみんなプレゼント渡しちゃおう!」
美希「でも、こういうのって先にケーキじゃないの?」
真「あ、起きてる」
春香「いいからいいから!じゃあみんな、プレゼント出してー!」
美希「?はーい」
春香「はい、響ちゃん!誕生日おめでとう!」
響「ありがとう!開けてもいい?」
春香「いいよー!」
「どうぞー!」
「はい!誕生日おめでとう!」
「おめでとう!」
…
春香「…あとは貴音さんだけだね」
貴音「はい…」
響「貴音…?」
春香「大丈夫。自信持って」
響「…?」
貴音「ひ、響。誕生日おめでとうございます。これ…」ゴソ
響「ありがとう!開けてもいい?」
貴音「ど、どうぞ…」
響「なにかなー。結構大きいなー」
貴音「…」ドキドキ
響「…!ケーキだ!貴音が作ったの!?」
貴音「春香に手伝ってもらいましたが…」
春香「秘密にしててごめんね、響ちゃん」
貴音「その、響にはよく手料理をごちそうになっているので、私も響に食べてもらいたくて…。あまり綺麗ではありませんけど…」
響「そんなことないぞ!すごく上手で可愛いぞ!」
貴音「ほ、本当ですか?」
響「うん!ありがとう貴音!」ダキ
貴音「…!喜んでもらえて嬉しいです」ギュー
あずさ「あらあら~」
伊織「もう!イチャイチャするなら外でやりなさいよ!」
響「えへへ~。それじゃ、一緒に食べよう貴音!」
貴音「しかし、それは響へのぷれぜんとなので私は…」
響「食べるの我慢してたんでしょ?」
貴音「うぅ…」ドキッ
響「ほらー!」
貴音「響にはなんでもお見通しですね」クス
響「当たり前でしょ!自分、貴音の一番の親友だからな!」ニコ
貴音「一番…?」
響「うん!」
貴音「…ありがとう、響」ウル
響「わわ!どうしたの?ありがとうは自分のセリフさー!」
貴音「…響」
響「なーに?」
貴音「不束者ですが、これからもよろしくお願い致します」
響「え!?プロポーズみたいになってない!?」
ワーワー
P「お前らもう結婚しろ!」
おしまい
以上です。
響誕生日おめでとう!
貴音と末永く仲良くね!
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