貴音「はむ…」

やよ「…」もっきゅもっきゅ


貴音「やはり一年分ともなると、なかなか減りませんね」

やよ「うー」ｳﾙｳﾙ（でも捨てたくありません）

貴音「ご安心を、そんなことは決してさせませんよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

貴音「こあみ、こまみ」ﾊﾟﾁﾝｯ

こあみ「とかー」ｼｭﾀｯ

こまみ「ちー」ｼｭﾀｯ

貴音「今日はごはんはこれです」

こあみ「とかとかー」

こまみ「ちー」ﾆﾔｯ

貴音「なりません。食べ物で遊ぶことは許しません」

こあみ「とかー…」（はーい…）

こまみ「ちー…」（いただきまーす…）

やよ「……」もっきゅもっきゅ

貴音「…はむ」

こあみ「とかー」もっきゅもっきゅ

こまみ「ちー」もっきゅもっきゅ

こあみ「とかー」（もうお腹いっぱいです）

こまみ「ちー」（苦しいです）

貴音「そうですね…　四人でも辛いものがありますね」


貴音「仕方ありません。やよ、誰か暇そうな人を連れてくるのです」

やよ「うっうー」捜索開始

やよ「うっうー」捜索終了

みうらさん「あらー」（ここはどこかしら？）

貴音「みうらさん、ここに食パンが余っています故、食べていってください」

みうらさん「あらー」（はーい、いただきます）

みうらさん「……」もっきゅもっきゅ

みうらさん「あらー」ﾊﾟｱｱ

貴音「……にへらー」

貴音「は！？　な、なんでもありません！」

みうらさん「あらー？」

みうらさん「あらー…」（ごちそうさまでした）

貴音「まだ減りませんね、後は如何いたしましょうか…」

みうらさん「あらー」

貴音「手を叩け、ですか？」ﾊﾟﾝｯ

ﾋｭｯ

貴音「なるほど…　それで誰かを連れてくると」

貴音「やよ、やよももう一度お願いできますか？」

やよ「うっうー」ﾀｯ

みうらさん「あらー」ｼｭﾀｯ

ゆきぽ「ぽえ？」

貴音「ゆきぽ、ようこそいらっしゃいました。どうぞこの食パンを食べてください」

ゆきぽ「ぽえー」

貴音「ふふ、たくさん食べてください」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ゆきぽ「ぽえー」にへら

やよ「うっうー」ﾀｯ

ちひゃー「くっ？」

貴音「ちひゃーもようこそいらっしゃいました。さ、この食パンをどうぞ」

ちひゃー「くっ？」

ちひゃー「くんくん…」

ちひゃー「……」つんつん

貴音「毒は入れておりませんのでご安心を」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ちひゃー「くっ！」喜びのポーズ

ゆきぽ「ぽえー…」（ごちそうさまでした）

ちひゃー「くっ…」（お腹いっぱい食べました）


ちびき「だぞ？」
いぬ美「……」のっそのっそ

ゆきぽ「ぽ！？」

ちびき「だ、だぞ！」（い、いぬ美さん、もう大丈夫なので帰ってください！）

いぬ美「……」こくり

いぬ美「……」のっそのっそ

ゆきぽ「ぽ、ぽえー」

ちびき「ないさー！」

貴音「ちびきではありませんか。お散歩中ですか？」

ちびき「だぞ、だぞ！」

貴音「そうですか。よろしければおやつにどうぞ」

ちびき「ないさー！」

ちびき「……」むしゃむしゃ

ちびき「だぞ…」（お腹いっぱいです）

貴音「かなり減ってきましたね、これでしたら事務所へ持っていきましょうか」

やよ「うっうー」（手伝います）

ちびき「だぞ、だぞ！」（心配いりません）

ちびき「……ふぁぁぁ」大あくび

ヤマタノオロチ「……キシャー！」

貴音「ふふ、よろしくお願いします」

　事務所

ぴよぴよ「ぴよ？」

貴音「おはようございます」ｶﾞﾁｬ

ぴよぴよ「ぴよっ」

ちっちゃん「めっ」

貴音「頑張ってるお二人に食パンのプレゼントです」

ぴよぴよ「ぴよっ！」

ちっちゃん「めっ…」

貴音「え？　それはこの前の水泳大会の景品ではないかと？」

貴音「しかし、本人から食べきれないと話がありまして…」

やよ「うっうー」（一緒に食べてください）

貴音「このようにやよも申しております。どうかお気にせず」

ちっちゃん「めっ…　めっ！」（じゃあ…　いただきます）

ぴよぴよ「……」もっきゅもっきゅ

ちっちゃん「……」むしゃむしゃ

たかにゃ「しじょ！？」

やよ「うっうー」

貴音「たかにゃ、あなたも食パンをどうぞ」

たかにゃ「しじょしじょしじょ……　しじょ！」　『空腹』

貴音「ええ、たくさん食べてください」

ちっちゃん「めっ…」（食べました）

ぴよぴよ「ぴよっ…」（ごちそうさまでした）

たかにゃ「……」むしゃむしゃ

たかにゃ「しじょしじょしじょ…　しじょ！」『おかわり』

貴音「はい、どうぞ」

あふぅ「ナーノー」

貴音「あふぅ、食パンはいかがですか？」

あふぅ「ナノー…」

あふぅ「……」もっきゅもっきゅ

あふぅ「ナノ…」ｺﾃﾝ

あふぅ「……zzz」

貴音「やはり食パンよりおにぎりがお好きですか」

貴音「ふむ、だいぶ減ってまいりました。まだ食べていないのは…」

まこちー「まきょ？」

貴音「まこちー、真は一緒ではないのですか？」

まこちー「まきょ、まっきょ」

貴音「そうですか…　もしよろしければ、食パンを食べませんか？」

まこちー「やー！」（いただきます）

貴音「しかしあまり食べさせて太らせると何を言われるか…」

まこちー「……」もっきゅもっきゅ

まこちー「まきょー」にへら

貴音「……ささ、どんどんお食べください！」

まこちー「やー！ やー！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

はるかさん「かっか！」

貴音「はるかさん、食パンを……」

はるかさん「もちゅー」

貴音「ああ、幸せの極み……」

貴音「は、いけません！　はるかさん、離してください」

はるかさん「ヴぁーい」

貴音「はるかさん、おやつに食パンを食べませんか？」

はるかさん「かっか！　かっか！」

貴音「ふふ、たくさん食べてくださいね」

はるかさん「……」もっきゅもっきゅ

はるかさん「かっか！」

たかにゃ「しじょしじょしじょ…　しじょ！」 『満足』

まこちー「まきょ…」ﾄﾞｼｰﾝ

はるかさん「はるかっか！」

貴音「そうですか。残りは…」

やよ「うっうー」ｸｲｸｲ

貴音「やよ、いかがいたしました？」

やよ「うー」

貴音「なんと、食パンがなくなってしまいました」

やよ「うっうー」（ありがとうございました）

貴音「私からも皆にお礼を…　おや？」

ぷち達「……zzz」

貴音「……ふふ」

貴音「やよ、私たちもお昼寝しましょうか」

やよ「うっうー」（そうですね）

貴音「では……」

小鳥「ただいまー。　あら？」

一同「……zzz」

小鳥「ふふ、みんな貴音ちゃんを囲って寝てる」


小鳥「じゃあみんなが寝てる内におやつを作ろうかしら♪」

小鳥「今日のおやつは、食パンの砂糖揚げよ。ふふ」


　おわり

起伏もないようなSSになってしまいました。
絵本のような話。そんなものを目指したつもりです。

ここまで見ていただいて、ありがとうございました。